2019年11月18日 (月)

SPEC 次世代プリメイン『 RSA-M88 』の《 リアルサウンド 》に迫る!!

こんにちは、ハイエンドオーディオ担当の "あさやん" です。
本日は、オリジナリティ溢れる、PWM方式Dクラスにアナログ電源を搭載した、SPECの次世代プリメインアンプ『 RSA-M88 』の《 リアルサウンド 》に迫ります。


■ SPEC(スペック)について
本題に入る前に、まずは《 リアルサウンド 》のメーカーである『 SPEC 』の生い立ちとメーカーとしての考え方から…。

SPECは2010年1月6日、元パイオニアの石見 周三氏(元パイオニアマーケティング 取締役営業本部長)によって設立されました。来年(2020年)に創業10周年を迎える若いメーカーです。

石見氏を含め、SPECのメンバーは全員パイオニア出身で、彼らは良い意味でパイオニアのDNAを持っていることが自分たちの強みだとしています。創業当時からパイオニアの音とは違う次元で、自分たちの思うリアルな音を求めて、マニアの世界ではなく音楽を真に楽しめるオーディオを作りたいとの思いがあったといいます。

当初から《 リアルサウンド 》を目指し、それは長く聴いても聴き疲れしない、小さな音でも低域を含めて実在感があり、大きな音でもうるさく感じない、そんな音《 自然界で聴く音 》だったのです。

どうすればリアルなサウンドのアンプを作ることができるのか?

SPECのメンバーが選択したのが、アナログアンプにデジタルのチップを搭載したPWM(パルス幅変調)という増幅方式で、今も同社のアンプの根幹を成しています。

PWM回路によるDクラス増幅とは、入力されたアナログ信号を搬送波に乗せることでパルス化した上で増幅し、最終的にローパスフィルターで搬送波を除去して、通常のアナログ増幅より高効率で大出力を得ることができる増幅方式です。

ただ、PWM方式は効率は良いものの音はイマイチ、というのが当時の常識でした。しかし、同社はPWM方式に賭けたのだといいます。

PWM方式のアンプで最も重要なのは、終段に使うローパスフィルターのコンデンサーであるとの考えから、良質なオイルコンデンサーとマイカコンデンサーを発見し、第一作目の「RSA-F1」に搭載し、発売に至ったのでした。

製品投入当初は、デジタルアンプというだけで拒絶反応を起こすユーザーも多かったそうです。しかし、最近では実際に音を聴いて、その《 リアルサウンド 》の魅力を理解してくれるオーディオ&音楽ファンが増えてきたのだといいます。

同社は、既存の高級ブランドとは違う、国内での立ち位置を目指しているそうです。

SPECは、現在では世界36カ国に取引先があり、特にイタリア・ポーランド・フィンランド・フランス・オランダ・オーストラリアなどが好調だそうで、アメリカ・タイ・台湾・インドネシア・韓国では安定的に動いているとのことです。それほどに、海外では注目されているブランドなのです。

SPECのアンプは、その電源構成によって2系統に分けられます。一つは前述の「RSA-F1」から続く、伝統的なアナログ電源回路を搭載したモデル。もう一つは、現代的なスイッチング電源回路を搭載した「RSA-888」から始まるモデルです。

前者は、アナログらしい味わい深い落ち着いたサウンドであるのに対し、後者は、切れ味の良い若々しいサウンドを狙っているといいます。

また、SPECのアンプの外見上の最大の特長は、筐体にスプルース(米唐檜:ベイトウヒ)という木材を使っていることです。

発熱のあるアンプには、超高級機を除いて木材は余り使われていませんが、そこは発熱のないPWM方式ならではなのです。

スプルースはピアノの響板やバイオリンなどにも使われ、低域を減衰させず、高域の不要共振を減衰させるという独特の性質があるそうです。

SPECではアナログ電源のモデルには底面に使用し、スイッチング電源のモデルは側面に脚部を兼ねる形で使っています。これによってPWM方式ながら、温かみのあるリアルなサウンドを引き出すことができているのです。

同社は言います『 SPECの音は自然な音、決してその軸はぶれません 』と。

スピーカーとスピーカーの間に鎮座して聴くオーディオではなくて、リラックスして自由に聴け、移動しながらでも同じバランスで聴こえるアンプ。それが出来るのはアンプの力が強く、音を制御できるからだともしています。

■ 次世代プリメインアンプ『 RSA-M88 』とは
SPEC『 RSA-M88 』は、DクラスにRコア電源トランスを用いたアナログ電源を搭載し、SPEC独自技術を投入した次世代アンプです。

アンプのパワー段には、使い慣れた米International Rectifier(IR)製デバイスを用いた、ドライブ能力の高いPWMスイッチング方式を採用しています。いわゆる、PWM方式Dクラスにアナログ電源を搭載したアンプです。

3極管真空管アンプの中高域の繊細さに、半導体のウーファーを制御する駆動力の高さを兼ね備えた動特性を実現したとしています。

こちらも定石通り、ベースシャーシにはスプルース(オーストラリア産の積層ソリッド材)を、インシュレーターには今や貴重となった北海道産イタヤカエデを採用しています。これらの材料と構造によって筐体の振動特性をコントロールすることで、楽器のような自然な響きを目指しているとしています。

本機の最大の「肝」ともいえるところが、このクラスの同社製品としては初めて電源部に、音質評価の高いコンデンサー《 響一(ヒビキイチ) 》を採用し、オイルコンデンサーとの相乗効果もあって、余韻の美しさと力強さを両立させたチューニングをしているのです。なお。《 響一 》はニチコンとの共同開発です。

一方、ノイズ対策は各ブロックにシールドを施すとともに、シャーシの内側に同社の上級機同様、ECM(電波吸収塗料)コーティングを施し、有害な外部からの電磁波を吸収することで、中高域の透明度の高い音楽再生を目指しています。ちなみに、ECMはステルス戦闘機の塗装にも使用されています。

そしてもう一つの特長は、《 リアルサウンド 》を提唱するSPECの「ピュア・ダイレクトシステム」です。

これは従来のプリメインアンプでは、ソース信号を音量調節してからパワーアンプに送り込んでいました。これではパワーアンプはゲインが高いため、ソース信号をかなり絞る必要がありました。これではどうしても微小な信号が失われてしまいます。

これに対しSPECのアンプは、パワー段の直前にアナログ電子アッテネーターを置いて、ソース信号を減少させずにパワー段で音量調整しています。この「ピュア・ダイレクトシステム」は、伝送時のレベルが大きい方が微小信号の欠落が少ないという考えに基づたものです。

そして本機のデザインは、セレクタースイッチとボリュームを大型の同形として左右対称の高級感のあるものとなっています。特に、セレクターとボリュームノブの周囲を後ろから淡く光らせており、照明を落とした場合には落ち着きのある電球色で、贅沢な気分にもさせてくれます。

入力はライン専用(XLR×2、RCA×3)で、レベル固定のパワーアンプモードにも設定が可能です。スピーカー端子は1系統のみ、最大出力は120W×2(4Ω)と十分です。本体にはリモコン機能はありませんが、別売の専用リモコン受信機とリモコンユニット(RSR-1)で音量調整が可能になります。

■ さて、サウンドは?
私は、過去に聴いたSPEC製品のサウンドはいずれもクセが少なく、素直で透明度の高いサウンドというイメージを持っていました。

しかし、『 RSA-M88 』は少し違いがありました。厚みのある良質の真空管アンプにも通じる滑らかなサウンドなのです。また、真空管では叶わないS/Nの良さとスピード感を合わせ持っており、音楽を大いに楽しませてくれました。

もちろん従来機同様、ヌケの良い響きの豊かさは健在で、私にはSPECアンプに新たな魅力が加わったと感じました。

特に女声ボーカルの柔らかさ豊潤さは格別でした。サウンド全体の肌触りの良さや豊かな響き、アナログ的で適度な中低域の厚み、しっかりした音像は新しい時代の音を感じさせてくれました。

音源の100%をパワーアンプに入れて、100%のままで聴く。それがSPECのいう『 ピュアダイレクト 』です。「製作者の意図や思いをすべて聴く人に伝える。」それがSPECが、自社を単なるアンプメーカーではなく、《 リアルサウンド 》のメーカーだという所以です。
(あさやん)

2019年11月11日 (月)

MADE IN JAPANへのこだわり『 KRIPTON KX-0.5P 』の魅力とは

こんにちは、ハイエンドオーディオ担当の "あさやん" です。

日本のオーディオを知り尽くしたレジェンドが送る、メイド・イン・ジャパンへのこだわり。本日は、KRIPTONのブックシェルフ型スピーカー『 KX-0.5P 』の魅力に迫ります。


■ KRIPTONのスピーカー設計者:渡邉 勝氏
2017年10月の発売以来、国産ブックシェルフとしては異例のヒットを続けているKRIPTON「KX-0.5(ポイントファイブ)」に、新たにピアノフィニッシュの『 KX-0.5P 』が加わりました。今回は、仕上げを含め、再チューニングが施された『 KX-0.5P 』に迫ります。

KRIPTONのスピーカー設計者は、言わずと知れた渡邉 勝氏です。このコラムでは何度もご紹介していますが、過去に在籍したビクターを含め、数々の傑作を世に送り出してきた、日本オーディオ界のレジェンド(伝説)ともいえるマイスター(巨匠)です。

渡邉氏の業績のほんの一部をご紹介しますと、ビクターで「SX-3」以降のSXシリーズなど、数々の銘機を開発し、KRIPTONに移籍してからも、その第一作目「KX-3」以来、全てが渡邉氏の手によるものです。

以後「KX-5」「KX-1」、そしてフラッグシップ「KX-1000P」など、マイナーチェンジを重ねてきています。

渡邉氏の作品は、いずれもメイド・イン・ジャパンらしい緻密な感性に支えられた音質と仕上げで、今やスピーカー市場を席巻した感のある海外製スピーカーの中にあっても、一際光る存在であり続けているのです。

私は、日本のスピーカーの歴史を作ってきた立役者こそ、ダイヤトーンの佐伯 多聞氏と、KRIPTONの渡邉 勝氏のお二人だと思います。この二人の存在が、1970年代以降の日本のオーディオ界の発展を牽引したといっても過言ではありません。

■ KRIPTON『 KX-0.5P 』の魅力とは
オリジナルの「KX-0.5」からの変更点は以下の2点です。
1. オリジナルが、スモークユーカリの自然材の突き板に、ポリウレタン仕上げしたものであったのに対し、『 KX-0.5P 』は針葉樹系高密度パーチクルボードとMDF(リアボード)の高剛性密閉型としており、エンクロージャーの6面全てに「高級ピアノ塗装(ポリエステル塗装)」を施しています。この表面硬度の高さにより不要な振動を抑え、上級機「KX-5P」の美しい響きとヌケの良さを踏襲できたとしています。

2. オリジナルが、全ての内部配線材に定評のある「ベルデン製スピーカーケーブル」を採用していたのに対し、その後発売された上級機「KX-3Spirit」で、高域の音質の良さを引き出すべく新たに開発された、マグネシウムケーブル(単線)にPC-Triple Cの撚り線を巻つけたケーブルに変更されています。
そして、オリジナルから踏襲したKRIPTONスピーカーの魅力は次のようなものです。

まずは、これまでのKRIPTONスピーカーの共通した仕様として、
1. 「クルトミューラーコーン」ウーファー
2. 「ピュアシルクソフトドーム」ツィーター
3. 「自然材の突き板鏡面仕上げ」エンクロージャー
4. 「かしめ方式」の高品位デバイディングネットワーク
5. 「天然ウール」吸音材
の5つがあり、そして、
6. KRIPTON高級機には、全てのユニットに希少金属である「アルニコ・マグネット」が採用されています。


しかし、「KX-0.5」『 KX-0.5P 』の前には《 価格の制約 》という壁が立ちはだかりました。

勿論、KRIPTONスピーカーの従来からのアイデンティティでもある「2ウェイ密閉型」は踏襲しながらも、「クルトミューラーコーン」「ピュアシルクソフトドーム」「アルニコ・マグネット」は使うことはできませんでした。

そこでウーファーは、同社としては過去最も小さい140mmCPP(カーボンポリプロピレン:軽くて高剛性)コーンを採用した上で、fo(低域共振周波数)は50Hzを確保しています。ポリプロピレンは元々小口径向きの振動板素材で、それにカーボンを加えることで剛性も確保できたとのです。

マグネットにもさすがにアルニコは使えず、「KX-1」同様フェライトマグネットではあるものの、そこはアルニコの魅力を知り尽くした渡邉氏の執念で、アルニコライクな音色を実現できたとしています。

ボイスコイルは無酸素銅エッジワイズ(角柱)線を4層巻として線積率を上げ、駆動力を重視して、高能率でトランジェントの良い低域を実現しています。このウーファーユニットにより小型スピーカーシステムとは思えないダイナミックな低音と、アルニコ的な特性を持たせた磁気回路を採用することで、極めて歪みの少ない、ボケのないクリアな低音を実現できたのです。

また、KRIPTONはハイレゾブームの火付け役でもあり、ツィーターの高域伸張には並々ならぬチャレンジ精神を感じます。「KX-0.5」『 KX-0.5P 』のツィーターは、35mmピュアシルク・リングダイヤフラム型に砲弾型のイコライザーを付けたタイプを採用。ハイレゾ音源に十分対応できる50kHzまでの超高域再生と、シルク振動板による透明度が高く、音楽性豊かなサウンドを両立させています。

そして、エンクロージャーの内部で本機のパフォーマンスを支えているのが、高品位で低損失なデバイディングネットワークです。歪みを抑えるため、直径1.2mmの低抵抗コイルによる空芯コイル、ケースに封入しピッチ材で振動を抑えた低損失メタライズドフィルムコンデンサーなどの高音質素子を採用しています。

ウーファーとツィーターのインピーダンスを合わせた「インピーダンスマッチング型」デバイディングネットワークには、音質を重視し厳選した部品を使用、素子間の結線はハンダフリーのお馴染み「かしめ方式」としています。これらの素子は、度重なる試聴を繰り返した上で決定され、優れたスピーカーユニットの音を極限まで引き出しているのです。

そして、密閉型エンクロージャーの内部には「天然ウール吸音材」を使用して低域を制動し、理論通り《 ピュアな奥深い低音 》が実現できたのです。KRIPTONは、密閉型の吸音材にはウールの低密度フェルトを使い、制動特性を調整し、トランジェントの良い豊かで伸びやかな低音再生を目指しています。

■ さて、『 KX-0.5P 』の音質は
私の「KX-0.5」試聴記 には『 コンパクトな高級機 』とも言えるとして、
  • 全帯域にわたって音離れが良く、ヌケが抜群に良い
  • 大きさから想像するより、遙かにスケールが大きい
  • 立ち上がりが良く、弾むようなサウンドで、鳴りっぷりが非常に良い
  • ボーカルが実物大で、口元が非常に小さい
  • 低域に詰まった所が全くなく、高域には想像以上の伸びがある
  • 弦楽器が非常に艶やかで、「渡邉ビューティー」を感じる・・などなど
と絶賛したのですが、この評価がどうなるか興味津々で『 KX-0.5P 』を試聴しました。

『 KX-0.5P 』の解像度は明らかにオリジナルを上回っており、高域がさらにクリアでヌケが良くなったお陰で、全帯域のバランスが良くなり、高域が伸びて(f特的には同じ)聴こえました。これはツィーターの内部配線ケーブルによる改善(余計な音を出さない)の効果だと確信しました。

更にピアノフィニッシュとすることで実現した、艶やかさや清涼感は日本人の感性にもピッタリだと感じました。

完成度が一段と高まった『 KX-0.5P 』ですが、オリジナル同様、日本のオーディオ界のレジェンド渡邉氏の『 長いキャリアによる職人技の成果 』だと、改めて納得させられました。

私の本音は、海外製一辺倒ではなく、『 今こそ国産スピーカーを見直す時期にきているのでは... 』との思いです。

※新製品『 KX-5PX 』(10月下旬発売)が発表されました。後日、取り上げる予定です。
(あさやん)

2019年10月14日 (月)

遂に発売日決定! YAMAHAレコードプレーヤー『 GT-5000 』予約受付開始!!

ハイエンドオーディオ担当の "あさやん" です。
YAMAHAのフラッグシップである《5000シリーズ》のレコードプレーヤー『 GT-5000 』。発売が遅れに遅れて、発表(2017年9月)から実に丸2年。遂に発売日が決定し、予約の受け付けが始まりました。それでは『 GT-5000 』を詳しく見てまいりましょう。

■  "GT" を冠するプレーヤー

YAMAHAの "GT" を冠したプレーヤーは、1982年発売の「GT-2000」を皮切りに、83年の「GT-1000」、85年「GT-750」と限定生産の「GT-2000X」と続きました。因みに1982年はCDの登場年でもあり、当時はオーディオが最高に盛り上がった時代でした。

この "GT" シリーズは、マニア心を大いにくすぐる曖昧さのないリジッドな作り、大型ターンテーブル、本格的トーンアームなど信頼性の高いプレーヤーで、いずれも大ヒットしました。しかしCDが本格的に普及していく中で、1991年の限定生産品を最後に次第に店頭から姿を消していったのでした。

そして近年のアナログブームに呼応する形で、《5000シリーズ》に相応しい内容のプレーヤーの開発が始まったのです。しかしそこには予想以上に多くの困難を克服する必要があり、結局当初の発売予定から2年近くもかかってしまったのでした。それ程に構成部品の調達には困難を極め、本機のための新たな設計箇所が大幅に増えてしまったようです。


■ 『 GT-5000 』のデザイン・仕様

『 GT-5000 』の外観は、往時の「GT-2000」を彷彿とさせる、懐かしさと信頼性が同居した実に完成度の高いデザインです。サイズは「GT-2000」などとほぼ同じで、546W×223H×411Dmmで最近のプレーヤーとしては超大型です。寸法は勿論、重さ・素材(パーティクルボード)とも「GT-2000」とほぼ同じなのは、その寸法や重量配分、素材が音質的に最善であるとの考え方から、少しも変える必要がなかったからだとしています。

『 GT-5000 』が踏襲した《GT思想》は、音の本質をオーソドックスかつシンプルに、基本に忠実に追求する「GT-2000」で初めて提唱したYAMAHA伝統の設計コンセプトです。Gigantic&Tremendous(=途方もなく巨大な)の言葉が示す通り、音質的に必要な部分の巨大重量化と不必要な部分の大胆な省略を設計の基本に置いています。

「GT-2000」などのモデルが、いずれも当時主流だったダイレクトドライブ(DD)でしたが、本機では近年高級機や海外製品では常識でもある、滑らかな回転を狙ったベルトドライブを採用しています。モーターにはサーボを持たない24極2相ACシンクロナスモーターを搭載し、交流電源にはクォーツで生成された正確な正弦波を用いています。

ダイレクトドライブはスペックこそ優れていますが、ターンテーブル直下にモーターを置くため、どうしても振動を拾いやすく、正確な回転のためにはサーボ回路が不可欠なことから、コギング現象(僅かな回転ムラ)はどうしても避けられません。一方、ベルトドライブではモーターの回転をベルトを介して伝えるため、振動を吸収でき、コギングのない滑らかな回転が得られ、またサーボ電流による音質への影響も回避できます。

ターンテーブルは過去の製品と違い、ベルトドライブのため二重構造をとっており、ベルトを掛けるインナーターンテーブルは直径:143mmの真鍮製で2.0kg、メインのターンテーブルは直径:350mmアルミ製で5.2kgあります。異種金属の組み合わせで固有振動を回避しているようです。外縁部を肉厚にした結果、慣性モーメントは実に0.92t・cm²にも達しています。また、ターンテーブルシートはフェルトとシリコンゴムの2種類が付属しています。

そして『 GT-5000 』のコンセプトで、私が最も注目したのは以下の2点です。


■ 注目点その1:シンプル&ストレートを極めた《ピュアストレート・トーンアーム》

かつてオーディオ評論家の故 江川三郎氏が考案し、2016年FIDELIXが「0 SideForce」として蘇らせた、独自設計の「ピュアストレート・トーンアーム」を搭載しています。

オフセット角を持たさずカートリッジから支点まで一直線に配置されています。これはオフセット角によるトラッキングエラーの発生より、超ショートアームにすることでの優れた重量的・力学的バランスにより、インサイドフォースキャンセラーのないシンプルな構造にしたことのメリットの方を重視した結果といいます。ヘッドシェルは交換可能で汎用性が高まっています。

アームパイプはテーパーがかかった銅メッキアルミの表面を、銀メッキカーボンファイバーで覆った2重構造で、高剛性・低共振とノイズシールド効果を両立させています。微小信号を扱う内部配線には、定評のあるPC-Triple Cを使うことで情報量の多さを狙っています。


■ 注目点その2:特許機器「Wind Bell」社との共同開発《三次元バネ構造のインシュレーター》

Joshin webショップでも大好評のWind Bellの「スプリングコイル+特殊制振材+3次元特殊支持構造」によるフローティング方式のインシュレーターを採用しています。これにより低音域の有害振動はカットして、高音域の有益な振動をより効果的に活かすという、オーディオ機器、特にプレーヤーにとっての理想的なインシュレーターです。

また搭載質量には関係なく、低い水平方向の共振周波数(7Hz以下)を持ち、一定に保つことが可能だとしています。これにより、プレーヤーのモーターが水平方向の加振源となる振動によって、置き台や床面の振動が引き起こされることがなければ混変調歪が発生せず、有害振動の防止と音質向上に効果的だとしています。

その他の主な特長は、後部の音声出力端子に、通常のRCA音声端子に加えてフォノカートリッジ出力をバランス音声のまま取り出せるXLRバランス出力端子を装備しています。これにより同社のプリアンプ「C-5000」、パワーアンプ「M-5000」と組み合わせることで、カートリッジ ⇒ スピーカー出力間の完全バランス伝送が可能となります。

また、後部の専用端子に接続して使用するストロボライトとストロボスコープが付属しています。大径ターンテーブルに食い込む形で配置された円柱状の突起は、ディスクに針を下ろす際に掌がプラッター外周に触れることを防ぐフィンガーレストで、ここには±1.5%の範囲で回転数を微調整できるピッチコントロールノブもビルトインされています。

そしてキャビネットは、YAMAHA伝統の樺天然木黒色塗装仕上げを採用したブラック(B)と、YAMAHAならではのグランドピアノと同等の黒鏡面ピアノフィニッシュを採用したピアノブラック(BP)が用意されています。


■ 完全バランス伝送で試聴しました

音質は『 GT-5000 』→「C-5000」→「M-5000」→「NS-5000」の完全バランス伝送で確認しました。



クラシックではその圧倒的なリアル感、吹っ切れ感、そしてS/Nの良さから来るクリアネスと情報量の多さ、質感の豊かさに感動しました。ホールの隅々まで見通せる様な澄み切った空気感は、デジタル・アナログを問わず過去に経験のないレベルのものでした。

ジャズサウンドでは、録音スタジオに飛び込んだ様な生々しさ、ストレートに突き抜ける伸びやかさに感動しました。ミュージシャンの立ち位置が正確に表現され、グルーブ感もひしひしと伝わって来たのです。非常にフレッシュで音の立ち上がりがリアルでした。

そしてボーカルに至っては、中央にすっくと立ち、感情豊かに歌う様が目に見えるようでした。女声ボーカルは優しく滑らかに、男声ボーカルは厚みのある豊かな声が響きました。そのリアル感、吹っ切れ感、そして空気感に感動以上の、ある種恐ろしささえ感じました。

これは過去のアナログとは異質、ある意味、最上のデジタルを超越した《超アナログ》の世界です。回顧趣味とは別次元の《超アナログ》を『 GT-5000 』で実現できます。

(あさやん)


2019年10月11日 (金)

ESOTERIC 一体型SACD/CDプレーヤー『 Grandioso K1X 』の究極度とは?

こんにちは、ハイエンドオーディオ担当の "あさやん" です。
本日は、究極のトランスポート「VRDS-ATLAS」を搭載した、ESOTERICの一体型SACD/CDプレーヤー『 Grandioso K1X 』の究極度に迫ります!!


■ Grandiosoとは
今やハイエンドオーディオの世界では、日本を、いや世界を代表するブランドの一角を占めるESOTERIC。中でもGrandioso(グランディオーソ)は、同社の最高峰機器に付ける称号で、同社がもつ究極のテクノロジーやノウハウを投入して、2013年(平成25年)の10月にデビューしたのです。

「すべての英知が結実し、新たなる頂きへ。グランディオーソと言う名の新たなるフラッグシップ登場。」という決意の基、せかず慌てず、あくまでマイペースで、納得いくまで製品を練りに練って、年に1アイテム程度のペースで投入されてきました。

最初の作品は、SACD/CDトランスポート「Grandioso P1」、モノラルDAC「Grandioso D1」、そしてモノラルパワーの「Grandioso M1」でした。続いて、翌年2014年にプリアンプ「Grandioso C1」、2015年のステレオパワーアンプ「Grandioso S1」、2016年のクロックジェネレーター「Grandioso G1」、同年10月にはGrandioso初の一体型SACD/CDプレーヤー「Grandioso K1」、インテグレーテッドアンプ「Grandioso F1」と続きました。

そして今年(2019年)の3月、衝撃をもって迎えられ、まだ記憶に新しいSACD/CDトランスポート「Grandioso P1X」、モノラルDAC「Grandioso D1X」として大きく飛躍を遂げ、世界最高峰のセパレートプレーヤーとして登場したのでした。価格も、誰もが驚いた1000万円を越す、超々弩級でした。

半年前に登場したこの4筐体のセパレートSACD/CDプレーヤー「Grandioso P1X/D1X」に搭載された、ESOTERICの独自技術であるドライブメカ「VRDS-ATLAS」と、ディスクリートDAC「Master Sound DAC」を1つの筐体に組み込み、一体型SACD/CDプレーヤーの究極を目指して完成させたのが、今回ご紹介します『 Grandioso K1X 』なのです。

このように、わずか半年で一体型『 Grandioso K1X 』を完成させたのは、おそらく同時進行で開発を進めていたからだと推測されます。それでは、その『 Grandioso K1X 』の《 究・極・度 》を、前作「Grandioso K1」と比較しながら見てまいりましょう。(以下、Grandioso省略)

■ ドライブメカ「VRDS-ATLAS」


前作「K1」のVRDS-NEOから変更された「VRDS-ATLAS」は、先行発売されたSACD/CDトランスポート「P1X」で初めて採用されたメカで、ESOTERICとしては16年ぶりに新設計したVRDSメカです。

VRDSは、ディスクを同径のターンテーブルに確実にクランプして回転させ、ディスク自身の回転振動やメカニズムの不要振動を徹底して排除し、ディスクの反りも矯正します。これらにより、光ピックアップ精度を大幅に向上させ、サーボ電流を極小化することで、読み取りエラーの大幅な減少により優れた音質を実現しています。

「VRDS-ATLAS」ではさらに、NEOに比べ27%の重量増(メカ部 6.6kg、ベース部含め 13.5kg)とし、VRDS史上最高の剛性と重量で、音質に影響を及ぼすあらゆる振動を減衰したのです。SS400スティール製の大型筐体、ジュラルミン製ターンテーブル、新設計のスティールボールによる点接触のスラスト軸受けを採用するなど摩擦や回転ノイズを極限まで抑える設計で、これは「P1X」とほぼ同等とのことです。

また、VRDS史上最も静かなメカを実現できたのは、メカニズム全体を低重心化し、ターンテーブル駆動用モーターも従来のブリッジ最上部からターンテーブルの下側に移動したことです。さらに、トレーのくり抜きを最小限したり、振動吸収エラストマー樹脂製ストッパーでトレー収納時の共振を防止するなど徹底した結果です。

■ ディスクリートDAC「Master Sound Discrete DAC」


DACデバイスは前作で採用した旭化成エレクトロニクス社のAK4497ではなく、完全自社設計のDACで、先行の「D1X」と同一構成でディスクリートで組み上げられています。さすがに、4筐体の「P1X/D1X」と同じ規模の回路は物理的に不可能なことから、コンデンサーなど一部のパーツを変更し、パーツの配列を「D1X」の放射状から横一列に変更されています。

クロックドライバーやロジック回路、コンデンサー等々、チャンネルあたり32エレメントでの構成は継承するとともに、マルチビットDACで最も重要で音質を左右する抵抗素子は「D1X」と同一部品を採用したとしています。そして、デジタル基板を挟んで左右対称配置とすることで、信号経路を最短化しています。

さらに、独自開発の64bit/512Fs対応のΔΣモジュレーターを搭載し、DSD:22.5MHzやPCM:768kHzの再生にも対応しているのです。DSDもPCMも最適に再生するために、ディスクリートDAC専用のデジタル処理のアルゴリズムには、これも独自に設計したFPGA(電子制御機能を変更できる半導体)を使っているとしています。そのDAC基板は病院のオペ室と同レベルのクリーンルームで製造されているそうです。

■ その他の仕様
D/Aコンバーターは左右チャンネルで電源トランスを独立させ、合計で4つの独立トロイダル電源トランスを搭載。電源レギュレーターはディスクリート構成の「ローフィードバックDCレギュレーター」を採用して強化されています。また、通常のオーディオ用電解コンデンサーに比べて、驚異的な大容量のスーパーキャパシター「EDLC」を、合計76本(2,050,000μF=2.05F)も搭載しています。メカの低重心化やディスクリートDACとの相乗効果で、さらに瞬発力やエネルギー感の向上が図れたとしています。

出力は、アナログはRCAとXLRが各1系統、デジタルはRCAとXLRが各1系統装備されています。デジタル入力は、RCA同軸、光TOS、USB-Bが各1系統装備されています。クロックは前作から改良されていますが、ESOTERIC製品では常識の10MHzの外部クロック入力(BNC)も装備されています。

そして、今後必須になるであろう「MQA」にも対応しており、USBでのフルデコードは勿論、「MQA-CD」にも対応しています(後日アップデート予定)。また、将来的に想定している、さらなるグレードアップのための外部電源用の専用端子がリアパネル下部に2個装備されています。

■ 前作との音の違いをESOTERICの担当者にお聞きしました。
最も大きな違いは、全域にわたる解像度と密度感の向上で、特に低域の伸びと厚みは圧巻だといいます。それには、「VRDS-ATLAS」の搭載と低重心化による振動対策が大きく貢献しているようです。さらに、DACのディスクリート化が鮮度の高さや粒立ちの良さ、エネルギー感の向上にも繋がっているとしています。

そして、ここぞという所での瞬発力も明らかに向上しているといいます。これには電源部の強化が寄与しており、前述の外部電源の追加でどうなるのか今から楽しみだともいいます。また、余韻の再現性や開放的な低音は、ただ筐体を強化しただけではなく、「P1X/D1X」同様、トップパネルをネジで締め付けないセミフローティング構造としていることに起因しているのだともしています。

■ 最後に
ESOTERIC『 Grandioso K1X 』は、「Grandioso P1X/D1X」のコンセプトをそのままに、一体型として完成させたフラッグシップSACD/CDプレーヤーで、その内容を知れば知るほど、まさしく【 究極のデジタルプレーヤー 】だと納得させられました。
(あさやん)

2019年10月 7日 (月)

DENON次世代フラッグシップ『 SX1 LIMITED EDITION 』 満を持して登場!!

ハイエンドオーディオ担当の "あさやん" です。
DENONのフラッグシップ、プリメインアンプ「PMA-SX1」とCD/SACDプレーヤー「DCD-SX1」が、5年ぶりにモデルチェンジします。いずれも型番に "Limited" を冠し、『 PMA-SX1 LIMITED 』『 DCD-SX1 LIMITED 』となり、満を持しての登場です。しかし、その開発の道のりは長く大変なもので、単なるマイナーチェンジとは明らかに一線を画するものです。


■ 4年もの歳月をかけてじっくりと開発された『 SX1 LIMITED EDITION 』

その原器といえる「Model X」の開発を始めたのが4年前だといいます。これは通常の数倍にもなる開発期間で、しかも「Model X」の更に原器である「PMA-SX1」「DCD-SX1」がすでに存在したにも関わらずです。

そもそも「Model X」は発売の予定がなく、同社の音の基準となるリファレンスアンプとして開発していたのですが、そのあまりの音の良さから「発売すべき」との声が社内から挙がったのだそうです。

通常の製品開発手法では、まず開発期間を設け、仕様やパーツコストなどを、競合他社を含めて、クラスで最良となるよう工夫しながら開発していきます。しかし、今回の "Limited" は違いました。開発期間やパーツコストの制限を設けず、同社技術者の経験、技術、そして感性を注いでじっくり開発したのです。現に、前作から部品交換した箇所は、いずれも400箇所以上に上るのだといいます。

その400箇所も、部品を再吟味しただけでなく、必要な部品は新たに作り直したり、コンデンサーや抵抗などは、それぞれの音色は勿論、その組み合わせによる変化も吟味しつつカット&トライを繰り返したといいます。通常製品のように、ある段階での妥協は一切しなかったのだといいます。それが常識はずれの開発期間、4年もの歳月となったのです。

更に電気回路の見直しだけに留まらず、機構面は勿論、インシュレーターなどにもわたったのです。インシュレーターやトップパネルには両機とも、超々ジュラルミン "A7075" が採用されました。音の粒立ちや高域の見通し、スケール感の向上に貢献したとしています。
※A7075は、アルミに亜鉛とマグネシウムが添加された合金で、非常に硬度が高く、高級自転車のフレームや航空機のボディに使われています。

それでは『 SX1 LIMITED EDITION 』の2機種を詳しく見てまいりましょう。


■ プリメインアンプ『 PMA-SX1 LIMITED 』

前作の、もともとシンプルだった外観から、パネルのレタリングを少なくし、更にあっさりしたデザインとなっています。入力はアナログのみで、RCA:5系統、XLR:1系統(3番HOT/2番HOT切替)に加え、MM、MCのフォノ入力が1系統ずつ装備されています。更にホームシアターとのフロントSPの共用に便利な、EXT.PRE:1系統や、RCA出力:1系統を備えています。



内部中央下のプリアンプ部は、全ての主要なコンデンサーと、基板自体も前作から変更したといいます。中央上のパワーアンプ部は約80%のコンデンサーを、左奥のボリュームなどの制御基板は約50%、右奥の入力回路やフォノ回路部は約90%の主要なコンデンサーを変更したのだといいます。その数は実に37種に及ぶそうです。

それらのコンデンサーはその殆どがカスタムコンデンサーで、用いる素材の指定、スリーブの素材やその有無、加熱工程の温度指定、プレス工程の圧力などに、様々な経験とノウハウが注入されているといいます。このようにコンデンサーにこだわるのは、電解コンデンサーによって、空気感や色彩感の再現性に違いがあることを重視した結果だそうです。

また前作では動作の安定性を確保するため、保険的なニュアンスで使われていたパーツを、あえて音質には良くないとの考えで削減。更には音質向上のためとして使われていたものも、必要性を再吟味した上で10箇所ものパーツを削減したのだそうです。

回路的には前作から大きな変更はないとしています。それは裏を返せば、前作の完成度の高さだともいえます。全段バランス構成で、BTL接続することで高いスピーカードライブ力を得ています。この結果ドライブ電流がグラウンド回路に流れ込まず電位が安定するため、ノイズや回路間の干渉も低減され、正確に増幅されるのです。

そしてDENONアンプの最大のアドバンテージでもある "UHC-MOS" FETによるシングルプッシュプルのシンプルな構成も勿論継承しています。通常パワーアンプでは、多数の素子を並列駆動することで大出力を得ようとしていますが、DENONは「POA-S1(1996年)」の開発以来、1ペアの "UHC-MOS" という最小限の増幅素子とすることで「繊細さと力強さ」を両立できたのです。

勿論、名器「DL-103」を擁するDENONだけに、フォノイコライザーにも手抜かりはありません。MC/MMそれぞれ専用の入力端子を備え、「DL-103」などの中~高インピーダンスと、オルトフォンを代表とする2~10Ωの低インピーダンスのMCカートリッジに切替えで対応したMCヘッドアンプに、これも同社の「PRA-2000(1979年)」以来伝統のCR型イコライザーを搭載しています。イコライザー回路はPHONO入力時のみ電源が入る仕様です。


■ CD/SACDプレーヤー『 DCD-SX1 LIMITED 』

本機もアンプ同様、シンプルなデザインを追求。アナログ出力はRCAとXLRが各1系統。デジタル出力はRCA同軸とTOS光各1系統。デジタル入力はRCA同軸とTOS光各1系統。USB入力はUSB-BとUSB-Aが各1系統装備されています。



アンプの『 PMA-SX1 LIMITED 』同様、本機も4年もの開発期間を要しており、パーツを一から吟味し直し、カット&トライを繰り返し、結局変更したパーツ400超、37種のカスタムコンデンサーの大量投入に至ったのです。妥協を許さないその姿勢には感服します。

デジタル回路は、突き詰めれば突き詰める程、ドライブメカの機械振動により敏感になってしまう傾向があります。結果、独自設計の高精度メカ自体をよりリジットにしての低重心化や、メカを支えるアルミ砂型鋳造ベースにより振動を劇的に遮断できたことから、安定した読み取りが得られ、ピックアップ・サーボへの負担やエラー訂正などのデジタル回路への負荷が軽減できたのです。

DACチップは前作同様バーブラウンの32bit型 "PCM-1795" 。信号処理についても前作を継承して、 "アドバンスドAL32プロセッシング" により、本来のアナログ波形を理想的な補間処理で再現。更にD/Aコンバーターの直近にクロックモジュールを配置する "HDマスター・クロック・デザイン" を採用してD/A変換の精度を高めています。また最新の超低位相ノイズの水晶発振器を採用したことで、ジッターを10dBも低減できたとしています。

D/AコンバーターはL/R専用でフルバランス構成。信号ラインが最短になるミニマム・シグナル・パス。デジ/アナ専用アルミ砂型鋳物ベースの電源トランス。アンプでも採用している振動抑止構造 "ダイレクト・メカニカル・グラウンド・コンストラクション" を本機も採用。電源トランスはもとよりディスク回転に伴う内部振動、スピーカーの音圧による外部からの振動にも対処。振動を効果的にグラウンドへ逃がす構造をとっています。

CDプレーヤーにとって今や必須となったUSB-DACも装備。DSDは5.6Mz、PCMは192kHz/24bitと、あえて欲張った設計は採らず、PCM入力時は "Advanced AL32 Processing" によりハイビット&ハイサンプリング化されます。

勿論クロックも、本機のクロックを使用するアシンクロナス転送としています。USB-BにはPCからの高周波ノイズをカットする高速デジタルアイソレーターを搭載しており、リアパネルにはUSBメモリ用のUSB-Aも装備してます。


■ 最後に

アンプ・プレーヤーともに外観には殆ど変化はないのですが、ここまで使用パーツを変更したことで、全く別モノといえる程の製品になっています。

裏を返せば前作でも十分完成度は高かったといえるのですが、そこに更に、新たに得られた技術的なノウハウを注入し、コンデンサーを中心に高性能・高音質パーツを大量投入することで、ここに単なるマイナーチェンジではない、全く新しい "LIMITED" が完成したのです。

そして何といっても "LIMITED" の魅力は、安心&安全の福島県白河の自社工場で、1台1台、心を込めて生産されているということです。
(あさやん)


~ 以下は、8月にD&M川崎本社で行われた新製品発表会に出席した弊社スタッフによる感想です ~

『 PMA-SX1 LIMITED 』
一聴して感じた事は、 "鮮度の高い表現" です。DENONらしい、低域の量感豊かで懐の深いサウンドを楽しめました。音の鈍さは全く無く、生楽器を聴くような "張り" を感じさせるスピード感と、余韻が滑らかに消えていく、音離れの良さを両立していました。

『 DCD-SX1 LIMITED 』
一聴して感じるのが "明瞭度とスケール感の向上" でした。音の粒立ちが良く、繊細でありつつも一音毎の表現は力強い。DENONらしい量感豊かな低域表現に、音の明瞭度が加算される事で、全体的なスケール感の向上に繋がっていました。特に音の奥行き感の向上は素晴らしく、演奏されているホールが変ったかのような広がりを見せました。

両モデルとも "NEシリーズ" を設計されたDENONサウンドマネージャー:山内氏の音作りらしい「Vivid & Spacious」 "生々しい演奏と空間模写" が表れています。

また、山内氏の目指す "いつまでも聴いていたい、音楽に没頭できるオーディオ" という、実に音楽的で、良い意味で国産離れした活き活きとしたサウンドをお楽しみいただけるでしょう。  (とうふ)


2019年10月 5日 (土)

ウエスギ最新作『 U-BROS-660 』から見えた《 上杉サウンド 》の魅力

こんにちは、ハイエンドオーディオ担当の "あさやん" です。
本日は、真空管式プリメインアンプの最新作『 U-BROS-660 』から見えた《 上杉サウンド 》の魅力について、お話させていただきます。


■ 最新作『 U-BROS-660 』のデザインから、歴史を振り返る


『 U-BROS-660 』は、他のU-BROS型番のセパレートの正統派?上杉アンプのデザインとは違い、前面の上半分のアールが付いた保護カバーが印象的なプリメインアンプです。

このデザイン、実は歴史が長いのです。エソテリック(当時はティアック)が2002年に発売した、UESUGIブランドを付けた400台限定生産の「UT-50」に始まります。

それは、エソテリックが輸入元でもあるタンノイの中型スピーカー(スターリング等)を鳴らすのに最適なアンプとして開発されたのです。現に、当時タンノイ社のリファレンス用としても使用されていたそうです。

「UT-50」は、真空管全盛期に製造された真空管を使用しており、電圧増幅段にはドイツ・シーメンス社製ECC83とECC82、出力管にはアメリカ・ゼネラル・エレクトリック社製6L6GCを採用していました。

6L6GCはプッシュプル動作では50W以上のパワーが出せますが、信頼性と長寿命化を考慮して22W+22Wの出力でした。

その後継機は、2010年の上杉研究所の「UTY-15」まで待たねばなりませんでした。真空管は「UT-50」と同じですが、トランスをタムラ製からISO(タンゴ)製に変更し、ボリューム位置をプリ部の後に移してS/Nを改善、さらに筐体のカラーリングをグレー系から「ウエスギカラー」に変更して、発売されました(販売終了は2015年)。

そして、ステレオサウンドのwebショップのみの期間限定販売でしたが、キット又は完成品として2018年「UT-66」を発売。始めの30台には1940年代生産のシルバニア製の高信頼軍用管の6L6GAYを、31台目以降はGE製6L6GCと、いずれも上杉研究所が保有する希少なビンテージ管を搭載していましたが、惜しまれつつ販売が終了したのでした。

その後、上杉研究所には、定番モデルとしての復活を望む声が寄せられ、それに応える形で製品化されたのが、前述の上杉ブランド「UTY-15」直系の後継モデルとして、同じ6L6系真空管を出力管に使った『 U-BROS-660 』と『 U-BROS-660S 』が登場したのです。

■ 真空管式プリメインアンプ『 U-BROS-660 』について
製品企画の背景にあるのが、上杉研究所の音楽愛好家を第一に考えた製品開発姿勢です。

それにはまず、(1) 使い易いこと (2) 長時間聴いても聞き疲れしないこと (3) 機械のことを忘れて音楽に没頭できること だとしています。

そして、『 U-BROS-660 』で採用されている技術は、この5つになります。

(1) 上杉研究所のプリメインでは初めて、L/R独立のチョークトランス(平滑用)とし、スクリーングリッド(制御格子)用の電源回路もL/R独立にし、さらに徹底したシールド構造をとることで、L/Rのチャンネル・クロストークを改善した。

(2) 同社U-BROSシリーズのプリアンプで採用実績のあるP-G帰還形の1段増幅のプリアンプとすることで、シンプルな構成がとれ歪みを低減し優れた音質が得られた。

(3) かつての真空管全盛時代に製造された低雑音真空管「ECC83」をプリアンプ部に、「ECC82」をドライバーに採用し、高い信頼性を確保できた。

(4) 出力管の4本の「6L6GC」はいずれも独立自己バイアスで動作させており、またスクリーングリッド電圧を抑えた設計としているため、6L6系の真空管なら幅広く無調整で差し替えが可能になった。

(5) 前作「UTY-15」ではGE製の「6L6GC(電力増幅用ビーム管)」の三極管接続でのプッシュプル出力段を構成していましたが、『 U-BROS-660 』ではこの6L6GC本来のビーム管接続にし、6L6系の真空管の本来の音の魅力を引き出せた。

また、『 U-BROS-660 』の機能及び仕様は、次の6つになります。



(1) 今となっては貴重なテープモニタースイッチ(IN/OUT)を装備。録音機やグライコなどの接続が可能。

(2) スピーカー出力端子は4Ω、8Ω、16Ωのスピーカーに対応しており、新旧幅広いスピーカーに対応。

(3) 上杉アンプ伝統の1.6mm厚亜鉛メッキ鋼板による高剛性シャーシを採用。無共振、無振動、無干渉構造を継承。

(4) 信号増幅回路には最近の真空管アンプに見られるプリント基板を使った配線ではなく、同社の40年を超えるキャリアをもつベテランの職人による、芸術的ともいえる手配線を採用。

(5) 『 U-BROS-660S 』は、『 U-BROS-660 』で使われているGE製の「6L6GC」に替えて、シルバニア製の「6L6GAY」となっており、定格出力が『 U-BROS-660 』の14W+14Wから12W+12Wになっています。

(6) 前述の限定品「UT66」ではオプションで別売になっていた真空管保護カバーが、本機では前作「UTY-15」同様標準装備されています。

■ 設計者の上杉研究所代表 藤原氏に、『 U-BROS-660 』について質問してみました。
(1) 本機のフロントパネルについて
2002年発売のエソテリック「UT-50」と全く同じパネル(ノブは改良)を採用。これは安易な物作りからではなく、販売価格を抑えるためだとしています。

(2) GE製の「6L6GC」とシルバニア製の「6L6GAY」の違い
音質差は善し悪しではなく、好き嫌いの範疇とのことです。「6L6GC」も十分ビンテージ管ですが、「6L6GAY」は更に30年以上前に生産された貴重なシルバニアのオールドビンテージ管で、真空管アンプマニアの嗜好に応えるべく採用したとのことです。

(3) プリアンプ部に使われている真空管
プリアンプ管としてテレフンケンの「ECC83」を、ドライバー管にシーメンス製「ECC82」が使用されています。これらはいずれも真空管全盛時代に先進国で生産された貴重な真空管で、ここにも上杉アンプならではの魅力があります。

(4) セパレートアンプと本機との設計方法の違い
規模の違いで達成レベルには相応の違いはあるものの、同一の部品を使用し設計上の妥協は一切ないと断言。機能的には絞られますが「U-BROS-31」のラインプリアンプ部と「U-BROS-30MKII」が同居していると考えて下さいとのことです。(いずれも生産完了)

(5) タンノイは勿論ですが、他のスピーカーでの音質について
メタルキャビの低能率スピーカー以外は十分な音量が得られたとしています。アコースティック楽器の瑞々しさ、切れ込み、弾力感などの真空管アンプに求められる音質的特長は十分クリアしています。

最新のB&W 800D3シリーズとの組み合わせでは、トランジスターアンプにはない魅力を発揮し、真空管アンプの芸術性の高い音質が加わることで想像以上の良い結果が得られたとしています。

タンノイやJBLなどの高能率スピーカーは勿論ですが、ヨーロッパ製の小型ブックシェルフとの混み合わせで、サブシステムとして楽しまれている方も多いようです。

■ 最後に
真空管式プリメインアンプの最新作『 U-BROS-660 』は、上杉研究所のセパレートアンプの凝縮版ともいえるプリメインアンプで、温度感の伴ったリアルなボーカルや木管楽器、真空管ならではの陰影表現や安定感のあるサウンド、そしてプリメインらしからぬ音場表現力は、真空管マニアならずとも注目していただきたいプリメインアンプです。
(あさやん)

2019年9月30日 (月)

Mark Levinson(マークレビンソン)最新プリメイン『 No5805 』の全貌に迫る!

こんにちは、ハイエンドオーディオ担当の "あさやん" です。
本日は、アナログラインソースはもちろん、アナログディスクからデジタル・ミュージックファイルやストリーミングまで、この1台であらゆる音楽ソースを最高レベルでこなす、Mark Levinsonの最新プリメインアンプ『 No5805 』の全貌に迫ります!!


■ 私とMark Levinson(マークレビンソン)


このロゴマークに憧れた、オールドファンは多いのではないでしょうか。

かくいう私も、特に同社の「JC-2」「LNP-2L」「No.26SL」「No.32L」など、1970~90年代に登場したプリアンプの「その鮮烈極まりないサウンド」に打ちのめされた記憶が、今でもありありと蘇ってまいります。それほど、当時はぶっ飛んだサウンドのプリだったのです。

■ Mark Levinsonアンプの足跡
Mark Levinson(以下、マークレビンソン)は、1972年 アメリカ・コネチカット州ウッドブリッジに新進気鋭のオーディオ工房MLAS(マークレビンソン・オーディオシステム)として誕生しました。創業者のマーク・レビンソン氏(後に同社を離れますが...)は、自身のミュージシャンやレコーディング・エンジニアとしての豊富な経験から、より高性能なプレイバック・システムの必要性を痛感していました。

マーク・レビンソン氏は、当時プロオーディオ用として開発されたばかりのBurwen(バウエン)社の高性能オペアンプ・モジュールに目をつけ、ローノイズ・プリアンプ「LNP-1」を開発したのでした。

1973年、実用的なサイズにリメイクして誕生したのが「LNP-2」で、当時世界中のオーディオメーカーがこぞってこれを研究したといわれています。「LNP-2」はハイエンド・オーディオという新しいジャンルを確立したという点でも、まさにエポックメイキングな製品でした。

翌1974年に、マークレビンソンは自社開発のオリジナル・モジュールを搭載した、スリム設計のフラット・プリアンプ「JC-2」を発表。徹底したシンプル化により、さらなる高音質化と共に薄型化を図り、その後のマークレビンソン・プリアンプの礎となったのです。

その後、「LNP-2」もオリジナル・モジュール仕様に変更され、1977年には医療機器や物理学測定器などの特殊な用途に用いられていた、CAMAC方式の接続端子〈LEMOコネクター〉による入出力端子を装備した「LNP-2L」へと進化します。



1984年、新生マドリガル・オーディオ・ラボラトリーズに生産拠点が移り、1988年 新体制下における初のオリジナル製品「No.26L」が登場しました。これまでのカード式モジュール形式の殻を破り、オプション基板を除く主要回路をワンボード構成とし、広い基板面積を有効に活用して、二つのモノラル回路をシンメトリーに搭載した、初の「デュアル・モノラル・コンストラクション」を採用したのでした。

そして1991年、アンプ史に残る傑作プリアンプ「No.26SL」が登場します。「No.26L」での洗練された回路構成はそのままに、優れた誘電率で理想の絶縁素材と謳われたテフロンをプリント基板に用いることで、優れたダイナミクスの表現とスムーズな音色、そしてまさしく、モノラル・アンプを思わせる広大なサウンドステージを獲得したのでした。



1999年、リファレンスの名を冠した初のプリアンプ「No.32L」が登場。すべての妥協を廃すことで最高峰の音質性能を実現するため設計されました。過去のレビンソン・アンプが持つ、すべての技術要素を継承しながら、さらに最新の技術と最高の素材を融合した、まさに「究極のアナログ・プリアンプ」となったのでした。

しかし近年、デジタル機器やアナログプレーヤーなどを次々に開発。本来、同社がアドバンテージを持っていたはずの分野の製品に、往年のような話題作が少なくなっていました。そんなマークレビンソンから、話題のプリメインアンプ『 No5805 』が登場したのです。しかも、100万円を大きく下回る価格でです。早速、その全貌に迫ります。

■ 最新プリメイン『 No5805


ズバリ『 No5805 』は、超多機能プリメインアンプです。

アナログラインソースはもちろん、アナログディスクからデジタル・ミュージックファイルやストリーミングまで、この1台であらゆる音楽ソースを最高レベルの【 Mark Levinson クオリティ 】で再生可能なプリメインアンプなのです。

■ 各部の構成と仕様
《 プリアンプ部 》
ラインレベルのプリ部は、同社伝統のフルディスクリート、ダイレクトカップリング、デュアル・モノラル構成のアナログ回路を踏襲しています。入力は3系統のアナログ入力(XLR:1系統、RCA:2系統)で、いずれも独立したスイッチングリレーが装備されています。RCA端子にはマークレビンソン専用設計のパーツが使われています。

ボリュームコントロールには、極めて高精度でワイドレンジな音質を確保するため、マークレビンソンの独創的な15bit R-2Rラダー抵抗と、ローノイズ・アナログスイッチを用いたディスクリート構成のステップアッテネータ方式が採用されています。

新規開発されたフォノイコライザー部は上級機で好評のPure Phono思想を継承して、CR型とNF型を組み合わせたRIAAフィルターを採用し、使用する部品も高精度な抵抗器やポリプロピレンフィルムコンデンサーなど音質にこだわって採用されています。

MM/MCのゲインコントロールやサブソニック・フィルターのON/OFFは、セットアップメニューから行えます。また、お使いのカートリッジに合わせた負荷容量(MM)と負荷抵抗(MC)の調整はリアパネルに配置されたディップスイッチにより操作できるというこだわりようです。


《 パワーアンプ部 》
ドライバー段は2基のハイスピードトランジスターでA級動作を、出力段はバイポーラトランジスター(260V,15A)の3パラプッシュプルで、AB級125W/ch / 8Ω(4Ω負荷時≒250W/ch)の余裕の出力を叩き出します。2Ω負荷でのドライブにも対応しています。

電源部にはチャンネルあたり10,000μF×4基のコンデンサーと、シャーシ中央前方には大容量500VAの大型電源トランスを搭載しています。左右に独立しているパワーアンプ部のそれぞれ直近に、電源整流部を配置して一体化することで、高い瞬時電流供給能力を得たとしています。




《 デジタル部 》
デジタル回路もアナログ回路に匹敵するハイクオリティーを実現しています。DACには最新のESS Sabre 32bit D/Aコンバーターを採用。独自のジッター除去回路や完全バランス設計のディスクリート構成I/Vサーキットが、デジタルオーディオ・プロセッシングステージの中核を形成しています。

4系統のデジタル入力(光:2系統、同軸:1系統、非同期USB:1系統)を備え、PCM(384kHz/32bit)とDSD(2.8/5.6/11.2MHz)の再生に対応しています。さらに、MQAにも対応しており、MQAファイルの再生が可能です。7通りのPCMデジタルフィルター、352.8kHzおよび384kHzへのアップサンプリング、4通りのDSDデジタルフィルターも選択可能とするなど、最新のデジタル機能がフル装備です。



また、ピュアオーディオとは相容れない部分ではありますが、Bluetoothレシーバーも搭載しており、AptX-HD再生にも準拠しているとのことです。スマホやタブレットからのストリーミング再生も可能です。本体とPCを直接接続することで、専用Webページから各種の設定やソフトウェアのアップデートなども可能としています。


《 デザイン 》


一目でマークレビンソンと分かるデザイン。歴代モデルから受け継いだ外観仕上げは堅牢さと信頼性を誇り、25mm厚の前面パネルはアルミ削り出し。黒色アルマイト処理とブラスト加工が施され、中央のガラスディスプレイ部と滑らかにつながったデザインです。

操作ノブはオリジナリティのある砂時計型の削り出しで、柔らかな曲線が手になじむクリアーアルマイト処理とブラスト仕上げが施されています。天板の放熱用通気口の形状、ディスプレイの背面にプリントされた文字やロゴ、削り出し加工の操作ボタンなど、すべてがマークレビンソンそのものです。付属のリモコンのデザインにも凝っています。

また、米国ハイエンドの雄 マークレビンソンの新たなラインナップ「No5000シリーズ」の第一弾モデルということで、設計開発から生産までのすべての工程をアメリカ国内で行なわれており、信頼感も高まります。

輸入元:ハーマンインターナショナルの藤田氏によりますと、信号経路が最短化されたお陰で、スピード感溢れる明るく伸びやかなサウンドを実現。アナログ再生は勿論、ハイレゾ音源によるデジタル再生においても、クリアに冴えた音色で音楽を存分に楽しませてくれるといいます。また、強力なアナログ電源に支えらた駆動力はマークレビンソンならではで、プリメインとしては非常に駆動力が高く、中低域に厚みのある、いわゆるピラミッド型のバランスで、大型スピーカーをも楽々ドライブしてくれるとしています。

■ 最後に
透明かつ緻密、ナチュラルで生々しく、全体に品位までも感じさせ、これぞまさしく【 ハイエンドオーディオの世界 】であり、【 Mark Levinson クオリティ 】のサウンドだといえます。そして、そこに艶やかさが加わったのが、本機の最大の魅力ともいえそうです。

憧れのMark Levinson(マークレビンソン)が、国産ハイエンドプリメインと同程度の価格で手に入るのですから、これは画期的なことです。このデザイン、操作感、そしてサウンドは、貴方のオーディオライフをより豊かで充実したものにしてくれると思います。
(あさやん)

2019年9月28日 (土)

DELAデジタルミュージックライブラリー『 N100 』初体験レポート!

こんにちは、ハイエンドオーディオ担当の "あさやん" です。
先日、DELAデジタルミュージックライブラリー『 N100 』を試用しましたので、そのレポートをご覧ください。同時に、USB接続光ディスクドライブ『 D100 』もレポートいたします!!


■ DELAとは
DELAは、メルコが高品質なオーディオ専用製品開発のために新たに創ったブランドです。

メルコ(PC関連ブランド:BUFFALO)は、パーソナルコンピュータ周辺機器の総合メーカーですが、元を正せば、1975年創業の音響機器専業メーカー(真空管アンプやレコードプレーヤーなど)でした。1978年に改組して、(株)メルコとして設立し、1981年以降コンピュータ事業に参入したのです。この歴史からお分かりになるように、DELAによって同社のルーツでもあるオーディオ業界に回帰したともいえます。
糸ドライブプレーヤー
 
■ DELAのミュージックサーバーについて

[上段] デジタルミュージックライブラリー『 N100 』
[下段] USB光ディスクドライブ『 D100 』


DELAのミュージックサーバー(ストレージ内蔵プレーヤー)のラインナップとしては、《 デジタルミュージックライブラリー 》の製品名で「HA-N1A」シリーズと「HA-N1Z」シリーズ、そして「N10」があり、いずれもPCメーカーのNAS(Network Attached Storage)とは違う、高音質と操作性の良さでいずれもヒットを続けています。

DELAブランドとしての最初の製品「HA-N1」は当初、オーディオ専用のNASとして誕生しました。ネットワークプレーヤーと接続して使われることを前提に専用ポートを設け、PC用のNASと異なり、フロントパネルにディスプレイを搭載することで、音源の表示や設定変更がパソコンなしでできるなど、オーディオファンに支持されました。

その後、ファームウェアのアップデートを繰り返してUSB-DACの接続に対応し、ネットワークプレーヤーの一部の機能も持たせ、USB-DACを「HA-N1」に接続することで、ネットワークプレーヤーと同等の使い方ができるようになったのです。現在お持ちのUSB-DACを有効に使え、ネットワークプレーヤーの内蔵DACに依存することなく使えるメリットは大きいのです。私自身は、ここが最大のメリットだと思います。

さらに「HA-N1」はアップデートを繰り返し、楽曲配信サイトからの自動ダウンロードやCDのリッピングにも対応し、デジタル音源を管理する機器として発展してきたのです。保存機能に特化したNASでもなく、デジタル変換するトランスポートだけでもなく、楽曲の保存・管理・配信・再生、バックアップまでを一挙に行うネットワークプレーヤーを超えたことで、新しいジャンルの機器《 デジタルミュージックライブラリー 》と名付けられたのです。

今回、DELAのミュージックサーバーの入門機ともいえる『 N100 』と、同じくCDリッピングドライブ《 USB光ディスクドライブ 》の『 D100 』をお借りして、じっくり自宅で試用することができましたので、接続、セッティング、CDリッピング、操作方法、そして両機のサウンドについてレポートします。

■ 試してみました
今回試用した『 N100 』『 D100 』は共に横幅215mmとコンパクトで、横に並べれば、ほぼ標準サイズ(430mm)になり、ラックはもちろんですが、重ねてデスクトップとしても使いやすい大きさです。フロント・天板はオーディオ機器に相応しい美しいヘアライン仕上げのアルミ仕様で、安っぽさはありません。「HS-S2(Highly Stable Storage System)」という制振設計が施されており、ここにもPCメーカーの同種製品との違いが見られます。

なお、『 N100 』の内蔵ストレージは、1.0TB(テラ)の2.5インチのHDDで、CDアルバム約2,000枚分とのことです(容量の一部は管理情報や設定の保存に使われるため、全てを楽曲保存に使っているわけではありません)。USB接続型HDDを追加することで、容量拡張やバックアップにも対応しています。オーディオに特化したファンレス設計のため、HDDの動作音もほとんど気にならないレベルでした。CDのリッピングはもちろん、e-onkyoやmoraなどからのPCレスの自動ダウンロードも可能です。


◆自宅のオーディオ機器との接続
リアパネルの右側のUSB-A(USB 2.0)端子「2」から、USB-DAC「Brooklyn DAC+」のUSBインに接続。ここでPCオーディオなら専用ドライバーをダウンロードしなければならないところですが、『 N100 』はUSBケーブルを接続するだけで《 N-2680 Brooklyn DAC+ Media Renderer 》とすぐに認識され、即再生ができるという手軽さです。これは、現行の主なUSB-DACの対応ソフトが予め組み込まれていることで可能なのだそうです。


◆セッティング
CDリッピングのための『 D100 』をリアのUSB-A端子の「1」に接続します。本機ではCDソフトのメタデータ(CDのアルバムジャケットやアーティスト情報など)を「Gracenote(グレースノート)」から入手するため、LAN(有線)接続が必須となります。

自宅ではルーターが3階、オーディオルームが1階ということで無線LANを使用しているのですが、たまたま1階で使っていた「無線LAN中継機」の底部にLAN端子があり、そこに繋ぐことができました。
 
なお『 D100 』は、『 N100 』と接続(他のDELA製品やFidata、SONYの一部製品でも可能)しなければ、パワースイッチを押しても単独では電源が入らない設計ですので、注意が必要です。あくまでリッピング用であり、本機だけでの光ディスクプレーヤーとしての使用は想定されていません。また『 D100 』は、BD/DVDはデータディスク、CDはCD-DAディスクの読み出しのみをサポートしています。


◆CDリッピング
『 N100 』の本体画面を見ながら、右側の4つのボタンを操作することで、簡単にCDリッピングができてしまいます。ファイル形式の確認(WAV)と、進捗確認(何%完了)ができます。全くのPCレスで行え、この簡便さは正直手持ち無沙汰なくらいで、従来行ってきたPCによるリッピング作業とは比較にならないほどでした。

ただ、読み取り精度を向上させるため、あえてドライブの回転速度を低速に抑えているため、リッピングにはCD1枚あたり約8分を要します。高音質のための我慢です。MQA-CDを含む私のリファレンスCDを次々にリッピングしていきました。DELAのサポート外ではありますが、PCを使えば『 D100 』でCD-R等への書き込みも可能とのことです。


◆操作方法
リッピングした曲の再生は、『 N100 』のディスプレーと4つのボタンで可能ですが、選曲はこの小さな画面だけでは限界があり、決して使いやすいとはいえません。そこで、自宅にあるタブレット端末にコントロールアプリをダウンロードして操作することになるのですが、残念ながら取扱説明書やDELAのホームページにもほとんど言及がありません。

DELAの担当者は、同社は専用のコントロールアプリは提供しておらず、ESOTERICやLUMIN、LINN(Kazoo/Kinsky)、そして言いにくそうに商売仇でもあるI/Oデータの「fidata Music App」が綺麗で使いやすいと教えてくれました。早速タブレットにダウンロードしてみました。
 
非常に使いやすく、アルバム選択や選曲がいとも簡単に行え、CDジャケットを見ながら聴いているより分かりやすいのです。煩わしいCDソフトの取り替えや、トレイへのセットの動作(もちろんそれが良いのだとおっしゃる方もおられますが)も必要なくCDが聴けるメリットは、実際やってみないと分かりません。

◆サウンド
最も肝心なサウンドですが、『 D100 』→『 N100 』→「Brooklyn-DAC+」では、CDプレーヤーでの直接再生との比較(いずれも「Brooklyn-DAC+」経由)では、サウンド全体が分厚く感じられ、特に低域が力強く弾み、ピラミッドパターンのしっかりしたものでした。中高域は、何も足さない何も引かない非常にストレートなもので、ソースの録音の善し悪しがごまかされることなく出てくる感じでした。

サウンド全体にエネルギー感が充実しており、立体的で立ち上がりが速く、音場も前後左右に拡がり、ライブ録音の生々しさは格別でした。この密度感、中低域の厚みは高級CDのサウンドに通じるものを感じました。

また、注目のMQA-CDもハイレゾの良さが味わえ、CDとは違う音楽表現力に感心しました。よりマスター音源に近づいたように感じました。DSD音源もしなやかさや繊細さにはPCMとの違いをハッキリ感じました。


MQA音源時の表示(24bit/352.8kHz)


DSD音源時の表示(DSDx256/11.2MHz)


■ 最後に
私自身、自他共に認める《 PCオーディオファン 》であり、これまでPCオーディオとCD再生に専念してきて、あえて《 ネットワークオーディオ 》には近づきませんでした。しかしこの度、DELAの『 N100 』『 D100 』をお借りして、自宅で2週間じっくり初体験させていただきました。ズバリこの手軽さ、サウンドは大いに魅力的でした。

確かにまだまだセッティングやケーブルを追い込んでいけば、もっと上のサウンドを目指せると思いますし、現状ではCDの直接再生とDELA『 N100 』のサウンドには、それぞれに一長一短があります。今回の初体験での結論は「この便利さは、一度体験すると後戻りできない」です。

さあそろそろ、導入を考えなくては・・・。
(あさやん)

2019年9月21日 (土)

【こんなアンプを待っていた!?】HDMI入力に対応したHi-Fiアンプ、NR1200のご案内です!


みな様、こんにちは!
朝の気温も下がり、ようやく秋の訪れを感じつつあるとうふです!

しかし毎度の事とはいえ、前回からまた1ヶ月。。。
もう少しブログに登場しないと。。。存在をわすれられてしまいそうです。
さて、今回ご案内させていただくのも、先日発表となった新製品。

4951035069912 マランツ
ネットワークオーディオレシーバー
NR1200


マランツから新ジャンルとなる、『HDMI入力に対応した』ステレオプリメインアンプです!

モデルネームにある「NR」はニューレシーバーの意味だそうです。

NRと言えば、
NR1501から始まり、NR1600シリーズ、NR1700シリーズへ。
間で機能特化の弟分NR1400シリーズなどと、薄型AVアンプの高品位モデルを開発し続けてきた事でいまや薄型AVアンプの絶対的存在のモデルネームですね。

さて、そんな「NR」を関するNR1200ですが。。。AVアンプではありません
なんだ、多chのAVアンプをステレオ用にして搭載アンプを削った廉価モデルか』とお思いの方もいらっしゃるかもしれませんがそれも違います。

このNR1200は
HDMI入力機能を持った』、『専用に設計された部材や回路で構成された新設計のHi-Fiステレオアンプなのです!

昨今HDMI対応のゲーム機や、メディアストリーミング端末も増えており、
AVアンプでは大仰過ぎたり、もっと気軽に使える映像入力に対応したアンプの需要は増えているのでしょう。
実際(メーカー調べですが)NRシリーズを利用しているユーザーの中でも高確率で2chのステレオ運用がされているようです。
さらに、海外でも映像機器との融和性が高いHi-Fiレシーバーアンプの需要が増加傾向にあると聞きます。
このNR12000はそんな、時代のニーズに応じて生まれ出てきた新世代のアンプ、と言えるかもしれませんね。

TVとの融和性も高いARC対応のHDMI出力や、ネットワークやBluetoothへの対応。
ピュアオーディオとホームシアターの間を繋ぐ、新世代のオーディオアンプとしてこのNR1200は注目のアンプですね!
10月中旬頃発売予定です

それではいつもお買い得な「Joshin Web」でお待ちしております。

2019年9月13日 (金)

2019秋 話題の最新オーディオアクセサリー3アイテムをご紹介!!

ハイエンドオーディオ担当の "あさやん" です。
前回 ご紹介した、TELOSのノイズ抑制シート『 Quantum Damping 』に引き続き、TELOS USBアクティブノイズキャンセラ ー『 MACRO-Q 』など、最新オーディオアクセサリー3アイテムの効果を自宅で確認しました。そのレポートをご覧下さ い。


■ TELOS USBアクティブノイズキャンセラー『 MACRO-Q 』

USB伝送とは、コンピューターの周辺機器を接続するために開発されたもので、本 来、オーディオの音楽信号を伝送するようには設計されていません。このため、どうしてもコンピューター等のスイッチ ング電源による高周波ノイズや、物理的な信号のジッターから逃れることは現状では不可能です。

その高周波ノ イズがUSBのデジタル信号はもちろん、DACから出力されるアナログ信号にまで干渉しているのです。私の経験上からも、 ジッターによる影響は、いかに純度の高い素材を使用しても、その音質改善はごく僅かで、結局ノイズを抑制するアクテ ィブな回路を使用しなければ、信号の品質自体は良くならないということです。

『 MACRO-Q 』は、まず検知回 路がUSBにおけるランダム・ノイズをコンピューターが検知し、続いてこれを矯正する補正信号を送ってイレギュラーな ノイズに同期して相殺します(検知と補正用に特製ICを2個使用)。その結果、USB伝送のノイズの原因を打ち消すことで 、比較的安定したUSB伝送が実現できるのだとしています。

使用方法は簡単で、『 MACRO-Q 』をUSBの空きポー トに接続するだけで、機器内のUSB伝送網における物理信号のジッターとなるノイズを除去します。さらに、PCの使って いないUSBポートに接続することで、別ポートからUSB-DACへ送り出すUSBデータのノイズも除去できます。

その ほか、CDプレーヤーなどのデジタルオーディオ機器のフロントやリアにある空きUSBポート、DAP(デジタルオーディオプ レーヤー)のUSBポートなどに接続することで、USBポートを設けたことで生じてしまう機器内のノイズも除去することが できます。

筐体はアルミ削り出しシャーシをベースにした構造で、この種の製品としては異例な程しっかりした ものです。また、『 MACRO-Q 』を直接挿入できないようなUSBポートにおいても、付属のUSB延長ケーブルを用いること で本機を使用できます。

自宅では、 ノートPCの空きUSBポートと、USBハブの空きポートに繋ぎました。いずれの場合も同傾向を示し、透明感が上がり、低域 は締まりスッキリしたものになりました。それは外すと瞬間ボヤーッと感じる程でした。

PCでは分離が良くなり 、楽器がクッキリと浮かび上がり、立体的に感じられるような変化でした。一方USBハブでの変化はさらに大きく、S/Nが 良くなり、自然で伸びやかさが感じられるようになり、音場の見通しも明らかに改善されました。これはハブに繋いでい るハードディスクなど、他のUSB接続機器のノイズ除去効果もあるためと思われます。


■ SPEC USBノイズリムーバ ー『 AC-USB1 』

本機も、前述の『 MACRO-Q 』と同じ使用法の製品ですが、『 MACRO-Q 』はアクテ ィブノイズキャンセラーという名前の通り、アクティブにノイズを打ち消す方法をとっていました。

一方、『 AC-USB1 』には、同社お得意のインド・ビハール州産、最高品質の天然ルビーマイカを特殊積層加工したオーディオ用マ イカコンデンサーを樹脂ケースに内蔵しており、これによりUSB由来のノイズ成分を吸収・除去するというものです。

『 AC-USB1 』は、オーディオ機器や、PCの空きUSB端子に接続することで、外来ノイズの飛び込みや、USB回路 のノイズの抑制、動作の安定化といった効果をもたらし、音質を向上させるというアクセサリーです。

本機から は、約10cmのオーディオ用高音質素材USBケーブル(USB-A)が出ており、USB端子周辺のスペースの制約を受けずに接続 することができます。実際、我が家でも狭い場所に置いているUSBハブに簡単に接続できました。

USBハブでは、 ザワザワ感が消え、音の見通しが良くなりました。音量も若干上がったように感じました。また、メーカー推奨のCDプレ ーヤーの空きUSB端子に繋いだところ、明らかにトゲトゲしさが取れ、透明感がアップし、音楽全体がコリッとしてヌケ が良くなりました。外すと、途端にヌケが悪く感じたのには正直驚きました。いかに使っていないUSB端子が悪さをして いたか、思い知らされました。

本機による 改善度合いは微妙ではありますが、これまでどうしても取れなかったCDのデジタル臭さがスッキリ取れたのには驚きです 。気が付けば、最早CDプレーヤーから外せなくなっていました。


■ FURTECH コンセントプラグ用・制振コネクターホル ダー『 NCF Booster-Brace 』
大ヒットを続けている「NCF Booster」シリーズの第4弾です。今回は第1弾と同じコ ンセントプラグの制振用ですが、その用途は壁コンセントや電源タップに装着することで、電源プラグを制振するのが目 的です。もちろんNCFによる静電気除去効果も期待できます。

本体はNCF調合のナイロン樹脂、外周ハウジングは アルミ合金で作られています。本機は3Pの2口タイプの壁コンセントを前提に設計されており、アース用の穴に付属のチ ップを差し込み、それに位置決め用のブロックを差し込むことで、本体の取付位置が決まり、そこに本体を特殊な粘着テ ープで固定。その後、チップとブロックを取り除くことで、コンセントプラグを半固定できます。非常によく考えられた 位置決め方法です。

自宅では、 デジタル機器用のメインの電源タップの電源ケーブルを繋いでいる壁コンセントに装着しました。全体にサウンドが落ち 着き、静かで明らかにS/Nが向上しました。低域の締まりや迫力は圧倒的で、殊に低域の沈み込みが素晴らしく感動もの でした。ここまで改善できるとは想定外でした。


■ 最後に

今回ご紹介しました、オーディオ アクセサリーの最新3アイテムや、前回のTELOS『 Quantum Damping 』は、図らずも全てノイズ対策アイテムとなりまし た。それ程に今巷では目に見えないデジタルノイズがオーディオ機器にダメージを与えているのです。

これらの 効果は、お使いの環境や機器によって大小はありますが、私の自宅の環境では、いずれも改善の方向に働いたアイテムば かりです。ぜひ、気になるどこか一箇所からで結構です。手始めに導入なさってみてはいかがでしょうか。
(あさやん)

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