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2013年7月 5日 (金)

アキュフェーズ(Accuphase)製品を語る Vol.2

あさやん「担当者のコメント」 by asakura

★現在の製品に脈々と受け継がれる“Accuphase魂

 アキュフェーズは創業前、オーディオ業界の中で、S・Tデュポンのライターやスタインウェイのピアノを求める様な少数の人々のみを対象にして、高級オーディオだけを造る会社を創りたいと考えていたそうです。S・Tデュポンはフランスの田舎町にある100年も続く小さな会社で、非常に高価なライターやボールペンのみを作っており、世界市場で最高のものを求める人々に愛用されています。またスタインウェイは、月産台数200台の高級ピアノを1台に1年3ヶ月もかけて作っています。ヨーロッパにはこれらの様に、量を追わず、質を追求するメーカーが様々な分野にいくつもあります。それは人間だけが持っている「実用を越えて、最高のものを持ちたい。」と言う願望を叶えるもので、アキュフェーズも1972年の創業時に既に、「4年以内に世界最高の高級オーディオ市場にブランド・イメージを確立したい」と創業者の春日二郎氏は考えていました。

Kasuga

 また同氏は当時こうも述べています。スピーカーはタンノイ、JBL、AR、KEF等々が10年も20年の前から、それぞれの自分の音を護りながら、その自分の音を軸にして改良改善を繰り返し、現在の音を生み出しています。もしJBLのスピーカーからARの音が出てきたらユーザーは何と言うだろう。有名品になるには、信じる自分の音を護りぬくことだ。自己主張だから好きな人もいるだろうし、嫌いな人もいるだろうが、長い間、『信念を貫く』ことによって共鳴する人も必ず出てくると・・・。私自身もその一人かも分かりません。

 確かに長い間には、スピーカーでもアンプでも、技術の掘り下げによって、一つの音の方向に近づいていく傾向はあります。しかし最終的にはそれぞれが製作者の主観で音決めをしている以上は、メーカー独自の音は残り、それがメーカーの存在理由になるとも述べています。デザインともなればそれはさらに顕著で、その時々の流行によって、ユーザーやディーラーの好みが激しく揺れ動き、アンプの色が黒くなったり、金色になったりした結果、ロングランができない上、ユーザーには迷惑この上ないことです。

 アキュフェーズは創業時の経営理念で既に「流行は追わない」と名言しており、市場での多少の批判はあっても長い目で見れば、ユーザーの為であるとの信念を貫き通してきました。これこそが“Accuphase魂”です。

 さらにアキュフェーズの信念はこんな所にも貫かれています。それは思い出して下さい。各地で開かれるオーディオショーやオーディオショップでの試聴会において、アキュフェーズはその説明役の講師に一切オーディオ評論家を使いません。これは自社製品への自信と信念から、自社の製品説明を第三者には任せたくないとの思惑があるからなのでしょう。またオーディオ雑誌への広告も決してカラーのグラビアページには出さず、中程に白黒のワンパターンの広告しか出していません。ここにも創業当初からの頑固一徹さが伺えます。

 しかし、過去のアキュフェーズ製品の中には、こんなちょっと浮気した製品もありました。

C240jpg

 1978年発売のコントロールアンプ「C-240」 左右非対称、プッシュボタン約60個と多用。今でもこのデザインのファンは多い。

C11p11 1989年発売のコントロールアンプ「C-11」とパワーアンプ「P-11」 左右非対称、パワーメーターなし。新しい方向を目指したが、今ひとつ人気が出ず速やかに軌道修正。

 以下は、私の独断と偏見で選んだ、アキュフェーズの過去から現行製品に続く多くの製品の中で、特に大きく舵を切ったと思われる、すなわち≪エポックメイキング≫と言える3製品をご紹介します。

E305_right

 1987年発売のプリメインアンプ「E-305」 プリメインアンプとしては同社初のレベルメーターの中央配置、左右対称デザインを採用。全ユニットアンプがDCサーボ直結、8Ω=130W/ch、2Ω=250W/chを実現し、セパレートアンプのクォリテイを備えたプリメインアンプ。高級プリメインアンプと言う新しいジャンルを作った。

 現行モデル プリメインアンプ「E-360」は、 「E-305」以来の伝統のレベルメーター、左右対称デザインを踏襲。「AAVA方式ボリューム」を搭載。パワーアンプ部には、最新のインスツルメンテーション・アンプ方式を採用して信号経路をバランス伝送化、大電力オーディオ用パワートランジスターを使用し、低負荷インピーダンスの駆動能力を大幅に向上させています。

P800  1988年発売のステレオパワーアンプ「P-800」 1Ω=600W/chをギャランティした低インピーダンス駆動方式。パワーユニット2組をブリッジ構成にした完全バランス方式。それまでのアキュフェーズのパワーアンプにさらに“力強さ”と“厚み”が加わり、どんなスピーカーでもねじ伏せる様な馬力があった。ピークでも崩れない突き抜けるような爽快感、楽しく音楽が聴ける音楽性も表現していた。

 その「P-800」の思想は、現行のハイエンドモノラルパワーアンプ「A-200」に脈々と受け継がれています。過去のノウハウを集大成したハイエンド純A級モノラルパワーアンプ。理想的なスピーカー駆動を目指し、大型ヒートシンクの採用とパワーアンプ・ユニットを並列動作することで超低出力インピーダンスを実現しています。
C280v 1990年発売のコントロールアンプ「C-280V」 バランス伝送方式、DCサーボ方式全段A級PP回路構成ラインアンプ。同社初CP抵抗体使用の4連ボリュームを採用し、滑らかで暖かな音色を実現。ボリュームの重要性は以後の製品開発のメインテーマになった。

 「C-280V」の思想も、現行のハイエンドプリアンプ「C-2820」に脈々と受け継がれています。高性能・高音質『AAVA方式ボリューム・コントロール』搭載。左右独立の高効率トロイダル・トランス採用、ユニット・アンプ化した各増幅回路は左右独立構成としています。

 この様にアキュフェーズ製品は、創業時からグレードアップの階段を着実に登って来ていますが、ある時期には2段も3段も飛び越えて性能をアップしてきました。その結果が現行製品です。しかし過去の製品に懐かしさはあっても古さがないのは、同社の『信念を貫く』主義主張の一貫性による所が大きいのです。

 私どもJoshin webもアキュフェーズ全製品を取り扱っておりますが、昨年末から、アキュフェーズ製品をご覧いただく手順を若干変更させていただいております。アキュフェーズ製品は、メーカー標準価格のみの表示となっております。通常ページでは、お問い合わせいただきましたお客様に専用ページのURLを折り返しのeメールでご案内しております。

 こちらのページでは、これまで通りアキュフェーズ全製品の最新情報がすぐにご覧いただけるほか、ログインしていただきますと、さらにお買い得な「特別価格」をご覧いただけるようになっております。大変お手を煩わせますが、ぜひお試しいただきたいと思います。 

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