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2013年7月24日 (水)

ラックスマン(LUXMAN)製品を語るVol.2

あさやん「担当者のコメント」 by asakura

★LUXMANの歴史、それは日本のオーディオの歴史 

  ~アナログを極め、デジタルの新しい流れもつかむ~

1981年カーオーディオメーカーアルパインと資本提携し、その後80年代半ばから90年代初めにかけてALPINE/LUXMANブランドでオーディオコンポーネントを多数発売。プリメインアンプだけで10数機種、真空管を搭載したハイブリッド型プリメインアンプのLV-103(1985)では当時乱立していた79,800円のいわゆる「798戦争」にまで突入しています。1982年のCD登場からまだ日も浅い1984年の年末にはD-105と言うCDプレーヤーを発売、以後90年代初頭まで出力回路に3極真空管を採用したハイブリッドCDプレーヤーD-105uを含め10数機種、カセットデッキやDATデッキ、チューナーさらにスピーカーまで、すべてブラックフェイスで登場させました。しかしこれらはオーディオブームに乗った商業主義の製品であり、マニアが触手を動かす程のものではありませんでした。ラックスにとってはこの時代は「負の遺産」とも言えるもので、現時点のLUXMANのホームページ「LUXMANのあゆみ」にも一切ALPINE/LUXMANについては触れられていません。ラックスにとってはまさに「暗黒時代(黒の製品)」なのでしょう。Lv103

そんなアンプのイメージが強いラックスの歴史の中でも、あとのCDプレーヤーなどのデジタル機器に繋がるソース機器として、アナログプレーヤーもそのデザイン・斬新さで一時期人気を博しました。1975年のPD-121はトーンアームは別売ながら、英国SMEの3009S2を取り付けた時のデザインはマニア心をくすぐる素晴らしいものでした。さらにCD発売前夜の1980年には、当時究極のアナログ再生として持て囃されたレコード盤をターンテーブルに吸着一体化する「バキューム・ディスク・スタビライザー」を搭載した超弩級ターンテーブルPD-555、その普及版PD-300が注目されました。しかしその後ソース機器は完全にデジタルに移行し、2011年発売の現行モデル「PD-171」までアナログプレーヤーの登場は待たねばなりません。Pd121

また当時、もう一つのメインのソース機器であったカセットデッキもオリジナリティ溢れた製品を発売しています。1982年発売の D-05はオープンリールデッキの様に走行系にテープを引き出して再生するGTトランスポートを採用。オートキャリブレーション機能、3ヘッド・3モーターとオープンリールの存在をも脅かす内容でした。その後カセットデッキ市場の終息とともに、CDプレーヤーの開発に軸足を移して行きました。

1983年管球式プリメインアンプ LX38uが38シリーズの7代目として登場。従来機から踏襲した38デザインで、ラックスが生んだカリスマ、エンジニアであり名デザイナーであった上原晋氏最後の設計でした。同年設計工場をいわき市へ移転しています。Lx38u

1984年には本社を東京都大田区に移転。
1985年には、その後のソリッドステート型セパレートアンプの大きな流れを創った、 C-05 プリアンプ・M-05 A級パワーアンプ、1987年 M-07 A級パワーアンプを発売、1988年C-06コントロールアンプなどが発売されました。ここからしばらくの間は管球式アンプの新製品の発売はなく、LUXの管球式アンプのファンにとっては不毛の時代が続きました。これは新生ラックスとして生き残るための一つの選択肢であり、我々販売店サイドからの管球式アンプ開発の要望は引き続きあったのですが、資本提携先の意向もあり、発売には踏み切れなかったのだと思います。単発的には記念モデルや復刻モデルとしては、数機種発売はされましたが、本格的な管球式アンプの復活は2004年のCL-88、MQ-88(現在生産完了)の発売まで待たなくてはなりませんでした。M05

1987年、後のCDプレーヤーの在り方そのものに多大な影響を与えた CDプレーヤーシステムとして、フルエンシーDACを採用したD/AコンバーターDA-07、CDトランスポートDP-07が発表されました。筑波大学の寅一和男教授による関数補完理論を応用したフルエンシーDACを開発。CDには記録されていない可聴帯域以外の帯域を関数補完により再生成する技術は、CDのオーディオソースとしての可能性を広げるものでした。CDが発売されて5年が経過してもなお、そのデジタル臭さへの不満が頂点に達していたその時、同じCDソフトからかくも滑らかなアナログライクなサウンドが出てくるとは本当に驚きでした。ここからラックスのデジタル機器の歴史が切って落とされ、最新鋭のD/Aコンバーター「DA-06」に繋がるのです。Da07

1987年 本社を東京都品川区に移転。
1994年 三星電子株式会社と資本提携とつづきますが、それは次号「ラックス(LUXMAN)製品を語る Vol.3」~NEWラックスマン・ハイエンドブランドの確立~をお楽しみに・・・。

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