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2013年7月25日 (木)

ラックスマン(LUXMAN)製品を語るVol.3

あさやん「担当者のコメント」 by asakura

★LUXMANの歴史、それは日本のオーディオの歴史 

  ~NEWラックスマン・ハイエンドブランドの確立~

1990年代を前にして、依然「アルパイン」と資本提携は続いており「ALPINE/LUXMAN」と「LUXMAN」と言う“二足の草鞋(ワラジ)”をはいたラックスにとっての不遇の時代が続いていました。

そんな中、以後のラックスの歴史を大きく変えるヒット作が登場するのです。
それが1989年登場の 純A級プリメインアンプL-570です。当時のバブル景気とあいまって、総重量30kg、定価35万円と高額ながら、各オーディオ誌で高評価を得て、世界最高のプリメインアンプとも称されたのです。当時このL-570と英国ハーベスのブックシェルフスピーカー「HLコンパクト」の組み合わせは大人気となり、オーディオ専門店はもちろん、巷の家電量販店でも引き合いがある程の大ベストセラーとなりました。これこそバブルの成せる技と言うほかありません。L570

さらに1990年には、当時すでに水平ローディングが当たり前になっていたCDプレーヤーの世界に、トップローディングCDプレーヤーD-500X’sが登場したのです。定評のあるフィリップスCDM-3メカニズムや、超優秀選別ICのダブルクラウンチップを搭載するなどマニア心をくすぐる内容でした。CD発売から8年デジタル臭さに辟易していたオーディオファイルは、このアナログライクなサウンドを奏でるCDプレーヤーに飛びつきました。D500xs

 1994年、13年にもわたって続いた「アルパイン」と資本提携を解消し、「三星電子株式会社」と資本提携したのです。今や日本の家電メーカーを押しのけ、世界一の電機メーカーとして君臨している「三星電子(サムスン)」ですが、当時はこれから世界に打って出ようする時期で、ラックスの知名度と技術力が目当てであったのは明らかです。

1994年 L-580 A級プリメインアンプ、1995年70周年記念モデルながら久々に純粋な管球式 プリメインアンプ「SQ-38signature」を発売し、ラックス健在をアピールしたのでした。しかし“38”とは名ばかりで、かつての名器 SQ-38 とは似ても似つかぬドーム状のボンネットを持つパワーアンプ風の製品で、今ひとつ人気は出ませんでした。また1998年発売の同じく管球式プリメインアンプ SQ-38D(復刻版) も、デザインはその名の通り SQ-38D で人気の SQ-38F 以降のいわゆる“38デザイン”ではなく今ひとつ人気は出ませんでした。Sq38s_2

1996年、70年代前半の大ヒット・プリメインアンプL-507、L-505Vの名前を引き継いだプリメインアンプL-507S、L-505Sが発売されました。型番こそかつての人気機種を引き継いではいますが、そのデザインは中央にパワーメーターを配した左右対称の安定感のあるもので、以後現在の「L-507uX」や「L-505uX」に至るまでラックスのトランジスタ式プリメインアンプのデザインとして踏襲されています。それ程人気があり飽きの来ないデザインだと言えます。またL-570の流れを汲むL-580などのA級プリメインアンプの上品さや柔らかさと対局をなす、切れとパワー感のあるプリメインアンプへの要求に応えるべく開発されたアンプでもありました。

1999年提携先がサムスンから 香港上場会社の投資ファンド、B.V.I.との資本提携に変わり、2000年 ラックスの事業を新たに設立したラックスマン株式会社に分社し、旧ラックスは投資ファンドに業態変更してイーラックス株式会社(現・株式会社クオンツ)と改称。2005年 クオンツ株式と子会社ラックスマン株式会社を売却と、この当たりがラックスにとっての二度目の不遇の時代でした。そしてラックスマン株式会社は現在の本拠地横浜へ移転したのです。

この2005年を喫して新・ラックスマン株式会社がスタートしたのです。そして同年には創業80周年記念のフラグシップコントロールアンプC-1000f とパワーアンプB-1000f を発売、モノラルパワーアンプのB-1000f はモノラルながら重量63Kg、出力が瞬時最大2000Wにも及ぶ超弩級パワーアンプでした。10年ごとにリニューアルされるフラグシップ機として、かつてないほどの物量と投入コストの許されたスペシャル機で、そのクオリティへの自信は、開発責任者が自宅へのフルセット自腹導入も決めたとの逸話も残されています。

ここからがラックス復活・大躍進時代が始まり、現在に至っています。
同年には、80周年記念モデルの第2弾として、新時代のA級プリメインアンプL-590A、L-550Aを発売、2007年にはマイナーチェンジしてL-590AII、L-550AII、となり、現行の「L-590AX」「L-550AX」につらなっています。

2006年には SACDやDVDオーディオが再生可能なデジタルユニバーサルプレーヤーDU-50、DU-80を発売しましたが、DVDオーディオやシアター需要の終息、ブルーレイの登場に伴い、その後ユニバーサルプレーヤーからは撤退しています。

2007年 B-1000fの性能を受け継いだ純A級60Wのステレオパワーアンプ「M-800A」、
2008年 には若干小振りながら本格的“38デザイン”の「SQ-38u」を復活、2009年にはラックスのデジタル技術の粋を集めて完成させたSACD/CDプレーヤー「D-08」を発売し、現時点でも色あせることのない完成度での発売を果たしました。

2009年にIAG(International Audio Group)の一員となり、その経営傘下に入ることを発表して、更なる躍進が始まり現在至るまで、次々とアナログ・デジタルを問わず、ヒット作を発表し続けているのです。

 ---“ラックスマン製品を語る”  終わり---

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