« 高機能USB D/Aコンバーター「SWD-DA10」の魅力に迫る! | メイン | BBCモニター復活!ロジャース「LS5/9(65th Anniversary Edition)」の魅力に迫る! »

2014年4月16日 (水)

究極のインシュレーター、特許機器「WB-30」とは?


 こんにちは、ハイエンドオーディオ担当の "あさやん" です。
本日は、インシュレーターでオーディオ業界に華々しくデビューしたメーカー、特許機器による「WB-30」を取り上げます。インシュレーター本来の意味を忠実に具現化したこの製品。実際に使ってみたレポートと併せてご覧ください。
特許機器 インシュレーター「WB-30」
特許機器 インシュレーター「WB-30」

聞き慣れない「特許機器」というメーカー

あまり聞き慣れない、特許機器というメーカーをご存知でしょうか。元々、防振・除振装置をはじめ、免震装置・制振装置など、広く振動環境対策に必要な装置、機材を供給するとともに、振動制御のノウハウを生かした計測、試験、コンサルティングなども行っている会社で、オーディオとは何の関わりもありませんでしたが、そうした数々の制振装置の開発の過程において、誕生したのが「Wind Bell」ブランドのインシュレーター「WB-30」です。

私が「Wind Bell」という名を初めて知ったのは、今から約2年も前になります。当時、特許機器という聞き慣れない会社の人が、研究用のスピーカーとしてB&W「802D」を考えており、ぜひ今開発中のインシュレーターを使って実際に試聴してみたいと、日本橋1ばん館にお越しになりました。私もその試聴にお付き合いしたのでした。当時持ち込まれたのはかなり大型のインシュレーターで、B&WをはじめJBLやタンノイなどのフロア型スピーカーを設置して、次々試聴をしていきました。

その時の印象としては、スピーカーが活き活きと自然な鳴り方をし、開放感があり、それまでより伸び伸びと鳴り出したのを、今でもはっきりと記憶しています。当時、その予価(4個50万円程度と記憶しています)を聞いて、その良さは大いに認めつつも、スピーカー1セットに100万円のインシュレーターはさすがに非現実的であるとも感じたものでした。それから2年、遂に我々でも手の届く、比較的リーズナブルな価格で「WB-30」(10~30kgのスピーカー用)が登場しました。

「WB-30」は、振動専門メーカーの強みを活かし、コンピュータ解析技術や音響・振動計測技術を駆使して、オーディオ機器と床面間の振動伝達メカニズムの詳細な解明を図る過程で生み出された、画期的なインシュレーターです。

インシュレーターとは

オーディオ用インシュレーターには、従来から色々な考え方から生まれた多種多様の製品が存在しています。例えば、
  1. オーディオ機器の設置を安定させるもの
  2. 機器自体の内部振動や音波により受けた振動を速やかに置き台や床に逃がしてしまうもの
  3. 逆に置き台や床からの振動を機器に伝えず跳ね返すもの
がありますが、「WB-30」は、機器と床の間を完全に遮断して双方に振動が伝わらないようにする、インシュレーター本来の意味(遮断するもの、絶縁物)を忠実に具現化した製品です。

「WB-30」の構造

「WB-30」の内部には、上部スリーブ(コップを伏せた形状の金属)に高品位のスプリングが内蔵されており、これが振動を完全に遮断し、上部スリーブを受ける下部スリーブの特殊なダンパーで、スプリング自体の共振によるぐらつきを押さえる構造です。「WB-30」の上部スリーブを軽く叩くと、仏壇のリンや風鈴のような「チリーン」という、非常に透き通った綺麗な音がします。この振動特性(共振・余韻・ゆらぎ)が、高周波振動をアシスト(増強)して主振動に重畳されることによって、スーパーツィーターを加えたことに匹敵するように、スピーカーの音響特性を劇的に向上させる、同社でいうところの「風鈴効果」が得られるのです。ここが他のインシュレーターとは決定的に違う最大の特徴です。

自宅のスピーカーに設置して試聴を行いました。

「WB-30」をスピーカースタンドの上面の四隅に置き、スピーカーを設置しました。実際、それまでの簡単な防振ゴムの三点支持から「WB-30」に換えた途端、まず位相がピタッと揃い、フォーカスが合い、急激に立体感が出てきたのです。そして、ボーカルがスピーカーの間に浮かんできたのです。しかも、小音量時でも解像度が非常に高く保たれ、透明度も落ちることがなくなりました。またこれは「風鈴効果」からか、サウンド全体が艶っぽくなり、滑らかさが向上しました。

一方、超低域はクッキリとして立体感が出てきて、しかも量的にも充実してきたため、ピラミッド型の安定した、高純度なハイファイサウンドとなったのでした。これは、2年前に初めて聴いた時と同じ印象なのですが、非常にS/Nが良くなり、暗騒音を意識させるほど、静寂感を伴った再現をするようになったのです。

そして、「WB-30」を外した途端、サウンドがベチャッと平面的になってしまい、艶や響きが失せ、ベースの音もかすんでしまったのです。もう元には戻れません。


特許機器「WB-30」こそ、今まで数々のインシュレーターを体験してきたオーディオファイル(=AudioPhile)にお勧めしたい、究極のインシュレーターといえるのではないでしょうか。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。(あさやん)

Joshin webショップ

  • Joshin webショップ 家電・PC・ホビーの大型専門店

ジョーシン店舗
高級オーディオ情報!

  • 下記店舗では、ハイレゾからアナログまで、Accuphase・B&Wなどのハイエンド オーディオ製品やオーディオアクセサリーが充実。試聴室完備で比較試聴も できます。

    日本橋1ばん館 4F
    (大阪 日本橋)

    三宮1ばん館 B1F
    (神戸 三宮)