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2014年7月 9日 (水)

今や避けては通れない「ハイレゾ」とは?

Hires

 こんにちは、ハイエンドオーディオ担当の "あさやん" です。
本日は、オーディオ業界で各種製品が発表され、盛り上がりを見せている「ハイレゾ(ハイレゾリューション・オーディオ)」について、掘り下げてみます。高音質が気軽に聴ける時代がやってきましたので、今一度確認しておきましょう。

ハイレゾとは

ハイレゾとは、CDより高音質なデジタル音源のこと。可聴帯域(人間が聞こえる)以上の高音域、よりダイナミックレンジ(小さな音から大きい音まで)の広い再生ができることにより、スタジオマスターに限りなく近い高解像度で、CDでは再現できなかった空気感、臨場感まで再現します。

このページをご覧の方に、もう少し詳しく掘り下げてみましょう。

2014年6月12日、一般社団法人 日本オーディオ協会が発表した「ハイレゾリューション・オーディオ(サウンド)の取り組み」というニュースリリースの中に、ハイレゾの定義が記載されていました。そこには、「FLAC or WAV ファイル 96kHz/24bit 以上が可能であること」とあります。また協会推奨ロゴもソニー株式会社から商標権譲渡を受けて決定されました。

CDは、サンプリング周波数44.1kHz・量子化ビット数16bitです。サンプリング周波数が96kHzの場合は、CDと比べて1秒間の処理スピードが2倍になることであり、量子化ビット数が24bitだと、記録できる音のレベルの細かさ(ダイナミックレンジ=音の大小)がCDのなんと256倍(2の8乗)になるということなのです。

そして、サンプリング周波数が44.1kHzであるCDの高域再生限界は22.05kHzであり、96kHzでは48kHz、192kHzでは96kHzということになります。このように数値が大きいほど、ノイズ(折り返しノイズ)成分を限界周波数以上の可聴帯域外に追いやること(ノイズシェーピング)ができるので、S/Nの確保にもメリットがあります。

現時点では、サンプリング周波数・量子化ビット数で表されるデジタル音源の記録方式「PCM」がまだ主流ですが、これはパソコンのOSそのものがマルチビットでの動作なので、音楽制作や家庭での再生にもスムーズに対応できた結果です。

主なハイレゾのフォーマット

「WAV」フォーマットは、非圧縮のファイル形式で、データの損失はないが必要な容量が大きい。原則としてデータにタグ情報が付けられないため、使い勝手が悪いといわれています。

「FLAC」フォーマットは、可逆圧縮(=元のデータに戻せる)のファイル形式で、音を犠牲にせずに、容量をWAVの約50~60%程度(50%以下にはならない)まで落とすことができます。タグ情報もデータに付加できるので、使い勝手の面で優れています。現在の音楽配信の主流は、この「FLAC」フォーマットです。

一方、ハイレゾの定義の96kHz/24bit以上のフォーマットに、おそらく含まれるであろう「DSD」フォーマットは、デジタル音源の記録方式の一つで、1bitでの音声記録です。時間軸で波形を数値化し、ダイナミックレンジは1bitの中の濃淡として記録するものです。サンプリング周波数2.8MHz(CD64)はCDの64倍、5.6MHz(128)は128倍というサンプリングでデータ化されます。PCMとは違い、間引きや補間がなく、超高域までなだらかに伸び、アナログライクな特性が得られます。またS/Nの面でも優れており音楽的には俄然有利な方式で、最近対応機種が急速に増加してきています。しかし1bitであるため、マルチビット処理を行っているPCのOS上ではPCMより扱いが難しく、まだまだ発展途上であることもまた事実です。

USB-DACとネットワークプレーヤー

約5年程前に「PCオーディオ」といわれ、雨後の竹の子のごとく登場したUSB-DACですが、最近はかなり淘汰され、国内オーディオメーカーや海外モデルが人気となっています。また、英国LINNの独壇場であったネットワークプレーヤーも国内各社から発売され人気となりつつあります。しかし、NASなどのネットワーク環境の構築など、まだ多少敷居の高さもあり、これからというところでしょう。

最新の製品は各種フォーマットにも対応してきており、以前の様なファイル形式によって再生できないというトラブルもなくなってきています。アプリも純正品を用意しているケースが多く、USBオーディオに比べ、PCの使用頻度が減る分、PCの難しい知識なしにファイルを再生できるのです。



今後のハイレゾの方向性

音質最重視で、自作に通じる趣味性の高いハイレゾ再生を目指される方は「USB-DAC」を、煩わしい操作が不要で、一旦セッティングすれば、後は音楽に没頭したい音楽愛好家は「ネットワークプレーヤー」に、2極分化していくものと思われます。

最後に一言

最後に、過去のオーディオ業界の反省を踏まえ、ハイレゾ普及のためにお願いしたいことがあります。

「高サンプリングレート=高音質」「DSD=高音質」ではないということを決して忘れないでください。44.1kHzのCDと同等のファイルでも、素晴らしい音質のソフトは幾らでもありますし、PCM 384.2kHzやDSD 5.6MHzのような数字競争は絶対やって欲しくないのです。ハイレゾといえども、最終的に重要なのは出てくる「音」なのです。ノイズ対策や変換精度など、デジタル領域の性能追求はもちろんですが、従来からのオーディオの音質改善手法である電源強化、位相管理、振動対策等々のノウハウが生きてこそのオーディオであることだけは忘れないでいただきたいのです。

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。(あさやん)

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