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2014年11月10日 (月)

アナログレコードをより良い音で聴くための高音質MCトランス!

こんにちは、ハイエンドオーディオ担当の "あさやん" です。
本日は、完全バランス対応の入力部を備えたMCカートリッジ用昇圧トランス フェーズメーション『 T-500 』を取り上げます。私自身、アナログを極めつつあると思っていましたが、「T-500」の存在を知ったことで、アナログを極めるにはまだまだやることがあったと痛感させられました。

私自身「目からうろこ」だったこと

今回のフェーズメーション『 T-500 』を取り上げるにあたり、私自身、「目からうろこ」だったことが2つありました。
  ◆ ステレオレコードのL/Rは、逆相で記録されている
ステレオレコードの規格として、当初、ステレオフォニック信号を溝の深さを変えて記録する「高低変調記録方式」と、左右方向に変調させた「横波変調記録方式」を組み合わせた英デッカが提唱する「VL方式」と、米RCAが主導するレコード盤への記録角度を45度傾け、L/R逆相にして記録する「45/45方式」が検討されました。しかし、左右の音質バランスが揃っていることと、モノラル再生との互換性にも優れていることから、結局「45/45方式」が採用されたのでした。

L/Rを逆相にした理由は、斜め45度の方向の振幅のため、大振幅時に針が飛んでしまうということが起きます。これを避けるために、LchとRchを逆相にして音溝をカッティングすることで、この針飛びを解決したのです。この逆相状態を補正するため、ステレオカートリッジの出力部分は、LchとRchが逆相になっているのです。その副作用として、モノラル盤をステレオカートリッジで再生した場合、信号の打ち消し合いが発生して、音が痩せて聴こえてしまうことが往々にしてあり、モノラル盤はモノラル用カートリッジで聴いた方が力強く聴こえるのはそのためだったのです。
  ◆ MCカートリッジの出力はバランス信号である
MCカートリッジは、内蔵コイルによって発電されるため、コイルの両端にはプッシュプルの信号が発生し、それはバランス信号となっています。本来、MCカートリッジの出力のような微弱なバランス信号はバランス伝送するのが理想なのですが、アンプのフォノ入力はRCA端子によるアンバランス受けになっているため、バランス伝送のフォノケーブルがほとんど存在しないのが現状です。

また、本来フォノイコライザーは、MMカートリッジでゲインを得られるように設計されているため、MCカートリッジではゲインが不足し、ヘッドアンプや昇圧トランスを介するのが一般的でした。その昇圧トランスの一次側(入力側)を『 バランス入力で受けることに目を付けた 』のが、フェーズメーションなのです。
フェーズメーション『 T-500 』とは

前述のように、MCカートリッジはコイルによって発電するため、コイルの巻き始めと巻き終わりでプッシュプルで動作するバランス動作をしています。その特徴を最大限に活かすべく、完全バランス対応の入力部を備え、高音質を目指したMC昇圧トランスが「T-500」です。

T-500 背面

本来、バランス動作しているコイルからの出力を、従来から我々は何の疑問も持たずにアンバランス接続(RCA→RCAピンケーブル)で伝送していました。その結果、MCカートリッジの微弱信号をバランス伝送することのメリットを大きく損なってしまうだけでなく、外部ノイズにさらされることで直接音質にも影響してしまっていました。

そこで「T-500」では、バランス型のフォノケーブル(同社のCC-1000D/CC-1000R)を使用することで、カートリッジのコイル部と「T-500」の内蔵トランスのコイル部までがプッシュプルの平衡型で伝送され、それをシールドが包む形となることで、誘導ノイズ等の外部ノイズをほぼ完全にシャットアウトできたのです。また、トランス入力部の中点と出力部のマイナス側を接続することで、カートリッジから見ると完全バランス接続(2番HOT)になるのです。


T-500とCC-1000の接続原理

(別ウィンドウで開きます)

さらに、従来ハンドメイドでなければ難しいとされていた特殊分割巻き線構造のトランスの量産化を自社で実現し、広帯域かつ優れた位相特性を獲得したのです。この結果、可聴帯域内の位相歪みが激減し、非常に音像定位が明確になったのです。

内部のトランス部は、外部振動が伝播しないように発泡ポリエチレンフォームで支持され、高S/Nを実現しています。またシャーシ中央に左右分割のシールド板を追加することで、聴感上のセパレーションを大幅に向上させたのです。

もちろん、従来のアンバランス型フォノケーブルでも高音質を実現できますが、別売のバランス型フォノケーブルを使用することで、更なる高音質が実現します。結果、「T-500」とバランス型フォノケーブルを使って、お持ちのプリメインアンプやプリアンプのMMのフォノ入力で受けることで、アンプのMC入力で直接受けるより、遙かに高音質のアナログサウンドが実現するのです。

このバランス型フォノケーブルとの組み合わせこそ、「アナログもまだまだ極め尽くされていない!」というフェーズメーションの主張を実感しました。「T-500」をご購入の際は、バランス型フォノケーブルの同時購入を絶対にお勧めします。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。(あさやん)

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