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2015年7月 8日 (水)

確実に進化を遂げた!小型USB-DAC『 TEAC UD-503 』登場!

こんにちは、ハイエンドオーディオ担当の "あさやん" です。

私自身、自宅で小型のUSB-DACを使用して、ハイレゾソフトはもちろん、CDをリッピングしたファイル再生の音質にも十分満足して楽しんでいます。過去20数機種に及ぶ大小のUSB-DACを試し、私が気に入った小型USB-DACの中で5本の指に入ってるのがTEACの「UD-501」です。

今回は、そのTEACの最新機種となる「UD-503」の魅力に迫ります。「これぞ!小型据置型USB-DACの最終型」と思わせる、素晴らしい出来映えです!


TEAC「UD-501」とは

私のお気に入りTEAC USB-DAC「UD-501」は、小型ゆえの凝縮感、精密感、その取っ手のついた厚みのあるパネルを採用した筐体やボリュームの質感は、ハイエンドオーディオに通ずるものがありました。

さらに、USB入力で国内では最も早く、5.6MHz DSDのネイティブ再生や、PCMでも384kHz/32bitに対応した画期的な製品で、発売から2年半が経過した現時点でも第一級のスペックです。

DAC、オペアンプ、トロイダルコアトランスに至るまで、徹底したデュアルモノラル構成というこだわりも見逃せません。
また、音質は、厚みのある中低域をベースに、伸びやかな中高域、音場空間の表現力はハイエンド機器を彷彿とさせるほどでした。

このUSB-DACがPCオーディオにおけるハイレゾの、その後の流れを決めたといっても過言ではありません。
そのこだわり機が2年半ぶりに大幅にバージョンアップされたというのですから、大いに期待せずにはおられません。


ちょっと寄り道:私のハイレゾ感

巷では「ハイレゾ=高音質」と短絡的に捉えられている節があります。そのとばっちりを大いに受けているのがCDです。CDは音が悪い、44.1kHz/16bitのCDでは、さも音楽の本質が伝わらないような言われ方をしてる昨今です。これには私自身、過去のオーディオ界に蔓延した「数字競争」と同じに見えてしょうがないのです。本質を忘れた不毛の競争に…。

サンプリング周波数 44.1kHzの素晴らしい録音のCDより、音の悪いハイレゾソフトは幾らでも存在します。

もちろん、同じ演奏を44.1kHz・96kHz・192kHz、あるいはDSDで録られたハイレゾソフトと比べるなら、間違いなくハイレゾが有利ですし、サンプリング周波数の大きいハイレゾソフトに軍配は上がります。

しかし、素晴らしい演奏で素晴らしい録音のCDも、世の中には幾らでも存在することは、忘れないでいただきたいのです。

一方、CDを超えるフォーマットとして、唯一の現存するハイレゾディスク「SACD」に、最近暗雲が立ちこめ始めてきているのです。

それは、SACDの開発メーカーでもあるSONYが、SACDプレーヤーの唯一の入門機ともいえる「SCD-XE800」の生産を急遽終了してしまったのです。しかも、後継機は考えていないとのことですが、何とか復活を望みたいものです。

話を本題に戻しましょう。


11.2MHz DSDに対応した最新機種「UD-503」

最新機種「UD-503」は筐体サイズや仕上げ感、電源部を含めたデュアルモノラル構成は、ほぼ前作「UD-501」を踏襲していますが、その内部の核心部分は大幅にリニューアルされています。

最も注目したいところは、Windowsはもちろん、Macでも11.2MHz DSDに対応したことです。

また、DACチップも前作の「BurrBrown PCM1795」ではなく、ESOTERICの最新鋭のSACDプレーヤー「K-05X」にも採用されている、旭化成の最新チップ「AK4490(※)」を左右に1基ずつ採用しており、サウンドは確実に進化を遂げています。※AK4490はプロフェッショナル用、デジタルオーディオ機器用に開発された、旭化成エレクトロニクス社のAudio4pro(tm)ファミリーブランド製品です。

さらに、独自設計のFPGA(プログラマブルIC)により、PCMデジタル信号を2倍・4倍・8倍へとアップコンバートする機能に加え、DSDへのアップコンバートにも対応しています。DSDファイルが持つ、濃密な空気感や繊細さがCDのリッピングソフトでも味わえるのです。

CDからリッピングした音源なら、実にCDの約256倍のデータ量を持つ、DSD 11.2MHzフォーマットにアップコンバートされ、48kHz系のPCM音源であれば、DSD 12.2MHzで再生できるのです。これまで体感できなかったことが初めて可能になったのです。これが「UD-503」の最大のトピックかも知れません。


こだわりを見せるクロックと電源

TEACやESOTERICが他社に比べ、一層のこだわりを見せるクロックですが、「UD-503」では44.1kHz系と48kHz系の2基の低位相雑音型のクロックを採用。10MHzの外部クロックの入力まで装備しています。

私自身「クロックこそデジタルの要」であるとの認識を持っていることから、このTEACのこだわりには大いに拍手を送りたいと思います。

一方で、私は「電源こそアナログの要」との認識も持っており、「UD-503」はその電源にも大きくメスを入れています。左右チャンネルに1基ずつ搭載しているトロイダルトランスを、前作よりさらに大容量化を図っているのです。

また、新たにデジタルアイソレーターを採用することで、電源およびグラウンド双方が完全に絶縁された回路となり、USB経由でパソコンから侵入してくるノイズはもちろん、デジタルノイズのアナログ回路への侵入を完全に阻止することで、特にサンプリングレートの高いハイレゾソースに威力を発揮するはずです。


バランス駆動型ヘッドホンへの本格的対応

もう一つの大きな注目点は、最近注目を集めているバランス駆動型ヘッドホンへの本格的対応です。

ライン出力用として左右各チャンネルに2基ずつ搭載されている、同社のハイエンドオーディオ設計で培った、電流電送能力の高い独自回路をバランスヘッドホン出力時にも使用することで、圧倒的な駆動力を実現できたといいます。

さらに、COLD側を強制的に0Vに近づけることで、無音時における静寂性や繊細感の向上に大いに貢献するという「アクティブ・グラウンド駆動」を装備しており、ヘッドホンアンプとしても最高度の最新技術を駆使しているのです。

また、RCAアナログ入力1系統や、フロント側の同軸/光兼用のミニデジタル入力端子1系統までも装備しています。ボリューム可変/固定選択式のXLRバランス出力と、RCAアンバランス出力を1系統ずつ装備していることから、パワーアンプさえあれば、多機能なデジタルプリとしても使える仕様となっています。

他にも、3点支持の強固なステンレス製ピンポイントフットが採用されているなど、ESOTERICブランドでこだわり抜いた独自のノウハウが、この「UD-503」には随所に注入されています。


総評

PCオーディオファンならずとも、オーディオファンにとっても、ついにここまで来たか!と思わせる、ある意味『 これぞ、小型据置型USB-DACの最終型! 』といえるかも知れません。

2台目・3台目のUSB-DACをお考えの方にこそ、自信を持ってお勧めできる小型据置型USB-DAC「UD-503」の登場です。ぜひ、導入をご検討ください。

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。(あさやん)

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