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2015年9月15日 (火)

アナログを始めるならコレ! 5万円前後のアナログプレーヤー3機種!

こんにちは、ハイエンドオーディオ担当の "あさやん" です。
ハイレゾ全盛の昨今ですが、アナログが見直されてきているのをご存じの方も多いことでしょう。
本日は、若い音楽ファンの方にアナログをお勧めしたいとの思いから、フォノイコライザーが内蔵されたタイプなど、比較的ローコストのプレーヤーを中心に、その利便性やサウンドとともにご紹介します。

また、ハイレゾによってオーディオの面白さ、その奥深さを知って、今オーディオに熱く燃えていらっしゃるオーディオファンや、ブラックディスクを一度は触ったり聴いたりしたことがあり、いつかはアナログをやってみたいとお考えになったことのある皆様にもお勧めしたいアナログプレーヤーです。ぜひ、導入をご検討ください。


アナログプレーヤー
(写真は、TN-350)


私がお勧めする『 5万円前後のアナログプレーヤー 3機種 』

アナログプレーヤーは、色々な点で矛盾の固まりともいえます。

例えば、レコードの傷やホコリによるスクラッチノイズ(パチパチ音)や、駆動モーターによる振動やノイズ(ハムや電磁波)の発生、モーターの回転ムラ(ワウフラ)、外部振動によるハウリング(ボリュームを上げた時のボワ~ン音)といった問題があります。

さらには、物理的なトーンアームの限界(針先が直線的に横に動くのではなく、円弧を描いてしまう)からは、完全に逃れることはできません。

メーカーエンジニアは、そのマイナス部分ともいえる問題点を、長年のノウハウの積み重ねによって得られた独自の工夫を凝らすことで、「少しでも減らそう」「聴感上は感じないレベルまで落とそう」と、努力を重ねて製品開発をしているのです。

私自身、今からアナログを始められる方に、数十万円もかけるべきだとは考えてはいません。

かと言って、プラスティックの軽量ボディや、華奢なストレートのトーンアーム(基本的にカートリッジ交換は不可能)の付いた低価格のアナログプレーヤーでは、アナログとデジタルのサウンドの違いこそ分かっても、アナログサウンドの本質的な良さは理解していただけないと考えています。

そこで今回は、前述のアナログの問題点を可能な限り克服して、アナログディスク(主にレコード)から、オーディオのメインソースとして十分楽しめるレベルのサウンドを引き出せると考えられる「アナログプレーヤー 3機種」を取り上げます。


TEAC「TN-350」

アルミダイカスト製のターンテーブルを、トルクの強いDCモーターと耐久性の高いゴムベルトにより回転させる「ベルトドライブ方式のマニュアルプレーヤー」です。

本体仕上げは2色。いずれも美しい光沢と木目の突板多層塗りが施され、薄型でスタイリッシュなデザインです。

フォノイコライザーを内蔵(オペアンプにはオーディオ用高音質の新日本無線製を採用)し、Texas Instruments製のA/Dコンバーターまで搭載しています。USB端子経由でPCMデジタルオーディオデータ(最大48kHz/16bit)として、パソコンに保存が可能です。このクラスのプレーヤーで、即、貴重なレコードのデジタルアーカイブができるということは大きなトピックでもあります。

トーンアームは本格的なS字型のユニバーサルタイプで、ヘッドシェルやカートリッジ(audio-technicaのVM型カートリッジ装着済み)の交換も可能です。カートリッジの交換でお好みのサウンドが楽しめます。

また、アンチスケーティングや針圧の微調整も可能、針の昇降ができるアームリフターも装備している、本格派のプレーヤーです。

サウンドは、バランスが良く、特に細部を強調するようなこともなく、心地よくアナログを楽しんでいただけるものです。低域方向に厚みを伴った「暖ったか系」のサウンドです。


ONKYO「CP-1050」

クォーツロックDD(ダイレクトドライブ)方式で、フォノイコライザーが内蔵されていない、純粋なマニュアルプレーヤーです。

重量は9kg近くあり、トルクの高いモーターを搭載したことで、アルミダイキャスト製のターンテーブルを短時間で低速回転させることができます。

キャビネットには、同社のスピーカーにも使われている強固なMDF材が採用されており、アナログ全盛期を思わせる、オーソドックスな作りのプレーヤーに仕上がっています。

トーンアームは、軽量級の高感度S字型アームを採用。安心して針先の上げ下げができる、アームエレベーション機構も装備されています。

audio-technica製のVM型カートリッジが付属していますが、ヘッドシェル・カートリッジが交換できるユニバーサルタイプで、交換により、更なるグレードアップもできます。振動を抑えるインシュレーターは、高さ調整が可能です。

サウンドは、厚みや艶のあるアナログらしいもので、細部にこだわるのではなく、大らかにゆったりと音楽を楽しめると感じました。カートリッジの個性を十分生かせる、安心感のあるプレーヤーです。


SPEC+「AP-50」

発売は2012年ですが、その古さを感じさせない、往年のテクニクス「SL-1200」を思わせるデザインは魅力的です。

当時のテクニクス製と同じ、クォーツロックサーボDD方式のマニュアルプレーヤーです。

キャビネットは樹脂製ですが、作り慣れた要所を押さえたものになっています。

マニアライクなターンテーブル外周のストロボでのスピード調整が可能。PHONO入力のないアンプにもすぐにご使用いただけるように、ON/OFF付のフォノイコライザーを内蔵した親切設計です。

カートリッジ(audio-technicaのVM型カートリッジ)も付属しており、直出しのアース線(2015年1月以降の製品)も付いています。
※ご注意:MCカートリッジでは内蔵イコライザーの影響で、ハム音が出る可能性があるため、交換用のカートリッジにはMM型またはVM型のカートリッジをお勧めしているとのことです。

また、DJ(ディスクジョッキー)仕様も兼ねているため、ピッチコントロールや逆回転機能まで付いています。

これらの機能は音楽ファンにとっては不要でしょうが、それらは本機の性能を犠牲にしたものではありません。

プロ仕様というのもあり、スタティック・バランス型のトーンアームは、シンプルで非常に剛性のあるしっかりしたものとなっています。

サウンドはDJ仕様ということで、荒っぽい馬力を狙った音作りだとついつい想像してしまいますが、意外や意外、非常に素直で癖のないものです。反応の速い、キビキビとした力強いものです。


最後に。

これら基本性能を押さえたアナログプレーヤーをお使いいただくことで、アナログの素晴らしさや人間味のある反応が体感できます。

例えば、カートリッジやヘッドシェルの交換で音が変わる楽しさ、設置条件(オーディオボードやインシュレーターの使用)による音質向上の微妙な世界。

さらには、レコードを最良の状態で演奏するために、各種アクセサリー類(クリーナー類、スタビライザー、ターンテーブルシートなど)を使う際の儀式など。

過去にアナログを経験されたオーディオファンは、その当時のノウハウがまた活かせますし、初めての方には、アナログの難しさや、それを克服した時の快感を、ぜひご体験いただければと思います。

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。(あさやん)

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