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2015年10月15日 (木)

斬新なデザインのスピーカー『 Chameleon 』をレポート!

こんにちは、ハイエンドオーディオ担当の "あさやん" です。
本日は、スピーカーとしては斬新なデザインですが、サウンドはイタリアの感性が息づく「ソナス・ファベール」そのものだった『 Chameleon 』シリーズをご紹介。ジョーシン日本橋1ばん館で試聴しましたので、その製品コンセプトとサウンドについて、レポートいたします。


Sonus faber「Chameleonシリーズ」

( 写真は「Chameleon B」オレンジ )

ソナス・ファベールとは?

ソナス・ファベール(Sonus faber)は、1980年に北イタリアの町ヴィチェンツァで、フランコ・セルブリン氏によって創業されました。ヴィチェンツァは「陸のヴェネツィア」とも呼ばれ、その市街はユネスコの世界遺産「ヴィチェンツァ市街とヴェネト地方のパッラーディオのヴィッラ」の一部として登録されています。

社名のソナス・ファベールとは、ラテン語で「音の工房」を意味しますが、その社名の通り、自家ワイナリーに囲まれた静かな仕事場から、工芸品と見まごうばかりのオーディオ製品の数々が生み出されています。

それは、精緻な木工技術と音の純度へのアプローチが見事に融合したもので、イタリアならではの感性の極致ともいうべき、技巧・芸術性が凝らされています。

その個性的で創造性豊かなソナス・ファベールの製品は、他の追従を許さないオリジナリティ溢れる製品で、確固たるサウンドポリシーを持ち、スピーカーの銘機を数多く世に送り出しています。

スタイリッシュで比較的リーズナブルな価格のスピーカー

その名門ソナス・ファベールから、高級機と並行して、幅広い音楽ファン向けの製品として開発されている比較的リーズナブルの製品ラインナップに、新たに加わったのが、大注目のスピーカーシステム『 Chameleon (カメレオン) 』シリーズです。

斬新なコンセプトのもと、スピーカーのサイドパネルの色を選べるとともに、後日交換もできるという、まさに現在のライフスタイルに沿って開発された新シリーズのスピーカー群です。

私のようなオーディオ経験の長いマニアにとっては、ソナス・ファベールと聞くと、その強烈な印象と音質の素晴らしさから、1980年代後半の「アマトール」や「ミニマ」を思い出してしまいます。

その高級楽器そのもののような精緻なエンクロージャー、本革が張られたバッフル、本物の大理石を使ったスピーカースタンド、そして当時初めてその名を知った、ディナウディオ(Dynaudio)製のスピーカーユニットなど、30年経った今でもそのサウンドとともにはっきりと記憶しています。

現在ではそのブランドはすっかりお馴染みにはなりましたが、超ハイエンドの「Aida」「LILIUM」「AMATI」「GUARNERI」はともかく、その下に続く「Olympica」「Venere」はそれらに比べて比較的お求め易い製品ではありますが、それでもやはり、どなたにでもお勧めできる価格ではありませんでした。

今回、ソナス・ファベールは、さらに若いオーディオファンや音楽をこよなく愛する真の音楽ファンをターゲットに、スタイリッシュで比較的リーズナブルな価格の製品『 Chameleon 』を提案してきたのです。

サイドパネルのカラーが選べて、交換も可能!

ソナス・ファベールの『 Chameleon 』シリーズには、2ウェイ・ブックシェルフ型の『 Chameleon B 』と、3ウェイ・フロア型の『 Chameleon T 』があります。

どちらもサイドパネルの色が6色(レッド、オレンジ、ブラック、ホワイト、メタリック・ブラック、メタリック・グレー)の中から選択でき、しかも着脱式で取り替えも可能というのが最大の特徴です。

スピーカー本体のサイドパネル着脱部分は、発泡ポリウレタンフォームと制振樹脂のフレームを組み合わせることで入念に共振処理がされてます。

また、音響的に強度の優れた4層構造のサイドパネルによって、さらに不要な共振を徹底的に排除でき、デザイン性をも併せ持たせることができたと言います。

そして、ソナス・ファベールならではの、フロントからリアパネルに至るまで、表面に張り込まれた上質な革にも、振動を低減する効果を持たせているのです。

『 Chameleon B 』は、ドイツの名門ブランドであるDr.クルトミュラー(DKM)製ダイアフラムの29mmソフトドーム・ツィーターと、新開発の15cmポリプロピレン・ウーファーがレザー仕上げのフロントバッフルに近接配置されています。

また、ボトムに大口径のバスレフ・ポートを設け、さらにショート・ポートも採用したことで、充分な量感とスピード感のあるサウンドを同時に手に入れたのです。

『 Chameleon T 』は、『 Chameleon B 』と同じユニット構成に、18cmウーファーを2個を追加した、本格的4ユニットによる大型フロントバスレフのフロア型で、スケール感は大幅にアップしています。

また、フロントバスレフのお陰で、壁に近づけての設置も可能になり、使い易くなっています。さらに、底面にスパイクが付けられる大型のベースプレートが、床からの振動の影響をアイソレートしているのです。

ジョーシン日本橋1ばん館で試聴しました!


今回の試聴はフロア型の『 Chameleon T 』のみですが、『 Chameleon B 』は『 Chameleon T 』の中低域から高域にかけてのユニットと同一であることから、スケール感こそ若干後退するものの、音質傾向はほぼ同じものと考えられます。

アキュフェーズの「DP-720」→「C-2820」→「A-200」を使って、試聴しました。

まず、私の定番の試聴用CDソフトである、リヴィングストン・テイラー「Ink」から始めました。冒頭の口笛の自然さ・肉質感に衝撃を受けました。まさに、生の口笛です。

その後のボーカルもいつもより甘く、柔らかで、人肌の温かさを感じさせるものでした。音場の奥行き感も圧倒的で、ボーカルと楽器の前後感がはっきり感じ取れました。

女性ボーカルでは、口が小さく、声は非常に滑らかで、引っかかる部分が全くない、ヒーリング効果のような気持ち良さを感じさせるものでした。

クラシックにおいては、オーケストラではスケール感やフォログラフィー的な立体感があり、低域の重心は低く、高域には強調感がなく、自然に伸びており、その質感は絹ごしのように感じました。

特に弦の再生は「さすがソナス・ファベール」と思わせるもので、「ツィゴイネルワイゼン」の冒頭のバイオリンは、木質感たっぷりで松ヤニの油っぽさまで感じ取れる程でした。生ギターもクラシックでは生々しく、まろやかで心地よく聴けました。

一方、フェイキー「To The Limit」の豪快なギター演奏では、胴鳴りが見事に再現され、実体感、木質感、さらにはスタジオのエコー感は非常にリアルなものでした。

爽やかな秋風のようなサウンド

『 Chameleon B 』はさすがにフロア型の『 Chameleon T 』のスケールには及ばないでしょうが、4.5~6畳程度の比較的小さなお部屋で、ニアフィールドでお聴きになる場合の鳴らしやすさ、バランスの良さは過去の経験から間違いなく素晴らしいものと確信します。

ハイレゾ・ソフトでも、これ見よがしに高域の伸びを強調するようなことはなく、アナログライクな滑らかな中高域と厚い低域が再現されると思います。一度真空管アンプでも聴いてみたいとも感じました。

『 Chameleon 』シリーズは、イタリアの感性が息づく「ソナス・ファベール」そのもののサウンドでした。私自身、新製品の試聴で、久々に『 癒し 』『 和み 』『 爽やかな秋風 』を感じました。

「このままもっと聴いていたい…」後ろ髪を引かれる思いで、リスニングルームを後にしました。

お好みの音楽を、素晴らしいサウンドで、おしゃれに楽しみたい方に、この『 Chameleon 』シリーズをお勧めします。

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。(あさやん)

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