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2016年3月19日 (土)

DENONの新世代プリメイン「PMA-2500NE」の実力とは?

こんにちは、ハイエンドオーディオ担当の "あさやん" です。
本日は、先日発売されたDENONのプリメインアンプ「PMA-2500NE」を取り上げます。20年にわたる超ロングセラー機「PMA-2000」をどこまで超えられるのか? 日本橋1ばん館での試聴も併せて、探ってみます。


DENON 2500NEシリーズ

DENONの最新鋭機「2500NEシリーズ」は、「Beyond the Best(最高を超える)」のコンセプトのもと、超ロングセラーの「2000/1650シリーズ」として、実に20年の長きにわたり磨き上げてきた性能・音質を遥かに超え、従来機以上のクオリティを実現することを最終目標に開発を進め、ついに製品化されたのです。

ちなみに、「2500NEシリーズ」の「NE」は、「New Era(新時代)」の意味だそうです。

また、最もポピュラーなソースであるCDやSACDを最高度に再生するためのプレーヤー「DCD-2500NE」と、近年急拡大するファイル音源やストリーミング音源において、さらなる音質のグレードアップを果たすため、新たにネットワークオーディオプレーヤー「DNP-2500NE」もラインアップに加え、これら3アイテムによる「2500NEシリーズ」を完成させたのです。

今回は、オーディオファンが最も興味を持たれているであろう、USB-DAC搭載プリメインアンプ「PMA-2500NE」にスポットを当て、試聴レポートを交えながら、レビューいたします。

プリメインアンプ「PMA-2500NE」

「PMA-2500NE」は、シリーズとしては初めてデジタル入力を搭載したプリメインアンプです。

シャーシを従来機から一新し、内部のレイアウト上での制約がなくなったことで、上級機の「PMA-SX1」「PMA-SX11」から継承した設計思想である「シンプル&ストレート」が、より徹底されたアンプとなっています。

デザイン上で従来機と最も異なるのは、前面パネルの右側にある、入力やサンプリングレートが表示される「FLディスプレイ」でしょう。

出力段は、当然、同社アンプのシンボルとなっている増幅素子「UHC-MOS」によるシングル・プッシュプルで構成されています。

これは、通常のアンプで行われているように、複数のトランジスタをパラレルに使えば、大出力は得られやすいものの、個々のトランジスタにバラツキがあることから、十分な音の鮮度が得られないと考えてのDENON伝統の手法です。これを使うことで、「繊細さと力強さ」を両立できたといいます。

さらに今回、出力段までの素子数を減らし、フラットアンプを使うことなく、1段のハイゲインアンプだけで構成することで、信号経路のさらなる短絡化と高速化を果たしているのです。

また、従来機から保護回路も一新されており、ダンピングファクターがプリメインとしては異例な、実に700以上を達成できたといいます。強力な電源回路は、2つのトランスの向きを逆にすることで、漏洩磁束を相殺できるという「L.C.マウント」を採用。電源回路の最短化と低インピーダンス化を実現しています。

未だにカートリッジの生産をつづけているDENONならではの、MM/MCカートリッジ対応のフォノイコライザーの搭載に加え、今回最大のエポックであるUSB-DACは、現実的にはファイルオーディオの最終フォーマットともいえる、DSDで11.2MHz、PCMでは384kHz/32bitにまで対応させており、スーパー・ハイレゾ対応として、万全を期しています。

内蔵されたDACは、バーブラウン社製の32bit型「PCM-1735」で、PCM再生時はDENON独自の「Advanced AL32 Processing Plus」によるデータ補間を行い、高解像度と倍音の再現性を高めているとのことです。

そして、我々オーディオファンにとっては最も気になる、同一筐体のデジアナ共存によるデメリットを払拭すべく、デジタル回路には、アナログ回路と電気的に完全分離する「デジタルアイソレーター」を採用するとともに、厳重なシールドが施され、トランスの下に配置されているといいます。


PMA-2500NE 内部

また、プリ部も正面から見て、右側のスペースに完全にシールドされ、配置されています。アナログ・モードのスイッチを押すことで、デジタル専用トランスへの給電を断ち、DAC回路と前面FLの電源も切るという徹底ぶりです。

リアパネルの入出力端子は、従来機にあった使用頻度の低いプリ出力は省略され、アンバランス入力×4、PHONO(MM/MC)入力×1、外部プリ入力×1、アンバランス出力(録音)×1に、デジタル入力として、USB-B入力×1、同軸デジタル入力×2、光デジタル入力×2となり、スピーカー端子もA/B 2系統あり、バイワイヤリングにも対応しています。

そして、「PMA-2500NE」を操作してみて印象的だったのは、中央の27型大型ボリュームのフィーリングです。モーター式とは思えない、手触りの良い重量感のあるノブは、価格以上のものを感じました。

シンプルな回路構成にできるメリットから、あえてアナログ式ボリュームを採用しており、ノブのアルミは従来機の2.5倍肉厚として、機械振動までも抑えたのです。このあたりに手抜きのない所は、「さすが、DENON」と納得したものです。

試聴しました


日本橋1ばん館の試聴室で「PMA-2500NE」をじっくり試聴しました。スピーカーは主に、モニターオーディオ「SILVER 6」とダリ「OPTICON 6」を使用しました。

試聴には、私の聴き慣れたCDソフトを中心に使用しました。

どうしても、従来機「PMA-2000RE」と比べてしまい、中低域の厚みと安定感、高域のキレは酷似していると感じたのですが、中高域の滑らかさや残響成分の豊かさは「PMA-2500NE」に進化の跡を感じました。

従来機がオーディオファン向けの高解像度で力強さがあり、良い意味でオーディオ的であったのに対し、「PMA-2500NE」は高域の鮮度が向上したことで、透明度やスピード感がアップし、少し若返ったといえるサウンドと感じました。

パソコンを使ったハイレゾ再生では、さらに鮮度がアップし、細かな部分まで再現した自然なサウンドは、CDとはひと味違う生々しさを感じました。

本来、外部のD/Aコンバーターとアンプをケーブルによって接続するPCオーディオ再生が一般的ですが、この「PMA-2500NE」はD/Aコンバーターを内蔵したことで、DACとパワーアンプが最短で直結されたことによるメリットが効いているのではないかと思います。

従来機「PMA-2000RE」が持っていたDENON伝統のサウンドに、新たにフレッシュさを加え、ハイレゾが直結で聴けるという、最新のフィーチャーを備えたプリメインアンプ。

DENON製品の音決めを行うサウンドマネージャーも代わったという今回の「PMA-2500NE」こそ、「新世代のプリメイン」として、ロングセラーを続けると確信しました。

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。(あさやん)

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