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2016年5月13日 (金)

魅惑のピュアサウンド!? 新生SOULNOTEの10周年記念モデルに注目!!

こんにちは、ハイエンドオーディオ担当の "あさやん" です。
本日は、SOULNOTE(ソウルノート)ブランド 設立10周年の記念モデルとなる、こだわりのプリメインアンプ「A-1」と、CDプレーヤーの「C-1」に加え、英国発祥のスピーカーメーカーPMC創立21周年記念モデルのモニタースピーカー「DB1 Gold」を取り上げます。試聴すると、従来からのSOULNOTEならではのサウンドは健在で、さらに磨きがかかった製品に仕上がっていました。試聴レポートとあわせて、ご覧ください。


SOULNOTE(ソウルノート)ブランドとは

2006年に高級オーディオブランドとして、株式会社CSRが立ち上げたブランドが「SOULNOTE」です。

SOULNOTEとは「魂を震わす音」を意味し、「そんな音を表現したい…、そんな音を刻みたい…、そんな音を受け止めたい…」という志のもとに設立された経緯から、その創り出すサウンドは、他の国内メーカーの製品とは一線を画する、オリジナリティに溢れたものになっています。

そのサウンドのスピード感や雑味の無さに共感する人が非常に多く、ファンの間では熱狂的に支持されています。

SOULNOTEが今年、設立10周年を迎えるにあたり、記念モデルとして企画・開発されたのが、今回ご紹介いたしますインテグレーテッド(プリメイン)アンプの「A-1」と、CDプレーヤーの「C-1」です。

SOULNOTE設立時からのコンセプトである『演奏者の魂を目の前に蘇らせる音』への原点回帰を目指しつつ、徹底的なこだわりをもった新しい開発者が、現時点で考え得る最高のアナログ・プリメインアンプと、同社ファン待望久しい一体型CDプレーヤーを、節目の年に完成させたのです。

またこの度、株式会社CSRは、英国のスピーカーメーカー「PMC」のコンシューマ向け製品の国内販売を、従来のヒビノインターサウンド株式会社から引き継ぐ形で開始しました。

PMCは、BBC(英国放送協会)に在籍していたエンジニアが独立して、1990年に英国で創立したスピーカーメーカーです。放送・映画・音楽制作・マスタリングなど、業務用のモニタースピーカーとして支持されているほか、コンシューマ向けモデルも展開しています。

今回、国内で取り扱うPMC製品は「SEシリーズ」「twentyシリーズ」「factシリーズ」「DB1 GOLD」の4種類。ちなみに「twenty 26」は、日本で新たに発売されるモデルとなります。

この度、SOULNOTE「A-1」「C-1」、PMC「DB1 Gold」を試聴することができましたので、レポートいたします。

なお、今回の「A-1」「C-1」から、従来の設計者である「鈴木 哲」氏に代わって、CSR独自の設計に変更されていることから、一部のファンの間では「音質傾向が大幅に変わるのではないか?」との心配もあったようです。しかし、試聴した私の感想として、その懸念が全くなかったことを、まずは断言して、話を進めてまいります。

インテグレーテッドアンプ「A-1」



A-1の回路構成は、従来機同様の完全無帰還(Non-NFB … 出力信号を意図的に入力側に戻し、入力信号と合成する回路を持たない)のディスクリート回路を採用。その特性を生かすために、従来機にも増して、細部にわたり徹底的に再検討を行った結果、躍動感・スピード感・ワイドレンジ化が、さらに進んだとのことです。

また、これも同社従来機の手法であった、大型トロイダルトランスを新たに開発。フィルターコンデンサーも、高耐圧・小容量(通常、アンプは大容量を競って採用します)のものを多数並列接続することで、低インピーダンス化を図っています。

さらに、直流電流を作る整流ダイオードを電源トランスの直近に配置することで、電流の流れを最短化し、電源ラインのスピードアップを果たしたのです。

これらにより、S/N感やスピード感がさらに高まったのです。

その他、信号経路でのコネクタ類を全てなくして直結したことや、プリント基板を立体的に組み合わせることで、S/N感の改善が図れ、接点の経年変化も回避出来たのです。

出力トランジスタには、特性の揃ったものをセレクトしてペアリング(海外のハイエンド機では常識)することで、音像のフォーカスがシビアに決まるとのことです。

従来機でも採用していたスパイクによる3点支持を継承しており、特にトランス直下のスパイクピンにより、トランスの振動を筐体外に排除しています。

これは、CDプレーヤーのC-1でも採用されています。

A-1の外観や操作感については、C-1同様、フロントパネルは15mm厚の重量級アルミパネルを5mmの深さで横に削るという、非常に凝ったオリジナリティ溢れるもので、ドイツのブルメスターをちょっと彷彿させるような高級感のあるデザインになっています。

そして最も特徴的なのは、そのボリュームコントロールです。一般的な可変抵抗を使った回転式ボリュームや電子ボリュームではなく、新開発のリレーアッテネーター方式のバランス型を採用。操作には少し慣れが必要ですが、左右のギャングエラーが皆無で、何より小音量時のクォリティには目を見張るものがあります。

CDプレーヤー「C-1」

「今さらCD?」という疑問が出るのを覚悟で開発した、非常にこだわり抜いた「CDプレーヤー」といえます。

DACには、Texas Instruments社製 PCM1792Aをデュアルで搭載し、L/Rを完全セパレートに。SOULNOTE伝統のNon-NFBフルディスクリートアンプでバランス信号のまま出力。繊細かつダイナミックなサウンドを目指しています。

従来機同様に、2倍速読み出しバッファリング回路(ディスクを2倍速で回転させる)を搭載することで、ジッター成分や位相雑音を排除でき、CDに含まれる全ての情報を引き出します。

また、CD再生時にはディスプレイをOFFにすることで、ノイズ源になりうるマイコンの動作をストップさせます。電源トランスには、アンプ並の巨大な180VAのトロイダルトランスを搭載しています。

そして、あくまでもSOULNOTE製品のデジタル入力専用となりますが、デジタルダイレクト出力を装備しています。

これは、トランスを持たないダイレクト出力回路より、純粋なパルス信号を送出し、受信側の回路に不要なノイズ成分を与えないのだそうです。SOULNOTEユーザーには、かなり恩恵があるようです。

モニタースピーカー「DB1 Gold」



スタジオのサウンドクオリティを、自宅でも楽しんでいただけるというコンセプトとして誕生した、PMC創立21周年記念モデルです。

140mm径のドープコーンウーファーと、27mm径のソフトドームツイーターを採用しており、本来は録音スタジオのミキサーの上に置く「ニアフィールド・モニター」でもあります。

エンクロージャーには、超小型ながらPMCの代名詞ともなっている「ATL(Advanced Transmission Line)」構造を採用。

低音ドライバーをATLの端に配置することにより、その長い経路と吸音材によって、低音ドライバーの背面から放出される高音域成分を減衰させています。

一方、低音域成分はATLを通り、低音ドライバーの正面の位相と同じになるように開口部から出力され、第二の低音ドライバーとして働きます。

ちなみに、「DB1 Gold」のATLの長さは1.5mもあります。これらにより、中音域と高音域のディティールは高調波歪の影響を受けることなく、透明感のある中域、ハイスピードな低域というPMCの特徴を実現したのです。



試聴しました



ジョーシン日本橋1ばん館にて「C-1」「A-1」の最終試作機を使い、「DB1 Gold」を試聴しました。

見た目の印象は、「C-1」「A-1」のデザインが非常にユニークで高級感があり、従来の「SOULNOTEのあっさり系」のデザインとはかなり違っていると感じました。一方、「DB1 Gold」は想像以上に小さく、「これで本当に大丈夫なの?」と、ちょっと不安がよぎりました。

そして、いよいよ音出しへ。

いきなり、ストレートパンチを喰らったような衝撃を受けました。「まさか、このスピーカーだけの音とは…。この低音の豊かさは何なのだろう?」と、にわかに信じ難いほど、豊かで締まりのあるものでした。

また、立ち上がりも圧倒的で、スピード感や生き生きしたサウンドは、全くストレスを感じさせない、非常に小気味良いものでした。

ボーカルも肉厚を感じさせる豊かな鳴りかたで、無機的ではない、なかなか味のある音楽性のあるものでした。そして、楽器も生々しく、ギターは指の動きまで、ドラムはスティックの当たる瞬間まで見えるかのようでした。

これは、水を得た魚の如く、「DB1 Gold」のポテンシャルを「C-1」「A-1」によって、もれなく引き出すことにより、実現できたからではないでしょうか。

もちろん、従来からのSOULNOTEサウンドは健在で、見通しの良い、吹っ切れたサウンドは爽快であり、その生々しく実在感を伴ったサウンドは格別です。

国産機にはない実に楽しい、血の通った『魅惑のピュアサウンド』が目の前に展開したのです。

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。(あさやん)

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