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2016年5月28日 (土)

国産としては久々! TEACから本格的アナログプレーヤー登場!!

こんにちは、ハイエンドオーディオ担当の "あさやん" です。
本日は、私が待ち望んでいた本格的アナログプレーヤー「TEAC TN-570」を取り上げます。レコードを再生するだけではない、色々なこだわりや機能などが沢山詰まった欲張りプレーヤーの登場です! それでは、魅力をご紹介いたしましょう。


最近のアナログブームについて

アナログブームと言われだして久しい今日この頃ですが、多くのオーディオファンがこぞって、レコードの再生に再度チャレンジされているとは、私にはどうしても思えないのです。

今回のアナログブームは、二つの世代(グループ)で構成されているのではないかと、私は考えています。

その一つは、初めてレコードというものを知り、レコード音楽の面白さやレトロ感に魅せられた、若い世代です。彼らの間では、今流行りのハイレゾブームもあり、レコードのデジタルアーカイブ化によって、携帯音楽プレーヤーなどで持ち出して聴くというスタイルが、話題になったからのブームだと考えられます。

そして、もう一つは、若い頃にレコードをよくお聴きになった世代で、大半はCDが発売された1982年10月以前から音楽に親しまれていた熟年層です。この世代がアナログに再チャレンジすることになったきっかけは「レコードが懐かしい」ということもありますが、それ以外にも理由があります。

それは、当時はレコードを聴きたくても、ある程度のオーディオシステムが必要であり、かなりハードルは高かったのが実情でした。しかし、ここに来て、前述の需要が顕在化したお陰で、一万円前後のお手軽アナログプレーヤーが続々と発売され、簡単にレコードが聴ける環境が整ったからではないかと思います。

私を含め従来、一部のマニア層でしか楽しまれてこなかったレコードの再生に、若い世代や熟年層の一部の方々がその魅力に目覚め、本格的に再チャレンジされている姿も見られるようになってきました。

しかし、本格的となるとコストが掛かる上に、操作方法はもちろん、カートリッジなどの周辺機器やクリーナーなどのアクセサリー類など、知っておかなければならないことも沢山あります。

私としては、レコードの良さを知っていただくために、最低限必要なグレードを持った上で、PCオーディオでも楽しめるデジタルアーカイブにも対応した、本格的アナログプレーヤーの出現を待っていました。そんな中、遂に自信を持ってお勧めできるアナログプレーヤーが登場したのです。

私が待ち望んでいたアナログプレーヤーがついに登場!

それは、フォノイコライザー内蔵デジタル出力付きアナログプレーヤー『 TEAC TN-570 』です。

TEACには、2014年の年末に発売され、人気となっている「TN-350」(筐体色はチェリー、翌年3月にナチュラルウッドが発売)がありますが、その上級モデルに位置します。

筐体は、MDFのベースにラバーを挟んで、人造大理石を乗せた、35mm厚の高級感のあるもの。ターンテーブルには、印象的な透明のアクリル製を採用するなど、デザイン的にも凝っています。

もちろん、使用されているアクリルは、そのデザインからだけではなく、アクリル自体の比重も大きく、制振材にも使われるくらいに共振が少ない素材でもあるためです。それを16mmの厚みを持たすことで重量は1.4kgにもなり、お手軽プレーヤーとは一線を画す、本格的ハイエンド仕様となっています。

ターンテーブルの駆動方式は、テクニクスで話題になっているダイレクトドライブではなく、高トルクDCモーター駆動のベルトドライブを採用しています。しかしここでも、お手軽プレーヤーのような原始的なメカ式ではなく、その制御には「PRS3」という回転数自動制御機構を採用しています。

これは、回転軸の直下にエンコーダーを取り付け、回転を光学式センサーで読み取り、マイコンを使ってモーターを制御する方式です。

ダイレクトドライブのように、ターンテーブルの回転を直接制御(高性能のためにはコストが掛かる)するのでもなく、一般のベルトドライブのように慣性モーメントだけに頼るのでもない、ベルトを駆動するモーター自体の回転数を微調整することで、非常に高精度な回転が維持できるとのことです。

トーンアームは、S字のスタティックバランス型の本格仕様で、カートリッジの付け替えに有効な±6mmの高さ調整や、アンチスケーティング(針先がレコードの内側に引っ張られる力を打ち消す)機構まで採用。

針先を任意の場所に手動で降ろせる、アームリフターも装備しています。さらにアームパイプ内部の導線には、PC-TripleCを採用するというこだわりようです。

カートリッジは、オーディオテクニカ「AT-100E」同等品で、使い易いVM型が付属。明るいシャキっとした抜けの良いサウンドで、当面はこれで十分楽しんでいただけると思います。

インシュレーターは、高さ調整可能なアルミ削り出しの本格仕様で、メカニカルアースも完璧に取れます。

ターンテーブルシートは一般的なゴム製ではなく、芯材に湿度による反りを抑え、適度な質量のあるストーンペーパーの両面に和紙を貼り合わせた「TA-TS30UN-BW」を採用。これにより、固有の振動をもたないため、制振効果を高め、帯電も抑制されるとのことです。このシートは、別売されており、人気商品となっています。

今までになかった、さらなる魅力とは?

そして、ここからはいままでの本格派プレーヤーにはなかったプラスαです。

「TN-570」は従来からあるプレーヤーと同様、カートリッジの出力信号を直接アンプのフォノイコライザーに入力することは可能ですが、MMカートリッジ対応のフォノイコライザーも内蔵しており、専用スイッチの切替でフォノイコのないアンプやアンプ内蔵スピーカーでも使用可能です。

また、シーラスロジック製のCS5361をチップに採用したA/Dコンバーターを内蔵しており、192kHz/24bitの出力を光デジタル(TOS)で出したり、48kHz/16bitのUSB(Bタイプ)での出力もできます。

お勧めしたい二つのこと

ここまで仕様を見てきましたが、本格的アナログ再生にもう一度チャレンジしたいとおっしゃるオーディオファンの皆様に、本機をどうしてもお勧めしたい理由が二つあります。


その一つは、トーンアームの高さが調整できることです。

従来から、同社の人気弟機である「TN-350」やONKYO「CP-1050」、そしてロングセラーのDENON「DP-500M」は、性能的には良くできているものの、残念ながら高さ調整はできませんでした。高さが調整できるということは、カートリッジやヘッドシェルの交換が容易になり、高級MCカートリッジも使うことができるということです。

さらに、フォノケーブルやシェルリード線まで交換可能で、この「TN-570」は、ベテランのオーディオファンにとっても「腕が振るえる」、久々の本格仕様のアナログプレーヤーなのです。

そしてもう一つは、何といってもデジタル出力の装備でしょう。お持ちのD/Aコンバーターに光ケーブルで接続したり、USB-DACやパソコンにつないでのPCオーディオなど、色んな使い方・音の変化を楽しむことができる、欲張りプレーヤーでもあります。

最後に

私としては、KORGのUSB-DAC「DS-DAC-10R」を使っての「DSDによる再生やアーカイブ化」も楽しいと思います。

今の時代だからからこそのアナログプレーヤー、TEAC「TN-570」の登場です。オーディオファンが一人でも多く、「本格的なアナログ再生の世界」へ来ていただくことを願うばかりです。

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。(あさやん)

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