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2017年2月 4日 (土)

まずはオーディオシステムのどこか一箇所の電源ケーブルの交換から始めてみませんか

ハイエンドオーディオ担当の "あさやん" です。
今回は、オーディオシステムを最も簡単に、そして確実にグレードアップできる『電源ケーブル(パワーケーブル)』の交換をご提案いたします。

筆者のオーディオ製品に対しての“基本的な考え方”

私は過去に、このコーナーで何度も述べていますように、オーディオ製品に対しての“基本的な考え方(最も重要であるという認識)”を持っています。それとは以下の二つです。

①『クロックの重要性』
デジタルは“クロックの精度が最重要”→デジタル機器のクロック精度を上げれば、必ず音が良くなる。

②『電源の重要性』
アナログは“電源の品質が最重要”→オーディオ機器に供給する電源を良くすれば、必ず音が良くなる。

と言う“一つ覚え”のそれは信念のようなものです。私はこれが、過去においても未来においてもオーディオの世界では普遍であると考えています。

“クロックの精度”が重要

ただ、①の“クロックの精度”に関しては、最近のハイエンドのデジタル機器には、かなりの高精度のクロックが搭載されるようになってきてはいますが、残念ながら中級以下の製品には、安価な汎用のクロックを使用しているケースが多いのが現状です。

かといって外部クロック入力を持った製品は、エソテリックなどのハイエンド製品に限られており、グレードアップが不可能なのも事実です。(※かつては内蔵クロックの交換サービスも一部の店舗で行われていました。)

クロックに関しては、その効果は実際に高精度な外部クロックをお使いになって、比較していただかないと、なかなか改善度合いはイメージしていただき難いと思います。

過去にdCSやエソテリック、サウンドウォーリア(城下工業)、インフラノイズなどの製品で一度でも体験された方はすでにお分かりでしょうが、その差は歴然としたものです。定位の確かさ、情報量の多さ、透明度の高さ、そして何より音楽のリアリティを伝える力は抜群です。

ここで筆者のぼやきを一言・・・。私は過去20年近く『クロックの重要性』をことある毎にメーカーに進言して来ました。しかし、なかなか自社のデジタル機器に外部クロック入力を搭載していただけません。

もちろんクロックと製品の間には(クロック波形など)相性の問題もありますし、オーディオ経験の未熟な方には、クロックによる音の違いをご理解いただけないこともあります。

しかし、ユーザーにクロックの選択を委ねてみることも、今こそ必要なのではないでしょうか。そうすれば、あえてアナログに戻らなくとも、デジタルをさらに極めることも十分可能だと思うのですが・・・。今後に期待したいと思います。

電源ケーブルの重要性

さて、②の『電源の重要性』に関しては、すでに十分に理解されている方が多いとは思いますが、今回は、オーディオ初心者や音楽愛好家の皆様に、オーディオシステムを最も簡単に、そして確実にグレードアップできる『電源ケーブル(パワーケーブル)』の交換をお勧めしたいと思います。(※電源ケーブルが交換できる「3Pインレットタイプ」に限られます。)

初心者の方や音楽愛好家の方のほとんどは、製品に付属している電源ケーブルをそのままお使いだと思います。「それはメーカーがその製品に付けているのだから良いに決まっている」との、ある種の安心感から来ているのだと思います。

しかし一度別のケーブルに替えていただければ、音質に歴然と差があることは十分ご理解いただけると思います。それは特定のハイエンド製品を除いては、メーカーは付属の電源ケーブルに関しては、特に吟味して選択している訳ではないからです。

そのため付属のケーブルでは真価を発揮しきれていない製品が多いのです。その結果として電源ケーブルを交換することには、想像以上の大きなメリットがあるとも言えます。

過去にも電源ケーブルの交換ブームが起き、当時は数万円以上が当たり前で、中には数十万円のケーブルが爆発的に売れた時期もありました。

しかしその後ブームは落ち着きを見せ、導体や素材、構造などにいろいろなアプローチが行われ、最近はローコストながら高性能なケーブルが次々と登場してきています。その結果、比較的安価な製品でもかつての10万円クラスの製品よりも優秀な製品も散見されるようになってきています。

今回ご紹介します5種類の電源ケーブルは、いずれもエントリークラス(実売20,000円以下)のお求め易い製品ですので、お持ちのオーディオシステムのどこか一箇所の電源ケーブルの交換から、まずはお始めになることをお勧めします。

そうすれば、システム全体の音質を左右しかねない程の効果が実感でき、『電源ケーブルの重要性』は十分ご理解いただけると思います。

筆者おすすめ!5種類の電源ケーブル

【1】AudioQuest「NRG-X3/1.8M」
◆取り回ししやすい 3PIN電源ケーブル。モールド一体成型タイプ
◆セミソリッド同軸パッキング導体として長粒状銅(LGC)撚線を採用
導体に使われている伝導率の良いOFHC(無酸素高伝導銅)は、非常に長い結晶構造を持っているのが特徴で、LGC(ロング・グレイン・カッパー)と言われています。その導体を螺旋状に配置することで歪みを抑制。ケーブルは柔らかく、取り回しやすいものです。
★サウンドは、リアルでコントラストのはっきりした、明るく躍動感を伴ったものです。ダンピングの効いた引き締まった低域は解像度が高く、多少タイト過ぎる傾向はありますが、若々しい鮮烈なサウンドは“かったるさ”を払拭します。

【2】ZONOTONE「6NPS-3.0MEISTER-1.5M」
◆高純度6NCu+OFCハイブリッド高品位3芯シールド型電源ケーブル
◆3.0スケア×3芯と特太でパワーを発揮。抜群のC/Pを誇る電源ケーブル
ゾノトーンのエントリーモデルながら抜群のハイC/Pケーブルです。電源プラグとコネクターにはオリジナルの一体成型モールドタイプを採用しており、接点部は高純度ロジウムメッキを施した高級機仕様としています。
★サウンドは、全体的にやや濃いめでコントラストがはっきり出るタイプです。中域は明快で歯切れが良く、低域にかけての分解能は高く、締まりの良い安定感を実現しています。声は滑らかで抜けが良く、音像感や分解能も優秀で躍動感も十分再現できます。

【3】 ACOUSTIC REVIVE「AC-2.0 TripleC」
◆鍛造による世界初のオーディオ専用導体PC-TripleCを導体に採用
◆贅を尽くした素材と構造で電源クオリティを大幅に向上。驚異のハイC/Pを実現
オーディオ専用導体PC-TripleCは、単結晶素材であるPCOCCでも避けられなかった内部空礫も鍛造によって無くし、導体密度は極限まで向上させました。素材や構造に同社が培ってきたノウハウを注入し、超ハイC/Pを実現したのです。
★サウンドは、超ハイスピードで、解像度の高い写実性が魅力。中低域は力強く、低域はダンピングが十分効いたキレの良いエネルギッシュなもので、生命力に溢れています。高域は高密度で繊細、高S/Nも実現しています。正確でバランスの良いハイエンド・サウンドを実現します。

【4】AET「EVO1302F-AC-V2-1.8」
◆すべての音楽愛好家にお薦めする純国産にこだわった電源ケーブル
◆導体にはスペシャルグレードの高純度PVC導体(プレミアムバージン無酸素銅)を採用
ACプラグに新素材を採用し、耐トラッキング性が向上しています。ケーブルは12mmφと太いのですが柔らかく、取り回しはしやすくなっています。純国産にこだわり、最終加工は熟練の精密加工職人が1本1本真心をこめ手作業で行われています。
★サウンドは、透明感の高いヌケの良い柔らかなもの。S/Nが良く適度な湿り気を伴った温かなボーカルが魅力です。メリハリを追求したものではなく、質感を重視したナチュラルなサウンドです。落ち着いた安定感のあるサウンドは高級ケーブルにも通じます。

【5】FURUTECH 「The Astoria」
◆導電性の向上と高品位でリアルな音を再現するため『PC Triple C』導体を採用
◆音質の劣化要因であるノイズと振動対策のため、素材やパーツ、構造、仕組みまで徹底研究
余分な色付けをせず、機器が本来持っている性能を引き出すことを第一に考え、プラグには高伝導素材の純銅の上に、更に銅メッキ処理し二層メッキ加工を施した「FI-11M(Cu)/FI-11(Cu)」を使用しています。ケーブル内部は特殊な隔離構造を採用し、完全に外来ノイズをカットしています。
★サウンドは、高S/N、高解像度でバランスの良いものです。音の鮮度が高くリアル感のある立ち上がりが魅力です。中低域も力強く適度なダンピングを効かせています。一方、高域は繊細で透明度が高く、自然で広い音場の表現力もクラスを超えたものです。

最後に
これらはエントリークラスの電源ケーブルながら、かつての数万円、いやそれ以上の高級機にも匹敵するパフォーマンスをいずれも備えています。

それは話題の新導体や各構成パーツの進化であり、技術的なノウハウの進化に負うところが大きいと思います。さらにはケーブル各社の過当競争も加わった結果、コストパフォーマンスの非常に高い電源ケーブルの登場と相成ったとも考えられます。

今まで何を聴いてきたのかとの“嘆き”も聞こえて来そうです。さあ、2017年、あなたのオーディオシステムの“眠っている実力”をさらに発揮させてみませんか。“電源の品質”を向上させる最短距離とも言える『電源ケーブルの重要性』が十分ご理解いただけると思います。

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。(あさやん)

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