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2017年4月14日 (金)

個性派のCD専用機が勢揃い! ~ご自慢のCDライブラリーを最大限生かすために、国産CD専用機を検討されみてはいかがでしょう~

ハイエンドオーディオ担当の "あさやん" です。
先日のこのコーナーで“ディスク再生の最終到達地点(マイルストーン)としてESOTERICのSACD/CDトランスポート『P-05X』とD/Aコンバーター『D-05X』”をご紹介したばかりで、「まだ舌の根も乾かないうちに」と、お叱りを受けそうですが、今回はCD専用機のご紹介です。


CD専用機の購入は今がチャンス!

それと言いますのも、今からSACDのソフトを買い集め、ライブラリーを増やすのは至難の技ですし、今お持ちのCDソフトのライブラリーを有効かつ末永く生かしつつ、今後もオーディオを存分に楽しまれるおつもりなら「CD専用機」がお勧です。

CD専用機には、まだまだ個性的な機種も揃っており、CDプレーヤーも日々進化していることから、買い換え、買い増しは今がチャンスであるとも言えます。

やっぱりディスクで音楽を聴きたいという方におすすめ!

“ハイレゾ”という言葉が一般化し、オーディオ初心者のみならず、ウォークマンやスマホでしか音楽を聞かない若者にまで浸透し、当たり前のように使われている昨今です。

しかし、我々オーディオファンの多くは、やはりディスクで音楽を聴きたいという欲求からは、今もって逃れられないのではないでしょうか。

そのディスクには、アナログLPもありますが、こちらを今から本格的に楽しむには、その敷居はかなり高いと言わざるを得ません。

一方、CDソフトは、1982年の発売以来、35年もの長きに亘ってコツコツとコレクションして来られ、今となってはご自身の貴重な音楽財産となっているオーディオ歴の長いファンの方も多いと思います。

そんな方々の中にも、PCオーディオやネットワークオーディオなどの“ファイルオーディオ”にチャレンジされた方も多いと思います。そして、それを極め倒して今も大いに楽しまれているオーディオファンもたくさんいらっしゃるとは思います。

しかし、一度はディスクから離れようとしたにもかかわらず、やはりファイル音源やパソコン、周辺機器などの見えざる敵や異次元の機械に翻弄され、“ファイルオーディオ”に距離をおきたいと思われている方も結構いらっしゃるのではないでしょうか。やはりそれは、ディスクプレーヤーの簡便さやモノとしての信頼が安心感を呼ぶのだと推察します。

その結果、CDプレーヤーの復活とばかりに、従来使ってきたCDプレーヤーを再度使おうとされた際、何らかのトラブルが発生したり、“ファイルオーディオ”に対して音でのメリットをあまり実感できなかったりしたことはないでしょうか。

そんなオーディオファンのために、今回は、個性派の国産CD専用機として、ラックスマン『D-380』、アキュフェーズ『DP-430』のCDプレーヤー、そしてCDトランスポートCEC『TL3-3.0』の3機種をご紹介したいと思います。

一粒で二度美味しい ラックスマン『D-380』

まずは、昨年(2016)秋に同時発売になったプリメインアンプ「LX-380」と同様、ラックスマンならではのロの字型の木箱ケースを採用したCD専用プレーヤー『D-380』です。半導体出力と真空管出力の切り替えが可能な所は前作「D-38u」と同様ですが、本機では前作の機能をさらに進化させています。

真空管出力では、「ECC82」によるバッファー回路に、新たに専用の大型出力トランスを搭載することで適度な倍音成分を付加し、より密度の高い濃厚な表現力を備え、非常に中域の充実した、伸びやかな音楽性豊かなアナログライクなサウンドを実現しています。もちろん半導体出力は生々しいデジタル本来のサウンドで、他の機種にはない違いが楽しめます。

まさに、“一粒で二度美味しい”を実現したCD専用機です。

完成度の高い アキュフェーズ『DP-430』

次に、今春(2017)発売のアキュフェーズ『DP-430』です。

SACDプレーヤーのラインナップをもつアキュフェーズが、あえて『CDをより高品位な音で聴きたい』というオーディオファンからの強いご要望に応えて、自社開発によるCDドライブを搭載したハイエンドCD専用プレーヤーです。

アキュフェーズが多くのデジタル機器の開発で蓄積したノウハウをつぎ込み、前作「DP-410」を大幅に改良した、完成度の非常に高いCD専用機に仕上がっています。

特に変更が大きいのはフィルターアンプで、新開発の「ANCC」(フィードフォワード回路)を搭載したことです。これにより、ノイズ低減のために初段の増幅度を高くすることで悪化する歪みを打ち消し、低ノイズ・低歪み率を同時に達成できたそうです。

DACチップは、従来機はTI社製「PCM1796」を4回路並列動作させていましたが、『DP-430』では、新たに旭化成エレクトロニクス社製「AK4490EQ」を採用し、4回路並列動作としています。

この新規採用のDACチップと「ANCC」との組み合わせにより、S/Nが従来機の114dBから117dB、歪み率が0.001%から0.0008%に、数字としては僅かですが、実質的にはかなり大きく向上させています。

USB入力では、前作はPCM:192kHzまででしたが、本機では、PCM:384kHzに加えて、DSD:11.2MHzまで再生可能と大幅にグレードアップされています。これにより本格的USB-DACとしてPCオーディオやファイルオーディオ再生にも十分対応できる内容になり将来的にも安心です。

サウンドは2月某日、Joshin日本橋1ばん館で確認しました。


まず感心したのはS/Nの良さで静かなのです。音楽が生き生きとしており、枠にはめられたようなデジタルの堅苦しさが全く感じられませんでした。また、44.1kHzのCDサウンドにどうしても感じられる、まとわりつくようなノイズ感も少なく、じつに素直でクリアなサウンドでした。

筆者の感想としては“そのサウンドが、殊CD再生に関して、SACD/CD一体型プレーヤーより‘上では?’”と感じる場面もあったことを付け加えておきます。

独自の世界を確立した CEC『TL3-3.0』

最後に、CDプレーヤーではなく、今春発売されたばかりのCD専用トランスポートCEC『TL3-3.0』のご紹介です。

本機をプレーヤーと同等に扱うことにはご異論もあろうかと思います。しかし、筆者としては、USB-DACをはじめ本格的なD/Aコンバーターをお持ちのオーディオファンの皆様に、これまでのデジタル機器では味わえない独自のデジタルサウンドを実現すべく、ディスク駆動にベルトドライブを採用したCECのトランスポートを、新たな選択肢に加えていただきたいとの思いから、今回あえて取り上げさせていただきました。

一般のCDプレーヤーやトランスポートは、ディスク用ターンテーブルの真下にモーターが配置され、ターンテーブルを直接駆動するダイレクトドライブ方式です。しかし、安定的な回転のためには、大きなモーターが必要であり、そのモーターから発生する振動や電磁ノイズによって生じる信号の歪みから逃れることには難しいものがあります。

これらを解決するために、CECは従来から独自のベルトドライブ方式を採用。重量級CDスタビライザーを使用することでターンテーブルの質量を上げ、慣性の力で極めて滑らかで安定したディスクの回転を得ているのです。また小さなモーターが使え、回転軸から離れた位置に配置してベルト駆動をすることで、振動を吸収でき、しかもノイズ源とも距離をおくことができるのです。

さらに、『TL3-3.0』にはCDの44.1kHzを88.2kHzまたは176.4kHzへアップサンプリングしての出力が可能で、高いサンプリング周波数特有の緻密さや滑らかさがを加えることができます。しかも過去によく言われた、ベルトドライブへのマイナスイメージでもあった“まったりしたサウンド”は本機では全く感じませんでした。

何処か高級アナログプレーヤーのサウンドに似ていながら、十分メリハリ感も維持しつつ、安定した有機的な血の通ったサウンドをCDで実現してくれるのです。

それは、希少価値を通り越して、CECが“独自のハイエンドオーディオの世界を確立”しているとも言えるのではないでしょうか。

最後に
今回ご紹介したCD専用機3機種は、いずれも個性的で、お気に入りのCDソフトに新たな息吹をもたらしてくれることは間違いありません。

ハイレゾ一辺倒できたこの数年ですが、ここらで一旦立ち止まってみて、今こそご自身が目指す新たなオーディオの道筋を改めて探ってみる段階に来ているのかも知れません。

ご自慢のCDライブラリーを最大限生かすためにも、国産CD専用機を検討されてみてはいかがでしょうか。

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。(あさやん)

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