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2017年5月14日 (日)

SOULNOTE & PMC 掲載復活!~プリメインアンプ『A-0』フォノイコライザー『E-1』レビュー~

ハイエンドオーディオ担当の "あさやん" です。
今回は、SOULNOTEの伝説ともなっている製品をリニューアルした、プリメインアンプ『A-0』とフォノイコライザー『E-1』を満を持してレポートします!


SOULNOTE「A-0 S」

SOULNOTE「E-1 S」

SOULNOTEの歩み

株式会社CSRは2004年に設立された音響機器、カラオケ機器、業務用無線機などを中心に企画開発から生産、販売までを一貫して行っているメーカーです。本社は神奈川県相模原市にあります。2006年に“SOULNOTE(ソウルノート)”ブランドを立ち上げ、2016年4月、ブランド10周年記念としての第1弾となるプリメインアンプ「A-1」、CDプレーヤー「C-1」を発売し、好評を博しています。

そして、その第2弾が今回ご紹介する『A-0』と『E-1』です。SOULNOTEの過去の人気製品であり、伝説ともなっている製品のリニューアル版でもあります。

ここで少しSOULNOTEの過去10年の歩みを簡単に述べておきます。“SOULNOTE=魂を震わす音”ブランドは前述の様に2006年に誕生しました。当時の代表者兼エンジニアは鈴木 哲氏で、株式会社CSRの元で「SOULNOTE」ブランド立ち上げ、2010年そのCSRから独立して「株式会社SOULNOTE」を起ち上げたのでした。その後、鈴木氏は新たに“Fundamental”ブランドを立ち上げ現在に至っています。

SOULNOTE伝説の製品をリニューアル!

新製品のプリメインアンプ『A-0』は、2007年の発売以来ベストセラーを続けた「sa1.0(B)」の基本コンセプトはそのままに、新生SOULNOTEのニューデザインのシャーシを採用し、音質や機能をバージョンアップさせたと言います。

「sa1.0(B)」は、10W+10W(8Ω)の小出力にあえて特化した設計により、従来のアンプでは成し得なかった繊細かつダイナミックな表現力、どこまでも拡がる鮮やかな音場と言う、かつて無い高音質を手に入れる事ができたNon-NFBアナログアンプだったのです。またヘッドホンアンプやプリアンプとしても使用可能で、バーサタイルな人気のモニターアンプでした。

そして、フォノイコライザー『E-1』は、今や伝説ともなっているMC専用フォノイコライザー「ph1.0」(受注生産品) の基本回路の構成を踏襲しながらニューデザインとして復活させたと言います。

「ph1.0」のカートリッッジの負荷インピーダンズ対応は(3 / 6 / 15 / 27 / 40 / 50 / 100Ω)と完璧でフルバランス構成のフォノイコライザーでNon-NFBのCR型、バランス出力、プリメインアンプ並の大型電源と、当時のフォノイコライザーとしては異例ずくめの内容であったのを記憶しています。

SOULNOTEが目指す“魂を揺さぶる音”

もちろん2016年に誕生した新生“SOULNOTE”も、当初からの“魂を震わす音”を目指して「設計者自身が音を聴きながら製品開発できる」体制をとっています。

目指すは、“生きている音”であり、音楽の楽しさやワクワク感、感動が直接伝わって来る音なのだと言います。すなわち、それが“魂を揺さぶる音”そして“ダイレクトに心のヒダに浸透してくる音”だという訳です。

それを水の流れで例えると、SOUNOTEが目指すのは「どこにも堰き止められず全開で流す」ことで、「何かで一度堰き止められた流れは、後でどう頑張っても元には戻せない」という考え方から来ているのです。

フィードバックをはじめとした回路技法や振動を止めるための筐体設計など、歪みやS/Nなどの測定値を良くする(音にはあまり関係ないことは十分ご承知だと思います)ための手法が、「流れを堰き止め、魂を失わせ、音を殺している」のだとしています。

それらを踏まえ、銘機をどういう手法でリニューアルしたのでしょうか。探っていきたいと思います。

新世代のプリメインアンプ『A-0』

プリメインアンプ『A-0』は、「sa1.0(B)」が寸足らずの奥行き243mmに対して418mmと、ほぼ通常のアンプサイズとなっています。リアパネルにあったL/Hのゲイン切り替えスイッチがフロントに移動しています。

回路的には「sa1.0(B)」の無帰還(Non-NFB)ディスクリートアンプ回路を徹底的に見直し再構築した結果、全帯域でのドライブ力をアップさせつつワイドレンジ化を図ったと言います。最大出力は一般家庭での使用には十分と考え、「sa1.0(B)」同様敢えて10Wに抑えています。

周波数特性や直線性に優れたトランジスタをシングルプッシュプル使いとし、透明で躍動感のある音を実現できたのです。これこそプリアンプのクオリティのままでスピーカーをドライブする「パワーアンプレス」とでも言える方式です。

その他、ヒートシンクの熱容量を2倍にすることで躍動感や懐の深さを向上させ、回路の最短化やグランドのスター配線化による聴感上のS/Nや音のリアリティの向上を実現しています。入力はバランスが2系統に強化され、RCAが2系統装備されています。

信号経路の無接点化やゲイン切り替えにより音質変化の抑制や音量の微調整、トランス直下にスパイクピンを設ける3点支持、ヘッドホンをスピーカー出力と同じ無帰還ディスクリートパワーアンプでドライブするなど「sa1.0(B)」を踏襲しています。

このように『A-0』は、超強力なヘッドホンアンプでもあり、RCAのプリアウトを2系統備えていることや、プリメインアンプとしての強力な電源をもつことから、ある意味で電源に余裕のあるプリアンプであるとも言えます。色々な発展性や自由な使い方が可能な新世代のプリメインアンプなのです。

試聴しました。

『A-0』は日本橋1ばん館で試聴しました。「sa1.0(B)」を彷彿とさせる活き活きしたサウンドは間違いなく直系です。鮮度が高く、抑えられた所を感じさせない、吹っ切れ感のある元気のよい“生きたサウンド”でした。

とにかく音が飛んできて、ウキウキしてくるのです。リズムを取って前のめりで聴いてしまう、そんな楽しい音でした。さすがに大音量向きではありませんが、トールボーイタイプのスピーカーでも、通常の音量程度では全く破綻することはありませんでした。

これらは、間違いなく信号経路の最短化やNon-NFBによるところが大きいと思います。あまり神経質には聴かず、大らかに音楽を楽しめるアンプです。また、私個人としては、プリアンプとしても『A-0』に大きな魅力を感じました。

復活したフォノイコライザー『E-1』

一方、『E-1』は、無帰還アンプの最大のメリットである高域方向に無制限に伸ばせるという優れたリニアリティを生かし、デジタルのような帯域制限(サンプリング周波数で決定してしまう)の無い、アナログソースでこそ、その真価を発揮すべく企画されたフォノイコライザーです。

回路的には伝説の「ph1.0」を、部品を含め踏襲しながら細部をブラッシュアップしたと言います。高域のダイナミックレンジが問題のCR型や、帯域でNFの量が変化するNF型の欠点から逃れるため、ゲインそのものがRIAA特性になる独自回路を採用しているとのことです。この結果、100kHz以上までも均一なクオリティを獲得できたのです。

「ph1.0」には無かったMCカートリッジ使用時のバランス入力にも対応しており、2芯シールドのXLRケーブルで入力すれば、入力から出力まで完全バランス無帰還フォノイコライザーとなるのです。

「ph1.0」のMC専用に対してMM入力を装備し、MCの負荷インピーダンスも若干違う(3 / 10 / 30 / 100 / 300 / 1kΩの)6段階としています。

電源には同社のプリメインアンプ「A-1」と同仕様の260VAのトロイダルトランス、1000μFのフィルターコンデンサーを10個並列接続した無帰還電源を採用しています。振動対策も過度な防振対策を施さない、SOULNOTEの思想を守っています。

残念ながら今回試聴は叶いませんでしたが、いずれ試聴レポートを書いてみたいと思います。メーカーの話では、鮮烈な生々しさで、音溝に刻まれた微細な音をありのまま出せるのだとのことです。 「ph1.0」の当時の税別価格50万円からすると大変お買い得感があります。

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。(あさやん)

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