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2017年5月27日 (土)

特許機器の『Wind Bell』~ 2013年の発売以来ロングセラーを続けるこだわりアイテム

ハイエンドオーディオ担当の "あさやん" です。
特許機器の『Wind Bell』。以前にもレポートしましたが、再度取り上げたいと思います。今回は新しい用途も提案させていただきます。「風鈴効果」を謳った『Wind Bell』は、インシュレーター本来の意味を忠実に具現化した製品です。



特許機器「Wind Bell」

縁の下の力持ち!!特許機器

『Wind Bell』は特許機器(株)が開発し、2013年11月に発売された「風鈴効果」を謳ったオーディオ用インシュレーターです。機器の重さに合わせて、2タイプ(WB-60、WB-30)がラインナップされています。

特許機器は、1969年に設立され、兵庫県尼崎市に本社・工場を置く会社です。防振・除振装置をはじめとした免震装置、制振装置など広く振動環境対策に必要な装置、機材を供給する振動対策に独自のノウハウをもっています。

また、身近な所では、エアロビクス振動の制振対策、屋上空調設備の固体音対策、工場で発生する有感振動対策など、さらに近年のトピックでは東京スカイツリーにも制振ユニットを供給していると言うことで、まさに縁の下の力持ちと言えるメーカーです。

インシュレーター本来の意味を忠実に具現化!

振動対策はオーディオ機器にとって非常に重要であることはオーディオファンなら誰しもご存知のことです。しかし、一見するとビルの制振など畑違いの分野の同社ですが、その本格的な制振技術を、規模としてははるかに小さい我がオーディオ分野に目を向けてくれたことに対して感謝したいところです。

同社の振動に対する考え方は、物質の最小単位である原子の運動を制止できないことから、構造物の合成された振動現象が障害となった場合、その構造の目的にとって許容できる振動範囲に振動を低減させるというものです。

分かり易く言えば「ある振動エネルギーを、別な許容できる振動に転化する」ことによって、障害を回避させるという技術であるということです。

オーディオ用のインシュレーターには、従来から様々な考え方によって生まれた、多種多様な製品が存在しています。例えば、オーディオ機器の設置を安定させるタイプ、機器自体の内部振動や音波により受けた振動を速やかに置き台や床に逃がしてしまうタイプ、逆に置き台や床からの振動を機器に伝えず跳ね返すタイプなどがあります。

今回ご紹介する『Wind Bell』は、特許機器の各方面に亘る振動対策のノウハウを生かしたオーディオに特化したインシュレーターで、従来のインシュレーターと異なり、機器と床や棚の間を完全に遮断して双方に振動が伝わらないようにする、インシュレーター本来の意味(遮断するもの、絶縁物)を忠実に具現化した製品なのです。

使用しました!!

自宅で特許機器「WB-30」と「WB-60」を実際に使ってみました。




私自身、「WB-30」をスピーカースタンドの上面の四隅に置き、スピーカーを設置して試聴しました。実際、それまでの簡単な防振ゴムの三点支持から「WB-30」に換えた途端、まず位相がピタッと揃い、フォーカスが合い、急激に立体感が出てきたのです。

そして、ボーカルがスピーカーの間に浮かんできたのです。しかも、小音量時でも解像度が十分に高く保たれ、透明度も落ちることがなくなりました。またこれは「風鈴効果」からか、サウンド全体が艶っぽくなり、滑らかさが向上しました。

一方、超低域はクッキリとして立体感が出てきて、しかも量的にも充実してきたため、ピラミッド型の安定した、高純度なハイファイサウンドとなったのでした。また、非常にS/Nが良くなり、暗騒音を意識させるほど、静寂感を伴った再現をするようになったのです。

そして、「WB-30」を外した途端、サウンドがベチャッと平面的になってしまい、艶や響きが失せ、ベースの音もかすんでしまったのです。もう元には戻れません。

さらに、自宅のアナログプレーヤーで「WB-60」をインシュレーターとしても使用してみました。もちろんハウリングなどは皆無で、低域のモヤモヤが晴れ、クッキリとして立体感が出てきました。

また、非常にS/Nが良くなり、アナログサウンドであることから、スクラッチノイズやヒスノイズはある程度は不可避ですが、音楽自体は静寂感を伴って再現されるようになったのです。

それは、プレーヤーが明らかに1クラス、いや2クラスグレードアップされたと感じるほどの効果でした。優秀録音盤ではさらに鮮度がアップして、瑞々しいサウンドとなり、アナログならではの温かさもぐっと出てきました。

理論と実験に裏打ちされた「風鈴効果」

『Wind Bell』の内部は、上部スリーブ(コップを伏せた形状の金属=風鈴)に高品位のスプリングコイルが内蔵されており、振動はこの《スプリング》によって遮断され、スプリング固有の共振(サージング)は、内蔵された特殊な部材によって防止しています。

これにより、機器と床や棚間の振動を完全に遮断し伝わらせないのです。同社が、長い年月をかけて開発した特殊な制振材料を用いたサージング防止技術を使うことで、オーディオ用インシュレーターに適した振動遮断性能を実現できたのです。 (※サージング:コイル素線に沿って伝搬される衝撃波が、 バネの両端部を往復する共振現象)

さらに、風鈴と呼ばれるスリーブがスプリングを包み込むことで、風鈴の振動特性(共振・余韻・ゆらぎ)が高周波振動をアシスト(高音域をチューニング)するのです。

この《風鈴効果》により、従来のハード系インシュレーターでは不可能であった低音域の振動遮断(-30dB(1/30)以下という強力なもの)と高音域のチューニング効果を併せ持つ、世界初(米国特許)のインシュレーターが完成したのです。(※風鈴の材質:素材は吟味した真鍮(しんちゅう)、上部は滑り止めのサンドブラスト仕上げで、CNC技術で加工されたもの。)

この風鈴効果こそ、オーディオ関連メーカーがよくやる経験からくる勘などによるものではなく、理論と実験に裏打ちされたものです。「振動を科学する会社」と自社を表現する同社ならではの、低域の振動遮断と高域のサウンド・チューニング作用を併せ持つ特性を有するオーディオアクセサリーとしては希有な製品がここに完成したのです。

最後に。
そして、今回新たな提案としまして「WB-30」をスピーカーの天板にも置いてみました。


正直、これ程効果があるとは想像だにしていませんでした。本来インシュレーターなのですから・・・。しかし、置く置かないを繰り返していく内に、手放せなくなるほどの変わりようなのです。まさにスーパーツイーターを使った時のようなのです。

「WB-30」をスピーカーに置いた途端、空間が広がって感じられ、高域の透明度が増し、明らかに情報量が増え、音のヌケが良くなったのです。これこそ、過去に何度も経験した上質なスーパーツイーターを使った時の変化と一緒ではないですか・・・。

決して高音の量が増えるのではなく、低域が締まって力強くなり、中低域に厚みが出てくるのです。そして中高域はクリアで瑞々しく、そして実に生々しいのです。

これは、スピーカーが音楽信号によって振動することで、天板に置かれた「WB-30」に内蔵された風鈴が、源音をアシストするように共鳴するのではないかと考えられます。

そして、高周波域の振動が、スプリングコイル内を通過する際、有害な低周波振動はカットされ、音楽再生に重要な高音域成分のみを通過させるフィルターとして働くのではないでしょうか。

これこそスピーカーを使わない“機械的なスーパーツイーター(メカニカル・ツイーター)”とも言える新しいアイテムと言えます。また、スピーカー以外に、CDプレーヤーなどの回転機器やアンプ、PCオーディオ機器などのインシュレーターとして使うことで、さらなる発見があるかも知れません。

『Wind Bell』は単なるインシュレーターではなく、オーディオ・システムの音質向上コンポーネンツです。振動を知り尽くした特許機器だからこそ開発できたアイテムです。ぜひ、ご自宅で色々な機器に『Wind Bell』をお試しいただきたいと思います。


今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。(あさやん)

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