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2017年8月28日 (月)

“ここまでやるか!” ~OPPO ユニバーサルプレーヤー『 UDP-205 』をオーディオ目線で徹底解説~

ハイエンドオーディオ担当の "あさやん" です。
今回は、OPPOのユニバーサルプレーヤー『 UDP-205 』をご紹介。本機1台で、ほぼ全てのデジタル音源を聴くことができるうえ、一般的な映像機器とは次元が違う本格的なオーディオ機器です。


OPPO「UDP-205」


OPPOのユニバーサルプレーヤー

OPPO Digital社は、米カリフォルニア州のIT最先端のシリコンバレーに2004年に創業したエレクトロニクスメーカーで、同社の製品はアメリカのR&D(研究開発)チームにより設計・開発されています。

特にユニバーサルプレーヤーは同社を代表する製品として、過去には「BDP-83」「BDP-93/BDP-95」「BDP-103JP/BDP-105JP」「BDP-103DJP/BDP-105DJP」「BDP-105D JAPAN LIMITED 」そして現在大ヒット中の「UDP-203」に至るまでいずれも人気を博してきました。

OPPOのユニバーサルプレーヤーが人気となったのは、その映像技術もさることながら、オーディオ的、特に音質的に国産のユニバーサルプレーヤーやブルーレイプレーヤーとは一線を画す高音質がオーディオファンの間で認められたからに他なりません。

Ultra HDブルーレイ(ユニバーサル)プレーヤー『 UDP-205 』をオーディオ的見地から詳細に見ていく前に、若干映像系のフィーチャーについても触れておきたいと思います。

「UDP-203」と本機『 UDP-205 』を比較!

まず、OPPOが先行発売した「UDP-203」と本機『 UDP-205 』のいずれにおいても、最新の“UHB BD規格※”に国内大手メーカー並のスピードで対応できたのは、過去のBDプレーヤでのノウハウの蓄積がものを言ったのではないかと思います。(※UHB BD規格=Blu-ray Discの後継となる4K対応の次世代ブルーレイディスク規格)

「UDP-203」と『 UDP-205 』の映像回路には共通した部分が多く「HDR10」(ハイ・ダイナミック・レンジの略、旧来の方式に比べ明暗差を4倍きめ細やかに表現できる映像技術)と「ドルビービジョン」(明暗差をさらに4倍も緻密に表現できる)にも対応しています。

また、HDMI出力を2系統搭載しており、「HDMI 2.0」に対応する映像・音声出力用メイン端子と、「HDMI 1.4」に対応する音声出力専用端子を搭載しています。

「HDMI 2.0」対応端子は最新のUHD規格対応のディスプレイやプロジェクター、AVアンプとの接続を想定し、「HDMI 1.4」対応端子は旧来のAVアンプと接続することを想定しています。

フレームレートは最大4K/60P(4:4:4/4:2:2/4:2:0)まで対応しており、高性能の映像出力が可能です。

それでは音声回路について詳しく見て参りましょう。

音声回路の基本設計と仕様に関しては、「UDP-203」と『 UDP-205 』の間にはかなり差が見られます。まず心臓部とも言えるDACチップは、「UDP-203」が旭化成エレクトロニクス製の「AK4458VN」なのに対し、『 UDP-205 』では最高レベルの再生パフォーマンスを目指して、ESS Technology社の最新世代フラッグシップDACチップ「ES9038PRO」を、再生音の純度を高める目的でステレオ用とマルチチャンネル用に独立して2基搭載すると言う贅沢さです。もちろん、通常ビデオディスクプレーヤーでの採用は到底不可能な最高級DACです。

「ES9038PRO」はESS SABRE PROシリーズのフラッグシップ製品で、32ビットHyperStream2テクノロジーを採用した最高級D/Aコンバーター製品用のDACチップで、140dB以上のダイナミックレンジを誇ります。

余談ですが、「ES9038PRO」は、Accuphaseの最高級D/Aコンバーター「DC-950」をはじめ、AYRE「QX-5 Twenty」、SOULNOTEの「D-1」、そしてOPPO「Sonica」といういずれも音質評価の高い高級機が採用しており、旭化成の「AK4497」ともに、現時点でのハイエンドDACの地位を確立しています。

本機はもちろんSACDにも対応しており、それは純粋なオーディオファンには不要かも知れませんが7.1ch/5.1chのBDマルチ再生(HDMIをサポートしていない従来のAVアンプ用)に加えて、SACDのマルチチャンネル(3.0~5.1ch)再生も可能となっています。

ハイレゾでも最先端!?

ハイレゾのファイル再生でも最先端のスペックを実現しており、USB入力では最大22.4MHzのDSD(MacではDoP方式で最大11.2MHz)とPCMで768kHz/32bitまでサポートしており、USB-DACとしても第一級です。さらにネットワークとUSBメモリーからは、ステレオに加えてDSD5.6MHzを含むマルチチャンネル音源にも対応しており万全です。

下の内部写真は、左が『 UDP-205 』、右が「UDP-203」です。

基板のレイアウトや大きさ(シャーシの空きスペース)、高品位パーツの採用など違いが非常に大きく、これはもう一目瞭然です。

特に電源部は、デジタル回路用とアナログオーディオ回路用に分割し、ノイズ干渉を低減する設計となっています。また、日本仕様の『 UDP-205 』は特に100V・50Hz/60Hzという日本の環境向けに専用設計された強力なトロイダルコア・トランスによって、クリーンで安定した電源供給が行なわれていると言います。

本格的なオーディオ機器として。

もう一つ、オーディオ再生に欠かせない要素として、プレーヤー自体の静粛性があります。本機は自然冷却できるよう、内部のレイアウトとシャーシ構造の設計がなされています。

入念に配置されたヒートシンクと放熱口によって、再生時のS/Nの悪化をもたらす内部ファンや外部ファンを必要とせず、低い温度と静粛性を保ったまま動作させることが可能になったことで、一般的な映像機器とは違う本格的なオーディオ機器と言えるのです。

ドライブメカにも注力しており、高精度光学レーザーを用いたカスタムメイドのハイプレシジョン・ディスクローダー・メカニズムを採用。特別なチューニングを施しあらゆる光学ディスクの再生において、高速な読み取りだけでなく、強力なエラー検知・訂正機能を持ち、安定した再生が可能としています。

また、前作「BDP-105D JAPAN LIMITED」で培った、高剛性化、低重心化、振動対策などのノウハウを最大限投入したとしています。

二重構造の筐体の採用、ドライブメカの取り付け位置を低くし、同社としては初となる金属製のインシュレーターを採用するなど、高級オーディオ機器並の徹底した振動対策を施しています。

『 UDP-205 』のステレオ音声出力には、XLRバランス出力とRCA出力が各1系統搭載されています。特に、バランス出力はDACからの差動出力をダイレクトに伝送することが可能で、コモンモードノイズを低減させることができるため、バランス入力付きのアンプをお使いの方にはメリットが非常に大きいと思います。

フラッグシップ仕様のDACならではのダイナミックレンジの広さやS/N感の再現性はハイエンドオーディオ機器そのものと言えます。

さらにデジタル出力にも注力しており、独自の「HDMIオーディオジッターリダクション回路」(HDMI出力からの音声信号のタイミング・エラーを除去し、信号のゆらぎを軽減)を音声専用のHDMI出力部に投入し、ジッターを大幅に低減させています。

この結果、同端子から出力したデジタル音声でも圧倒的な情報量と豊かな音場感を再現できたとしています。

その他、音声デジタル入力として同軸デジタル入力端子および光デジタル入力端子を搭載。最新鋭D/Aコンバーターとして、デジタル出力を持つ機器を最大限生かすこともできます。

また高性能ヘッドホンアンプも内蔵しており、そのヘッドホンアンプが「ES9038PRO」の出力からダイレクトに接続されていることから、従来機からは明らかに進化しており、ヘッドホンを強力にドライブできます。

さて、そのサウンドは、音質は短時間ですが、当社「リファレンスシステム」で確認しました。音を出した瞬間、これは只者ではないと感じました。とにかく本格的なのです。

安定した厚みのある低域、ヌケの良い中高域は、まさにハイエンドの世界そのものです。通常CDを小音量でプレイしても、微塵の曇りもなく、非常に透明度の高い、瑞々しいサウンドでした。これがユニバーサルプレーヤーだとは俄には信じられませんでした。


最後に
このように魅力たっぷりの『 UDP-205 』は、ある意味オーディオファン・音楽ファンにとって、ディスクプレーヤーとしてのみならず、デジタル入力機器としての“最終型”とも言えるのではないでしょうか。

本機が1台あれば、ディスクからハイレゾまで、ほぼ全てのデジタル音源を聴くことができる万能性はもちろん、徹底的な音質対策による音質面でのメリットは、ハイエンドオーディオとして十二分に通用する高品位なものです。

『 UDP-205 』は1台で二度美味しいにとどまらず、五度も六度も美味しい画期的なユニバーサルプレーヤーです。本機の内容を詳細に見てきた筆者の本音は“ここまでやるか!”でした。(あさやん)

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