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2017年9月24日 (日)

ラックスマン伝統のAB級プリメインアンプ シリーズの最新鋭第2弾『 L-505uXII 』の魅力に迫る!

ハイエンドオーディオ担当の "あさやん" です。
今回は、今年6月発売のラックスマン プリメインアンプ「L-507uXII」に続くシリーズ第2弾、ハイエンドオーディオへの入門機とも言える『 L-505uXII 』をご紹介します。
前作を大幅にグレードアップした上、コストを抑える事に成功したプリメインアンプです。

LUXMAN「L-505uXII」


待望の20万円台の新製品!

実に6年ぶりとなる待望の20万円台の新製品です。というのも、プリメインアンプの高級化がどんどん進み、50万円はおろか100万円超の製品も散見される様になり、プリメインアンプですら、何か一般人には手の届かない存在になってしまいそうな、そんなオーディオ界の流れも昨今感じていたからです。

その原因はと言えば、製造コストの高騰が挙げられます。セパレートアンプは確かにアンプとしては、理想的な形ではありますが、プリとパワーでは別に筐体が必要であり、電源を含めて重複する部分があるため、どうしてもコストアップが避けられないのが実情です。しかもオーディオ仕様の部品の高騰、さらには供給数自体の減少や生産の打ち切りなどが製品のコストアップに繋がっているのは否めません。

その結果、数社がすでにセパレートアンプ市場から撤退し、高級プリメインアンプでハイエンドオーディオ開拓を目指した結果が、超高級プリメインアンプの乱立に至ったのです。『 L-505uXII 』は、そんな中での20万円台の高級プリメインアンプの新製品です。注目しない訳にはいかないのです。それは若いオーディオファンでも頑張れば購入できる価格でもあるからです。

手抜きなし!!コストを抑えたプリメインアンプ

『 L-505uXII 』を一言で言えば、音とデザインでハイエンドっぽさを維持しつつ、コストを抑える事に成功したプリメインアンプです。しかし機能面での手抜きは一切見られず、トーンコントロールやMC/MMに対応したフォノイコライザー、バランス入力、ヘッドホン端子など充実した装備となっています。

デザインは最近のラックスマンの半導体アンプの標準色でもあるブラスター・ホワイト仕上げで、インテリアにも合わせ易い高級感のあるデザインです。

回路的には、LECUA(レキュア)音量調整器とプリアンプの出力部分の高品位化、出力段にはお馴染みの歪みをキャンセルするODNFの最新回路。そして充実したアナログ電源の搭載という、同社のアンプ作りのノウハウを満載して完成させたプリメインアンプです。

『 L-505uXII 』の性能は?

それでは、順を追ってそのあたりを深掘りして参りましょう。

音量調整には、前作同様ラックスマンのオリジナル方式の高純度電子制御アッテネーター“LECUA”(Luxman Electric Controlled Ultimate Attenuator)が搭載されていますが、大幅なコンパクト化を果たし、音質の変化を最小限に抑えつつ、スムーズでキメ細かな88ステップの音量調節が可能となりました。リモコンとの連動も果たしながら、従来型の摺動式ボリュームの直感的なフィーリングの操作感を実現しています。

また、プリ部の出力段には、同社の最高級プリアンプ「C-900u」と同等のディスクリートバッファー回路を搭載するという何とも贅沢な構成です。繊細な音楽信号の純度を維持しつつ、パワーアンプ部を強力にドライブし、俊敏な音の立ち上がりや上級機並のスケール感を実現できています。

パワーアンプ部についても、同社のオリジナル技術である増幅無帰還回路“ODNF”(Only Distortion Negative Feedback)の最新バージョンの“4.0”(前作は2.3)を搭載しており、前作にも増して、歪みの低減や高域特性の改善を果たすとともに、低インピーダンス化と高S/N化を実現できたと言います。

電源部も充実しており、一般的に力強いとされる540VAのEI型の大型の電源トランスと、10000μF×4本の大容量のブロックコンデンサーを組み合わせたハイイナーシャ(高慣性)電源を構築しています。これにより高い瞬発力と安定性の両立ができたのです。

また、ハイイナーシャ電源やヒートシンク付きの大規模パラレル・プッシュプルの出力段を搭載し、100W/8Ω、150W/4Ωの出力を叩き出し、低抵抗のスピーカーリレーや配線パターンの低インピーダンス化によって、ダンピングファクターが前作の180から210に向上したとしています。これにより大型スピーカーのドライブ能力もアップしています。

本機のプリアンプの充実度を活かす方法として、将来的にはパワーアンプを追加したセパレートアンプ化やバイアンプへのグレードアップという楽しみもあります。(※プリアウト端子からは、セパレート・スイッチのオン/オフにかかわらず常時出力されています。)

このように『 L-505uXII 』は先行発売の上級機「L-507uXII」と同様に、ラックスマンの純A級アンプの開発で得られた数々のノウハウや新技術が惜しげもなく投入され、前作を大幅にグレードアップしたマーク2モデルです。

試聴しました


その進化の程を弊社日本橋1ばん館で、前作との比較試聴で確認しました。スピーカーにはB&W「805D3」、CDプレーヤーにはDENON「DCD-2500NE」を使用。ソースは、筆者のリファレンスLivingston Taylor「ink」、Jennifer Warnes「The Hunter」他を使用しました。

まずは前作「L-507uX」から試聴しました。タイトな中低域、明るめでメリハリ感のある中高域が印象的でした。シャープで曖昧さのない、レスポンスの早い若々しいサウンドです。ヌケの良い高域、力強い低域がこのアンプの持ち味と感じました。

新製品『 L-505uXII 』では、パワー感はなかなかのもので、グイグイと積極的な押し出し感があり、一瞬手前に置いている大型スピーカーが鳴っているのかと思った程でした。

音の鮮度が高く、前作同様若々しさはあるのですが、開放的な一方で、厚めの低域は明らかに前作より勝っていました。透明度の高いサウンドからか、店頭で多数のスピーカーがある中にあっても、左右のスピーカーの間にもしっかりと音場が広がるのには感心しました。

B&W「805D3」のウーファーを十分制動した上で、たっぷりのパワー感はポピュラー音楽には最適と感じました。ボーカル系では前作より湿度感や粘り気が感じられ、自然なニュアンスが十分に再現されました。

ストリングス系のクラシックでは、前作より中低域に厚みが加わった分、スケール感や深み感が音楽のディテールの再現性をさらに向上させたと感じました。

最後に
『 L-505uXII 』は、前作より暖色系の伝統的なラックストーンに近づいており、デジタルの分解能を重視した傾向が強い最新のアンプとは一味違う、音楽を楽しく聴かせてくれるタイプのアンプと感じました。

このように『 L-505uXII 』は、ハイエンドオーディオの入門機であるのと同時に、音楽によって生活を充実させたいとおっしゃる音楽ファンにこそ使っていただきたいプリメインアンプです。(あさやん)

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