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2017年12月29日 (金)

パイオニア ハイエンドSACD/CDプレーヤー『 PD-70AE 』登場! 真の実力とは!?

ハイエンドオーディオ担当の "あさやん" です。
もうご存知ない方も多くなっているLD(レーザーディスク)。そのLD、CD、DVDと続く、光ディスクの盟主として君臨したPIONEER(パイオニア)。そのパイオニアブランドとしては、実に久しぶりの本格的SACD/CDプレーヤー『 PD-70AE 』の登場です。完全に、ディスク再生に特化して開発されています。
日本橋1ばん館での試聴内容もレポート。あわせてご覧ください。


■ ディスク再生に特化した『 PD-70AE 』

前作のSACD/CDプレーヤー「PD-70」が発売されたのが2012年ですから、実に5年ぶりの登場となります。ただ前作は10万円未満の中級のプライスゾーンでしたので、その3倍以上もする『 PD-70AE 』は、型番以外これからに見てまいりますように、全くの別物とお考えいただいた方が良いと思います。

その『 PD-70AE 』は、完全にディスク再生に特化して開発されました。そのために必要な物だけを残し、オーディオ信号経路や、供給する電源経路を極限までシンプルで最短化することで、音の純度を高めたとしています。昨今のプレーヤーでは当たり前の様になっている、USB入力も装備されていないという徹底ぶりです。いわゆる "選択と集中" です。

再生可能メディアは、CD、SACD以外に、CD-R/RWでのMP3/WMA/AACファイルは勿論のこと、DVD-R/RWやDVD+R/RWに記録されたPCMはWAV/FLAC/AIFF/ALAC(32bit/192kHz)、DSD(5.6MHz)などにも広く対応しています。しかしデジタル入力は音質面からも最小限に抑えられており、RCAとTOSのSPDIFのデジタル入力に絞って搭載されています。

本機のDACチップにはESSテクノロジー社製の高性能768kHz/32bit対応8ch DAC "ES9026PRO" が、L・R 各チャンネルに独立で搭載されています。8回路並列動作とすることで高精度なD/A変換を実現し、これまでにない高S/N、ローノイズ化を達成しています。

また、D/A変換から信号の出力端子までのアナログ全般を、L・R独立・同一配置のフルバランス回路で構成することで、外乱ノイズの影響を排除し、チャンネルセパレーションをより一層高めた高品位伝送が実現できたのです。

さらに、RCA出力のオン/オフ機能を搭載しており、RCA出力をオフにすることで、XLR出力の更なる高S/Nと高セパレーションを実現できたとしています。

『 PD-70AE 』のドライブメカには高剛性の自社製メカを採用しており、高精度な信号読み取り精度に加え、重量級メカとフローティング構造により、静音と制振を実現しています。さらにこれらのメカは、制振効果のある黒い塗装を施したハニカム構造のカバーに保護されています。

ディスクトレイも高級感のあるしっかりしたアルミダイキャスト製を採用しており、剛性を高めドライブの動作をより一層安定させています。光ピックアップには、パイオニアが長年積み重ねてきた光ディスクの制御技術のノウハウを集約し、圧倒的なディスク読み取り精度が実現できたのです。

電源回路は強力で、デジタル回路とアナログ回路を独立させたディスクリート電源としており、それぞれに専用のEI型トランスを搭載。両回路に安定した電源を供給するため、電源基板もそれぞれ専用にディスクリートで構成しています。クリーンな電源を最適経路で供給したとしています。

筐体は本機を下支えするため、「リジッドアンダーベース」を採用した低重心設計とし、シャーシをより強固な2重構造とすることで、極めて高い制振性とともに低重心化を実現しています。外来ノイズを遮断するため、磁性体鉄板を内側に配したアルミサイドパネルまで採用しているとしています。

さらにクリアな低域再生を目指し、「高比重真鋳製インシュレーター」を採用するなど、徹底的な高級機仕様となっています。出力端子にも手抜きはなく、高品位のアナログバランス端子と金メッキ削り出しタイプのRCA端子を装備し、電源ケーブルも音質にこだわった極太のACインレットタイプを採用しています。

■ 同じ曲でも違った表情を楽しめる!

本機『 PD-70AE 』には、音楽再生にさらなる魅力を引き出すための音質調整機能も装備されています。

「LOCK RANGE ADJUST」機能は、DACのロックレンジ(ロック状態がキープ可能な周波数差)精度を調整して、ジッターを軽減する機能で、6段階で調整でき、これには想像以上の音質向上効果があります。ロック幅は狭い方が高音質が得られるのは確かですが、ソフトによって差があり、ロックレンジ幅を狭めていくと、ロックがはずれて音切れやノイズが発生する場合がありますのでご注意下さい。

さらに、デジタル信号特有の応答特性を改善するデジタルフィルターは「SHARP」「SLOW」「SHORT」の3つのモードから選択可能で、お好みに合わせて切り替えることで、同じ曲でもかなり違った表情を楽しむことができます。これにより一粒で三度美味しいのです。

■ 試聴しました


『 PD-70AE 』は日本橋1ばん館で試聴しました。試聴には、プリメインアンプにアキュフェーズ「E-370」、スピーカーにはB&W「805D3」をメインとし、JBL「4429」、ハーベス「HL compact7」も使用しました。

試聴を初めての第一印象は、ズバリ透明で爽やか、そして実に伸びやかなサウンドで、中低域には十分な厚みを感じ、ピークでも潰れた感じは皆無で、スムーズで充実したサウンドでした。

低域から超低域方向にも十分な伸びと馬力が感じられ、詰まった感じなど全くなく、鳴りっぷりの良いダイナミックなものでした。中高域は繊細で高解像度ですが、芯にはしっかりしたものが感じられ、華奢な感じは微塵もない充実したものでした。

響きが豊かで音場は広く深く、演奏が立体的に、音像も実にリアルに浮かび上がりました。バイオリンの弦の張りも強すぎず弱すぎず、生音の様に滑らかで透明感たっぷりでした。また、女性ボーカルの生々しさは格別で、自然なビブラートは圧巻でした。

■ 最後に
『 PD-70AE 』は、パイオニアが長年蓄積した光と音の技術とノウハウの全てを投入し完成したSACD/CDプレーヤーです。正直な所、50万円クラスのパフォーマンスと断言します。

光ディスク再生の盟主パイオニアが久々に放つハイエンドSACD/CDプレーヤー『 PD-70AE 』は、12cmディスク愛好家に自信を持ってお勧めします。(あさやん)

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