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2018年5月 9日 (水)

フランスの新しい風! FOCALの最新鋭スピーカー『 KANTA No2 』

ハイエンドオーディオ担当の "あさやん" です。
今回は、開発から生産までを全て自社工場で行っている、仏のオーディオメーカーFOCALの最新鋭スピーカー『 KANTA No2 』をご紹介!FOCALが創業以来、情熱を注ぎ込んできた低歪化と高精度化への進化をさらに極めた新開発のドライブユニットを採用しています。



■ FOCAL社とは

仏・FOCAL(フォーカル)製品は、2017年7月、輸入元(※1)が従来のロッキー・インターナショナルからラックスマンに代わりました。(※1オーディオ歴の長い方はご存知でしょうが、もっと以前は、"JMラボ"のブランドで株式会社ノアが輸入元でした)

FOCAL社は、1979年に野心的かつ天才的なエンジニアであるジャック・マユール氏によって、フランス・サン=テティエンヌで創立されたオーディオメーカーです。創業者の信念である高性能ドライブユニットの設計・製造メーカーとして、急速に世界各国で高く評価されたのでした。これが現在に至るまで FOCALがドライブユニット・メーカーとして、他社と大きく差別化できる大きなメリットとなっています。

その後、同社の技術力を背景にジャック・マユール氏が仕上げたスピーカーシステムは、"JMラボ(ジャック・マユール氏の頭文字)"のブランドで、精巧な作りのエンクロージャーに先進的な自社のドライバーユニットを組み込んで、ハイエンドスピーカーでの確固たる地位を築き上げたのです。現在はスピーカーシステムのブランド名も"FOCAL"に統一されています。

FOCALのこだわりの姿勢は、同社のDNAとして連綿と受け継がれているとともに、数多くの画期的な発明と独自の哲学に貫かれた製品は、多くのオーディオファイルを魅了し続けてきました。

またFOCAL社は、世界有数の生産規模であるにもかかわらず、開発・工場すべてがフランス国内の同一施設内(エンクロージャーはフランス国内別工場)にあり、近接即応体制でスピーカーのユニットからエンクロージャーまで、高いクオリティで一貫生産することを可能としている世界でも数少ないスピーカーメーカーでもあります。その理由こそが、FOCALの自信の表れでもある「製造者責任を自らに課す」ためだとしています。

■ 新開発のドライブユニット採用の「KANTAシリーズ」

FOCALのスピーカーラインナップは実に充実しており、ペア1000万円を超える「Grande Utopia」などの超々ハイエンドクラスのUTOPIA IIIシリーズ、それに続くハイエンドクラスのUTOPIA III Evoシリーズや、SOPRAシリーズがあります。※いずれも非掲載。

また、ミドルクラスのARIA 900シリーズ、普及クラスのCHORUS 700シリーズと豊富です。今回その中心価格帯にさらにKANTAシリーズが加わり、その中核モデル(今後3ラインナップ構成の予定)が『 KANTA No2 』なのです。

「KANTAシリーズ」で採用されるすべてのユニットは、FOCALが創業以来、情熱を注ぎ込んできた低歪化と高精度化への進化をさらに極めた新開発のドライブユニットです。これまで高い評価を得てきた信頼のある素材を使いながら、上位シリーズで開発された最新技術を惜しみなく投入しています。スタイルも一新されFOCAL社の今後の方向性を示すモデルとなっています。

もちろん『 KANTA No2 』に搭載されているドライブユニットも100%自社製です。

ツイーターには、UTOPIA シリーズをはじめ、同社の上級機に採用されている、世界最強の振動板と言われるベリリウム・ツイーターを搭載。逆ドームが特徴の進化した第3世代の27mm「IAL3」ピュアベリリウム・インバーテッド・ドーム・ツィーターを採用しています。特にユニット内部の背圧を最適化し、歪みを大幅に低減させています。

ミッドレンジとウーファーのドライブユニットには、同社 ARIA シリーズで開発されたコア材のフランス製のFlax(亜麻/あま※2)をグラスファイバーでサンドイッチし、それぞれの質量をユニットに合わせて適正化して、軽量で剛性が高く、ダンピング特性の良いFOCALの代名詞ともなっている「Flaxコーン」を使用しています。リニアリティ溢れるダイナミックなサウンドを実現できるのです。(※2 Flax:あま:麻の一種で柔らかさがありウールの3倍の強度をもつ繊維)

ミッドレンジには、16.5cm Flaxサンドイッチコーンに「NIC(※3)」と「TMD(※4)」というFOCALの最新低歪化技術を組み合わせ、ウーファーには、「NIC」を装備した2基の16.5cm Flaxウーファー採用。これらにより一層正確さを増し、精度の高い中低域を実現しています。(※3 NIC:Neutral Inductance Circuitの略で、マグネットのベースに同心円状のファラデーリングを追加し、磁界を安定させ音の再現性を高める技術)(※4 TMD:Tuned Mass Damperの略で、コーンとユニットを接合するエッジ内に2本の円形リブを設けることでサスペンション効果を高める技術)  

さらに『 KANTA No2 』はエンクロージャーにもFOCALのこだわりを見せています。バスレフポートが前面と後面に配置され、ポート内の空気の流れを理想的にコントロールする「POWER FLOWテクノロジー」を搭載。伸びやかで量感豊かな低域を再現します。

特徴的なフロントバッフルには、新開発の高密度ポリマー(HDP)を採用。同じ厚さのMDFより、剛性で15%、密度で70%、ダンピングが25%優れており、高強度と耐振性を確保しながら薄く軽いフロントバッフルを実現したのです。そのHDPの採用により高精度な加工が可能となり、ツイーターとの一体成型や前面ポートの滑らかな精密仕上げも可能となったのです。

特徴的な円弧状にスラントしたフロントデザインは、FOCAL独自の「フォーカスタイム理論」に基づくもので、同社の上級機の流れをくんでおり、ユニット間のタイムアライメントが最適化され、理想的なリスニングポジションが得られるとしています。

より正確なセッティングが可能なアルミダイキャスト製レッグを採用。スピーカー端子はシングルワイヤリング方式です。

■ フランスの新しい風

『 KANTA No2 』は、全8色(※5)にも及ぶ美しいカラーを纏うデザインセンスあふれる外観と精度の高い豊かな音楽性を両立しており、FOCALの技術とデザイン性が、高次元で融合されたまさに"フランスの新しい風"とも言えるスピーカーの完成です。(※5 サイドパネルは「ハイグロス・ブラックラッカー」と「ウォールナット」仕上げの2種類、フロントバッフルはそれぞれに発色の美しい洗練された4色が用意されています。)



音質とインテリア性の両立を志向するオーディオファンを魅了し、音楽性豊かな音色でリスニングルームを鮮やかに彩ることでしょう。

FOCAL社にはスピーカー開発の統括エンジニアとして、唯一の日本人スタッフである細井氏が在籍しており、『 KANTA No2 』の最終的な音決めにもかかわっておられるとのことです。嬉しい限りです。


■ 『 KANTA No2 』の期待のサウンドはいかに!?
非常にスケールが大きく、広いサウンドステージを臨場感豊かに描き上げました。非常に安定感があり、ブリティッシュ・サウンドともドイツやイタリア製スピーカーとも違う、スムーズな小気味良さ、堅苦しさを感じさせない心地よさは"フランスの風"を感じました。

パワーを上げていってもリニアに反応し、臨場感たっぷりにスケール感と音圧を感じさせてくれました。一方で、歪み感の少ないナチュラルなサウンドが、ボーカルやアコースティック楽器を引き立たせ、演奏を大いに楽しませてくれました。特にボーカルはバッフル形状のメリットもあり、中央にビシッと実物大で定位しました。

低域のリニアリティは抜群で締まりが良く、ダイナミックレンジの広さと切れ味の良さを実感させられました。中域の躍動感もしっかり引き出し、特にベリリウム・ツイーターによる高域の倍音は非常に豊かで、音場感・空間感には魅せられました。

また『 KANTA No2 』は低域が膨らみ過ぎず扱いやすいため、LUXMANの「L-507uXII」や「L-509X」などの中高級プリメインアンプでも十分能力を発揮してくれそうです。

『 KANTA No2 』には、音楽を知り尽くした気鋭のエンジニア達が、自社工場で100%管理して生産できる恵まれた環境で作り上げられた、完成度の高さを実感しました。 (あさやん)


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