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2018年7月30日 (月)

MQA-CD特集 第2弾!! ~デジタルオーディオの最先端を突っ走るマイテック・デジタル~

ハイエンドオーディオ担当の "あさやん" です。
今回は、デジタルオーディオの最先端を突っ走るマイテックのMQA対応D/Aコンバーター3機種をご紹介! 今話題の"MQA-CD"をダイレクト(S/PDIFのデジタル入力)で再生できる、ほぼ唯一(2018年6月時点)の製品です。


■ MQA-CD特集 第2弾!

この度マイテック・デジタル製品の輸入代理店が、従来の今井商事(株)から、(株)エミライに替わり、D/Aコンバーターのエントリー機『 LIBERTY DAC 』が新たにラインナップに加わりました。

前回このコーナーでMQAの原理、そしてその音質の素晴らしさを述べさせていただきましたが、いよいよ待望のユニバーサルミュージックの"MQA-CD"を入手しましたので、マイテックの新製品『 LIBERTY DAC 』を含め、『 Brooklyn DAC+ 』『 Manhattan II 』の先進性を、音質を含めレポートしたいと思います。


■ 最先端を突っ走るマイテック

米国マイテック・デジタル社は、マンハッタンの2大レコーディング・スタジオである「ザ・ヒットファクトリー」と、「スカイライン・レコーディング・スタジオ」でエンジニアだったミハル・ユーレビッチ氏によって、1992年にニューヨークに設立されました。因みに今回ご紹介しますD/Aコンバーターの名前はいずれもニューヨークの地名です。

当初は、プロユースのマスタリング用A/Dコンバーターや、D/Aコンバーターの開発から始め、その後同社は、DSDのフォーマットを確立する際の、マスターレコーダーのプロトタイプを開発し、DSDの誕生に大いに貢献したのです。そして2012年同社初の民生機「Stereo 192 DSD」を投入。DSDに関する豊富なノウハウに裏打ちされた、高い技術力や完成度が認められ、当時大いに人気を博したのでした。

そして2014年に日本国内で発売された、ハイエンド機の「Manhattan DAC」が、さらに同社の評価を高め、2015年、小型化を果たした「Brooklyn DAC」、そして昨年発売された後継機『 Manhattan II 』『 Brooklyn DAC+ 』は、デジタルオーディオの最先端を走るD/Aコンバーターとして、オーディオ評論家やオーディオファイルに高い評価を受けたのです。今回そこにエントリー機『 LIBERTY DAC 』が加わりました。

これらマイテックのD/Aコンバーター3機種には、MQAフルデコーダーが搭載されており、本家のメリディアンのハイエンド機以外では、今話題の"MQA-CD"をダイレクト(S/PDIFのデジタル入力)で再生できる、ほぼ唯一(2018年6月時点)の製品であり、デジタルオーディオの最先端を突っ走る製品群なのです。

なお、MQAフルデコーダー以外のMQA対応機としては、CDを一旦リッピングしてデータ化すれば再生できるD/Aコンバーターや、特殊なプレイソフト(Audirvana Plus3等)を使用すればMQAソフトが聴けるMQAレンダラー機能を持つ機器などが存在します。

MQAが初めて英国メリディアンから提唱されたのが2015年ですから、同年発売の「Brooklyn DAC」がすでにMQAを採用していたことによる、マイテックの先見性には驚きを隠せません。現時点でもMQA採用に二の足を踏んでいる国内メーカーの数年先を行っている感じです。

筆者は昨年自宅に『 Brooklyn DAC+ 』を導入し、すぐに"MQA-CD"の可能性を確信しました。配信によりダウンロードしたハイレゾ音源やストリーミング音源とは違う安定感のあるサウンド、SACDとは違う切れ味、厚み、そして存在感を伴ったサウンドに魅了されたのでした。そして何より、筆者を含め日本のオーディオファンは、形のあるソフトを好むことからも"MQA-CD"が大いに期待できるとの確信に至ったのです。

さらに業界には、MQAの音質上のメリットについて、「折りたたみ」そして「データ展開」こそが、LP再生のイコライジング「RIAAカーブ」にも通じることから、"MQA-CD"の特に低音の魅力がアナログ的と感じるのでは・・・との意見もあるくらいで、筆者もそう感じました。

それではマイテックのD/Aコンバーター3機種について順に見てまいります。


■ マイテックのD/Aコンバーター3機種に迫る!

【1】 『 LIBERTY DAC 』 (Blackのみ)

Libertydac_4 1/3ラックサイズの横幅140mmのコンパクトな筐体ですが、上位機と同様PCM:32bit/384kHz、DSD:11.2MHz(DSD256)に対応したUSB-DACです。DACチップにはESS Technology社の「ES9018K2M」を採用しています。複数のデジタル入力(USB2.0 Class2、AES / EBU、S / PDIF、Toslink)をもち、上位機同様のデジタル音量コントロール機能、RCAアンバランス音声出力と、TRSバランス出力(TRS→XLR変換プラグが必要、TRSはステレオ標準プラグと同型)を搭載。

ヘッドホンアンプにも、出力インピーダンスが低く強力な駆動力を持つ、3W/300mAの大出力アンプが驕られており、ヘッドホンユーザーをも十分満足させる仕様となっています。さらには前述のMQAフルデコーダーには認証済みのハードウエアを搭載しています。そしてこれもプロ機で鍛えられたマイテックならではの、低ノイズタイプの10psマスタークロック回路を搭載し、エントリー機と言えども手抜きは一切ありません。

【2】 『 Brooklyn DAC+ 』 (Black・Silver)

Brooklyndac 本機は、元々スタジオでのリファレンスとしての音質を備えたUSB-DACとして開発されました。そして同時に、ライン入力とフォノ入力を装備したアナログプリアンプとして、さらにリファレンス・ヘッドホンアンプとしても高い性能を追求したとしています。

DACチップには、ESS のハイエンドグレード「ES9028PRO」を採用。もちろん32bit/384kHzまでのPCMデータ、11.2MHzまでのDSDデータのネイティブ再生に対応しています。そして前述の通り認証取得済みのMQAフルデコーダーを内蔵しています。

クロックには、内部ジッター0.82psを誇る「マイテック フェムトクロック・ジェネレーター」を搭載しています。さらに、外部クロック用のワードクロック入出力まで装備する徹底ぶりです。しかし、余程高性能な外部クロックでないと必要ないレベルです。筆者も従来使っていた外部クロックを使っていません。クロック出力は本機複数台でのスタック用で、マルチチャンネル用とのことです。まさにプロの世界です。

入力は、USB2.0/USB Audio Class2、AES / EBU、S/PDIF同軸デジタル入力2系統、TOS光デジタル入力、さらに SDIF-3入力(DSD最高DSD256、S/PDIF1,2入力兼用)まで装備しており完璧です。そこにアナログRCA入力を1系統を装備しており、ラインレベル入力とフォノ入力(MM/MC対応)をリレーで切り換えできます。フォノ入力も手抜きはなく、高性能アナログ・イコライザー回路を搭載しており、十分なレベルの音質です。

そして本機のもう一つのメリットであるプリアンプ機能です。ボリューム回路はヘッドホン出力にも対応しており、アナログ式とデジタル式(32ビット)の2通りの1dB刻みのアッテネータの切り換えが可能です。もちろんアッテネーターの影響を受けないバイパスモードもあります。

出力はRCA出力1系統とXLRバランス出力1系統を装備しており、同時出力も可能です。筆者はアナログボリュームを使い、パワーアンプにバランスケーブルでダイレクトに繋いでいます。2系統のヘッドホンジャック(500mA, 6W、出力Imp.:0.5Ω)は、高い駆動力を必要とするバランス駆動のヘッドホン用に設計されています。

そのサウンドは、深く厚みのある低域、エネルギーに満ち溢れた中域、高域の圧倒的な情報量、厚みのある豊潤なサウンド、生音のような立ち上がりや響きを再現し、非常に説得力のあるものです。その高性能・多機能さは「新世代のUSB-DAC」だと思います。

【3】 『 Manhattan II 』 (Black・Silver・Gold)

Manhattandac マイテックのコンシューマー用としては最上位のD/Aコンバーターです。DACチップにはESSのフラッグシップDAC「ES9038PRO」が搭載。これに「マイテック フェムトクロック・ジェネレーター」と独自のジッター低減回路「C777クロッキングアーキテクチャ」を組み合わせることで、DACチップの真価を引き出したとしています。

また、筐体を大きくしたことから、アナログ段・デジタル段で電源トランスから独立した電源回路とすることで、ノイズとクロストークを徹底的に低減できたのです。アナログ入力は、RCAライン入力2系統、XLRバランス・ライン入力1系統と強化されています。もちろんMQAフルデコーダー、内蔵アッテネーターもアナログ式と32ビットデジタル式を搭載、MM/MC対応のフォノ入力も装備しています。

さらに、オプションカード(別売)の取り付けによるグレードアップが可能です。高性能フォノプリアンプにグレードアップできるMM/MC対応の、カスタム仕様ニッケルコア昇圧トランスを搭載した、高精度フォノアナログプリアンプカード。"ROON READY"ネットワークカードを加えることで、最大スループット24bit / 192kHzまでのPCMデータと2.8MHzまでのDSDデータのネイティブ再生に対応するネットワークプレーヤーにも変身させることができます。


■ 最後に
マイテックのD/Aコンバーター3機種こそ、プロの世界で鍛えられた多機能と高音質、そしてMQA対応をはじめとした先進性をも兼ね備えた、世界のデジタルオーディオの最先端を突っ走っているといえます。(あさやん)

※お詫び:自宅リファレンスのため、どうしても『 Brooklyn DAC+ 』の説明が長くなってしまいました。

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