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2018年10月22日 (月)

オーディオケーブルの"伝統と革新″に迫る Vol.2 ティグロンケーブル編 ~ 純度や素材の追求とは一線を画す ティグロンのケーブルとは ~

ハイエンドオーディオ担当の "あさやん" です。
今回は、前回の「キンバーケーブル」に引き続き「オーディオケーブルの"伝統と革新"に迫る Vol.2」と題し、特許技術を駆使してケーブル開発を行っている「ティグロンケーブル」を取り上げます。ティグロンは画期的な海外製の「ケーブル改善装置HSE」をいち早く導入し、この度、従来のケーブルラインナップのほぼ全てを「HSEシリーズ」にグレードアップしています。




■ ティグロン株式会社の歩み

ティグロン株式会社は、KRYNA PROとして2008年に設立、同年「TIGLON」ブランドのスピーカースタンドを発売。同社は制振効果とシールド効果が高いマグネシウムに関して高度なノウハウを持っており、翌2009年特許技術である「マグネシウムシールド」を取得したのです。2010年KRYNA PROからティグロンへ社名を変更しています。


■ 特許技術「マグネシウムシールド」(特許 第4282759号)


忠実な原音再生を実現するために、実用金属であるマグネシウムが備える高い電磁波遮断性、振動吸収性、熱発散性に着目しました。そのマグネシウムをシールド層の材料として採用し、ケーブルを介して侵入する外部ノイズの影響を限界まで排除することに成功し、理想の「マグネシウムシールド、ケーブル」を実現したのです。

近年のハイレゾブームもあって、銀を使って輪郭鮮明、超高解像度を狙ったり、異常な程に銅の純度や素材にこだわったケーブルが多い中にあって、ティグロンは最近のケーブルの主流でもある、高解像度(緊張感を伴うサウンド)を求めるのではなく、情報量は多いにもかかわらず、柔らかく心が和むサウンドを追求していると言います。

実際にティグロンは、導体にディップフォーミング無酸素銅(DF-OFC:米GE社が開発した誘電率101~102%の無酸素銅)を採用し、特許技術「マグネシウムシールド(第三世代)」を駆使して、電磁波や振動ノイズを遮断し、S/Nが良く、癖のない、リアルな音場空間の再現を追求してケーブル開発を行っているのです。


■ ディップフォーミング無酸素銅「DF-OFC」

ディップフォーミング無酸素銅「DF-OFC」は、かつて米ウエスタンエレクトリックがアンプの内部配線に使用していました。ティグロンは、国内に唯一残るディップフォーミング炉で製造した無酸素銅を使用することで、最新の導体では味わえない生々しいアナログサウンドを実現できたのだとしています。

更に、今回ティグロンのケーブルを取り上げた最大の理由でもある、画期的な海外製の「ケーブル改善装置HSE」をいち早く導入して、さらに進化したケーブル“HSEシリーズ”に全面刷新して各種ケーブルを発売したのです。


■ ケーブル改善装置「HSE」

ケーブル改善装置「HSE」は、正式にはハイパー・サチュレーテッド・エナジャイザーという名称で、欧米とアジアのケーブル技術集団とティグロンが共同開発した「超飽和電流型ケーブル活性装置」というもので、ティグロンが日本でいち早く導入しました。

具体的には、ケーブル導体に導体が電流飽和するような直流電流を流して、結晶粒界の酸化膜などを熱分解して除去し、多結晶の銅を単結晶に近づける効果があります。かつこの直流に、用途毎にプログラミングした特殊な振幅変調をかけることで、ケーブル導体を活性化するのだと言います。これは単なるバーン・イン(負荷試験)やエージングとは全く違うようです。

同時に発生する適度な熱を利用して、導体周囲の絶縁物や「マグネシウムシールド」などのシールド層が膨張し、柔らかくなって動きやすくなり、機械的なストレスも解消できるとしています。またケーブル全体が柔らかくなって配線の際の取り回しも楽になるのです。

この度ティグロンは、従来のケーブルラインナップのほぼ全てを“HSEシリーズ”にグレードアップしています。見た目の違いは熱収縮チューブにHES(Hyper Saturated Energizer)と印字されているだけです。


■ 試聴するHSEシリーズ3アイテム

早速自宅で、“HSEシリーズ”3アイテムを試聴しました。

【1】RCAラインケーブル「MS-DF12R-HSE」

導体にはディップフォーミング無酸素銅(DF-OFC)を使用し、シールド層には第三世代「マグネシウムシールド」を採用したハイコストパフォーマンスモデルのラインケーブルです。DF-OFCを使用することで、最新の導体では味わえない生々しいアナログサウンドを実現させたのです。RCAプラグには上位機種R10と同じオーストラリアKLEI社のプラグを採用し、定位感・解像度を高めながら癖の無い自然な音質を実現しています。

【2】XLRラインケーブル「MGL-X10-HSE」

ティグロン最上位のXLRケーブルです。導体には日立金属製HiFCを採用し、情報量と質感の向上を図っています。シールド層には「マグネシウムシールド」と「Mg(純マグネシウム)フィルター」を使用し圧倒的な静けさを再現しています。世界特許取得記念モデルでもあります。

【3】電源ケーブル「TCA-1.2W-HSE」

マグネシウムシールドを採用した最上位電源ケーブルです。2重の「マグネシウムシールド」構造、「Mgフィルター」をIN側に装着する事により圧倒的な静けさを実現しています。電源プラグにはジョデリカのピュアカッパーETP-960RH、ETP-930RHを採用し、格段に解像度、情報量、静寂感が向上しています。こちらも世界特許取得記念モデルです。


■ 試聴しました


自宅で試聴しました。

試聴して最初の感想は、以前に聴いた「HSE処理」のしていない従来製品との違いは想像以上で、いずれのケーブルも解像度は明らかに向上しているのですが、まったく神経質になったり耳障りになったりせず、ナチュラルで穏やかな癖のない上質サウンドでした。

瞬発力や音の粒立ちは明らかに向上しているのですが、これ見よがしの誇張感はなく、制動は十分効いており、ソース本来のリアルさが出ているとも感じました。密度感が高く、透明感も抜群で、音場の見通しがさらに良くなり、生々しく実在感もたっぷりでした。

S/Nが向上した結果、倍音が豊かに感じられ、音楽の抑揚感が増し、開放感が向上して音が伸び伸びしてきました。「HSE処理」によってケーブルの機械的なストレスが払拭され、ケーブル素材が本来持つパフォーマンスを引き出せた結果ではないでしょうか。



■ 最後に
今回の「HSE処理」の効果は想像以上でしたが、各ケーブルの価格アップは僅かであり、非常にお買い得感を感じました。デジタルソース、ハイレゾソースからアナログライクなサウンドを引き出したい方にこそお使いいただきたいケーブルです。(あさやん)

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