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2019年2月21日 (木)

cocktailAudioのデジタルミュージックサーバー&トランスポート『 X50Pro 』 ~お使いのD/Aコンバーターが最大限生かせます。

ハイエンドオーディオ担当の "あさやん" です。
今回は、お使いのD/Aコンバーターを最大限活かせる、超々多機能なトランスポート型ミュージックサーバーのcocktailAudio『 X50Pro 』を取り上げます。




■ cocktailAudioの製品について
いま、cocktailAudio(カクテルオーディオ)製品が大人気です。
cocktailAudioは、韓国NOVATRON社のハイファイオーディオ製品専用のブランドです。NOVATRON社は2003年に、従来なかったユニークなマルチメディアオーディオシステムを開発、製造するために創設されたのです。常に最先端のデジタルフォーマットに対応し、便利で使いやすく、オーディオの楽しみを広げる革新的な製品をずっと供給し続けています。

日本国内で最初に登場した同社製品は、2015年12月発売の「CA-X40」でした。超多機能で注目はされましたが、当時まだブランド自体が浸透しておらず、正直なところ、ヒットにまでは至りませんでした。そして2017年10月、アンプを内蔵し、スピーカーを接続するだけで簡単に、最新のハイレゾサウンドが楽しめるマルチメディアプレーヤー「X35」が登場。続いて同年11月、あえてD/Aコンバーターを非搭載とし、デジタル機能に特化したハイパフォーマンスマシン「X50D」と続きました。

人気に火が点いたのが、2018年4月に発売された「X45」でした。高性能D/Aコンバーター(ES9018K2M)を内蔵し、アンプを内蔵していないマルチメディアプレーヤーで、最先端のデジタルフォーマットに対応し、音質にも磨きがかけられた製品でした。続いて同年6月発売の「X45Pro」は、最先端の高性能D/Aコンバーター(ES9038PRO)を搭載し、電源や筐体を大幅に強化し、同社ラインアップの最高級モデルとして、性能、音質の頂点を目指して投入してきたのでした。

そして、2018年の年末ギリギリに発表されたのが、今回ご紹介いたします『 X50Pro』です。本機は「X50D」の上級機という位置付けの製品で、「X50D」同様にD/Aコンバーター非搭載のトランスポート型ミュージックサーバーで、本機をお使いになるには別途D/Aコンバーターが必要になってきます。

それでは『 X50Pro 』の先進性&発展性を見てまいりましょう。とにかくその機能の豊富さに、筆者は圧倒されっぱなしでした。

■ cocktailAudio『 X50Pro 』とは
cocktailAudio『 X50Pro 』は最上級機「X45Pro」の開発で得られたノウハウを注入して開発されています。CPUは「X50D」では「Dual Core ARM Cortex A9(1.0GHz)」であったのに対し、本機はその倍に当たるA9のクアッドコア仕様の「Quad Core ARM Cortex A9(1.0GHz)」にグレードアップされており、高い処理能力と快適な操作性を実現したとしています。

また、音質を大きく左右するクロック発振器には、高性能、低ノイズのCrystek「CCHD-575」を搭載。電源部全体をアルミシールドケースでカバーすることでシールドを強化し、トランスからの放射ノイズを遮断。さらに「X45Pro」同様、13mm極厚フロントパネルをはじめ、本体を含むすべての筐体を、厚手のアルミプレートに精密な切削加工と美しいブラスト処理を施した総アルミ仕上げとしています。これらにより、高音質を目指したのです。

本体背面には、記録媒体用のスロットを2基装備しており、それぞれに6TBまでのSATA3.5インチ/2.5インチのHDDドライブ、または、2.5インチのSSDが装着可能です。これにより、最大12TBにも及ぶストレージを実現できるのです。着脱も可能なため、ソースのジャンルなどにより複数のドライブの使い分けもできるのです。(ストレージは別売)

フロントのディスプレイには視認性の高い日本語対応の7インチ大型カラー液晶を採用。操作画面や音楽ファイル情報、カバーアートなどが表示され、快適な操作が可能です。さらに本機のHDMI出力を、お持ちの大型ディスプレイやプロジェクターに接続すれば大画面に映し出すこともできます。

デジタル出力は、RCA同軸、TOS光、AES/EBU、USB2.0、I2S(RJ45×1、HDMI×2)、ワードクロック出力(最大192kHz)を装備。デジタル入力は、RCA同軸、TOS光を各1系統を装備しています。

ただ、「X50D」に2系統あった同軸出力が1系統になったのはI2S(※)のHDMI出力を2系統としたためで、I2S規格の対応幅を広げています。
※I2S:アイスケアエスと読みます。市販品ではM2TECH「Evo DAC Two Plus」などに採用され始めており、今後対応機が増えることが予想されます。

USBホスト(本機から制御可能)端子は、前面に1系統(USB2.0)と背面に2系統(USB3.0)を装備しており、USBメモリや外部ストレージも接続可能です。

本機にはフロントローディングのCDプレーヤーが内蔵されており、CDトランスポートとしては勿論、PC不要で簡単にリッピングもできてしまいます。WAV以外にもFLAC、ALAC、MP3など様々なフォーマットでリッピングが可能です。

CDのメタデータやカバーアートはGracenoteやFreeDBのサービスを利用してインターネット経由でタグ付けできます。取り込んだ音楽データは、カバーアート表示、文字表示、使い易い検索機能など本機独自のミュージックデータベースに蓄積され、管理できます。

本機の対応ハイレゾフォーマットは、DSD(11.2MHz)、DXD(24bit / 352.8kHz)、HD FLAC(24bit / 192kHz)、HD WAV(24bit / 192kHz)などほぼ網羅しており、他社に先駆けて対応しているMQAにも対応しています。MQA-CDもD/Aコンバーターが対応していれば、勿論再生可能です。

さらに、家庭内のネットワークに接続することで、ネットワークプレーヤーまたはミュージックサーバーとしても機能します。TIDAL、Spotify、DEEZERなどのストリーミングサービスも利用できます。TIDAL、DEEZERではMQA音源もお聴きいただけます。

また、専用のリモコンアプリのNOVATRON「MusicX」をiOS / Androidのスマホやタブレットにダウンロードすることで、ネットワーク経由で本機の操作が可能となり、操作画面やカバーアート、ファイル情報を手元で見ながら操作できてしまいます。

cocktailAudio『 X50Pro 』の多機能さは、まさに「てんこ盛り」状態と言えるでしょう。

■ 試聴しました
私が所有する使い慣れたD/Aコンバーター Mytek Digital「Brooklyn DAC+」に本機を繋いで、短時間ですが試聴しました。

まずは、個人的に最も興味のある「MQA-CD」の直接再生から始めました。難なく「Brooklyn DAC+」に352.8kHz/24bitの表示(ユニバーサルミュジックのMQA-CD)が出て、通常CDとは全く違う奥行き感や立体感が再現されました。パソコンのハイレゾ音源からのUSB入力では、MQA-CDのリッピングソフトやダウンロードしたMQA音源も問題なく再生し、MQAの素晴らしさを改めて実感させられました。

通常のハイレゾPCM音源は勿論、44.1kHzのCDからのリッピングソフトも、本機の筐体の確かさやS/Nの良さから、制動力のあるしっかりした低域に、深く沈む重低域が加わったスケール感の豊かな余裕のある低音でした。一方中高域は、厚みのある中域にヌケの良さ、ハリのある高域が加わり、情報量も圧倒的で、PCM音源ならではのピラミッド型のハイエンドサウンドを聴かせてくれました。

一方DSD音源では爽やかさや瑞々しさが加わり、アナログっぽさも感じさせました。PCM、DSDそしてMQAと、それぞれの個性をそのままの形で引き出し、『 何も足さない、何も引かない 』オリジナル音源の良さを大事に、そして素直に引き出してくれました。

cocktailAudio『 X50Pro 』は、お使いのD/Aコンバーターを最大限活かせる超々多機能なトランスポート型ミュージックサーバーです。(あさやん)

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