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2019年7月 8日 (月)

LUXMAN史上最高峰のフラッグシップ真空管セパレートが完成しました!!

こんにちは、ハイエンドオーディオ担当の "あさやん" です。

LUXMANより、管球式コントロールアンプ『 CL-1000 』がついに発売! 2015年10月に発売された、真空管ステレオパワーアンプ『 MQ-300 』とのペアにより【 LUXMAN史上最高峰のフラッグシップ真空管セパレート 】が完成しました。


■ 憧れのデザイン
これまでに幾度か述べていますが、LUXMAN(一般的には「ラックス」の方が通りが良いと思いますが)は、1925年ラジオ放送の開始とともに創業し、有名な「 SQ-5B (1962)」、「 SQ38FD/II (1974)」など、現在まで紆余曲折はあったものの、今でも国内屈指の真空管アンプメーカーであることには疑う余地はありません。

LUXMAN創業90周年を記念して、2015年10月に発売された、300Bシングル・真空管ステレオパワーアンプ『 MQ-300 』のペアとなる真空管コントロールアンプの発売が待たれていました。『 MQ-300 』発売から3年、昨年の東京インターナショナル・オーディオショウでその姿が披露され(当時はまだ本番前の試作品でした)、今春ついに『 CL-1000 』として発売されました。

東京インターナショナル・オーディオショウで見た『 CL-1000 』のデザインに私の目は釘付けとなり、思わずニヤリとして「やった!!」と叫んでいました。それは、何と懐かしい顔なのでしょう。

C-1000(1975)
オーディオ全盛期、私が本格的にオーディオを始めた1970年代半ば、それまでのLUXMANのイメージを一新して登場したトランジスタ式コントロールアンプ「 C-1000 」「 C-1010 」、さらには当時、同社の最上位に位置したトランジスタ式プリメインアンプ「 L-100 」のフロントパネルそのものだったからです。

私は、「 C-1010 」とパワーアンプ「 M-4000 」を組み合わせたデザインに心底憧れたのですが、予算オーバーで購入は叶わず、結局オーディオ評論家の故 斉藤宏嗣氏推奨の真空管プリアンプ「 CL-32 」と、ソリッドステートのパワーアンプ「 5M21 」という、変則的な組み合わせに落ち着いたのでした。そんな憧れのデザインが目の前にあったのですから、興奮するのは当たり前です。

それではその最新作『 CL-1000 』の特長を順に見てまいりましょう。

■ まずは『 CL-1000 』の内部

右端に、《 LECUTA 》34タップのファインメット・コア・トランスと34個のリレー
中央と左奥に、JJ製のE88CCが合計6本
中央奥に、L/R独立のバランス入力と、L/R独立の出力用の計4基のスーパーパーマロイ・コア・トランス

■ LECUTA (Luxman Electric Controlled Ultimate Transfomer Attenuator) 搭載
本機の最大のトピックは何と言っても、《 LECUTA(レキュタ) 》と名付けられた新開発ファインメット・コア採用の大型トランス式アッテネーターを採用した音量調節機構でしょう。通常のボリュームのように、抵抗器によって信号を減衰するのではなく、巻線比により低損失で音量調整を行う手法です。

従来、同社のコントロールアンプやプリメインアンプには独自の固定抵抗切替型アッテネーター《 LECUA(レキュア) 》が使われてきました。その最新バージョンである《 LECUA1000 》は、アンプ回路と一体化した電子制御式アッテネーターで、その接点数は88もあり、キメ細かく精密なボリューム調節が可能です。勿論、それには抵抗が使われています。

しかし、LUXMANはさらにその上を目指したのです。《 LECUTA 》の大型トランスは34タップで、しかも左右独立しており、そのトランスと対を成す34個のリレーを、音楽信号を通さないフロントパネルの位置情報検出用(リレー制御のためだけの)ボリュームノブで切り替えることで、小音量時も音痩せすることのない音量調節機構を新しく開発したのです。ボリュームノブの手応えは、高級機に相応しいものとなっています。

《 LECUTA 》のアッテネーター用トランスのコアに使用されているファインメットは、独自のナノ結晶構造により、飽和磁束密度と比透磁率が高く、コアロスが少ない磁性材料です。また、トランスの弱点でもある帯磁による性能劣化対策としては、電源投入時に常に動作するアーティキュレーター(消磁機能/マニュアル作動も可能)を装備しており、万全を期しています。
※ファインメット:日立金属のナノ結晶軟磁性材料

■ スロバキアJJ製のE88CC (ECC88/6DJ8の高信頼管) 採用
本機の真空管には、LUXMANが自社製品に初めて採用した、スロバキアJJ製のE88CCを合計6本搭載しています。2段増幅P-K NF型(プレート~カソード負帰還回路)で動作させています。回路間を接続するカップリングコンデンサーには、同社のオリジナル開発(『 MQ-300 』の開発過程で開発)によるオイルコンデンサーを採用し、厚みのある音質を実現できたとしています。

アンバランス入力 (バランス入力にはL/R独立の高い透磁率を誇るスーパーパーマロイコアを採用したトランスで、アンバランス信号に変換) は、最初にE88CC×2のアッテネーター駆動アンプで6dBのゲインを稼ぎ、次の《 LECUTA 》に送られ、音量調整された後、E88CC×2の回路で増幅されます。

トーンコントロール回路にもE88CC×2を使用し、BASS/TREBLE独立3段階周波数切替えLUX式トーンコントロールの搭載により、きめ細やかな音質調整が可能です。勿論バイパスも可能です。さらに、ラインストレートをONにすることで、信号系統に抵抗が直列に入らないため、純度の高いエネルギー感溢れる音質が実現できたとしています。

ラインレベルの出力は、L/R独立のスーパーパーマロイコア (バランス入力時に使用されたトランスと同等) を採用したトランスを経由しており、出力はアンバランス2系統、バランス2系統の合計4系統あるものの、アンバランス出力かバランス出力かはフロントパネルでの切替式としています。出力の位相切替えまで装備しています。

■ レトロモダンな外装
外装は3枚の肉厚アルミパネルを組合せ立体的で、前述の往年のデザインを彷彿させるフロントパネルに、確実な操作感と精密な加工が施された各種ノブ類のバランスが実に秀逸です。我々中高年には懐かしくもあり、新鮮さもある高品質なレトロモダンを具現化したデザインになっています。

LUXMANアンプでは定番のコの字のウッドケースは、ウォールナットの突板に色鮮やかなローズウッドの配色を施したピアノ塗装で、ペアとなる『 MQ-300 』の木枠と同一仕上げとしています。脚部にもグラデーション鋳鉄製レッグを装着し、微小レベルのデリケートな音楽信号を不要な振動から守っています。

RCA入力端子には、銅の導電率と真鍮の硬度を併せ持った新素材カッパーアロイ製を、ACインレットには非磁性ニッケル処理と金メッキが施され、電源ケーブルにもノンツイスト構造の3.5mm2 高純度OFC線と金メッキ仕上げのプラグを採用したJPA-15000(極性マーク付き)を付属し、万全を期しています。

■ 最後に
LUXMANの開発者によりますと『 CL-1000 』と『 MQ-300 』の組み合わせでのサウンドは、従来の真空管アンプのサウンドイメージである「帯域が狭い」「柔らかい」「温かい」とは別次元の真の意味でのハイエンドサウンドを目指したのだと言います。

そのため、LUXMANの永い歴史と伝統により培われた技術とノウハウを余すところなく注ぎ込み、こだわり抜いた回路やパーツをはじめとする内部構成と、磨き込まれた魅力的な外装を身にまとう、フラグシップの名に相応しい造り込みが施されたのです。

音の狙いとしては、トランス式アッテネーターの最大のメリットである音痩せのないエネルギー感たっぷりのサウンドと、真空管ならではの充実した中域、伸びやかで繊細な高域の魅力だとしています。さらに、ボーカルの透明感と人肌を思わせる温かさ、オーケストラの実物大のスケール感と立体的で深々とした音場感を実現できたと言います。

有機的で浸透力のある濃密なサウンドは、トランジスターアンプでは絶対味わうことのできない世界です。これこそ、『 ハイエンド真空管アンプ 』です。

満を持して登場した『 CL-1000 』の純度の高い魅力あふれる真空管の音色は、『 MQ-300 』はもちろんのこと、他社のパワーアンプとの組み合わせでも、最高のパフォーマンスを発揮できると思います。
(あさやん)

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