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2019年10月11日 (金)

ESOTERIC 一体型SACD/CDプレーヤー『 Grandioso K1X 』の究極度とは?

こんにちは、ハイエンドオーディオ担当の "あさやん" です。
本日は、究極のトランスポート「VRDS-ATLAS」を搭載した、ESOTERICの一体型SACD/CDプレーヤー『 Grandioso K1X 』の究極度に迫ります!!


■ Grandiosoとは
今やハイエンドオーディオの世界では、日本を、いや世界を代表するブランドの一角を占めるESOTERIC。中でもGrandioso(グランディオーソ)は、同社の最高峰機器に付ける称号で、同社がもつ究極のテクノロジーやノウハウを投入して、2013年(平成25年)の10月にデビューしたのです。

「すべての英知が結実し、新たなる頂きへ。グランディオーソと言う名の新たなるフラッグシップ登場。」という決意の基、せかず慌てず、あくまでマイペースで、納得いくまで製品を練りに練って、年に1アイテム程度のペースで投入されてきました。

最初の作品は、SACD/CDトランスポート「Grandioso P1」、モノラルDAC「Grandioso D1」、そしてモノラルパワーの「Grandioso M1」でした。続いて、翌年2014年にプリアンプ「Grandioso C1」、2015年のステレオパワーアンプ「Grandioso S1」、2016年のクロックジェネレーター「Grandioso G1」、同年10月にはGrandioso初の一体型SACD/CDプレーヤー「Grandioso K1」、インテグレーテッドアンプ「Grandioso F1」と続きました。

そして今年(2019年)の3月、衝撃をもって迎えられ、まだ記憶に新しいSACD/CDトランスポート「Grandioso P1X」、モノラルDAC「Grandioso D1X」として大きく飛躍を遂げ、世界最高峰のセパレートプレーヤーとして登場したのでした。価格も、誰もが驚いた1000万円を越す、超々弩級でした。

半年前に登場したこの4筐体のセパレートSACD/CDプレーヤー「Grandioso P1X/D1X」に搭載された、ESOTERICの独自技術であるドライブメカ「VRDS-ATLAS」と、ディスクリートDAC「Master Sound DAC」を1つの筐体に組み込み、一体型SACD/CDプレーヤーの究極を目指して完成させたのが、今回ご紹介します『 Grandioso K1X 』なのです。

このように、わずか半年で一体型『 Grandioso K1X 』を完成させたのは、おそらく同時進行で開発を進めていたからだと推測されます。それでは、その『 Grandioso K1X 』の《 究・極・度 》を、前作「Grandioso K1」と比較しながら見てまいりましょう。(以下、Grandioso省略)

■ ドライブメカ「VRDS-ATLAS」


前作「K1」のVRDS-NEOから変更された「VRDS-ATLAS」は、先行発売されたSACD/CDトランスポート「P1X」で初めて採用されたメカで、ESOTERICとしては16年ぶりに新設計したVRDSメカです。

VRDSは、ディスクを同径のターンテーブルに確実にクランプして回転させ、ディスク自身の回転振動やメカニズムの不要振動を徹底して排除し、ディスクの反りも矯正します。これらにより、光ピックアップ精度を大幅に向上させ、サーボ電流を極小化することで、読み取りエラーの大幅な減少により優れた音質を実現しています。

「VRDS-ATLAS」ではさらに、NEOに比べ27%の重量増(メカ部 6.6kg、ベース部含め 13.5kg)とし、VRDS史上最高の剛性と重量で、音質に影響を及ぼすあらゆる振動を減衰したのです。SS400スティール製の大型筐体、ジュラルミン製ターンテーブル、新設計のスティールボールによる点接触のスラスト軸受けを採用するなど摩擦や回転ノイズを極限まで抑える設計で、これは「P1X」とほぼ同等とのことです。

また、VRDS史上最も静かなメカを実現できたのは、メカニズム全体を低重心化し、ターンテーブル駆動用モーターも従来のブリッジ最上部からターンテーブルの下側に移動したことです。さらに、トレーのくり抜きを最小限したり、振動吸収エラストマー樹脂製ストッパーでトレー収納時の共振を防止するなど徹底した結果です。

■ ディスクリートDAC「Master Sound Discrete DAC」


DACデバイスは前作で採用した旭化成エレクトロニクス社のAK4497ではなく、完全自社設計のDACで、先行の「D1X」と同一構成でディスクリートで組み上げられています。さすがに、4筐体の「P1X/D1X」と同じ規模の回路は物理的に不可能なことから、コンデンサーなど一部のパーツを変更し、パーツの配列を「D1X」の放射状から横一列に変更されています。

クロックドライバーやロジック回路、コンデンサー等々、チャンネルあたり32エレメントでの構成は継承するとともに、マルチビットDACで最も重要で音質を左右する抵抗素子は「D1X」と同一部品を採用したとしています。そして、デジタル基板を挟んで左右対称配置とすることで、信号経路を最短化しています。

さらに、独自開発の64bit/512Fs対応のΔΣモジュレーターを搭載し、DSD:22.5MHzやPCM:768kHzの再生にも対応しているのです。DSDもPCMも最適に再生するために、ディスクリートDAC専用のデジタル処理のアルゴリズムには、これも独自に設計したFPGA(電子制御機能を変更できる半導体)を使っているとしています。そのDAC基板は病院のオペ室と同レベルのクリーンルームで製造されているそうです。

■ その他の仕様
D/Aコンバーターは左右チャンネルで電源トランスを独立させ、合計で4つの独立トロイダル電源トランスを搭載。電源レギュレーターはディスクリート構成の「ローフィードバックDCレギュレーター」を採用して強化されています。また、通常のオーディオ用電解コンデンサーに比べて、驚異的な大容量のスーパーキャパシター「EDLC」を、合計76本(2,050,000μF=2.05F)も搭載しています。メカの低重心化やディスクリートDACとの相乗効果で、さらに瞬発力やエネルギー感の向上が図れたとしています。

出力は、アナログはRCAとXLRが各1系統、デジタルはRCAとXLRが各1系統装備されています。デジタル入力は、RCA同軸、光TOS、USB-Bが各1系統装備されています。クロックは前作から改良されていますが、ESOTERIC製品では常識の10MHzの外部クロック入力(BNC)も装備されています。

そして、今後必須になるであろう「MQA」にも対応しており、USBでのフルデコードは勿論、「MQA-CD」にも対応しています(後日アップデート予定)。また、将来的に想定している、さらなるグレードアップのための外部電源用の専用端子がリアパネル下部に2個装備されています。

■ 前作との音の違いをESOTERICの担当者にお聞きしました。
最も大きな違いは、全域にわたる解像度と密度感の向上で、特に低域の伸びと厚みは圧巻だといいます。それには、「VRDS-ATLAS」の搭載と低重心化による振動対策が大きく貢献しているようです。さらに、DACのディスクリート化が鮮度の高さや粒立ちの良さ、エネルギー感の向上にも繋がっているとしています。

そして、ここぞという所での瞬発力も明らかに向上しているといいます。これには電源部の強化が寄与しており、前述の外部電源の追加でどうなるのか今から楽しみだともいいます。また、余韻の再現性や開放的な低音は、ただ筐体を強化しただけではなく、「P1X/D1X」同様、トップパネルをネジで締め付けないセミフローティング構造としていることに起因しているのだともしています。

■ 最後に
ESOTERIC『 Grandioso K1X 』は、「Grandioso P1X/D1X」のコンセプトをそのままに、一体型として完成させたフラッグシップSACD/CDプレーヤーで、その内容を知れば知るほど、まさしく【 究極のデジタルプレーヤー 】だと納得させられました。
(あさやん)

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