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2019年12月19日 (木)

Fyne Audio『 F500シリーズ 』より、ピアノグロス仕上げのモデルが登場!!

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こんにちは、ハイエンドオーディオ担当の "あさやん" です。
今回は、元TANNOY社の精鋭達が技術の粋を集めて創り出した、Fyne Audioの主力モデル『 F500シリーズ 』を取り上げます。ピアノグロス仕上げのモデルが追加され、さらに選択肢が広がりました。この『 F500シリーズ 』は、上位機同様のオリジナル技術が豊富に盛り込まれています。まずはその説明から始めます。



■ スコットランド発スピーカーブランド『 Fyne Audio 』について,
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,Fyne Audio(以下:ファイン・オーディオ)は、2017年創業の新進スピーカーメーカーで、社屋はスコットランド中南部のラナークシャー地域にあります。その主要スタッフは元TANNOY社の精鋭6名です。彼らは1980年代から17年間TANNOY社に在籍し、数々のプロダクトを手掛けたエンジニアリング・ディレクターであるポール・ミルズ博士を中心に、全員が長年ハイエンドオーディオ業界に深く携わってきており、豊富な創造的スキルや技術力を持った技術集団です。

,因みに、「Fyne」というブランド名は、スコットランドの美しい湖の「Loch Fyne (ファイン湖) 」に由来しているそうです。その近辺はスコッチウイスキーの産地であり、一方で時計や車などの精密工業も盛んな、自然にも恵まれた風光明媚なエリアだそうです。

,日本国内でのデビューは昨年(2018)9月ですが、2017年の創業からすぐにフラッグシップモデルを始め、中堅・入門モデルに至るまでの幅広いラインナップの設計・製造を開始し、発売と同時に瞬く間に世界のオーディオファイルの人気を集め、併せて海外のオーディオ専門誌からの極めて高い評価を獲得したのです。

,同社のラインナップには、フラッグシップモデル「F1シリーズ」、ハイエンドモデル「F700シリーズ」、主力モデル「F500シリーズ」、そして入門機「F300シリーズ」があり、創業僅か2年余りのメーカーとしては異例な充実度です。
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■ BassTrax Tractrix ポート・ディフューザーシステム(特許出願技術),
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,ファイン・オーディオの独自技術で、低域の放射特性を圧倒的に改善します。「トラクトリック」とは造船工学で用いられる理論で、低域成分を360度方向へ拡散させる構造のことで、一般的なバスレフとは異なり、エンクロージャー下部の仕切った小さな部屋の天井部分にバスレフポートを設け、さらにその直下の開口部に円錐状のディフューザーを設けるというものです。

,この独自のシステムは、ポートから垂直に発せられた音波のエネルギーを90度向きを変えて360度に亘る均一な波面に変換します。その結果、壁面からの部分的な強い低域反射が抑えられることで、スピーカーの設置条件は大きく緩和され、クリアで力強い低域再生が実現するとしています。またバスレフポートのチューニング周波数を下げることにも貢献しています。
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■ ISOFLARE ポイントソース・ドライバー設計,
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,Bass/MidドライバーとHFドライバーの音軸の中心を共有するポイントソースシステムは、一般的には同軸ドライバーと呼ばれます。ただ、点音源の効能と引き換えに鋭い指向性を持ってしまうことが多く、どうしてもスイートスポットが狭まってしまいます。

,ファイン・オーディオ独自の「アイソフレアー(※)」技術は、HFドライバーの開口部にひだ構造を設けると共に、Bass/Midドライバーコーンに放射角の綿密な計算によって湾曲形状を持たせることで、高域エネルギーを等方的に拡散放射する複合曲線を創り出すことに成功したのです。これによって指向特性が大きく改善され、音波が全方向に放射拡散されてリスニングエリアを広くカバーし、優れたステレオイメージを作り出します。
(※あたかも宇宙の一点から発したフレアー光が全方向に放射拡散されるのに似ていることから命名)

,《 HFコンプレッションドライバー 》
,Bass/Midドライバーから独立した専用の磁気回路を搭載し、強磁界ネオジウムマグネットと高剛性チタンダイヤフラムで構成されています。高域の固有共振周波数は可聴帯域外の30kHz以上に、また低域共振はクロスオーバー周波数の遥か下方に追いやった結果、ミッドレンジとのつながりは自然で、滑らかに伸びきった高域レスポンスを獲得したのです。

,《 Bass/Mid & Bassドライバー 》
,中低域を受け持つBass/Midドライバーユニットと、フロア型の「F501」「F502」の低域を担うBassドライバーユニットのシャーシーフレームはいずれも高剛性アルミニウムダイキャスト製で、不要振動を徹底排除しています。コーンにはマルチファイバー・ペーパー素材を採用し、自然な響きとスムーズな応答を実現しています。
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■ FYNEFLUTE テクノロジー,
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,一般的なスピーカーユニットの単純な湾曲形状(ロールラバー)のエッジ構造では、エッジの材質に特有の固有周波数共振が存在します。振動板の動きを受けたエッジはそれを励起させ、反作用としてそれが振動板(コーン)に伝わってしまいます。その結果、本来フリーでなければならない振動板の動きが害され、音のカラーレーションが引き起こされるのです。

,FYNEFLUTE (ファインフルート)テクノロジーは、コンピューター解析によって得られた特殊な溝(フルート)を刻み込んだ複雑な曲面形状を持たせています。この不均一な曲面形状が、コーンから伝わるエネルギーを効果的に制御し、音のカラーレーションをコントロールできたのです。
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■ キャビネット構造,
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リアルウッドつき板仕上げ(PGはピアノグロス塗装)の美しいキャビネットは、ドライバーの後部支持も兼ねた高剛性クロスブレースMDF構成をとっており、堅牢で箱鳴りを徹底的に抑えてクリーンで重厚な響きを実現しています。

,また、フロアスタンディングモデル「F501」「F502」では、内部空間を二つに仕切ったツインキャビティー・チューニングシステムを採用しており、内部定在波の大幅な低減と、ポートチューニング周波数付近での不要なコーンの動きを抑制して、追従性を向上させています。そして、重量級のリジットなMDF台座には大型のフロアカップリングスパイクを装備して、重低音の再生能力とステレオイメージングの再現性を高めたとしています。
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■ 『 F500シリーズ 』のサウンド,
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ファイン・オーディオの創業メンバーの一人は、「目指した音は自然な音」、別のTANNOYというイメージを持たれたくなかったといいます。そのため、メンバーが相当のディスカッションを重ね、前述の新技術が生まれたのだといいます。そして「バランス重視」のサウンドを目指したのです。それは、家に持ち込んでも、非常にバランス良く、ゆったりとして聴けるスピーカーが理想だとの考えからだそうです。

,大阪ハイエンドショーでの試聴では、量感のある低域と滑らかで聴き疲れしない高域が印象的でした。ここには【 BassTrax Tractrix 】や【 ISOFLARE 】、そして【 FYNEFLUTE 】の新技術が効いているのでしょう。

,力強く重厚で、弾力性のある低音、それでいて拡がりがあり、詰まった所の全くない開放感は魅力的です。また決してクールになることがなく、温もり感やしっとり感も備わっています。

,中高域はさすがにコンプレッションドライバーによる同軸ならではと感じさせる模写力で、リニアリティーやスピード感は格別です。

,全帯域に亘って音色感が統一されスムーズで、明瞭に模写される音像は点音源の成せる技でしょう。そして見通しが良く、空間感も正確に描き出しました。

,新たに仲間入りした「ピアノグロス・モデル」は、ピアノと同様に幾層にも丹念に重ね塗られ、バフ仕上げで美しい光沢を醸し出しています。しかも表面硬度が高い分、剛性が高く共振もし難いと言います。結果、よりヌケの良い、表情豊かなサウンドをもたらしたのです。

,総じてファインオーディオ「F500シリーズ」はC/Pが高く、『 TANNOYのようでTANNOYでない 』独自のサウンドを獲得したのです。今後の展開が非常に楽しみです。
(あさやん)
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