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2020年1月27日 (月)

インフラノイズ・アキュライザー第3弾! アナログアキュライザー『 AACU-1000 』

こんにちは、ハイエンドオーディオ担当の "あさやん" です。
本日は、インフラノイズより登場した、音質を向上させるオーディオアクセサリー「アキュライザー」の第三弾『 アナログアキュライザー AACU-1000 』をピックアップ。アナログラインのRCA入力端子やRCA出力端子に接続するだけでドラマチックな音楽表現力が生まれます。



■ インフラノイズ・アキュライザーのおさらい
第一弾『 DACU-500 』は、2018年1月に登場した「デジタルアキュライザー(デジタル整合器)」で、同軸デジタルの途中に挿入して使用します。本機はパッシブであり、デジタル信号のタイミングを内蔵のディレイ用のコイル(鉛筆に単線を数回巻いた位)で揃えるのだと言います。これによってデジタル信号に混入したノイズによって生じる時間軸と位相のズレを《 ディレイライン整音 》することで、音質を向上させるオーディオアクセサリーです。

私は、D/Aコンバーターのデジタル入力の直前に『 DACU-500 』を使用していますが、その効果は抜群で、解像度が明らかに向上し、生々しくなり、CDもこんなに素晴らしかったのだと、改めて見直す切っ掛けになりました。結局、それ以来、手放せなくなってしまいました。一時期はPCオーディオにのめり込んでいましたが、今ではCDがメインソースに復帰しています。まさにデジタル伝送の救世主的な存在の製品で、《 MQA-CD 》再生にはもはや必要不可欠なアイテムとなってしまっています。

続いて、第二弾『 UACU-700 』は、同年10月に登場した「USBアキュライザー(USB信号整合器)」です。D/AコンバーターのUSB入力端子に差し込み、USBケーブルとD/Aコンバーターの間に入れるだけで、それまでの平面的で無機質な音楽が、ドラマチックな音楽に激変しました。PCオーディオがアナログオーディオのような生き生きとしたサウンドに生まれ変わるのです。特に低域の充実感やヌケの良さは、もはやPCオーディオの世界ではないと感じます。

果てさて、『 DACU-500 』を使ったCDサウンドか、『 UACU-700 』によるPCオーディオか、迷いに迷ったあげく、ほぼ互角に楽しんでいる今日この頃です。

そんな私のオーディオライフの安定期に、またもや、心悩ませるアイテムが登場したのです。その第三弾が、アナログアキュライザー(アナログ整合器)『 AACU-1000 』です。

でもちょっと考えてみて下さい。『 DACU-500 』も『 UACU-700 』もデジタル信号のタイミングを内蔵のディレイ用のコイルで揃えるもので、そこにはアナログ信号は一切介在していませんし、アナログ信号とデジタル信号は絶対に同居していません。そんなことをすれば雑音だらけの音楽となってしまうのは誰でも分かることです。

しかし、インフラノイズの秋葉社長は考えたのです。「デジタルでこれ程の向上があると言うことは、アナログでも同様の方法で音質が改善できるのではないかと・・・」。デジタル再生には見向きもしないアナログファンがカートリッジラインに挿入する「アキュライザー」。はたまた、私のようにデジタルでアナログに迫る音を目指しているオーディオファンがアナログ出力に加える「アキュライザー」ができないものかと考えたらしいのです。

そして「例え完全なアナログラインでも、量は少なくても必ずデジタルノイズが混入しており、それが音を悪くしているはずだと・・・」結論付けたとのことです。特に電源経路から侵入してくるデジタルノイズは無視できないレベルで、このノイズ成分がアナログ信号の高次倍音を変化させてしまい、元の音源には存在しない倍音が付け加えられてしまうと考えたのです。

ただ問題はありました。それが可能だとしても、デジタル環境と比べて、部品、線材、絶縁材による音質劣化が大きいのが試作段階で判明したのです。それは個々の部品の形や重量までもが倍音の忠実度に関係しており、0.1mm単位の精度の部材でも音が違ったのだそうです。結局、部材の組合せの相性を耳で確かめながら一台ずつ仕上げるという、気の遠くなるような、まさしく楽器作りのような作業が必要になったと言います。これこそ個人企業ならではの製品作りなのです。

■ アナログアキュライザーの使い方とは?
『 AACU-1000 』は、前述のようにアナログ信号に混入したノイズの時間軸と位相のズレを補正整合させるディレイラインです。極僅かな遅延なので周波数特性の劣化や位相は変化しません。トランスやアンプのように周波数特性を劣化させたり、アナログ信号に色付けしてしまうことも一切ありません。アナログ信号を何ら変形することなく、混じり込んだノイズ成分だけを無害化するのだとしています。

アナログアキュライザー『 AACU-1000 』が無い状態では、この僅かなノイズ成分が高次倍音を変化させてしまい、元の演奏にはなかった倍音が、知らぬ間に付け加えられてしまっていたのです。ここに目を付けるのはさすがと言う他ありません。

従来、一流のオーケストラの素晴らしい弦の音が、まるで一般のオーケストラのそれに聞こえてしまうことがあったのは、信号が変形してしまった訳ではなく、それはノイズ成分のいたずらだったのです。これまでこの有害なノイズ成分を減らすために、LC(コイル/コンデンサ)やトランスで高域をカットすることである程度効果はありました。しかし同時に高域の劣化が必然的に起こってしまっていたのも事実です。

でも、「”アナログアキュライザー”に興味はありますが、そんなコイルを巻いたチョークコイルみたいなものを、愛用中の数十万円もするMCカートリッジ出力に入れる気はしません。せっかくの信号のハイが落ちてしまって、どうしようもなくなるに違い無い。聴く前から音質が劣化するに決まっている。」とおっしゃる超ベテランのアナログマニアがいらっしゃったそうです。

こんな人にも秋葉社長はこう説明しています。「そのように思われるのは不思議ではありません。ただコイルと言っても鉛筆に単線を数回巻いたくらいであれば、L成分は極わずかなもので、おまけにそのターンにはシールドがしてあるディレイラインなので、L成分はゼロと言えます。これはカートリッジの出力ピンから出るリード線と同程度なのです。」

カートリッジのリード線を貴金属線やヴィンテージものに交換すると大きく音質が変化しますが、リード線の場合は音色が変わるのであって改善される訳ではありません。「アナログアキュライザー」はカートリッジが取り出した信号に乗ってくる高周波成分の害を無くすことができるのです。『 AACU-1000 』は、これまでは無かった発想のアクセサリーと言えます。

アナログアキュライザー『 AACU-1000 』の使い方はかなり自由で、それはユーザーの感性に任されています。RCAプラグのオス、メス側は接続する都合で選んで下さい。基本的には入力側と出力側の指定はありません。

アナログ信号の場合は本機のPASSシールの貼ってある側を右chにします。アナログラインならどこにでも使用できますが、低レベルのMCカートリッジの出力に使用する場合は、ループが形成されハムが出る可能性があります。通常レベルのライン信号ではレベルの変化やS/Nの劣化は一切ありません。

デジタル再生の場合は、アナログ信号への変換直後に使用するのが基本です。具体的にはCDプレーヤーやD/AコンバーターのL/Rのアナログ出力端子です。しかし、プリメインアンプの入力やプリアンプの出力などで効果が大きい場合もあり得ます。お好きな音楽でのヒアリングによって最適箇所をお選び下さい。

レコード再生の場合も、最上流(カートリッジ出力)にするか、最下流(パワーアンプ入力)に接続するかはシステムや聴く音楽によって変わります。またMCトランスなどのトランスに繋ぐ場合はトランスの入力側か出力側かはヒヤリングで決めていただきたいとしています。

このように『 AACU-1000 』の使い方はかなりユーザーに委ねられています。ある意味オーディオ経験の豊かさが物を言うアイテムです。また、ノイズフィルターやアイソレーター、トランスなどの音質改善アクセサリーとの併用はできるだけ避けて欲しいとしています。併用する場合は周波数レンジなどのオーディオ的要素で判断するのではなく、楽器の音色やグルーヴ感など、音楽的要素が損なわれていないかで判断して欲しいともしています。

■ 試聴してみました

一番左が『 AACU-1000 』

実際に自宅で『 AACU-1000 』をD/Aコンバーターの出力に繋いでRCAケーブルで聴きました。

一瞬でその変化に感動しました。音場感、空間感、立体感、奥行き感、全てが明らかに繋ぐ前を大きく上回ったのです。音色的には全く変化はないものの、滑らかさ、生々しさが加わり、音の強弱がハッキリしてきて、声が空間に浮遊するようになったのです。また、従来感じなかった極小さな鈴の音が聞こえたり、声に湿気が感じられたりと、明らかに情報量が増えています。この段階ですでに外せなくなってしまっていました。

さらに、数時間聴き込むうちに、エージングもあってか、音楽全体が深くなり、響きもより自然なものになってきました。バイオリンはとてもしなやかで繊細感に溢れ、トライアングルのチリンという音もまるでそこにあるように感じられたのでした。試しに、YouTubeの圧縮音源でも試しました。高音質ソフトなら、十分にハイエンドに比肩するグレードで聴けたのには驚きました。曲を替える度にどんどん新たな感動が味わえたのでした。

インフラノイズがオーディオ機器を開発、製造する目的である「偉大な演奏家が残した音源の中に入っている素晴らしいものを、残すことなくすべて味わいたい。」が『 AACU-1000 』によって具現化されたのです。

追伸:筆者宅では、パワーアンプ側に『 AACU-1000 』を使用した場合、立ち上がりが良くなり、サウンドが全体に積極的になり、若干メリハリが強くなったと感じました。アナログアキュライザーのバランスタイプの発売予定(半年後位)もあるとのことです。
(あさやん)

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    日本橋1ばん館 4F
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    (神戸 三宮)