2018年1月 4日 (木)

2018年はオーディオアクセサリー(ネセサリー)が面白い!!

ハイエンドオーディオ担当の "あさやん" です。
~今オーディオアクセサリー業界が久々に熱くなっています。~
今回は、筆者が選ぶ "2017年オーディオアクセサリーBEST 5" をご紹介いたします。
どれもお小遣い程度でご購入いただけ、使用個数が多ければ多いほど効果が大きく、オーディオがもっとおもしろくなるアイテムばかりです。

■ オーディオアクセサリーを制するものはオーディオを制する!

40年を越えるオーディオ歴、ある意味オーディオを極・め・た?筆者が今日至った結論。それが「オーディオアクセサリーを制するものはオーディオを制する!」ということであり「オーディオアクセサリー=オーディオネセサリー(necessary:必需品)」なのだ! ということです。

オーディオコンポーネントには、勿論最低限の性能は必要です。機器にコストを掛ければ掛けるほど音が良くなる可能性はあります。しかしそれだけでは、機器が本来持つパフォーマンスは十分発揮されません。そこには組合せテクニックと、使いこなしテクニックが必要なのも、皆様ご承知の通りです。

ここで「オーディオアクセサリー=オーディオネセサリー」が登場してくるのです。オーディオファンの中にも、アクササリーに興味のない方もいらっしゃるとは思いますが、筆者からすると、それは非常に「もったいない」ことだと思うのです。

最初に断っておきますが、全てのオーディオアクセサリー(各種ケーブルを含む)がネセサリーではありません。費用対効果(いわゆるC/P)も重要なのは言う迄もありませんし、効果があるからといって何でもかんでも使えば良いというものではなく、適材適所への使用が好ましいのは当然です。

また、一般的にオーディオアクセサリーは数を使えば使うほど良くなるのではなく、同じアクセサリーをこれでもかと大量に使ったり、同じ種類のケーブルをコンポーネント全ての接続に使ったりすることは、必ずしも良い結果が得られる訳ではなく、そこには弊害も出て来ます。やはりあくまでも適正数での使用が必要です。

ただ、これからご紹介します "オーディオアクセサリーBEST 5" のアイテムは、いずれも複数個使用でき、使用箇所が多ければ多いほど効果が大きくなるアクセサリーばかりです。絶対に多数使用での弊害のない、勿論1個使用でも効果が大きいオーディオアクセサリーばかりです。筆者が自信を持ってお勧めします。


■ 筆者が選ぶ! "2017年オーディオアクセサリーBEST 5"

【1】 中村製作所(NS):ノイズ吸収リングコア『 Amormet(アモルメット・コア) 』7種類



"Amormet" は本来ノイズ防止用のチョークコイルのコアに使われ、オーディオ再生で特に有害な高周波ノイズを除去するための重要なパーツです。中村製作所の『 アモルメットコア 』は、オーディオ専用に特に音質を重視して設計された、副作用がなく安心して使えるトロイダル・フィルタで、ケーブルを通すことでコモンモード用チョークコイルとなります。

その効果は抜群で、高周波ノイズを取り去ることで、これだけ音質が向上することと、本来耳には聞こえない高周波ノイズが、これほど再生音に "悪さ" をしていたことに改めて驚かされました。従来からあるノイズフィルタでは、例えノイズは取れても、本来持っている音楽のエネルギーまで削がれてしまい、痩せた面白くない音になってしまうのが常でした。『 アモルメットコア 』の最大のメリットは、それらを微塵も感じさせないところが "素晴らしい" そして"画期的 "と感じました。


【2】 クライナ(KRYNA):ケーブルインシュレーター『 Helca1(ヘリカワン)


従来のケーブルインシュレーターは、床に並べてケーブルを浮かせるタイプでした。床を這っている場合にしか効果はなく、しかも外れたり倒れたりし易く、使い勝手の面や効果、コストの面でも納得できる製品はありませんでした。しかしクライナは、発案以来5年の歳月をかけて、螺旋状の樹脂製のチューブにダンピング用として特殊溶液を封入して、ケーブルの周囲を360度囲む(合体させる)という、かつてなかった方法を編み出したのです。

ケーブルは、この溶液が充填された螺旋状のチューブの内側を通ることで、仮想的に浮いた状態になり、外部からの振動やノイズの影響を受けず、同時に自身が発する振動やノイズが外部に漏れることもないのです。この "溶液のバネ" が有害振動を吸収し、音楽再生に特に影響のある微振動を消滅させるのです。

使用すると、ケーブル類がいかに振動やノイズの影響を受け、サウンドが濁ってしまっていたかが実感できます。また、副作用が全くないのも大きなメリットです。さらに、HDMIなどの映像系や、USBケーブルなどPC用ケーブルにも効果が大きく、高周波ノイズの除去に大変有効です。


【3】 フルテック(FURUTECH):コネクタ/ケーブル用制振アダプター『 NCF Booster



オーディオ機器や壁コンセントに接続されているハイエンド電源ケーブルで、その重さのためプラグが外れそうな不安定な状態をよく見掛けます。『 NCF Booster 』は、その問題を改善すべく開発された製品で、挿し込むプラグをしっかりと底面(床面)に対して平行に固定して、不安定な接続状態の導通を改善します。また、プラグを上下からしっかり固定することで、振動も押さえ込む構造になっています。

さらに独自の特殊素材「NCF」により、帯電防止や静電気によるノイズの除去も実現したのです。電源インレット以外でも、壁コンセントや重量級のインターコネクトケーブル、スピーカーケーブルなどの各種ケーブルのスタビライザーとしても応用でき、複数個使用することで空中配線も実現できます。

電源タップの入力インレット部分を強化するだけで、これほどの変わり様を示すとは想像以上です。本機を複数個使用することにより、お使いのオーディオシステムのパフォーマンスがどんどん向上していく画期的なアイテムです。


【4】 アイファイ・オーディオ(iFi-audio):USBノイズフィルター『 iSilencer3.0


本機はUSBノイズフィルターで、PCとUSBケーブルの間に挿入します。PCがUSB端子を複数搭載している場合や、ハブを使用している場合は、その空きポートにも使用することでさらに効果がアップします。PC内部のノイズを抑制し音質の向上に役立ちます。採用されている回路「ANC+R」は、軍事分野のテクノロジーを応用したもので、ノイズ信号と同一の信号を正反対の位相で発生させることによって、あらゆるノイズを能動的にキャンセルします。USBオーディオを破綻させてしまう、電源ノイズを除去するための完璧な「解毒剤」ともいえます。

また、本機のノイズ除去能力は数を増やしてもデメリットはなく、逆に相乗効果を期待できるのが魅力の一つです。複数個使用することで回路の数が倍になり、ノイズの低減も倍になるという単純計算が成り立つため、2個使用すればノイズは1個使用した場合の2倍カットされ、4個使用すれば、4倍カットされるのです。指先サイズのオーディオアクセサリーですが、小粒でもぴりりと辛い、効果的なUSBノイズフィルターです。


【5】 アイテック(AiTEC):インシュレーター『 Λ8.24 for Digital 』&『 Λ8.24 The Professional



最後は既発売(2016年発売)の『 Λ8.24 for Digital 』の強化型として登場した 『 Λ8.24 The Professional 』です。『 Λ8.24 for Digital 』は、Digital機器・ハイレゾ音源のための新時代のインシュレーター。そして "世界初! オンリーワン" というふれこみの画期的なアイテムでした。

筆者は、オーディオルームでの最大の厄介モノであるノートパソコンの下に、手前に2個、奥の真ん中に1個で使用し、その激変ぶりに一瞬我が耳を疑ったほどです。PCから発生し筐体内に蠢き、サウンドを汚していた静電気や電磁波が取り除かれることによってS/Nが良くなったため、劇的に静かになり透明度が向上し、従来ノイズに埋もれていた余韻が再現可能になったのです。

そして「Λ8.24 for Digital」の耐荷重は7kg/1個でしたが 『 Λ8.24 The Professional 』では15kg/1個と2倍以上に強化されており、パワーアンプなどにも使用できるようになりました。また、その強化は耐荷重には止まらず、同社のルームチューニングアクセサリー「Λ3.16」のノウハウを投入したことで、さらに魅力的な究極のインシュレーターとなったのです。

効果面では、通常のインシュレーターと全く違うのは『 Λ8.24 for Digital 』と同じですが、全体にさらに音がほぐれ、しなやかで潤いのあるサウンドながら、しっかりした芯のある実に自然なものです。音楽が心から楽しめる生き生きしたサウンドに感動しました。


■ 最後に
2017年の筆者が選ぶ "オーディオアクセサリーBEST 5" は以上としましたが、BEST 5に絞り込むのには大変苦労しました。それほどに2017年は豊作だったということです。

今回は、一応お小遣いでご購入いただけ、複数個の使用も前提としているため、あえて5万円以内のオーディオアクセサリーに限らせていただきました。(コストを度外視すれば、まだまだお勧めしたいアクセサリーがあるのですが、それは別の機会とさせていただきます。)

まずは "オーディオアクセサリーBEST 5" の中から、どれか1アイテムで結構ですのでお試し下さい。きっとオーディオがもっともっと面白くなります。 「オーディオアクセサリー=オーディオネセサリー」を実感していただけるはずです。(あさやん)

2018年1月 1日 (月)

新年あけましておめでとうございます。

2018highend

新年明けましておめでとうございます

昨年はひとかたならぬご愛顧をいただきまして、深く感謝いたしております。

本年も、御贔屓いただきますよう、よろしくお願いいたします。

皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。

「HIGH END AUDIO」スタッフ一同。

2017年12月29日 (金)

パイオニア ハイエンドSACD/CDプレーヤー『 PD-70AE 』登場! 真の実力とは!?

ハイエンドオーディオ担当の "あさやん" です。
もうご存知ない方も多くなっているLD(レーザーディスク)。そのLD、CD、DVDと続く、光ディスクの盟主として君臨したPIONEER(パイオニア)。そのパイオニアブランドとしては、実に久しぶりの本格的SACD/CDプレーヤー『 PD-70AE 』の登場です。完全に、ディスク再生に特化して開発されています。
日本橋1ばん館での試聴内容もレポート。あわせてご覧ください。


■ ディスク再生に特化した『 PD-70AE 』

前作のSACD/CDプレーヤー「PD-70」が発売されたのが2012年ですから、実に5年ぶりの登場となります。ただ前作は10万円未満の中級のプライスゾーンでしたので、その3倍以上もする『 PD-70AE 』は、型番以外これからに見てまいりますように、全くの別物とお考えいただいた方が良いと思います。

その『 PD-70AE 』は、完全にディスク再生に特化して開発されました。そのために必要な物だけを残し、オーディオ信号経路や、供給する電源経路を極限までシンプルで最短化することで、音の純度を高めたとしています。昨今のプレーヤーでは当たり前の様になっている、USB入力も装備されていないという徹底ぶりです。いわゆる "選択と集中" です。

再生可能メディアは、CD、SACD以外に、CD-R/RWでのMP3/WMA/AACファイルは勿論のこと、DVD-R/RWやDVD+R/RWに記録されたPCMはWAV/FLAC/AIFF/ALAC(32bit/192kHz)、DSD(5.6MHz)などにも広く対応しています。しかしデジタル入力は音質面からも最小限に抑えられており、RCAとTOSのSPDIFのデジタル入力に絞って搭載されています。

本機のDACチップにはESSテクノロジー社製の高性能768kHz/32bit対応8ch DAC "ES9026PRO" が、L・R 各チャンネルに独立で搭載されています。8回路並列動作とすることで高精度なD/A変換を実現し、これまでにない高S/N、ローノイズ化を達成しています。

また、D/A変換から信号の出力端子までのアナログ全般を、L・R独立・同一配置のフルバランス回路で構成することで、外乱ノイズの影響を排除し、チャンネルセパレーションをより一層高めた高品位伝送が実現できたのです。

さらに、RCA出力のオン/オフ機能を搭載しており、RCA出力をオフにすることで、XLR出力の更なる高S/Nと高セパレーションを実現できたとしています。

『 PD-70AE 』のドライブメカには高剛性の自社製メカを採用しており、高精度な信号読み取り精度に加え、重量級メカとフローティング構造により、静音と制振を実現しています。さらにこれらのメカは、制振効果のある黒い塗装を施したハニカム構造のカバーに保護されています。

ディスクトレイも高級感のあるしっかりしたアルミダイキャスト製を採用しており、剛性を高めドライブの動作をより一層安定させています。光ピックアップには、パイオニアが長年積み重ねてきた光ディスクの制御技術のノウハウを集約し、圧倒的なディスク読み取り精度が実現できたのです。

電源回路は強力で、デジタル回路とアナログ回路を独立させたディスクリート電源としており、それぞれに専用のEI型トランスを搭載。両回路に安定した電源を供給するため、電源基板もそれぞれ専用にディスクリートで構成しています。クリーンな電源を最適経路で供給したとしています。

筐体は本機を下支えするため、「リジッドアンダーベース」を採用した低重心設計とし、シャーシをより強固な2重構造とすることで、極めて高い制振性とともに低重心化を実現しています。外来ノイズを遮断するため、磁性体鉄板を内側に配したアルミサイドパネルまで採用しているとしています。

さらにクリアな低域再生を目指し、「高比重真鋳製インシュレーター」を採用するなど、徹底的な高級機仕様となっています。出力端子にも手抜きはなく、高品位のアナログバランス端子と金メッキ削り出しタイプのRCA端子を装備し、電源ケーブルも音質にこだわった極太のACインレットタイプを採用しています。

■ 同じ曲でも違った表情を楽しめる!

本機『 PD-70AE 』には、音楽再生にさらなる魅力を引き出すための音質調整機能も装備されています。

「LOCK RANGE ADJUST」機能は、DACのロックレンジ(ロック状態がキープ可能な周波数差)精度を調整して、ジッターを軽減する機能で、6段階で調整でき、これには想像以上の音質向上効果があります。ロック幅は狭い方が高音質が得られるのは確かですが、ソフトによって差があり、ロックレンジ幅を狭めていくと、ロックがはずれて音切れやノイズが発生する場合がありますのでご注意下さい。

さらに、デジタル信号特有の応答特性を改善するデジタルフィルターは「SHARP」「SLOW」「SHORT」の3つのモードから選択可能で、お好みに合わせて切り替えることで、同じ曲でもかなり違った表情を楽しむことができます。これにより一粒で三度美味しいのです。

■ 試聴しました


『 PD-70AE 』は日本橋1ばん館で試聴しました。試聴には、プリメインアンプにアキュフェーズ「E-370」、スピーカーにはB&W「805D3」をメインとし、JBL「4429」、ハーベス「HL compact7」も使用しました。

試聴を初めての第一印象は、ズバリ透明で爽やか、そして実に伸びやかなサウンドで、中低域には十分な厚みを感じ、ピークでも潰れた感じは皆無で、スムーズで充実したサウンドでした。

低域から超低域方向にも十分な伸びと馬力が感じられ、詰まった感じなど全くなく、鳴りっぷりの良いダイナミックなものでした。中高域は繊細で高解像度ですが、芯にはしっかりしたものが感じられ、華奢な感じは微塵もない充実したものでした。

響きが豊かで音場は広く深く、演奏が立体的に、音像も実にリアルに浮かび上がりました。バイオリンの弦の張りも強すぎず弱すぎず、生音の様に滑らかで透明感たっぷりでした。また、女性ボーカルの生々しさは格別で、自然なビブラートは圧巻でした。

■ 最後に
『 PD-70AE 』は、パイオニアが長年蓄積した光と音の技術とノウハウの全てを投入し完成したSACD/CDプレーヤーです。正直な所、50万円クラスのパフォーマンスと断言します。

光ディスク再生の盟主パイオニアが久々に放つハイエンドSACD/CDプレーヤー『 PD-70AE 』は、12cmディスク愛好家に自信を持ってお勧めします。(あさやん)

2017年12月25日 (月)

【2017年を振り返って】今年の気になるオーディオ機器をご案内~アンプ・プレーヤー編~


みな様、こんにちは!

もう、いくつ寝るとお正月♪と、2017年も残りわずかとなりましたね!
なんとか年賀状も印刷がおわり、あとは一筆したためて投函するだけ。の状態にしましたとうふです。
郵便局も本局に持っていけばまだ元旦配送に間に合う!?ようですので、年賀状作製がまだの方には今からでもパパッと凝った年賀状をデザインできる、年賀状ソフトがお薦めです。
※年賀状ソフトのご購入はこちらより

さて今回も2017年に発売・発表のあった機器の中からとくに私が「これは!!」と感じた物を2017年の締めくくりとしてご案内していきます!
今回はその第3弾、アンプ・プレーヤー編をお送りしていきます!

それでは早速
その①

オッポ
ユニバーサル/4K Ultra HD プレーヤー
UDP-205


まずはプレーヤーから。
今年最も人気のあったプレーヤー。それはこのオッポ製のデジタルメディアプレーヤー【UDP-205】でしょう!
こちらは純粋なCD/SACDプレーヤーではなく、4K UHD ブルーレイの再生にも対応したユニバーサル・プレーヤーにあたります。
USB接続による、高性能DACとしても
ネットワーク接続によるネットワークオーディオプレーヤーとしても
更にXLRバランス接続に対応したステレオ出力と、アナログマルチ出力にも対応したライン出力も搭載。
まさに"なんでも来い!"のマルチメディア・プレーヤーです。
※より詳しい音質や使い勝手などは試用レポートをご参照くださいませ。

本来は4K UHD ブルーレイプレーヤー。
しかしその多機能さと表現力の高さから、ピュアオーディオ用のプレーヤーとしても導入されている方も多いと言われるのも納得の完成度です!

表現力と機能面が非常に高いレベルでまとまっており、先日ご案内のSONICA DACと同じくまさに価格破壊!と言えるでしょう。
発売後もファームウェア更新で話題のMQAファイルへの対応など機能拡張が行われており、さらに"遊べる"要素が加わっています。

CDだけでなく、PCオーディオやネットワークプレーヤーも楽しみたい。だけどプレーヤーは複数台持ちたくないし、当然高音質で楽しみたい!
というとても贅沢なお悩みにこの1台でお応えできる、万能プレーヤーとしてUDP-205、お薦めです!

その②

パイオニア
SACD/CDプレーヤー
PD-70AE


次もプレーヤーからご案内。
こちらは純粋なSACD/CDプレーヤーです。
国内メーカー製でこの価格帯のSACD/CDプレーヤーがディスク再生に特化しているのは昨今では珍しいかもしれませんね。

電源・信号回路のシンプル化や、アナログ・デジタル電源の個別化、分離構造の筐体や振動対策を徹底的に施したドライブ等パイオニアの持てる技術を結集し、ディスク再生に特化したプレーヤーです。

SACD/CDでパフォーマンス高く良い音で楽しみたい。他のメディアは(聴かない/別にプレーヤーがあるから)良いんだ!という方にお薦めです。
私は実機をオーディオセッションで聴きましたが。。。
素晴らしい!の一言です。

国産の(エントリークラス)メジャーメーカーの中でも、このようなディスクメディア特化モデルが発売されるのは、ディスク再生メインのとうふには嬉しいのですが、、、
その反面、"ディスク再生特化だから高音質"とアピールしなければならないほどディスク再生が追い込まれているのか、と危惧してしまいます。

ともあれ、SACD/CDの再生にこだわり抜いたこのPD-70AEの表現力はお持ちのCDから新たな魅力を発見いただけるでしょう!

その③

マランツ
プリメインアンプ
PM8006


今度はプリメインアンプです。
マランツのエントリークラスの最上位モデルが今年ニューモデルに切替となりました。
その名も【PM8006】です。

ボリューム部に上位モデルにも採用されているデジタルボリュームを採用。
というのが発表時の売り文句の1つだったように思います。

その他はスペック数値、見た目が前作PM8005とほぼ同じだった為、発表直後は正直とうふ的にはがっかりしたのですが。。。
実機を聴いてその表現力の進化に驚嘆しました。

端整で何でも卒なくこなす、ツンと澄ました印象のPM8005が、
PM8006では肉厚でどっしり、円熟した色気を感じさせるのです!

見た目は同じでも中身にかなり手を加えているようで、脂の乗った味わい深いサウンドになって非常に好印象

価格はエントリークラス(の最上位)ですが、表現力は同価格帯の中では抜きん出ます。
価格・表現力のバランスが良い、入門~中級機としてお薦めのアンプです!

その④

Astell&Kern
デスクトップ型オーディオアンプ
ACRO L1000


最後は先日発売となりました、Astell&Kernのデスクトップ型アンプ【ACRO L1000】です。
Astell&Kern、と言えば今やポータブルオーディオ業界の牽引者
ポータブルオーディオプレーヤーで培ったデジタル技術をコンパクトなデジタル入力ヘッドホン/プリメインアンプに仕上げたのがこの【ACRO L1000】。

大きなボリュームがとにかくインパクトがありますね。
既存の小型アンプとも一線を画すデザイン性に優れた外観をしています。
小型PCや薄型ノートパソコンの隣にセッティングすればフォトジェニックになるのではないでしょうか?

実機を触る機会があったので聴いてみましたので軽く感想を。
どうしてもデジタルプレーヤーの得意なAstell&Kernだから、ヘッドホンドライブに主眼が置かれてるのでは?と思ってしまいますが、スピーカードライブ力もなかなかのものです。
この表現力なら、先日ご紹介のお薦めブックシェルフスピーカーと組み合わせしてみたいですね!

ヘッドホンでは緻密でナチュラルなAstell&Kernらしいサウンドを感じましたが、
スピーカーではサイズからは思った以上に重心の低い、骨太のサウンドを楽しめます

デスク上に設置しても場所を占有せずデザイン性にも富んで、そして高音質な【ACRO L1000】。
"インテリアとしても楽しめるお手軽ハイエンド"としてお薦めのアンプです!

今年も色々気になる製品が多数ありましたが、来年はどうなんだろう?
と今からワクワクしているとうふでした!

それでは来年もいつもお買い得な「Joshin Web」でお待ちしております。

2017年12月23日 (土)

B&W「新700シリーズ」 ~ブックシェルフ2機種の実力を探る~

ハイエンドオーディオ担当の "あさやん" です。
今回は、コンパクトな高級機といえる本格派スピーカー B&W「新700シリーズ」をご紹介! 上級機と同一素材、同一ノウハウが生かされています。日本橋1ばん館で試聴を行いましたので、そのレポートもあわせてご覧ください。


 ■ B&Wの歴史

まずは、例によってB&Wの歴史を少々・・・

「B&W」、その正式名はBowers & Wilkins(ボワーズ&ウィルキンス)で、ジョン・ボワーズとその友人のピーター・ヘイワードによって、1966年イングランド南部の港町ワーシングで設立されました。それより以前、ボワーズはレイ・ウィルキンスと共同経営する電気店で手作りのスピーカーをお得意様のために組み立てていたといいます。

そして、B&Wとしての市販スピーカーの第一作目が「P1」で、このスピーカーで得た収益で測定装置に投資したのでした。同社は 《 常に最高のスピーカーを幅広い価格帯で製造すること 》 を目標にし、家庭用モニター「DMシリーズ」を手頃な価格で発売。DM(Domestic Monitor)の哲学は、何世代にもわたって優れた性能を備え、かつ手ごろな価格として同社のスピーカーに生き続け、現在の「600シリーズ」へと引き継がれています。

その後1971年代、コーン材料にKevlar(ケブラー)を採用したことから同社の飛躍が始まります。Kevlarは防弾チョッキに使用される繊維で、黄土色のコーンは同社のスピーカーのシンボルカラーともなりました。ご存知の方は少ないかも知れませんが、当時の日本国内の輸入代理店はラックス(現:LUXMAN)でした。しかし残念ながら、当時英国製スピーカーではタンノイ、ロジャースなどの知名度が高く、B&Wは過小評価されていました。

そして1979年発売の初代「801」の登場が同社の名声を決定づけたのです。「801」はスタジオモニターとして、英国アビーロード・スタジオなどの有名レコーディングスタジオに次々採用されたのでした。その実績を踏まえ、次第にオーディオマニア層に受け入れられ、広く日本国内に浸透していったのでした。これが現在の「800D3シリーズ」へと繋がるのです。

1980年代は「801」の成功で得られた資金が研究・開発費に投入され、Matrix構造を採用したエンクロージャーを開発し、「Matrix 1」を初めとした超ハイエンドスピーカーを開発、そして大ヒットした「Matrix801」に至ったのです。ちなみに、当時の輸入代理店はナカミチ(Nakamichi)でした。

90年代以降は、「Nautilus(ノーチラス)」「Diamond(ダイヤモンド)シリーズ」が大ヒットし、製品の充実ぶりや人気・実力のほどはご承知の通りです。その後、輸入業務はマランツ、そしてD&Mグループが担ってきており、今やB&Wは世界一のスピーカーメーカーとして君臨しています。

 ■ 新700シリーズ

そのB&Wが今年(2017年末)、国内市場でのスピーカーの売れ筋価格帯に「新700シリーズ」で殴り込みをかけてきたのです。しかしそれは、従来の「CMシリーズ」の後継型番「CM シリーズ3」ではなく、「新700シリーズ」だったのです。何故「CMシリーズ3」ではなく、「新700シリーズ」になったのでしょう。その当たりから探って参りましょう。

「CMシリーズ」の初代「CM1」が登場したのが2006年。2014年発売の「CMシリーズ2」を含め累計販売台数が15万台を超える大ヒットシリーズとなっています。もともと「CMシリーズ」はB&Wとしては突然派生したシリーズで、「CM1」があまりにも高い評価を受けた結果、その後もシリーズは発展を続けたのでした。

しかし今回「CMシリーズ」のモデルチェンジに当たって、本来の弟分である「600シリーズ」と上級モデルの「800シリーズ」との間の型番モデルとして「新700シリーズ」が発売される運びとなったのです。

「新700シリーズ」は、その製品仕様からは「CMシリーズ」の発展型と言えるもので、そこには「800シリーズ」で培ったノウハウが惜しみなく投入され、驚異的な内容を持つ製品となったのです。エンクロージャー形状こそ、ほぼ「CMシリーズ」のままですが、ドライバーユニットやネットワーク回路に至るまで、ほぼ全面刷新といえる内容となったのです。

ただB&Wとしては、市場の要望に応える形であえて「800シリーズ」の様な挑戦的な形状は採用せず、またキャビネットのデザイン変更にはコストも時間も掛かることから、一般的な箱形(直方体)のスピーカーとし、新しいユニットとツイーター・オン・トップやミッドレンジの構造などの基本的なテクノロジーに限定してグレードアップしたとしています。しかし、これらが以下に述べるように想像以上に効果的だったのです。

また型番の並びも、「CMシリーズ」が数字が大きくなるほど上位モデルだったのに対し、「新700シリーズ」では「800シリーズ」や「600シリーズ」同様、数字が小さい方が上位モデルという並びに変更され、この面でも統一され分かり易くなっています。

 ■ 「新700シリーズ」に投入された数々のテクノロジー

1.カーボン・ドーム・ツイーター
これが「新700シリーズ」の肝となる最新技術で、「新700シリーズ」のために特に開発された新しいテクノロジーです。「600S2シリーズ」で使用されたアルミニウム製ダブルドームと「800D3シリーズ」で使用されたDiamondドームの性能的なギャップを埋めるべく、開発されたツイーターだといいます。

カーボン・ドームは2つの部分で構成されており、前方部はカーボンのPVD(物理蒸着法)コーティングによって硬化させた30ミクロンのアルミ製ドーム、もう一つはメインドームの形に合うように中央部が切り抜かれた300ミクロンのカーボンリングで、メインドームの内側に接合されています。

この結果、質量を過度に増やすことなく、高域の一次共振周波数を47kHz(「CMシリーズ2」は38kHz)まで上げることができ、優れた剛性と歪みの低減を図り、細部に至るまで正確に描き出すことができたとしています。

2.コンティニュアム・コーン
従来のケブラーコーンに替え「800D3シリーズ」で初めて採用されたコーン素材です。織布(ケブラー)にコーティングを施した素材を使ったことで、従来避けられなかったピストンモーションから分割共振モーションへの急激な変化を防ぐ(分割振動を効果的に打ち消す)ことができ、高解像度で開放感のあるサウンドを実現したとしています。

さらにこのユニットには、FEA(有限要素法)によって形状を最適化したアルミ製フレームが採用されており、従来の「CMシリーズ」の亜鉛製フレームに比べ強靱化できたとしています。そしてフレームの正面にチューンド・マス・ダンパーを取り付けることで、不要共振も抑制され、さらにノイズの少ないクリアーな中低域が得られたとしています。

3.エアロフォイル・プロファイル・コーン
「新700シリーズ」のトールボーイ型3機種のウーファーに採用された振動板で、「800D3シリーズ」に使われた高価なカーボンファイバー・スキンに代えて、パルプを素材に用いたもので、サンドイッチ構造体にはEPS(Expanded Poiy-Styrene)を充填素材に採用した新エアロフォイル・コーンが採用されています。

4.クロスオーバーネットワーク

上記写真は新製品発表会で公開された 『 704S2 』 『 707S2 』 のネットワーク基板です。メーカーの新製品資料には一切コメントはありませんが、高級パーツが使われており、従来の「CMシリーズ」から大幅なグレードアップが図られています。

 ■ 試聴しました

さて、今回は「新700シリーズ」のローエンド2機種 『 706S2 』 『 707S2 』 を、日本橋1ばん館の小型スピーカーコーナーで試聴しました。どうしてもオーディオ誌等では「新700シリーズ」としてトータルで取り上げられる場合が多く、また上級機に偏った製品紹介になってしまいがちです。今回はあえて、ローエンド機を取り上げてみました。


ダリ「OPTICON1」と並んだ 『 706S2 』

B&W『 706S2 』
従来機「CM5 S2」に相当するモデル。ウーファーが 『 707S2 』の13cmから16.5cmに強化され、広い部屋にも対応すべく、音圧レベルも84dBから88dBとアップし使い易くなっています。スケール感が拡大された結果、音源の細かな部分の再現性や奥行きなどの立体感は維持しながら、よりソースに忠実なサウンドを実現できていました。


クリプトン「KX-0.5」と並んだ 『 707S2 』

B&W『707S2』
従来機「CM1 S2」に相当するモデル。特にツイーターがアルミドームからカーボンドームになったことが大きく、明らかに再生帯域が広がり、表現力が格段にアップしています。また、新素材ウーファーの効果も大きく、中低域の解像度が上がり、低域のダンピングの効きが向上し、従来機より引き締まったクリアーな高忠実度サウンドを実現したのです。まさに小さなハイエンド機とも言えるサウンドになっていました。

いずれにも対応する専用スタンド「FS-700S2(ブラック/シルバー)」は別売です。

「FS700S2/B」(ブラック・ペア)「FS700S2/S」(シルバー・ペア)


最後に
この「新700シリーズ」はローエンド機にも手抜きされた所が全くなく、上級機と同一素材、同一ノウハウが生かされており、間違いなくお買い得感のあるスピーカーです。

従来の「CMシリーズ」の単なる代替えのシリーズではなく、大きく進化を果たしていました。多くの旧シリーズのユーザーにも目標となるスピーカーの誕生です。

この 『 707S2 』 『 706S2 』 こそ、今年国産では最注目のスピーカー・クリプトン「KX-0.5」との良きライバルになることは間違いありません。いずれも 《 コンパクトな高級機 》 と言える本格派スピーカーです。いよいよ小型スピーカーが面白くなってきました。

(あさやん)

2017年12月22日 (金)

LUXMAN『L-509X』はプリメイン/セパレートのカテゴリー分けを超越した「ワンボディ・セパレート」

ハイエンドオーディオ担当の "あさやん" です。
今回は、ラックスマンより発売された、セパレートアンプに匹敵する、高性能なプリメインアンプ『 L-509X 』をご紹介!
最新技術が数多く投入され、ラックスマン アンプ群の集大成ともいえる製品です。日本橋1ばん館での試聴内容もレポートいたします。


 ■ "509シリーズ"の歩み

ラックスマンのAB級プリメインアンプ"509シリーズ"は、同社栄光の型番"L-507"を引き継いだ「L-507s」(1996年発売)の上級モデルとして、1998年「L-509s」がデビューしました。その後2001年に「L-509f」、翌2002年には、そのスペシャルエディションの「L-509fSE」、そして2006年の「L-509u」となり、さらに完成度を高めて行ったのでした。

特に「L-509fSE」からは、セパレートアンプに匹敵するクオリティを追求し、パワーアンプドライバーというコンセプトの基、プリ部の駆動能力を向上させ、各パーツの選別、音質、そして意匠の品位に至るまで、徹底した再検討を行った結果、無類の完成度へと結実させたのでした。当時、まさにラックスマンの新たな最高峰を目指したプリメインでした。

しかし、その後同じコンセプトを引き継いだ「L-509u」は、価格的にセパレートアンプと競合するという理由もあって、2011年に惜しまれつつも生産終了となり、その後6年間"509"は欠番状態となっていました。

その間も、ライバルであるアキュフェーズは純A級アンプの「E-600」、最新作「E-650」を発売し、着々とハイエンドプリメインアンプでの地歩を固めてきていたのです。

もちろん、ラックスマンにも純A級の「L-590AXII」はありますが、同社セパレートアンプ「C-700u」と「M-700u」と間には価格的に大きな開きがあり、その間の価格帯を埋めるプリメインアンプの登場が待望されていたのです。それこそが今回ご紹介します『 L-509X 』という訳です。

 ■ ラックスマン アンプ群の集大成!

近年、スペースファクターや使い易さの面から、100万円以内でも十分にセパレートアンプに匹敵、あるいは超える性能を有したワンボディのセパレートアンプともいうべき、高性能なプリメインアンプへの要望が、急速な高まりを見せています。

その要望に対応すべく登場したのが、アキュフェーズの新製品「E-650」であり、今回取りあげますラックスマン『 L-509X 』であります。

その『 L-509X 』には、ラックスマンの独自技術である高純度電子制御アッテネーター"LECUA"や、負帰還回路"ODNF"などの最新技術が投入されており、セパレートアンプを含めた同社のアンプ群の集大成ともいえる内容のプリメインに仕上がっています。

 ■ 『 L-509X 』に迫る!

それでは、過去6年間の空白期間を埋めるべく『 L-509X 』に投入された数々のノウハウを順に見て参ります。それらは、ラックスマンの最新プリメイン「L-505uXII」「L-507uXII」や昨年発売の純A級プリメイン「L-550AXII」の開発で得られたものが、さらに練り上げられて投入されています。まさにラックスマンの最新技術のオンパレードといった内容です。

まず、プリアンプ回路の要ともいうべき音量調節部には、同社のプリアンプ「C-900u」「C-700u」同様、スムーズで音質劣化の少ない音量調節を実現する88ステップのアンプ回路一体型・電子制御アッテネーター"新LECUA1000(Luxman Electric Controlled Ultimate Attenuatorの略称)"が搭載されています。

"新LECUA1000"は基板を立体配置し、アッテネーター回路と増幅回路を直結することで、経路の最短化と高効率化を図ったとしています。さらに、この一体化により外来振動の影響やボリューム位置による音質の変化がなく、経年劣化も少ないとしています。

また、ラックスマン独自の"ODNF(Only Distortion Negative Feedbackの略称)"は、増幅回路の出力から歪成分だけをフィードバックする高性能な帰還回路のことで、初期スルーレートの速さと超広帯域再生が特長の、ラックスマンのお家芸ともいえる増幅帰還回路です。本機が採用する最新版の"ODNF Ver4.0"は、誤差検出回路の歪みの検出精度の向上と、増幅回路の高度化により、さらに低インピーダンス化、高S/N比を実現したのです。

そして『 L-509X 』のプリアンプ部で最も注目すべきは、出力バッファー部分で、トップエンドプリの「C-900u」と同等のディスクリート構成を採用しています。前作はオペアンプ構成だったことから、パワーアンプ部のドライブ能力が大幅に向上し、音楽信号の純度を守りながら、次段に接続されるパワーアンプ部を強力にドライブするとしています。

出力段はパワーアンプ「M-700u」と同等のバイポーラ・トランジスターによる4パラレル・プッシュプルの回路構成を誇り、120W+120W(8Ω)、240W+240W(4Ω)と完全なリニアリティを達成。あらゆる特性のスピーカーを完璧にドライブし、音楽のダイナミズムと豊かな音楽表現力を高次元で両立させ、ドライバビリティを実現したとしています。

電源トランスには、600VAのEI型、ブロックコンデンサーにはLR独立(10,000μF×各4本)総合80,000μFものカスタム仕様の大容量コンデンサーを搭載。あらゆる負荷変動にも揺るがないハイイナーシャ(高慣性)電源としています。さらに、低抵抗値の大容量スピーカーリレーをパラレル接続とし、アンプ基板の出力に極太ワイヤーを使用することで、ダンピングファクターは370を達成したとしています。

 ■ 音質を最優先

さらに、以下のような音質を最優先した、数々の設計手法を随所に用いています。

基板を被膜のないピールコート基板とし、ラウンド配線パターンやビーライン・コンストラクションにより信号伝送を効率化、電源トランスの裏側などへの厳重なシールド処理、パワーアンプ「M-900u」と同じ厚手の重量級天板、脚部にグラデーション鋳鉄製レッグ、LINE1入力に高性能カッパーアロイ製RCA端子採用、Yラグとバナナ端子にも対応したハイグレードなスピーカー端子、金メッキと非磁性処理したACインレット、トップエンドモデル専用の電源ケーブルの採用など、非常に充実した内容になっています。

そして、機能的には、アナログブームに対応したMM/MC対応の高品質なフォノアンプを内蔵、バス/トレブルのトーンコントロール、LECUA によるLRバランス調節、プリ/パワー分離機能、ラウドネス機能、ヘッドフォン出力などプリメインアンプに備えるべき高機能を、音質に妥協すること無くワンボディに集約しています。

デザインは、伝統的な中にも新鮮なカラーの左右対称のアナログメーター。その両側に梨地仕上げを施した大型アルミノブ。ヘアーラインが美しいファンクションノブ。それら全てがブラスターホワイトのフロントパネルと一体なり、高級感溢れるものとなっています。標準付属品としてアルミ製・高級リモコンも用意されています。

 ■ 試聴しました


さて音質については、日本橋1ばん館で確認しました。

まず感じたのは、ソース音源のままと感じさせる音の鮮度の高さです。力強く、押し出し感のある余裕をも感じさせる音でした。この強靱な駆動力こそ、強力な電源部、充実した内部構成、そして堂々とした筐体の強度などが素直に音に現れていると感じました。

厚みのあるサウンドは、真空管アンプのような柔らかさを伴ったものではなく、質実剛健、重量感を伴ったキレのある低域で、そこに抜けの良いクリアな中高域が乗っかるという、最新のハイレゾ音源を意識した、高忠実度再生を目指したのだと感じました。

広い帯域に亘ってレスポンスが統一されており、立ち上がりの俊敏さやリアル感は、これがプリメインなのかとも感じました。特にピアノの打鍵の音にしっかりした芯が感じられ、後に続く伸びやかな余韻の透明感は出色でした。

最後に、アナログ再生にも手抜きがないことも付け加えておきます。ここでもアナログならではの当たりの柔らかさは感じさせるものの、高解像度でダイナミックなサウンドはLINE入力と共通していました。

最後に
ラックスマンとしては、従来からのマイルドな方向の"ラックストーン"は純A級や、真空管アンプで十分に踏襲していることから、あえてハイレゾ時代に対応した"新世代のラックストーン"を狙ったのではないでしょうか。

このズバ抜けた表現力・駆動力は"新世代ラックスマン"の到来を予感させます。ここに真の意味の『ワンボディー・セパレート』というコンセプトが実現したのです。(あさやん)

2017年12月17日 (日)

【2017年を振り返って】今年の気になるオーディオ機器をご案内~ホームシアター編~


みな様、こんにちは!

師匠も走り回るほど忙しい"師走"。
まさに2017年の総決算といわんばかりにめまぐるしい毎日のとうふです。

さて今回も2017年に発売・発表のあった機器の中からとくに私が「これは!!」と感じた物を2017年の締めくくりとしてご案内していきます!
今回はその第2弾、ホームシアター編をお送りしていきます!

それでは早速
その①

ヤマハ
フロントサラウンドシステム
YAS-107


ヤマハのサウンドバー【YAS-107】ですね。
今年最も人気のあった、と言って過言ではない大ヒット製品です。

バースピーカー本体のみ、という非常にシンプルな外観ながら、
内部はメインとなるフルレンジユニットに、低域用のウーファー高域用ツィーターを搭載。
スマホアプリによるコントロールで、「テレビ番組」「映画」「音楽」「スポーツ」「ゲーム」とサラウンドプログラムを切り替え可能
昨今必須ともいえる4K信号にはパススルーにて対応
また、バースピーカーでは世界初の「DTS Virtual:X」に対応、等
機能面でも色々盛り込んだ意欲作!
となっています。
より詳細な音質・使い勝手は試用レポートをご参照くださいませ!

価格は完全にエントリーモデルですが、機能面はエントリーを遥かに超える充実度
これからクリスマス~年末年始、テレビや映画の音声を「手軽に」「安価に」グレードアップが可能です!

※今なら即納が可能ですので、是非ご検討くださいませ!

その②

ソニー
ホームシアターシステム
HT-ST5000


ソニーが11月に発売した、フラッグシップ・シアターバー【HT-ST5000】です。
メインとセンターのスピーカーはツィーターとウーファーが同軸上に配置された"同軸スピーカー"構成
更に両端には"イネーブルドスピーカー"を搭載し、DTS:X・DolbyAtmos等高さ方向の信号も内包した最新フォーマットにも物理的に対応
多彩なサウンドプログラムを搭載。シーンに合わせたお好みのサウンドが楽しめます
ソニー伝統のフルデジタルアンプ、その最新版「S-Master HX」を搭載
ネットワークオーディオ機能を搭載、更にストリーミングサービスにも対応
等々、ソニーのフラッグシップモデルに相応しい「高音質」「多機能」が非常にハイレベルにまとめてあります

より詳細な音質・使い勝手は試用レポートをご参照くださいませ!

シアター時の臨場感の高さステレオ再生時の高音質見事に両立更に多機能とあり、
一度体感してしまうと、この高音質と便利さは病み付きになる事間違いなし!

「ホームシアターは楽しみたいけど、スピーカーをそれだけの数配置できないし。。。」とお悩みの方にベストマッチの製品と言えます!
クリスマス~年末年始、テレビや映画の音声を「リアルに」「存在感溢れる」音にグレードアップが可能です!

※今なら即納が可能ですので、是非ご検討くださいませ!

その③

マランツ
ネットワーク対応 11.2ch AVアンプ
SR8012


最後はシアターバーではなく、AVアンプ
ピュアオーディオメーカーでも著名なマランツが世に送り出す、フラッグシップ・AVアンプ【SR8012】です。
250Wフルディスクリート構成のアンプ回路を×11chで搭載
Dolby Atmos、DTS:X、Auro-3Dの最新3Dフォーマット全てに対応
オーディオグレードパーツ、専用部材をふんだんに採用
等々。
オーディオ視点で見てもワクワクするワードが並んでいます。

【SR8012】を一言で言うと、『ピュアオーディオメーカーが本気を出して、もてる技術の全てをAVアンプの筐体に詰めてみました!』の極地です。
ピュアとシアターが見事に融和。
機能面、音質面、全てがハイレベルで一体しています。
「サウンドバーでは物足らない。やはりスピーカーを実際に揃えないと!」とオーディオ・シアターシステムを既にお持ちの方への最終回答の1つと言えるでしょう。

ピュアもシアターもこの【SR8012】1台で完結する。
多数の入出力系統と、映像・音声の管理をハイレベルでこなす、オーディオ・シアターユーザーへお薦めの一機です。

AV関連はピュアオーディオの技術を意欲的に取り入れ、どんどん高音質・多機能化が進んでいます。
2018年以降も色々楽しみなジャンルですね!

それではいつもお買い得な「Joshin Web」でお待ちしております。

2017年12月10日 (日)

【2017年を振り返って】今年の気になるオーディオ機器をご案内~DAC編~


みな様、こんにちは!

あっという間に2017年も終わりとなる最終月、12月ですね。

本年もオーディオ機器は面白い製品が多かったので、今月は2017年に発売・発表のあった機器の中から
とくに私が「これは!!」と感じた物を2017年の締めくくりとしてご案内していきます!
今回はその第1弾として、DAC編をお送りしていきます!

それでは早速
その①

オッポ
ネットワーク対応USBDAコンバータ
SONICA DAC


2017年最もオーディオ業界を沸かせたDACとして、避けては通れないoppoのSONICA DACですね。
詳細は"あさやん"のハイエンドブログをご参照くださいませ。

高級機でしか採用されていなかったDACチップ"ESS9038PRO"をエントリーモデルでも採用。
高音質DAコンバータとしてだけでなく、AirplayやBluetooth機能、ネットワークオーディオ機能まで。
※とうふ個人的にはRadiko.jp対応が地味に嬉しい機能です。
マルチに活躍できる多機能性と、デジタル部にもアナログ部にも妥協なき徹底したこだわりが詰まっているのに、価格帯はエントリーライン
前評判の高さも相まって、発表直後からメーカーの予想を大きく上回る受注があったのを覚えています。

実機を聴いてみるとその人気も頷けます。
解像度は非常に高くも、質感は損なわれずスッと身体に感じ入ります。
インパクトのある音色というよりはただただ自然で丁寧な表現を楽しめました。

初めて聴いた時には「この価格でこの表現力、この多機能性。。。オーディオの価格破壊でしかない」と驚嘆しました。

進歩の早いデジタル関連ですが、そもそもの出発点が時代の2歩、3歩以上先を進んでいたこのSonica DAC、自信を持ってお薦めできる1台です!!

その②

アイファイ・オーディオ
Bluetooth対応DA/DDコンバータ
nano-iONE


オンリー・ワンの技術で毎度業界を沸かせてくれるアイファイ・オーディオの製品です。

今年は既存モデルの改良強化版ブラック・レーベルの発表や、PCオーディオ分野では他社と一線を画す技術力からくるオリジナリティ溢れるアクセサリ類等を多数発表。
とうふ的には「オーディオ業界の台風の目」とも思っているメーカーです。

さて、アイファイ・オーディオ製品の2017年、多数ある新モデルの中でもイチオシなのはこのnano-iONEです。
詳細は以前にハイエンドブログでご案内済みですが再度のご案内です。

なんといっても、メーカーが"デジタル・ハブ"と位置づけるように
手のひらサイズのボディに
・USB入力(通電と共用)
・同軸/光コンボ端子(入出力共用)
・Bluetooth入力
と多数のデジタル入力機能を搭載。
そしてサイズからは驚きのパワフルサウンド!を実現している事です。

手のひらサイズなので場所もとらず、コンポ等の拡張機器として、
多彩な入力系統を活かして、既存環境を家族に目立たせずに多機能化
オーディオ機器を楽しむ可能性を広げてくれます

このサイズのボディにこれだけの機能&表現力は実際にお聴きいただくと驚かれる事でしょう。
先にご案内のSonica DACには表現力・機能面のコストパフォーマンスの高さに驚かされましたが、このnano-iONEにはコンパクト&ハイパワー&多機能さに衝撃をうけました。

ネットワーク入力が無い故にシンプルで深く考えず使えるのも魅力で、
「繋いで」→「聴いて」→「衝撃を受ける」という3ステップをお楽しみ頂けるでしょう!

設置場所に制限はあるけど音質に妥協はしたくない、そんなお悩みに応えられる機器としてこのnano-iONEは強くお薦めです!

その③

ティアック
ネットワーク対応USB-DAコンバータ
NT-505


最後はまだ発売前になりますが、先日のオーディオイベント"オーディオセッション"で実機が国内初お披露目となったティアックのNT-505です。
機能面、構成面は前モデルであるNT-503をそのまま正常進化させたモデルといえますが、
実機を聴いて驚かされたのは、その表現力です。

既存のNT-503の真面目さ、色づけの少なさとはかなり趣の異なる華やかさとリッチな表現を持っており
オーディオセッションの会場でタンノイのEATONを実に華のある音色で魅せていたのです。

現在のNT-503の表現力も良いのですが、NT-505の"激変"といっても良い音の変化には驚きしかなくメーカー営業の方に思わず詰め寄ってしまった程です。
それもそのはず、このNT-505はティアックのハイエンドブランド"Esoteric"のフラッグシップネットワークプレーヤーN-01と構成・部品を共通としている点が多いのも特徴で、更に開発にもEsotericが関わっているからなのです!
ハイエンド機の技術・部材を投入し、かつ開発も共通となると表現力が似てくるのも自明の理、ですね。

むしろBluetooth機能の搭載ヘッドホン出力(3.5mm4極)を搭載している事、そして価格を考えれば、汎用性の高さはNT-505のほうが上(?)とも言えなくもないでしょう。

N-01ですと100万円を大きく上回る価格の"ハイエンド"製品ですが、このNT-505ですとまだ、エントリー~ミドルラインの価格帯と言えます。
その価格帯にも惜しみなくハイエンドブランドの技術を投入する、ティアックの来年以降に私は大きく期待しています。

2018年1月末以降の発売予定ですが既にご予約を多数頂いていますこのNT-505、来年も楽しみなデジタル関連機器の第一弾として強くお薦めです!

それではいつもお買い得な「Joshin Web」でお待ちしております。

2017年12月 7日 (木)

"UESUGIアンプ"の存在意義とは!?『UESUGIは不滅です!』

ハイエンドオーディオ担当の "あさやん" です。
今回は、日本を代表するハイエンド・オーディオ専業メーカー「上杉研究所」の歴史と最近の製品をご紹介いたします。オーディオマニアを惹きつける魅力あるブランドです。

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 ■ 上杉研究所製品の取り扱いを再開いたしました

国内のネット通販サイトで、「アキュフェーズ」と「上杉研究所」の両社の製品を取り扱っておりますのは、私どもJoshin webショップ以外にないのではないかと思います。両社とも日本を代表するハイエンド・オーディオ専業メーカーであり、アンプの増幅素子として、片や半導体、片や真空管を使うメーカーの双璧として、長らく国内市場に君臨し続けています。

Joshin webショップがその両社の製品を取り扱っていることこそ、Joshin webショップと両社との"会社同士の絆の証"であり、"相互信頼の賜"と自負いたしております。

ただ、「上杉研究所」の製品は、とある理由により昨年末より一時掲載を中止させていただいておりましたが、この度掲載の復活を果たしましたので、改めて同社の歴史と最近の製品を今一度ご紹介させていただきたいと思います。

 ■ 上杉研究所の歴史

有限会社「上杉研究所」は、アンプ設計者であり、オーディオ評論家でもあった、故 上杉佳郎氏(2010年12月9日死去)が1971年に設立した真空管アンプの専業メーカーです。

上杉氏は1964年大学4回生の時、その技術力を買われ、当時高級アンプ・メーカーであった「エロイカ電子工業㈱」に常務取締役技術部長として迎え入れられました。しかし2年後退社、1967年からは、オーディオ雑誌や音楽雑誌の評論家として人気を博しました。しかしアンプ・メーカーへの夢が捨て切れず「上杉研究所」を興したのでした。

その「上杉研究所」の第一作目の製品が、1973年発売の管球式のモノラルパワーアンプ「UTY-1」で、その後数々のヒット作を生み出しています。ただ、上杉氏はオーディオ評論家という立場にありながら、"UESUGIアンプ"に対する評論は一切行なわない立場を堅持したことでも有名です。それ程に真面目で純粋な方でもあったのです。

現在の同社の代表者である藤原伸夫氏は、上杉氏から2009年に「一緒に仕事をしませんか」との誘いを受け、後継者として参加することを決断したのですが、その矢先、同社創業40周年を目前にして上杉氏が急逝されたのでした。しかし藤原氏が、故人の遺志を継ぐ形で2011年に正式に同社の事業責任者となって開発責任を受け継ぎ、事業が継続されることになったのです。

藤原氏は、元ビクターのオーディオ技術者であり、超弩級モノラルパワーアンプ「ME-1000」(1995年当時1台150万円)や高級CDプレーヤーなど、数々の人気機種を世に送り出され、その技術手腕には定評がありました。しかし当時からその能力の高さに決して驕ることなく、非常に紳士的で謙虚な姿勢には感心させられました。

上杉氏と藤原氏の両氏を知る筆者としては、両氏にかなりの共通する部分を感じます。それは、技術力・設計力であるのはもちろんのことですが、両氏のオーディオに対する真摯な姿勢や謙虚さ、そしてクラシック音楽への造詣の深さなど、「上杉研究所」の後継者としては、藤原氏こそドンぴしゃの人選であると感じたものでした。

藤原氏曰く、現在日本でハイエンドオーディオに親しまれているオーディオマニア人口は約10万人。内、"UESUGIアンプ"のユーザーは約1万人いるのだそうです。マーケットとしては小さいものの、一度UESUGIアンプの魅力にはまってしまったマニアは、そこから抜け出せないのだと言います。

ハイエンドオーディオの世界では、ご自分の理想の音を実現することを人生の目標としているようなマニアの方も多く、数十年来の"UESUGIアンプ"もファンがたくさんいらっしゃるとのことです。また同社では、ユーザーからの修理の依頼に十分応えることができ、適切な対応が可能なことから、さらにファンのロイヤリティが高まることにも繋がっているのだと言います。

このように「上杉研究所」はファンを大事にし、個性豊かな製品を世に送り出すことで、海外製品が押し寄せる昨今のグローバル化したハイエンドオーディオ市場にあっても、オーディオマニアをグイグイ惹きつける魅力あるブランドとなっているのです。

 ■ "UESUGIアンプ"の最近の製品をご紹介

①真空管式フォノイコライザーアンプ『 U-BROS-220 』

1993年に発売されロングランを続けていた「U-BROS-20」の後継モデルとして登場。これ程のロングランこそUESUGIならではのことで、移り変わりの激しいオーディオ市場にあって、まさに奇跡と言える製品です。それ程に完成度が高かったとも言えます。

「U-BROS-20」は故 上杉佳郎氏の作でしたが、『 U-BROS-220 』は新メンバーによる製品であるが故に、“UESUGIアンプ”のあの魅力を生かしつつ、アナログ新時代を見据え、現在に通じる高性能化を果したとしています。

イコライザー段には動特性を重視して、無帰還CR型回路を採用。入力はアンバランス2系統に加え、一層の低雑音伝送を可能とするバランス伝送に対応したバランス入力端子を1系統備えています。すべての端子がMM型/MC型カートリッジに対応しています。ただし出力は、同社のプリアンプを前提としているためアンバランスのみです。

特にMC入力には、大型コア採用による低損失、高効率の高性能MCステップアップトランスを内蔵することで、現在主流の低~中インピーダンスMCカートリッジのダイレクト再生を可能としています。ヘッドアンプ受けのフォノイコライザーが大多数を占める中にあって、MCカートリッジのトランス受けは大いに魅力的です。

またこれもUESUGIならではですが、初段の増幅部には、真空管の全盛時代に当時の松下電器に特注した貴重な低雑音の双3極管(12AX7A)が、L/R専用使いで贅沢にも2本使用(本来は1本でL/R両チャンネル受け持たせることができる)されています。この結果L/Rチャンネル間のクロストークも大幅に改善されたのです。

さらに、次段アンプならびに出力バッファーには、フィリップスの軍規格「12AT7」を使用し、高信頼性と共に真空管式フォノアンプの限界ともいえる入力換算雑音値-120dBV 以上(MM)を達成したとしています。このように、『 U-BROS-220 』は、「上杉研究所」が多数ストックしている真空管を惜しげもなく投入した貴重な製品とも言えます。

またL/Rチャンネルを独立シャーシー構造に改め、電源も独立電源にて供給しています。入力切替回路やMCステップアップトランス部は配線の引き回しを最短とするため入力端子の直近に配置しています。電源回路や信号増幅回路にはプリント基板を一切使用せず、40年以上のキャリアのある職人による芸術的ともいえる手配線を引き継いでいます。

本機のサウンドは、最近のフォノイコライザーに見られるような、デジタル音源ではないかと見紛うようなサウンドとは対極にある、実に柔軟で人間的な温もりを感じさせるもので、厚みを伴った安定感のあるサウンドは、アナログの魅力を存分に味わうことができました。

②真空管式ステレオラインプリアンプ(ワイヤレスコンソール付)『 U-BROS-280 』

本機はラインレベル専用のプリアンプで、通常のアンバランス入力に加え、タムラ製作所製のバランス→アンバランス変換トランスを搭載しバランス入力を受けることができます。電源部を含め回路はすべてデュアルモノラル構成とし、L/Rチャンネル間のクロストークはもちろん、f特の向上、歪みやノイズの低減にも寄与しているとしています。

「上杉研究所」初となるリモコン(ワイヤレスコンソール:セレクターとボリュームコントロール)操作が可能で、コントロールノブにアンプ本体と同一部品を使うという懲りようです。

『 U-BROS-280 』のサウンドは、真空管を過度に意識したマイルド一辺倒なレトロなものではなく、最新のハイエンド機器に通じるニュートラルで自然な、実に透明感のあるものです。もちろん艶やかさや温度感は従来の"UESUGIアンプ"の魅力を継承していることは疑いようがありません。

このように新生「上杉研究所」となって早6年。“UESUGIアンプ”の魅力を維持しつつも、そこに新しい現代的なエッセンスを加え、絶妙なハーモニーを奏でる真空管アンプ。

『UESIGIは不滅です!』(あさやん)


2017年12月 6日 (水)

【スペースの限られた環境でも良い音で】お薦めブックシェルフ型スピーカーのご紹介です!


みな様、こんにちは!

12月、師匠も走るほど忙しい師走に突入です。
年齢のせいか、一年が過ぎるのを本当に早く感じますね。。。
気候も急にググっと冷え込んできていますので、皆様体調を崩されないようにお気をつけ下さいませ。
風邪の諸症状を感じられたら。。。早めに風邪薬を飲んで対処ください。
※そんな薬類の取り扱いも豊富なJoshinWebショッピングはこちらより

さて、以前に一度、"入門からサブシステムまで"といったコンセプトで小型ブックシェルフ型スピーカーの比較案内を行いました。。。
が、そろそろ半年以上過ぎましたので今回は次のステップ、"メインシステムとして面白い製品が粒ぞろい"のミドルレンジ・ブックシェルフ型スピーカーのご案内です。

それでは早速ご案内です!
その①

クリプトン
ブックシェルフ型スピーカー(ペア)
KX-0.5


クリプトンの新製品ブックシェルフ型スピーカーです。
最もエントリーモデルにあたり、思い切った試みが多数、採用されています。
最大の特徴といえるのが、クリプトンのスピーカーの代名詞"クルトミュラーのコーン"を採用せず、『より多くの人にクリプトンサウンドを』『よりコストパフォーマンス高く』楽しんで貰う為にと、新開発された"カーボンポリプロピレンのコーン"を採用している事です。
私もクリプトン=クルトミュラーという印象が強く、実機を聴くまでは「ウーファーの径も小さくなってるし、大丈夫(印象がかなり変わってしまっているのでは)かな。。。?」と少し心配していましたが、それは全く不要な心配でした

クリプトン製スピーカーの特徴である美しく響き伸びのある高域と、反応が良くキレのある低域
筐体がコンパクトになっても魅力は損なわれる事は全く無くむしろ"筐体がコンパクトになったからこそ"のメリットが全ての面に現れていると感じました。

立ち位置としては"クリプトンのエントリーモデル"なのでしょうが、その表現力はエントリーどころではない、堂々とした"ハイエンド・オーディオ"の音色です。
既存のKXシリーズに比べると若干音が若々しい印象を受けますが、瑞々しく鮮度の高い音色は新たな表情・魅力として感じられるのではないでしょうか。

女性ヴォーカルをメインがお好きな人には是非聴いて頂きたいオススメの1本です。

その②

PMC
ブックシェルフ型スピーカー(ペア)
DB1 Gold


イギリスのモニター・スピーカー・メーカーでも著名なPMCの製品です。
Professional・Monitor・Companyの頭文字からも解るとおり、元々は録音の現場等で使われるスタジオ・モニター・スピーカーで多くのエンジニアを魅了するメーカーです。
昨今はコンシューマ向けで傾斜のついた、デザイン性と音質を両立した"Twenty"シリーズも好評です。

さて、今回ご案内のDB1 Goldはコンパクト・モニター・スピーカー「DB1」の系譜を正統に進化させ、PMC設立21周年を記念して発売されたモデルです。
現在コンシューマ向けにメイン展開されている"Twenty"シリーズとは少々趣きが異なり、色づけが極力廃されたスタジオ向けの音作りを得意としています。

実際に聴いてみるとストレートで癖の無い表現力で、ジャンルを問わず素直な表現力を楽しめます

特に初めて聴く方が驚くのは筐体サイズからは思えない自然で伸びのある低域でしょう。
それもそのはず、筐体の構造にはPMCの最大の特徴といえるATL(Advanced Transmission Line)構造を採用しており、本体背面の開口部を第二の低域ドライバとして使用。
場の広がりや残響感等、脚色の極力少ない自然で滑らかな広がりが同クラスの他メーカー製品に無い魅力ある表現に繋がっています。

素直な表現力だからこそ、オーディオアクセサリを変えた際の変化幅も非常に解りやすく
・スピーカーケーブル
・ジャンパーケーブル
・インシュレーター
・スタンド
等のアクセサリでより自分好みの音にチューニングして理想に近づける楽しみもあります。

やや玄人好みといえますが、ジャンルを問わない自然な表情と、アクセサリによる音の変化に機敏に反応する表現力は、"音も楽しめ、更にオーディオの機器も楽しめる"スピーカーとしてオススメの1本です。

その③

B&W
ブックシェルフ型スピーカー(ペア)
706S2


日本でもトップクラスの人気を誇る、イギリスのブランド「B&W」。
ミドルクラスであったCMシリーズが今年廃盤になり、以前にあった700シリーズをリニューアルし復活といった運びとなります。

この新700シリーズ、最新のモデルと言う事で、800シリーズ譲りの素材、新設計のパーツ等が惜しみなく投入されています。
CMシリーズからはガラリと変わった、より上質でリッチな表現力。
これは単なる"CMシリーズの後継モデル"ではなく、明らかに"フラッグシップモデルの弟分"という気品と説得力のある表情を楽しめます。

新700シリーズのブックシェルフモデルで展開される中では、"ちょんまげ"などの愛称で呼ばれる飛び出たツィーターが搭載された705の完成度の高さは"流石"と唸らせられます。
しかし、あえて今回ピックアップしたのはブックシェルフシリーズの中では真ん中の706S2。
とにかく「感情表現が豊か」と言えばいいのか、エネルギーに溢れた元気のある表情を楽しめます。
声の張りや、楽器の打音が小気味良く響き、"耳にして楽しい"表現を楽しめます。
私だけかもしれませんが、705で感じた小音量時の違和感が少なく、音のまとまり感も高いため新700シリーズの中でも必聴の1本とオススメしたいです。

さて肝心の表現力ですが、先にご紹介のスピーカーたちに比べると少々荒削りのように感じるかもしれません。
しかしそれでも耳にして"楽しい音"が聴けるのがこの706S2です。
感情表現がストレートで、エネルギッシュ。素直に"楽しい音"を感じさせてくれます。
ロック等のライブ音源を再生すると躍動感のある表現がさらに活きるのではないでしょうか。

限られたスペース、環境でもその表現力を最大限に活かせるブックシェルフ型スピーカー。
今回ご案内の製品以外にも色々面白い製品もありますので、気になられましたら是非こちらからお選びくださいませ。

それではいつもお買い得な「Joshin Web」でお待ちしております。

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