2017年5月12日 (金)

【全てのスタックスユーザーに贈る】至高のドライバユニット『SRM-T8000』登場!


皆様こんにちは!

連日の暑さに早くも辟易しているとうふです。
仕事中に風を送れる卓上扇の導入も視野に入れねば。。。
※そんな卓上扇も豊富でお得な特設コーナーです。

さて、今回ご紹介の製品は、一部の方からは『待っていたんだよ!』の声も多いであろうハイエンド製品

スタックス
スタックス製静電型イヤースピーカー用ドライバーユニット
SRM-T8000

イヤースピーカーを語る上ではこの会社抜きには語れない、STAX(スタックス)のフラッグシップ・ドライバユニット「SRM-T8000」のご案内です。

世界でも珍しい、静電型ドライバ方式専門のイヤースピーカー・メーカー"スタックス"。 これまでも歴史に名だたる名機を輩出してきましたが、やはり近年最高の製品と言えばSR-009でしょう。
私も何度も聴いてきましたが、まるでスピーカーで聴くような自然で耳辺りの良い表現にはうっとりとしたものです。
しかし、2011年にSR-009が発売された当時から、またその直前からフラッグシップモデルのドライバユニットが更新されておらず、当時からメーカーと問答のようにやり取りをしていましたが。。。

SR-009発売直後
『専用ドライバ出るんですよね?』
『現在誠意開発中です!』
『わかりました!待っています!』
翌年から2014年頃
『専用ドライバどうなってますか?』
『まだ開発中です!』
『わかりました!待っています!』
2015頃
『専用ドライバどうなってますか。。。?』
『まだ開発中です!ただ、今年にはアクション起こしますから!』
『わかりました!待っています!』
※ちなみにその年のアクションとはSR-L500、SR-L700発表である。
2016年(昨年)
『専用ドライバ。。。出ますよね?』
『大丈夫です。出します!』
『わかりました!』
そして今年。
満を持して発表されました、最高のドライバユニット!

大きな特徴としては
①初のハイブリッド構成のドライバユニット!
②大型トロイダルトランス採用
③非磁性アルミシャーシ
④拡張スロット(オプションボードはまだ発売未定)
他にも「見た目にも横幅が大きくなった」(構造上当然でしょうが)等もありますが省略。

長らく待っていました、 『静電型イヤースピーカーをより理想的にドライブするために』全てのスタックスユーザーへと贈る、至高のドライバユニットの登場です!

6月中旬発売予定ですが既にご予約多数の「SRM-T8000」、ご予約の際はお早めにお申し付け下さいませ!

それではいつもお買い得な「Joshin Web」でお待ちしております。

2017年5月11日 (木)

【見た目以上に大きな進化!】ラックスマン最新のヘッドホンアンプP-750uのご案内です!


皆様こんにちは!

ようやっと花粉症の影響から脱しそうなとうふです。
5月に入り日中の気温が高くなり、早くも夏の気配が感じられるようになってきましたね。
室内でも、そして屋外では当然、熱中症などに気をつけて、こまめに水分補給等にお気をつけください。

さて、今回ご紹介の製品は、先月発表となったこちら

ラックスマン
バランス出力対応ヘッドホンアンプ
P-750u

日本の老舗ハイエンドオーディオメーカー"ラックスマン"のハイエンド・ヘッドホンアンプです。

ラックスマンは日本のオーディオメーカーの中でも珍しく、古くからヘッドホン専用の"ヘッドホンアンプ"を発売していたメーカーです。
昨今ではUSB-DAコンバータを内蔵したDAC/ヘッドホンアンプの存在が増えてきていますが、純粋なアナログヘッドホンアンプを古くから開発し、作り続けている会社は私の知る限りではラックスマンオーディオテクニカそして現在は作っていませんがCEC(現エステック)、くらいでしょうか。
※STAXはイヤースピーカー専用のドライバユニットですので除外。

そのラックスマンからこの度発表されたのがこのP-750u。
ぱっと見た目は現行トップエンドモデルのP-700uから、標準ステレオ出力を一つ外してXLR4pinを追加しただけのようですが、中身にも当然改良が施されています。
※P-700uの発売が2012年の年末。改良されて当然ですよね。

大きな変更点としては
①XLR4pinバランス出力に対応
この頃対応が増えてきたXLR4pinに対応。
これでより多くのヘッドホンや、リケーブルによる音の変化を楽しめるようになります。
②独自の高音質帰還回路ODNFのバージョンを更新(3.0→4.0)
増幅回路の出力より、歪成分のみをフィードバックすることで、初期スルーレートの速さとともに超広帯域の再生周波数特性を持つ、ラックスマンの音作りの根幹とも言える機構「ODNF(Only Distortion Negative Feedback)」。
より伸びやかで自然でエネルギー感のある表現が加ったようです。
その最新版を同規模・同一構成4チャンネル分搭載。バランス/アンバランス接続でも素晴らしい表現力を期待できます。
③脚部をアルミ無垢材からグラデーション鋳鉄に変更
外部からの振動を遮断し、よりピュアでストレートな表現力を演出します。

P-700uから回路部が更新され、より伸びやかに自然でエネルギッシュになっているとの事ですので。。。
これは期待せずにはいられませんね!
6月下旬発売予定のこの「P-750u」、現在好評ご予約受付中です!

それではいつもお買い得な「Joshin Web」でお待ちしております。

2017年4月29日 (土)

『 PC-Triple C 』が新たな段階へ深化(進化)!

ハイエンドオーディオ担当 の "あさやん" です。
今回は、サエクコマース(SAEC)より登場した「STRATOSPHERE(ス トラトスフィア)」と称する、トップエンド・スピーカーケーブル『 SP-10 』、世界初 「PC-Triple C/EX」導体採用のトップエンドRCAケーブル『 SL-1 』をご紹介します。

国内市場を震撼させた一大事件

まず は「PC-Triple C」誕生の経緯からご紹介します。

1980年代末から2000年代にかけ て、国内オーディオケーブル市場を席巻したのは、誰もがご存知のケーブル素材「PCOCC( Pure Cupper Ohno Continuous Casting Process)」でした。「PCOCC」は、1986年に古河 電気工業が開発した工業用電線素材です。

一方向性凝固組織の特徴を持つ高純度 銅線で、銅の結晶構造を単一化する製法に特徴があり、OFC導体としては結晶粒界が極めて 少ないことから、オーディオ用ケーブルの導体として長年採用されてきたのでした。

しかし2013年3月4日、日本のオーディオ産業にたずさわる全ての人間を震撼させ る一大事が発生したのでした。それは、古河電工が「PCOCC」の製造中止を決定したという ニュースでした。

同社は当時、国内のオーディオ市場の低迷を受け、年間販売量 が減少して事業継続が困難な状況に陥ったことが、製造販売中止の理由とのことでした。 同社のニュースリリースで「今後も市場拡大が見込めない為、製造販売を中止することと しました。」と発表したのです。オーディオ業界に身を置く者としては、それは非常に情 けなく、惨めな思いをしたものでした。

当時、オーディオテクニカをはじめ、ア コースティック・リバイブ、サエク、オヤイデ電気など、主な国内オーディオケーブルメ ーカーはこぞって「PCOCC」を採用しており、人気もあり、売上も順調だと、我々業界人は 認識していました。

しかし電線メーカーにとっては、オーディオ用途の電線の需 要など、取るに足らない量であったと痛感させられたのでした。

そんな中、2014 年1月にFMC("Fine Chemical & Materials"が由来で「電気機能線材事業」などの企業)が 発表したのが、「PC-Triple C」だったのです。

「PCOCC」の 代わりとなった「PC-Triple C」

「PC-Triple C」には2つの大きな特徴があると言います。

1つは、使われている素 材は「OFC(無酸素銅:酸化物を含まない純度の高い銅)」ですが、通常の「OFC」ではなく、 独自の鋳造方法を用いて、不純物が付着した数ミクロン単位の極微な異物までも除去した 古河電工の高純度無酸素銅で、これは「PCOCC」で使われていた素材よりも、さらに純度が 高いものだそうです。

もう1つは、特殊な加工方法である「定角連続移送鍛造法」 を用いていることです。縦方向に結晶が並んだ銅素材に、一定の角度と方向を持たせた状 態で、小圧力で数万回連続鍛造すると言う、つまり「小さな力で何度も叩く」のです。

これをさらにケーブル細線へ伸延加工を施し、使用される導体の太さにより、特 定の温度、時間管理により焼鈍(アニール処理)されるのです。これらの結果、単結晶の 「PCOCC」と理論上は変わらない程の導電特性を実現できたのです。

「PC-Triple C」の誕生には、マーケティング会社のプロモーション・ワークスが大きく関わっています 。かつて1993年から、同社は「PCOCC」導体のAVケーブルの企画やマーケティングを任され た経緯があり、1995年からは古河電工の販売特約店として「PCOCC」ケーブルのOEM製造や 販売業務を一手に引き受けていたと言うことです。

そして、惜しまれつつ製造中 止になった「PCOCC」に代わる素材として「PC-Triple C」が登場し、その後のオーディオ 市場での評判は皆様ご承知の通りです。

今では、「PC-Triple C」を採用している オーディオケーブルのメーカーは、サエク、アコースティック・リバイブ、フルテック、 クリプトン、ナノテックなどで、いずれも人気製品となっています。

『 SP-10 』誕生!

今年(2017年)春、「PC-Triple C」が新たな段階に 踏み出そうとしています。

それは、宇宙空間のような真空状態「成層圏」(転じ て最高度・最高点)を意味する「STRATOSPHERE」という称号を付けて発売された、サエク のトップエンド・スピーカーケーブルとなる『 SP-10 』です。

この『 SP-10 』 は、同社のスピーカーケーブル「SPC-850」などで好評の、径の異なる導体で中心部と外周 部を構成する「ストラタム構造」から、外周部の導体にもそれぞれ絶縁を1本ずつに施す「 スーパーストラタム構造」へと進化しています。

中心部には同芯撚りの2.0sqの導 体、外周部にはフッ素樹脂で絶縁を施した0.5mm径の導体をリッツ線構造として、中心導体 と同心に11本配する構造です。

これにより、「PC-Triple C」の高S/Nでクリア、 ワイドレンジな特性がさらに深化(進化)したと言います。

『SP-10』を試聴しました。

試聴 機をお借りして、試聴しました。

一言でそのサウンドを表すと「芸術的」と表現 できます。とにかく音がいっぱい聴こえるのですが、それらは決してこれ見よがしな出方 ではなく、マイクを含めた電気機器を通していないような実に自然な「聴こえ」なのです 。

また中低域の、解像度を維持した上での厚みの表現力は「これぞ!ハイエンド 」と言える安定感のあるもので、この時点で筆者はそのサウンドにすっかり魅了されてし まっていました。

以下に、試聴時にメモした感想を列記してみます。

【 全体的な印象では】
音が深く、表情豊か、音数が非常に多い。立体的で、前後感はも ちろん上下感も再現。スピーカーが実際より大きく感じる。

【ボーカル再生では 】
低域が温かくボーカルの肉質感が出る。声に艶があり生々しい。中央が厚くボーカ ルが迫る。ボーカルと楽器のバランスが絶妙。

【クラシック再生では】
ハー モニーが綺麗で流れるよう。小音量でも音が痩せずスケール感が出る。オーケストラは包 容力がある。合唱は一人一人が見えるように分離する。

【ジャズ・ポップス再生 では】
ギターは張りがあり説得力がある。バスドラムが深く沈み込む。従来認識でき なかった音がかなり聴こえ、再生帯域の広さを実感。

このように、オーディオシ ステム自体が大きくグレードアップしたのではと感じたのでした。

あえてこのケ ーブルのデメリットを探すとすると、オーディオ的に、細部を顕微鏡的に聴きたいという 、オーディオマニア的には、ちょっと音が綺麗すぎる、音楽的過ぎると感じるかも知れま せん。

久々に筆者に欲しいと思わせるスピーカーケーブルでした。超高価なケー ブルが多い中、約10万円という価格は、十分お買い得と言えるかも知れません。

さらなる高みへ。

しか し、前述のFMC(顧問:芥田氏)とプロモーション・ワークス(社長:矢口氏)は、さらなる 高みを目指したのです。それは、大容量で高い情報量をもつハイレゾが一般化した結果、 機器はそれに応じて進化しているものの、ケーブル導体にももっとワイドレンジ化が必要 だと考えたのです。

「PC-Triple C」は、銅素材としては極めたが、他の金属の特 性を合わせたらもっといいものができるのではないか、と考えたのでした。

その 思いが結実したのが、今後サエクが採用して製品化される新導体『 PC-Triple C/EX 』で す。「PC-Triple C」と5N銀による二層構造をもつ新たな導体です。

その考え方は 「PC-Triple C」にメッキを施すのではなく、「PC-Triple C」の導体の周囲をソリッドの 銀で包んで使えないかというものです。

メッキでは金属表面に細かな粒が付くイ メージ(通常1~2ミクロン程度の厚み)なのに対して、「PC-Triple C」の銅線の周囲を5N 銀素材で包んだ構造のオーディオ用新導体『 PC-Triple C/EX 』が誕生したのです。

この新導体では、表皮効果によって本来減衰する高周波帯の伝送が、外側の銀部 分によってしっかり伝送され、内部の「PC-Triple C」との相乗効果によって広帯域伝送を 可能にしたのです。

数値としては、純度は銀:99.999%、銅:99.996%、導電率: 105.0 IACD%(電気抵抗の国際基準)、比重:9.5というもので、ハイレゾソースの高周波ア ナログ信号の伝送に高い効果を発揮するとのことです。

▼PC-Triple C/EX

上:側面断面図(中 央がPC-Triple C、上下端が5N銀)
下:断面(中央がPC-Triple C、外周が5N銀)

圧倒的な広帯域再生と静けさを実現した サエク『 SL-1 』
この新導体『 PC-Triple C/EX 』を使った、第一弾の製品がサエクから今 春発売されるRCAインターコネクトケーブル『 SL-1 』です。このケーブルにもトップエン ドの意味で「STRATOSPHERE」という称号が付けられています。

導体構造は、前述 のスピーカーケーブルの『 SP-10 』同様、外周部の導体にもそれぞれ絶縁を1本ずつに施 す「スーパーストラタム構造」へと進化しています。

これにより、『 PC-Triple C/EX 』導体の特性と相まって、圧倒的な広帯域再生と静けさを実現できたと言うことです 。

『 SL-1 』については、後日取り上げる予定です。

このように「PC- Triple C」が、STRATOSPHERE『SP-10』『SL-1』として、新たな段階へ深化(進化)したの です。新たなケーブルの登場により、ますますハイエンドオーディオが面白くなりそうで す。

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。(あさやん)

2017年4月25日 (火)

【今年もやってきた!】AVアンプ各社エントリーモデル新製品より「VSX-832」をご案内します!


みなさま、こんにちは!

今年も「あっ」という間に桜の季節が終わりつつありますね。。。
もう少し名所巡りをしたかったと思っているとうふです。

さて、春になると各社からこの年のエントリーモデルとなるAVアンプが発表されていますね。
今年の特徴としては"Dolby Visionにパススルー対応"やエントリーモデルにも"DTS:X・Dolby Atmos対応"でしょうか?
毎年新機能や、前年モデルの良いところをエントリー機にも採用する関係からか非常に面白い機種が多いのがこのエントリーモデル帯。
今年も色々気になるモデルが出てくるのでしょうかね。。。?

さて、各社発表されている中で現在、とうふが気になっているのがコチラ

パイオニア
5.1Ch AVアンプ
VSX-832(B)

パイオニアの5.1ChAVアンプ「VSX-832」です。

とうふ的にオススメのポイントは
◎5.1chアンプだけど、3.1.2によるDolby Atmosに対応する事。
※更に"サラウンドエンハンサーモード"を使用する事で仮想5.1.2環境にする事も可能!(要ファームウェア更新)
◎"Dolby Vision"にパススルー対応
※エントリーと言えど最新機能はシッカリと抑える所、素晴らしいです!

他にもハイレゾに対応したネットワークオーディオ機能や、WiFi、Bluetooth機能、昨今のAVアンプでは必須ともいえる機能は当然抑え、
更にワイドFMに対応したチューナーや、radiko等のインターネットラジオにも対応、と機能は非常に盛りだくさん。
これ一台で何でもこなす、お部屋のAV基幹機として十分活躍できる機能ですね!

今現在は価格と機能面でこのVSX-832が気になっていますが。。。
まだ、本年モデルの発表を控えている、さらにフラッグシップシリーズの発表がされていないメーカーもあります。
今年も発表される新製品。。。非常に楽しみですね!

それではいつもお買い得な「Joshin Web」でお待ちしております。

2017年4月20日 (木)

ペアー・オーディオ『 Robin Hood SE / Cornet1 』 ~マニアック御用達のアナログプレーヤー登場~

ハイエンドオーディオ担当の "あさやん" です。
今回は、ベテランの オーディオファイル(マニアック)にお勧めするアナログプレーヤー pear audio『 Robin Hood SE / Cornet1 』をご紹介します! 熟練度や慎重な作業が必要ですが、振動を徹底的に排除し、「完全な静けさ」を実現でき る、本当の意味でのアナログなプレーヤーです。



pear audio「Robin Hood SE / Cornet 1」

pear audio analogue(ペアー・オーディオ)社の歩み

pear audio analogue社は、イタリアの東隣に位置するスロベニアの首都リュブリャーナにあ ります。このブランドは、熱心なオーディオファイルであり、40年以上もオーディオ界に身を置いている人物 で、アナログオーディオの音質向上に邁進してきたというPeter Mezek(ピーター・メゼック)氏によって設立さ れました。

氏は1985年、革新的なリニアトラッキング方式のプレーヤーをJiri Janda(ジリ・ジャンダ )氏と共同で開発し、大きな注目を集めたのです。

その後、ノッティンガム・アナログ・スタジオを創 立した故・Tom Fletcher(トム・フレッチャー)氏と知り合い、アナログ・ターンテーブルの設計思想と技術的 なアプローチに関して多大な影響を受け、他のいかなるアナログプレーヤーでも再現できなかった素晴らしい 音楽性とリアリズムに感銘を受けたのでした。

2005年、トム・フレッチャー氏はノッティンガム社を 退いた後、従来からの自身の設計思想を発展させた「KIDシリーズ」を設計し、ペアー・オーディオで製造され るようになったのです。ここでピーター・メゼック氏とトム・フレッチャー氏は、さらなる探求を続け、アナ ログ・ターンテーブルの基本原理に立ち戻って、究極のアナログサウンドを実現したのだと言います。

トム・フレッチャー氏は、2010年に亡くなられましたが、その後をピーター・メゼック氏が引き継ぎ 、アナログ再生のさらなる高みを目指して、ペアー・オーディオ社で新しい製品を提案し続けているのです。

そして、新たに日本に登場したのが今回ご紹介します『 Robin Hood SE / Cornet1 』です。

「完全な静けさ」を実現する『 Robin Hood SE / Cornet1 』

そのコンセプトは、同社 の基本理念でもある「最先端技術とは真逆の、原点への回帰」と「物量投入でなく、最適素材の選定とそのシ ンプルな組み合わせで最高のパフォーマンスを得る事」を継承しており、『 Robin Hood SE 』は、それらに沿 って製品化されたペアー・オーディオ・ブランドのエントリーモデルという位置づけです。

具体的に は、レコードの音溝に刻まれた情報の全てを再現するために必要なものを、「静粛性(静けさ)」と考え、『 余 分な振動を与えないためには、必要最小限なトルクかつローノイズなモーター 』が必要と考えたのです。

すなわち、アナログプレーヤーでの最大の振動源である駆動モーターに『 必要最小限のトルク=振動 が極小 』なモーターを採用することで、振動を根本から無くして静粛性(静けさ)を追求しているのです。

これは、ターンテーブル(プラッター)が回転する時に、どうしても発生してしまう極僅かな振動が 、レコードの音溝に刻まれた情報をスポイルしてしまうため、とにかく振動を徹底的に排除しようとする考え 方からです。

この考え方は、前述のノッティンガムのプレーヤーと全く同様で、間違いなく直系です 。

その結果、起動時のトルクを持たせていないため、作動開始には手回しによる回転のサポートが必 要です。さらにモーターを別筐体として本体左手前にビルトインし、プレーヤ本体と接触させないことで、周 到にアイソレートして「完全な静けさ」を実現できたと言います。

本機のターンテーブル(プラッタ ー)は、29mm厚あり、質量は6kgにも及ぶ高剛性アルミニウム合金製の削り出しで、ドライブベルトにはシリコ ン製の丸型(平たくない丸い)ベルトが使われています。

ターンテーブルのベルト接触部にガイド溝 を備えることで、プーリー位置を設定し易い構造とし、長時間の使用でも安定した滑らかな回転が実現できま す。

また、33/45回転の速度切替えはプーリーの上下にかけ替えることで行う構造としています。 50/60Hzの電源周波数切替えはプーリー交換での対応となります。

本体の仕上げは、光沢のある非常に 美しい「ポルシェ・バーガンディ」色のラッカー仕上げが施されています。材質は不要な振動を極力抑えるた めに、天然のバルトバーチ材を使用し、12層に積層された18mm厚ボードを2段に重ねた構造としています。

その2枚のボードの間は制振性の高い特殊シリコン樹脂で共振を抑えることで、天然木による優れた音 響特性を実現しています。さらに本体は内部損失の高いPOM(ポリオキシメチレン)材の支柱3本により3点支持 されています。

トーンアーム「Cornet 1」も、故 トム・フレッチャー氏によって基本設計された 『Space Arm』を進化発展させたアームの集大成としています。

特殊加工のカーボンファイバー素材に より、アームの安定性・共振制御を高め、これまでのトーンアームにはなかった高い剛性を実現できたと言い ます。

アーム部のジョイントにはシリコン素材を充填していますが、一般的なシリコン素材は流動性 が高く馴染むまで若干時間が必要で、再生中に音が変化することもあるそうですが、「Cornet 1」に採用した シリコン素材は、流動性を抑え時間をかけずに音が馴染むバランスに優れた特殊なものとしているとのことで す。

カウンターウェイトには多くのユニピボット・トーンアームと同じく偏心カウンターウェイトを 使用し、適切なレコードトレース能力を確保し、位相の誤差を限りなくゼロに近づけているとのことです。ま た、指かけを無くしたのは、指かけによりトーンアームのバランスが崩れ、制御の効かない微細な共振がヘッ ドシェルに拡散するのを防ぐためだそうです。

サイズは、トーンアーム「Cornet 1」を搭載した状態 でも、幅425×奥行355×高さ255mmとコンパクトで、質量が11kgと非常にコンパクトで設置の場所も取らず扱い やすい大きさです。

試聴しました

弊社日本橋1ばん館で、実際にトーンアーム「Cornet 1」付きの 『Robin Hood SE / Cornet1』を操作し、そのサウンドも確認しました。




光沢のある非常に美しく流麗なデザインは、アナログの温か みを感じさせ、所有欲を大いに刺激されました。6kgにも及ぶターンテーブルの重量感は半端ではありません。

ターンテーブルの起動には、1回転させる程のかなり手伝いが必要です。規定の回転数になるまで回さ ないと止まってしまう低トルクさにはビックリしました。

別筐体になっている駆動モーター部に、穴 の空いた本体をかぶせるようにはめ込みます。本体とは接触しない構造です。

トーンアーム「Cornet 1」はシンプル過ぎる位シンプルです。指かけはもちろんカウンターウエイトやインサイドフォースなどの目盛 も一切ありません。これらが全て音のためには余計なものとの考えからでしょう。

このため、カート リッジの取り付けは、アームから直出しされているリード線に慎重に付ける必要がありますし、針圧調整には 別途針圧計が必要ですし、アンチスケーティング(インサイドフォース・キャンセラー)の調整も目盛がない ためテクニックが必要です。

このように『 Robin Hood SE / Cornet1 』は決して操作感抜群とはいか ないプレーヤーですが、ここまでの徹底度には正直脱帽です。そのためユーザーには余計な作業を強いります し、熟練度や慎重な作業も要求する、本当の意味のアナログなプレーヤーです。

最後に
店頭でカートリッジに「マイソニックラボ/ Signature Gold 」(プレーヤーの倍近い価格と、 ちょっと反則ぎみですが)を使用して試聴しました。

やはり、期待した通りの抜群の“静けさ”に感動 しました。物量投入型の高級プレーヤーに感じるある種の重苦しさは全くなく、軽快なサウンドでありながら も安定感を備えた、実に音楽性豊かなものでした。

またカートリッジの持つ能力をスポイルすること なく、全て引き出していると感じさせるトーンアームも魅力的でした。聴き疲れしない優しいサウンドには、 音楽にどっぷりと浸れ、どんどん引き込まれて行きそうなアナログならではの深さを感じました。

こ のように『 Robin Hood SE / Cornet1 』は、ハイエンドクラスの高剛性プレーヤーとは、真逆のアナログサウ ンドの世界を実現する高級プレーヤーとして、ベテランのオーディオファイル(マニアック)のお勧めするア ナログプレーヤーです。

お好みのトーンアームが使えるアームレスの『 Robin Hood SE 』も用意され ています。

2017年4月16日 (日)

【コンパクト&ハイパワー】何でも入りのHR-X101-SCをオーディオアクセサリで楽しもう!


みなさま、こんにちは!

スギ花粉はそれほどでもなかったので「ああ、今年は大丈夫だな」と思っていた矢先、四月になってヒノキ花粉で大変な目にあっているとうふです。
 
さて、新生活のこの時期。。。皆様慣れない新生活で疲れが出ているのではないでしょうか?
忙しい時でも音楽を聴くゆとりは忘れないで頂きたいものです。

と、言うわけで今回ご案内の製品はこちら!

ティアック
ハイレゾ対応マイクロコンポーネントシステム
HR-X101-SC

以前にもご案内しましたが、ティアックのコンパクト・オールインワン・システムです。

最大の特徴はなんといっても一体ボディに
・音楽CDはもちろん、MP3音源のCD-ROMも再生できるCDドライブ
・24bit/192kHz入力に対応したUSB-DAC搭載
・aptX、AAC方式に対応したBluetoothレシーバー
・ワイドFM(FM補完放送)に対応したFMチューナー
・比較的肉厚なフルアルミ筐体(アルミ筐体のおかげで縦置きにも対応)
と、これ一台で昨今のオーディオ事情をほぼ全部カバーする事ができる、まさに小さな巨人!なのです。

セットになっているスピーカーもサイズにしては鳴りっぷりが良く、ジャンルを問わず楽しめます!

本機はTEACが設計しているだけあり、単品発売されているスピーカー、アンプのノウハウが随所に活かされています。
・インシュレーター
・スピーカーケーブル
を交換するだけでも表現力が向上し、『まさかこの小さなステレオコンポから!?』と驚いていただけるでしょう!

ここでとうふがお薦めする、コストパフォーマンス+見た目も重視したアクセサリの組合せです!

インシュレーターに

オーディオテクニカ
ハイブリッドインシュレーター(8個入り)
AT-6089CK

コルクと真鍮を組み合わせた小型のインシュレータで低域の厚みが向上します。
見た目と効果を両立し、まさにオーディオアクセサリの入門機に相応しいインシュレーターです。

そしてスピーカーケーブルに

サエク
切売スピカーケーブル
SPC-350

オーディオ専用導体「PC-TripleC」を採用した、サエクのエントリークラススピーカーケーブルですが、耳に美味しい絶妙な響きは価格以上の感動を与えてくれます
価格はシリーズで最も安価となりますが、"あさやん"が以前記事にしていましたがそのバランスの良さからリファレンス・ケーブルになっている程です。

付属のシリコンフットやスピーカーケーブルから交換する、少しの投資で驚きの表現をお楽しみ頂ける、 全て入りの製品としては破格の表現力を持ち、またオーディオアクセサリで"遊べる"製品としてかなりオススメです!

それではいつもお買い得な「Joshin Web」でお待ちしております。

2017年4月14日 (金)

個性派のCD専用機が勢揃い! ~ご自慢のCDライブラリーを最大限生かすために、国産CD専用機を検討されみてはいかがでしょう~

ハイエンドオーディオ担当の "あさやん" です。
先日のこのコーナーで“ディスク再生の最終到達地点(マイルストーン)としてESOTERICのSACD/CDトランスポート『P-05X』とD/Aコンバーター『D-05X』”をご紹介したばかりで、「まだ舌の根も乾かないうちに」と、お叱りを受けそうですが、今回はCD専用機のご紹介です。


CD専用機の購入は今がチャンス!

それと言いますのも、今からSACDのソフトを買い集め、ライブラリーを増やすのは至難の技ですし、今お持ちのCDソフトのライブラリーを有効かつ末永く生かしつつ、今後もオーディオを存分に楽しまれるおつもりなら「CD専用機」がお勧です。

CD専用機には、まだまだ個性的な機種も揃っており、CDプレーヤーも日々進化していることから、買い換え、買い増しは今がチャンスであるとも言えます。

やっぱりディスクで音楽を聴きたいという方におすすめ!

“ハイレゾ”という言葉が一般化し、オーディオ初心者のみならず、ウォークマンやスマホでしか音楽を聞かない若者にまで浸透し、当たり前のように使われている昨今です。

しかし、我々オーディオファンの多くは、やはりディスクで音楽を聴きたいという欲求からは、今もって逃れられないのではないでしょうか。

そのディスクには、アナログLPもありますが、こちらを今から本格的に楽しむには、その敷居はかなり高いと言わざるを得ません。

一方、CDソフトは、1982年の発売以来、35年もの長きに亘ってコツコツとコレクションして来られ、今となってはご自身の貴重な音楽財産となっているオーディオ歴の長いファンの方も多いと思います。

そんな方々の中にも、PCオーディオやネットワークオーディオなどの“ファイルオーディオ”にチャレンジされた方も多いと思います。そして、それを極め倒して今も大いに楽しまれているオーディオファンもたくさんいらっしゃるとは思います。

しかし、一度はディスクから離れようとしたにもかかわらず、やはりファイル音源やパソコン、周辺機器などの見えざる敵や異次元の機械に翻弄され、“ファイルオーディオ”に距離をおきたいと思われている方も結構いらっしゃるのではないでしょうか。やはりそれは、ディスクプレーヤーの簡便さやモノとしての信頼が安心感を呼ぶのだと推察します。

その結果、CDプレーヤーの復活とばかりに、従来使ってきたCDプレーヤーを再度使おうとされた際、何らかのトラブルが発生したり、“ファイルオーディオ”に対して音でのメリットをあまり実感できなかったりしたことはないでしょうか。

そんなオーディオファンのために、今回は、個性派の国産CD専用機として、ラックスマン『D-380』、アキュフェーズ『DP-430』のCDプレーヤー、そしてCDトランスポートCEC『TL3-3.0』の3機種をご紹介したいと思います。

一粒で二度美味しい ラックスマン『D-380』

まずは、昨年(2016)秋に同時発売になったプリメインアンプ「LX-380」と同様、ラックスマンならではのロの字型の木箱ケースを採用したCD専用プレーヤー『D-380』です。半導体出力と真空管出力の切り替えが可能な所は前作「D-38u」と同様ですが、本機では前作の機能をさらに進化させています。

真空管出力では、「ECC82」によるバッファー回路に、新たに専用の大型出力トランスを搭載することで適度な倍音成分を付加し、より密度の高い濃厚な表現力を備え、非常に中域の充実した、伸びやかな音楽性豊かなアナログライクなサウンドを実現しています。もちろん半導体出力は生々しいデジタル本来のサウンドで、他の機種にはない違いが楽しめます。

まさに、“一粒で二度美味しい”を実現したCD専用機です。

完成度の高い アキュフェーズ『DP-430』

次に、今春(2017)発売のアキュフェーズ『DP-430』です。

SACDプレーヤーのラインナップをもつアキュフェーズが、あえて『CDをより高品位な音で聴きたい』というオーディオファンからの強いご要望に応えて、自社開発によるCDドライブを搭載したハイエンドCD専用プレーヤーです。

アキュフェーズが多くのデジタル機器の開発で蓄積したノウハウをつぎ込み、前作「DP-410」を大幅に改良した、完成度の非常に高いCD専用機に仕上がっています。

特に変更が大きいのはフィルターアンプで、新開発の「ANCC」(フィードフォワード回路)を搭載したことです。これにより、ノイズ低減のために初段の増幅度を高くすることで悪化する歪みを打ち消し、低ノイズ・低歪み率を同時に達成できたそうです。

DACチップは、従来機はTI社製「PCM1796」を4回路並列動作させていましたが、『DP-430』では、新たに旭化成エレクトロニクス社製「AK4490EQ」を採用し、4回路並列動作としています。

この新規採用のDACチップと「ANCC」との組み合わせにより、S/Nが従来機の114dBから117dB、歪み率が0.001%から0.0008%に、数字としては僅かですが、実質的にはかなり大きく向上させています。

USB入力では、前作はPCM:192kHzまででしたが、本機では、PCM:384kHzに加えて、DSD:11.2MHzまで再生可能と大幅にグレードアップされています。これにより本格的USB-DACとしてPCオーディオやファイルオーディオ再生にも十分対応できる内容になり将来的にも安心です。

サウンドは2月某日、Joshin日本橋1ばん館で確認しました。


まず感心したのはS/Nの良さで静かなのです。音楽が生き生きとしており、枠にはめられたようなデジタルの堅苦しさが全く感じられませんでした。また、44.1kHzのCDサウンドにどうしても感じられる、まとわりつくようなノイズ感も少なく、じつに素直でクリアなサウンドでした。

筆者の感想としては“そのサウンドが、殊CD再生に関して、SACD/CD一体型プレーヤーより‘上では?’”と感じる場面もあったことを付け加えておきます。

独自の世界を確立した CEC『TL3-3.0』

最後に、CDプレーヤーではなく、今春発売されたばかりのCD専用トランスポートCEC『TL3-3.0』のご紹介です。

本機をプレーヤーと同等に扱うことにはご異論もあろうかと思います。しかし、筆者としては、USB-DACをはじめ本格的なD/Aコンバーターをお持ちのオーディオファンの皆様に、これまでのデジタル機器では味わえない独自のデジタルサウンドを実現すべく、ディスク駆動にベルトドライブを採用したCECのトランスポートを、新たな選択肢に加えていただきたいとの思いから、今回あえて取り上げさせていただきました。

一般のCDプレーヤーやトランスポートは、ディスク用ターンテーブルの真下にモーターが配置され、ターンテーブルを直接駆動するダイレクトドライブ方式です。しかし、安定的な回転のためには、大きなモーターが必要であり、そのモーターから発生する振動や電磁ノイズによって生じる信号の歪みから逃れることには難しいものがあります。

これらを解決するために、CECは従来から独自のベルトドライブ方式を採用。重量級CDスタビライザーを使用することでターンテーブルの質量を上げ、慣性の力で極めて滑らかで安定したディスクの回転を得ているのです。また小さなモーターが使え、回転軸から離れた位置に配置してベルト駆動をすることで、振動を吸収でき、しかもノイズ源とも距離をおくことができるのです。

さらに、『TL3-3.0』にはCDの44.1kHzを88.2kHzまたは176.4kHzへアップサンプリングしての出力が可能で、高いサンプリング周波数特有の緻密さや滑らかさがを加えることができます。しかも過去によく言われた、ベルトドライブへのマイナスイメージでもあった“まったりしたサウンド”は本機では全く感じませんでした。

何処か高級アナログプレーヤーのサウンドに似ていながら、十分メリハリ感も維持しつつ、安定した有機的な血の通ったサウンドをCDで実現してくれるのです。

それは、希少価値を通り越して、CECが“独自のハイエンドオーディオの世界を確立”しているとも言えるのではないでしょうか。

最後に
今回ご紹介したCD専用機3機種は、いずれも個性的で、お気に入りのCDソフトに新たな息吹をもたらしてくれることは間違いありません。

ハイレゾ一辺倒できたこの数年ですが、ここらで一旦立ち止まってみて、今こそご自身が目指す新たなオーディオの道筋を改めて探ってみる段階に来ているのかも知れません。

ご自慢のCDライブラリーを最大限生かすためにも、国産CD専用機を検討されてみてはいかがでしょうか。

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。(あさやん)

2017年4月13日 (木)

【e-TP66】フルテックからの新製品!スリム電源タップの登場です!



ボーダー

いつもJoshin webをご利用いただき、誠にありがとうございます。

先日、家から出かけようとした時に、スーツのズボンを履こうとしたボーダーです、こんにちわ。


手に取るだけならまだしも、ハンガーから外して片足を突っこむまでまったく何も感じませんでしたからね。

重症です。


さて、本日はフルテックの新製品!電源タップ『e-TP66』のご紹介です。


フルテック
6口電源タップ
e-TP66

■【商品概要】■

『e-TP66』はフルテックの電源タップの新シリーズ「Slimline Power Series」の第一弾のモデルとなっています。

横幅約65cmの筐体にα導体採用の高品質オーディオグレードコンセントを6口装備しています。

それぞれのコンセントは24K金メッキされた3極コンセントを使用。ロスのないエネルギー伝達を可能にしているとのことです。


また、e-TP66は本体内部の底面に特殊な振動吸収材を使用し、電源の微小な振動までも排除するように設計されています。

細身の筐体でありながら、クリーンな電源を供給できるように工夫された電源タップとなっているのです。


■【試聴レビュー】■

今回も、フルテック様より実機をお借りして試聴してみました。(またしてもっ…またしても写真を撮り忘れたっ…。)


一聴して感じるのは、「e-TP60」の時と同じく『全体的な音圧と明瞭さの向上』です。

ボーカルの雑味が取れ、声に残像があるような印象がスッキリと消え、焦点がしっかり合うイメージが感じられます。

手嶌葵の「明日への手紙」では、清涼感に溢れたボーカルが楽しめ、楽曲自体により感情がこもるような印象を受けます。

高音域もクリアに爽やかに楽しめました。


低音域については、一段と打ち込みが強くなる印象を受けます。

平面的な打ち込みに立体感が加わり、重く、厚みのあるサウンドになりました。

「ドッ」から「ドンッ」へ、「ズン」から「ズゥン」になるような、響きもさることながら芯の強さが変わる印象を持ちました。


フルテックの「Slimline Power Series」として登場したe-TP66ですが、各種パーツに抜かりはありませんし、スリムな筐体をしている為、置き場所も選びや すいと思います。

価格的にもかなり手頃な部類と思いますので、ぜひ試していただきたいと思います。


この他、ハイエンドオーディオブログでは、さまざまな機種を取り上げ、日々、記事を綴っております。こちらもあわせて、ご一読ください。


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それでは、いつもお買い得なJoshin webでお待ちしております。

2017年4月 8日 (土)

KOJO「Force bar EP」 ~仮想アースを考える~

ハイエンドオーディオ担当の "あさやん" です。

以前、このコーナーで取り上げましたKOJO(光城精工)「Force bar」シリーズ最新鋭のバーチャル・リアリティ(仮想現実)アース機器「Force bar EP」を試聴した結果を踏まえ、“仮想アース”について少し掘り下げてみたいと思います。



光城精工「Force bar EP」

永遠のテーマ「ノイズ対策」

オーディオシステム構築においてノイズ対策は永遠のテーマであり、そのノイズ対策のひとつとしてあるのが接地(大地アース)です。

通常家庭にあるアース端子は、電子レンジや水を使う洗濯機やウォシュレットなどの家電製品の安全対策(漏電、感電)として考えられており、オーディオ機器をこれら家庭用アースに接続した場合は、逆にノイズを拾ってしまう場合が多く、逆効果になる場合が多いのです。特に集合住宅のアースはさらに恐ろしいことに、全戸が共通というとんでもないものもあるようです。

私達は、日頃何気なく「アースを取る」「アースを落とす」という言葉を使っていますが、「アース」の本来の意味は、「地球の電位は一定なので、機器の一部を大地と接触し、同電位にして機器の電位の異常増大やふらつきを防ぐ」ということです。

従来、アナログプレーヤーのアースをアンプのアース(GND)端子に接続する以外は、ほとんど何もして来なかったのが実情です。しかし、アンプのシャーシとアースの間には数10ボルトオーダーの交流電位があり、しかもこれには色々なノイズが乗って来ているのです。このシャーシに存在する電位が、数ミリボルトから大きくても数百ミリボルトの音声信号に想像以上の悪影響を及ぼし、音質を汚し、位相のズレを生じさせているのです。

従いまして、この交流電位を0ボルトに近づけることで、音質を飛躍的に向上させることが十分ご想像いただけると思いますし、その重要性もご理解いただけると思います。ただ、本格的なアース工事は、ご家庭の庭や路地裏などに1メートル程度の穴を掘り、直径10~15ミリ、長さ1メートルの銅棒を木炭などと一緒に埋めるという大変な作業が必要になります。マンションやアパートでは、それは到底不可能な工事です。

「Force bar EP」とは?

今回ご紹介します「Force bar EP」は、「遠くのアースより近くのアース」。オーディオ機材の直近にアースを持ち込み接地することで、立地条件の厳しい場所にあっても、大地アース(仮想現実アース)された環境でオーディオを楽しむことが可能になると言います。

大地(地面)はその多くが砂、石、粘土質、土でできており、これらはとても導体とは言えず抵抗体です。しかし、中学校で習う合成抵抗の考え方を適用すれば、抵抗値は並列接続されることでどんどん小さくなり、地球をその抵抗体の集まりと考えると、それらが全て並列になっているとも考えられることから、地球規模で見た場合には、その抵抗値は限りなく0オームに近いと言える訳です。

「Force bar EP」は、その内部抵抗を0オームに近づけるため、様々な導体を組み合わせて構成しています。近年、携帯電話の普及や電子機器の普及によって、それらが出すノイズは高周波成分のものが特に多くなっています。その高周波を取り込む導体には、インピーダンス(抵抗)値が低いものが望まれます。

また、高周波電流は導体を流れる場合、その導体の表面を流れる特性(表皮効果)があります。そのため導体の表面積を増やすことで高周波電流を流れやすくできる訳です。それはアンテナ線や同軸ケーブルなど高周波信号を扱うものに、撚り線や編組シールドを使用していることからもご理解いただけると思います。その高周波電流の表皮効果を利用して、アースプレートを銅+真鍮(黄銅)+スチールの6層の積層構造としています。

同社のこれまでの“Force barシリーズ”は、供給される電源のアース線と筐体がショートされていますが、「Force bar EP」はアースループ(回り込み)を避けるため、電源アースと筐体は構造的に分離されているため、“Force barシリーズ”を連結(内部配線はスルー配線されている)しても、仮想現実アースに単独で接続(接地)することができます。

試聴しました。

「Force bar EP」には、接続用のケーブルが2種類同梱されています。いずれも2mで、「RCAプラグ-丸端子ケーブル」と「丸端子-丸端子ケーブル」です。これらを使うことで、オーディオ機器(メーカーはCDプレーヤーやプリアンプを推奨)のシャーシやRCA(空き)端子、さらにはスピーカーのマイナス端子と接続(L/Rのスピーカーを一緒には接続できないため2台必要)します。

ただし、オーディオ機器と「Force bar EP」は、基本的には1対1での接続が基本ですが、更なる効果を狙う場合は、複数台の仮想アース端子同士を前述の「丸端子-丸端子ケーブル」での接続が推奨されています。

まず、「Force bar EP」をUSB-DACに「RCAプラグ-丸端子ケーブル」を空いているRCA端子に接続して自宅で試聴しました。

・再生音場の見通しが良くなり、情報量も明らかにアップしました。
・サウンドにまとわりついていた僅かなザワツキ感が完全に取れました。
・サウンドの芯がしっかりして安定感が出てきました。
・低音はさらに下に伸びる感じで、しかも締まったものになりました。
・ボーカルはグッと前に出てきて、肉質感のあるリアルなものとなりました。
・中高域の透明度が上がり、アコースティック系の楽器はマイルドになりました。
 ※外すと明らかにくぐもったサウンドに戻りました。

次に、「Force bar EP」を2台用意し、左右のスピーカー端子のマイナス側にそれぞれ1台ずつ接続して試聴しました。

・透明度がアップし、ステージの奥行き方向の見通しが良くなりました。
・ボーカルが中央にすくっと定位し、口が小さく感じました。
・サウンド全体がまろやかになり、刺激的な部分がなくなり聴きやすくなりました。
・クラシックが実にゆったり滑らかな、心地良いサウンドとなりました。
 ※刺激的な部分が取れるため、迫力を求める方には少し優し過ぎるかも知れません。

このようにS/Nの向上による効果は明らかで、従来聴き取れなかった微妙なニュアンスが再現されました。これはアースによってサウンド全体のノイズフロアが下がった結果であり、全体的にクリアなクッキリしたものとなったのです。

「Force bar EP」を2台使い、相互に接続しても試しましたが、さらに静けさや透明度が改善されました。また、付属のケーブル以外にも、余ったスピーカーケーブルを使っても試して見ましたが、変化がありました。一度お試しいただくのも良いかと思います。


USB-DACのRCA端子に接続

スピーカーの-端子に接続

Force bar EPを2台使ってのテスト

最後に
このように「Force bar EP」の効果は確実に体験できました。ただ筆者の自宅は、田舎の一戸建てであり、高周波による影響は都会の集合住宅からすれば非常に少ないと思われ、すこぶる贅沢なリスニング環境であることを付け加えておきます。

これまでにも“仮想アース”機器は存在していましたが、いずれも高価なことや大型なことから、導入を見送られていたオーディオファイルの皆様にこそ本機をお勧めします。

また、この「Force bar EP」を含めた“仮想アース”の導入は、その効果を確実なものとするためにも、電源ケーブルやタップなどの電源系の対策の後にしていただくようにお願いします。

2017年4月 6日 (木)

【e-TP60】電源タップへの入門に!

ボーダー

いつもJoshin webをご利用いただき、誠にありがとうございます。

最近、新しいCDが欲しくなってきたボーダーです、こんにちわ。


いつも聴いている音楽も、ちょっとヘビーローテーション気味になってくると、少し新しい風というか、気分転換したくなりますよね。

80年代か、90年代か、最近はやりのアイドルの曲でも、EDMでも…。


さて、本日はフルテックの電源タップ『e-TP60』のご紹介です。


フルテック
電源タップ
e-TP60

■【商品概要】■

『e-TP60』はフルテックの電源タップで、エントリークラスの位置付けとなっております。

内部配線にフルテックの「μ-14」を使用し、コンセントもフルテックの高品質なオーディオグレードのものを採用。このコンセントは24K金メッキ処理のα導体によって、ロスのない信号伝達を可能にしています。

また、本体の底部には特殊な電磁波吸収素材「GC-303」を使用し、非接触でノイズ対策を施しています。


コンセントについては、3極タイプを6口としているので、口数としては、ほぼ事足りるのではと思います。プリアンプ、パワーアンプ、CDプレーヤーにDAC、パソコン、アナログプレーヤー…。

コンパクトな筐体サイズですし、お値段も結構お手頃な部類ではないでしょうか。


それではさっそく、試してみましょう。


■【試聴レビュー】■

今回もメーカーより実機をお借りして聴いてみました。(写真を撮り忘れた…!!)

壁からe-TP60への電源ケーブルはごく一般的なものを使用しています。


さて、一聴して感じるのは『音がグイと持ち上がる』感触です。

e-TP60を使う前に比べると、全体的に沈み込んだ印象だったサウンドが、ガラリと一変。

先程まで、座り込んでいたサウンドが、ガッと持ち上がり、前に出てくるような立体感を感じます。


低音については、ひとつひとつの音がキリッと絞まり、さらに重さが加わるような印象でした。

ドラムやスネアのビート感が一層的確になり、ハキハキしたサウンドに感じます。


中高音域については、焦点がパチッと合い明瞭さが向上。さらに、それぞれの音に磨きをかけ、長年のホコリを落としたような「ピカピカした印象」を受けます。

ボーカルは滲みが無くなって前に出てくるようで、クリアな印象が強くなり、高音域は鋭敏な印象が強くなります。強いパキパキした印象ではなく、爽やかなサウンドを感じます。


電源タップへの入門に、ぜひおすすめしたいと感じましたね。


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