2017年10月31日 (火)

《FURUTECH Vol.1》FURUTECHは世界に誇るオーディオアクセサリー・ブランド ~世界的水準のパーツ開発が生む 高精度かつ高信頼性のアクセサリー群!!~

ハイエンドオーディオ担当の "あさやん" です。
今回は、世界に誇るオーディオアクセサリー・ブランド「FURUTECH(フルテック)」を取り上げます!
オーディオ用途に適した高精度な超低温冷却技術を独自開発するなど研究に取り組み、世界各国のオーディオファンから信頼と絶大なる支持を得ています。


FURUTECH「FI28M-G」

FURUTECHの誕生

Furutech_2 
FURUTECHは、元々インシナー工業株式会社グループの事業展開として、古河電工のPCOCC(一方向性単結晶高純度無酸素銅)ケーブルの海外販売を目的に1988年に創業されました。翌1989年海外拠点として台湾に進出。1990年から「FURUTECH」ブランドで初のAV専用アクセサリーとケーブルを開発・発売を開始しました。

1992年、PCOCC材質の板材を導入することで導電性に特化した製品開発に着手。世界初となるオーディオ専用のPCOCC金メッキ電源コネクター“FI-15シリーズ”やPCOCC 3芯電源ケーブル、Yプラグを世界のオーディオ市場向けに発売し、世界的に高い評価を得たのでした。

1994年からは一部の製品の台湾生産を開始し、多様なニーズに応えるとともに生産コストを抑えるコストメリットも獲得できたのです。そして1996年、ついに信号系と電源系の経路のすべてをPCOCC素材で統一した《 All PCOCC 》が完成したのです。

これによって同社の企業理念である、《永年にわたる各種ケーブル・コネクター開発製造の経験に裏打ちされた、Hi-End精神を持って超先端技術を導入し、「Pure Transmission(完璧)」な伝送を目指し、常に優れたクォリティーの製品づくりに努める》がここに実現したのです。

FURUTECHの歩み

そして、1997年親会社からの独立を果たし、その後の発展に繋がる『フルテック株式会社』を設立したのです。当時国内の電源ケーブルメーカーでの同社プラグの採用や、国内アクセサリーメーカーとの製品の共同開発、さらには海外市場展開も開始したのでした。

その結果、同社の端子やプラグは海外でも高い評価で、世界各国のオーディオファンから信頼と絶大なる支持を得ています。実際、欧米のハイエンドケーブルやハイエンド機器の端子などでも、FURUTECH製が使用される例が非常に多くなっています。

もちろん、日本のオーディオファンにも高音質で極めて精度の高い各種プラグ類やコンセント等のパーツ部門で絶大な人気を誇り、Audio Accessory誌(音元出版)のオーディオ銘機賞も多数受賞するなどし、もはや全世界のユーザーやケーブルブランドから注文を受けるブランドへと発展して来たのです。

2001年には、日本国内で本格的な完成品ケーブル(D端子ケーブル)の販売を開始し、2004年カーオーディオ用ケーブル・アクセサリーにも参入しています。さらに同年には8口電源タップ“E-TP80”を発売。2005年には振動抑制技術(Axial Locking System)を導入した“e-TP609シリーズ”を発売しています。2006年には完成品のα-OCC(OCCを後述のαプロセス処理行ったもの)導体を採用した電源ケーブル“Absoluteシリーズ”を発売しています。

創業20周年を迎えた2008年には、海外52カ国に輸出、フラッグシップとなる最高級電源プラグ&インレットの“FI-50及びFI-52シリーズ”を発売しています。一方でハイC/Pの電源コネクター“FI-28シリーズ”を発売し、こちらもロングセラーを続けています。

2009年にはレコードスタビライザーやシェルリード線、アナログケーブル“Silver Arrows AG-12シリーズ”等のアナログアクセサリーの拡充を図っています。

さらにフラッグシップの最高級ラインケーブルやスピーカーケーブルなどの“Fluxシリーズ”を発売して、ハイエンドケーブル市場に参入しています。こうしてFURUTECHはケーブル類でも次第にラインナップの充実を図り、リファインを重ねて完成度を高めて来ているのです。

2010年にはその後の国内オーディオアクセサリーにとって大きなインパクトを与えた、新機構の壁コンセント“GTXシリーズ”を発売し、2011年には現在でもベストセラーを続けているハイエンドグレードのRCAやバナナ等の各種プラグ類“CFシリーズ”、電源プラグ・インレットの“FI-11シリーズ”を発売しています。

高精度な超低温冷却技術を開発

これまで見てきたFURUTECH製品の中で、特に注目すべき技術が独自の超低温処理&特殊電磁界処理システムです。FURUTECHは最先端のテクノロジーにより、オーディオ用途に適した高精度な超低温冷却技術を開発したのです。

この技術は温度と時間を正確に制御管理することにより、到達温度のコントロールも可能にしています。さらに独自の電磁界処理を行うことで、信号情報の質を大幅に向上させ、S/Nが向上し、微小信号まで明確な再現力を実現させているのです。この加工処理技術がFURUTECHの《αプロセス》です。

この《αプロセス》は、ケーブルの導体を始めコネクターの導通部分などの金属パーツのほぼ全てに施されています。これによりアニール(焼きなまし=熱を加えることによって材料の残留応力を取り除く処理)と同様の効果があるとされ、金属物質のストレスを除去して滑らかな音調が得られると言われています。

世界から高評価を得るFURUTECH
さらにFURUTECHは、端子類の接触や保持機構に関しても、常に非常に高い精度と信頼性を獲得するための構造の研究に取り組んでいます。これにより同社のパーツ類が世界的な水準を達成し高評価を得た結果、海外のオーディオ製品に使われる例が多くなったのです。

ここでFURUTECHの「Pure Transmission(完璧)」の代表的技術を説明しておきます。

①ステンレス・ケーブルクランプ・システム


従来の樹脂材を使用したケーブルクランプ材と比較し、「非磁性特殊ステンレス材」を利用したケーブルクランプ構造は、ケーブル自体から発生する電磁振動を大幅に抑制し、従来品と比較してスタビライザー機能を一層高めています。

②ケーブル・ロッキング機構

通常の結線部は、電極プレート・ナイフ部のベース板に平板形状の「ロック板」をネジにより引き上げて線材を挟み込んで固定するという方法となっています。これを湾曲形状にし、さらに電極プレード・ナイフ一体のベース部に突起を設ける事で線材を曲面でホールドするという全く新しい機構を採用しています。これにより接触面積が約17%アップしました。

③アースジャンパー機能
従来の電源プラグでは外郭(筺体の金属部分)がフローティング状態のため、電源ラインに侵入した雑音電流が外部へ拡散していました。FURUTECHのアースジャンパー機能付の電源コネクターは、プラグの外郭がアースに接続されているので電源ラインに侵入した雑音電流がプラグ内で収束して、外部へ拡散しません。フローティング状態にある電源コネクターの構成部品を導電性の金属プレートと導電性スプリングでアース端子までの回路を構成し、アースに確実に落とし込むことにより、ノイズのプラグ外への放出を防ぎ、電極間の電位差を無くし、整えます。


④「さらなる進化」Pureを求めて「高性能制振素材の開発」
FURUTECHの最新ケーブルシリーズやアクセサリーは振動対策における素材を組み合わせた究極のハイブリッド構造を採用しています。プラグ部は剛性が高く非磁性のスレンレス削り出しを採用、内部絶縁には特殊POM材で絶縁、外装はクロスカーボンといった構成で振動を徹底的に吸収。樹脂成型部品やゴム素材、ケーブル被服のPVCなどにナノテクノロジーを駆使しています。

そして、次回取り上げる予定の『NCF(Nano Crystal2 Formula)』が同社をさらに大きく飛躍させたのです。(あさやん)


2017年10月28日 (土)

【オーディオアクセサリ入門の第一歩!】電源ケーブルの交換で音質のグレードアップをしよう!


みな様、こんにちは!

先日からとあるポータブルオーディオプレーヤーに誘惑されっぱなしのとうふです。
ポータブルオーディオユースから据置オーディオへの案内も容易で、かつ据置オーディオユーザーがお気に入りの音源を手軽に持ち運ぶハイパワーポータブルプレーヤーとして。色々遊べる仕様に今更、このプレーヤーの有用性を再認識中でございます。

さて、今は芸術の秋!それは音楽という芸術。。。すなわちオーディオの秋
来月には大阪ハイエンドオーディオショウも開催され、まさにオーディオを楽しむ絶好の季節といえるでしょう!
そこで今回は簡単に機器の表現力をアップでき、アクセサリー交換による音質変化でオーディオ趣味を楽しむ第一歩。
"電源ケーブルの交換"をご案内していきます!

電源ケーブルの交換でそんなに変わるの?』とお思いの方もいらっしゃるでしょう。
しかし残念ながら(一部の例外を除いて)海外のハイエンドメーカーですらも大半が「このケーブルを使えば最低限通電するよ」程度のものしか付属されていないのが実情です。
そんな電源ケーブルをケーブルの専業メーカー製販売する為に開発された良いケーブルに交換する事で機器そのものの性能を更に引き出すのです!!

さらに副次的なメリットとしては、良いオーディオアクセサリを導入しておけば、今後機器を買い換えた時にもそのアクセサリは基本的にそのまま使用でき、機器のパフォーマンスを最初からある程度引き出した状態で楽しむ事が出来るというメリットもあるのです!
※コネクタ類は規格が大きく変更されない限りずっと使えます。

なお今回はオーディオ第一歩でもあるため、コストパフォーマンス重視の製品をピックアップしてのご案内です!

その①

ラックス
電源ケーブル(1.8m)
JPA-10000


ハイエンドオーディオメーカーで著名な"ラックス"(Luxman)の電源ケーブルです。
アンプなどを購入すると付属している電源ケーブルの評価があまりに好評で、以前から単品販売を求める声が多かったのですが。。。
この度その声に応え、単品製品として販売されたという経緯があるコストパフォーマンスの高さでは定評の電源ケーブルなのです!

導体に高純度のOFC銅を採用、柔らかく取り回しのよい外皮を採用した、価格的にも使用感的にも非常に優秀な電源ケーブルです。
肝心の音質は"ラックスマン"らしい、温かみがありふくよかで広がりのある表現を楽しめます。

クラシックジャズやヴォーカル等で艶気と温かみのある表現がマッチするのではないでしょうか。

その②

オーディオクエスト
電源ケーブル(1.8m)
NRG-X3


オーディオケーブルメーカーでは著名な"オーディオクエスト"(クエスト)製品です。
こちらはオーディオクエストのセミ・ソリッド・ロング・グレイン・カッパーを導体に採用。
外皮も柔らかく、先にご案内のJPA-10000に近い、取り回しの良い電源ケーブルです。
その音質はオーディオクエスト製品全般にいえる、レンジが広く空間表現に長けた表現力を楽しめます。
音楽の場の空気が広がるような、"スケールの広さ"が魅力なので、ホール系の演奏で聴き比べるとその違いがわかりやすいのではないでしょうか。

なお、このケーブルはコンセント側が3ピンコネクタになっているので、コンセントが3ピンに対応していないと接続できませんのでご注意ください。

その③

ゾノトーン
電源ケーブル(1.8m)
6N2P-3.0 Meister-1.5M


10周年を迎え、新フラッグシップモデルのスピーカーケーブル「ShupremeX」を先日発表したゾノトーンの電源ケーブルです。
6N高純度銅と高純度OFC銅によるハイブリッド構造。
徹底された制振対策の施されたプラグを採用、さらに徹底したシールドを施した事で緻密で繊細、過度な色づけはしない自然で真面目な表現の電源ケーブルに仕上がっています。

今回試聴した中では最もプラグが重く、メーカーにその理由を伺うと
プラグ側は「特殊素材で成型」し、その上に「PVC被膜を被せる」という二重構成を採用しているとの事。
さらに1本1本を手作業で仕上げるというゾノトーンのこだわり。
手間のかかりようから『メーカーのコストに合わないのでは。。。?』と余計な心配をしてしまいます。

肝心の音質ですが、明瞭かつ繊細で派手さはありません。
音色が自然で明確。ストレートで自然な表現力で、ジャンルを問わず楽しめるでしょう。

~試聴を終えて~
オーディオアクセサリはピンからキリまで多種多様にあります。
それは当然電源ケーブルも同様です。
今回は所謂入門の導入部たる"ピン"の部分をご案内ですが。。。
まずは1本、お気に入りの機器の電源ケーブル交換からお試し頂く事で奥深いオーディオアクセサリの世界へ第一歩を踏み出して下さい!

それではいつもお買い得な「Joshin Web」でお待ちしております。

2017年10月27日 (金)

iFI Audio ガルバニック・アイソレーター『 iGalvanic3.0 』~PCオーディオに画期的音質改善アイテム登場!!

ハイエンドオーディオ担当の "あさやん" です。
今回は、PCオーディオの性能を究極にまで押し上げる、iFIオーディオのガルバニック・アイソレーター『 iGalvanic3.0 』を取り上げます!
PCオーディオでUSBにおける問題点「ガルバニック」という現象を解決しうる画期的なアイテムです。


iFIオーディオ『 iGalvanic3.0 』


 ■ PCオーディオの現在

PCオーディオ(PCとUSB-DACによるハイレゾ音源再生)がオーディオの新たなジャンルに加わって早10年近くになろうとしています。この間、据置あるいはポータルタイプのUSB-DACが多数発売され、さらにはそこから枝分かれしたネットワークオーディオも大きな地位を占めるに至っています。

しかし、最近は一時の爆発的なブームは沈静化し、その一部はアナログレコードに向かってしまったり、CDに回帰してしまいましたが、PCオーディオも最終的には、オーディオリスニングにおける1つのジャンルを確立した感があります。

一時は、パソコンメーカーを中心に雨後の竹の子のごとく発売されていたポータブルタイプのDACはそのほとんどが淘汰され一部を残すのみとなり、一方の据置タイプも音質的に一日の長のある国内のオーディオメーカー製と、画期的な海外製品のみが生き残り、これらが現時点では、残存者利益を享受しているのは明らかです。

そんな中、新たな発想によるPCオーディオの音質を改善する画期的アイテムが登場したのです。それがiFI Audio(アイファイ・オーディオ)の『 iGalvanic3.0 』です。

 ■ 「Galvanic(ガルバニック)」とは!?

「Galvanic」。ほとんどの方は初めてお聞きになる言葉だと思います。

かく言う私自身も新製品のレビュー資料を見るまでは、一度も聞いた覚えのない名前でした。その「ガルバニック現象」に着目して開発されたのが、今回ご紹介します『 iGalvanic3.0 』というわけです。

まずは、「ガルバニック」の説明から始めたいと思います。

PCオーディオには必須のUSB。そのUSBにおける問題点の最も効果的な解決策の一つが「ガルバニック・アイソレーション(絶縁)」であるのだそうです。しかし、実際にはその対策はほとんど実行されていないのが現状で、そこには技術的に乗り越えるべき、大きな壁が存在したのです。iFI Audioは、その調査に2年を費やした「技術的な挑戦」の結果、『 iGalvanic3.0 』が開発されたのだと言います。

「ガルバニック現象」とは、異種金属が接触した際、それぞれの金属のイオン化傾向(金属元素のイオンへの成り易さ)の違いによって電流が流れるのですが、この電流が「ガルバリック電流」と言われるものです。金属製のスプーンや銀紙を噛むとピリッとする(いわゆる歯が浮く)ことがありますが、これが「ガルバニック電流」の仕業だそうです。(通常「ガルバニック絶縁」は、この電流が流れないように異種金属間を電気的に絶縁するため、塗装や樹脂コーティングなどによって行われることが多いと言います。)

通常PCオーディオにおいては、PCとUSB-DACの接続にはアシンクロナス伝送を採用してジッターの影響を抑えていますが、信号ライン及びグラウンドラインからのノイズの混入は音質を損ねる大きな要因で、USBバスパワーを利用する際はさらに大きく影響を受けてしまいます。

従来からPCオーディオにおいては、PCからのノイズを遮断するため、USB-DAC側にデジタル・アイソレーターが採用される場合が多いのですが、そのほとんどが汎用チップによるアイソレートです。それは、トランスでの磁気エネルギー変換やフォトカプラによる光変換などで行われています。しかしそれらのチップではデータの転送速度が最大でも150Mbps程度で、今後広く普及するであろうUSB3.0規格の5Gbpsにも及ぶハイスピード伝送には対応できません。

USB3.0規格は、伝送ラインと受信ラインがそれぞれ独立しており、大量のデータを扱うにはUSB2.0よりも優れており、プロのオーディオ用途を含め、民生用のオーディオ関連機器でも将来的には間違いなく普及します。 『 iGalvanic3.0 』は、USB3.0(もちろんUSB2.0)に完全に準拠しており、すべてのスピード(1.5Mbps~5Gbps)とすべての伝送モードにも対応しているとしています。

このハイスピード伝送を解決すべく、iFI Audioはその母体でもある英国AMR(Abbingdon Music Research)がもつノウハウや技術を駆使して、従来技術では避ける事のできなかったレイテンシー(データ処理の遅延)のないUSB信号の絶縁技術を開発したのです。この技術を使って完成したのが、USB3.0に完全対応した、世界初のガルバニック・アイソレーター『 iGalvanic3.0 』なのです。

 ■  PCオーディオの性能を究極にまで押し上げた『 iGalvanic3.0 』

『 iGalvanic3.0 』に採用された「ガルバニック絶縁」は、信号ラインだけではなく、電力やアースラインを含めて完全な絶縁を行っており、USBでの高速伝送時のノイズの混入を防止し、アースループも遮断できたとしています。これにより従来技術では叶わなかった正確でノイズのない高速伝送が実現できたのです。さらにバスパワー電源も超低ノイズ電源に変換して供給されるとしています。

お持ちのPCオーディオシステムへの『 iGalvanic3.0 』の接続は非常に簡単で、パソコンとUSB-DACの中間に挿入するだけです。パソコンと本機の間は付属のケーブルで繋ぎ、本機とUSB-DACの間は従来のケーブルを使います。また、特にUSB3.0を使ってのUSB信号伝送では、信号経路が従来のUSB2.0より遙かにシンプルとなるため、より効果的にPCからのノイズのアイソレーションが可能になるとしています。

この『 iGalvanic3.0 』こそ、PCオーディオの性能を究極にまで押し上げたと言えます。その効果は、従来のデジタル・アイソレーション搭載機器で感じるS/Nの良さを遙かに凌駕する圧倒的な静かさを実現したとしています。

 ■  試聴しました

サウンドは、実機をお借りして短時間ですが、弊社リファレンスシステムで確認しました。

まず感じたのは、スピーカーから音が完全に離れたのです。結果、臨場感が素晴らしく、左右はもちろん奥行き方向の再現は抜群で、奥の奥まで見通せるように感じました。特にライブ音源(ビル・エヴァンストリオ「ワルツ・フォー・デビィ」)で、会場でのグラスが当たる音や咳払いなどのザワザワ感が従来より明らかにはっきり聴き取れました。バイオリンの艶、ボーカルの喉の湿り気のある質感、深く沈む低域、さらにピアノは立ち上がりの良さに加え、響きの消えゆく感じも忠実に再現されたのです。

トータルでは、解像度が非常に高く表現が緻密になり、特に締まりの良い低域、曖昧さのない中低域、充実した安定感のある中域、透明度の高い高域など、これがPCオーディオかと思わせる程でした。ソフトに入っているすべての情報が再現されているのではとも感じました。また、ハイレゾソフトのグレードが上がる程『 iGalvanic3.0 』の効果が現れるとも感じました。

 ■ 最後に

本機のパフォーマンスを更に引き上げるために、iFIが提案しているのは、同社のUSBパワーフィルター「iDefender3.0」とDC電源アダプター「iPower」を併用することです。

セルフパワーのUSB-DACをお使いの場合は、これらをPC側に配置しPCの電源を完全に切り離すことで、PCのソフトウェアのジッターを低減することができ、PCでの再生が向上します。また、「iDefender3.0」と「iPower」を『 iGalvanic3.0 』の出力側に配置することで、通常のUSBよりも強力な電流を供給することができ、ノイズをさらに低減することができます。特に高出力のUSB-DAC付きヘッドフォンアンプには有効だとしています。

「iDefender3.0」のみを『 iGalvanic3.0 』の上流側に配置してPCの電源を遮断します。これによって『 iGalvanic3.0 』とUSB-DACの上流側にクリーンな電力を供給します。最終的には『 iGalvanic3.0 』の上流と下流の両方を試してみて音の良い方を選んで欲しいとしています。

『 iGalvanic3.0 』は、PCオーディオとアース設定のために、ゼロから開発された専用のUSB3.0アイソレーションによって、いかなるPCオーディオにも高度な技術で対応しているのです。それは、部品カタログからチップやコンデンサを適当に選んで寄せ集めたものなどでは決してありません。本当に時間をかけて、あらゆるノウハウを駆使して開発したのです。

これこそがiFIオーディオにしかできない《 PCオーディオへの解答 》です。

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。(あさやん)


2017年10月23日 (月)

【パイオニアが本気を出した!】SACD/CD専用弩級プレーヤー『PD-70AE』好評ご予約受付中です!


みな様、こんにちは!

秋も深まり、そろそろ上着が必須の朝晩となってきましたね。
そろそろ鍋も楽しみで、「今年のトレンドは何鍋かな?」と楽しみなとうふです。

さて、今回ご案内の製品はこちら!

パイオニア
SACD/CDプレーヤー
PD-70AE


先日発表された、パイオニアのSACD/CDプレーヤー「PD-70AE」のご案内です。

メーカーホームページを見るとまず記載されている
"For CD lover ー
   CD愛好家に捧ぐ。"


メインソースがCD/SACDな人々にグッとくる言葉ですね。
パイオニアのSACD/CDプレーヤーといえば前モデル『PD-70』の完成度も高く非常に人気のあったモデルでした。
しかしその後、パイオニアからはSACDに対応した純粋なプレーヤーが出ず、
「ああ、このままブルーレイ(ユニバーサル)プレーヤーと統合されてしまうのか。。。」と思っていたところにこのニュース。
期待せずにはいられませんね!

実機はまだ聴けていませんが、メーカー商品案内ページを見ると並々ならぬこだわりが感じられる仕様が満載!

内部部品量や、デジタル/アナログ独立電源搭載等、最近のパイオニア製品で培われた高音質に対するこだわりが随所に込められています。
・BDP-LX88等でも採用されている「リジッドアンダーベース」機構
・剛性が高く、ドライブ動作の安定に繋がるアルミダイキャストのディスクトレイ
・重量級静音制振ドライブメカニズム搭載
等、CDの再生においての振動対策に今までの製品以上に気配りをされている。「CD再生に対する並々ならぬ情熱」を感じずにはいられません!

特に重量に関しては前モデルの『PD-70』の重量が7.8kgに対してこの『PD-70AE』はなんと19.6kg
重量が2倍以上になっているのも徹底した振動対策の結果といえるでしょう!

最近のプレーヤーに多い、PC-USB入力すらない徹底した純・CD再生プレーヤー。
PCオーディオ、ネットワークオーディオの隆盛、アナログレコードプレーヤーの再燃等、CD愛好組には肩身が狭い(?)今日この頃。
PD-70AEの登場は非常に嬉しいニュースであり、 『あのパイオニアからの入魂の1機』、中上位モデルのCDプレーヤーとして期待の1台です!

それではいつもお買い得な「Joshin Web」でお待ちしております。

2017年10月22日 (日)

《Zonotone Vol.2》 国産では希有な存在!それは作り手の顔が見える音楽性重視のケーブル!!

ハイエンドオーディオ担当の "あさやん" です。
今回も、前回に引き続き、「Zonotone Vol.2」として、"前園サウンド"の製品コンセプトについて迫りたいと思います。また、Zonotone製品の代表的なラインケーブルとスピーカーケーブルもご紹介します。

Zonotone「7NAC-Shupreme 1-RCA-1.0」


"音は人なり"

前回のVol.1では、2007年に創業されたZonotoneが、創業当時から今日に至るまで高い評価を維持している理由を、創業者:前園俊彦氏の存在と結論を導きだしました。

それはZonotoneのケーブルが、1種類の銅だけを使うのではなく、数種類を使用し、独自の黄金比を見つけるために、膨大な試作と時間をかけて徹底的に試聴を繰り返すことで前園氏自身が欲しいものを作っていると。

前園氏は、「僕は心の中で鳴っている音が最高だと思っているから、いい音なんてない。」と、「だから自分の好きな音を作っているだけだ。」と述べられています。これ程に、"作り手の顔"の見えるケーブルは国産には他に存在しません。

そして結果的に、Zonotoneのケーブルが、"オーディオファイルの心を揺さぶる音楽の深い感動"を与えることに成功し、我が国を代表するケーブルとして圧倒的な存在感を確立することになったのです。そしてZonotoneのケーブルは、すべてメイド・イン・ジャパンです。

Zonotoneケーブルについてのオーディオ業界での一般的な認識は、"正統派そのもののサウンドで、厚手のエネルギー感と緻密で彫りの深い表現が絶妙な、音楽性豊かなサウンド"と言うもので、国内オーディオ市場での評価はすでに定着しています。

そして何より、これ見よがしに高解像度を振りかざす巷に蔓延る、単なるハイファイ指向のケーブルとは一線を画し、抜けが良く、ストレスを全く感じさせない空間の拡がりを実現し、それは聴き手を優しく包んでくれるような包容力のある上質なサウンドなのです。まさに"音は人なり"、これこそ"前園サウンド"なのです。

"前園サウンド"に迫る!

ここで"前園サウンド"の製品コンセプトをもう少し深く見ていきましょう。

それは、信号ロスのない純粋伝送サウンド"ピュア&パワー"を求めた『DMHC』構造に尽きます。DMHCの『D』はディスクリート(独立)、『M』はマルチハイブリッドコンダクター(多芯導体)、『H』はヘリ/パラレル(螺旋・並行)、そして『C』はコンストラクション(構造)の頭文字です。

ホット、コールドの2本であることが多いステレオケーブルの導体ですが、DMHCは多芯導体で、最小単位でも4芯であり、5芯×2(合計10芯)や7芯×2(合計14芯)のケーブルもあります。構造は、独立多芯導体を中心コアの周囲に円筒形に配置し、プラス側とマイナス側とを絶縁ダミー材を挟んで隔絶させる方式を採用しています。

芯線材料も一様ではなく、7NCu、6NCu、5NCuというプレミアム銅をはじめ、最新素材である古河電工の高純度無酸素銅線「PCUHD」や日立金属の高機能銅「HiFC」といったそれぞれの高純度素材に秘められた"音の息吹"をZonotoneは発見したのです。そして、それら様々な異種素材、異種線径を複雑に絡み合わせたハイブリッド多芯導体が実現したのです。

Zonotone製品をご紹介!

それでは、多彩なZonotoneファミリーを、代表的なラインケーブルとスピーカーケーブルとを以下にご紹介して参ります。

【Shupreme Series(シュプリーム)】~スーパー・グレード
本来の「Supreme(スプリーム:至高)」に「h」を加えたShupreme(シュプリーム)となっているのは、「至高」のさらなるhigh(高み)を意味するのです。「ケーブルはZonotone」という定評に安住せず、"異次元の感動"をテーマに、培ってきた独自な発想力、柔軟な開発力、斬新な技術力を昇華させ、「至高」のさらなる高みに到達したスーパー・グレードな製品群です。※スピーカーケーブルは残念ながら生産完了。次期モデル開発中。

7NAC-Shupreme 1(【RCAケーブル】 1.0mペア)
導体:7NCu、特殊銅合金、PCOCC、純銀コートOFCなど5種類/2.5スケア(4芯)×2
立ち上がりの瞬発力と切れの良さは圧巻。エネルギーと音数が圧倒的で抜群のリアル感。

7NAC-Shupreme LE(【RCAケーブル】1.0mペア)
導体:7NCu、特殊銅合金、PCOCC、純銀コートOFCなど5種類/2.5スケア(4芯)×2
「Shupreme 1」に肉薄。空気感の再現、力強い低域と瑞々しい中高域。芸術性が際立つ。

【Neo Grandio Series(ネオ・グランディオ)】~ニュー・グレード
コストという制約を取り除き、贅を尽して、つくりたいケーブルをつくってみる。このチャレンジ精神で至上のケーブルづくりにトライしたのが「Grandio Series」です。新導体の採用、新構造の開発、新発想の技術。そこから生まれた、感動をより深く、より豊かに体感するための究極伝送という成果です。

7NAC-Neo Grandio 10Hi(【RCAケーブル】1.0mペア)
導体:7NCu、特殊銅合金、HiFC、純銀コートOFCなど5種類/1.98スケア(4芯)×2
中域の充実と鳴りっぷりの良さが魅力。音楽性豊かなアナログ・テイストを実現。

7NSP-Neo Grandio 07Hi(Y/B端子付き【スピーカーケーブル】 完成品2.0mペア)
導体:7NCu、特殊銅合金、HiFC、純銀コートOFCなど5種類/3.0スケア(7芯)×2
生き生きとした伸びやかさが魅力。厚手の低域と包まれるような高域。抜群の安定感。

【Royal Spirit Series(ロイヤル・スピリット)】~ニュー・クオリティ・グレード
新しい音へのチャレンジとして、音楽の魅力に溢れる音を追求したと言います。従来のZonotoneサウンドとは、ちょっと個性の異なるサウンドを追求したのです。スケールの大きさにこだわり「拡がり感」「奥行き感」が大きな感動に包みます。

Royal Spirit AC-1(【RCAケーブル】1.0mペア)
導体:7NCu、HiFC、PCUHD、OFC 4種ハイブリッド/2.5スケア(4芯)×2
音場の拡がり感と鳴りっぷりの良さが魅力。色づけや癖がなく音楽性が際立つケーブル。

Royal Spirit SP-1(Y/B端子付き【スピーカーケーブル】 完成品2.0mペア)
導体:7NCu、HiFC、PCUHD、OFC 4種ハイブリッド/5.0スケア(8芯)×2
どこにも無理のない自然な均一感。拡がり感と奥行き感を伴ったワイドな音場感が魅力。

【Granster Series(グランスター)】~ニュー・スタンダード・グレード
Zonotoneならではのテクノロジーである革新線材「PCUHD」と「HiFC」のハイブリッドにより「ケーブル新次元」に到達。エントリークラスを超えた、壮大にして立体感のあるサウンドを実現。新しい音で新しい感動を呼び起こします。

7NAC-Granster 5000α(【RCAケーブル】1.0mペア)
導体:7NCu、HiFC、PCUHD、OFC 4種ハイブリッド/2.12スケア(2芯)×2
ハイスピード・高解像度で純度の高さは抜群。高コントラストで抜けの良い低域が魅力。

6NAC-Granster 3000α(【RCAケーブル】1.0mペア)
導体:6NCu、HiFC、PCUHD、OFC 4種ハイブリッド/1.56スケア(4芯)×1
透明度の高い明快な中域。低域は締まりが良く力もある。バランスの良い滑らかな音質。

6NAC-Granster 2000α(【RCAケーブル】1.0mペア)
導体:6NCu、HiFC、PCUHD、OFC 4種ハイブリッド/0.78スケア(2芯)
ニュートラルで透明度が高く高解像度。低域は力と締まりがあり、バランスの良さが魅力。

6NSP-Granster 7700α(Y/B端子付き【スピーカーケーブル】 完成品2.0mペア)
導体:6NCu、HiFC、PCUHD、OFC 4種ハイブリッド/3.1スケア×4芯
高速レスポンスによる中低域の力感。迫力あるエネルギー感。抜群のスケール感を実現。

6NSP-Granster 5500α【切り売りスピーカーケーブル】
導体:6NCu、HiFC、PCUHD、OFC 4種ハイブリッド/2.0スケア×4芯
ダイナミックなエネルギー伝送と高解像度を両立。多目的でスターカッド接続も可能。

6NSP-Granster 2200α【切り売りスピーカーケーブル】
導体:6NCu、HiFC、PCUHD、OFC 4種ハイブリッド/2.0スケア×2芯
エントリーながら充実した表現力。ハイブリッドならではの高純度、高解像度を実現。

最後に
これらご紹介したZonotoneケーブルは、いずれも一般生活者の趣味としてオーディオを楽しんでもらうためにすべてが適価であり、巷に溢れる超高額な金満家の趣味のためのケーブルではないと前園氏は述べています。

そして充実した製品ラインナップは、Zonotoneがオーディオファイルの声に耳を傾け「誰のために何を成すべきか」を常に追求する姿勢から生み出されたのです。それは、オーディオファイルと感動を共有することです。Zonotoneのケーブルは、「オーディオファイルの皆さまとつくるケーブル」だとしています。

作り手の顔が見える音楽性重視のZonotoneケーブル。日本人にはやはり"メイド・イン・ジャパン"のケーブルが最も似合うのではないでしょうか。(あさやん)

2017年10月21日 (土)

《Zonotone Vol.1》 国産では希有な存在! それは作り手の顔が見える音楽性重視のケーブル!!

ハイエンドオーディオ担当の "あさやん" です。
今回は、国産オーディオケーブルブランドZonotoneと、その創業者 前園俊彦氏について取り上げます。前園氏は"いい音"に基準はなく、"自分はこういう音が好きなんだ"という考え方で、徹底して品質にこだわっています。
また、氏が考える、オーディオ装置でのケーブルを替えるべき順番についてもご紹介します。


Zonotone「6NLW-GRANSTER」


2007年に創業 Zonotoneに迫る!

オーディオケーブルには、国内外合わせて実に93ブランド(音元出版「ケーブル大全2017」より)もあります。その傾向はと言いますと、一般的に、海外製は「理論と個性」を重視し、国産は「素材と構造」を重視している様に思われます。そんな中での国産ブランドZonotoneの立ち位置は・・・。今回はその当たりを探って参ります。

Zonotoneは、今から10年前の2007年に創業されました。私の印象では「まだ10年?」です。それ程にオーディオ業界にZonotoneブランドは浸透していますし、その評価は創業当時から高く、現在も日に日に高まっているように感じられるからでしょう。

Zonotoneの歴史を短く感じる原因は、創業者の前園俊彦氏の存在が非常に大きいのだと思います。それではまずは、我々オーディオに長く関わる人間が、これまでどのように前園氏と関わってきたか、前園氏の経歴からまずはお話を始めたいと思います。

前園氏の徹底的な品質へのこだわり


前園氏は、元々演劇志望だったといいます。その後1957年当時オーディオ御三家の一角であった山水電気に、超難関を突破して入社されたそうです。そして広告宣伝を担当されたのです。

そして、年配の方なら誰しも印象に残っている、あの女優・浅丘ルリ子のセパレートステレオのテレビCM(他に、司葉子、長嶋茂雄、石原裕次郎も起用)を製作し、サンスイを全国的に有名なステレオメーカーに押し上げたのでした。

その後、商品企画部を新設し、その部長と広告宣伝部長を兼務し、さらに東京新宿のオーディオセンター(ショールーム)の所長まで兼務されたのです。そして氏が手掛けられたのは、いずれも今となっては伝説の「AU-111」「AU-777」と言った"ブラックフェイス"のアンプや日本の伝統工芸品の"組子細工"を採用したスピーカーだったのです。

そして1987年、その後ケーブルに関わることになる切っ掛けとなった、オルトフォン・ジャパン(デンマークortofon A/S の子会社)の社長に就任されました。

同社ではカートリッジの開発にも関わっておられたのですが、前園氏はカートリッジのコイルに使うワイヤーの純度が重要との考えから、すでにオルトフォンのカートリッジに使われていた6N銅に替わる素材として7N銅が欲しいと、ケーブルメーカーである同和鉱業に打診した所、カートリッジ用では取引き単位が小さすぎるという理由で一旦は断られたそうです。しかし、その後、奇跡が起こるのです。

後日、同和鉱業側から突然OKとの電話があったのです。その理由が・・さもありなんなのです。たまたま担当者の上司が熱心なオルトフォンのファンだったと言うのです。

先方としては会社の知名度を上げるためにも、ぜひ使って欲しいと言うことになったのだそうです。この事が、氏にとっても、ケーブル業界にとっても、さらにはオーディオ業界にとっても実に大きなターニングポイントになったのでした。

前園氏の考え方はこうです。とにかく銅にしろ銀にしろ純度がポイントだと・・。不純物は血管中のコレステロールに例えられると言います。7Nとは99.99999%ですから不純物の割合が1千万分の1、つまり東京都の全人口の内のおよそ1人だけ。それ程綺麗なのです。いい音のためには、いい素材がどうしても不可欠で、とにかく最初に"純度ありき"という考えが氏には一貫してあるのだと言います。

それには国産素材でなければならないとも氏は言います。そこには日本人のDNAにある、いい加減なことをするのを許さない、徹底的な品質へのこだわりがあるからなのです。

それではZonotoneの音作りに対する氏の考え方をご披露しておきます。

Zonotoneの音作り。"いい音"とは何か?

氏は、オーディオにおいての"いい音"とは何か?答えがなければ限界もない。自分の心の中で鳴っている音が最高だと思っていると。"いい音"の基準はないと言います。

その結果、"原音再生"という得体の知れないものにこだわるのではなく、もっと単純にあなたや私の好きな音という次元で話ができればオーディオはもっと面白くなるのに・・と。前園氏のこの考え方がZonotoneケーブルのサウンドの根底に生きているのです。

氏ははっきり述べています。Zonotoneとは"前園の音"で、氏自身が「こういう音が好きなんだ。」と言っているのだと。それが合うか合わないかは聴く人が考えればいいとも。Zonotoneケーブルは氏が納得した音ではあるが、すべての皆さんにとっていい音かどうかは分からないと。

また、いいケーブルと悪いケーブルの違いについては、いいケーブルとは入ってきた信号を100%そのまま伝送してくれるもので、情報量が減ってしまうのが悪いケーブルだとも述べています。信号の中の微小な間接音や高調波成分が重要で、これが最終的に奥行きや高さ、拡がりという3次元を超える形で再現されるのだと。しかし場合によっては音が中央に寄り集まった、音の粗いケーブルの方が「パワーがある」と評価されることもりますが、これは正しい情報が再現されている訳ではないとしています。

そして氏は、シンプルな材料を使ったケーブルは、その素材独特の癖が出てしまい感動が薄いと。やりすぎはダメだが旨み成分を加えるためにも素材のハイブリッドが好ましいともしています。

その結果、Zonotoneケーブルは、1種類の銅だけのケーブルはなく、数種類(安価な製品でも最低2種類)を使い、自分なりの黄金比を見つけるために、時間をかけて徹底的に試聴を繰り返すのだそうです。前園氏自身が欲しいものを作っているのです。

氏は、「僕は心の中で鳴っている音が最高だと思っているから、いい音なんてない。」と、「だから自分の好きな音を作っているだけだ。」とも述べられています。これ程に、"作り手の顔"の見えるケーブルは国産には他に存在しません。

前園氏から、ケーブルを替えるべき順番をアドバイス
ということで、今回の《Zonotone Vol.1(Vol.2に続く)》はここまでとさせていただき、前園氏が「ケーブルを初めて見直してみようとお考えの方」へ、替えるべき順番をアドバイスされていますので、ここで紹介しておきます。

まずは入口から替えるべきで、アナログならカートリッジのリード線①②とトーンアームケーブル③④。CDプレーヤーなどのデジタル機器なら電源ケーブル(⑤⑥⑦⑧)。次いで、上流のインターコネクトケーブル(次回Vol.2でご紹介)の順番だと。

それは信号が小さい上流から攻めるのが鉄則との氏の考え方からきています。ここでロスされたら、もう取り返しようがないからです。氏は脳波の様な小さい電流の部分をもっと大事にして欲しいとしています。(あさやん)

①シェルリード線「6NLW-Granster」
②シェルリード線「8NLW-8000Prestage」
③フォノケーブル(RCA⇔RCA/1.5m)「6NTW-6060Meister(RCA)」
④フォノケーブル(RCA⇔RCA/1.2m)「8NTW-8080Prestage(RCA)」
⑤2Pタイプ電源ケーブル(1.5m)「6N2P-3.0Meister」
⑥3Pタイプ電源ケーブル(1.8m)「6NPS-3.5 Meister」
⑦3Pタイプ電源ケーブル(1.8m)「6NPS-Neo Grandio 5.5Hi」
⑧3Pタイプ電源ケーブル(1.8m)「7NPS-Shupreme1」


2017年10月 6日 (金)

2017東京インターナショナル・オーディオショウに行って来ました!

東京国際フォーラムで開催されておりましたTOKYO-INTERNATIONAL-AUDIO・SHOW-2017に行って来ました!!P1000288話題の製品も数多く発表されておりましたのでご紹介いたします!!

まずは7F会場からご紹介します001

D&M(ディーアンドエムDENON)の会場に伺いました002 ちょうどDALIの試聴会を開催中でした人気の「EPICON6」をメインスピーカーにした4.2.4chで、新製品の高級AVアンプ!Auro-3Dに国内AVアンプとして初対応した「AVR-X6400H」で最新のサラウンド「Auro-3D」のデモを実施していました。

フラッグシッププリメインアンプ「PMA-SX1」から「PMA-SX11」定評の「PMA-2500NE」を接続したデモも実施されていました!!新世代DDFAを搭載を搭載したコンパクトなプリメインアンプ「PMA-60」も注目です!

次に6Fの会場をご紹介003

エソテリックの会場に伺いました004_2ESOTERICブランドのフラッグシップ「Grandioso・グランディオーソ」のCDとアンプのシステムで、アバンギャルドの超大型スピーカー「TRIO CLASSICO XD」「BASSHORN XD」を鳴らしていました(弩迫力!!)

全段フルバランスのフォノイコライザープ「E-02」を使ってアナログの再生も実施していました!

005TANNOYのレジェンドシリーズは凄い人気で人集りでなかなか近寄れない状態でした!!現物は思った以上にコンパクトと感じた方が多かったようで「これなら置けるかも・・」と言う意見が多かったそうです!英国王立デザイナー教会のジャック・ハウによるクラシカルなデザインも忠実に再現!!音質は往年のサウンドを継承しながら軽やかで優しいサウンドが心地よい音楽を奏でてくれます!!

YAMAHAの会場に伺いました007ハイエンドスピーカー「NS-5000」をアキュフェーズのフラッグシップアンプ郡でデモをしていました!!

YAMAHAの目玉は遂に復活か!!「GTシリーズ」のアナログプレーヤー!!039見た目は「GT-2000」の復刻版か?型番・価格・発売時期などは未定との事ですが、すでになかなかの完成度を感じさせる仕上がりで、期待してしまいますね!!以前はグレードアップ・オプションだったストレートアームが標準になるのか・・S字アームの魅力も捨てがたいとか・・・!!

今井商事の会場に伺いました009

いま大人気で品切れ中!!のマイテック「BROOKLYN DAC」と「MANHATTAN DAC」!!最大384kHz/32bit PCM、11.2MHz DSDの再生に対応!MQAとUSB Audio Class2.0にも対応している大注目のお勧めモデルです!!

太陽インターナショナルに伺いました014NAGRA、Jeff Rowland、Avalon Acousticsの超弩級のシステムでデモを実施していました!

今回の超目玉と言えるのが「ジェフローランド」のプリメインアンプ「Capri Plus」価格はまだ予価でしたが117万円(税別)のプライスが付いていました!!012プリアンプ「カプリ」の下にブラックの筐体が追加されたようなデザインですが、ABクラス60W(8Ω)の一体型プリメインアンプで、パワー段には「Model 725 S2」のエラー補正回路と低ノイズパワーステージを継承、4層セラミック基板、PFCパワーサプライ出力でノイズ低減を図っているほか、カレントソース回路も搭載している!更に注目はヘッドホンアンプ部で新設計の高品位回路を搭載、端子はXLR端子と6.3mm端子を装備。シャーシはお馴染みの航空機グレードのアルミグロックから削り出したモノコックシャーシを採用!!

5階の会場をご紹介016

アブサートロンに伺いました017Mangerユニットを搭載したフロアスピーカー「Manger p1」をボルダーの超弩級アンプ郡ででもしていました!!

エレクトリの会場に伺いました018MAGICOの最新スピーカーを「M6」なんと2300万円(税別)!!をMcIntoshの「MC1.2KW」などのアンプ郡でデモをしていました!!

020McIntoshの新製品「MA9000」「MA8900」「MA7200」はデジタル入力を「DA1 デジタルモジュール」に統合しており注目です!!

オルトフォンジャパンに伺いました022_2MAGICOやTADのスピーカーでアナログのデモをしていました。オルトフォンの新製品をAcoustic Solidのプレーヤーで再生していました。

トライオードの会場に伺いました023トライオードの真空管アンプ郡でスペンドールのスピーカーをデモしていました。カクテルオーディオの新製品ミュージックサーバー「X-50」「X-35」、ゴールドムンド、BMC、DiDiT High-Endも展示してました!!

D&M(マランツ)の会場に・・・!!026なんと、満員御礼で入場できず!!入り口では大勢の方が立ち往生していました

041それもそのはず!!ブースでは今年一番の注目スピーカー「B&W700シリーズ」の試聴会が実施されていました!!「800D3」の試聴もされていたので入れなかった方も多かったようです!!イベント終了後にこっそり入らせてもらいました!043

4階の会場をご紹介027_2

アクシスの会場伺いました

P1000270Wilson Audioの超弩級スピーカーシステム「YVETTE(イヴェット)」、Lumenwhiteの「Kyara」をMSB Technology、FM ACOUSTICS、Dan D'Agostino、EXOGAL、AYREといったハイエンド機器でデモを実施していました!!

ステラ/ゼファンの会場に伺いましたP1000235色鮮やかなVIVID Audio「GIYA G1 SPIRIT」スピーカー!!

P1000241100万円を切った値段が発表されている「Air Force V」も注目です!!また、ゼファンがSMEブランドの日本国内での取り扱いを開始するとの発表もリリースされました!!

ラックスマンの会場に伺いましたP1000232FOCALのスピーカーとLUXMANのアンプを入替ながら試聴会を実施していました!!

037

大注目はAB級プリメインアンプの新フラグシップ「L-509X」 !セパレートアンプのノウハウを凝縮したかの様な充実した内容で、高級感のある筐体や、プリメインアンプとは思えない洗練されたサウンドが魅力的!!

XLR端子装備の真空管プリアンプ「CL-38uC」、パワーアンプ「MQ-88uC」も注目です!!

この夏から輸入を開始した「FOCAL」のスピーカーも振るラインナップが展示されていました!042UTOPIA III EVOシリーズ、SOPRAシリーズ、ARIAシリーズ、CHORUSシリーズと、充実したラインナップであらゆるニーズに対応できるとの事!!ユニットからキャビネットまで全て自社生産できる数少ないメーカーで、全てのモデルがコストパフォーマンスに優れているので今後注目されるのは間違いないでしょう!!

アキュフェーズのブースに伺いました036

注目の純A級最高峰モデル「E-650」034「C-3850」のBalancedAAVA方式を踏襲し、「C-3850」に匹敵する低雑音性能を実現、ダンピングファクターは「E-600」の500から「E-650」は800に向上、プリアンプ部とパワーアンプ部をバランス接続とし、セパレートアンプの伝送品質を追求!!大人気モデルの「E-600」の後継とあってアキュフェーズも気合を入れて開発したとの事で、LUXMAN「L-509X」との対決が楽しみです!!

035久しぶりのMC型カートリッジ「AC-6」も注目です!!

今年は試聴会などのイベントも充実していたので、非常に多くの来場者がありました!!イベント会場では満席状態はおろか、中に入ることすら出来ないイベントもありました!!これから発売される注目商品も多く発表されていましたので楽しみですね!!P1000287

2017年10月 5日 (木)

その名もLEGACY(遺産)! タンノイの歴史的銘機復活!! LEGACYシリーズ「ARDEN」「CHEVIOT」「EATON」登場!

ハイエンドオーディオ担当の "あさやん" です。
今回は、タンノイの90年を超えるノウハウと、同社のエンジニアの想いを、理想的な形でハイブリッドさせたLEGACYシリーズをご紹介!
いずれも現存するスピーカーにはない独自の世界を味わっていただけると思います。

TANNOY「ARDEN」


タンノイの歩み

「ARDEN(アーデン)」「CHEVIOT(チェビオット)」「EATON(イートン)」・・・なんて懐かしい名前でしょう。そして思わず笑顔になってしまいます。そんな方は恐らく五十路(いそじ)を遙かに超えられたオールドファンだと推測されます。それが証拠に今の三十代のオーディオファンにこの名前を言っても???でした。

今から半世紀近い41年前の1976年に「ARDEN」のオリジナルモデル「Arden」は発売されました。当時、1本の値段は22万円、この大型のスピーカーシステムが飛ぶように売れ、爆発的なヒットを記録したのでした。

当時のタンノイは、ハーマンインターナショナルの傘下にあり、「Arden」発売の2年前の1974年には工場の火災という、同社にとって存続の危機の直後でもあったのです。その後1979年「Arden Mk-II」、1980年「Arden Mk-II(DC386)」と続きました。

因みに、「Arden」に搭載されていた15インチ(38cm)同軸ユニットが、当初のアルニコ(ALNICO)マグネット採用の「HPD385A」から、フェライトマグネットの「3828」に変更。さらには「DC386」となり、その上に物価高が重なり値上げもされたのでした。

マグネットの変更の理由は、当時アルニコマグネット(アルミ+ニッケル+コバルトの合金)に使われていたコバルトが、アフリカでの産出量が激減したのに加えて、軍事用としての需要が拡大して入手が困難になったためでした。

当時、スピーカー製造メーカーの多くが安価で入手の容易なフェライト磁石に仕様変更していく中で、最後までこの流れに抵抗したのがJBLでした。しかしそのJBLも、当時「Arden」とともに大人気を博していた「4343」のマグネットを、ついにフェライトに変更せざるを得なくなり、1980年「4343B」にモデルチェンジしたのです。

LEGACYシリーズに迫る!

さてLEGACYシリーズに話を戻します。発表されたのは今年5月の独ミュンヘンでのオーディオショウでした。開発者曰く、LEGACYシリーズはタンノイの新たなクラシックラインとして独自の立ち位置にあるスピーカーで、従来から同社には「PRESTIGE GOLD REFERENCEシリーズ」がありますが、LEGACYシリーズはクラシックラインのエントリーに位置する製品とのことです。

タンノイは90年を超える歴史を持つブランドで、その創業時から現在に至るまで、常に最先端の音楽再生に関わってきており、その過程で得た数々のノウハウと同社のエンジニアの想いを、理想的な形でハイブリッドさせたのが、このLEGACYシリーズだとしています。

そのために設計に当たったエンジニアは、オリジナルモデルの試聴を何度も何度も繰り返したと言います。改めてそのサウンドの特徴を踏まえた上で、細部に最新ノウハウをつぎ込むことでサウンドを追い込んでいったのです。

タンノイには最新技術を前面に打ち出した製品もありますが、決してそれだけでなく、同社の過去の遺産に対して、「優れた製品を創ってきた」との自負の証明でもある「ステートメント・プロダクト」としてLEGACYシリーズを開発したそうです。

それは単なる復刻ではなく、そこに、過去にはなかった最新技術を投入して、現在の再生技術がどこまで進化したのかを証明することでもあったのです。

LEGACYシリーズは、スコットランドのコートブリッジの工房にて、熟練の職人チームによって一台一台丁寧にハンドメイドで製作されています。正真正銘のMade in Scotlandです。

これらのことを踏まえ、LEGACYシリーズのオリジナルとの違いを見てまいります。

オリジナルとの違いは?

搭載されている最新のデュアルコンセントリック(同軸2ウェイ)ユニットのエッジには、オリジナルの「Arden」などでは、特殊な高分子系の材料を独自形状に成型した「タノプラス・サラウンド」を採用していましたが、「ARDEN」では経年変化の少ない新開発のラバー素材に替わっています。

また「CHEVIOT」「EATON」では、コットンクロスに樹脂を含浸させたハードエッジを採用しています。これらの最適な素材選択は、ユニットを自社設計できるタンノイならではのこだわりです。

またオリジナルでは、採用されていたパーツが全て自社製という訳ではなく、ネットワークにもプリント基板を採用していました。一方、今回の「ARDEN」などでは、ネットワークも手配線によるハードワイヤリング仕様にグレードアップされています。ここにも自社の工場で製造するという強いこだわりが見てとれます。

もちろん、デュアルコンセントリックユニットもオリジナルモデルとは違い、奥行き自体深くなっているため、必然的にキャビネットも内部のブレーシング(添え木構造)に最新の音響解析に基づいた技術が盛り込まれた新設計としており、かなり細部に至るまで強化されています。このこだわりこそがLEGACYシリーズが、単なる復刻にとどまらない新しいスピーカーといえるでのす。

フロントバッフルの高域レベルコントロールは、オリジナルはアッテネーター式でしたが、経年変化や酸化などによる接触不良やロスを防止するため、金メッキを施したネジとプレートにより確実にロックアップするレベルコントロールシステムを採用しています。ツイーターレベルを5段階、5kHz以上に周波数のスロープを5段階増減でき、お部屋に合わてサウンドを追い込めます。

リアの入力端子も、オリジナルでは今となってはお世辞にも高級感があるとはいえなかった(当時は当たり前でした)のですが、LEGACYシリーズでは独WBT社製のスピーカー端子を採用し、バイワイヤリング接続を可能としています。

さらに、タンノイ独自の考え方に基づくアース端子を加えることで、ユニットのシャーシとアンプとのアース接続が可能になることで、高周波ノイズの侵入を低減し、中高域の透明度を高められたとしています。これなど最新ノウハウそのものです。

ユニットサイズは、「ARDEN」が15インチ(38cm)、「CHEVIOT」が12インチ(30cm)、「EATON」が10インチ(25cm)と、共通の素材でツイーターが同一なことから、音色傾向は同じですが、やはり低域の量感にはサイズによる差は出て来るとのことです。お部屋の大きさや聴く人の好みにより選択が可能です。ただ、いずれも現存するスピーカーにはないLEGACYシリーズの独自の世界を味わっていただけると思います。

最後に
輸入元:エソテリックの担当者によりますと、LEGACYシリーズのサウンドには、最近のハイスピードと高解像度を追求したスピーカーサウンドとは一線を画す、独自の世界があるようです。そのサウンドには、オリジナルにあった、ゆったり感やスケール感を伴って聴かせる、大らかさやふくよかさだけではなく、そこには奥行き感を伴った自然な音場が広がるといいます。また、同軸ユニットならではの定位の良さも実現しており、最新技術と古き良き時代のタンノイサウンドとの奇跡的な融合が感じられたとのことです。

大編成のオーケストラの迫力あるフォルテシモも難なく鳴らす、スケールの大きなサウンドを実現する「ARDEN」。
高域の優秀性と絶妙の低域チューニングによる、全帯域でのバランスの良さが魅力のフロアタイプ「CHEVIOT」。
重厚な低音に支えられた伝統のタンノイサウンドを、限られたスペースで実現するブックシェルフタイプ「EATON」。

タンノイは言います。「長年に亘り、タンノイのスタジオモニターは世界中でヒット曲の録音やミキシングに使用されてきました。すなわち、タンノイのスピーカーで聴くことは、リビングルームに当時のアーティストを招くことであり、往年の曲がかつて放った輝きは、今も全く色褪せることはないでしょう。」と・・・

1976年当時の美しいデザインはそのままに、最新の音響テクノロジーが注がれたLEGACYシリーズ。間違いなく、貴方をオーディオの良き時代に誘(いざな)ってくれることでしょう。(あさやん)

2017年10月 4日 (水)

【振動を制する者は音質を制する!】お薦めの制振アクセサリのご案内です


みな様、こんにちは!

マイケル・ジャクソンのホラー/サスペンスティスト曲を集めたアルバムが出ると聞いて、発売までワクワクしているとうふです。

ハロウィンといえばホラー。
ホラーといえばガクガク震える程の恐怖!
震えるといえば振動!
振動といえばオーディオの天敵!
と、言うわけで強引な流れで今回はオーディオアクセサリのご案内です。

といっても、オーディオのセッティングには振動対策が非常に重要なのは周知の事実。
如何に上手に振動をコントロールするかで機器の音色は『うそ!?』という位変わります。
今回ご案内のオーディオアクセサリはそんな振動対策製品の中でも実際に試したオススメ製品たちをご案内です!

その①

ジークレフ
オーディオボード(1枚)
BW001 TYPE A4


大阪のメーカー"ジークレフ音響"製のフローティング・オーディオボードです。
独自の吊構造で"機器が理想の状態で浮いた状態"を実現し、機器固有の振動をコントロール。
起伏に富んだ、深く広がりのある表現力が加わります。

その効果は非常に大きく、特に音の広がり・開放感が大きく向上します。
ちなみに私は初めてこのボードを試した時、その音の変化に驚嘆し、即・導入してしまいました。

音に広がりをお求めの方にはマストアイテムとも言えるオーディオアクセサリの一つとして自信を持ってオススメします。
特にCDプレーヤーやレコードプレーヤーに効果的で、私のお薦め導入ポイントです。
また、PCオーディオ/ネットワークオーディオユーザーの方にはPCやNASにもお薦めです。

その②

アコースティックリバイブ
マグネットフローティングインシュレータ
RMF1


"アコリバ"ことアコースティックリバイブのマグネット・フローティング・インシュレータです。
こちらは以前に私がハイエンドブログでもご案内しました!
強力なネオジウム磁石を内部に搭載し、 その反発力を利用した空中浮遊型のインシュレータです。

ジークレフのフローティング・オーディオボードと異なりこちらはインシュレータ状。
単品で販売されている製品なので機器に使用する際は3個以上使用してください。
※1個当たりの耐荷重は7kgです。

機器が"浮いた"状態で保持されるので、機器が持つ振動を阻害されず、濁りの少ないすっきりとストレートな表現が楽しめます
なお、ネオジウムマグネットが非常に強力ですのでRMF-1同士が近いとくっついてしまう場合もありますので、距離にご注意ください。

今回試した中では最も反発力が強く、重量に偏りが有るパワーアンプやスピーカーでも水平が取りやすいように感じました。
実際に音色はシャープになりつつも濁りの無い、澄んだ音色を楽しめるので、アクセサリでの音への色づけを求めない方には是非一度お試し頂きたいオーディオアクセサリです。

1個当たりの価格が非常に高価ですが。。。その分効果は絶大ですので、『この機器にだけは!』というシステムの根幹への導入から始められてはいかがでしょうか?

その③

特許機器
インシュレータ(4個入)
WB-30


防振、制振、除振等、"振動"に関するプロフェッショナル、特許機器株式会社の"風鈴構造"を採用したインシュレータです。
こちらは以前あさやんが詳細をハイエンドブログでご案内です!
特殊なスプリングと風鈴構造によるフローティング構造のインシュレータです。

こちらはアコリバのRMF-1と同じくインシュレータ状。
2個もしくは4個1組でセット販売されているので機器重量に応じてお求め下さい。
※耐荷重は1個当たりWB-30が220g、WB-60が600gとなります。

今回試した中では最も反発力が弱いのですが、音が"ふにゃっ"とせず、奥行きと、音に独特の響きが加わり妙に生々しい表情を楽しめました。

ただ、耐荷重や反発力の弱さからはあまり重量のある機器に使用するのは難しいかも知れません。
※数量を増やす事で対応は可能ですが、設置面積が増える事等からおすすめは難しいです。

プレーヤーや、小型ブックシェルフスピーカーへの導入が音質面からも最も良いでしょう。
パソコン等の軽量で細かな振動をする機器には非常に効果的ですのでオススメです。

また、あさやんのブログ記事にもあるようにWB-30はスピーカーの上に設置する事で、まるで"ツィーター"かのように高域に艶と響きが加わるのです
試して実感。これは是非お試し頂きたい、面白い変化です!

インシュレータとしても使用できるが、それ以外でも使用できる!
1粒で二度美味しいオーディオアクセサリです!

~テストを終えて~
今回ご案内のアクセサリはいずれも"フローティング"という仕組みで高音質を目指していますが、その構造や表現力は全くの別物です。
違いや好み等もあるでしょうが比較してみると
・フワリと優しく広がるジークレフ音響
・スッキリと見通しの良い広がりのアコリバ
・響き、残響感が味わい深く広がる特許機器
といった印象でしょうか。

オーディオ機器にの振動対策は永遠の課題。
そんな振動を制御してどの傾向に調整するのか。
今回の傾向からご参考頂ければ幸いです。

それではいつもお買い得な「Joshin Web」でお待ちしております。

2017年9月30日 (土)

ESOTERIC フォノイコライザー『 E-02 』でアナログ再生が変わる! MCカートリッジのバランス伝送を実現!!

ハイエンドオーディオ担当の "あさやん" です。
今回は、MCカートリッジのバランス伝送を実現した ESOTERICのフォノイコライザー『 E-02 』をご紹介いたします! アナログ再生でLPレコードに入っている情報のすべてを引き出したい方におすすめです。日本橋1ばん館で試聴も行いましたので、そちらもご覧ください。


ESOTERIC「E-02」


MCカートリッジの出力はバランス信号!

アナログレコードファンの中でもご存知なのは、一部のマニアの方だけかも知れませんが、実はMCカートリッジの出力はバランス信号なのです。しかしこれまで、このことに注目したメーカーや製品はあまり存在していませんでした。(※最近ではフェーズメーションが対応機を発売しています。)

まず、そのあたりから説明して参りましょう。

MCカートリッジは、コイルが動くことによって発電しますが、この際コイルの両端にはプッシュプル(正相と逆相)の信号が発生します。このような微弱なバランス信号は、ノイズ回避の上からも、本来バランス信号のままで伝送するのが理想的なのです。

しかし、ほとんどのフォノイコライザーやトランス、アンプのフォノ入力はRCA端子によるアンバランス受けになっており、バランス伝送は不可能でした。また、バランス伝送に対応したフォノケーブルもこれまで、あまり一般的ではありませんでした。

元来フォノイコライザー回路は、MMカートリッジ用のゲイン(利得)で設計されており、低出力のMCカートリッジにはヘッドアンプや昇圧トランスでゲインを上げることで対応してきました。しかし、フォノイコライザーで直接、バランス入力でMCカートリッジの出力を受け取ることができれば、音質が飛躍的に改善できるのは自明の理です。

今回取り上げましたエソテリックの『 E-02 』はそれを実現した、MCカートリッジのための本格的フォノイコライザーなのです。『 E-02 』の説明に入る前に、前作のフォノイコライザー「E-03」の概要から確認しておきましょう。

前作のフォノイコライザー「E-03」とは

「E-03」は2009年の発売で8年を超えるロングセラーでした。エソテリック伝統のL/Rデュアル・モノ思想を徹底し、各チャンネルの電源はトランスを含めて完全に独立させていました。オーディオ回路は全てディスクリートで組み上げられ、増幅素子は十二分に吟味、厳選されたトランジスターが採用されていました。

信号経路の最短・最適化はもちろん、入力・負荷の切り換えにマイコンを使用せず、あえてメカニカルスイッチにするなど、微小信号を扱うフォノイコライザーならではの気配りをした製品でした。筐体もエソテリックならではのノイズ対策が万全の高剛性ボディコンストラクションを採用した存在感のあるものでした。

『 E-02 』に迫る!

それでは、そんな完成度の高かった前作を『 E-02 』がどう越えて世代交代を果たしたのかを見てまいりましょう。

その“肝”となるのが前述のMCカートリッジ出力の完全バランス伝送と増幅回路の実現です。回路構成は、MCヘッドアンプ、RIAAイコライザー、バッファーアンプで構成され、それらの全てがバランス回路になっています。

入力端子は、MC専用のXLRが1系統、RCAが2系統あり、RCA入力もバランス変換されます。カートリッジの負荷インピーダンスの切り換えは、MCが10Ω、50Ω、100Ω、200Ω、300Ω、500Ω、1kΩ、10kΩの8種類にも上っており、いかなるMCにも完璧に対応しています。MMは47kΩ(前作にあった負荷容量切換なし)です。明らかにMC重視の設計です。

RIAAイコライザーはNF-CR型のフルバランス設計で、±0.2dBという高精度の確保と全帯域にわたるNF量の低減を両立させています。(※NFB回路を利用した「NF型」とコンデンサーと抵抗器でカーブを作り出す「CR型」の良さを合わせ持つNF-CR折衷型のイコライザー)

出力段には、同社の最高峰のプリアンプ「Grandioso C1」の技術を投入した電流伝送強化型出力バッファー回路「ESOTERIC-HCLD」を搭載し、瞬間的な電流供給能力を最大限(スルーレートが2,000V/μsという驚異的なハイスピード)に高め、リアリティー豊かでダイナミックな再現が可能としています。

また、XLR出力にはESOTERIC 独自の電流伝送方式である「ES-LINK Analog」にも対応しています。(※独自伝送方式のため、対応する機器以外ではご使用になれません。)

機能的には、前作でも好評だった簡易消磁機能「DEMAG」を搭載しており、帯磁してしまった鉄芯入りのMCカートリッジ(DENONやOrtofonなど)や昇圧トランスを、スイッチONでレコードを約30秒再生するだけで消磁でき、本来の音質が簡単に回復できます。過去にはラックスマンが単体で販売して好評でした。

アナログ再生では必須のレコード盤の反りで発生する低周波をカットする「サブソニックフィルター(17Hz, -6dB/oct.)」やモノーラル盤の再生に便利な「MONOスイッチ」も装備しています。

前作に比べ筐体も更に強化され、扱う信号レベルの低いフォノイコライザー故、シャーシコンストラクションも特別に配慮し、振動のコントロールを徹底しています。

各基板を固定するスリット構造のボトムシャーシ、剛性の高い重量級肉厚アルミニウムシャーシ、独自のピンポイントフットなどにより外部からの振動の影響を徹底的に排除しています。このあたりはエソテリックの最も得意とするところです。

試聴しました!


さて、『 E-02 』のバランス伝送でのサウンドは・・・。9月某日、日本橋1ばん館で開催されたエソテリック主催「フルバランスフォノアンプ『 E-02 』徹底試聴会」前日の準備の際、カートリッジにはDENON「DL-103R」とvan den Hul(バンデンハル)「VDH-FROG」、バランス接続対応フォノケーブルにはバンデンハル「The D-501Hybyid」を使用し、試聴しました。

まず第一印象は、前作「E-03」が、フラット指向の優等生的なサウンドであったのに対し、『 E-02 』は押し出し感の強いエネルギッシュなたっぷり感のあるサウンドと感じました。これは同社のフラッグシップでもある“グランディオーソ”にも通じる豊かな音楽性に溢れたものとも言えます。

アナログとしては異例な程S/Nが良く、これは明らかにバランス伝送の効果だと感じました。とにかく音楽以外の部分にノイズ感がなく、広々とした自然な空間感、音像は立体的でミュージシャンが実在感を伴って定位するのです。

アナログ再生で時折感じるある種の歪み感も全くなく、サウンド自体の透明度が高く、鮮度感も抜群で、ライブ盤での生々しさは格別でした。

S/Nの良さは明らかにバランス伝送の結果ですし、しっかりした中低域と立ち上がりの良さは、電流伝送強化型出力バッファーが効いていると感じました。

こんなアナログ再生は久しぶりの経験です。よくよく思い出してみれば、5年以上も前になりますが、日本橋1ばん館のフェーズメーションの試聴会で聴いた管球式フォノイコライザー「EA-1000」以来だったのです。

最後に
この『 E-02 』よるアナログ再生は、LPレコードにノスタルジーを持ってお聴きになるためのフォノイコライザーではなく、LPレコードに入っている情報をすべて引き出したい、そんな方にこそお勧めします。

アナログ全盛期を含め、過去のどの時点でも聴けなかったアナログウンドが『 E-02 』で聴けるのです。まだまだアナログの可能性はあったのです。(あさやん)

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