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2019年7月 5日 (金)

2019上半期『 オーディオアクセサリー ベスト3 』発表!!

こんにちは、ハイエンドオーディオ担当の "あさやん" です。

今回は、Joshin webショップで人気を集めた『 2019上半期オーディオアクセサリー 最新ベスト3 』を発表させていただきます。


■ まずはじめに
これまで、【 オーディオアクセサリーとは、ピュアオーディオ機器の性能を最大限発揮させるために欠かせない「ネセサリー(必需品)」 】であると、私は言い続けてまいりました。

そして、国内外の多くメーカーから次々と新しいオーディオアクセサリーが紹介され、オーディオ機器に勝るとも劣らない、一大市場を形成するに至ったのです。

そのオーディオアクセサリーですが、オーディオ黎明期から1970年代頃までは、あまり感心を持たれることはありませんでした。スピーカーケーブルは赤白の50芯で十分であり、インシュレーターという考え方は特になく、ゴム脚やフローティングが一般的で、交流は元々正弦波であり、+も-もないと、誰もが疑いを持っていなかったのです。

私が記憶しているところでは、オーディオアクセサリーに最初にこだわりをみせたのは、今は亡きオーディオ評論家の江川三郎氏でした。

それは、今から40年以上も前の1970年代半ばのことで、江川氏が「ケーブルで音が違う」と初めて提唱されたのです。その後、インシュレーターの必要性や交流電源の極性などについての独自の視点から、それまでのオーディオ界の常識が次第に崩れていったのでした。

それから徐々にではありますが、オーディオアクセサリーの必要性がオーディオマニアに浸透していき、2000年前後にスピーカーケーブルやラインケーブルを中心に、6N,7N,8Nなどの「純度」という新たなキーワードで、一大ブームを巻き起こしたのでした。それが、第1次ブームであったと思います。

さらに、2010年前後になって、オーディオ評論家の福田雅光氏が火付け役となり、電源関連アクセサリーへの関心が急速に高まり、ACケーブルの自作や壁コンセントの交換、果ては「マイ電柱」に至るまで、異常な程の電源ブームが巻き起こりました。これが、第2次ブームだったと思います。

そして、昨年(2018年)あたりから、昨今のデジタル機器の急速な普及に伴う、高周波ノイズがオーディオ機器に及ぼす影響を回避するため、電磁波対策やアース対策が重要との考えが急速に広まったのです。

その結果、各種電磁波対策アクセサリーやアース関連アクセサリーが提案され、その効果の大きさが認識されてきたのです。さらに、新たな振動対策アイテムも加わって、第3次ブームともいえる新たな動きが顕在化してきたのです。

今回は、最新アクセサリーから選りすぐって、2019年上半期にJoshin webショップで人気を集めたオーディオアクセサリーを「最新ベスト3」として取り上げます。

■ FURUTECH コネクター・ケーブルホルダー『 NCF Booster Signal-L 』

▲ NCF Booster Signal-L


2017年発売のオリジナル「NCF Booster」では対応できなかった、オーディオ機器のリアパネルの低い位置に接続するACインレットプラグやラインケーブル、さらにオーディオラックの狭い場所に収納した機器にも使用できるよう、高さを抑えた設計の新しいタイプの「NCF Booster」です。

また、従来ユーザーから多くの声が寄せられた「もう少し安ければいいのに」「もっと使いたいのに価格が」という意見も反映され、1万円台半ばという非常にリーズナブルな価格設定となり、ケーブルインシュレーターとしても複数個使用することも十分可能な価格となったのです。結果、待ってましたとばかり、爆発的に需要が盛り上がったのです。

本機は見た目、台座部分が従来機より華奢に見えますが、どうしてどうしてズッシリした重量があり、十分に大型コネクタも受け止めることができます。また、クレイドルフラット(支え)を最も下げた状態では地面からの高さが22mmとなり、かなり低い位置にあるコネクタにも十分対応できます。

実際、我が家でもD/Aコンバーターのインレットプラグの下に置き、高さ調整することでピタッとはまり、付属のゴムリングを使わなくても非常に強固に支えることが出来ました。装着した途端、その効果には唖然とさせられました。透明度、空間感が大幅に向上し、ボーカルの実在感やヌケの良さが抜群になり、後戻り出来なくなってしまったのです。

正直、これまであらゆる対策を我がオーディオ機器に施してきて、一応満足していたのですが、今回のこの激変ぶりには、思わず「これまで何をしてきたのだろうか?」と空しささえ感じました。プラグを下からガッチリと支えることによる制振以上に、クレイドルの構造や使用されているNCFの効果が非常に大きいことを改めて実感させられました。

勿論、電源プラグやインレットプラグ用のオリジナルの「NCF Booster」や、RCAやXLRプラグ、HDMI端子、USB端子やケーブルインシュレーターとしても使用可能な「NCF Booster-Signal」も相変わらず好調を保っています。それぞれを適材適所に導入することで、さらなるグレードアップが図れると思います。これにより、「NCF Boosterファミリー」の完成です。

■ Wind Bell インシュレーター『 AVC-25 』

▲ AVC-25


2013年発売のWind Bell「WB-30」は、その発売当初から「Wind Bellは欲しいが値段が高くて手が出ない」などの意見が多かったのですが、高い性能を維持しつつ、大幅なコストダウンを図ったのが、今回ご紹介する「AVCシリーズ」と、さらに低価格を実現した「OSシリーズ」です。いずれも、発売当初から堰を切ったように絶好調が続いています。

両シリーズとも、低音域における振動遮断にフローティング式を採用することで、優れた振動遮断性能を維持したまま、大幅なコストダウンが図れたのです。スパイク式と比べて、実に振動を(400Hz近辺で)約-60dBも遮断することができ、オーディオ機器からの振動の跳ね返りによって生じる「混変調歪」の発生を回避できたのです。

さらに「AVCシリーズ」は、業界初となる低剛性の特殊非線形バネを使った3次元特殊支持構造を採用することで、高音域での減衰を抑制した最適なダンピング特性が得られたことで、音楽に含まれる高音域の有益な振動をより効果的に活かすことができたのです。また、回転系のオーディオ機器の有害振動の発生も防止することができたとしています。

我が家で使用しての効果は非常に大きく、CDプレーヤーでは中低域のヌケが格段に良くなり、サウンド全体が立体的になって、前後感が出て音場も広がりました。アナログプレーヤーでは、音場の見通しが良くなり、楽器の音像が浮き上がってきました。立ち上がりは明らかに良くなり、ダイナミックレンジまで拡大しました。

また、「OSシリーズ」はスピーカーに使用することで、低域のボンつきが改善し、ヌケが良くなりました。サウンドが弾んで、響きが綺麗に豊かになりました。音場も、左右にスピーカーの外にまで拡がり、奥行きも出てきました。

回転機器には「AVCシリーズ」、スピーカーを含めた非回転機器には「OSシリーズ」、そして可能ならば直接ねじで締結することをお勧めします。メーカーの特許機器(株)曰く、効果は絶大とのことです。

■ FIDELIX LPレコード用アウタースタビライザー『 PURE-FLAT 』

▲ FIDELIX PURE-FLAT


本来、かなりニッチでマニアックなアクセサリーですが、発売以来、予想に反して、異常な程の需要が続いているため、今回ご紹介させていただきます。

本製品は、LPレコードの外周に乗せることで、反りを修正するアウタースタビライザーです。

レコード再生に執念を燃やし続けているFIDELIXの中川氏が、ヘッドシェル「MITCHAKU」シリーズ、ピュアストレートタイプのトーンアーム「0 SideForce」に続いて発売したオーディオアクセサリーです。

レコードに被せれば、レコード自身がガイドとなって、ほぼセンターが出る構造で、過去にあった同種のスタビライザー(KENWOODの前身のTRIO製)より使い易くなっており、さらに「0 SideForce」で使われ、音響特性に優れたSU304ステンレス材を使用しています。非磁性のため、カートリッジに悪影響も及ぼさず、高音質を実現できたとしています。

どうしても反りが避けられないLPレコードですが、その反りを無くことでカートリッジの動作が安定して、本来の能力を発揮できるのと同時に、スピーカーの揺れをも抑えることができ、逆起電力や混変調歪も回避できることで、透明なサウンドが得られるのです。

さらに、ターンテーブルの外周に質量が加わることで慣性モーメントが増大し、フォノモーターの回転性能も向上させることができます。

我が家でトーレンスのプレーヤーに装着して、聴き慣れたレコードでの説得力のある低域は圧巻でした。この安定感とクリアネスは、デジタルでは足下にも及ばないと確信しました。

■ 最後に
今回ご紹介したオーディオアクセサリーは、いずれも導入して失敗しないアクセサリーばかりです。また、全てのアクセサリーは複数個使用することで、さらに効果が高まることを私は自宅で体験済みです。安心してご使用いただけます。

これらのオーディオアクセサリーによって、あなたのオーディオライフはさらに豊かなものになることでしょう。
(あさやん)

2019年6月11日 (火)

オーディオラックの新しい時代を告げる『 TAOCオーディオラック 』

こんにちは、ハイエンドオーディオ担当の "あさやん" です。

TAOCラック史上、最大のフルモデルチェンジ! 今回は、オーディオラックの新しい時代を告げる、ベーシックな『 CL series 』とハイエンドな『 XL series 』を取り上げます。

ハイエンドオーディオ情報で、オーディオラックを取り上げるのは初めてとなりますが、それほどに画期的であり、オーディオファイルが待ち望んでいたオーディオラックの登場です。


■ TAOC(タオック)について
TAOC(タオック)は、トヨタ系のアイシン高丘(株)のハイグレードオーディオのブランドです。

1983年からインシュレーターなどのオーディオアクセサリー、1999年にはスピーカーシステム「FC7000」を発売。続いて、2002年にはブックシェルフ型の「FC3000」が発売され、ヒットしました。

その型番の「FC」こそ、TAOCの全ての製品に共通する《 鋳鉄 》を意味しています。

※鋳鉄:2パーセント以上の炭素を含む鉄合金で、一般的にいう鋳物(いもの)のこと。 通常より多い、4%近くまで炭素量を増やしたものを「ハイカーボン鋳鉄」といい、炭素量が多いと黒鉛(グラファイト)の結晶が固化するため黒色をしており、その断面の色から「ねずみ鋳鉄」とも呼ばれます。



スピーカーの開発を通じて、TAOCが得た結論はズバリ「響きとの共生」です。

鋳鉄に含まれる黒鉛の振動減衰効果によって、音の濁りの原因となる不要な振動を抑える「制振」と、自然で美しい響きを積極的に活かすための「整振」、これがTAOC製品のコンセプトとなっています。

そして、この「整振」テクノロジーを使ったTAOCのオーディオラックは、これまでのオーディオラックに比べ、低音域での立ち上がり、立ち下りを改善し、音の分離と情報量を向上させ、解像度の良い美しいサウンドを実現したのです。

従来、TAOCのオーディオラックには5つのシリーズがありました。

最もベーシックな「MSR series」、支柱に特殊制振材を挿入した「BSR series」、曲線を強調したデザインで脚部に鋳鉄製の大型スパイクを標準装備した「MSMKII series」、その上にはアルミと鋳鉄によるハイブリッド構造で精悍なデザインの「ASRII series」、そして「制振&整振」技術を集大成させた最高峰の「CSR series」です。

その中の「MSR series」が『 CL series 』に、「MSMKII series」が『 XL series 』に大幅にモデルチェンジされました。

■ CL seriesの「CL」とは、Comfortable Life(快適な生活)のこと

画像はCLシリーズ「CL-3S-DB」


  1. 新制振機能「FCセパレートシステム」を採用

    同社のハイエンド「CSR series」での開発ノウハウを生かし、棚板を形状も素材も違う、上部(新開発のスーパーハイカーボン鋳鉄)と下部(グラデーション鋳鉄)のスペーサーでサンドウィッチをすることで、棚板同士の分離感を向上できたのだとしています。

    ハイカーボン鋳鉄は普通の鋳鉄より黒鉛の形状が大きい鋳鉄で、グラデーション鋳鉄は黒鉛の形状が外側が細かく内部ほど大きくなる鋳鉄のことで、実際叩くと違う音がしました。上下で挟むことで棚板にとって最も良い制振バランスを実現できたとしています。

  2. 高さ調整機能付き鋳鉄製の脚部を採用

    TAOCの中級モデル以上に搭載されている「鋳鉄ローレットナット(周囲に縦目や綾目の溝があるナット)」を採用したことで、制振性能を維持したまま、床面との間でガタツキがある場合の高さ微調整が可能です。

    さらに、後述の上位機『 XL series 』に標準装備されている鋳鉄スパイク&プレート「SP-510」(別売)に交換することでグレードアップも可能です。

  3. 棚板が前作「MSR series」の2色から3色展開に

    従来の側面が垂直な棚板から、下部に向けて斜めに少し絞った(シェイプした)側面を採用し、デザイン的にスマートでナチュラルなものに改良されています。

    また、旧「MSR series」の棚板の色であるダークグレーメタリック(DG)とダークブラウンメタリック(DB)に加え、新色のライトパープル(明るい藤色)が追加され、お部屋に合わせて選択の幅が広がりました。

    そして縦型S Type(横幅60mm)が1段~5段までの5種類、横2列の横型L Type(横幅1140mm)が1段と2段、さらに横3列のW Type(横幅1680mm)も1段と2段が、標準タイプとして各色、計27タイプ(9タイプ×3色)用意されています。

    さらに、基本セット(1段)に長さの違う支柱(100~350mmの6種類)と棚板をセットした追加ユニット、18種類 各3色 計54ユニットの中から選択することで、お持ちのオーディオ機器に合わせてカスタマイズできます。

    S Typeの棚板とW Typeの棚板など、異なるサイズの追加ユニットを組み合わせて、使用状況に合わせたラックが組めたり、後日機器のサイズが変わった際の支柱の交換や移動しやすいキャスターも用意されており、万全の体制が組まれていて将来的にも安心です。

ここには、心憎いまでのメーカーとしての良心を感じます。TAOCは「売っておしまい」ではないのです。

■ XL seriesの「XL」とは、Excellent Life(卓越した生活)のこと

画像はXLシリーズ「XL-2S-WD」


  1. 棚板内部に「制振シート」を挟んだ新構造を採用

    棚板の内部に制振シートを内包させることで、効果的な制振が実現したとしています。振動エネルギーを熱に変換することで、TAOCの最上位クラスのラックの制振性に迫ったということです。

    棚板の下面中央付近に、ほんの僅か膨らみが感じられます。実際、棚板を叩くと鈍い音がしました。

    棚板のデザインは木目を基調に、曲線を生かしたエレガントなフォルムで、高級感を醸し出しています。

  2. 新制振機能「FCセパレートシステム」を採用

    前述の『 CL series 』同様、上部のスーパーハイカーボン鋳鉄と下部のグラデーション鋳鉄のスペーサーで棚板をサンドウィッチをすることで、棚板間の分離感を向上させ、制振性も高めています。

  3. 新設計の鋳鉄製のスパイク&プレートを採用

    この新設計の脚によって、本格的オーディオリスニングに最も重要な中低域の解像度や分解能を高め、ハイレゾなどの最新ソースで、益々重要度が増している高域のS/Nも大きく改善できたのです。

    スパイクは安定性と制振性を追求した鋳鉄の削り出しとし、プレートはグランドピアノのインシュレーターを思わせるデザインで、横移動の際のスパイクのプレートからのズレ落ちを防止するために、深受けの形状をとっており、ラックの移動も可能です。

  4. スタンダードとして2色あり、それぞれ7機種用意

    棚板カラーはダークウッド(WD)とライトウッド(WL)の2色で、サイズは1段から5段までの縦型「Sタイプ」5機種と、1段と2段の横型「Lタイプ」(2列/W)タイプが2機種用意されており、お持ちのオーディオシステムに応じてお選びいただけます。

    さらに、カスタマイズとして、基本セット(XL-1S、XL-1L)に追加ユニット(支柱高:100mm~350mmの6種類、SタイプとLタイプ各2色、合計24機種用意)を足していくことで、ユーザーオリジナルのカスタムラックを作ることができます。

    スタンダードとカスタマイズラックでは、同じ段数の場合は同じ価格となります。

    また、Sサイズ・Wサイズの異なるサイズでの組み合わせも可能です。このあたりの価格設定や柔軟さからも、TAOCへの信頼性がさら高まります。

■ 最後に
TAOC『 CL series 』『 XL series 』は、新設計の高さ調整機能付きのハイカーボン鋳鉄製脚部、棚板と支柱の接合部に形状・素材の違う上下のスペーサーでサンドウィッチをすることで、棚板間の分離感を向上させ、飛躍的に音質、機能性をグレードアップさせたのです。

そして、オーディオルームに映える洗練されたデザインを纏い、サウンドとフォルムの両立という、オーディオラックの新しい時代を告げる、TAOCラック史上最大のフルモデルチェンジといえるでしょう。
(あさやん)
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2019年5月24日 (金)

Zonotoneから、ハイエンドインターコネクトケーブルの進化形が登場!!

こんにちは、ハイエンドオーディオ担当の "あさやん" です。
音楽という芸術の感動を余すことなく再現! 今回は、Zonotoneから登場した、ハイエンドインターコネクトケーブルの進化形『 Shupreme AC-LX 』『 Grandio AC-1 』を取り上げます。


■ Zonotone(ゾノトーン)と前園俊彦氏
2007年5月にZonotone(前園サウンドラボ)が誕生して、早いもので12年になろうとしています。

創業者である前園俊彦氏(現社長:前園 力氏の父上)は、かつて山水電気、オルトフォン・ジャパンに在籍されており、日本のオーディオ界では超有名人です。

特に1990年秋、ortofonブランドとして日本で初めて「7Nオーディオケーブル」を商品化し、日本のオーディオ界は初めて線材、特に純度の重要性に気付かされたのでした。

以来、数々の革新的なケーブルを世に送り出してきましたが、前園氏が考える理想のケーブルを開発するため、一念発起して立ち上げたのが「Zonotone」ブランドだったのです。

前園氏の考え方はこうです。

いい音のためにはいい素材がどうしても不可欠であり、とにかく最初に"純度ありき" という考えが一貫してあるのだといいます。

それには、国産素材でなければならないともいいます。そこには日本人のDNAにある、妥協を許さない、品質への徹底的なこだわりがあるからなのでしょう。

そして前園氏の目標は、『 オーディオファイルの心を揺さぶる音楽の深い感動を追求する 』ことであり、その根底にあるのは音楽が好きでオーディオが好きという熱い想いです。

さらに、オーディオはお金持ちだけの趣味ではなく、普通のオーディオファイルの趣味として楽しんでもらうために、ケーブルは適価であるべきだともいっています。

Zonotoneケーブルがオーディオファイルにこれ程の信頼を勝ち得たのは、出てくる音に一貫性があり、Zonotoneならどれを選んでも安心だ!という暗黙の了解のようなものが、オーディオファイルの間にあるからだと思います。

このようなブランドは、ケーブル以外でもそうそうあるものではありません。そして、その信頼の裏付けとなっているのが「メイド・イン・ジャパン」です。

しかし、初期のZonotoneケーブルは、前園氏自身の好みの反映からか、比較的低域に比重を置いた、ピラミッド型の低重心の傾向が強かったのですが、最近の同社製品では、そのような傾向は完全に払拭され、広いレンジにわたってフラットレスポンスであり、高域が神経質になったり、低域が鈍重になることは全くなくなりました。

低域の力強さに肉付きの良い中域、魅力的な高域が加わった、実に説得力のあるハイエンドケーブルと呼ぶに相応しいサウンドになっています。

そんな中、昨年(2018年)の11月に登場したのが「新・最高峰」のインターコネクトケーブル「 7NAC-Shupreme X 」。

超高純度7NクラスCuを中心に、5種の異種・異径線材のハイブリッドで、ピュアで繊細、抜群の静寂感を備えつつ、豊かで濃密、臨場感をも併せ持つ、高忠実度と音楽性・芸術性を両立した国産には珍しいケーブルです。

海外のハイエンドケーブルなら、その何倍もの価格が付けられてもおかしくない程のパフォーマンスを備えています。

しかし国内のオーディオファイルからは、「最高峰モデルの廉価版が欲しい」という多くの声が同社に寄せられたそうです。

■ Shupreme AC-LX

写真は「Shupreme AC-LX-1.0RCA」

そこでZonotoneは、「 7NAC-Shupreme X 」のケーブルに使用されている導体素材や内部構造はそのままに、ケーブル外周に施されていた特殊銅スプリングによるシールドと、S/N改善用として装着されていたコモンモードチョーク・トロイダルコア(ファインメット)を採用しないことで、大幅なコストダウンを図って『 Shupreme AC-LX 』を完成させたのです。

また、「 7NAC-Shupreme X 」では、長さ2.0mまでしか対応できませんでしたが、本ケーブルでは、制限がなくなり長尺ものの対応が可能になりました。(1m以上0.5m間隔で特注可能)

『 Shupreme AC-LX 』の導体素材は、前述のように「 7NAC-Shupreme X 」と全く同じで、超高純度7NクラスCu、高純度銅特殊合金、高純度無酸素銅PCUHD、純銀コートOFC、高純度酸素銅の5種類の、しかも径の異なる線材を絶妙な黄金比でハイブリッドさせたものです。※下記断面図参照


ただ、線材だけで優秀なケーブルが完成するわけではありません。そこは、Zonotoneの豊富な経験と、積み上げたノウハウがモノをいいます。

特に、構造はオリジナリティに富んでおり、多種の線材と線径を組み合わせ、それらを絶縁して一つの芯線とするだけではなく、プラス・マイナス各4芯からなる導体を、中空パイプを介して周囲に配置するという画期的な新エアー制振構造を採用しています。これらをZonotone独自のDMHC(※)構造で組み上げられており、これこそ職人技といえます。

※DMHC(ディスクリート・マルチハイブリッド・ヘリカル/パラレル・コンストラクション)とは、大電力と共に千変万化する微細な信号を正確に伝送させるため、円筒状にまとった極太多芯導体をホットとコールドに分離・独立させた構造のこと。インダクタンス、キャパシタンスの低減化、位相歪み、高周波もしくは混変調歪み、クロストークなどの低減、帯域バランス特性等の改善、共振、電磁誘導、振動抑止対策、エネルギー損失の防止、等々に極めて高い効果を発揮するものです。物理的、科学的分析からではなく「耳による音楽性」を何よりも重視した結果だとしています。

サウンドは、密度感が高く、伸び伸びとしたダイナミックな面は残しつつ、中高域はディテールが細やかで生き生きとしたものになっています。

現在的な高解像度と、同社の伝統でもある実在感を伴う音楽性を十分に感じさせ、ハイエンドの名に相応しいケーブルとなっています。最高峰「 7NAC-Shupreme X 」に限りなく近づいていると断言します。

■ Grandio AC-1

写真は「Grandio AC-1-1.0XLR」

続きまして、抜群のコストパフォーマンスと魅力的な音質を誇る『 Grandio AC-1 』です。

ケーブルの心臓部ともいえる導体構成は、超高純度7NクラスCuを中心に、新素材の高機能純銅線HiFC、高純度無酸素銅線PCUHD、錫メッキOFC、高純度無酸素銅など、厳選された5種素材を黄金比によってハイブリッド。勿論構造は導体を生かしきるDMHC構造を採用しています。


この『 Grandio AC-1 』は、力強い鳴りっぷりが、特にJAZZファンに人気のあった「Blue Spirit」シリーズ(生産終了)と、発売当初ゾノトーンらしくないともいわれた、拡がり感・奥行き感が特徴の「Royal Spirit」シリーズの2つの「Spiritシリーズ」の良さを併せ持つ、同社としては新しいパフォーマンスを狙ったケーブルです。

Zonotoneの音づくりの原点でもある「Grandio」という名前にはとらわれず、素材・構造を再吟味し、試行錯誤の末に完成した音楽性豊かなケーブルだということです。

勿論、細部に至るまで仕上げも入念です。そこには、ハイレベルなサウンドのための同社のテクノロジーやノウハウが注入されています。まさに「Grandio」を超えた「Grandio」の誕生です。

『 Grandio AC-1 』は、「力強さ」「躍動感」「優れた解像力」「繊細なディテール表現」に加え、前方にせり出してくる「迫力あるサウンド」とスケールの大きな「拡がり感」、「奥行き感」が加味され、あたかも演奏会場で聴いているような臨場感・生々しさを体感できるでしょう。音楽の感動を求めるオーディオファイルのこだわりに応える会心作です。

端子は『 Shupreme AC-LX 』『 Grandio AC-1 』とも、RCAが精密一体加工によるコレットチャック方式で、キャップにはニッケルメッキ、ピンにはロジウムメッキを施しています。

XLRにはノイトリック社のプロ用端子を採用し、接触部分は金メッキ仕様で、端子最大径は20.5mmとなっています。

■ 最後に
Zonotoneのケーブルは、線材それぞれの特質を引き出しながら、それらを融合することで高次元な再現性を実現しているのです。そして、ケーブル作りで何より大切にしているのは、物理特性を超えた音楽性です。

今回ご紹介した『 Shupreme AC-LX 』『 Grandio AC-1 』は、単なる高忠実度再生を目指すのではなく、音楽の奥深さを引き出し、音楽という芸術の感動を余すことなく再現します。
(あさやん)

2019年5月 3日 (金)

特許機器《Wind Bell》から廉価版のインシュレーターが登場!

こんにちは、ハイエンドオーディオ担当の "あさやん" です。今回は、特許機器(株)より、Wind Bell(ウインドベル)の廉価版インシュレーター『 AVC 』『 OS 』両シリーズが登場しましたので、取り上げます。


■ Wind Bellとは
Wind Bellの発売元は特許機器(株)で、その名の通り、非常にお堅い会社です。その為、製品開発は全て理論に基づいて行われ、これからレポートします新製品のご紹介も少し分かりづらいかも知れませんが、我慢してお読み下さい。

とは言え、どこかのアクセサリーメーカーとは違い、感覚や思いつきだけの製品開発ではないことはだけは確かで、十分信頼に値する製品だと思います。

本来、防振・制振・除振などの産業用分野で、世界に拠点を置いて活動している特許機器(株)が、民生用音響分野に参入したのが2013年11月で、その第一弾が「Wind Bell WB-30」になります。

翌2014年には、より大型の「WB-60」(現在生産完了)が発売され、「WBシリーズ」は、いずれも大ヒット商品となりました。

ただ発売当初から、「Wind Bellは欲しいが値段が高くて手が出ない」や「小遣いで買える程度のWind Bellが欲しい」との要望が特許機器(株)に相次いだそうです。

それらの要望に応えるべく、「WB」シリーズの高い性能を維持しつつ、大幅なコストダウンが図れないか、大いに悩み苦しみ抜いた末、新しいインシュレーターが開発できたのです。

それが後に説明します「3次元特殊支持構造」という業界初(特許申請中)の技術を搭載した『 AVC 』シリーズです。「低音域の有害な振動はカットして、高音域の有益な振動を効果的に活かす」という、「WB」シリーズと同じコンセプトに基づいた製品化です。

さらに、振動遮断能力に特化して、徹底的に低コスト化を図った『 OS 』シリーズも同時に開発されました。では、その開発に至った経緯から見てまいりましょう。

■ 低音域における振動遮断 ~ フローティング式で低コストを実現
これは、『 AVC / OS 』両シリーズに採用されており、同社が持つ量産加工技術のノウハウが活用でき、音響特性面から構造上の工夫をすることで、優れた振動遮断性能を維持したままで、大幅なコストダウンが図れたのです。

⇒ その結果
  1. 振動遮断特性は従来品(「WB-30」など)と同等レベルを達成
  2. スパイク式と比べて、400Hz近辺での振動を約-60dB(1/1000)遮断することができ、オーディオ機器と接地面が相互に干渉し合うこと(跳ね返り)によって生じる「混変調歪(再生音の歪みや汚れ)」の発生を回避できたとしています。
オーディオ機器は自ら振動を発生する振動源であるとともに、外部から床などを通じて様々な振動を受けています。その固体伝搬は、オーディオ機器の音質を低下させる最大の原因でもあります。

スピーカーではボイスコイルの反力が振動源となって床面全体を励起(れいき)させ、それが再び跳ね返ってきてスピーカーを振動させます。行きと帰りの2種類の振動が相互干渉することで、スパイクでは取りきれない「混変調歪」が発生してしまうのです。これが振動障害(固体音障害)による音質の低下で、Wind Bellの装着により固体音障害の抜本的な対策となるのです。

⇒ その結果
  1. 歪感が低減して、透明な音になる。
    原音には元来含まれない歪成分(混変調歪)が、剛体支持に置き換えることで激減します。
  2. 低音域の膨らんだ感触が消える。
    不自然に盛り上がっていた低音域の音圧レベルが全体が低下し、音像にまとわりついていた付帯音が取れ、背景のS/Nが向上し、静寂感がアップします。
  3. スピーカー本来の音が再生される。
    有害な振動が無くなることで、スピーカー本来の音質・音調をストレートに再生できます。

■ 高音域における音響特性の向上 ~ 3次元特殊支持構造(業界初)
低剛性の特殊非線形バネを使った新構造で『 AVC 』シリーズに搭載された画期的な技術です。

◆3次元特殊支持構造とは


  1. 高音域での減衰を抑制した「最適ダンピング特性」により、音楽に含まれる高音域の有益な振動をより効果的に活かすことができます。
  2. 水平方向に振動加振源を持つ、回転系のオーディオ機器に対して、機器の質量に依存しないで、有害振動の発生を防止することができます。

◆最適なダンピング特性の必要性
インシュレーターの振動系を単純化すると「支持する機器の質量」「バネ(剛性)」「ダンパー(減衰)」で構成されていますが、従来この「ダンパー特性」はあまり考慮されてきませんでした。Wind Bellはインシュレーターにおける「最適ダンピング特性」はどうあるべきかを考えたといいます。

  1. ゴムではゴムの粘弾性による過剰な制振作用で、音に生気を与える高周波成分まで減衰させてしまい、音の輪郭の曖昧な混濁した音質になります。これは「減衰過多」です。
  2. 逆に、減衰のないエアーで浮上させた場合は、振動が振り子のようにいつまでも止まらない状態になってしまいます。これは「減衰不足」です。

◆3次元特殊支持構造では
  1. 固体音障害をもたらす「低音域の有害な振動」を完全に消滅させます。
  2. 音楽的表現力を与える「高音域の有益な振動」を効果的に活かします。
すなわち、低周波領域では十分な減衰特性を有しつつ、原音に含まれる心地よい高域成分を活かすことで、音楽的表現力を豊かにするのです。

さらに遠近・左右、そして高さ方向にも3次元音場が拡大し、立ち上がりスピードも格段に向上することで、定位感まで改善されます。
そして、良く経験することですが、高音域の改善は低域の量感やエネルギー感をも向上させてくれるのです。

◆3次元特殊支持構造のもう一つの特徴は
インシュレーターが受ける質量に関係なく、低い水平方向の共振周波数が得られるといいます。搭載質量が5kg~50kgの範囲で変化しても、水平方向には7Hz以下の低い共振周波数を一定に保持できるのです。

水平方向の振動源となるのは、スピーカーのボイスコイル、アナログプレーヤーやCDプレーヤーのモーターなどです。

また、リスニングルームの床面は通常20~100Hzの固有振動を持っており、この床面振動さえ励起(れいき)しなければ、混変調歪みは基本的に発生しません。この結果、3次元のバネ構造は、軽量のオーディオ機器において特に有効で、有害振動の発生防止と音質向上に貢献するのです。

■ 要約すれば
  1. 『 AVC / OS 』両シリーズは、大幅な低コストを実現
    優れた振動遮断性能を維持したままで、低コスト化を図った新フローティング構造で、遮断性能は「WBシリーズ」と同等のフローティング効果を発揮します。
  2. 『 AVC 』シリーズは、業界初の技術「3次元特殊支持構造」を採用
    高音域の最適ダンピング特性と、水平方向の低固有値特性を併せ持つ、新原理を採用。
  3. 搭載機器とねじでの締結が可能
    M6やM8のねじによって、インシュレーターやスパイクが取り付けられているオーディオ機器やスピーカースタンドなどに、直接ねじで両シリーズとも締結ができます。

Wind Bellの新製品は、風鈴(※)構造を採用しなかったため、大幅なコストダウンができたのです。発売が遅れたのは、新構造の開発と特許申請に時間が掛かったからとのことです。
(※風鈴効果:風鈴の持つ高音域の共振特性を利用して、音楽が持っているノイズに埋もれるほど微弱な高域成分をアシストしてくれるという効果。ちなみに、風鈴に全体の7割のコストが掛かっていたとか・・・。)

『 AVC / OS 』両シリーズに採用された「低域振動遮断」効果は、使われた部材こそ違いますが、オリジナルのWind Bell「WB」シリーズと同等とのことです。

また、業界初の「3次元特殊支持構造」を採用した『 AVC 』シリーズは、回転系のオーディオ機器に効果絶大で、これは「WB」シリーズにもなかった効果です。

■ 自宅で試聴しました

自宅のCDプレーヤーで使っているインシュレーターはタッピングねじ式で交換不可能なため、『 AVC-25 』を3個使用して、3点支持でセッティングを行いました。

すると、中低域のヌケが格段に良くなりました。サウンド全体が立体的になって、前後感が出てきて、音場も広がりました。

声はまろやかになり、全体的に静かになったため、暗騒音まで感じられようになりました。MQA-CDはさらに歪み感が減り、透明度が明らかに向上しました。



次は、最も期待の大きなアナログプレーヤーです。トーレンス製ですので、元々インシュレーターがないのですが、『 AVC-25 』を四隅にセッティングしました。

すると、音場の見通しが良くなり、楽器の音像が浮き上がってきました。従来感じられたピアノの付帯音が消え、立ち上がりは明らかに良くなり、ダイナミックレンジまで拡大しました。また、シンバルが非常に澄んで聞こえ、S/Nが大幅に改善されたと感じました。



今度は、スピーカースタンドのスパイクを『 OS-50 』の上面のネジ穴に差し込む形でセッティングしました。

音出しの瞬間、低域のボンつきが改善しヌケが良くなりました。サウンドが弾んで、響きが綺麗に豊かになりました。音場も左右にスピーカーの外にまで拡がり、奥行きも出てきました。声はサラサラと滑らかになり、気持ちの良い肉声のような感覚でした。

■ 最後に
『 AVC 』シリーズは、今話題のヤマハ アナログプレーヤー「GT-5000」(発売は今秋予定)にも採用されたのことで、その実力は折り紙付きです。一方の『 OS 』シリーズは、振動遮断に特化してローコスト化を図っており、非常にお買い得感があります。

回転機器には『 AVC 』シリーズ、スピーカーを含めた非回転機器には『 OS 』シリーズ、そして可能ならば直接ねじで締結することをお勧めします。特許機器(株)曰く、効果は絶大とのことです。
(あさやん)

2019年3月 7日 (木)

TELOSアクティブアース『 Grounding Noise Reducer 3.1(GNR3.1) 』を徹底的に試す!

ハイエンドオーディオ担当の "あさやん" です。
TELOS(テロス)の「アクティブアース発生器」をご存知でしょうか。初めてその名前を聞いたとおっしゃる方のために、製品開発の経緯からお話しいたしましょう。




■ TELOS(テロス)とは
正式名:Telos Audio Designは、2006年に台北にて設立されました。それ以前、ディストリビューターとして各国のオーディオ機器を取り扱っていたJeff Lin氏は「機器の性能は良くても、設置する環境によって十分に実力を発揮できないという《オーディオの宿命》」を、何とかして打ち崩せないかと考え同社を立ち上げたといいます。

設置するシステムによって機器の音が変わる…その原因はシステムのアース状況によって引き起こされるものだ…と、Jeff Lin氏は突き止めたのです。

一般的なアースの考え方は、感電の危険防止などの安全性が主目的で、そのためアース設備は、「中性線(ニュートラル線)とアース線を一緒に接続しているか」、コンセントなどにアースがないため「アース線は何処にも接続されていないか」です。これではオーディオ以外の家庭の電気機器からのノイズが「中性線」を汚染し、オーディオ機器に干渉してしまいます。

特に、近年多いインバーターエアコンやパソコンなどに使われているスイッチング電源は、盛大なノイズを家庭内にバラまいており、これではオーディオ機器にとってはたまったものではありません。このノイズを取るのが大地アースなのですが、オーディオシステム単独のアースは、集合住宅は勿論のこと、一戸建ての住宅にお住まいの方でも、オーディオ用途の要求を満たすアース設備を手に入れるのは、殆ど不可能に近い状況です。

また、何故アースが必要かと言いますと、一般的にオーディオ機器の増幅回路は、基準電圧「0V(ゼロボルト)」を前提に設計されているのですが、機器に電源を接続するだけで、すでに機器自体がそれぞれ違う「数V」程度のシャーシ電位を持ってしまいます。そしてこれらの機器をラインケーブル等で接続してしまうと、平均化されたある電位となり、機器が要求する基準電位とは違う電位で動作してしまうことになるのです。

この状況を解決する手段として数社から発売されているのが、ご存知の「パッシブタイプの仮想アース」です。これらは銅板や鉱物粉を使用しており、オーディオ機器のアース電位の変化(電圧変動)を軽減し音質の変化は確認されるものの、決して「0V」にはなりませんでした。

さらに、仮想アースにノイズを流れ込ませるためには、十分に基準電位が低く、インピーダンスが極めて低くなければなりません。しかし現状、パッシブタイプの筐体サイズ程度では、電圧変動を安定化するのは到底不可能なのだそうです。

そこで今回ご紹介します「アクティブタイプの仮想アース」TELOS アクティブアース『 GNR3.1 』の登場と相成るのです。

■ 他の家電製品より発生するノイズから完全に隔絶
TELOSのアクティブアースは、お使いのオーディオシステムがアースの基準値「0V」となる高精度な電圧を、CPUを使って計算して生成しているのです。これにより、接続したオーディオ機器の電圧変動に極短時間で対応でき、それぞれの機器に一貫した基準信号を与えます。この基準信号の伝送は、極めて低いインピーダンスで行われ、これによりオーディオシステム単独の大地アースと同じ効果が得られるのだとしています。この結果、他の家電製品より発生するノイズからも完全に隔絶できるのです。

『 GNR3.1 』は、2つの電源ノイズ低減器「QNR3.1」と、1つのアース発生器「GNR Mini 3.1」によって構成されています。このQNRユニットは元々、ケーブルエージング機器「QBT」のために製作されたもので、日本のACOUSTIC REVIVE(アコリバ)や、TIGLON(ティグロン※)製ケーブルの出荷前に行うバーン・イン(エージング)に使用されています。
※ティグロンでは超飽和電流型ケーブル活性装置「HES」と呼んでいます。

ケーブルのエージングのための正確な基準信号を生成するためには、電源ノイズの低減が必要不可欠だそうで、これはアースの基準電位の生成においても同様で、これにより『 GNR3.1 』が外来の電源ノイズに関わらず、正しいアースの基準となる信号を、接続された機器に供給できるのだとしています。

『 GNR3.1 』の背面にある6つのアース出力端子での電位は十分に低く、インピーダンスも極めて低いため、端子に流入してきた外来ノイズは、内部の「QNR」によって取り除かれるのです。また、各端子はそれぞれアイソレーションされているため、ノイズが相互に干渉することはありません。

『 GNR3.1 』と2017年発売の初代「GNR」との違いは、使用パーツの選別を従来以上に厳密に行い、従来機の選別基準の16倍、すなわち1万個以上の購入パーツの中から、3.1の基準をクリアするのは数百個程度しかないと言います。

本機の背面端子は、左側に3個、右側に3個あり、片側3個をアナログ機器に、もう一方をデジタル機器に、付属のアースケーブルを使用して接続するように推奨されています。しかし所有されている機器が多い場合は、本機を2台、それぞれをアナログとデジタル専用にすることも(勿論ご予算が許せばですが)提案されています。

付属のアースケーブルは、Yラグ ⇒ Yラグが3本、Yラグ ⇒ RCAプラグが3本ですが、別売オプションとしてXLR、BNC、USBが、長さも1.5m、2.0m、2.5m、3.0m(いずれも特注品)が用意されており万全です。

ここまでの説明でも、その効果は実際に体験いただかないとにわかには信じられないと思います。かく言う、私自身がかつてそうでした。音楽信号の流れない、出ても入っても来ないアースケーブルを繋ぐだけで音が変わるなど、全く説明が付かないのですから…。

それでは自宅でのアクティブアース『 GNR3.1 』の効果の程をレポートしてまいります。

■ 実際に検証してみました

右写真の正面から見て左側にデジタル機器(DACプリ、CDプレーヤー)、右側にアナログ機器(パワーアンプ、アナログプレーヤー)のアースケーブルを接続。『 GNR3.1 』の電源ケーブルは、電源タップを繋いでいる2連の壁コンセントの空いた側に接続しました。

この電源プラグを抜き差ししても、全くノイズは出ませんでした。そして、その際の効果は以下のように劇的なものでした。もちろん、機器単独でのアースの抜き差しも試しています。

上記の接続にてCDプレーヤーでMQA-CDを再生しました。以下は私が感じたままの試聴メモです。

  • サウンド全体のヌケが非常に良くなりました。
  • ノイズ感がなく静かになり、空間感、音場感が出てきました。
  • 奥行き感が抜群で、前後感、立体感も確実にアップしました。
  • 超低域方向への沈み込み、厚み感が半端ではありませんでした。
  • 全体に重心が下がり、豊かでふくよかさが出てきました。
  • 中域が厚くなり、ボーカルの肉質感、生々しさが出てきました。
  • 高域は開放感があり、どこまでも透明で滑らかに伸びきりました。
  • ボーカルがコリッとして中央に浮かび上がり、定位がしっかりしました。
  • ベースの形が眼前に現れ、圧倒的な力強さで迫りました。
  • 各種パーカッションが気持ち悪いくらいリアルでした。

これらの効果は、CD以外のパソコンを使ってのファイル再生でも、アナログ再生でもほぼ共通でした。また、各機器のアースケーブルの着脱も試してみました。それぞれで効果は確認されましたが、やはり上記のように全てにアースケーブルを繋いだ場合に最高の結果が得られました。

■ 結論として
この『 GNR3.1 』のアグレッシブでホットな《 説得力 》は、オーディオシステムのどのコンポーネントを入れ替えても実現不可能なレベルの変化だと思います。アーティストや楽器の実在感、サウンド全体の音楽性の表現力は、コンポーネントのグレードアップとは《 別次元 》の改善度合いだと感じました。

ただ、ノイズ環境に恵まれたユーザーは、既発売の『 GNR Mini 3.1 』(以前に自宅で試聴済み)でも十分効果を享受できるのではないかとも思いました。
(あさやん)

2019年2月13日 (水)

FURUTECH『 NCF Booster 』シリーズの活用法をご紹介!

ハイエンドオーディオ担当の "あさやん" です。
今回は「1個でも納得、複数個でさらに満足」の、FURUTECH(フルテック)『 NCF Booster 』シリーズの新たな使い方をご提案させていただきます。




■ FURUTECH『 NCF Booster 』シリーズとは

2017年9月発売の、FURUTECHのコネクター/ケーブルホルダー『 NCF Booster 』は、オーディオ機器や壁コンセントに接続されているハイエンド電源ケーブルが、その重さのためプラグが外れそうな不安定な状態や、重さが機器に負担を掛けている場合に、それらを支えることで問題を改善すべく開発された製品です。

挿し込む大型の電源コンセントプラグやインレットプラグを、高さを調整することでしっかりと設置面や床面に対して平行に固定し、不安定な接続状態の導通を改善するのです。また、プラグを上下からしっかり固定することで、振動も押さえ込む構造になっています。

さらに、プラグを挟むクレイドル(下部)と、クランプ(上部)には、独自の特殊素材「NCF(ナノ・クリスタル・フォーミュラ)」調合のナイロン樹脂を採用することにより、帯電防止や静電気によるノイズの除去も実現したのです。

電源コンセントやインレット以外でも、重量級のインターコネクトケーブル、重量級の分岐コネクタ付きスピーカーケーブルなど、各種ケーブルのスタビライザーとしても応用でき、複数個使用することで空中配線も実現できます。

続いて2018年4月に発売された『 NCF Booster-Signal 』は、約半年前に発売され異例のヒットとなっていた「NCF Booster」に続けとばかりに、その簡易タイプとして開発されたのでした。「NCF Booster」とは違いクレイドル部分をフラット型とし、電源プラグやインレットプラグ以外にも、RCAやXLRプラグ、HDMI端子、USB端子にも対応させています。

クレイドル部分は前作同様NCFでできており、信号系統だけでなくスピーカーケーブルの空中配線、アンプなどの各端子部分、壁コンセントなどにも活用できます。さらにオプション(※)で上から押さえる「TOP CLAMP」や、高さ延長用の「Extension Shaft Bar」、シャフトバーの高さを微調整できる「Shaft Bar Adjuster」も加わり、更なるグレードアップも可能となりました。 ※オプションは『 NCF Booster 』でも使用可能です。


■ 実際に色々と検証してみました

今回は『 NCF Booster-Signal 』を中心に、従来の一般的な使い方に加え、実際に以下のような使い方にチャレンジしました。

筆者は、従来からスピーカーケーブルを糸で吊したり、電源ケーブルは洗濯バサミで浮かしたりしていましたが、今回はそれらを『 NCF Booster-Signal 』に入れ替えてのテストや、各種オプションを使ってあらゆる場面を想定し、その効果を検証しました。

検証その1:各種プラグを持ち上げることで機器に負担をかけない設置


重量級の電源ケーブルは『 NCF Booster 』にオプションバー2本を使い、クレイドルをコンセントの高さまで持ち上げてクランプで固定。下側のプラグには「Cradle-Flat」を使用。⇒ 想像以上の効果があり、低域が充実し、特に超低域が深く沈み込みました。中高域は透明度が上がり、響きが豊かになりました。音圧も明らかにアップして聴こえました。


DACプリの重量級のインレットプラグを床から『 NCF Booster-Signal 』とオプションバーで持ち上げて設置。
⇒ 従来かなりガタツキがあり不安定でしたが、支えることで機器に負担が掛からなくなりました。大音量時の不安定さも払拭され、低域が厚く、中域が充実し、高域のヌケが良くなりサウンドに深みが増しました。


パソコンのUSBケーブル出力に『 NCF Booster-Signal 』を設置。
⇒ 低域が引き締まり、しっかりしてきました。中高域は伸びやかになり、僅かに感じた歪みっぽさが取れ、落ち着いたサウンドになりました。クレイドルのNCFの効果が大きいのではないかと思われます。


DACプリのバランス出力ケーブルのXLRプラグを『 NCF Booster-Signal 』を使って床から持ち上げて設置。
⇒ 高域の透明度・解像度が上がり、背景が静かになり見通しが良くなりました。低域はコリッと引き締まり、明らかに立ち上がりが良くなりました。空間表現力がアップし、全体のグレードが数段上がったように感じられました。


検証その2:ケーブルインシュレーターとして電源ケーブルを床から持ち上げて設置


洗濯バサミを外し『 NCF Booster-Signal 』を2個使用して電源ケーブルを床から持ち上げて設置。
⇒ 低域が厚く安定感が加わりました。音像の輪郭が鮮明になり、ピントが合い立体的でリアルになりました。音圧がアップし、響きも豊かになりました。


検証その3:オプションバーとオプションクレイドルで、ケーブルを複数段で分離。


各種ケーブルを『 NCF Booster-Signal 』と「Cradle-Flat」2個で3段に分離し空中配線。
⇒ 解像度が明らかに向上し、従来埋もれていた微細な部分が現れました。低域はシャープになり、過渡応答性が上がって感じられ、生々しさが加わりました。音場は奥行き方向に伸び、前後感・立体感が向上しました。


検証その4:NCFによるノイズ軽減や床から持ち上げることでの制振効果。


電源タップの入力インレットプラグを『 NCF Booster 』で固定。
⇒ 安定感が増し低域の定位が改善、音像もクッキリしてきました。明らかに実在感がアップし、前後感もしっかり出てきました。全体にパワー感が増し、音に勢いが出てきました。


床を這わせていたスピーカーケーブルとラインケーブルを空中配線。
⇒ まとわり付いていた付帯音が取れクリアになりました。低域が伸びやかになり超低域まで再現されました。音離れの良い、リアルで解像度の高い瑞々しいサウンドになりました。


■ 最後に
総じて『 NCF Booster 』シリーズはソフトに入っている音をすべて描ききるのです。ある部分が強調されたり、キャラクターや雑味が加わることもなく、自然なバランスで立体的な音場を再現します。これはオーディオ機器の能力をフルに出し切るような変化とも言えます。

使いこなし次第で、高さ調整によるケーブル位置の高低差でのチューニングも可能です。高さによりエネルギーバランスの調整ができ、複数個の使用で、さらに浮揚感や空間感まで顕著に表れてきます。このあたりはユーザーの経験と技量が試されるところではあります。

『 NCF Booster 』シリーズは、スピーカー直近や、床に直接ケーブルを這わしている場合、特に効果的です。しかし、ケーブルはスピーカーからの音圧の影響だけではなく、ケーブル導体を信号が流れることで生じる、ケーブル自体の微小振動も同時にコントロールしているようです。さらにNCFによる静電除去効果も見逃せません。

『 NCF Booster 』シリーズは、FURUTECHでも想定外の新たな提案がなされ、ますます用途の幅が広がっています。「1個でも納得、複数個でさらに満足」、そしてオプションを加えることで期待以上の効果が得られます。

発展性のあるオーディオアクセサリーですので、工夫次第で期待を超える驚きがあります。2019年春、Joshin webショップ一押しのオーディオアクセサリーは、FURUTECH『 NCF Booster 』シリーズです。
(あさやん)

2018年12月 4日 (火)

オーディオネセサリーBEST 11~ 手放せなくなってしまったオーディオアクセサリー 《ベストイレブン》~

ハイエンドオーディオ担当の "あさやん" です。
今回ご紹介するオーディオアクセサリー達は、既に我が家に導入してかなりの日数が経過している製品ばかりです。いずれのアクセサリーも、今となっては使っているのを殆ど意識しなくなってしまっています。しかし、一旦外しますと「あれれ・・・。これ程効いていたの?」と感じてしまう、筆者にとってのまさにネセサリー(必需品)なのです。


■ オーディオネセサリーBEST 11

【1】ACOUSTIC REVIVE 超低周波発生装置『 RR-777 』

このコーナーで過去に何度も取り上げたナンバーワンネセサリーで、我が家では2001年発売のオリジナルモデルの「RR-7」以来、20年近く使い続けている、最も歴史あるネセサリーです。ある日、我が家のオーディオシステムが、いつになくザワついて、奥行きがなく平面的でヌケの悪い音に感じたのでした。ふと見上げると、天井近くに設置している『 RR-777 』のパイロットランプが消えています。よくよく調べてみますと、何かが当たったのかACアダプターがコンセントから外れてしまっていたのでした。

【2】Elesta 静電気除電アクセサリー『 Standard Carbon Vol.5 』

オーディオ機器は常に静電気の影響を受け続けていると言います。オーディオ機器は電気を動力にしているので、電流が流れると機器は必ず帯電してしまい、機器の性能は通電時間とともに劣化し、それは特にUSB-DACなどのデジタル機器で顕著だと言います。『 Standard Carbon Vol.5 』は筐体にドライカーボンを使っており、制振効果が加わった結果、音質改善度はさらに大きいのです。筆者はUSB-DACに載せていますが、外すと音が曇ってしまい、音場が狭くなり、つまらない音になってしまいます。

【3】Elesta 静電気除電アクセサリー『 Standard V(5)EX Vol.10 』

消費電力の大きいアンプは、他のオーディオ機器よりさらにトランスや回路基板、各種パーツが帯電しやすい環境に置かれています。我が家では『 Standard V/EX Vol.10 』をパワーアンプのトップパネルの電源トランスの真上に置いています。本製品からの大量のマイナスイオンにより、アンプ全体がイオン化され常時除電されると言います。明らかに中低域に安定感が出て、音楽の芯がしっかりしてきます。そしてサウンド、特に打楽器やブラスの立ち上がりのスピード感が増し、ダイナミックレンジが拡大したようにも感じます。

【4】AiTEC 絶縁インシュレーター『 Λ8.24 for Digital 』

こちらは、我が家のノートパソコンの下に常駐しています。今となっては『 Λ8.24 for Digital 』の無いPCオーディオは考えられなくなっています。確かにナイロン樹脂でできており、金属製の振動対策のインシュレーターと比較して全く高級感はありません。しかしその効果は抜群で、パソコンから外した瞬間、音楽全体がべとっとした感じになり、ボーカルにもまとわりつきが感じられ、声の抜けが悪くなってしまいます。そして演奏途中にパソコンに挟み込んだ途端、元のサウンドに戻ります。まさに縁(パソコン)の下の力持ちなのです。

【5】AiTEC 絶縁インシュレーター『 Λ8.24 The Professional 』

耐荷重が「for Digital」の1個当たり7kgから15kgと2倍以上に強化され、重量のあるアンプなどにも使えるようになりました。しかしそれだけではありません。同社のルームチューニングアクセサリー「Λ3.16」のノウハウを投入したことで、さらに魅力的な究極のインシュレーターとなっています。筆者は従来の「for Digital」に替えて『 Λ8.24 The Professional 』をUSB-DACに使っていますが、さらにサウンドの透明度が上がり見通しが良くなりました。音楽のベースは安定しており、そこにしなやかさや潤いが加わり、実に生き生きしたサウンドが展開します。PCオーディオでの必需品となりました。

【6】ORTHO SPECTRUM デジタルアキュライザー『 DACU-500 』

CDプレーヤーからの同軸出力とD/Aコンバーター(USB-DAC)のデジタル入力の間に『 DACU-500 』を挟みます。10cm弱の長さがあるためラック収納では苦労しそうですが、我が家のUSB-DACはラックの上に置いているため問題はありません。ただ不安定なため何か支えがある方がベストです。その効果は抜群で、それまでのCDプレーヤーのアナログ出力とはもちろんのこと、本機なしのUSB-DACでのサウンドともかなり大きな差で、解像度が明らかに向上し、音楽が生々しく感じられ、CDソフトのダイレクト再生の音がこんなに素晴らしかったのかと、改めて見直す切っ掛けになったのでした。

【7】ORTHO SPECTRUMUSB アキュライザー『 UACU-700 』

PCオーディオで使っているパソコンからのUBSケーブルとUSB-DACの間に『 UACU-700 』を挟みました。途端に今まで何かざわついていた音楽がクリアになり、PCオーディオでは、どうしても不満になることの多かった低域にも力強さが出て来たのです。これはかつてクロックの精度を上げた時に感じた改善と似ているとも感じました。USB規格自体、音楽の録音再生が全く考慮されておらず、ノイズに無防備だったのが実感できます。本機によってPCのノイズ環境を制することで、PCオーディオでもアナログに迫るサウンドが実現できるのだと確信したのです。

【8】ACOUSTIC REVIVE マグネットフローティングインシュレーター『 RMF-1 』

CDプレーヤーはそれ自体回転体を内蔵した振動体であり、ピックアップも常時細かく動いています。これに外部からの振動が加わるのですから、ディスクに刻まれた信号を読みとるのは至難の技であろうことは想像に難くありません。『 RMF-1 』でCDプレーヤーを3点支持することで、その反発力で完全に浮揚させ、航空レベルのアルミ合金や複数のマテリアルを組み合わせたことで、インシュレーターの癖の発生を抑えたとのことです。結果、CDプレーヤー本来のサウンドが引き出され、CDの魅力を再発見してとうとう外せなくなってしまったのです。

【9】KRYNA ケーブルインシュレーター『 Helca1 』

螺旋状の樹脂製のチューブにダンピング用として特殊溶液を封入して、ケーブルの周囲を360度囲む(合体させる)という、かつてなかった方法を編み出した『 Helca1 』です。電源ケーブルに使えば低域の安定感が増し、スケール感もアップします。ラインケーブルでは透明度が上がり、ダイナミックレンジも上がったように感じました。圧巻はUSBケーブルに使った時で、S/Nが明らかに向上し、硬さがほぐれ、低音楽器の輪郭がはっきりし、深く沈み込む感じが出て来たのです。PCオーディオの弱点の低域再現力が改善されます。

【10】iFi-Audio AC電源用アクティブ・ノイズクリーナー 『 iPurifier AC 』

我が家の電源タップの一角を占有している『 iPurifier AC 』です。上面のアースのLEDがどうしてもグリーンにならず当初苦労しましたが、庭にアース棒を打ち込み解決できました。サウンドは輪郭がはっきりし、音離れが良くクッキリし、音像がコリッとして明らかに分離が良くなります。立体感や奥行き感もたっぷりで、響きが豊かになります。電源ラインを伝わるノイズが取り除かれ、S/Nが向上した結果だと思います。

【11】中村製作所(NS)ノイズ吸収リングコア『 NS-285 』

我が家では径の違うアモルメット・コアを数カ所に使っています。何処に使っても効果は大きいのですが、何より副作用が全くないのが最大のメリットです。ただ必ずケーブルを通す必要がありますし、プラグの大きさには十分注意が必要です。平面的で少し硬いと感じていたサウンドが一変。立体感が出て来たのと同時に低域の厚みが増し、明らかに下に伸びます。いやなまとわりつきも払拭され、メリハリが出てきてエネルギー感が確実にアップします。明らかにS/Nが良くなり、音場空間の見通しが良くなり、遠近感がしっかり感じられます。



■ 最後に
これらはいずれも、我が家のオーディオシステムにとって最早無くてはならない存在となった『 オーディオネセサリー 』ばかりですが、それぞれの相乗効果が大きく、今となってはどれを外しても違和感を感じてしまうくらいです。

『 オーディオネセサリー 』は、デジタル信号も最終的にはアナログ信号にしてスピーカーを駆動する現在のオーディオシステムにとって、有害な「電磁波」「静電気」「振動」「高周波」「アース」を対策すれば、必ず音質が向上することを証明しているとも言えます。

『 オーディオネセサリー 』の1アイテムからでも結構です。ご自身のオーディオシステムに加えていただければ、間違いなくサウンドが改善され、オーディオシステムのグレードがアップします。ぜひお試しいただきたいと思います。オーディオがもっともっと愉しくなってきます。

2018年11月30日 (金)

【誰でも簡単にネットワークオーディオを!】アイ・オーデータのオーディオサーバーSoundgenicがお薦めです!


みな様、こんにちは!
前回から少し間が空いてしまいましたが。。。ハイエンドオーディオ担当のとうふです。
11月に入って徐々に気温が下がり、朝には息が白くなる日も増えてきましたね。

さて、11月と言えば各種オーディオイベントが各地で行われるのですが。。。
昨今は『音楽をCDで聴く』という方が減少の傾向にあり、
主な再生媒体がPCやDAP(デジタルオーディオプレーヤー)と言う方が多いようですね。。。
CDの売れ行きも同様に減少傾向にあるそうですが、それに反応してか昨今はCDプレーヤーの新作もめっきり減ったように感じます。

しかしそんな状況でも音楽機器業界にとっては決してマイナス要因では無く、
オーディオ再生のスタイルが変化しているだけで、
一家に一台(場合によっては1人一台)はお持ちのPCを再生機とした"PCオーディオ"
スマートホンやDAP(デジタルオーディオプレーヤー)等からのワイヤレスイヤホン/ヘッドホン再生で、音楽に触れるシーンはよりずっと身近になっているようです。

さて、今回ご紹介の製品"Soundgenic"はPCオーディオの一種、
ネットワークオーディオで使用される音源を保存する『オーディオサーバー』にあたります。

I/Oデータ
オーディオ用ネットワークサーバー
Soundgenic


本機は発表時にもハイエンドブログでもご紹介させて頂きましたが、やはり待ち望んでいた方が多かったのか。。。 しばらくは入荷完売入荷また完売、としばらく品薄の状況が続きました。


その後、容量が強化された兄弟機【HDL-RA3HG 】が初夏に発売。
品薄状態も解消されてきました。

さらに8月に新ファームウェアが公開され機能面が拡張、と利便性が更に向上!
特に私が大きな点と感じるのが
○DAP(デジタルオーディオプレーヤー)などのUSBマスストレージ機器に転送

ポータブルオーディオユーザーには非常に嬉しい機能です!
Soundgenicはオーディオサーバーという製品ですが、外付けCDドライブを取り付けることで
CDの取り込み機能CDトランスポーター機能を持ちます。
※対応ドライブにご注意ください。
CDを取り込んで、後はお気に入りのDAPに転送!という工程がPC要らずで行えるのです

○「DirectDSD」を新たにサポートし、最大DSD22.5MHzに対応

Soundgenicは先にも書きましたが本来はオーディオサーバーです。
しかし搭載のUSB端子に機器を接続する事でさまざまな事が行えます
なかでもUSB-DACを接続する事で、単体プレーヤーとしても楽しむ事が出来、今回のアップデートで更にオーディオプレーヤーとしての機能に磨きがかかりました!

その他の詳細なアップデート情報はメーカー該当ページをご確認くださいませ。
※動作の安定や機能拡張などが行われる為、ファームウェアは最新の状態に維持してください。

ファームウェアの更新で更に完成度を高めたSoundgenic。
ネットワークオーディオを検討中の方にはもちろん、秋のオーディオライフを楽しむツールとしてお薦めの製品ですっ!

それではいつもお買い得な「Joshin Web」でお待ちしております。

2018年11月23日 (金)

2018年後半 話題の最新オーディオアクセサリー情報

ハイエンドオーディオ担当の "あさやん" です。
今年(2018)前半の話題のオーディオアクセサリーは、以前このコーナー「最新オーディオアクセサリー事情」でも取り上げさせていただきましたが、この秋も続々と話題のアクセサリーが登場してきています。オーディオをさらに面白くするユニークなアクセサリーが目白押しです。そんなアクセサリーの中から今後注目を集めそうな製品を一挙ご紹介してまいります。

■ 【1】 FIDELIX『 MITCHAKU-Z 』


何と、かのピュアストレート型トーンアーム、フィデリックスの「0 SideForce」と同等の性能を、S字型アームでも実現しようと開発されたヘッドシェルです。「0 SideForce」は、アナログファンの間では究極のトーンアームとして、発売以来大ヒットを続けています。本機はオフセット角をつけた一般的なトーンアームでも、ピュアストレートアームのサウンドを実現すべく開発された発展型のヘッドシェルです。

そのサウンドは、低音楽器の明瞭度、力強さ、深さが圧倒的・劇的で、地を這うような揺るぎない迫力で低音が再現されるのです。オーディオマニアがかつて、オーディオ再生における最終目標とした、マスターテープの音のような安定感のある充実したアナログサウンドが実現するのです。
※ご注意:本機は微調整が必要なため、ベテランのアナログオーディオファンにのみお勧めしています。なお、2019年4月発売予定のヤマハ ターンテーブル「GT-5000」にもピュアストレートアームが採用されています。


■ 【2】インフラノイズ ORTHO SPECTRUM『 UACU-700 』


インフラノイズがデジタル整合器"デジタルアキュライザー"「DACU-500」に続いて開発した、第2弾となるUSB信号整合器です。その名も"USBアキュライザー"です。「DACU-500」は筆者も手放せなくなってしまった、まさにデジタル伝送の救世主的な存在の製品で、話題の『 MQA-CD 』再生には必要不可欠なアイテムとなってしまっています。

USB規格には元々音楽の録音再生は全く考慮されておらず、ノイズの悪影響を受けやすい接続方法ですが、逆にノイズ環境を制することで音質が著しく改善できるのではとの考えから、本機は開発されました。原理はUSB信号の時間軸と位相のわずかなズレを補正整合させるディレイラインだとしています。

D/AコンバーターのUSB入力端子に差し込むだけでドラマチックな音楽表現力が生まれ、アナログオーディオをも凌駕するサウンドに生まれ変わります。特に低域の充実感、ヌケの良さには一聴の価値があります。
※ご注意:一部のUSB規格を外れたオーディオ専用USBケーブルでは電源と信号部分を分離した構造としているため、アースループが形成され再生ができない可能性がございます。USB規格に準じたケーブルに変更してご使用下さい。


■ 【3】KAMS『 SEH1042D-KAMS 』


愛知県名古屋市に拠点を置く名精工業のKaMS(カムズ)が開発した、特許出願中の全く新しいチューニングアイテム"サウンドエレメント"です。特殊な素子を通すことにより、パワーアンプから送られてくる波形からノイズ等を取り除く事により、クリアで臨場感のある音を生み出すとしています。その素子を分厚いステンレス(最高級ステンレスの削り出し)で覆うことにより、外部からのノイズ混入を防止する効果があり、重量は1個1200gもあります。

筆者は自宅で実際本機を試聴したのですが、アンプとスピーカーの間に介在させることで、サウンドは劇的に変化しました。S/Nが抜群に良くなり、響きも豊かで、情報量の多さは圧倒的でした。音の粒子が非常に細かくなり、ボーカルのヌケが良く、口も小さく実に生々しくなりました。低音は安定感を増し伸びやかで、超低域も力強く豊かで厚くなりました。筆者にとって手放したくないアイテムになってしまいました。


■ 【4】TOWNSHEND『 Maximum(マキシム) 』


英国ロンドン近郊に本拠地を置くタウンゼント・オーディオの非常に小型(5×3×10cm)のリボンタイプのスーパーツイーターです。お使いのスピーカーの上に載せ、本機の前面をスピーカー前面に合わせ、付属のケーブル(バナナプラグ付きリッツ線)でスピーカーの入力端子にパラ接続するだけです。30kHz~90kHzの再生帯域を持ち、リアのツマミで6段階のクロスオーバー調整(同時にレベルも変わる。自宅ではレベル③で使用)ができ、音圧レベル80dB/Wから110dB/Wのスピーカーに対応できるとしています。


実際に自宅スピーカー(写真)で使ってみました。作りは見た目よりズシンと重い精密感にあるものです。音場の見通しが非常に良くなり、響きも豊かになりました。女声ボーカルがとても滑らかで艶やかになり、透明感のある生々しいハッとするような実在感が出てきました。ベースの木質感、ピアノタッチのリアル感、シンバルの透明感、そして音楽全体にコリッとした小気味良さが出てきて愉しく聴かせてくれました。


■ 【5】KRIPTON『 PB-HR2000 』


スピーカーで次々ヒット作を送り出しているクリプトンのピュア電源ボックス"HR(High Resolution)シリーズ"のフラグシップ機です。同社が開発した最新素材の一つである『 〈ネオフェード〉カーボンマトリックス3層材 』を筐体5面に採用することで、電源環境に発生するノイズの大幅な軽減を実現したのです。内部構造は全てにステンレスを採用しています。

更にフェライトを超えたノイズ抑制効果を持つ複合磁性体であるバスタレイドを採用し、これをシート状にしてジャンパー線(PC-Triple C)にスパイラル状に巻き付けることで、高周波ノイズを抑制し、高S/N、高音質を実現しています。また電源フィルター2回路を採用したことで、「大電流機器」と「小電流機器」との分離接続ができ、機器間の影響を大幅に軽減できたとしています。とにかくノイズ対策に徹しきった究極の電源タップと言えます。


■ 【6】ACOUSTIC REVIVE『 POWER SENSUAL-MD2.0 』


本機は「出川式電源」で有名な出川三郎氏が開発したMDユニットを搭載し、導体には5.6スケアのPC-TripleCを採用した電源ケーブルです。MDユニットの内部には、極性を互い違いにした特殊形状のマグネットが配置され、その外周にマイナス電位を持った天然鉱石の粒子を配置することで、無磁界の状態を作り出し、電源ケーブルから 発生する磁界はもちろん電源ラインやアースラインから混入するノイズも消滅させるとしています。

これにより電源供給能力の劣化が無くなり、一種のブースター効果もあってエネルギー感や躍動感、S/N感も劇的に向上するのです。このMDユニット搭載により、電源ケーブルでありながら、クリーン電源をも上回る効果を実現するとしています。更に電源プラグとインレットコネクターには、FURUTECHと共同開発した新素材NCF(ナノ・クリスタル・フォーミュラ)と純銅電極を採用した究極の電源ケーブルが完成したのです。



■ 最後に
ご紹介しました話題の最新オーディオアクセサリー6アイテムは、オーディオファイルのオーディオライフを更に豊かに、そして面白くするアクセサリーばかりです。高価な製品もございますが、いずれもオーディオコンポーネンツを替える以上の効果が十分期待できるアイテムばかりです。自信を持ってお勧めいたします。<あさやん>

※なお、効果の感じ方には個人差及びオーディオ機器による違いがあることは、予めご承知おきください。
※上記製品はいずれも人気商品のため、今後も品切れを起こす可能性もございます。できる限りご要望に添えますように、全力で商品確保をしてまいりたいと考えております。

2018年10月22日 (月)

オーディオケーブルの"伝統と革新″に迫る Vol.2 ティグロンケーブル編 ~ 純度や素材の追求とは一線を画す ティグロンのケーブルとは ~

ハイエンドオーディオ担当の "あさやん" です。
今回は、前回の「キンバーケーブル」に引き続き「オーディオケーブルの"伝統と革新"に迫る Vol.2」と題し、特許技術を駆使してケーブル開発を行っている「ティグロンケーブル」を取り上げます。ティグロンは画期的な海外製の「ケーブル改善装置HSE」をいち早く導入し、この度、従来のケーブルラインナップのほぼ全てを「HSEシリーズ」にグレードアップしています。




■ ティグロン株式会社の歩み

ティグロン株式会社は、KRYNA PROとして2008年に設立、同年「TIGLON」ブランドのスピーカースタンドを発売。同社は制振効果とシールド効果が高いマグネシウムに関して高度なノウハウを持っており、翌2009年特許技術である「マグネシウムシールド」を取得したのです。2010年KRYNA PROからティグロンへ社名を変更しています。


■ 特許技術「マグネシウムシールド」(特許 第4282759号)


忠実な原音再生を実現するために、実用金属であるマグネシウムが備える高い電磁波遮断性、振動吸収性、熱発散性に着目しました。そのマグネシウムをシールド層の材料として採用し、ケーブルを介して侵入する外部ノイズの影響を限界まで排除することに成功し、理想の「マグネシウムシールド、ケーブル」を実現したのです。

近年のハイレゾブームもあって、銀を使って輪郭鮮明、超高解像度を狙ったり、異常な程に銅の純度や素材にこだわったケーブルが多い中にあって、ティグロンは最近のケーブルの主流でもある、高解像度(緊張感を伴うサウンド)を求めるのではなく、情報量は多いにもかかわらず、柔らかく心が和むサウンドを追求していると言います。

実際にティグロンは、導体にディップフォーミング無酸素銅(DF-OFC:米GE社が開発した誘電率101~102%の無酸素銅)を採用し、特許技術「マグネシウムシールド(第三世代)」を駆使して、電磁波や振動ノイズを遮断し、S/Nが良く、癖のない、リアルな音場空間の再現を追求してケーブル開発を行っているのです。


■ ディップフォーミング無酸素銅「DF-OFC」

ディップフォーミング無酸素銅「DF-OFC」は、かつて米ウエスタンエレクトリックがアンプの内部配線に使用していました。ティグロンは、国内に唯一残るディップフォーミング炉で製造した無酸素銅を使用することで、最新の導体では味わえない生々しいアナログサウンドを実現できたのだとしています。

更に、今回ティグロンのケーブルを取り上げた最大の理由でもある、画期的な海外製の「ケーブル改善装置HSE」をいち早く導入して、さらに進化したケーブル“HSEシリーズ”に全面刷新して各種ケーブルを発売したのです。


■ ケーブル改善装置「HSE」

ケーブル改善装置「HSE」は、正式にはハイパー・サチュレーテッド・エナジャイザーという名称で、欧米とアジアのケーブル技術集団とティグロンが共同開発した「超飽和電流型ケーブル活性装置」というもので、ティグロンが日本でいち早く導入しました。

具体的には、ケーブル導体に導体が電流飽和するような直流電流を流して、結晶粒界の酸化膜などを熱分解して除去し、多結晶の銅を単結晶に近づける効果があります。かつこの直流に、用途毎にプログラミングした特殊な振幅変調をかけることで、ケーブル導体を活性化するのだと言います。これは単なるバーン・イン(負荷試験)やエージングとは全く違うようです。

同時に発生する適度な熱を利用して、導体周囲の絶縁物や「マグネシウムシールド」などのシールド層が膨張し、柔らかくなって動きやすくなり、機械的なストレスも解消できるとしています。またケーブル全体が柔らかくなって配線の際の取り回しも楽になるのです。

この度ティグロンは、従来のケーブルラインナップのほぼ全てを“HSEシリーズ”にグレードアップしています。見た目の違いは熱収縮チューブにHES(Hyper Saturated Energizer)と印字されているだけです。


■ 試聴するHSEシリーズ3アイテム

早速自宅で、“HSEシリーズ”3アイテムを試聴しました。

【1】RCAラインケーブル「MS-DF12R-HSE」

導体にはディップフォーミング無酸素銅(DF-OFC)を使用し、シールド層には第三世代「マグネシウムシールド」を採用したハイコストパフォーマンスモデルのラインケーブルです。DF-OFCを使用することで、最新の導体では味わえない生々しいアナログサウンドを実現させたのです。RCAプラグには上位機種R10と同じオーストラリアKLEI社のプラグを採用し、定位感・解像度を高めながら癖の無い自然な音質を実現しています。

【2】XLRラインケーブル「MGL-X10-HSE」

ティグロン最上位のXLRケーブルです。導体には日立金属製HiFCを採用し、情報量と質感の向上を図っています。シールド層には「マグネシウムシールド」と「Mg(純マグネシウム)フィルター」を使用し圧倒的な静けさを再現しています。世界特許取得記念モデルでもあります。

【3】電源ケーブル「TCA-1.2W-HSE」

マグネシウムシールドを採用した最上位電源ケーブルです。2重の「マグネシウムシールド」構造、「Mgフィルター」をIN側に装着する事により圧倒的な静けさを実現しています。電源プラグにはジョデリカのピュアカッパーETP-960RH、ETP-930RHを採用し、格段に解像度、情報量、静寂感が向上しています。こちらも世界特許取得記念モデルです。


■ 試聴しました


自宅で試聴しました。

試聴して最初の感想は、以前に聴いた「HSE処理」のしていない従来製品との違いは想像以上で、いずれのケーブルも解像度は明らかに向上しているのですが、まったく神経質になったり耳障りになったりせず、ナチュラルで穏やかな癖のない上質サウンドでした。

瞬発力や音の粒立ちは明らかに向上しているのですが、これ見よがしの誇張感はなく、制動は十分効いており、ソース本来のリアルさが出ているとも感じました。密度感が高く、透明感も抜群で、音場の見通しがさらに良くなり、生々しく実在感もたっぷりでした。

S/Nが向上した結果、倍音が豊かに感じられ、音楽の抑揚感が増し、開放感が向上して音が伸び伸びしてきました。「HSE処理」によってケーブルの機械的なストレスが払拭され、ケーブル素材が本来持つパフォーマンスを引き出せた結果ではないでしょうか。



■ 最後に
今回の「HSE処理」の効果は想像以上でしたが、各ケーブルの価格アップは僅かであり、非常にお買い得感を感じました。デジタルソース、ハイレゾソースからアナログライクなサウンドを引き出したい方にこそお使いいただきたいケーブルです。(あさやん)

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