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2019年3月 7日 (木)

TELOSアクティブアース『 Grounding Noise Reducer 3.1(GNR3.1) 』を徹底的に試す!

ハイエンドオーディオ担当の "あさやん" です。
TELOS(テロス)の「アクティブアース発生器」をご存知でしょうか。初めてその名前を聞いたとおっしゃる方のために、製品開発の経緯からお話しいたしましょう。




■ TELOS(テロス)とは
正式名:Telos Audio Designは、2006年に台北にて設立されました。それ以前、ディストリビューターとして各国のオーディオ機器を取り扱っていたJeff Lin氏は「機器の性能は良くても、設置する環境によって十分に実力を発揮できないという《オーディオの宿命》」を、何とかして打ち崩せないかと考え同社を立ち上げたといいます。

設置するシステムによって機器の音が変わる…その原因はシステムのアース状況によって引き起こされるものだ…と、Jeff Lin氏は突き止めたのです。

一般的なアースの考え方は、感電の危険防止などの安全性が主目的で、そのためアース設備は、「中性線(ニュートラル線)とアース線を一緒に接続しているか」、コンセントなどにアースがないため「アース線は何処にも接続されていないか」です。これではオーディオ以外の家庭の電気機器からのノイズが「中性線」を汚染し、オーディオ機器に干渉してしまいます。

特に、近年多いインバーターエアコンやパソコンなどに使われているスイッチング電源は、盛大なノイズを家庭内にバラまいており、これではオーディオ機器にとってはたまったものではありません。このノイズを取るのが大地アースなのですが、オーディオシステム単独のアースは、集合住宅は勿論のこと、一戸建ての住宅にお住まいの方でも、オーディオ用途の要求を満たすアース設備を手に入れるのは、殆ど不可能に近い状況です。

また、何故アースが必要かと言いますと、一般的にオーディオ機器の増幅回路は、基準電圧「0V(ゼロボルト)」を前提に設計されているのですが、機器に電源を接続するだけで、すでに機器自体がそれぞれ違う「数V」程度のシャーシ電位を持ってしまいます。そしてこれらの機器をラインケーブル等で接続してしまうと、平均化されたある電位となり、機器が要求する基準電位とは違う電位で動作してしまうことになるのです。

この状況を解決する手段として数社から発売されているのが、ご存知の「パッシブタイプの仮想アース」です。これらは銅板や鉱物粉を使用しており、オーディオ機器のアース電位の変化(電圧変動)を軽減し音質の変化は確認されるものの、決して「0V」にはなりませんでした。

さらに、仮想アースにノイズを流れ込ませるためには、十分に基準電位が低く、インピーダンスが極めて低くなければなりません。しかし現状、パッシブタイプの筐体サイズ程度では、電圧変動を安定化するのは到底不可能なのだそうです。

そこで今回ご紹介します「アクティブタイプの仮想アース」TELOS アクティブアース『 GNR3.1 』の登場と相成るのです。

■ 他の家電製品より発生するノイズから完全に隔絶
TELOSのアクティブアースは、お使いのオーディオシステムがアースの基準値「0V」となる高精度な電圧を、CPUを使って計算して生成しているのです。これにより、接続したオーディオ機器の電圧変動に極短時間で対応でき、それぞれの機器に一貫した基準信号を与えます。この基準信号の伝送は、極めて低いインピーダンスで行われ、これによりオーディオシステム単独の大地アースと同じ効果が得られるのだとしています。この結果、他の家電製品より発生するノイズからも完全に隔絶できるのです。

『 GNR3.1 』は、2つの電源ノイズ低減器「QNR3.1」と、1つのアース発生器「GNR Mini 3.1」によって構成されています。このQNRユニットは元々、ケーブルエージング機器「QBT」のために製作されたもので、日本のACOUSTIC REVIVE(アコリバ)や、TIGLON(ティグロン※)製ケーブルの出荷前に行うバーン・イン(エージング)に使用されています。
※ティグロンでは超飽和電流型ケーブル活性装置「HES」と呼んでいます。

ケーブルのエージングのための正確な基準信号を生成するためには、電源ノイズの低減が必要不可欠だそうで、これはアースの基準電位の生成においても同様で、これにより『 GNR3.1 』が外来の電源ノイズに関わらず、正しいアースの基準となる信号を、接続された機器に供給できるのだとしています。

『 GNR3.1 』の背面にある6つのアース出力端子での電位は十分に低く、インピーダンスも極めて低いため、端子に流入してきた外来ノイズは、内部の「QNR」によって取り除かれるのです。また、各端子はそれぞれアイソレーションされているため、ノイズが相互に干渉することはありません。

『 GNR3.1 』と2017年発売の初代「GNR」との違いは、使用パーツの選別を従来以上に厳密に行い、従来機の選別基準の16倍、すなわち1万個以上の購入パーツの中から、3.1の基準をクリアするのは数百個程度しかないと言います。

本機の背面端子は、左側に3個、右側に3個あり、片側3個をアナログ機器に、もう一方をデジタル機器に、付属のアースケーブルを使用して接続するように推奨されています。しかし所有されている機器が多い場合は、本機を2台、それぞれをアナログとデジタル専用にすることも(勿論ご予算が許せばですが)提案されています。

付属のアースケーブルは、Yラグ ⇒ Yラグが3本、Yラグ ⇒ RCAプラグが3本ですが、別売オプションとしてXLR、BNC、USBが、長さも1.5m、2.0m、2.5m、3.0m(いずれも特注品)が用意されており万全です。

ここまでの説明でも、その効果は実際に体験いただかないとにわかには信じられないと思います。かく言う、私自身がかつてそうでした。音楽信号の流れない、出ても入っても来ないアースケーブルを繋ぐだけで音が変わるなど、全く説明が付かないのですから…。

それでは自宅でのアクティブアース『 GNR3.1 』の効果の程をレポートしてまいります。

■ 実際に検証してみました

右写真の正面から見て左側にデジタル機器(DACプリ、CDプレーヤー)、右側にアナログ機器(パワーアンプ、アナログプレーヤー)のアースケーブルを接続。『 GNR3.1 』の電源ケーブルは、電源タップを繋いでいる2連の壁コンセントの空いた側に接続しました。

この電源プラグを抜き差ししても、全くノイズは出ませんでした。そして、その際の効果は以下のように劇的なものでした。もちろん、機器単独でのアースの抜き差しも試しています。

上記の接続にてCDプレーヤーでMQA-CDを再生しました。以下は私が感じたままの試聴メモです。

  • サウンド全体のヌケが非常に良くなりました。
  • ノイズ感がなく静かになり、空間感、音場感が出てきました。
  • 奥行き感が抜群で、前後感、立体感も確実にアップしました。
  • 超低域方向への沈み込み、厚み感が半端ではありませんでした。
  • 全体に重心が下がり、豊かでふくよかさが出てきました。
  • 中域が厚くなり、ボーカルの肉質感、生々しさが出てきました。
  • 高域は開放感があり、どこまでも透明で滑らかに伸びきりました。
  • ボーカルがコリッとして中央に浮かび上がり、定位がしっかりしました。
  • ベースの形が眼前に現れ、圧倒的な力強さで迫りました。
  • 各種パーカッションが気持ち悪いくらいリアルでした。

これらの効果は、CD以外のパソコンを使ってのファイル再生でも、アナログ再生でもほぼ共通でした。また、各機器のアースケーブルの着脱も試してみました。それぞれで効果は確認されましたが、やはり上記のように全てにアースケーブルを繋いだ場合に最高の結果が得られました。

■ 結論として
この『 GNR3.1 』のアグレッシブでホットな《 説得力 》は、オーディオシステムのどのコンポーネントを入れ替えても実現不可能なレベルの変化だと思います。アーティストや楽器の実在感、サウンド全体の音楽性の表現力は、コンポーネントのグレードアップとは《 別次元 》の改善度合いだと感じました。

ただ、ノイズ環境に恵まれたユーザーは、既発売の『 GNR Mini 3.1 』(以前に自宅で試聴済み)でも十分効果を享受できるのではないかとも思いました。
(あさやん)

2019年2月13日 (水)

FURUTECH『 NCF Booster 』シリーズの活用法をご紹介!

ハイエンドオーディオ担当の "あさやん" です。
今回は「1個でも納得、複数個でさらに満足」の、FURUTECH(フルテック)『 NCF Booster 』シリーズの新たな使い方をご提案させていただきます。




■ FURUTECH『 NCF Booster 』シリーズとは

2017年9月発売の、FURUTECHのコネクター/ケーブルホルダー『 NCF Booster 』は、オーディオ機器や壁コンセントに接続されているハイエンド電源ケーブルが、その重さのためプラグが外れそうな不安定な状態や、重さが機器に負担を掛けている場合に、それらを支えることで問題を改善すべく開発された製品です。

挿し込む大型の電源コンセントプラグやインレットプラグを、高さを調整することでしっかりと設置面や床面に対して平行に固定し、不安定な接続状態の導通を改善するのです。また、プラグを上下からしっかり固定することで、振動も押さえ込む構造になっています。

さらに、プラグを挟むクレイドル(下部)と、クランプ(上部)には、独自の特殊素材「NCF(ナノ・クリスタル・フォーミュラ)」調合のナイロン樹脂を採用することにより、帯電防止や静電気によるノイズの除去も実現したのです。

電源コンセントやインレット以外でも、重量級のインターコネクトケーブル、重量級の分岐コネクタ付きスピーカーケーブルなど、各種ケーブルのスタビライザーとしても応用でき、複数個使用することで空中配線も実現できます。

続いて2018年4月に発売された『 NCF Booster-Signal 』は、約半年前に発売され異例のヒットとなっていた「NCF Booster」に続けとばかりに、その簡易タイプとして開発されたのでした。「NCF Booster」とは違いクレイドル部分をフラット型とし、電源プラグやインレットプラグ以外にも、RCAやXLRプラグ、HDMI端子、USB端子にも対応させています。

クレイドル部分は前作同様NCFでできており、信号系統だけでなくスピーカーケーブルの空中配線、アンプなどの各端子部分、壁コンセントなどにも活用できます。さらにオプション(※)で上から押さえる「TOP CLAMP」や、高さ延長用の「Extension Shaft Bar」、シャフトバーの高さを微調整できる「Shaft Bar Adjuster」も加わり、更なるグレードアップも可能となりました。 ※オプションは『 NCF Booster 』でも使用可能です。


■ 実際に色々と検証してみました

今回は『 NCF Booster-Signal 』を中心に、従来の一般的な使い方に加え、実際に以下のような使い方にチャレンジしました。

筆者は、従来からスピーカーケーブルを糸で吊したり、電源ケーブルは洗濯バサミで浮かしたりしていましたが、今回はそれらを『 NCF Booster-Signal 』に入れ替えてのテストや、各種オプションを使ってあらゆる場面を想定し、その効果を検証しました。

検証その1:各種プラグを持ち上げることで機器に負担をかけない設置


重量級の電源ケーブルは『 NCF Booster 』にオプションバー2本を使い、クレイドルをコンセントの高さまで持ち上げてクランプで固定。下側のプラグには「Cradle-Flat」を使用。⇒ 想像以上の効果があり、低域が充実し、特に超低域が深く沈み込みました。中高域は透明度が上がり、響きが豊かになりました。音圧も明らかにアップして聴こえました。


DACプリの重量級のインレットプラグを床から『 NCF Booster-Signal 』とオプションバーで持ち上げて設置。
⇒ 従来かなりガタツキがあり不安定でしたが、支えることで機器に負担が掛からなくなりました。大音量時の不安定さも払拭され、低域が厚く、中域が充実し、高域のヌケが良くなりサウンドに深みが増しました。


パソコンのUSBケーブル出力に『 NCF Booster-Signal 』を設置。
⇒ 低域が引き締まり、しっかりしてきました。中高域は伸びやかになり、僅かに感じた歪みっぽさが取れ、落ち着いたサウンドになりました。クレイドルのNCFの効果が大きいのではないかと思われます。


DACプリのバランス出力ケーブルのXLRプラグを『 NCF Booster-Signal 』を使って床から持ち上げて設置。
⇒ 高域の透明度・解像度が上がり、背景が静かになり見通しが良くなりました。低域はコリッと引き締まり、明らかに立ち上がりが良くなりました。空間表現力がアップし、全体のグレードが数段上がったように感じられました。


検証その2:ケーブルインシュレーターとして電源ケーブルを床から持ち上げて設置


洗濯バサミを外し『 NCF Booster-Signal 』を2個使用して電源ケーブルを床から持ち上げて設置。
⇒ 低域が厚く安定感が加わりました。音像の輪郭が鮮明になり、ピントが合い立体的でリアルになりました。音圧がアップし、響きも豊かになりました。


検証その3:オプションバーとオプションクレイドルで、ケーブルを複数段で分離。


各種ケーブルを『 NCF Booster-Signal 』と「Cradle-Flat」2個で3段に分離し空中配線。
⇒ 解像度が明らかに向上し、従来埋もれていた微細な部分が現れました。低域はシャープになり、過渡応答性が上がって感じられ、生々しさが加わりました。音場は奥行き方向に伸び、前後感・立体感が向上しました。


検証その4:NCFによるノイズ軽減や床から持ち上げることでの制振効果。


電源タップの入力インレットプラグを『 NCF Booster 』で固定。
⇒ 安定感が増し低域の定位が改善、音像もクッキリしてきました。明らかに実在感がアップし、前後感もしっかり出てきました。全体にパワー感が増し、音に勢いが出てきました。


床を這わせていたスピーカーケーブルとラインケーブルを空中配線。
⇒ まとわり付いていた付帯音が取れクリアになりました。低域が伸びやかになり超低域まで再現されました。音離れの良い、リアルで解像度の高い瑞々しいサウンドになりました。


■ 最後に
総じて『 NCF Booster 』シリーズはソフトに入っている音をすべて描ききるのです。ある部分が強調されたり、キャラクターや雑味が加わることもなく、自然なバランスで立体的な音場を再現します。これはオーディオ機器の能力をフルに出し切るような変化とも言えます。

使いこなし次第で、高さ調整によるケーブル位置の高低差でのチューニングも可能です。高さによりエネルギーバランスの調整ができ、複数個の使用で、さらに浮揚感や空間感まで顕著に表れてきます。このあたりはユーザーの経験と技量が試されるところではあります。

『 NCF Booster 』シリーズは、スピーカー直近や、床に直接ケーブルを這わしている場合、特に効果的です。しかし、ケーブルはスピーカーからの音圧の影響だけではなく、ケーブル導体を信号が流れることで生じる、ケーブル自体の微小振動も同時にコントロールしているようです。さらにNCFによる静電除去効果も見逃せません。

『 NCF Booster 』シリーズは、FURUTECHでも想定外の新たな提案がなされ、ますます用途の幅が広がっています。「1個でも納得、複数個でさらに満足」、そしてオプションを加えることで期待以上の効果が得られます。

発展性のあるオーディオアクセサリーですので、工夫次第で期待を超える驚きがあります。2019年春、Joshin webショップ一押しのオーディオアクセサリーは、FURUTECH『 NCF Booster 』シリーズです。
(あさやん)

2018年12月 4日 (火)

オーディオネセサリーBEST 11~ 手放せなくなってしまったオーディオアクセサリー 《ベストイレブン》~

ハイエンドオーディオ担当の "あさやん" です。
今回ご紹介するオーディオアクセサリー達は、既に我が家に導入してかなりの日数が経過している製品ばかりです。いずれのアクセサリーも、今となっては使っているのを殆ど意識しなくなってしまっています。しかし、一旦外しますと「あれれ・・・。これ程効いていたの?」と感じてしまう、筆者にとってのまさにネセサリー(必需品)なのです。


■ オーディオネセサリーBEST 11

【1】ACOUSTIC REVIVE 超低周波発生装置『 RR-777 』

このコーナーで過去に何度も取り上げたナンバーワンネセサリーで、我が家では2001年発売のオリジナルモデルの「RR-7」以来、20年近く使い続けている、最も歴史あるネセサリーです。ある日、我が家のオーディオシステムが、いつになくザワついて、奥行きがなく平面的でヌケの悪い音に感じたのでした。ふと見上げると、天井近くに設置している『 RR-777 』のパイロットランプが消えています。よくよく調べてみますと、何かが当たったのかACアダプターがコンセントから外れてしまっていたのでした。

【2】Elesta 静電気除電アクセサリー『 Standard Carbon Vol.5 』

オーディオ機器は常に静電気の影響を受け続けていると言います。オーディオ機器は電気を動力にしているので、電流が流れると機器は必ず帯電してしまい、機器の性能は通電時間とともに劣化し、それは特にUSB-DACなどのデジタル機器で顕著だと言います。『 Standard Carbon Vol.5 』は筐体にドライカーボンを使っており、制振効果が加わった結果、音質改善度はさらに大きいのです。筆者はUSB-DACに載せていますが、外すと音が曇ってしまい、音場が狭くなり、つまらない音になってしまいます。

【3】Elesta 静電気除電アクセサリー『 Standard V(5)EX Vol.10 』

消費電力の大きいアンプは、他のオーディオ機器よりさらにトランスや回路基板、各種パーツが帯電しやすい環境に置かれています。我が家では『 Standard V/EX Vol.10 』をパワーアンプのトップパネルの電源トランスの真上に置いています。本製品からの大量のマイナスイオンにより、アンプ全体がイオン化され常時除電されると言います。明らかに中低域に安定感が出て、音楽の芯がしっかりしてきます。そしてサウンド、特に打楽器やブラスの立ち上がりのスピード感が増し、ダイナミックレンジが拡大したようにも感じます。

【4】AiTEC 絶縁インシュレーター『 Λ8.24 for Digital 』

こちらは、我が家のノートパソコンの下に常駐しています。今となっては『 Λ8.24 for Digital 』の無いPCオーディオは考えられなくなっています。確かにナイロン樹脂でできており、金属製の振動対策のインシュレーターと比較して全く高級感はありません。しかしその効果は抜群で、パソコンから外した瞬間、音楽全体がべとっとした感じになり、ボーカルにもまとわりつきが感じられ、声の抜けが悪くなってしまいます。そして演奏途中にパソコンに挟み込んだ途端、元のサウンドに戻ります。まさに縁(パソコン)の下の力持ちなのです。

【5】AiTEC 絶縁インシュレーター『 Λ8.24 The Professional 』

耐荷重が「for Digital」の1個当たり7kgから15kgと2倍以上に強化され、重量のあるアンプなどにも使えるようになりました。しかしそれだけではありません。同社のルームチューニングアクセサリー「Λ3.16」のノウハウを投入したことで、さらに魅力的な究極のインシュレーターとなっています。筆者は従来の「for Digital」に替えて『 Λ8.24 The Professional 』をUSB-DACに使っていますが、さらにサウンドの透明度が上がり見通しが良くなりました。音楽のベースは安定しており、そこにしなやかさや潤いが加わり、実に生き生きしたサウンドが展開します。PCオーディオでの必需品となりました。

【6】ORTHO SPECTRUM デジタルアキュライザー『 DACU-500 』

CDプレーヤーからの同軸出力とD/Aコンバーター(USB-DAC)のデジタル入力の間に『 DACU-500 』を挟みます。10cm弱の長さがあるためラック収納では苦労しそうですが、我が家のUSB-DACはラックの上に置いているため問題はありません。ただ不安定なため何か支えがある方がベストです。その効果は抜群で、それまでのCDプレーヤーのアナログ出力とはもちろんのこと、本機なしのUSB-DACでのサウンドともかなり大きな差で、解像度が明らかに向上し、音楽が生々しく感じられ、CDソフトのダイレクト再生の音がこんなに素晴らしかったのかと、改めて見直す切っ掛けになったのでした。

【7】ORTHO SPECTRUMUSB アキュライザー『 UACU-700 』

PCオーディオで使っているパソコンからのUBSケーブルとUSB-DACの間に『 UACU-700 』を挟みました。途端に今まで何かざわついていた音楽がクリアになり、PCオーディオでは、どうしても不満になることの多かった低域にも力強さが出て来たのです。これはかつてクロックの精度を上げた時に感じた改善と似ているとも感じました。USB規格自体、音楽の録音再生が全く考慮されておらず、ノイズに無防備だったのが実感できます。本機によってPCのノイズ環境を制することで、PCオーディオでもアナログに迫るサウンドが実現できるのだと確信したのです。

【8】ACOUSTIC REVIVE マグネットフローティングインシュレーター『 RMF-1 』

CDプレーヤーはそれ自体回転体を内蔵した振動体であり、ピックアップも常時細かく動いています。これに外部からの振動が加わるのですから、ディスクに刻まれた信号を読みとるのは至難の技であろうことは想像に難くありません。『 RMF-1 』でCDプレーヤーを3点支持することで、その反発力で完全に浮揚させ、航空レベルのアルミ合金や複数のマテリアルを組み合わせたことで、インシュレーターの癖の発生を抑えたとのことです。結果、CDプレーヤー本来のサウンドが引き出され、CDの魅力を再発見してとうとう外せなくなってしまったのです。

【9】KRYNA ケーブルインシュレーター『 Helca1 』

螺旋状の樹脂製のチューブにダンピング用として特殊溶液を封入して、ケーブルの周囲を360度囲む(合体させる)という、かつてなかった方法を編み出した『 Helca1 』です。電源ケーブルに使えば低域の安定感が増し、スケール感もアップします。ラインケーブルでは透明度が上がり、ダイナミックレンジも上がったように感じました。圧巻はUSBケーブルに使った時で、S/Nが明らかに向上し、硬さがほぐれ、低音楽器の輪郭がはっきりし、深く沈み込む感じが出て来たのです。PCオーディオの弱点の低域再現力が改善されます。

【10】iFi-Audio AC電源用アクティブ・ノイズクリーナー 『 iPurifier AC 』

我が家の電源タップの一角を占有している『 iPurifier AC 』です。上面のアースのLEDがどうしてもグリーンにならず当初苦労しましたが、庭にアース棒を打ち込み解決できました。サウンドは輪郭がはっきりし、音離れが良くクッキリし、音像がコリッとして明らかに分離が良くなります。立体感や奥行き感もたっぷりで、響きが豊かになります。電源ラインを伝わるノイズが取り除かれ、S/Nが向上した結果だと思います。

【11】中村製作所(NS)ノイズ吸収リングコア『 NS-285 』

我が家では径の違うアモルメット・コアを数カ所に使っています。何処に使っても効果は大きいのですが、何より副作用が全くないのが最大のメリットです。ただ必ずケーブルを通す必要がありますし、プラグの大きさには十分注意が必要です。平面的で少し硬いと感じていたサウンドが一変。立体感が出て来たのと同時に低域の厚みが増し、明らかに下に伸びます。いやなまとわりつきも払拭され、メリハリが出てきてエネルギー感が確実にアップします。明らかにS/Nが良くなり、音場空間の見通しが良くなり、遠近感がしっかり感じられます。



■ 最後に
これらはいずれも、我が家のオーディオシステムにとって最早無くてはならない存在となった『 オーディオネセサリー 』ばかりですが、それぞれの相乗効果が大きく、今となってはどれを外しても違和感を感じてしまうくらいです。

『 オーディオネセサリー 』は、デジタル信号も最終的にはアナログ信号にしてスピーカーを駆動する現在のオーディオシステムにとって、有害な「電磁波」「静電気」「振動」「高周波」「アース」を対策すれば、必ず音質が向上することを証明しているとも言えます。

『 オーディオネセサリー 』の1アイテムからでも結構です。ご自身のオーディオシステムに加えていただければ、間違いなくサウンドが改善され、オーディオシステムのグレードがアップします。ぜひお試しいただきたいと思います。オーディオがもっともっと愉しくなってきます。

2018年11月30日 (金)

【誰でも簡単にネットワークオーディオを!】アイ・オーデータのオーディオサーバーSoundgenicがお薦めです!


みな様、こんにちは!
前回から少し間が空いてしまいましたが。。。ハイエンドオーディオ担当のとうふです。
11月に入って徐々に気温が下がり、朝には息が白くなる日も増えてきましたね。

さて、11月と言えば各種オーディオイベントが各地で行われるのですが。。。
昨今は『音楽をCDで聴く』という方が減少の傾向にあり、
主な再生媒体がPCやDAP(デジタルオーディオプレーヤー)と言う方が多いようですね。。。
CDの売れ行きも同様に減少傾向にあるそうですが、それに反応してか昨今はCDプレーヤーの新作もめっきり減ったように感じます。

しかしそんな状況でも音楽機器業界にとっては決してマイナス要因では無く、
オーディオ再生のスタイルが変化しているだけで、
一家に一台(場合によっては1人一台)はお持ちのPCを再生機とした"PCオーディオ"
スマートホンやDAP(デジタルオーディオプレーヤー)等からのワイヤレスイヤホン/ヘッドホン再生で、音楽に触れるシーンはよりずっと身近になっているようです。

さて、今回ご紹介の製品"Soundgenic"はPCオーディオの一種、
ネットワークオーディオで使用される音源を保存する『オーディオサーバー』にあたります。

I/Oデータ
オーディオ用ネットワークサーバー
Soundgenic


本機は発表時にもハイエンドブログでもご紹介させて頂きましたが、やはり待ち望んでいた方が多かったのか。。。 しばらくは入荷完売入荷また完売、としばらく品薄の状況が続きました。


その後、容量が強化された兄弟機【HDL-RA3HG 】が初夏に発売。
品薄状態も解消されてきました。

さらに8月に新ファームウェアが公開され機能面が拡張、と利便性が更に向上!
特に私が大きな点と感じるのが
○DAP(デジタルオーディオプレーヤー)などのUSBマスストレージ機器に転送

ポータブルオーディオユーザーには非常に嬉しい機能です!
Soundgenicはオーディオサーバーという製品ですが、外付けCDドライブを取り付けることで
CDの取り込み機能CDトランスポーター機能を持ちます。
※対応ドライブにご注意ください。
CDを取り込んで、後はお気に入りのDAPに転送!という工程がPC要らずで行えるのです

○「DirectDSD」を新たにサポートし、最大DSD22.5MHzに対応

Soundgenicは先にも書きましたが本来はオーディオサーバーです。
しかし搭載のUSB端子に機器を接続する事でさまざまな事が行えます
なかでもUSB-DACを接続する事で、単体プレーヤーとしても楽しむ事が出来、今回のアップデートで更にオーディオプレーヤーとしての機能に磨きがかかりました!

その他の詳細なアップデート情報はメーカー該当ページをご確認くださいませ。
※動作の安定や機能拡張などが行われる為、ファームウェアは最新の状態に維持してください。

ファームウェアの更新で更に完成度を高めたSoundgenic。
ネットワークオーディオを検討中の方にはもちろん、秋のオーディオライフを楽しむツールとしてお薦めの製品ですっ!

それではいつもお買い得な「Joshin Web」でお待ちしております。

2018年11月23日 (金)

2018年後半 話題の最新オーディオアクセサリー情報

ハイエンドオーディオ担当の "あさやん" です。
今年(2018)前半の話題のオーディオアクセサリーは、以前このコーナー「最新オーディオアクセサリー事情」でも取り上げさせていただきましたが、この秋も続々と話題のアクセサリーが登場してきています。オーディオをさらに面白くするユニークなアクセサリーが目白押しです。そんなアクセサリーの中から今後注目を集めそうな製品を一挙ご紹介してまいります。

■ 【1】 FIDELIX『 MITCHAKU-Z 』


何と、かのピュアストレート型トーンアーム、フィデリックスの「0 SideForce」と同等の性能を、S字型アームでも実現しようと開発されたヘッドシェルです。「0 SideForce」は、アナログファンの間では究極のトーンアームとして、発売以来大ヒットを続けています。本機はオフセット角をつけた一般的なトーンアームでも、ピュアストレートアームのサウンドを実現すべく開発された発展型のヘッドシェルです。

そのサウンドは、低音楽器の明瞭度、力強さ、深さが圧倒的・劇的で、地を這うような揺るぎない迫力で低音が再現されるのです。オーディオマニアがかつて、オーディオ再生における最終目標とした、マスターテープの音のような安定感のある充実したアナログサウンドが実現するのです。
※ご注意:本機は微調整が必要なため、ベテランのアナログオーディオファンにのみお勧めしています。なお、2019年4月発売予定のヤマハ ターンテーブル「GT-5000」にもピュアストレートアームが採用されています。


■ 【2】インフラノイズ ORTHO SPECTRUM『 UACU-700 』


インフラノイズがデジタル整合器"デジタルアキュライザー"「DACU-500」に続いて開発した、第2弾となるUSB信号整合器です。その名も"USBアキュライザー"です。「DACU-500」は筆者も手放せなくなってしまった、まさにデジタル伝送の救世主的な存在の製品で、話題の『 MQA-CD 』再生には必要不可欠なアイテムとなってしまっています。

USB規格には元々音楽の録音再生は全く考慮されておらず、ノイズの悪影響を受けやすい接続方法ですが、逆にノイズ環境を制することで音質が著しく改善できるのではとの考えから、本機は開発されました。原理はUSB信号の時間軸と位相のわずかなズレを補正整合させるディレイラインだとしています。

D/AコンバーターのUSB入力端子に差し込むだけでドラマチックな音楽表現力が生まれ、アナログオーディオをも凌駕するサウンドに生まれ変わります。特に低域の充実感、ヌケの良さには一聴の価値があります。
※ご注意:一部のUSB規格を外れたオーディオ専用USBケーブルでは電源と信号部分を分離した構造としているため、アースループが形成され再生ができない可能性がございます。USB規格に準じたケーブルに変更してご使用下さい。


■ 【3】KAMS『 SEH1042D-KAMS 』


愛知県名古屋市に拠点を置く名精工業のKaMS(カムズ)が開発した、特許出願中の全く新しいチューニングアイテム"サウンドエレメント"です。特殊な素子を通すことにより、パワーアンプから送られてくる波形からノイズ等を取り除く事により、クリアで臨場感のある音を生み出すとしています。その素子を分厚いステンレス(最高級ステンレスの削り出し)で覆うことにより、外部からのノイズ混入を防止する効果があり、重量は1個1200gもあります。

筆者は自宅で実際本機を試聴したのですが、アンプとスピーカーの間に介在させることで、サウンドは劇的に変化しました。S/Nが抜群に良くなり、響きも豊かで、情報量の多さは圧倒的でした。音の粒子が非常に細かくなり、ボーカルのヌケが良く、口も小さく実に生々しくなりました。低音は安定感を増し伸びやかで、超低域も力強く豊かで厚くなりました。筆者にとって手放したくないアイテムになってしまいました。


■ 【4】TOWNSHEND『 Maximum(マキシム) 』


英国ロンドン近郊に本拠地を置くタウンゼント・オーディオの非常に小型(5×3×10cm)のリボンタイプのスーパーツイーターです。お使いのスピーカーの上に載せ、本機の前面をスピーカー前面に合わせ、付属のケーブル(バナナプラグ付きリッツ線)でスピーカーの入力端子にパラ接続するだけです。30kHz~90kHzの再生帯域を持ち、リアのツマミで6段階のクロスオーバー調整(同時にレベルも変わる。自宅ではレベル③で使用)ができ、音圧レベル80dB/Wから110dB/Wのスピーカーに対応できるとしています。


実際に自宅スピーカー(写真)で使ってみました。作りは見た目よりズシンと重い精密感にあるものです。音場の見通しが非常に良くなり、響きも豊かになりました。女声ボーカルがとても滑らかで艶やかになり、透明感のある生々しいハッとするような実在感が出てきました。ベースの木質感、ピアノタッチのリアル感、シンバルの透明感、そして音楽全体にコリッとした小気味良さが出てきて愉しく聴かせてくれました。


■ 【5】KRIPTON『 PB-HR2000 』


スピーカーで次々ヒット作を送り出しているクリプトンのピュア電源ボックス"HR(High Resolution)シリーズ"のフラグシップ機です。同社が開発した最新素材の一つである『 〈ネオフェード〉カーボンマトリックス3層材 』を筐体5面に採用することで、電源環境に発生するノイズの大幅な軽減を実現したのです。内部構造は全てにステンレスを採用しています。

更にフェライトを超えたノイズ抑制効果を持つ複合磁性体であるバスタレイドを採用し、これをシート状にしてジャンパー線(PC-Triple C)にスパイラル状に巻き付けることで、高周波ノイズを抑制し、高S/N、高音質を実現しています。また電源フィルター2回路を採用したことで、「大電流機器」と「小電流機器」との分離接続ができ、機器間の影響を大幅に軽減できたとしています。とにかくノイズ対策に徹しきった究極の電源タップと言えます。


■ 【6】ACOUSTIC REVIVE『 POWER SENSUAL-MD2.0 』


本機は「出川式電源」で有名な出川三郎氏が開発したMDユニットを搭載し、導体には5.6スケアのPC-TripleCを採用した電源ケーブルです。MDユニットの内部には、極性を互い違いにした特殊形状のマグネットが配置され、その外周にマイナス電位を持った天然鉱石の粒子を配置することで、無磁界の状態を作り出し、電源ケーブルから 発生する磁界はもちろん電源ラインやアースラインから混入するノイズも消滅させるとしています。

これにより電源供給能力の劣化が無くなり、一種のブースター効果もあってエネルギー感や躍動感、S/N感も劇的に向上するのです。このMDユニット搭載により、電源ケーブルでありながら、クリーン電源をも上回る効果を実現するとしています。更に電源プラグとインレットコネクターには、FURUTECHと共同開発した新素材NCF(ナノ・クリスタル・フォーミュラ)と純銅電極を採用した究極の電源ケーブルが完成したのです。



■ 最後に
ご紹介しました話題の最新オーディオアクセサリー6アイテムは、オーディオファイルのオーディオライフを更に豊かに、そして面白くするアクセサリーばかりです。高価な製品もございますが、いずれもオーディオコンポーネンツを替える以上の効果が十分期待できるアイテムばかりです。自信を持ってお勧めいたします。<あさやん>

※なお、効果の感じ方には個人差及びオーディオ機器による違いがあることは、予めご承知おきください。
※上記製品はいずれも人気商品のため、今後も品切れを起こす可能性もございます。できる限りご要望に添えますように、全力で商品確保をしてまいりたいと考えております。

2018年10月22日 (月)

オーディオケーブルの"伝統と革新″に迫る Vol.2 ティグロンケーブル編 ~ 純度や素材の追求とは一線を画す ティグロンのケーブルとは ~

ハイエンドオーディオ担当の "あさやん" です。
今回は、前回の「キンバーケーブル」に引き続き「オーディオケーブルの"伝統と革新"に迫る Vol.2」と題し、特許技術を駆使してケーブル開発を行っている「ティグロンケーブル」を取り上げます。ティグロンは画期的な海外製の「ケーブル改善装置HSE」をいち早く導入し、この度、従来のケーブルラインナップのほぼ全てを「HSEシリーズ」にグレードアップしています。




■ ティグロン株式会社の歩み

ティグロン株式会社は、KRYNA PROとして2008年に設立、同年「TIGLON」ブランドのスピーカースタンドを発売。同社は制振効果とシールド効果が高いマグネシウムに関して高度なノウハウを持っており、翌2009年特許技術である「マグネシウムシールド」を取得したのです。2010年KRYNA PROからティグロンへ社名を変更しています。


■ 特許技術「マグネシウムシールド」(特許 第4282759号)


忠実な原音再生を実現するために、実用金属であるマグネシウムが備える高い電磁波遮断性、振動吸収性、熱発散性に着目しました。そのマグネシウムをシールド層の材料として採用し、ケーブルを介して侵入する外部ノイズの影響を限界まで排除することに成功し、理想の「マグネシウムシールド、ケーブル」を実現したのです。

近年のハイレゾブームもあって、銀を使って輪郭鮮明、超高解像度を狙ったり、異常な程に銅の純度や素材にこだわったケーブルが多い中にあって、ティグロンは最近のケーブルの主流でもある、高解像度(緊張感を伴うサウンド)を求めるのではなく、情報量は多いにもかかわらず、柔らかく心が和むサウンドを追求していると言います。

実際にティグロンは、導体にディップフォーミング無酸素銅(DF-OFC:米GE社が開発した誘電率101~102%の無酸素銅)を採用し、特許技術「マグネシウムシールド(第三世代)」を駆使して、電磁波や振動ノイズを遮断し、S/Nが良く、癖のない、リアルな音場空間の再現を追求してケーブル開発を行っているのです。


■ ディップフォーミング無酸素銅「DF-OFC」

ディップフォーミング無酸素銅「DF-OFC」は、かつて米ウエスタンエレクトリックがアンプの内部配線に使用していました。ティグロンは、国内に唯一残るディップフォーミング炉で製造した無酸素銅を使用することで、最新の導体では味わえない生々しいアナログサウンドを実現できたのだとしています。

更に、今回ティグロンのケーブルを取り上げた最大の理由でもある、画期的な海外製の「ケーブル改善装置HSE」をいち早く導入して、さらに進化したケーブル“HSEシリーズ”に全面刷新して各種ケーブルを発売したのです。


■ ケーブル改善装置「HSE」

ケーブル改善装置「HSE」は、正式にはハイパー・サチュレーテッド・エナジャイザーという名称で、欧米とアジアのケーブル技術集団とティグロンが共同開発した「超飽和電流型ケーブル活性装置」というもので、ティグロンが日本でいち早く導入しました。

具体的には、ケーブル導体に導体が電流飽和するような直流電流を流して、結晶粒界の酸化膜などを熱分解して除去し、多結晶の銅を単結晶に近づける効果があります。かつこの直流に、用途毎にプログラミングした特殊な振幅変調をかけることで、ケーブル導体を活性化するのだと言います。これは単なるバーン・イン(負荷試験)やエージングとは全く違うようです。

同時に発生する適度な熱を利用して、導体周囲の絶縁物や「マグネシウムシールド」などのシールド層が膨張し、柔らかくなって動きやすくなり、機械的なストレスも解消できるとしています。またケーブル全体が柔らかくなって配線の際の取り回しも楽になるのです。

この度ティグロンは、従来のケーブルラインナップのほぼ全てを“HSEシリーズ”にグレードアップしています。見た目の違いは熱収縮チューブにHES(Hyper Saturated Energizer)と印字されているだけです。


■ 試聴するHSEシリーズ3アイテム

早速自宅で、“HSEシリーズ”3アイテムを試聴しました。

【1】RCAラインケーブル「MS-DF12R-HSE」

導体にはディップフォーミング無酸素銅(DF-OFC)を使用し、シールド層には第三世代「マグネシウムシールド」を採用したハイコストパフォーマンスモデルのラインケーブルです。DF-OFCを使用することで、最新の導体では味わえない生々しいアナログサウンドを実現させたのです。RCAプラグには上位機種R10と同じオーストラリアKLEI社のプラグを採用し、定位感・解像度を高めながら癖の無い自然な音質を実現しています。

【2】XLRラインケーブル「MGL-X10-HSE」

ティグロン最上位のXLRケーブルです。導体には日立金属製HiFCを採用し、情報量と質感の向上を図っています。シールド層には「マグネシウムシールド」と「Mg(純マグネシウム)フィルター」を使用し圧倒的な静けさを再現しています。世界特許取得記念モデルでもあります。

【3】電源ケーブル「TCA-1.2W-HSE」

マグネシウムシールドを採用した最上位電源ケーブルです。2重の「マグネシウムシールド」構造、「Mgフィルター」をIN側に装着する事により圧倒的な静けさを実現しています。電源プラグにはジョデリカのピュアカッパーETP-960RH、ETP-930RHを採用し、格段に解像度、情報量、静寂感が向上しています。こちらも世界特許取得記念モデルです。


■ 試聴しました


自宅で試聴しました。

試聴して最初の感想は、以前に聴いた「HSE処理」のしていない従来製品との違いは想像以上で、いずれのケーブルも解像度は明らかに向上しているのですが、まったく神経質になったり耳障りになったりせず、ナチュラルで穏やかな癖のない上質サウンドでした。

瞬発力や音の粒立ちは明らかに向上しているのですが、これ見よがしの誇張感はなく、制動は十分効いており、ソース本来のリアルさが出ているとも感じました。密度感が高く、透明感も抜群で、音場の見通しがさらに良くなり、生々しく実在感もたっぷりでした。

S/Nが向上した結果、倍音が豊かに感じられ、音楽の抑揚感が増し、開放感が向上して音が伸び伸びしてきました。「HSE処理」によってケーブルの機械的なストレスが払拭され、ケーブル素材が本来持つパフォーマンスを引き出せた結果ではないでしょうか。



■ 最後に
今回の「HSE処理」の効果は想像以上でしたが、各ケーブルの価格アップは僅かであり、非常にお買い得感を感じました。デジタルソース、ハイレゾソースからアナログライクなサウンドを引き出したい方にこそお使いいただきたいケーブルです。(あさやん)

2018年10月13日 (土)

オーディオケーブルの"伝統と革新"に迫る Vol.1 キンバーケーブル編
~ 純度や素材の追求とは一線を画す キンバーのケーブルとは~

ハイエンドオーディオ担当の "あさやん" です。
今回は、「オーディオケーブルの"伝統と革新"に迫る Vol.1」と題し、他のアメリカのハイエンドケーブルブランドとは一線を画し、ほぼ発売当時の製品のまま超ロングセラーを続けている、「キンバーケーブル」を取り上げます。同社のケーブル哲学や、ラインケーブル『 HERO/CU 』と、スピーカーケーブル『8TC』のご紹介もいたします。




■ キンバーケーブルとは


KIMBER KABLE(キンバーケーブル)は、1979年に現社長レイ・キンバー氏によって設立されました。研究所と工場を兼ねる本社は創業以来アメリカ・ユタ州オグデンに置かれています。同社のケーブル哲学は、価格と性能の相関関係において最も価値ある製品を開発・製造することで、「伝える信号に何も加えない、外部からの影響を受けない、外部に対しても影響を与えない。」としています。

そのポリシーの下、キンバーケーブルを最も特徴づけている「ブレイド(編み組み)構造」(※)により、外来ノイズの誘導を遮断し、一般的にはシールドで対処する所を、シールドは音を悪くするという理由から排除し、独自のテクノロジーを確立したのです。このため同社は独自の編み機を導入し、複雑な編み組みも自動で行うことが可能となったのです。 ※導体を逆方向に螺旋状に編み込む構造

また、絶縁体にも導体以上にこだわっており、エネルギーの残留をゼロとするため、各種テフロン(デュポン社のフッ素樹脂類の商標)、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニール、シリコン等ケーブルの特性に合わせて使用することにより、細密な音像とディテールの再現を目指しているのです。

導体には、銅ないし銀、さらにそのハイブリッドを使用し、そしてヴァリストランドと言われる複数の異なる径の導体を複合した撚り線も使用。ラインケーブルのコネクターやバナナプラグ、Yラグなども全てオリジナル品とし、ハンダにもこだわって最新装置を導入し、全品自社の熟練工が製造しているとのことです。

筆者は河口無線在籍中の90年代の終わり頃、当時の輸入元デノンラボの紹介でレイ・キンバー氏とお話する機会がありました。氏の印象は非常に真面目で誠実そうで、製品作りへの絶対的な自信と、製品の安定感と信頼性を最重視しているのだと感じました。当時の製品の完成度は非常に高く、完成品の電源ケーブルがまだあまり一般化していなかったのにもかかわらず「PK-10G」「PK-14G」(※)が飛ぶように売れたことを鮮明に記憶しています。※PSEの取得が必要なため、現在は輸入されていません。

あれから約20年近く経過していますが、同社は他のアメリカのハイエンドケーブルブランドとは一線を画し、ほぼ当時の製品のまま超ロングセラーを続けています。現在の輸入元D&Mがしばらくプロモーションを控えていたこともあり、最近は当時程注目されなくなっていました。しかし言い換えればそれだけ完成度が高かったとも言えるのです。


■ 『 HERO/CU 』

珍しい4芯タイプのケーブルで、信号ライン2本・グランド2本の強固に編み込まれたCQ-ブレイド構造を採用することで、通常のケーブルと比較した場合に、ブレイド構造の特長である、RF(高周波)ノイズのキャンセルとともに、音声信号の伝達性とリニアリティの向上が得られるのです。

編み組みスリーブには、上位シリーズ同様Tecflex(PET)が採用され、ケーブルのブレイドが正しい位置に固定されることで、磁気変調による直流抵抗を低減できます。これらにより『 HERO/CU 』は、十分な低域を含むリッチなサウンドと瞬発力のあるタイトなサウンドを両立できたとしています。

導体には前述のヴァリストランド高純度銅を採用。径の異なる導体を複合することで、ワイヤー内部で発生する共振や外部からの振動の影響を抑え、整った実在感のあるサウンドとなり、自然な減衰感が得られるのです。

また、高純度で線径の太い線材を使用していますが、単線に比べ柔軟性(取り回しし易い)があり、絶縁体には「空気の次に優れた絶縁体」と言われるフルオロカーボン(フッ素樹脂FEP=テフロン)の被覆が使われ、低損失で内部の導体にも影響を与えないことから、色付けのない透明なサウンドが実現できます。


アンバランス・ケーブルのコネクターには、ソリッドメタルで精密加工された同社オリジナルのULTRAPLATEを使用。接触面は高導電性と耐久性を備え、優れた伝送性能を発揮、中心部はフルオロカーボンの絶縁体と2分割したセンターピンで構成し、高性能を実現しています。一方バランス・タイプのXLRプラグには、信頼性の高いスタジオ・グレードのSwitchcraft製を採用して万全を期しています。

『 HERO/CU 』のサウンドは、同社のケーブル哲学通りのニュートラルなもので、低域や高域の強調感は皆無で、癖のようなものは全く感じませんでした。切れ込みがどうの、高域のアクセントがどうの、低域の量感がどうの・・・という最近のデジタルサウンドをことさら強調するようなケーブルとは全く違う方向性の、安定感・安心感のあるバランスの整った落ち着いたサウンドです。


■ 『 8TC 』




同社のお家芸でもあるへリックス・ブレイド構造を採用したスピーカーケーブル。『 8TC 』のへリックス・ブレイドとは、8+8で16本の導体を、±それぞれ反対の方向に螺旋状に編み込んでおり、複雑で美しい外観をしています。

これにより、外部干渉からのRFノイズのキャンセル、ケーブル自体からのノイズ輻射も防止するのです。またシールドを持たないため、伸びやかで開放的なナチュラルサウンドが得られるとしています。

へリックス・ブレイドは一般的なツイストペア(2本対で撚り合わせたケーブル)とは違い、へリックス・ブレイドではペア8組の導体を反対方向に撚り合わせることで、RFノイズのキャンセルだけでなく、ケーブルの直列インダクタンスを大幅に低減することができ、伝送特性、特に高域特性が大きく改善されるのです。


『 8TC 』は両端バナナプラグ(SBAN)仕様または、両端Yラグ(POSTMASTER33/7.0~8.75mm径に対応)仕様と、お好きなコネクタを後付けできる、端末処理なしのフリー(プリストリップド)が選択できるようになりました。またインターナル・バイワイヤー仕様(16本の導体を、高音域側8本、低音域側8本に分割して使用)も用意されています。

■ 最後に
そしてもちろん『 HERO/CU 』を含めキンバーケーブルのすべてのターミネーション作業(ハンダ付けやコネクタの取付け)は、米国の工場でのみ、しかも完全手作業で行われ、信頼性を確保しています。特にハンダ付けは最新の窒素支援型ハンダ付けユニット(ニトロゲン・アシスト)を使うことで、より低い温度でのハンダ付けを可能にし、空気を遮断してハンダ箇所の酸化を防止する従来より優れた方法で、音質向上を果たしたのです。

特に『 8TC 』は加工の難しいことで有名で、綺麗に仕上げることは至難の技でした。今回プラグ付きケーブルの製作作業は、すべて熟練のクラフトマンによって行われ、ケーブルの長さより端末と端子の圧着の強さでの抵抗値の変化も考慮して作られており、外観の仕上がりはもちろんのこと、音質にも大きな差となって表れているとしています。

サウンドは、キンバーケーブルに共通のナチュラルなもので、強調感や、はったりを感じさせない余裕のある伸びやかさ感じさせるものです。豊かな音楽性は、数あるケーブルの中での標準モデル(基準ケーブル)と言えるケーブルだと感じました。

お使いの愛機が本来持っているサウンドを全て引き出してみたい方にこそ、キンバーのラインケーブル『 HERO/CU 』とスピーカーケーブル『 8TC 』をお勧めします。(あさやん)


2018年6月30日 (土)

最新オーディオアクセサリー事情《 人気アクセサリー ベスト7 》

ハイエンドオーディオ担当の "あさやん" です。
オーディオアクセサリー市場が、久方ぶりに活況を呈しています。一部の製品は、爆発的な人気もあって度々品切れを起こしてしまい、ご注文いただきました皆様には、大変ご迷惑をおかけしてしまい、誠に申し訳ございませんでした。いずれも生産数・輸入数が限られており、長期間お待たせいたしましたことに深くお詫び申し上げます。
さて、今回はそんな人気オーディオアクセサリーの中から、特に今年前半、大ヒットを記録した7アイテムをご紹介させていただきます。


■ 人気アクセサリー ベスト7

■ クライナ ケーブルインシュレーター KRYNA“ヘリカワン” Helca1


過去に何度も取り上げています、お馴染み「HELCA1」です。やはり今年になっても全く需要が衰えを見せません。と言いますのも、1個買われたユーザーは、その後必ず複数個ご購入になられるからです。かく言う筆者もそうです。その効果は格別で、電源ケーブルは言うに及ばず、信号のラインケーブル、デジタルケーブル、さらにはUSBケーブルに至るまで、すべてに施したくなってしまうのです。

螺旋状のチューブの内側をケーブルが通ることで、仮想的に浮いた状態になり、外部からの振動やノイズの影響を受けず、同時に自身が発する振動やノイズが外部に漏れることもないのです。音楽再生に特に影響のある微振動と、デジタルノイズを消滅させるのです。ケーブルの構造や種類を問わず使用でき、結果としてケーブル本来のサウンドを蘇らせることができるケーブル専用インシュレーターです。



■ アイファイ・オーディオ AC電源用アクティブ・ノイズクリーナー iPurifier AC


こちらも昨年末発売されるやいなや人気を博し、今も大ベストセラーを続けています。AC電源の壁コンセントや電源タップの空いた3Pタイプのコンセントに挿して使う並列型の電源ノイズフィルターで、その機能は以下の4つあると言います。

特許の軍事技術を使って電源電流に起因するノイズを100分の1以下に減少させます。さらに、コンセントの極性のLEDでの判別、壁コンセントなどのアース端子が実際にアースされているかのLEDでの確認、そして電源トラブル時のサージプロテクション効果です。

電源プラグの2本のピンに同相で存在する「コモンモード・ノイズ」の除去(LEDが2つとも緑)と、2本のピンの間にのみ存在する「ディファレンシャル・ノイズ」の除去(LEDが赤でも可能)です。

特にスイッチング電源やデジタル機器に有効で、アース線を加えることによって相当なノイズ・リダクション効果を実現することが可能です。

本来お持ちのオーディオ機器が持っているポテンシャルを出し切るのです。複数個の使用がさらに効果的であることから、リピーターが増殖中です。



■ 中村製作所 ノイズ吸収リングコア【極太ケーブル・XLRプラグ用】 Amormet(アモルメット・コア) NS-385


一昨年の登場以来、大ヒットを続けているアモルメット・コア。ご要望の多かった大型電源プラグや、XLRプラグが通せる穴径24mmの最大径のアモルメット・コアです。

効果はご承知の通りで、従来のノイズフィルタであったノイズは取れても、本来持っている音楽のエネルギーまで削がれてしまうことのない"画期的"なノイズ吸収リングコアです。高周波ノイズを取り去ることで、これだけ音質が向上することと、本来耳には聞こえない高周波ノイズが、これ程再生音に"悪さ"をしていたことに改めて驚かされます。

これもその効果を実感した方が、リピーターとして電源ケーブルはもちろん、ラインケーブル、デジタルケーブル、USBケーブル、さらにはスピーカーケーブルと複数個ご使用になっています。幾ら増やしても、絶対にマイナスの効果がでない安心感もあります。さらに今年になって、音質上(特に低音域でのパワー感やスピード感を増強)から、コアの電磁特性を変えた「NSTシリーズ」の穴径13.5mmの大型となる「NST-271」も発売され、人気となっています。



■ インフラノイズ デジタル整合器(1個) ORTHO SPECTRUM“デジタルアキュライザー” DACU-500


年明け早々発売となったデジタルアキュライザー(デジタル整合器)です。同軸デジタルの途中(CDプレーヤーやD/Aコンバーターのデジタル入力の直前)に挿入して使用します。当初かなり使われる方が限定的なため、正直これだけ需要があるとは考えていませんでした。

本機はパッシブであり、インフラノイズの秋葉社長のノウハウが詰め込まれており、デジタル信号のタイミングを内蔵のディレイ用のコイルで揃えるのだと言います。

その効果は抜群で、解像度が向上し、生々しくなり、CDもこんなに素晴らしかったのだと、改めて見直す切っ掛けになりました。結局、筆者も手放せなくなってしまいました。



■ フルテック コネクタ/ケーブル用制振アダプター NCF Booster-Signal


昨年来、結構高額にもかかわらず、異例のヒットを続けている、コネクター&ケーブルホルダー「NCF Booster」の簡易タイプです。スタンド形状に高さ調整機能を備え、持ち上げながら支える構造です。従来の「NCF Booster」とは違い、台座部分をフラット型とし、従来タイプが対応していた電源プラグやインレットプラグ以外にも、RCAやXLRプラグ、HDMI端子、USB端子にも対応させています。

台座部分がNCF(特殊素材で振動+静電気対策)でできており、前述の信号系統だけでなく、スピーカーケーブルの空中配線、アンプ等の各端子部分、壁コンセントなどにも活用できます。さらにオプションで上から押さえる「TOP CLAMP」や高さ延長用の「Extension Shaft Bar」も用意されており、更なるグレードアップも可能です。

効果は、透明度が向上し中高域のヌケが非常に良くなります。全帯域で歯切れが良く、低音の解像度が明らかに向上します。あらゆる部分に使いたくなってしまいます。



■ パナソニック USBパワーコンディショナー SH-UPX01


昨年末の発売以来、品切れが続き、多くのユーザーに大変ご迷惑をお掛けした製品です。元々は、Panasnicの2013年発売のBDレコーダー「DMR-BZT9600」に、音質向上アクセサリーとして付属していたものを、ピュアオーディオ用に内蔵コンデンサー等のパーツ・配線・筐体を大幅に改良した製品です。

USBの電源ラインにノイズを吸収するコンデンサーを挿入することで、付帯音が消えS/Nが向上し、音場の見通しが良くなり、音像の輪郭もくっきりしてきます。サウンドは高域が滑らかになり、中低域は制動が効いて引き締まります。映像系でもある程度効果があり、パナソニックもなかなかやるものです。



■ アイテック インシュレーター(3個1セット) AiTEC“Λ8.24 The Professional”


最後を飾るのはAitec(アイテック)の"オンリーワン"のベストセラー「Λ8.24 for Digital(発売日の2016年8月24日から命名)」の強化タイプです。1個当たりの耐荷重が7kgから15kgと2倍超になり、一回り大きくなってアンプにも十分使え用途が広がりました。

従来機と同様「静電効果」を謳うのですが、相変わらず詳細は非公開です。効果は通常のインシュレーターとは全く異なり、サウンドを汚していた静電気や電磁波が取り除かれることによってS/Nが良くなったことで、劇的に静かになり、透明度が向上し、従来ノイズに埋もれていた余韻が再現可能になります。本機の上に載せられるオーディオ機器の能力をすべて引き出してくれるのです。この変化は他では決して味わえないと断言します。



■ 最後に

今回の《 人気アクセサリー ベスト7 》は、いずれも筆者が効果を十分確認済みで、自信を持ってお勧めします。

また、まずは1個(台)お使いいただければ、その効果から必ず複数個欲しなるアイテムばかりです。その場合はどうかご容赦下さい。(あさやん)

※なお、効果の感じ方には個人差及びオーディオ機器による違いがあることは、予めご承知おきください。
※上記製品はいずれも人気商品のため、今後も品切れを起こす可能性もございます。できる限りご要望に添えますように、全力で商品確保をして参りたいと考えております。

2018年6月26日 (火)

日本橋1ばん館で『福田屋』“出前試聴会”を開催しました!!

ハイエンドオーディオ担当の "あさやん" です 。
Joshin日本橋1ばん館の4階リファレンスルームで、去る6月24日オーディオ評論家:福田雅光氏を お招きして『福田屋』“出前試聴会”を開催しました。 今話題のTELOS(テロス)のアクティブア ース発生器『 GNR Mini 3.1 』を中心に同社製品の詳しい解説と、試聴を交えながら電源環境の重 要性に対するご自身の持論を改めてご披露いただきました。

■ アース対策は今後のハイエンドオーディオの最重要テーマ

 福田氏はオーディオで最も重要なのは電源であるとの考えから、これまで電源ケーブルやコンセン トプラグ、タップなど電源関連製品の紹介を積極的に行って来られました。
それはオーディオにおいて、機器間のラインケーブルは「生命線」であるのに対して、電源ケーブ ルは「運命線」との考えからで、氏自らが数々の製品を発掘し、これまでオーディオファンにご紹 介して来られたのだそうです。

そして最近話題を集めている“バーチャルアース(仮想アース)”についても数々の製品テストを 重ねて来ておられるのですが、効果は確実にあるものの、何故“バーチャルアース”製品が音質を 向上させるのかは、氏を持ってしても未だその理由が分からないと言います。
まして信号が流れない、出ても入っても来ないアースケーブルで音が変わるなど、全く説明が付か ないとも言われていました。またノウハウとして、アース線は必ずしも太いものが有利ではなく、 電源ケーブル等を代用される場合は、2本の線を束ねて使用せず1本だけを使いべきだと氏の豊富な 経験から述べられていました。

オーディオ機器は、コンポーネント個々でシャーシ電位を持っており、通常トータルで2~3V程度 あるとし、これに従来からあるいずれの“バーチャルアース”製品を接続しても、電位には全く変 化はなかっと言います。しかし、TELOS『 GNR Mini 3.1 』では、ほぼ「0 V」を示したと言います 。したがって氏は、『 GNR Mini 3.1 』は“バーチャルアース”ではなく、やはり“アクティブア ース”というのが正しいのではとも言われていました。

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 『福田屋』“出前試聴会”の様子

当日は、実際にCDソフト(井筒香奈江の新作やイーグルスの中国ABC盤、1983年発売のブラザース フォアなど)を使用して、『 GNR Mini 3.1 』の“ある時”“ない時”を聴き比べましたが、S/N の悪いお店の試聴室でも、はっきりその差が分かりました。参加されたお客様も感心しきりで聴い ておられました。 従来の“バーチャルアース”で感じるS/N感の向上はもちろんですが、もっと別のメリットがある と福田氏は強調されていました。例えばダイナミックレンジが拡大し、ピアノなどの音像がクッキ リ立ち、音場の広がりは圧倒的でした。さらに低域のダンピング、立体感やクリアな音場は素晴ら しいものでした。

氏は、『 GNR Mini 3.1 』の効果は、アンプの増幅回路動作の最適化によるものではないかとして いました。それはアンプを始めオーディオ機器は、設計段階ではシャーシ電位を「0 V」として設 計しているものの、前述のように「数V」のシャーシ電位は避けられず、結局設計通りの動作に至 っていないのではないかとの考えからだそうです。

そして福田氏は最後に、これだけの効果の得られるアース関連製品は、今の所『 GNR Mini 3.1 』 に代わる製品はないとも断言しておられました。

その後、今回協賛していただいた《TOP WING(トップウイング)》様扱いのiFi-AudioAC電源用アクティブ・ノイズクリーナー『iPurifier AC』、真空管バッファ付プリアンプ『micro iTube2』、 TELOSの電源ノイズ低減器『 QNR 3.1 』や未発表新製品の新型「GNR」、電磁波吸収シートなどを 比較試聴しながら説明していただきました。

この日“出前試聴会”に参加された約40名のオーディオファンの皆様は、貴重な体験をされ十分満足して日本橋1ばん館を後にされました。 (あさやん)

※「試聴会情報」は、Joshin webショップの「高級オーディオ」ページの左側バナーに随時掲載致 しております。

2018年6月21日 (木)

最近人気沸騰! ラックスマン・アキュフェーズのプリメインアンプ4機種 ~ 話題のオーディオアクセサリーを使って、その魅力をさらに引き出します ~

ハイエンドオーディオ担当の "あさやん" です。
ここの所、オーディオアクセサリーには話題の製品も多く活況を呈していますが、肝心のオーディオコンポーネント本体に目立った動きがありません。ただそんな中にあっても、オーディオ安定期によく見られる、オーディオの"要"であるアンプ、特にハイエンドクラスのプリメインアンプの引き合いが活発です。
そこで今回は、人気の高級プリメインアンプの魅力について、人気のオーディオアクセサリーの使いこなしを含めて、探っていきたいと思います。


■ 人気の高級プリメインアンプ4機種

■ ラックス プリメインアンプ ブラスターホワイト LUXMAN L-505uXII


高級プリメインアンプとしては、今や低価格の部類に入る20万円台です。本機は音とデザインでハイエンドっぽさを維持しつつ、コストを抑える事に成功したプリメインアンプです。しかし機能面での手抜きは一切見られず、トーンコントロールやMC/MMに対応したフォノイコライザー、バランス入力、ヘッドホン端子など充実した装備となっています。

特に音量調整には、同社のオリジナル方式の高純度電子制御アッテネーター「LECUA」が搭載され、従来は難しかった音質の変化を最小限に抑えつつ、スムーズでキメ細かな88ステップの音量調節が可能となっています。リモコンとの連動も果たしながら、従来型の摺動式ボリュームの直感的なフィーリングの操作感も実現しています。

そして、これもオリジナル技術の増幅無帰還回路「ODNF」の最新バージョンの4.0を搭載しており、歪みの低減や高域特性の改善を果たすとともに、低インピーダンス化と高S/N化を実現できたのです。電源部も540VAのEI型の大型の電源トランスと、10000μF×4本の大容量のブロックコンデンサーを組み合わせ、上級機並みに強化されています。

結果、パワー感のある厚めの低域、音の鮮度・透明度の高い中高域は魅力的で、音場も広がりがあり、スケール感や深み感が音楽のディテールの再現性をさらに向上させたと感じました。音色は暖色系の伝統的なラックストーンで、デジタルの分解能を重視した傾向が強い最新のアンプとは一味違う、音楽を楽しく聴かせてくれるタイプのアンプです。

【使いこなしⅠ】電源ケーブル Zonotone「6NPS-3.0 Meister-1.5M」

ダイナミックレンジが改善されエネルギー感が増します。たっぷり感が欲しい方におすすめです。

【使いこなしⅡ】制振アダプターFURUTECH「NCF Booster-Signal」

電源プラグはもちろんRCAプラグを支えるだけで、ヌケや歯切れが良くなります。



■ ラックス 純A級プリメインアンプ LUXMAN L-550AXII


現在、純A級プリメインアンプはいくつか存在しますが、いずれも50万円を超える高額な製品ばかりです。そんな中、唯一30万円台の製品が本機です。直系の上位機の「L-590AXII」や、セパレートアンプの開発で培われた、多くの技術やノウハウをフィードバックして完成したのです。

A級アンプは、クロスオーバー歪のないリニアな増幅特性が得られることから、アンプの動作方式としては理想的なのですが、大出力を得るのが難しく、無信号の状態でもバイアス電流を常にかけ続けるため、発熱や消費電力が大きく効率は良くありません。大出力のアンプを作ろうとすると、大規模なアンプとなってしまい実用的ではなくなります。

本機にもラックスマン独自技術の「ODNF Ver.4.0」、そしてLECUAは上位機「L-590AXII」と同等の最新バージョン「LECUA1000」を搭載。電源部もEI型電源トランスと、大容量ブロックコンデンサーを組み合わせたハイイナーシャ電源を搭載しています。ダンピングファクターも200とし、音声信号をスピーカーまで最適最短ルートで届けようとしています。

結果、滑らかで密度感のあるサウンドは純A級ならではのもので、ラックスマンのいう「浸透力(心に染みる)のある上質サウンド」であり、思わずその魅力的な音に引き込まれます。通常音量ではパワー不足は全く感じられませんし、純A級増幅方式ならではの艶と密度感のある音を獲得しながら、クラスを超えた解像力と表現力を実現できたのです。

【使いこなしⅠ】電源ケーブルACOUSTIC REVIVE「AC-2.0 TripleC」

エネルギッシュで高密度で高S/Nを実現。バランスの良いハイエンド・サウンドを実現。

【使いこなしⅡ】制振アダプターAiTEC「Λ8.24 The Professional」

劇的に静かになり透明度がアップ。余韻の再現性が向上し純A級アンプとの相性は抜群。



■ アキュフェーズ E-270


同社のアンプを含む全コンポーネントの中でも、最も低価格の製品であり、同社として入門機的扱いになってしまいますが、どうしてどうして手抜きなど一切見られません。アキュフェーズの会社としての生真面目さが全てに表れています。上位機種「E-600」と同等の性能を有し、音楽の持つ個性や優れた潜在能力を引き出すアンプを目指しています。

本機の最大の売りは、同社のオリジナル技術の「AAVA方式ボリューム・コントロール」で、可変抵抗体を使用しないためノイズの発生が無く、インピーダンス変化の影響もありません。全てが電子回路で構成されているので、長期に亘り信頼性に優れ、高S/N、低歪率を実現でき、音量による音質変化がほとんどないという理想のボリュームです。

さらに、これもオリジナルの「インスツルメンテーション・アンプ」構成によりパワーアンプをバランス伝送化し、機器内で発生する雑音除去や低歪率を実現し、安定性・信頼性を実現しています。大電力オーディオ用パワートランジスターをパラレルPP構成とし、大型ヒートシンクによる効率的な放熱により、90W/ch(8Ω)の大出力を叩き出します。

過去の同社製品に若干感じた、静的で几帳面なサウンドとは少し異なり、音楽の躍動感がグイグイ伝わってくるダイナミックで音楽的なものです。とにかく曲中の音のない‘間’の部分が実に静かで、S/Nの良さを実感させられます。同社のハイエンド機に通じるサウンドで、空気感までも再現されていることは、このクラスのアンプでは驚異です。

【使いこなしⅠ】ケーブルインシュレーターKRYNA「Helca1」

電源ケーブルやラインケーブルに使うことで、さらにS/Nが向上し生命力が加わります。

【使いこなしⅡ】仮想アースシステムKOJO「Force bar EP」

従来聴き取れなかった微妙なニュアンスも再現。クリアでクッキリ・サウンドになります。



■ アキュフェーズ E-370


同社の中心的な存在のプリメインアンプで、その歴史は古く、バブル期1987年発売の「E-305」まで遡ります。最高峰「E-600」やハイパワーの上位機「E-470」などで培った高度な設計テクノロジーを結集して、セパレートアンプ並の音質とパワーを両立するため、プリ部ではボリューム回路、パワー部を全段バランス化に注力したプリメインアンプです。

パワーアンプ部には、高域の位相特性や音質に優れたカレント・フィードバック増幅回路を搭載、帰還回路の低インピーダンス化により従来比1dBの低雑音化を実現。強力パラレル・プッシュプルのパワーアンプは100W/ch(8Ω)を実感。さらにアンプの出力インピーダンスを下げ、ダンピングファクター400以上を保証しています。

これらの結果、プリメインアンプとしては異例な程の低雑音と、スピーカーの駆動力を実現。こだわりは「ねちっこい」ボリューム・フィーリングにも及び、ロジック式の信号切替により信号経路を最短化、大型電源トランス、大容量電解コンデンサーを搭載した電源など、プリメインアンプとしては十分過ぎるほどのスペックとなったのです。

大出力アンプにありがちなゴリゴリ感や、馬力一辺倒のそれではなく、スピード感のある立ち上がりの良さ、クリアで鮮度感のある充実したダイナミックなサウンドです。しかし同時に、S/Nの良さから来る静けさ、ワイドレンジ、量感とハイエンドサウンドに要求される安定したピラミッドバランスを実現出来ています。まさにセパレートアンプの世界です。

【使いこなしⅠ】電源ノイズクリーナーiFi-Audio「iPurifier AC」

空いた壁コンセントや、タップに挿し込むことで、S/Nが高くなり、分解能や音場の透明度が向上。

【使いこなしⅡ】電源ボックスACOUSTIC REVIVE「YTP-4R」

内部配線にPC-TripleC単線を使用。締まりの良い低音、解像度の高い中高域を実現。



■ 最後に

ハイエンド・プリメインアンプは「生かすも殺すも、オーディオアクセサリー次第」です。ここに取り上げたアクセサリー達は、比較的リーズナブルで効果の大きい製品ばかりです。

ただこれらは、ほんの一例をご紹介させていただいたに過ぎず、まだまだ筆者がご紹介したいアクセサリーは沢山あるのですが、それは今後このコーナーで順次ご紹介させていただきます。ぜひご期待下さい。(あさやん)

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