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2019年9月30日 (月)

Mark Levinson(マークレビンソン)最新プリメイン『 No5805 』の全貌に迫る!

こんにちは、ハイエンドオーディオ担当の "あさやん" です。
本日は、アナログラインソースはもちろん、アナログディスクからデジタル・ミュージックファイルやストリーミングまで、この1台であらゆる音楽ソースを最高レベルでこなす、Mark Levinsonの最新プリメインアンプ『 No5805 』の全貌に迫ります!!


■ 私とMark Levinson(マークレビンソン)


このロゴマークに憧れた、オールドファンは多いのではないでしょうか。

かくいう私も、特に同社の「JC-2」「LNP-2L」「No.26SL」「No.32L」など、1970~90年代に登場したプリアンプの「その鮮烈極まりないサウンド」に打ちのめされた記憶が、今でもありありと蘇ってまいります。それほど、当時はぶっ飛んだサウンドのプリだったのです。

■ Mark Levinsonアンプの足跡
Mark Levinson(以下、マークレビンソン)は、1972年 アメリカ・コネチカット州ウッドブリッジに新進気鋭のオーディオ工房MLAS(マークレビンソン・オーディオシステム)として誕生しました。創業者のマーク・レビンソン氏(後に同社を離れますが...)は、自身のミュージシャンやレコーディング・エンジニアとしての豊富な経験から、より高性能なプレイバック・システムの必要性を痛感していました。

マーク・レビンソン氏は、当時プロオーディオ用として開発されたばかりのBurwen(バウエン)社の高性能オペアンプ・モジュールに目をつけ、ローノイズ・プリアンプ「LNP-1」を開発したのでした。

1973年、実用的なサイズにリメイクして誕生したのが「LNP-2」で、当時世界中のオーディオメーカーがこぞってこれを研究したといわれています。「LNP-2」はハイエンド・オーディオという新しいジャンルを確立したという点でも、まさにエポックメイキングな製品でした。

翌1974年に、マークレビンソンは自社開発のオリジナル・モジュールを搭載した、スリム設計のフラット・プリアンプ「JC-2」を発表。徹底したシンプル化により、さらなる高音質化と共に薄型化を図り、その後のマークレビンソン・プリアンプの礎となったのです。

その後、「LNP-2」もオリジナル・モジュール仕様に変更され、1977年には医療機器や物理学測定器などの特殊な用途に用いられていた、CAMAC方式の接続端子〈LEMOコネクター〉による入出力端子を装備した「LNP-2L」へと進化します。



1984年、新生マドリガル・オーディオ・ラボラトリーズに生産拠点が移り、1988年 新体制下における初のオリジナル製品「No.26L」が登場しました。これまでのカード式モジュール形式の殻を破り、オプション基板を除く主要回路をワンボード構成とし、広い基板面積を有効に活用して、二つのモノラル回路をシンメトリーに搭載した、初の「デュアル・モノラル・コンストラクション」を採用したのでした。

そして1991年、アンプ史に残る傑作プリアンプ「No.26SL」が登場します。「No.26L」での洗練された回路構成はそのままに、優れた誘電率で理想の絶縁素材と謳われたテフロンをプリント基板に用いることで、優れたダイナミクスの表現とスムーズな音色、そしてまさしく、モノラル・アンプを思わせる広大なサウンドステージを獲得したのでした。



1999年、リファレンスの名を冠した初のプリアンプ「No.32L」が登場。すべての妥協を廃すことで最高峰の音質性能を実現するため設計されました。過去のレビンソン・アンプが持つ、すべての技術要素を継承しながら、さらに最新の技術と最高の素材を融合した、まさに「究極のアナログ・プリアンプ」となったのでした。

しかし近年、デジタル機器やアナログプレーヤーなどを次々に開発。本来、同社がアドバンテージを持っていたはずの分野の製品に、往年のような話題作が少なくなっていました。そんなマークレビンソンから、話題のプリメインアンプ『 No5805 』が登場したのです。しかも、100万円を大きく下回る価格でです。早速、その全貌に迫ります。

■ 最新プリメイン『 No5805


ズバリ『 No5805 』は、超多機能プリメインアンプです。

アナログラインソースはもちろん、アナログディスクからデジタル・ミュージックファイルやストリーミングまで、この1台であらゆる音楽ソースを最高レベルの【 Mark Levinson クオリティ 】で再生可能なプリメインアンプなのです。

■ 各部の構成と仕様
《 プリアンプ部 》
ラインレベルのプリ部は、同社伝統のフルディスクリート、ダイレクトカップリング、デュアル・モノラル構成のアナログ回路を踏襲しています。入力は3系統のアナログ入力(XLR:1系統、RCA:2系統)で、いずれも独立したスイッチングリレーが装備されています。RCA端子にはマークレビンソン専用設計のパーツが使われています。

ボリュームコントロールには、極めて高精度でワイドレンジな音質を確保するため、マークレビンソンの独創的な15bit R-2Rラダー抵抗と、ローノイズ・アナログスイッチを用いたディスクリート構成のステップアッテネータ方式が採用されています。

新規開発されたフォノイコライザー部は上級機で好評のPure Phono思想を継承して、CR型とNF型を組み合わせたRIAAフィルターを採用し、使用する部品も高精度な抵抗器やポリプロピレンフィルムコンデンサーなど音質にこだわって採用されています。

MM/MCのゲインコントロールやサブソニック・フィルターのON/OFFは、セットアップメニューから行えます。また、お使いのカートリッジに合わせた負荷容量(MM)と負荷抵抗(MC)の調整はリアパネルに配置されたディップスイッチにより操作できるというこだわりようです。


《 パワーアンプ部 》
ドライバー段は2基のハイスピードトランジスターでA級動作を、出力段はバイポーラトランジスター(260V,15A)の3パラプッシュプルで、AB級125W/ch / 8Ω(4Ω負荷時≒250W/ch)の余裕の出力を叩き出します。2Ω負荷でのドライブにも対応しています。

電源部にはチャンネルあたり10,000μF×4基のコンデンサーと、シャーシ中央前方には大容量500VAの大型電源トランスを搭載しています。左右に独立しているパワーアンプ部のそれぞれ直近に、電源整流部を配置して一体化することで、高い瞬時電流供給能力を得たとしています。




《 デジタル部 》
デジタル回路もアナログ回路に匹敵するハイクオリティーを実現しています。DACには最新のESS Sabre 32bit D/Aコンバーターを採用。独自のジッター除去回路や完全バランス設計のディスクリート構成I/Vサーキットが、デジタルオーディオ・プロセッシングステージの中核を形成しています。

4系統のデジタル入力(光:2系統、同軸:1系統、非同期USB:1系統)を備え、PCM(384kHz/32bit)とDSD(2.8/5.6/11.2MHz)の再生に対応しています。さらに、MQAにも対応しており、MQAファイルの再生が可能です。7通りのPCMデジタルフィルター、352.8kHzおよび384kHzへのアップサンプリング、4通りのDSDデジタルフィルターも選択可能とするなど、最新のデジタル機能がフル装備です。



また、ピュアオーディオとは相容れない部分ではありますが、Bluetoothレシーバーも搭載しており、AptX-HD再生にも準拠しているとのことです。スマホやタブレットからのストリーミング再生も可能です。本体とPCを直接接続することで、専用Webページから各種の設定やソフトウェアのアップデートなども可能としています。


《 デザイン 》


一目でマークレビンソンと分かるデザイン。歴代モデルから受け継いだ外観仕上げは堅牢さと信頼性を誇り、25mm厚の前面パネルはアルミ削り出し。黒色アルマイト処理とブラスト加工が施され、中央のガラスディスプレイ部と滑らかにつながったデザインです。

操作ノブはオリジナリティのある砂時計型の削り出しで、柔らかな曲線が手になじむクリアーアルマイト処理とブラスト仕上げが施されています。天板の放熱用通気口の形状、ディスプレイの背面にプリントされた文字やロゴ、削り出し加工の操作ボタンなど、すべてがマークレビンソンそのものです。付属のリモコンのデザインにも凝っています。

また、米国ハイエンドの雄 マークレビンソンの新たなラインナップ「No5000シリーズ」の第一弾モデルということで、設計開発から生産までのすべての工程をアメリカ国内で行なわれており、信頼感も高まります。

輸入元:ハーマンインターナショナルの藤田氏によりますと、信号経路が最短化されたお陰で、スピード感溢れる明るく伸びやかなサウンドを実現。アナログ再生は勿論、ハイレゾ音源によるデジタル再生においても、クリアに冴えた音色で音楽を存分に楽しませてくれるといいます。また、強力なアナログ電源に支えらた駆動力はマークレビンソンならではで、プリメインとしては非常に駆動力が高く、中低域に厚みのある、いわゆるピラミッド型のバランスで、大型スピーカーをも楽々ドライブしてくれるとしています。

■ 最後に
透明かつ緻密、ナチュラルで生々しく、全体に品位までも感じさせ、これぞまさしく【 ハイエンドオーディオの世界 】であり、【 Mark Levinson クオリティ 】のサウンドだといえます。そして、そこに艶やかさが加わったのが、本機の最大の魅力ともいえそうです。

憧れのMark Levinson(マークレビンソン)が、国産ハイエンドプリメインと同程度の価格で手に入るのですから、これは画期的なことです。このデザイン、操作感、そしてサウンドは、貴方のオーディオライフをより豊かで充実したものにしてくれると思います。
(あさやん)

2019年9月28日 (土)

DELAデジタルミュージックライブラリー『 N100 』初体験レポート!

こんにちは、ハイエンドオーディオ担当の "あさやん" です。
先日、DELAデジタルミュージックライブラリー『 N100 』を試用しましたので、そのレポートをご覧ください。同時に、USB接続光ディスクドライブ『 D100 』もレポートいたします!!


■ DELAとは
DELAは、メルコが高品質なオーディオ専用製品開発のために新たに創ったブランドです。

メルコ(PC関連ブランド:BUFFALO)は、パーソナルコンピュータ周辺機器の総合メーカーですが、元を正せば、1975年創業の音響機器専業メーカー(真空管アンプやレコードプレーヤーなど)でした。1978年に改組して、(株)メルコとして設立し、1981年以降コンピュータ事業に参入したのです。この歴史からお分かりになるように、DELAによって同社のルーツでもあるオーディオ業界に回帰したともいえます。
糸ドライブプレーヤー
 
■ DELAのミュージックサーバーについて

[上段] デジタルミュージックライブラリー『 N100 』
[下段] USB光ディスクドライブ『 D100 』


DELAのミュージックサーバー(ストレージ内蔵プレーヤー)のラインナップとしては、《 デジタルミュージックライブラリー 》の製品名で「HA-N1A」シリーズと「HA-N1Z」シリーズ、そして「N10」があり、いずれもPCメーカーのNAS(Network Attached Storage)とは違う、高音質と操作性の良さでいずれもヒットを続けています。

DELAブランドとしての最初の製品「HA-N1」は当初、オーディオ専用のNASとして誕生しました。ネットワークプレーヤーと接続して使われることを前提に専用ポートを設け、PC用のNASと異なり、フロントパネルにディスプレイを搭載することで、音源の表示や設定変更がパソコンなしでできるなど、オーディオファンに支持されました。

その後、ファームウェアのアップデートを繰り返してUSB-DACの接続に対応し、ネットワークプレーヤーの一部の機能も持たせ、USB-DACを「HA-N1」に接続することで、ネットワークプレーヤーと同等の使い方ができるようになったのです。現在お持ちのUSB-DACを有効に使え、ネットワークプレーヤーの内蔵DACに依存することなく使えるメリットは大きいのです。私自身は、ここが最大のメリットだと思います。

さらに「HA-N1」はアップデートを繰り返し、楽曲配信サイトからの自動ダウンロードやCDのリッピングにも対応し、デジタル音源を管理する機器として発展してきたのです。保存機能に特化したNASでもなく、デジタル変換するトランスポートだけでもなく、楽曲の保存・管理・配信・再生、バックアップまでを一挙に行うネットワークプレーヤーを超えたことで、新しいジャンルの機器《 デジタルミュージックライブラリー 》と名付けられたのです。

今回、DELAのミュージックサーバーの入門機ともいえる『 N100 』と、同じくCDリッピングドライブ《 USB光ディスクドライブ 》の『 D100 』をお借りして、じっくり自宅で試用することができましたので、接続、セッティング、CDリッピング、操作方法、そして両機のサウンドについてレポートします。

■ 試してみました
今回試用した『 N100 』『 D100 』は共に横幅215mmとコンパクトで、横に並べれば、ほぼ標準サイズ(430mm)になり、ラックはもちろんですが、重ねてデスクトップとしても使いやすい大きさです。フロント・天板はオーディオ機器に相応しい美しいヘアライン仕上げのアルミ仕様で、安っぽさはありません。「HS-S2(Highly Stable Storage System)」という制振設計が施されており、ここにもPCメーカーの同種製品との違いが見られます。

なお、『 N100 』の内蔵ストレージは、1.0TB(テラ)の2.5インチのHDDで、CDアルバム約2,000枚分とのことです(容量の一部は管理情報や設定の保存に使われるため、全てを楽曲保存に使っているわけではありません)。USB接続型HDDを追加することで、容量拡張やバックアップにも対応しています。オーディオに特化したファンレス設計のため、HDDの動作音もほとんど気にならないレベルでした。CDのリッピングはもちろん、e-onkyoやmoraなどからのPCレスの自動ダウンロードも可能です。


◆自宅のオーディオ機器との接続
リアパネルの右側のUSB-A(USB 2.0)端子「2」から、USB-DAC「Brooklyn DAC+」のUSBインに接続。ここでPCオーディオなら専用ドライバーをダウンロードしなければならないところですが、『 N100 』はUSBケーブルを接続するだけで《 N-2680 Brooklyn DAC+ Media Renderer 》とすぐに認識され、即再生ができるという手軽さです。これは、現行の主なUSB-DACの対応ソフトが予め組み込まれていることで可能なのだそうです。


◆セッティング
CDリッピングのための『 D100 』をリアのUSB-A端子の「1」に接続します。本機ではCDソフトのメタデータ(CDのアルバムジャケットやアーティスト情報など)を「Gracenote(グレースノート)」から入手するため、LAN(有線)接続が必須となります。

自宅ではルーターが3階、オーディオルームが1階ということで無線LANを使用しているのですが、たまたま1階で使っていた「無線LAN中継機」の底部にLAN端子があり、そこに繋ぐことができました。
 
なお『 D100 』は、『 N100 』と接続(他のDELA製品やFidata、SONYの一部製品でも可能)しなければ、パワースイッチを押しても単独では電源が入らない設計ですので、注意が必要です。あくまでリッピング用であり、本機だけでの光ディスクプレーヤーとしての使用は想定されていません。また『 D100 』は、BD/DVDはデータディスク、CDはCD-DAディスクの読み出しのみをサポートしています。


◆CDリッピング
『 N100 』の本体画面を見ながら、右側の4つのボタンを操作することで、簡単にCDリッピングができてしまいます。ファイル形式の確認(WAV)と、進捗確認(何%完了)ができます。全くのPCレスで行え、この簡便さは正直手持ち無沙汰なくらいで、従来行ってきたPCによるリッピング作業とは比較にならないほどでした。

ただ、読み取り精度を向上させるため、あえてドライブの回転速度を低速に抑えているため、リッピングにはCD1枚あたり約8分を要します。高音質のための我慢です。MQA-CDを含む私のリファレンスCDを次々にリッピングしていきました。DELAのサポート外ではありますが、PCを使えば『 D100 』でCD-R等への書き込みも可能とのことです。


◆操作方法
リッピングした曲の再生は、『 N100 』のディスプレーと4つのボタンで可能ですが、選曲はこの小さな画面だけでは限界があり、決して使いやすいとはいえません。そこで、自宅にあるタブレット端末にコントロールアプリをダウンロードして操作することになるのですが、残念ながら取扱説明書やDELAのホームページにもほとんど言及がありません。

DELAの担当者は、同社は専用のコントロールアプリは提供しておらず、ESOTERICやLUMIN、LINN(Kazoo/Kinsky)、そして言いにくそうに商売仇でもあるI/Oデータの「fidata Music App」が綺麗で使いやすいと教えてくれました。早速タブレットにダウンロードしてみました。
 
非常に使いやすく、アルバム選択や選曲がいとも簡単に行え、CDジャケットを見ながら聴いているより分かりやすいのです。煩わしいCDソフトの取り替えや、トレイへのセットの動作(もちろんそれが良いのだとおっしゃる方もおられますが)も必要なくCDが聴けるメリットは、実際やってみないと分かりません。

◆サウンド
最も肝心なサウンドですが、『 D100 』→『 N100 』→「Brooklyn-DAC+」では、CDプレーヤーでの直接再生との比較(いずれも「Brooklyn-DAC+」経由)では、サウンド全体が分厚く感じられ、特に低域が力強く弾み、ピラミッドパターンのしっかりしたものでした。中高域は、何も足さない何も引かない非常にストレートなもので、ソースの録音の善し悪しがごまかされることなく出てくる感じでした。

サウンド全体にエネルギー感が充実しており、立体的で立ち上がりが速く、音場も前後左右に拡がり、ライブ録音の生々しさは格別でした。この密度感、中低域の厚みは高級CDのサウンドに通じるものを感じました。

また、注目のMQA-CDもハイレゾの良さが味わえ、CDとは違う音楽表現力に感心しました。よりマスター音源に近づいたように感じました。DSD音源もしなやかさや繊細さにはPCMとの違いをハッキリ感じました。


MQA音源時の表示(24bit/352.8kHz)


DSD音源時の表示(DSDx256/11.2MHz)


■ 最後に
私自身、自他共に認める《 PCオーディオファン 》であり、これまでPCオーディオとCD再生に専念してきて、あえて《 ネットワークオーディオ 》には近づきませんでした。しかしこの度、DELAの『 N100 』『 D100 』をお借りして、自宅で2週間じっくり初体験させていただきました。ズバリこの手軽さ、サウンドは大いに魅力的でした。

確かにまだまだセッティングやケーブルを追い込んでいけば、もっと上のサウンドを目指せると思いますし、現状ではCDの直接再生とDELA『 N100 』のサウンドには、それぞれに一長一短があります。今回の初体験での結論は「この便利さは、一度体験すると後戻りできない」です。

さあそろそろ、導入を考えなくては・・・。
(あさやん)

2019年9月21日 (土)

【こんなアンプを待っていた!?】HDMI入力に対応したHi-Fiアンプ、NR1200のご案内です!


みな様、こんにちは!
朝の気温も下がり、ようやく秋の訪れを感じつつあるとうふです!

しかし毎度の事とはいえ、前回からまた1ヶ月。。。
もう少しブログに登場しないと。。。存在をわすれられてしまいそうです。
さて、今回ご案内させていただくのも、先日発表となった新製品。

4951035069912 マランツ
ネットワークオーディオレシーバー
NR1200


マランツから新ジャンルとなる、『HDMI入力に対応した』ステレオプリメインアンプです!

モデルネームにある「NR」はニューレシーバーの意味だそうです。

NRと言えば、
NR1501から始まり、NR1600シリーズ、NR1700シリーズへ。
間で機能特化の弟分NR1400シリーズなどと、薄型AVアンプの高品位モデルを開発し続けてきた事でいまや薄型AVアンプの絶対的存在のモデルネームですね。

さて、そんな「NR」を関するNR1200ですが。。。AVアンプではありません
なんだ、多chのAVアンプをステレオ用にして搭載アンプを削った廉価モデルか』とお思いの方もいらっしゃるかもしれませんがそれも違います。

このNR1200は
HDMI入力機能を持った』、『専用に設計された部材や回路で構成された新設計のHi-Fiステレオアンプなのです!

昨今HDMI対応のゲーム機や、メディアストリーミング端末も増えており、
AVアンプでは大仰過ぎたり、もっと気軽に使える映像入力に対応したアンプの需要は増えているのでしょう。
実際(メーカー調べですが)NRシリーズを利用しているユーザーの中でも高確率で2chのステレオ運用がされているようです。
さらに、海外でも映像機器との融和性が高いHi-Fiレシーバーアンプの需要が増加傾向にあると聞きます。
このNR12000はそんな、時代のニーズに応じて生まれ出てきた新世代のアンプ、と言えるかもしれませんね。

TVとの融和性も高いARC対応のHDMI出力や、ネットワークやBluetoothへの対応。
ピュアオーディオとホームシアターの間を繋ぐ、新世代のオーディオアンプとしてこのNR1200は注目のアンプですね!
10月中旬頃発売予定です

それではいつもお買い得な「Joshin Web」でお待ちしております。

2019年8月16日 (金)

【デノンエントリーモデルがリニューアル!】DCD-600NE、PMA-600NEが登場!


みな様、こんにちは!
世間は長期休暇の真っ只中という方もいらっしゃるでしょう!!
しかしそんな中でも鋭意活動中のとうふです!

さて、今回ご案内させていただくのは先日発表となった新製品です
デノン製CDプレーヤーのニュー・エントリーモデル、

デノン
CDプレーヤー
DCD-600NE


そしてプリメインアンプのニュー・エントリーモデル

デノン
プリメインアンプ
PMA-600NE

です。

これまでデノンの"エントリーモデル"と言えば
CDプレーヤーの【DCD-755
そしてプリメインアンプの【PMA-390】でした。

その歴史は古く、
プリメインアンプの
1991年発売の【PMA-390】
1995年発売の【PMA-390Ⅱ】
1998年発売の【PMA-390Ⅲ】
2000年発売の【PMA-390Ⅳ】
2006年発売の【PMA-390AE】
2009年発売の【PMA-390SE】
2012年発売の【PMA-390RE】
と、実に28年、30年近くも続いていた歴史のあるアンプです。

特に私の印象に残っているのが、2000年発売の【PMA-390Ⅳ】です。
音に厚みがあり、家にあったハイコンポやパソコンに簡易で接続していたアンプ内蔵スピーカーと全く異なる表現に感動しました。
学生だった私に据置オーディオの面白さを体感させてくれた、非常に思い出深いアンプです。
2006年発売の【PMA-390AE】からアンプデザインがガラリと変ったのも印象的ですね。
それまでの質実剛健!といったデザインから流線型のお洒落なデザインに変っています。

CDである【DCD-755】を冠したモデルはアンプ程古くなく、
2000年発売の【DCD-755】が初代となります。
その後
2002年発売の【DCD-755Ⅱ】
2006年発売の【DCD-755AE】
2009年発売の【DCD-755SE】
2012年発売の【DCD-755RE】
と代を重ねていき、20年近くも続いたこちらもまた、歴史のあるプレーヤーといえるでしょう。
ちなみにCDプレーヤーも2006年発売の【DCD-755AE】から流線型のお洒落なデザインに変更されていますね。

さて、そんな名モデルも時代の流れ、と言うのでしょうか。
同じデノンでも2000シリーズ、1500シリーズがそれぞれ2500シリーズ、1600シリーズとなったように『NEシリーズ』に切り替わる時代がきたようです。
NEとはNew Era新時代新紀元という意味があり、サウンドマネージャーが現在の山内氏に代わった、新時代のデノンサウンドである意味が込められています。

山内氏がデノンサウンドに掲げるVivid&Spaciousの理念。
メリハリと繊細、そして広々とした音場的な表現で、いつまでも聴いていたい、音楽に没頭できる音作りを目指して作られたNEシリーズ。
その最新作は幅広い層にアピールできるエントリーモデルとして歴史のある390、755シリーズを装いも新たに"600シリーズ"として再スタートしたのです。

アンプである【PMA-600NE】では昨今のオーディオ事情を反映したのか、光/同軸入力とBluetooth入力に対応
最近は『音楽ソースはスマホやタブレットが専ら』という人が(世界的にも)増えた為、Bluetoothによる無線入力が追加されたようです。

逆にCDプレーヤーである【DCD-600NE】では原点回帰と言えばいいのでしょうか。
USB-A端子が廃され、純粋なCDプレーヤーに仕上がっています。

エントリーモデルでありながらこの600シリーズはNEシリーズ最新作だけあり、随所にこれまでのシリーズで得られたノウハウを活かした設計がされています。
その表現力は若干青さを感じさせながらも若々しく、エネルギッシュなサウンドで"音楽を耳にして楽しい"と感じさせてくれるオーディオというホビーの楽しさを教えてくれます。

これからオーディオをはじめる人たちにも、そして再びオーディオをはじめようとお考えの人にも。

この新エントリーモデル、600シリーズは"オーディオの楽しさ"、その原点を手軽に体感できるお薦めの組み合わせと言えるでしょう!
※両モデルは9月末発売予定です

それではいつもお買い得な「Joshin Web」でお待ちしております。

2019年8月14日 (水)

TRIODE*真空管『 6BQ5 』搭載のかわいいアンプ3機種

こんにちは、ハイエンドオーディオ担当の "あさやん" です。
今回は「暑い季節にこそ、熱い真空管アンプを!」をテーマに、真空管『 6BQ5 』を搭載したトライオードのかわいいアンプ3機種をご紹介いたします。


■ 真空管『 6BQ5 』について
真空管『 6BQ5 』は、1953年にヨーロッパで「EL84」として誕生し、1955年頃に『 6BQ5 』として、米国EIA規格で登録されました。

この『 6BQ5 』を搭載したアンプとして有名なところでは、オーディオ黎明期の1962年に発売の銘機LUX「SQ5B」。近年では、2013年発売のLUXMAN「LX-32u」(生産完了)や、真空管ビギナーに人気のBUTLER「Vacuum 6W MK2」。さらに、今も品切れを起こすほどの人気商品で、2018年発売のLUXMAN「SQ-N150」。そして、今年2019年4月に登場したSoundWarrior(城下工業)「SWL-AA1」と、『 6BQ5 』は60年近くにわたって使われ続けています。

マニアに人気のある真空管KT88や300Bは大きくて見栄えが良く、いかにも真空管という存在感がありますが、『 6BQ5 』は比較的地味な存在です。しかし、『 6BQ5 』を使った小出力のアンプの音は、音の良さではずっと以前から定評がありました。

その『 6BQ5 』を使ったアンプは、昔から優しく、滑らかで、聴く人を疲れさせないサウンドを出すのだといわれてきました。そんな歴史ある『 6BQ5 』を使ったアンプを今も供給し続けてくれているトライオード(TRIODE)の『 6BQ5 』搭載 人気プリメインアンプ3機種(実質2機種)の魅力に迫ります。

■ 真空管プリメインアンプ『 Ruby 』、真空管プリメインアンプ『 Pearl 』

▲真空管プリメインアンプ『 Ruby 』



▲真空管プリメインアンプ『 Pearl 』


『 Ruby 』は2012年、それまでの鉄の塊のような真空管アンプに挑戦するように、以下のようなコンセプトのもと製品化されました。
  1. 「オーディオは男だけのものでは無い!」という概念から生まれ、小型でオシャレなデザイン感覚で設計
  2. プライベートルームやベットルームの片隅でセンスの良い音楽を楽しむ、現代の癒やしの新しい音楽スタイル
このように『 Ruby 』は、明らかに女性ユーザーをターゲットにしており、それまでの真空管アンプにはなかった斬新な考え方で開発されたコンパクトで可愛い製品です。そのオーディオ製品には珍しいレッドカラーの筐体も魅力的で、発売から7年が経過した今も人気を保ち続けています。もちろん、男性に・・・。

さらに今年(2019年)になって、筐体をパールホワイトにした『 Pearl 』も加わり、コンパクトでお洒落な真空管プリメインアンプ「ジュエリーシリーズ」としてラインナップされました。

使用真空管は、入力段とドライバー段が同じ双三極管の12AX7、終段にはMTタイプの5極管である『 6BQ5 』を、真空管の特色を生かすため、あえてシングル回路を採用して、余裕を持たせて定格出力を純A級 3W+3Wとしています。真空管は、自己バイアスで動作しています。

入力はRCA 2系統、スピーカー端子はバナナにもYラグにも対応しており、いずれも金メッキ削り出しの端子を採用、手抜きはありません。また、近年は必需でもあるヘッドフォン端子は6.3mmタイプを装備しており、ヘッドフォン回路ももちろんICではなく『 6BQ5 』真空管から出力されます。

真空管を下部から照らす照明には『 Ruby 』のオレンジ色から、『 Pearl 』ではパールホワイト塗装に合わせて、ブルーのLEDに変更しています。

出てくる音は到底3W+3Wと思えないしっかりしたもので、フロアタイプのスピーカーも朗々と鳴らしました。とにかく穏やかで、キメの細かなサウンド、爽やかな透明感に、ほのかな温もりが感じられ、それは小出力管でしか味わえない独特の世界です。力ずくでグイグイと迫ってくる大出力管のアンプとは対照的なサウンドです。

小型ブックシェルフスピーカーとの組み合わせ、一人静かに音楽に浸るならこれで十分です。照明を落としたお部屋で、淡い真空管の灯りを見ながら聴く女声ボーカルや小編成のクラシックは、絶品です。

■ 真空管プリメインアンプ『 Luminous 84 』


『 Ruby 』の非常にコンパクトな横幅190mmに比べると、一回り大きな305mm(同社製品の標準横幅は345mmですので若干小さめ)です。しかも、名前の「ルミナス」の「はでやかなイメージ」とは違い、トライオードの上級機TRXシリーズなどに通じる、本格的でスタイリッシュなデザインの真空管アンプで、『 Ruby 』と違い、こちらは男性的です。

真空管は、初段が12AU7×1、ドライバー段が同×2、終段は『 Ruby 』と違い "6BQ5" を左右2本ずつ、UL(ウルトラリニア)接続してAB級プッシュプル動作させ、11W+11Wの出力を得ています。出力管のバイアスは、無調整で安定性に優れた自己バイアス方式としています。

入力はRCA 3系統に加え、MMカートリッジ対応のフォノイコライザー(半導体式)も搭載して、アナログレコードも楽しめ、万全です。出力にはスピーカーが1系統とヘッドホン出力があり、ヘッドフォン回路はもちろん真空管で、真空管アンプの魅力が十分楽しめます。プラグは6.3mm標準プラグ対応です。

確かに、本機の出力管にはミニチュア管が採用されており、伝統的な三極管300BやKT-88・6CA7などのビーム管、五極管を使った他のトライオードの真空管アンプに比べると、デザイン的には少し迫力に欠けるのは否めません。

しかし一方で、ミニチュア管『 6BQ5 』ならではの小気味の良い軽やかなサウンドを評価する声もあり、何より大袈裟にならないコンパクトさと、レトロな雰囲気を併せ持つデザインの良さに惹かれる音楽ファンも多いのではないかと思います。

出力の11W+11Wは何とも貧弱に思われるかも知れませんが、ある意味では三極管のシングルよりパワフルで、ワイドレンジでもあります。スピーカーが余程の超低能率でない限り、十分な音圧は得られます。しかも出力トランスを介してスピーカーをドライブすることで、逆起電力の影響も回避し確実に制動できるため、しっかりした安定感の伴った低音も実現しています。

音場感こそハイエンドクラスのアンプには及ばないものの、濃密でエネルギーに溢れたホットなサウンドが、このクラスのアンプで得られることには正直驚かされます。とにかく音楽を楽しく聴かせることに関しては、同価格帯のトランジスタアンプを大きく超えていると思います。

期待通り、特に楽しいのはボーカルでした。眼前に生身のボーカリストを感じる程、温かく湿り気を伴ったボーカルは出色で、ダイナミックレンジを狙った大出力アンプではない、小出力の真空管アンプならではと感じました。

ジャズもなかなか魅力的で、汗が飛び散る脂ぎったサウンドとは対照的な、細身な音像表現ながら分離が抜群で、ソロ楽器が自然に浮かび上がる印象的なものです。大編成のクラシックもスケール感たっぷりに鳴らしきったのには驚かされました。

アナログレコードでも真空管ならではのたっぷり感のある豊潤なサウンドを楽しめることから、初心者や女性の音楽ファンはもちろん、酸いも甘いも知り尽くしたオーディオファンのサブシステムとしてもお勧めしたいと思います。

■ 最後に
『 Ruby 』『 Pearl 』は、お洒落に一人静かに、『 Luminous84 』は本格的に、でも堅苦しさを感じることなく、世の中の嫌なことを忘れ、ただゆったり、ひたすら好きな音楽に浸っていたい・・・。そんな気分にさせてくれます。

省エネとは真逆ですが、暑い季節にこそ、熱い真空管アンプを冷房のギンギン効いたお部屋で聴きたいですね・・・。
(あさやん)

2019年7月18日 (木)

MQA-CD特集『 MQA対応機器の可及的速やかな発売を! 』

こんにちは、ハイエンドオーディオ担当の "あさやん" です。

2018年9月以来、久々のMQA-CD特集です。その間、我が家ではMQA-CDを約30タイトル揃え、存分に楽しんで参りましたが、遅々としてハードの普及が進まないことに、歯がゆさを感じておりました。

そんな折も折、音元出版のオーディオアクセサリー誌173号(2019 Summer)に、MQAを聴き比べるための「サンプラーCD」が付録として、付いてきました。そのCDを自宅のMytek「Brooklyn DAC+」で聴いたところ、その歴然とした差に驚くとともに、ぜひこのパフォーマンスを、一人でも多くのオーディオファイルに体験いただきたいと、心から願うようになったのでした。


■ サンプラーCDに収録のMQAについて
この「MQAサンプラーCD」の内容は、福岡出身のジャズボーカリスト 山口葵さんが歌う「祈りの伝統楽曲集」というタイトルで、4曲がそれぞれ3パターンの音源で合計12トラック収録されています。

MQAとは、従来CDと同じデータ容量の中に、ハイレゾ音源情報を折り畳んで入れ込む(エンコード)手法のことですが、これをCDにしたのがMQA-CDで、MQA対応機器で再生することで、折り畳まれたデータを正確に展開し、元のハイレゾデータとして再生することができるというものです。MQA対応機器を持っていなくても、通常の44.1kHz/16bitのデータとして再生は可能です。

さらにMQAの素晴らしいところは、通常の44.1kHz/16bitのCDデータでもMQA化することで、時間軸が正確に再現できることです。単にデータの容量を小さく詰め込むだけではなく、音源データそのものを本来あるべき音にする効果もあるのです。

その時間軸とは、どの位の短時間で音の変化を認識できるかの尺度のことですが、人間は一説には50マイクロ秒(2万分の1秒)とも10マイクロ秒(10万分の1秒)の変化を認識できるとも言われます。それに対し、CDの時間軸解像度は4000マイクロ秒、ハイレゾ96kHz/24bitリニアPCMでさえ400マイクロ秒程度だそうで、これは人間より400倍も40倍も悪いことになります。そのため、CDは音が硬く、平板で奥行きがなく、不自然なのだと言われています。

MQAでは、既存のリニアPCM音源の時間軸解像度をより細かく再設定できる特別なフィルター(De-Blur:デブラー)を開発し、音源をエンコードすることで高音質化を果たしたのです。その解像度は何と10マイクロ秒を実現したと言います。そもそも人間の耳は、周波数より時間軸解像度に対して、5倍から50倍も敏感なのだそうで、時間軸の精度を改善することで音質が向上するのです。

この時間軸解像度の改善を体感できるのが、今回のCDのトラック02、05、08、11の「44.1kHz/16bit MQA」の音源です。このトラックは従来のMQA非対応のCDプレーヤーで、その効果を確認することができるという画期的な、おそらく史上初の試みだと思います。ぜひ一度ご体験いただければと思います。

■ 聴いてみました
今回の試聴は、我が家のCDプレーヤーの同軸デジタルアウトをMytek Digital「Brooklyn DAC+」のS/PDIF1に入力し行いました。


「Brooklyn DAC+」にはMQAのインジケーターがあり、「44.1kHz/16bit PCM」は点灯せず、「44.1kHz/16bit MQA」はグリーンに、「88.2kHz/24bit MQA Studio」はブルーに点灯するため確実に確認できます。


▲ 44.1kHz/16bit PCM


▲ 44.1kHz/16bit MQA


▲ 88.2kHz/24bit MQA Studio

以下は3パターンのサウンドの第一印象のメモです。

◆ゴンドラの唄 ~ 1915年に発表された歌謡曲。黒澤明監督映画『生きる』の劇中歌。
・トラック01:44.1kHz/16bit PCM
44.1kHz/PCMでよく感じるように、ピアノの音が滲んでしまう。ボーカルの口が大きく膨らんでしまう。ヌケが悪く声を張り上げた時にきつく感じる。

・トラック02:44.1kHz/16bit MQA
ピアノがスッキリし、滲みがなくなる。ボーカルの口が見えてくる。ただ、声を張り上げた場合、まだ少しきつさが残る。

・トラック03:88.2kHz/24bit MQA Studio
ピアノがコロコロと小気味良くなり、滲みが全く感じられない。ボーカルの顔や姿が見える程にリアルになる。張り上げてもヒステリックにならず、声が落ち着いて自然になる。全体的にはダイナミックレンジが広くなったように感じる。


◆鳥の歌 ~ 作曲者不詳のスペイン・カタルーニャ民謡
・トラック04:44.1kHz/16bit PCM
弦がギコギコして不自然。ボーカルの位置が不明瞭で、詰まった感じに聞こえる。音場が平面的で、奥行き感に欠ける。

・トラック05:44.1kHz/16bit MQA
弦の振動が自然に感じる。ボーカルは立体的になるが、奥行きは余り出ない。

・トラック06:88.2kHz/24bit MQA Studio
弦が繊細でしなやかになる。声に響きが加わり立体感が出る。音場も奥行き方向に深くなる。


◆The Last Rose Of Summmer(録り下ろし) ~「庭の千草」として知られる名曲
・トラック07:44.1kHz/16bit PCM
ボーカルのサシスセソのヌケが悪い。弦がややきつく感じる。サウンドが左右スピーカーの間のみで、前後が出て来ない。

・トラック08:44.1kHz/16bit MQA
弦が滑らかでスッキリする。低音弦は深く沈む。ボーカルの顔は実物大になる。音場も奥に拡がり立体的になる。

・トラック09:88.2kHz/24bit MQA Studio
弦がまろやかで気持ちよく響く。ボーカルは生々しくなり、伸びやかで弾んでくる。中央少し後ろにボーカルの姿まで見えてくる。


◆The Water Is Wide(録り下ろし) ~ 山口葵さん作詞、作曲者不詳のスコットランド民謡
・トラック10:44.1kHz/16bit PCM
ピアノの抜けが悪く滲む。ボーカルがかなり膨らむ。シンバルは詰まって感じる。

・トラック11:44.1kHz/16bit MQA
ピアノがクリアで軽快にはずむ。声が自然でボーカルは中央に立体的に見える。シンバルがスッキリ分離する。ベースが沈み込み音程もしっかりしている。

・トラック12:88.2kHz/24bit MQA Studio ※本CDの最優秀録音トラック
ピアノが非常に生々しくなり、低音の響きが豊かになり沈む込む。ボーカルが中央に小さく実物大になる。それぞれの楽器が一つ一つ見えるように定位する。ベースは堂々として、シンバルはクリアに散りばめられる。

■ 最後に
この「MQAサンプラーCD」を聴いての印象は、44.1kHz/16bit MQAでの改善度合いが予想以上に大きいことで、さらに88.2kHz/24bit MQA Studioでここまで再現されるとは想像を絶するものがあります。この3パターンの差は目をつむっていても十分判別できました。

私自身、これまでユニバーサルのMQA-CDのサンプリング周波数が352.8kHzだからMQA-CDが素晴らしいのだと思っていました。しかし88.2kHzでここまで改善されるなら、これで十分とも感じました。CD制作時、88.2kHzのマスター録音が多いことから、もっともっと新録音のMQA-CDソフトの供給を望みたいと思います。

そして、現状(2019年6月)ではMQA-CDを聴けるハードが非常に少なく、多くのオーディオファイルにお聴きいただけないのが実に残念でなりません。可及的速やかな対応ハードの発売を望みたいと思います。

最新情報では、パイオニアが「PD-50AE」(発売未定)をはじめ、トライオード、マークレビンソンがMQA-CD再生機を発売予定とのアナウンスがされています。ソフトもワーナージャパンが参入予定です。ゆっくりですが、MQA-CDファミリーが増えてきています。期待しましょう!。
(あさやん)

2019年7月 7日 (日)

【ポータブル?もはや据置型DAC/プレーヤー!】アステルアンドケルンのKANN-CUBEのご案内です。


みな様、こんにちは!
永らくご無沙汰しておりました"とうふ"です。
更新履歴を辿っても、ハイエンドブログではなんと2月以降登場しておりませんでした。。。
もう少し頻度を上げて色々な機器をご紹介できるように精進しますので、今後とも何とぞよろしくお願いいたします。

さて、今回ご案内させていただくのはポータブルプレーヤーでございます。

アステルアンドケルン
デジタルオーディオプレイヤー 128GBメモリ内蔵+外部メモリ対応(ウルフグレイ)
KANN CUBE


ハイエンドブログをご覧頂いているオーディオ諸兄の皆様には
何だよ、ポータブルプレーヤーかよ。。。(がっかり)』とされる方もいらっしゃるかも知れませんがそこは一寸お待ちください。
この【KANN-CUBE】、ハイエンドブログでも"推したい"魅力が一杯なのです!

なおメーカー様より試聴機をお借りして、一通りの使用感などは試用レポートでもご案内しております。
もし宜しければそちらもご覧いただけましたなら幸いでございます。


①【KANN-CUBE】は凄い!
何が凄いかと言うと、据置機器向けのDACチップ、ESSの"ES9038PRO"をデュアル構成で搭載している事です。
この構成は一世を風靡した人気DAC、oppoの【SONICA】と同じ構成です。
SONICAは既に生産完了ですがあさやんの書いたハイエンドブログ記事はこちらより。

もちろんDACチップだけで音が決定するわけではありません。
DAC以降の回路や電源周り等重要なポイントは多数ありますが、その辺りはメーカーは充分承知。
なぜなら、【SE100】というモデルで既に採用しているからです。
※SE100では8chチップをシングル構成。つまり4ch/4chで使用しています。

【KANN-CUBE】では既にもっているノウハウを更に昇華させ、大型ボディを採用した事で余裕のある回路設計と大容量バッテリーを搭載した事で問題点を解決しているのです。

②【KANN-CUBE】は大きい!
これは見たままですね。
私も仕様発表を見た当初、「サイズといい、仕様といいポータブルとは言い難いな。。。」と思い、軽く「ポータブルプレーヤーの定義って何だ?」と自問しました。

しかし、実機をお借りしてみると思った以上に違和感はありません。
試用レポートでもレビューしましたが、持ちやすさやボタン配置等が絶妙だったからです。

大きいけど不思議と手への収まりが良く、使い勝手が良い。
不思議なプレーヤーです。

③【KANN-CUBE】は楽しい!
これは前モデル【KANN】同様ですね。
KANNとはドイツ語です。意味は英語のCAN、つまり「可能」。
ポータブルでの楽しみ方、据置プレーヤーとしての楽しみ方。ユーザー毎の「可能」があります。
さらに【KANN-CUBE】ではMQA音源への対応光デジタルアウト「Open APP Service」対応による機能拡張等、機能面でも進化しており、
"外ではポータブルプレーヤー"、"自宅ではUSB-DACや各種ストリーミングサービスの据置デジタルプレーヤー”等、更に「可能」の幅が広がっています。

高出力なヘッドホン出力を搭載、そして独立したラインアウトも搭載。
ポータブル機でありながら、据置プレーヤーのような使い方も楽しめる。
ユーザー毎に「可能」がある、オーディオプレーヤー/DACとして【KANN-CUBE】、音質と使い手の良さ、両面でお薦めです!

それではいつもお買い得な「Joshin Web」でお待ちしております。

2019年2月 6日 (水)

【安価でもタンノイサウンドが楽しめる!】MERCURY 7.4を限定数量でご用意しました!


みな様、こんにちは!
今年の花粉は例年より凄いと聞いて、今から戦々恐々のとうふです。
しかし毎年の事とはいえ、某ワインの新酒のようなキャッチコピーに過敏に反応してしまっていますね。。。

さて、今回ご案内の製品はこちら!

タンノイ
フロア型スピーカー【1本】
MERCURY 7.4WL

タンノイのエントリークラスシリーズ"MERCURY 7"。
そのトールボーイモデル7.4です。

MERCURYシリーズはそのコストパフォーマンスの高さから非常に人気があり
入手性の高い価格帯である事、
小型ブックシェルフ、センタースピーカーもラインナップしている事、
よって一式もリーズナブルに導入できる事、
等オーディオユース以外のシアターユーザーにも人気があり、また妥協の無い音作りから
「価格はエントリーだけど、表現力はエントリーではない」と評価も高いモデルです。

特にこの7シリーズは仕上げが大きく向上したことで、高級感も加わり
シアターユース以外にもホームオーディオユースにも人気がありましたが。。。
メーカーの製造完了に伴い、残念ながら2018年春に完了となってしまいました。

しかし今回、特別にJoshinWebだけのためにメーカー在庫を集めてもらい、
トールボーイモデルの【MERCURY 7.4WL】を『限定品』としてご用意させていただきました!

低域ユニットで高域ユニットを挟み込んだ、特徴的なバーチカル・ツイン構成のユニット配置。
定位の良い表現をもち、7シリーズ用に開発されたユニットが持つ明瞭さと、オーディオグレードの部品を潤沢に採用したネットワーク部により、より生々しい、リアルな表現力を得ています。

エンクロージャー(筐体)も内部に配置された添木と構造により、堅牢性が向上。
安価なトールボーイスピーカーにありがちな"ぶよっとした低域"とは無縁、脚色されない非常に整った"オーディオらしい"表現を楽しめます

スピーカー端子はバイワイヤ接続にも対応し、オーディオアクセサリでの音質変化も楽しめます。

輸入オーディオ機器は値上げの報告が続く中、高すぎず、しかしオーディオアクセサリ等の使いこなしで長く楽しめるスピーカーとしていかがでしょうか。

それではいつもお買い得な「Joshin Web」でお待ちしております。

2019年2月 2日 (土)

【今が購入のチャンス!?】大幅値上げのその前にMAGICO A3を再度ご案内します


みな様、こんにちは!
1月があっという間に過ぎてもう2月。
時の経つ早さに認識が追いついていないとうふです。

先日、ハイエンドブログで「あさやん」がご紹介しました、 アメリカのハイエンドオーディオスピーカー"マジコ"。
その価格破壊モデルとも言える【A3】がなんと。。。3月1日受注分から大幅値上げとなってしまうのです!
※あさやんのレビュー「MAGICOから手を伸ばせば届くスピーカー『 A3 』登場!!

マジコ
3ウェイ4スピーカーフロア型スピーカー
MAGICO A3



2月末までのメーカー代理店希望小売価格は1,300,000円(ペア・税別)ですが、
3月1日以降のご注文分は1,500,000円(ペア・税別)1割以上の値上げです。

マジコと言えばこのA3が出るまでは一番安いモデルである【S1Mk2】がペア2,400,000円(税別)から、という超・ハイエンドメーカー。
このA3が出た時にはその表現力の高さと挑戦的な価格に度肝を抜かされたものです。

1,300,000円という価格でも「安すぎる!」と思わされるほどの堂々とした表現力。
当然オーディオ誌でもその評価は高く、需要に対して生産が全く追いついていないほどとの事です。

現在日本だけでなく世界中でも注文が殺到しており、お届けは"秋以降"が確定していますが。。。
値上げ幅も大きく、また今年には消費税増税も控えておりますので。。。それでもお待ち頂く価値はあるでしょう!
それではいつもお買い得な「Joshin Web」でお待ちしております。

2019年1月31日 (木)

【木の響きを最大限に活かす】ビクターのハイコンポ、EX-HRシリーズ最新モデル登場しました!


みな様、こんにちは!
急激な冷え込みで体調を崩し気味のとうふです。
身体を温めて、早めの休憩と心も休まる良い音を聴いてぐっすり眠るのが一番ですね!

さて、今回ご案内するのはスピーカーの振動板に木を採用した、"ウッドコーン"で人気のビクター製ハイ・コンポ。
その新シリーズのご案内です!

JVC
Bluetooth対応USB端子搭載ハイコンポーネントシステム
EX-HR99

トップエンドモデルの【EX-HR99】と

JVC
Bluetooth対応USB端子搭載ハイコンポーネントシステム
EX-HR55

その弟分【EX-HR55】の2モデルが展開です!

2003年9月に発表された初代"ウッドコーン"モデル「EX-A1」から15周年を記念した最新モデル
これまでの培った技術を活かし、更にビクタースタジオと共同で行った音響チューニングまで施された贅沢仕様に仕上がっています。

メインユニット(プレーヤー/アンプのレシーバー部)は機能面では特に大きな違いは無く、
トップエンドモデルのみに施された
・サイドウッド
・底板側に施されたアークベース
・真鍮無垢削り出しのインシュレーター(EX-HR55はプラスチックと真鍮のハイブリッド)
が大きな違いです。
"更に高音質へのこだわりを見せた"仕様が心憎いですね。

スピーカーは大きく異なっており、
EX-HR99ではEX-HR55に比べ0.5cm径が大きい、9cm径のフルレンジユニットを搭載。
更にチェリー材の薄型シートを縦・横方向に装着した異方性振動板を採用。
この異方性振動板の効果は非常に高く、ウッドコーンの響きが更にレスポンスが良くなり、響きにも艶のある表現が加わります

磁気回路の後部にウッドブロックを搭載しているのもこのウッドシリーズのスピーカーの特徴ですが、
EX-HR99ではその形状・素材、さらには装着位置までこだわり抜いた設計となっています。
その他にも
吸音材も木のチップ(メイプル)を採用(EX-HR99のみ)
チェリー無垢材のエンクロージャーや
楽器のように響棒(チェリー材)を配置する等
随所に"木の響きへのこだわり、配慮"が見受けられます。

また往年のオーディオファンに心憎い仕上げに、
マスコットキャラクター「ニッパー犬」が本体にプリントされているのもポイントではないでしょうか。
随所に音へのこだわりが施され、
更に名マスコットともいえる"蓄音機に耳を傾ける犬"イラストが燦然と輝く新EX-HRシリーズ!

普通のコンポでは満足できない、ハイエンドオーディオに通ずる音楽性の高い表現をお求めの方にお薦めのハイクラス・コンポです!
お届けは現在2月中旬頃を予定しております。

それではいつもお買い得な「Joshin Web」でお待ちしております。

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ジョーシン店舗
高級オーディオ情報!

  • 下記店舗では、ハイレゾからアナログまで、Accuphase・B&Wなどのハイエンド オーディオ製品やオーディオアクセサリーが充実。試聴室完備で比較試聴も できます。

    日本橋1ばん館 4F
    (大阪 日本橋)

    三宮1ばん館 B1F
    (神戸 三宮)