ハイエンド注目製品はこれだ! Feed

2018年2月24日 (土)

SOULNOTEが国産ハイエンドプリメインアンプ市場に『 A-2 』を投入!!

ハイエンドオーディオ担当の "あさやん" です。
今回は、SOULNOTEのハイエンドプリメインアンプ『 A-2 』を特集します。音質を最優先し、電圧帰還を行なわないオリジナル技術で、血の通ったリアルなサウンドが実現しています。日本橋1ばん館での試聴結果もあわせてレポートいたします。



■ "SOULNOTEサウンド"とは

「SOULNOTE(ソウルノート)」は、株式会社CSRの音響機器ブランドです。SOULNOTEブランドは2006年、当時の代表者兼エンジニアの鈴木 哲氏がCSRの下で同ブランドを立ち上げました。2010年にCSRから独立して「株式会社SOULNOTE」となりましたが、2016年に鈴木氏が同社を離れ、新たに"新生SOULNOTE"が誕生したのです。同社製品は、長年音響機器を専門に開発してきた技術者達が、常に音を聴きながら、"魂を揺さぶる音"を目指して開発されています。

"SOULNOTE=魂を揺さぶる音"とは・・・時空を超えて、瞬時に目の前に演奏者を蘇らせる。SOULNOTEには音源に込められている"SOUL(魂)"を蘇らせ、永遠に揺さぶり続ける"NOTE(音)"があるのです。それは"生きている音"であり、音楽の楽しさやワクワク感、感動が直接伝わって来る音なのだと言います。

それを水の流れで例えると、SOUNOTEが目指すのは「どこにも堰き止められず全開で流す」ことで、それは「何かで一度堰き止められた流れは、後でどう頑張っても元には戻せない」という考え方から来ていると言います。フィードバックをはじめとした回路技法や振動を止めるための筐体設計など、歪みやS/Nなどの測定値を良くするための手法が、「流れを堰き止め、魂を失わせ、音を殺している」のだとしています。

その考えの基、SOULNOTEのオリジナル技術である「Non-NFB」や「信号経路の最短化」「筐体設計」の最新技術を投入したプリメインアンプの最上位モデルが『 A-2 』です。

歴代の数々のSOULNOTE製品から、筆者が認識している"SOULNOTEサウンド"とは、
1)非常に透明度が高く鮮烈で、全くわだかまりのない、ストレスを感じさせない"抜けの良いサウンド"
2)非常にストレートで立ち上がりが良く、音程のしっかりした安定感のあるもので、"音楽を楽しく聴かせてくれるサウンド"
3)活き活きして鮮度が高く、抑えられた所を感じさせない、吹っ切れ感のある元気のよい"生きたサウンド"

これらはもちろん、これから見てまいります『 A-2 』にも継承されているのです。



■ 『 A-2 』の内容に迫る!

■完全バランス無帰還ディスクリート回路
『 A-2 』は音質を最優先して、出力段を初め、電圧増幅段、電源安定化回路に至るまで、すべてにおいて電圧帰還を行なわないオリジナル技術である「完全バランス無帰還回路(Non-NFB)」を、ICを使わないディスクリートで構成しています。完全バランス化することで、"生々しく開放的でクリアでありながら、熱い音楽再生をとことん追求"しているのです。

■シンプルな回路構成
本機は、歪みやS/Nなどの見掛け上の測定値を良く(音質とは関係ない)するための、DCサーボ回路やカレントミラー回路等を用いていません。電圧増幅段の定電流回路や、バイアス回路も音質で選び抜いた定電流素子(2SK209)と、定電圧素子(LED)のみによるシンプルな回路を採用しています。ここでも"生きている音"を追求しています。

■リレー切替え方式バランスアッテネーター
音量調整回路は従来の機械式(回転型摺動子)ボリュームや、電子ボリュームではなく、独自のリレーで高精度抵抗を切り替えるアッテネーター方式をバランス構成で採用しています。これにより透明感や立体感が向上し、特に小音量時の改善効果は大きくなったのです。ギャングエラー(左右の音量差)も無くなりました。ボリュームは35段階で、カチカチ音が実に信頼感たっぷりです。特に小音量時の音質には有利だと思います。

■理想的なコンストラクション
回路基板は入力端子、入力セレクター、ボリューム、無帰還電圧増幅段までを1枚の多層基板とすることで余計な引き回しがなく、信号ラインの最短化を図っています。その結果、接続ケーブルの振動やインダクタンス成分、輻射ノイズの影響等を回避でき、音質低下の原因となるシールドやフィルター類を一切使う必要が無くなったのです。これが"活き活きした鮮度感"には大いに貢献しています。

■銅箔厚70ミクロン4層基板
出力トランジスタを選別・ペアリングした4パラプッシュプルの出力段と、メイン電源で構成されたパワーブロックには70ミクロンの4層基板を採用。基板の内層プレーンを電源バスバーとして使用することで、電流ループを最小化でき、電流経路の低インピーダンス化と最短化が、優れた周波数特性と安定性を確保し、"伸びやかでストレートなサウンド"を実現したのです。

■強力電源
同社史上最強クラスの600VAバイファラ巻きトロイダルトランスを採用。ファーストリカバリーダイオードをトランス巻線直近に配置することで整流電流ループを最小化。整流コンデンサは音質で選び抜いたエルナー製の小容量コンデンサを多数パラレル接続する、SOULNOTEの従来手法を踏襲することで、"優れた高周波特性とハイスピードサウンド"を実現しています。

■シングル無帰還差動BTL回路
従来のステレオアンプの左右チャンネルを逆相で使用するBTLモノラルでは、パワフルな音質が得られる反面、2つのアンプのマッチングやGNDの影響で、音像が滲んだり音がほぐれず固まりになる傾向がありました。本機では、 1個の無帰還差動アンプの差動出力を左右のファイナルステージに分配する新しい方式を採用することで、BTL駆動の"豪快さと繊細で解放的な音楽表現を両立"させたとしています。

■『 A-2 』のその他特徴
1)信号ラインのみならず電源ラインもコネクターを排除し、ケーブルを直接基板に半田付けすることで無接点化し、信号経路から余計な接点を排除しています。

2)ヒートシンクは冷却効率が高く、固有振動が少ない形状を追求した新開発のチムニー型を採用。ヒートシンクの鳴きを無理矢理抑えるのではなく、共振を排除しています。

3)電源トランスは直接スパイクで接地させ、アルミパネルが凹凸断面形状で共振をコントロールし、パネルの直接接合を避け不要な共振を排除しています。ここでも同社の従来手法を踏襲しています。

4)トップカバーは、ベース鉄板とアルミパネルを互いにダンプしない様に3点接合させた二重構造とし、これをさらに筐体アルミ部に固定することなく3点接地しているため、天板の黒いパネル部分は叩くと鳴る状態です。このように、解放的なままで音の重心を下げることに成功しています。無理矢理振動を止めない手法も従来通りです。良い振動はあえて止めない、自由に鳴らすことで音楽性が失われないのです。これもSOULNOTEの最初期からの考え方です。

■ 試聴しました。

試聴は日本橋1ばん館で行いました。



サウンドは、低域が引き締まり、音程も超低域までしっかりしていて安定感があります。中域は滑らかなのに芯はしっかりしており、エネルギーたっぷりで充実感のあるものです。高域は透明感が高く、立ち上がりが小気味良く十分な余裕を感じさせました。

ボーカルは堅さはなく滑らかで、抜けの良いリアルな声を聴かせました。ただ少し若く感じたのは、伸びやかさやハイスピード故かも知れません。

音場は奥行き方向が非常に深く、左右にも十分な広さがあり、見通しの良いサウンドは、S/Nの高さから来る見事な静けさの再現の結果だと思います。


■ 最後に
このように『 A-2 』は、ソースに何も足さず、ソースから何も引かない、本来スピーカーが持っているポテンシャルを引き出し切るといった表現がピッタリのサウンドでした。

とにかく見通しの良い、吹っ切れたサウンドは爽快であり、その生々しく実在感を伴ったサウンドは格別です。情報量重視の優等生タイプの多い国産アンプとは違い、血の通ったリアルなサウンドが眼前に展開しました。

やはり、従来からのSOULNOTEサウンド同様、どこか海外のハイエンド製品に通じる、決して枠にはまらない、生き生きとした実に楽しいサウンドを聴かせてくれました。

『 A-2 』が加わったことで、ますます国産ハイエンドプリメインアンプが面白くなってきました。(あさやん)

2018年2月16日 (金)

マッキントッシュ『 MA8900 』が、人気のLUXMAN「L-509X」、Accuphase「E-650」に加わって、個性的な3機種"三つ巴"となった、ハイエンド・プリメイン市場!!

ハイエンドオーディオ担当の "あさやん" です。
今回は、国産プリメインとは一味もふた味も違うマッキントッシュ『 MA8900 』を特集! 上位機「MA9000」、出力トランス付きでは最も安価な弟機「MA7200」とともに徹底解説してまいります!




■ 三つ巴となったハイエンド・プリメイン市場

昨年(2017年)来、中級セパレートアンプに代わりハイエンド・プリメインアンプが注目を集めています。年末から人気となっているLUXMAN「L-509X」、Accuphase「E-650」に新たにマッキントッシュの新製品『 MA8900 』が加わって、三つ巴の様相を呈してきています。

マッキントッシュは昨秋、プリメインアンプを総入れ替えしました。「MA5200」が「MA5300」に、「MA6700」が「MA7200」に、「MA7900」が『 MA8900 』に、そして最上級機の「MA8000」が「MA9000」として生まれ変わりました。

■ マッキントッシュの歴史

まずはマッキントッシュの歴史から軽くおさらいします。
マッキントッシュはFrank H. McIntoshによって1949年にワシントンで創立されました。その後、現在のニューヨーク州に本拠を移し、有名なGordon J. GowとSidney Corderman がエンジニアとして加わり、70年近く続く同社の基礎を作り上げました。

1950年代から70年代にかけて隆盛を極めたオーディオブランドは数多ありましたが、現在その殆どが原形をとどめていなかったり、辛うじて名前だけが残って実体は新興国に移ってしまっていたりと様々です。しかしマッキントッシュは、創立当初からの高級オーディオ路線を今も守り続け、フィロソフィやテクノロジーを営々と継承して来た数少ないブランドです。

しかし、70年の月日の間には数々の紆余曲折もありました。オーディオ不況が始まった80年代中頃には業績が低迷し、1989年に二代目社長のガウ氏が急逝するという不幸が追い打ちをかけたのでした。結果、1990年日本のクラリオンに買収され、我々業界人は誰もが「マッキンもこれまでか」と考えたものでした。

しかし、クラリオンが目指したカーオーディオでのマッキントッシュ・ブランド製品の展開に失敗、続いて2003年D&Mホールディングス(扱いは当初従来通りエレクトリ、後にマッキントッシュ・ジャパン)に売却されましたが、これも想定通りには行かず、結局2012年にファインサウンズ・グループ(イタリア)の一員となり経営も安定、現在に至っています。

マッキントッシュには創立当初から以下の様なこだわりがあります。
①同社の製品作りは"音楽への愛情"を背景とし、最先端技術を実用的に精錬して、恒久的な信頼性と安全性を得ること。~エモーショナル・レスポンス・フォー・ミュージック。

②同社は今でも品質重視の考えから、あらゆる部品を自社生産しています。~基板への部品の装着やハンダ付け、シャーシの板金加工、出力トランスの巻線作業、ガラスパネルの製作や塗装に至るまで総て。

③同社のアンプは完全性と永続性を求めて、伝統的な漆黒のフルグラスにイルミネーションを施したフロントパネルデザインを採用。~視認性の高いグリーンの文字、ブルーのメーター(ブルー・アイズ)そこには"メイド・イン・USA"への強いこだわりがあるのです。

■ 『 MA8900 』とは?

さて、本題に入ります。『 MA8900 』は、伝統のデザインを継承しつつも、現在的なコンセプトを取り込んだプリメインアンプで、DACとフォノイコライザー、5バンドのトーンコントロールまで装備した超多機能アンプです。もちろん同社ならではの出力オートフォーマーを搭載した新時代のマッキントッシュを代表するプリメインともいえる内容です。

出力は、2/4/8Ωのいずれにおいても200W+200Wを達成。トーンコントロールは30Hz、125Hz、500Hz、2kHz、10kHzの5バンドで調整可能。アナログ入力は、LINEが6系統のアンバランスと1系統のバランスを装備、PHONOはMCが1系統とMMが1系統(いずれもアンバランス)という充実ぶりです。

また、本機には最近のマッキントッシュアンプでは定番となっている、各種デジタル入力(USB、同軸、TOS、MCT※)を装備しており、最新のデジタルオーディオモジュール「DA1」を採用し、すべてのデジタル入力を独立したスロットイン・モジュールに統合することで、そのモジュールの交換で将来出現する新たなフォーマットにも対応できるとしています。 ※MCT:マッキントッシュ専用のDIN(8pin)デジタル入出力

今回、新たにDACチップにはESSテクノロジー社のES9016Sを採用し、従来機では非対応であったDSDにも対応し、USBではDSD256(11.2MHz)、PCMでは384kHz/32bit(DXD:384kHz)まで対応し、最新スペックを達成しています。

パワーアンプはいかにもマッキントッシュと言える構成で、出力段はマッシブな構成のバイポーラトランジスターによる4パラプッシュプルで片ch200Wを実現。スピーカーの駆動はもちろんマッキントッシュのマッキントッシュたる所以でもある出力トランス(オートフォーマー)を搭載し、格別の安定感と信頼感を約束してくれています。

もちろんフロントデザインは従来のマッキントッシュを継承し、シンメトリカルな堂々たる風貌です。そこに今回、デザインと実益(放熱効率を高めた)を兼ねた、"Mc"ロゴをあしらった新デザインのマッキントッシュ・モノグラム・ヒートシンク(McIntosh Monogrammed Heatsinks™)を採用し、魅力を高めるとともに、大いに所有欲も満たしてくれます。

■ 堂々たるサウンド!

サウンドは、やはりマッキンサウンドそのものでした。包容力のある暖色系で、たっぷり感のある色合いの濃いもので魅力的です。特にジャズでは粘り気のある中低域がググッと押し出され、力感の伴った実に爽快なサウンドです。クラシックのオーケストラでは、低域が深く重厚で、そのスケール感に圧倒されました。中高域は艶やかで潤いのある温かなものでした。この堂々たるサウンドには本当に魅せられました。

Ma7200_3

MA7200」は、『 MA8900 』の5バンドのトーンコントロールをバス/トレブル(+/-12dB)に変更しただけのように見えますが、サウンドには若干の違いが感じられ、サウンド全体がスリムになり、多少明瞭度が上がったのではと感じました。オートフォーマーはもちろんパワーも200W+200Wで同じにもかかわらず、少しあっさり目と感じました。しかし20万円の価格差は、サウンドだけでは感じないとも付け加えておきたいと思います。

一方、「MA9000」は300W+300W(2/4/8Ω)とパワーが増強され、フロントパネル中央には25Hz、50Hz、100Hz、200Hz、400Hz、1kHz、2.5kHz、10kHzの8バンドのトーンコントロールが装備され、低域のイコライジングをより細かく追い込んでいけます。しかし聴き進むとそれだけではないことは明かになりました。

Ma9000_3

「MA9000」は、実に主張のはっきりしたアンプで、そのたっぷり感は秀逸で、筋肉質の弾力感は「これぞ!マッキン」の面目躍如と言えるサウンドでした。これがプリメインの音かと我が耳を疑いました。それ程にスケール感、躍動感は、音楽を心底楽しませてくれるサウンドでした。ただし、それに見合った価格にはなってしまっています。


■ 最後に
そんなマッキントッシュのプリメイン3兄弟を比べてみますと、やはり狙い目は『 MA8900 』ではないかと筆者は感じます。100万円を越える出費なら、将来性・発展性を考えると、やっぱりセパレートアンプの魅力が当然大きくなってしまいます。

そういう考え方から、今回のタイトルのように、人気のLUXMAN「L-509X」、Accuphase「E-650」に『 MA8900 』が加わることでハイエンド・プリメインの選択肢が増え、ご自身が目指されるサウンドが、セパレートアンプという大規模な構成を取らずに、これら個性的な3機種からお選び頂けるようになったのです。

筆者としては、「ジャズファン、JBLファンならやっぱマッキンでしょ!」というのが本音のところです。(あさやん)

2018年2月11日 (日)

ついに最新鋭Brooklynのオーナーになってしまった! ~「PCオーディオに再チャレンジしてみませんか」第2弾~

ハイエンドオーディオ担当の "あさやん" です。
今回は「PCオーディオに再チャレンジしてみませんか」第2弾と題し、2016年6月のこのコーナーで取り上げた「Brooklyn DAC」の最新バージョン『 Brooklyn DAC+(プラス) 』を満を持してレポートいたします!




■ マイテック・デジタル『 Brooklyn DAC + 』の概要

米国マイテック・デジタル社は、ニューヨーク・マンハッタンの二大スタジオ(ザ・ヒットファクトリー、スカイライン・レコーディオング・スタジオ)でエンジニアだったミハル・ユーリビッチ氏によって、1992年に設立されたプロ用レコーディング機器メーカーです。

同社は数多くのA/DコンバーターやD/Aコンバーターを、マスタリングやその他のプロユース用として開発してきました。そしてDSDフォーマットの確立に際しても、マスターレコーダーのプロトタイプの開発から関わり、SACDの立ち上げにも大いに貢献したのでした。

その後、オーディオファイルにプロの現場の音。すなわち、スタジオスペックのD/Aコンバーターの音を聴いて欲しいとの願いから、同社初の民生機となったD/Aコンバーター「Stereo 192-DSD(生産終了)」(※)を発売。その非常に高い完成度(当時の最新スペックPCM:32bit/192kHz、DSD:2.8MHz/5.6MHzに対応)が評判を呼び、大ヒットを記録したのでした。 ※「Stereo192-DSD」の機能は今現在も進化しつづけています。「Stereo192-DSD」のドライバとファームウェアは マイテック・デジタルの手により常に更新され続けており、しかもお客様自身の手でもアップデートが可能です。この分野において今後もトップランクの性能を保ち続ける事が出来るのです。非常にユーザビリティの高い製品なのです。

そのマイテックが、2014年にハイエンドDACとしては異例のヒット作となったフルサイズのフラッグシップ機「Manhattan DAC」を発売したのでした。その翌年、弟機ともいうべきハーフサイズ(横幅216mm)の「Brooklyn DAC」を市場に投入。こちらも大ヒットを記録したのです。

そして2017年、「Manhattan DAC」が『 Manhattan DAC II 』に、「Brooklyn DAC」が『 Brooklyn DAC+ 』にバージョンアップを果たして発売されました。

■ 驚きの超多機能ぶり!

拙宅では『 Brooklyn DAC + 』を、従来から使用していたプリアンプは使用せず、パワーアンプに直接バランスケーブルで繋ぎ、DACプリとして使用しています。ボリュームはアナログボリューム(※)を使用しています。
※ボリュームコントロールはDIGITAL/ANALOG(いずれも1dBステップ)の選択が可能ですが、音質で選んだ結果、ビット落ちのないアナログにしています。


とにかく、最初は本機の超多機能ぶりにはぶったまげました。フロントの高精密ディスプレイと、その両側にある2個ずつ計4個のプッシュスイッチ、それと右端の大型ロータリーノブ(ボリュームノブ兼用)で、あらゆる設定を可能にしているのです。

音源別には、パソコン(PCM:384kHz、DSD:DSD256/11.2MHzに対応)からは、USBケーブルでUSB-B(USB 2.0 Class 2)端子に、CDプレーヤーからはSPDIF(同軸:2、TOS:1選択可能)に同軸ケーブルで、アナログプレーヤーは、Analog-InputのPHONO-MM(LINE、P-MM、P- MCから選択可能)入力に、それぞれ接続しています。さらにデジタル入力ではAES/EBU、アナログ出力はシングルエンド(RCA)とバランス(XLR)の2系統を装備しています。

ここで、その多機能ぶりをざっとご披露しますと、出力(アンプ又はヘッドホン、及び両方)の選択、クロック(内蔵の超高精度・低ジッターのFemtoクロックと外部ワードクロック)の選択、MQA信号の入力選択、出力位相の反転機能、バランス(左chを絞る)、3種類のPCMフィルターの選択、ディスプレイ機能(オートオフやスクリーンセーブに戻る秒数・各種明るさ、さらにMytekマークの色)の選択とまさに至れり尽くせりです。リモコンはAppleリモコンを代用しています。

『 Brooklyn DAC + 』のサウンドをソース別に見て参りますと、まずはCDプレーヤーのデジタルアウトからのSPDI入力では、CDプレーヤーが2グレード以上あがり、CDソフトがこんなに音がいいのだと改めて納得させられました。光(TOS)と同軸で確認しましたが、光は爽やか系、同軸は高解像度系で、結局同軸に落ち着きました。

ファイル音源では、CDのリッピングソフト(16/44.1)が実に力強く、特に低域の伸び、重心の低さはかつてなかったレベルでした。また中高域もPCMを感じさせない抜けの良さ、滑らかさがあり、これで十分だと感じました。しかし、プレイソフトにFoober2000を使った、DSD128:5.6MHzにアップコンバートしたサウンドはさらに繊細で透明感が向上し、ボーカル系では間違いなくこちらを選択してしまいます。


CDリッピングソフトをFoober2000を使ってDSD128(5.6MHz)にアップコンバートして再生。

ハイレゾファイルは、サンプリング周波数に忠実に反応し、そのソフトに入っているすべての情報を引き出していると感じさせる程、従来の各種USB-DACで聴いてきたサウンドとの違いに圧倒されました。

『 Brooklyn DAC + 』でのアナログレコード再生のサウンドは想定外でした。

PHONO-MMにしてアナログレコードを再生。カートリッジにはSPU-GTE(生産終了)を使用。

聴いた瞬間、正直「なかなかやるねぇ」でした。通常リスニングではこれで十分というレベルに達しています。当初フォノイコライザー回路はデジタル処理されているのではと考えていましたが、輸入元(今井商事)に問い合わせた所、完全なアナログだということで、それが証拠にデジタルボリューム使用時はレコードは再生できません。

■ 「MQA」対応について

次に筆者にとって大いに魅力的な機能で、本機の購入に至った最大の理由でもある『 Brooklyn DAC + 』の「MQA」対応について触れておきたいと思います。


MQA-CD再生時ディスプレイには24bit/176.4kHzと表示されます。

MQAは、英国の老舗オーディオメーカーであるメリディアン社が提唱している新しいロスレス圧縮コーデックで、今後のハイレゾによるストリーミング配信の主流となりうるフォーマットとして今注目を浴びています。データ量の多いハイレゾファイルを一旦圧縮変換する、いわゆるFLACに似た可逆圧縮方式のような形式です。

例えば、352.8kHz/24bitのハイレゾファイルを44.1kHz/24bitにまで、実に約1/8にまで圧縮。これにより、大容量ハイレゾファイルのダウンロードにかかる大幅な時間短縮や、HDDなどストレージの節約にもなります。膨大な情報量を持つスタジオクオリティの音声ファイルを、CD並のコンパクトなサイズにロスレスで圧縮する独自技術で『 オーディオ折り紙 』とも例えられる非常に巧妙な圧縮技術です。

DSDブームを作り出したマイテックが、今度は「MQAといえばマイテック」といわれるかも知れない可能性を秘めてもいるのです。常に、デジタル再生の最先端を切り拓いてきたマイテックが、MQAにいち早く目を付けた意味はやはり大きいと思います。

さて、『 Brooklyn DAC + 』によるMQA-CD(※)再生は、想像を遙かに超えるサウンドでした。MQA-CDをプレイした瞬間、本機のディスプレイにはいきなり「24bit / 176.4kHz」と表示されました。そのサウンドはPCMなのに実にDSDライクなのです。キメの細かさ、音場の広さ、音像の立体感は圧巻でした。まだソフトが限定されているため、これ以上のコメントは避けますが、このMQA-CDがSACDに取って代わるポテンシャルは十分あるのではないでしょうか。MQA-CDがパッケージメディア進化の最終形かも知れないとも感じました。 ※MQA-CDは、通常のCD(SACD)プレーヤーでは16bit / 44.1kHzの通常のCD音質で再生されます。ディスクのコストアップも殆どないと思われます。また、『 Brooklyn DAC + 』ではMQAデコードのオン/オフが可能で、この機能は現時点ではマイテックだけです。


■ 最後に
『 Brooklyn DAC + 』を聴き込んでいく程に、本機がプロの世界で鍛え上げられたマイテックと、開発者のユーレビッチ氏が、一音楽愛好家の立場での試聴を繰り返しつつ製品化したということに納得させられました。

そのサウンドは、深く厚みのある低域、エネルギーに満ち溢れた中域、高域の圧倒的な情報量、厚みのある豊潤なサウンド、生音のような立ち上がりや響きを再現し、非常に説得力のあるものです。

マイテック・デジタル『 Brooklyn DAC + 』こそ、オーディオファイルが待ち望んでいた"新世代のUSB-DAC"だと思います。その性能・機能は従来のUSB-DACを完全に凌駕していると断言します。今年こそ本機で「PCオーディオ」にもう一度チャレンジしてみませんか?(あさやん)

2018年2月 9日 (金)

今年は 『 PCオーディオ 』に再チャレンジしてみませんか?

ハイエンドオーディオ担当の "あさやん" です。
今回は、復活の兆しが見える 『 PCオーディオ 』 について特集いたします。筆者の考えやこだわりをはじめ、PCオーディオに再チャレンジを検討されている方へのポイントなどもお伝えいたします。

最新鋭DACチップ「ES9038PRO」を採用!!
オッポ 『 Sonica DAC 』


■ 『 PCオーディオ 』 減速の原因を探る!

『 PCオーディオ 』 (パソコンを使ったファイルオーディオ再生)は2008年頃から次第に注目されるようになり、小型USB-DACが海外オーディオメーカー、国内オーディオメーカー、PCメーカー、そして楽器メーカーまでが入り乱れての開発競争となったのは、まだ記憶に新しいところです。しかし2016年頃から次第に元気がなくなり、製造メーカーが一社抜け二社抜けして次々市場から退場していきました。

筆者なりに 『 PCオーディオ 』 減速の原因を分析してみますと、
①PCM・DSDのスペックばかりが強調され過ぎ、またぞろ従来からのオーディオ業界の欠点でもある数字競争に陥ってしまった。
②ハイレゾという言葉のみが一人歩きし、CD以上のスペックであれば録音や音の善し悪しに関係なく、何でも「ハイレゾ=高音質」という間違った認識が蔓延してしまった。
③ピュアオーディオとポータブルオーディオがハイレゾという言葉だけで一緒くたにされ、最も重要な「高音質」が忘れ去られてしまった。
④当然のことながら、PCメーカーなどオーディオのスキルのないメーカー製のUSB-DACのプアなサウンドがオーディオファンに敬遠され、熱が冷めてしまった。
⑤オーディオファン自体のPCのスキル不足が災いし、PCのトラブルに惑わされるケースが増えるにつれ、次第にPC離れが起こってしまった。
⑥ネットワークオーディオが本格化して、PCオーディオとの混乱を生じさせ、どちらに進むべきかとユーザーに迷いを生じさせてしまった。
⑦2014年頃からアナログブームが起き、チープなUSB-DACとの比較ではアナログが優位に立ってしまい、PCオーディオが忘れ去られた。その後はアナログブームも終息。

という具合で、『 PCオーディオ 』 の新しい話題も最近は、とみに少なくなってしまっていました。しかし昨年の半ば頃から、再び 『 PCオーディオ 』 に新たな息吹が感じられるようになってきたのです。今回はその辺りを探ってまいります。

■ 『 PCオーディオ 』 が再注目!

今年(2018年)、『 PCオーディオ 』 が再び注目される理由があります。それは、

①2017年に登場した、OPPO D/Aコンバーター 『 Sonica DAC 』 と、ユニバーサルプレーヤー 『 UDP-205 』 が大ヒット!
②米国プロ用レコーディング機器メーカー MYTEK Digtal の最新鋭D/Aコンバーター+プリアンプ 『 Manhattan DAC II 』 と 『 Brooklyn DAC+ 』 の登場!
③TEACが超ハイスペックのUSB-DAC搭載ヘッドホンアンプとネットワークプレーヤーの最新鋭機を市場に投入!
④"MQA" (Master Quality Authenticated) 対応のハードとソフトの出現!

特に④の"MQA"は提唱メーカーの英国「メリディアン」に加え、ハード側は国内では「TEAC(ESOTERIC)」「SONY」「PIONEER」「ONKYO」など、海外では「dCS」「iFi-Audio」「LUMIN」「audioquest」「SIMAUDIO」「MYTEK Digtal」などの一流メーカーが既に参入を決定しています。ソフト側でも「Warner」をはじめ、「UNIVERSAL」「SONY」のメジャーレーベルが既に参入を表明していますが、現時点では「e-ONKYO」「TIDAL」などの音楽配信サービスでの展開がその中心となっています。

ただ、"MQA"ファイルの再生には、デコーダーがなくてもそれ自体が通常のCD(PCM)として再生できるという完全な互換性があり、そこが大きな強みです。この特長を生かしたメディアが"MQA-CD"です。すでに「OTTAVA Records」「2L」「Chesky」などオーディオファンが注目するレーベルが発売を開始しました。

■ 『 PCオーディオ 』 にこだわる理由

ここで筆者が「PC&ネットワークオーディオ」、中でも特に 『 PCオーディオ 』 にこだわる理由を今一度、整理しておきたいと思います。
従来からオーディオというものは、マイクで拾った音を一般家庭のスピーカーで再生することでした。しかし、それは気が遠くなる程の長い行程を経て、我々に届けられてきたのです。まずマイクで拾った音は、磁気テープに記録され、マスタリングやディスク化など、複雑な制作過程を経て作られるアナログレコードやCDソフト、それらを再生するためのプレーヤー、レコードならターンテーブル、カートリッジ、アーム、そして、フォノイコライザー。CDでは複雑なメカドライブや、信号を拾うための光ピックアップなど、マイクからスピーカーまでの距離の何と長いことか・・・。

しかし、「PC&ネットワークオーディオ」では音源ファイルの再生となるため、スタジオのマイクで収録した時点で、既にファイルというデジタルデータになっており、それがアナログに変わったり、メカニズムを介したりすることなく、そのままの形で手が加えられることなく我々まで届くのです。これこそ革命とも言える画期的な出来事といえます。

またCDプレーヤーでは、ダイレクトに再生する(信号をピックアップしながら即D/A変換しなければならない)ためには必要不可欠な、補正やピックアップのサーボの電流の増減による音質劣化が、どうしても避けられなかったのです。しかしCDをリッピングしたデジタルファイルであっても、一旦ファイル化してしまうことで、不安定要素から逃れられ、そのメリットには想像以上のものがあります。それは誰もが経験済みだと思います。

ただ、ネットワークオーディオは、家庭内でのネットワークの構築という、多少の敷居の高さもあり、PCオーディオ程には、どなたでも簡単にというわけにはいかないのが現状です。しかもその便利さやスマートさ故、AVアンプやポータブルオーディオ、ミニコンポなど、ホームオーディオの分野の方が先行しており、最近になってやっとハイエンド機が続々と登場してきているのが現状です。

『 PCオーディオ 』 にされるか「ネットワークオーディオ」にされるかは、お使いになるユーザーに委ねたいとは思いますが、特に 『 PCオーディオ 』 に再度チャレンジしていただく場合に、最低限押さえておいていただきたいポイントを最後に挙げておきたいと思います。

■ 最後に
①DACチップには、最新鋭のESS Technologyや旭化成エレクトロニクスなど、歴代最高性能デバイスが採用されている。 ※「ES9038Pro」や「ESS9028Pro」「AK4497」で、これらは単なる数字競争ではなく確かに音質が良い。
②ハイエンド機として、音質にこだわったアナログ回路や、電源回路、高性能なクロック回路が採用されている。
③MQA再生に対応 ※将来ファームウェアによるアップデートの可能性もある。

勿論これらの条件が絶対必要なものではありませんが、あれば将来に亘っての安心感は十分担保されるのではないかと思います。2018年、「PCオーディオ」に再チャレンジしてみようではありませんか。オーディオがもっともっと面白くなるのは間違いありません。"once again PC-Audio"

最後に、PCオーディオ対応の注目製品をご紹介いたします。

ティアック・USB-DAC/ヘッドホンアンプ『 UD-505-B 』『 UD-505-S
定評ある「UD-501」「UD-503」に続く第3弾。ハイエンド・オーディオの設計思想を凝縮させ、PCM 768kHz/32bit、DSD 22.5MHzに対応したデュアルモノーラルUSB-DAC&ヘッドホンアンプ。DACに「AK4497」、10MHzの外部クロック入力対応。ヘッドホン端子は6.3mm標準端子×2+新たに4.4mm 5極端子、Bluetoothも搭載し、現代的な仕様をすべて網羅しています。サウンドはクリアでナチュラル、音場はリアルそのものです。

ティアック・USB-DAC/ネットワークプレーヤー『 NT-505-B 』『 NT-505-S
機能や構成面では前作「NT-503」を進化させたモデルといえますが、サウンドは大きく変貌を遂げています。前作の真面目さや色づけの少なさなどとはかなり趣の異なる華やかでリッチな表現力を持っており、ハイエンドに通じる魅力的なものになっています。本機は、Esotericのフラッグシップ「N-01」と共通部分が多くなっているのも特徴で、DACに「AK4497」、10MHzの外部クロック入力、そして大注目のMQA対応となっています。

オッポ・ネットワークオーディオ・USB-DAC機能搭載D/Aコンバーター『 Sonica DAC
DACには「ES9038PRO」を採用。このクラスの製品としては全く異例です。USB入力ではPCM 768kHz/32bit、DSD 22.6MHz(DSD512)の音源再生対応。さらに再生可能なメディアは、Bluetooth、AirPlay、SponifyとTIDAL、USBメモリ、インターネットラジオと、まさにてんこ盛り状態です。充実した電源回路やフルバランス設計のアナログ回路を採用。サウンドは高分解能で解像度が高く、鮮度感、立ち上がりの速さも抜群です。

オッポ・ユニバーサル/4K Ultra HD プレーヤー『 UDP-205
通常ビデオディスクプレーヤーでの採用は到底不可能な「ES9038PRO」をステレオ用とマルチチャンネル用に独立して贅沢にも2基搭載しており、USB-DACとしても第一級です。高剛性化、低重心化、振動対策などのノウハウが最大限、しかも効率良く投入され、高級オーディオ機器並の徹底度です。サウンドは本格的なもので、安定した厚みのある低域、ヌケの良い中高域は、まさにハイエンドの世界そのものです。

マイテック・D/Aコンバーター(USB-DAC)+プリアンプ『 Brooklyn DAC+(SL) 』『Brooklyn DAC+(BK)
人気の手のひらサイズで機能満載の「Brooklyn DAC」のバージョンアップ版。DACチップを「ESS9018」から「ESS9028Pro」に、アナログボリューム、フォノEQ、ヘッドホンアンプなども大幅グレードアップしています。PCM 384kHz/32bit、DSD 11.2MHzまで対応。しかもMQAレコーダーを内蔵しており、ON-OFFの切替も可能です。フォノEQも優秀で入力系も充実しており、プリアンプとしても第一級です。※詳しくは後日レポート予定

マイテック・D/Aコンバーター(USB-DAC)+プリアンプ
Manhattan DAC II(SFM) 』『 Manhattan DAC II(GS) 』『 Manhattan DAC II(BM)

「Manhattan DAC」の改良版で、DACに「ESS9038PRO」を搭載、内部基板も完全に一新され、筐体もより堅牢になっています。フェムトクロック、抵抗ラダー型のアナログボリューム、強力な電源部を持ち、デジアナ分離は勿論、回路別にローカル電源を配置するという高品位電源です。MQAにも対応しています。サウンドはプロ機を得意とする同社らしく、スタジオの微細な音やミュージシャンの姿形まで再現する高解像度を実現しています。(あさやん)

2018年1月31日 (水)

【気軽に本格オーディオ入門】~"デスクトップアンプ"アステルアンドケルンの「ACRO L1000」を聴いてみました~


みな様、こんにちは!
ハイエンドオーディオ担当の"とうふ"です。
先日、新年のご挨拶をしたばかりなのに、はやくも1月が終わろうとしていますね。

さて、今回ご案内の製品はこちら!

アステルアンドケルン
デスクトップ型オーディオアンプ(ガンメタル)
ACRO L1000

Astell&Kern(アステルアンドケルン)の"デスクトップアンプ"ACRO L1000です!

アステルアンドケルンって?
韓国メーカー"アイリバー"の高価格帯オーディオ製品のブランドネームです。
アイリバー製品というと、デジタルオーディオプレーヤー黎明期(MP3プレーヤー時代)には「iriver」ロゴの製品を試された方も多かったのではないでしょうか?
実はポータブルデジタルオーディオプレーヤーのメーカーとしては老舗とも言えるメーカーなのです。
なお余談ですが今から10年以上前に、ポータブルCDプレーヤー形状でMP3データを書き込んだCD-Rを再生できるプレーヤーとして人気だった「RioVolt」はこのアイリバーのOEM生産品だったりします。

話が少しそれましたが、この「アステルアンドケルン」ですが主にデジタルオーディオプレーヤーやヘッドホン/イヤホンに関係する製品が多く、据置オーディオではまだそれほど知名度が高くないメーカーでしょう。
しかし昨今のヘッドホン/イヤホンブームの中、ポータブルオーディオ界隈では間違いなくトップメーカー
海外のオーディオイベントでのブースや、新製品の発表前後になると業界が非常に騒がしくなるのももはや恒例行事になりつつあります

最新チップ等のデジタル技術の取得やユーザーの声を驚異的なスピードで次の製品に反映など製品開発にも非常に意欲的。
エントリー~スーパーハイエンドまで幅広く製品を展開し、そのいずれもがお洒落で高級感のあるデザインという事で現在のポータブルオーディオ業界を牽引しているトップメーカーです。

デスクトップアンプって?
昨今、音楽再生にCDプレーヤーを使わず、PCやスマートフォン/タブレット、デジタルオーディオプレーヤー等をメインに音楽を楽しむ世代もどんどん増えてきています。
そのような背景からオーディオ界隈ではヘッドホン/イヤホンユーザーに対する商品アプローチが増えています。

さらに据置オーディオも皆が皆、大きなスピーカーを設置できるわけでもありません。
ブックシェルフ型スピーカーの表現力も大きく向上しており、以前ほど大型のスピーカーを必要としないユーザーも増えています。

そういった時代背景から昨今では卓上(デスクトップ)利用を想定した小型アンプ/プレーヤーが世界的にもじわじわと流行の兆しを見せている中、ポータブルオーディオのトップメーカー、アステルアンドケルンが世に送り出すデスクトップ用のアンプがこのACRO L1000です。

実機を簡単にご案内
先述の通り音楽再生にCDを使わないとなると最も手軽なのがパソコンを利用したPCオーディオです。
このACRO L1000はノート/デスクトップパソコンの脇に設置ができるコンパクトなデザイン。
Acro_l100_pc目を引く大型ボリュームは掴みやすく操作性抜群です。
回転は非常に滑らかですが、かすかなクリック感とボリュームに沿って配置されたLEDで音量調節も迷いません
※円柱のようなデザインはアクロポリスの丘に建つ、パルテノン神殿の柱をイメージしているそうです。

Acro_l100_rear入力はUSB入力のみ。
端子はMicro-B端子となります。
スピーカー出力も搭載されており、スピーカー出力のON/OFFも背面スイッチで簡単に行えます

Acro_l100_sideヘッドホン端子はさすがと言うか、手のひら大の小さなボディに
・6.3mm標準
・3.5mmステレオミニ
・2.5mm4極
さらに
・背面側にXLR4Pin
と豊富なヘッドホン出力を搭載。

試聴しました
WindowsPCの場合はメーカー代理店であるアユートのホームページからドライバをダウンロードしてインストールする必要があります。
※Mac/Linuxやスマホ/タブレットからの場合はドライバは不要です。(スマホ/タブレットの場合は動作条件をご確認ください)
このACRO L1000は、旭化成の32bitDAC「AK4490」を搭載。
更にデジタルオーディオ信号を正確に処理する32bit CPUの搭載することでPCM信号は最大32bit/384kHz、DSD信号はDSD256(11.2MHz/1bit)のネイティブ再生をサポートします。

まずはヘッドホンで試聴しました。
アンバランス接続での鮮度が高くも響きの良い表情を楽しめます。
そしてもはやアステルアンドケルンのお家芸と言っても良い、2.5mm4極接続では重心の低い落ち着いた表現が加わり、リケーブル/接続方法による表情の変化を楽しめます。
バランス出力とアンバランス出力とで表現力の違いを楽しめるのは「さすがアステルアンドケルン」と頷けます。
昨今ではリケーブルに対応したヘッドホン/イヤホンも増えており、ケーブルの交換による音の変化をデスクトップ上でも簡単に楽しめるのは嬉しい事ですね。

バランス接続時に、よりしっかりとした力強い表現力を楽しめる秘密はメーカーホームページに記載のある、
・旭化成の32bitDAC「VERITA AK4490」をL/R独立して1基ずつ搭載。GNDもL/R独立させた、デュアルDAC構成。
・さらにL1000用に再設計を施した新アンプ回路を採用。
この辺りにあるのでしょうね。

次にスピーカーを試聴。

Acro_l100_up15W×2という数値からは「少々無理があるかな?」とは思いつつもクリプトンのKX-3PⅡに接続してみました。
音の傾向としては、ヘッドホンのバランス接続で楽しむような重心の低い、アンプのサイズからは思えない堂々とした表現力です。
低域が遅れることも無く、デスクトップに置くには少し大きい言わざるを得ないサイズのKX-3PⅡを見事に鳴らし、得意の女性ヴォーカルを艶やかに滑らかに楽しめました。

ちなみにあえて"デスクトップアンプ"であるACRO L1000にトールボーイスピーカーを接続してみましたが、結果は以外にも良好でした。
※ただ、大型ユニットを多数搭載している大型トールボーイスピーカーは流石に無理があり、小口径ユニットを少数搭載している所謂ホームシアタースピーカーの中でも入門モデルとの相性がよかった事を追記しておきます。

最後に
"デスクトップアンプ"の名が示すように本体は手のひらよりやや大きめのサイズとなる小さなアンプ(※電源アダプタ除く)に、豊富なヘッドホン出力と表現力には『さすがポータブルオーディオのトップメーカー』と頷けます。
さらにいざ、スピーカーを接続すると『このサイズから!?』と驚かされる、低域に力感のある表現力。

ポータブルオーディオプレーヤーで培った「デザイン性の高さ」と「コンパクトでも高音質」。
その強みを余すところ無くこの手のひら大のボディにおさめ、既存のメーカーでは思いつかないデザイン性の高い製品に仕上げられたこのACRO L1000。
デスクトップ上という限られたスペースでも『良い音を楽しみたい』という、今後増加するであろうオーディオスタイルに対するトップメーカーが贈る理想形の1つと言えるでしょう。


とうふ的ACRO L1000の5段階評価
お薦め度 :★★★★:デザイン/表現力/使いやすさ全てが素晴らしい。『5点』!
表現力  :★★★★:小さいからと侮るなかれ。堂々とした表現です。『5点』!
見た目  :★★★★:既存の国内メーカーでは到達できないある種アート。『5点』!
導入度  :★★★★:サイズ感と表現力。非常にハイレベルです『5点』!
総合評価 :★★★★:ヘッドホン/スピーカー問わず楽しめるまさにお手軽ハイエンドです。『5点』!
 
さて、今回は"あさやん"が送るオーディオブログ風に仕上げてみましたがいかがでしたでしょうか?
本年はどんどん試聴記事や商品のレビューを送れるようにがんばっていきますので、よろしくお願いします!

それではいつもお買い得な「Joshin Web」でお待ちしております。

2018年1月27日 (土)

人気商品ラックスマン真空管セパレートアンプ「CL-38u」「MQ-88u」のカスタムモデルが登場!

ハイエンドオーディオ担当の "あさやん" です。
ラックスマンは、2011年発売の人気真空管セパレートアンプ「CL-38u」「MQ-88u」を、内部構成部品の大幅なグレードアップに加え、プリ筐体の横幅を標準的な440mmに拡張し、さらに魅力度を増したカスタムモデルとして、『 CL-38uC 』と『 MQ-88uC 』を登場させました。早速その内容を見てまいりましょう。


■ JJ社製真空管など、パーツのグレードアップと、プリ筐体のワイド化を実現!

真空管プリアンプ『 CL-38uC 』のデザインは"これぞ! ラックスマン"ともいえるオリジナリティ溢れるデザインを継承しています。このデザインこそ1968年発売の銘機「SQ-38FD」以来、連綿と続く同社の顔であり、シンボルデザインでもあります。

ちなみに、筆者自身もこのデザインに憧れオーディオに足を踏み入れたこともあり、今でもリスニングルームの片隅には、ほぼ同じデザインの「CL-35II」を静態保存しています。 ※オリジナルデザインはマランツ「Model7」ともいわれています。

前作「CL-38u」「MQ-88u」の発売から丸6年、その間にラックスマンは、ハイエンド真空管パワーアンプ「MQ-300」や、真空管プリメインアンプ「LX-380」などを発売してきています。それらの開発で得られた技術とノウハウを生かし、音質をさらに磨き上げたのです。

今回のカスタムモデル『 CL-38uC 』と『 MQ-88uC 』は、前作と回路構成的には大きな差はないようですが、装備や外観に加え、使用真空管に信頼性の高いスロバキアのJJ社製を採用するなど、使用パーツの細かな部分でかなり強化されているようです。

■ 真空管プリアンプ『 CL-38uC 』

真空管プリアンプ『 CL-38uC 』は、前作「CL-38u」の横幅400mmに対して、ラックスマン製品の標準横幅サイズである440mmに拡張した新デザインの筐体となっています。これにより他メーカーのパワーアンプなどとデザインマッチングが取りやすくなりました。

前作同様、フォノイコライザーを内蔵しており、RIAA補正がNFタイプのEQ部を持つとともに、本格的なアナログレコード再生に対応するため、特にMC入力にはラックスマンならではの昇圧トランスを搭載しています。しかも左・右/Low・High2段階ゲイン毎に独立(計4基)のMCカートリッジ用昇圧トランスを搭載しており、前面パネルには新たにレバースイッチが設けられ、ここでMCカートリッジのゲイン切替えができます。

さらに、専用のバランス入力用トランスを介するバランス入力も新たに追加されており、最近のハイエンドオーディオの流れに沿った装備となっています。またフォノ入力の他にRCAタイプのライン入力も3系統装備されています。

使用する真空管(ECC83S×3本、ECC82×5本)こそオリジナルと同様ですが、今回はすべてを定評のあるJJ社製に変更し、回路動作の信頼性を向上させています。また、カップリングコンデンサーもニチコン製の高耐圧メタライズド・ポリプロピレン・フィルムコンデンサーとすることで、伸びやかで自然な音色を実現できたとしています。

その他、前作と同じくレコード再生時のウーハーのふらつきを抑えるローカット・スイッチ、モノラル再生時に便利なモノラル・スイッチ、細かな音質調節が可能な3段階(Bass:150/300/600Hz、Treble:1.5K/3K/6KHz)のターンオーバー切替式のLUX方式トーンコントロール、アルミ製小型リモコン、極太純正電源ケーブルなどが継承されており、非常に完成度の高いプリアンプとなったのです。

■ 真空管パワーアンプ『 MQ-88uC 』

一方、真空管パワーアンプ『 MQ-88uC 』もオリジナル同様の真空管(KT-88×4本、ECC83S×2本、ECC82×2本)を使用していますが、プリ同様すべてJJ社製に統一されています。特に出力管には、力強く厚みのある音色に定評のあるJJ製KT88を選別して、プッシュプル構成で採用したといいます。しかもビーム管を真空管本来の音質を引き出すべく3極管接続で使っていながら、25W+25Wを確保できています。

そして本機の一番の売りは、オリジナルは1系統しかなかったスピーカー端子が、最近のスピーカー事情(低インピーダンス化)に合わせ、本機の歪の少ないパワー感あふれる再生への適合性を高めるため、4・8・16Ωの独立した3段階のスピーカー端子を採用していることです。いずれのインピーダンスでも定格出力を確保しています。 ※スピーカー端子は、片chがCOM(common;共通)と4・8・16Ωの4端子になっており、6Ωのスピーカーなら通常8Ωに繋ぎます。それ以外に繋いでも壊れることはありません。

カップリングコンデンサーには、プリ同様にニチコン製高耐圧メタライズド・ポリプロピレン・フィルムコンデンサーを採用し、伸びやかで自然な音色を実現。回路的にはラックスマンの伝統的な手法である、入力段のパラレル化と、それに直結したドライバー段に実績のあるムラード型回路を採用することで、信頼感を向上させたとしています。

ラックスマン伝統の出力トランスには、オリジナル形状で復刻したアルミ・ダイキャストケース入りOY15型出力トランスを採用。電源トランスには粘り強い音質を実現するべく大容量のEI型、安定したパワー供給を実現する大型オリジナル・ブロックコンデンサーを搭載しています。そしてプリ同様極太OFCの純正電源ケーブルを付属させています。

また前作と同様に、真空管や他の大型パーツを保護するための網型のボンネットカバーを標準装備させていますが、今回のカスタムモデルの外観上のグレードアップとして、プリの大型化とともに、『 MQ-88uC 』のシャーシベースとボンネットにダークブラウンカラーを採用することで、ラックスマンの木箱シリーズとの親和性が高められました。

サウンドについては、筆者は試作機の段階でしか聴けていませんので、ラックスマンの技術者に最終的な音質についても直接お伺いしました。

試作機の段階での音質は、前作同様、真空管アンプのもつ中域に厚みがあり、温度感を伴ったリラックスして聴けるサウンドで、トランジスタアンプとは一味もふた味も違う実に人間的なものでした。しかし単なる懐古趣味的なサウンドではなく、そこには最新ソフトへの対応力(周波数レンジやダイナミックレンジ)も備わっていると感じました。

そして最終的にはさらに磨きが掛けられ、中域の厚みをそのままに、響きの良い艶やかな、真空管でしか実現できない世界が表現できたのです。

技術者いわく、カップリングコンデンサーに採用したニチコン製の高耐圧メタライズド・ポリプロピレン・フィルムコンデンサーが大きく効いて、サウンドの明瞭さを向上させながら真空管独特の自然なサウンドを実現できたとのことです。

3段階のスピーカー端子の採用は、スピーカーを選ぶことなくお持ちのスピーカーを実に力強くドライブでき、オリジナルよりもスピーカーを選ばなくなり、明らかにドライブ能力が向上したとしています。

■ 最後に
技術者の立場からは『 CL-38uC 』と『 MQ-88uC 』は、決して真空管的な音調を意識したのではなく、あくまで最近のハイレゾを含む高音質ソフトを再生する増幅素子として、真空管をチョイスしたのであって、それは音楽性を重視した結果だとしています。

さらに、アナログのMC型カートリッジのトランス入力による、オルトフォンタイプの低出力MCへの完璧な対応は、アナログファンに大いにメリットがあると思います。

ラックスマンのオリジナリティ溢れるデザインと、真空管アンプの音楽性豊かなサウンドが楽しめる『 CL-38uC 』と『 MQ-88uC 』こそ、酸いも甘いも知り尽くした、ベテランのオーディオ&音楽ファンにこそお使いいただきたい傑作真空管セパレートアンプです。(あさやん)

2018年1月21日 (日)

【祝・80周年!】STAXの限定モデルのご案内です!


みな様、こんにちは!
暦上は大寒。一年で最も寒い季節がやってきましたね。。。
風邪も流行っていますので、皆様体調管理にお気をつけくださいませ。

さて、早速ですが今回ご案内の製品はこちら!

スタックス
コンデンサーヘッドホン【800台限定生産】
SR300Limited

スタックスのイヤースピーカー「SR-L300」の限定モデル

スタックス
STAX専用ドライバユニット【500台限定生産】
SRM-353XBK

そのドライバアンプ「SRM-353X」の限定モデルです!

スタックスというとコンデンサー型イヤスピーカーで国内外に熱烈なファンを持つメーカーです。
スタックス社ホームページにある社史を見ますと、はじめはコンデンサーマイクから歴史は始まったようですね。
流石に私はその頃は知りませんが。。。
過去にはトーンアームやカートリッジ、コンデンサースピーカーなど発売していたのは有名な話。
その、スタックスがなんと今年創業80周年!
80周年を迎えた記念に今回の限定モデルが発表されました。
※実は私たちJoshinの10歳先輩なのです!

限定モデルだけあり、
イヤスピーカー側は上位モデルと同等の発音ユニットを採用
さらにゴールドネームプレートを配し、黒地のボディに絶妙のアクセントに仕上がっています。
ドライバーアンプ側は要望の多かったブラックボディの仕上げ
こちらにもゴールドネームプレートを採用です。ブラック地にゴールドと言うのは何とも映えますよね。
更にハイグレードな"HiFC"を採用したRCAケーブルが付属。

いずれも限定生産モデルとなり、この機会を逃すと手に入らないかもしれません
※2009年にラムダシリーズ誕生30周年を記念して発売されたSR-404 Limitedは瞬く間に市場から消滅しましたので。。。

Joshin Webショップではイヤスピーカーもドライバアンプも若干数確保できておりますが、、、
確保分が完売した場合次がご用意できない場合がございます。
この機会を是非、お見逃し無く!

熱烈なスタックスオーナーはもとより、これからスタックス導入をお考えの方にも記念モデルで特別仕様の本機はお薦めでございます。

Joshinは本年で70周年!
いつでもお買い得な「Joshin Web」でお待ちしております。

2018年1月17日 (水)

オーディオ評論家の「潮晴男」先生と「麻倉怜士」先生が設立した「ウルトラアートレコード」のご紹介

ハイエンドオーディオ担当の一ノ瀬です。

注目のレコードレーベルが発売されましたのでご紹介いたします。

※大人のための大人の音楽※

フォーマットは話題の『UHDCQ』です!!※普通のCDプレーヤーでSACD並みの高音質が再生できます!

オーディオ評論家の「潮晴男」先生と「麻倉怜士」先生が設立した高音質音源専門レーベル「ウルトラアートレコード」の第一弾!
両氏がこれまで培った経験や知識、人脈を駆使して、最上クオリティで情家みえのジャズヴォーカル・アルバム『エトレーヌ』をリリースされました!!(1/17発売)

※皆で応援しましょう!!このCDが売れることによって新たなリリースが実現できます!現在はこのマスターを使ってアナログLPでコードが発売される予定です。更に次々とリリースしていただくため・・・願いを込めて・・・私も早速購入いたしました!なるほど拘り抜いた録音は素晴らしく「情家みえ」さんの情感の篭ったボーカルも魅力的でオーディオ的にも音楽的にもお勧めできます!これはリファレンスソフトのファイルに追加決定です!!もちろん今からアナログLPが待ち遠しいです!!

71m2oyak16l__sl1000_

上質な音楽を修飾加工せずに録音することで、完全なるピュア音質を追求します。
録音・制作方針としては、以下5点に注力し、徹底的に音楽性と高音質にこだわります。

① 手直し編集なしの「ワンテイク録音」


② 生成りの素直な音を得るためコンプレッションなどに頼らずにピュアにハイレゾ録音


③ CD媒体は業界最高レベルのUHQCD(CDプレーヤーで再生可能)を採用


④ アナログレコードは76cm/秒のテープレコーダーによるアナログマルチチャンネル収録音源で制作


⑤ ハイレゾからCD、アナログレコードまで多彩なアウトレットを提供

エトレーヌ「HQCD」UA-1001   メーカー希望小売価格 3,000円 (税込)

※以下に両先生のコメントをご紹介いたします。

『潮晴男先生』  「情家みえとピアニスト山本剛とのライブ演奏を東京の南青山にあるボディ&ソウルで聴き、情感豊かな歌手であることに感銘を受けました。その時から抱いていた彼女の歌心を引き出すアルバムを作りたいという願いが結実したのが本作です」

『麻倉怜士先生』  「深いアルトの声に載せて一音一音を叙情的に、丁寧に紡ぐ情家みえの情感を高音質で残したいという思いと、オーディオ評論家としてオリジナルの音を知悉している音源を持つことが、絶対に必要という思いから、レーベルをつくりました」

【アルバム概要】

音質に重点を置くと音楽性が損なわれ、音楽性に重点を置くと望ましい音質のパッケージソフトが少ない中、良い音で大人の音楽が聴きたいという観点の下、潮 晴男と麻倉怜士がジャズサウンドをプロデュースしました。CDにA面、B面という区分けはありませんが、彩の豊かな作品にするため、A面に見立てた前半はスタンダードジャズを中心に、後半に当たるB面にはポップスにジャズアレンジを施した作品を織り交ぜ、情家みえの新しい側面を引き出すことにチャレンジしました。いずれの楽曲とも繰り返し聴きたくなる楽しい内容です。


音楽とオーディオをこよなく愛してきた二人の評論家、潮 晴男と麻倉怜士がハイクォリティなジャズサウンドをプロデュース。情家みえから「抒情」と「情感」、「軽快なドライヴ感」と「俊敏なグルーヴ感」という対照的な語り口を引き出しました。オーディオ・チェックにも最適な優秀録音盤ですのでシステムのチェックにもご活用いただけます。


アルバムの前半と後半では、二人が担当分けをし、違ったテイストで収録しております。将来、リリース予定のアナログレコードのA/B面に振り分けるためです。前半はジャズ界における練達の士を揃えた山本剛トリオをバックに「静の情家みえ」、後半は魂のピアニストの後藤浩二を核に、エレクトリック・ベースが縦横に動き回る「動の情家みえ」と、情家みえの持つ2面性の魅力を描き出しました。レコーディング・エンジニアは、数々の受賞歴を持つ塩澤利安です。

■収録曲
・A面(近い将来のアナログレコードのリリースを想定)
01.Cheek To Cheek/チーク・トゥ・チーク
02.Moon River/ムーン・リバー
03.I Can't Give You Anything but Love/アイ・キャント・ギブ・ユー・エニシング
04.Fly Me To The Moon/フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン
05.You Don't Know Me/ユー・ドント・ノウ・ミー

・A面ミュージシャン
ボーカル/情家みえ,ピアノ/山本剛,ベース/香川裕史,ドラム/大隅寿男

・B面
06.Lipstick On Your Collar/カラーに口紅
07.Sunny/サニー
08.Caravan/キャラバン
09.Can't take my eyes off you/君の瞳に恋して
10.Still Cragy/スティル・クレイジー・アフター・オール・ディーズ・イヤーズ
11.Waltz for Debby/ワルツ・フォー・デビー

・B面ミュージシャン
ボーカル/情家みえ,ピアノ/後藤浩二,ベース/楠井五月,ドラム/山田玲,サックス/浜崎航

2018年1月 6日 (土)

マランツ『 PM8006 』『 ND8006 』上級機のノウハウを徹底投入した新世代機

ハイエンドオーディオ担当の "あさやん" です。
マランツから、上級機のノウハウを徹底投入した、プリメインアンプ『 PM8006 』と、ネットワークCDプレーヤー『 ND8006 』をご紹介!
日本橋1ばん館での試聴内容もレポートいたしましたので、併せてご覧ください。



■ 新世代機『 PM8006 』『 ND8006 』登場!

プリメインアンプ『 PM8006 』は、2014年発売の「PM8005」の後継機です。「PM5005」から「PM6006」「PM7005」までの入門機と、ハイエンド機「PM14S1」「PM-10S1」のラインナップのド真ん中に位置し、マランツの中核を担うプリメインアンプです。

一方の『 ND8006 』も、同じく2014年に発売された USB-DAC搭載SACD/CDプレーヤー「SA8005」の後継機と言いたい所ですが、それは、これから説明しますように、全くの別物といえるネットワークCDプレーヤーという新しいコンセプトの製品です。

■ プリメインアンプ『 PM8006 』~電子ボリュームを採用~

まずはプリメインアンプ『 PM8006 』からです。本機はマランツの4桁型番のプリメインとしては、初めて電子ボリューム(JRC製)を採用しています。これはある面では、上級機で採用しているデバイスより優れた特性を有しており、左右チャンネル間のクロストークやギャングエラーを極小化し、小音量時の音量調整精度も向上したとされています。

プリ部、パワー部とも同社の上級機同様、フルディスクリート構成の電流帰還型増幅回路を採用し、ハイスピード、高S/N、低歪率を実現しているようです。またプリ、パワー、トーンコントロールの各回路を独立させ、これも上級機のノウハウによって左右チャンネルの等長化、平行配置を徹底することで高音質を目指しています。

さらに、フォノイコライザーにも手抜きはなく、MM型のみの対応ながら新開発のNF-CR型「Marantz Musical Phono EQ」を搭載し、低歪化を実現しています。また、J-FET入力の前段アンプを採用することでカップリングコンデンサーを排除でき、信号経路の純度も向上したのです。

電源トランスには、高効率で振動と漏れ磁束の少ない大容量のトロイダルコアトランスを搭載しています。シールドは、垂直方向の磁束漏れを抑えるアルミ製ショートリングに水平方向の磁束漏れを抑える珪素鋼板シールドを加えた2重シールドとし、固定用のボルトにも非磁性体の真鍮を採用するという徹底ぶりです。

ブロックコンデンサーには、上級機のノウハウをフィードバックしたニチコン製のカスタム品(18000μF)を採用。大容量と高速な電源供給能力を両立させています。 さらに、大型の放熱板を採用することで、プッシュプルで70W(8Ω)、100W(4Ω)と十分な出力を確保、ダンピングファクターも100を実現しており、ドライブ能力を高めています。

機能的には、人間が最も敏感なヴォーカルや、楽器の基音をカバーする中域もコントロールできる3バンド(BASS / MID / TREBLE)トーンコントロールを装備。スピーカー端子はオリジナルのスピーカーターミナル(SPKT-1+)で、従来のニッケル下地+金メッキの2層から厚みのある1層のニッケルメッキに、音質を考慮して変更したとしています。

■ ネットワークCDプレーヤー『 ND8006 』~万能デジタルプレーヤー~

次に、ネットワークCDプレーヤー『 ND8006 』です。従来の8005シリーズのSACD/CDプレーヤー「SA-8005」と、ネットワークプレーヤー/USB-DACの「NA-8005」が統合された形で、1台であらゆるデジタルソフトの再生手段に対応する、万能デジタルプレーヤーという新コンセプトの製品です。ただ筆者としては、SACDの再生機能が省略されたのが返す返すも残念ではありますが・・・。

圧倒的なソフト数を誇るCD再生(CD-R&CD-RW再生対応)に加え、PC再生、フロントUSB-A入力を使ってのUSBメモリやHDD(FAT16/32対応)から、DSDファイルなどのハイレゾ音源が再生できます。ネットワークプレーヤー機能も搭載しており、PCやNASなどのミュージックサーバーに保存した、DSDファイルなどのハイレゾ音源のネットワーク再生も可能です。 ※ハイレゾ音源はDSDファイル:5.6MHz、PCM系ファイルは192kHz/24bitまで対応。DSDネイティブ再生はアップデートにより対応予定

さらに、現在大注目の音楽ストリーミングサービス(Amazon Prime Musicや、AWA、Spotify、SoundCloud)や、音楽・トーク・ニュースなど世界中のインターネットラジオも楽しむことができます。 ※MP3、WMA、AACフォーマットで配信されている放送に対応。

Wi-Fi伝送による、スマホなどで再生アプリ「HEOS」を使った多彩な音源の再生(本機の操作も「HEOS」で可能)、AirPlayや、Bluetoothにも対応しているため、iOSデバイスやスマホの音声も高音質で楽しめます。現時点でのほとんどの音源と再生方式に対応している万能型デジタルプレーヤーといえます。 ※「HEOS」は、デノンが提案するWi-Fiでつなぐワイヤレスオーディオ。

ただ、上記の多機能だけが『 ND8006 』の売りではありません。内蔵D/Aコンバーターにも全く手抜きはありません。最新のハイレゾスペックに対応した、高性能なESSの32bit型DAC「ES9016K2M」を採用しています。低ジッターと122 dBの広ダイナミックレンジを誇る高性能デバイスです。

USB-DACでは最大DSD:11.2 MHzと、PCM:384 kHz / 32 bitの入力に対応。DSDの再生方式は、ASIOドライバー(Windowsのみ)によるネイティブ再生および、DoP(DSD Audio over PCM Frames)の両方式に対応しています。また、本機の超低位相雑音クロック回路によって生成される、マスタークロックで制御するアシンクロナスモードにも対応しています。

そして、D/A変換部には、一般的に用いられるD/Aコンバーター内蔵のデジタルフィルターではなく、最上位機「SA-10」譲りのマランツオリジナルのアルゴリズムによる、デジタルフィルター「MMDF(Marantz Musical Digital Filtering)」を搭載し、音色の異なる2つのフィルター(フィルター 1:ハイスピード&ストレート、フィルター 2:アナログ的な音質傾向)が選択できます。D/Aコンバーターのロックレンジを狭めることで、ジッターを低減する「ロックレンジ切り替え機能」も搭載しています。

また、接続したPCやネットワーク機器から流入する高周波ノイズおよび、本機のデジタル回路から発生する高周波ノイズによる音質への悪影響を排除するために、デジタルオーディオ回路とDAC回路の間の信号ラインを絶縁し、さらにデジタルオーディオ回路とアナログオーディオ回路のグラウンドを分離させてノイズの回り込みを防止しています。

アナログ部には、同社オリジナルのHDAMモジュールを採用。電源部にもこだわりを見せ、2重シールドされた大容量トロイダル型電源トランスと、ニチコン社と共同開発した大容量3,300μFのカスタム・ブロックコンデンサーを採用しており、この種の製品としては非常に規模が大きく贅沢な電源回路となっています。

■ 試聴しました


上が『 PM8006 』、下が『 PM8005 』

音質は日本橋1ばん館で、『 PM8006 』を「PM8005」と比較しながら確認しました。スピーカーにはB&W「706S2」とKRIPTON「KX-0.5」を使用し、『 ND8006 』はCDでのみ試聴しました。

まずは前作「PM8005」を試聴しました。低域方向の量感は少ないものの、フラットで中高域はスッキリして、高域方向も十分な伸びが感じられ、中級クラスのアンプによくあるメリハリ調ではなく、癖のない穏やかな印象で、聴き飽きないサウンドでした。

一方、新製品『 PM8006 』の第一印象は、正直かなり上のクラスのアンプではないかと感じさせるサウンドでした。透明感があり中高域はクッキリと粒立ちが良くさわやかで、中低域はゆったりとして厚みがあり、低域方向も解像度が高く伸びやかで、肉厚感も感じられました。全体的に躍動感があり、生き生きとしたリッチなサウンドでした。

余り悪くは書きたくないのですが『 PM8006 』を聴いたあとの「PM8005」のサウンドは、僅かに薄いベールが掛かり、中域が薄く少し軽く感じました。大きくグレードアップしたにも拘わらず、ほんの僅かな価格アップに抑えられたのは驚きです。

また『 ND8006 』のCDのサウンドは予想以上のものがありました。同社のフルサイズのコンポーネンツでは初めて採用されたESSのDACもあってか微小レベルの分解能が高く、音場感の表現もSACDに肉薄するレベルと感じました。残念ながら今回はUSB-DACなどファイルオーディオでは試聴できませんでしたが、前述のようにESS「ES9016K2M」を最大限生かすべく設計されていることから、サウンドは間違いないと思います。

■ 最後に
このようにマランツの上級機のノウハウを徹底投入し、新しいデジタルコンセプトとアナログオーディオの基本を充実させ完成させた、新世代機『 PM8006 』『 ND8006 』。中級コンポーネントに新たな選択肢が加わったことは、オーディオファンにはとっては大いなる朗報です。(あさやん)

2017年12月29日 (金)

パイオニア ハイエンドSACD/CDプレーヤー『 PD-70AE 』登場! 真の実力とは!?

ハイエンドオーディオ担当の "あさやん" です。
もうご存知ない方も多くなっているLD(レーザーディスク)。そのLD、CD、DVDと続く、光ディスクの盟主として君臨したPIONEER(パイオニア)。そのパイオニアブランドとしては、実に久しぶりの本格的SACD/CDプレーヤー『 PD-70AE 』の登場です。完全に、ディスク再生に特化して開発されています。
日本橋1ばん館での試聴内容もレポート。あわせてご覧ください。


■ ディスク再生に特化した『 PD-70AE 』

前作のSACD/CDプレーヤー「PD-70」が発売されたのが2012年ですから、実に5年ぶりの登場となります。ただ前作は10万円未満の中級のプライスゾーンでしたので、その3倍以上もする『 PD-70AE 』は、型番以外これからに見てまいりますように、全くの別物とお考えいただいた方が良いと思います。

その『 PD-70AE 』は、完全にディスク再生に特化して開発されました。そのために必要な物だけを残し、オーディオ信号経路や、供給する電源経路を極限までシンプルで最短化することで、音の純度を高めたとしています。昨今のプレーヤーでは当たり前の様になっている、USB入力も装備されていないという徹底ぶりです。いわゆる "選択と集中" です。

再生可能メディアは、CD、SACD以外に、CD-R/RWでのMP3/WMA/AACファイルは勿論のこと、DVD-R/RWやDVD+R/RWに記録されたPCMはWAV/FLAC/AIFF/ALAC(32bit/192kHz)、DSD(5.6MHz)などにも広く対応しています。しかしデジタル入力は音質面からも最小限に抑えられており、RCAとTOSのSPDIFのデジタル入力に絞って搭載されています。

本機のDACチップにはESSテクノロジー社製の高性能768kHz/32bit対応8ch DAC "ES9026PRO" が、L・R 各チャンネルに独立で搭載されています。8回路並列動作とすることで高精度なD/A変換を実現し、これまでにない高S/N、ローノイズ化を達成しています。

また、D/A変換から信号の出力端子までのアナログ全般を、L・R独立・同一配置のフルバランス回路で構成することで、外乱ノイズの影響を排除し、チャンネルセパレーションをより一層高めた高品位伝送が実現できたのです。

さらに、RCA出力のオン/オフ機能を搭載しており、RCA出力をオフにすることで、XLR出力の更なる高S/Nと高セパレーションを実現できたとしています。

『 PD-70AE 』のドライブメカには高剛性の自社製メカを採用しており、高精度な信号読み取り精度に加え、重量級メカとフローティング構造により、静音と制振を実現しています。さらにこれらのメカは、制振効果のある黒い塗装を施したハニカム構造のカバーに保護されています。

ディスクトレイも高級感のあるしっかりしたアルミダイキャスト製を採用しており、剛性を高めドライブの動作をより一層安定させています。光ピックアップには、パイオニアが長年積み重ねてきた光ディスクの制御技術のノウハウを集約し、圧倒的なディスク読み取り精度が実現できたのです。

電源回路は強力で、デジタル回路とアナログ回路を独立させたディスクリート電源としており、それぞれに専用のEI型トランスを搭載。両回路に安定した電源を供給するため、電源基板もそれぞれ専用にディスクリートで構成しています。クリーンな電源を最適経路で供給したとしています。

筐体は本機を下支えするため、「リジッドアンダーベース」を採用した低重心設計とし、シャーシをより強固な2重構造とすることで、極めて高い制振性とともに低重心化を実現しています。外来ノイズを遮断するため、磁性体鉄板を内側に配したアルミサイドパネルまで採用しているとしています。

さらにクリアな低域再生を目指し、「高比重真鋳製インシュレーター」を採用するなど、徹底的な高級機仕様となっています。出力端子にも手抜きはなく、高品位のアナログバランス端子と金メッキ削り出しタイプのRCA端子を装備し、電源ケーブルも音質にこだわった極太のACインレットタイプを採用しています。

■ 同じ曲でも違った表情を楽しめる!

本機『 PD-70AE 』には、音楽再生にさらなる魅力を引き出すための音質調整機能も装備されています。

「LOCK RANGE ADJUST」機能は、DACのロックレンジ(ロック状態がキープ可能な周波数差)精度を調整して、ジッターを軽減する機能で、6段階で調整でき、これには想像以上の音質向上効果があります。ロック幅は狭い方が高音質が得られるのは確かですが、ソフトによって差があり、ロックレンジ幅を狭めていくと、ロックがはずれて音切れやノイズが発生する場合がありますのでご注意下さい。

さらに、デジタル信号特有の応答特性を改善するデジタルフィルターは「SHARP」「SLOW」「SHORT」の3つのモードから選択可能で、お好みに合わせて切り替えることで、同じ曲でもかなり違った表情を楽しむことができます。これにより一粒で三度美味しいのです。

■ 試聴しました


『 PD-70AE 』は日本橋1ばん館で試聴しました。試聴には、プリメインアンプにアキュフェーズ「E-370」、スピーカーにはB&W「805D3」をメインとし、JBL「4429」、ハーベス「HL compact7」も使用しました。

試聴を初めての第一印象は、ズバリ透明で爽やか、そして実に伸びやかなサウンドで、中低域には十分な厚みを感じ、ピークでも潰れた感じは皆無で、スムーズで充実したサウンドでした。

低域から超低域方向にも十分な伸びと馬力が感じられ、詰まった感じなど全くなく、鳴りっぷりの良いダイナミックなものでした。中高域は繊細で高解像度ですが、芯にはしっかりしたものが感じられ、華奢な感じは微塵もない充実したものでした。

響きが豊かで音場は広く深く、演奏が立体的に、音像も実にリアルに浮かび上がりました。バイオリンの弦の張りも強すぎず弱すぎず、生音の様に滑らかで透明感たっぷりでした。また、女性ボーカルの生々しさは格別で、自然なビブラートは圧巻でした。

■ 最後に
『 PD-70AE 』は、パイオニアが長年蓄積した光と音の技術とノウハウの全てを投入し完成したSACD/CDプレーヤーです。正直な所、50万円クラスのパフォーマンスと断言します。

光ディスク再生の盟主パイオニアが久々に放つハイエンドSACD/CDプレーヤー『 PD-70AE 』は、12cmディスク愛好家に自信を持ってお勧めします。(あさやん)

Joshin webショップ

  • Joshin webショップ 家電・PC・ホビーの大型専門店

ジョーシン店舗
高級オーディオ情報!

  • 下記店舗では、ハイレゾからアナログまで、Accuphase・B&Wなどのハイエンド オーディオ製品やオーディオアクセサリーが充実。試聴室完備で比較試聴も できます。

    日本橋1ばん館 4F
    (大阪 日本橋)

    三宮1ばん館 B1F
    (神戸 三宮)