2010年9月 7日 (火)

ハリー・ポッターと謎のプリンス (2008)

ハリー・ポッターと謎のプリンス 放浪の生活をおくるハリー・ポッター(ダニエル・ラドクリフ)のもとに、ホグワーツ魔法学校のダンブルドア校長(マイケル・ガンボン)がやってきて復学を進める。実は宿敵ヴォルデモードの影響で学校も安全じゃないという噂が立っている。旧友のロン(ルパート・グリント)、ハーマイオニー(エマ・ワトソン)と再開したハリーだったが、校長に連れられて若き日のヴォルデモードであるトム・リドル(ヒーロー・ファインズ・ティフィン、フランク・ディレイン)の記憶を見せられる…

 シリーズ第6作にして、どんどんダークな世界になっていくファンタジー映画。ハリーたちはどんどんとっちゃん坊やに成長していくし、画面はどんどん暗くなっていくし、ストーリーもどんどん暗く沈んでいくので取り残されないように覚悟が必要かも。第1作の観客も、この登場人物のように成長しているんだろうしねぇ。しかしヴォルデモートの過去に迫る本作はストーリーがなかなか面白く、最後まで手に汗握って見てしまった。

 最大のポイントはタイトルにもなっている「謎のプリンス」なんだけど… 最後の最後で「そりゃないんじゃない」って思ってしまった。もっとも次回作はシリーズ最終話なので(前後編に分かれるようですが)、このオチがどうつながっていくのだろうかというのは楽しみではありますが。

デヴィッド・イェーツ監督。2008年イギリス=アメリカ合作。

2010年9月 6日 (月)

かいどうらくオークション、期間限定で復活

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 未使用品がとってもお安く手に入る…かもしれない、人気の「かいどうらくオークション」を、期間限定で復活しております。いつまで続けるかは、商品次第(笑)なんですが、出品点数もかなり多いので、ぜひお気に入りの商品がないかチェックしてみて下さい。

 Joshin webの「かいどうらくオークション」のページはこちらです

世界の果てへの旅 (1975)

Voyage_to_the_end_of_world ジャック・イヴ・クストーの海洋映画の第3作で、事実上の最終作。今回の舞台は南極大陸で、おなじみのカリプソ号は最新装備を積み込んで南下。氷山との衝突や海の氷結、そして吹雪と降雪による沈没の危機などを乗り越えながら、アザラシやペンギンなど南極の動物たちに遭遇。さらに世界初という氷の下への潜水も試みる。

 制作年は1975年ということで、潜水に関するかなり技術も進んだと思われるのだが、さらに困難な南極の海への挑戦である。本来は砕氷船の仕事であろう航路を、おなじみのカリプソ号で乗り切るというのが無鉄砲に感じながらもしっかりと感情移入して見てしまった。

 それにしても、クストーは3本の海洋ドキュメントを作りつつもすべての映画の切り口が違うってのが素晴らしいです。

ジャック・イヴ・クストー監督。1975年フランス映画。

2010年9月 4日 (土)

映画ドラえもん のび太の人魚大海戦 (2010)

映画ドラえもん のび太の人魚大海戦 ドラえもんの秘密の道具「架空水」で町を架空の水の中に沈めて楽しんでいたドラえもん(声:水田わさび)、のび太(大原めぐみ)たちだったが、町中を泳ぐ魚にまぎれて人魚族の王女ソフィア(田中理恵)が泳いでいるのに出会う。ソフィアと仲良くなるドラえもんたちだったが、やがて人魚族の秘密の剣を狙う怪魚族との争いに巻き込まれていく。

 新生ドラえもんシリーズの第5作。今回は子供を連れて劇場にて鑑賞したんだけど、意外とストーリーが込み入っていてこれって子供たちはちゃんと理解しているんだろうかって思ったのは、「のび太と緑の巨人伝」と同じである。もっとも子供たちは人魚スーツを着てビルの谷間をすいすい泳ぐというビジュアルをとっても楽しんでいたようであるが。

 今回は人魚と見せて宇宙人との交流を描いた内容であるが、どんどん広がって行くドラえもんの仲間たちは考えてみると凄い種類で一大サーガを築いている気がする。人魚の戦争に荷担するという内容では、「アンパンマン」にも似たような内容の映画があったなぁ。

楠葉宏三監督。2010年日本映画。

2010年8月30日 (月)

太陽のとどかぬ世界 (1964)

太陽のとどかぬ世界 紅海の海底10メートルに建設された海底基地。ジャック・イヴ・クストーをリーダーとするチームはこの基地に長期滞在し、さらに深い海底26メートルでの生活実験を行う。さらに基地内にドックを設置した深海艇に乗り込み、水深300mの世界に住む生物を撮影する。当時の深海探査をつぶさに記録したドキュメンタリー映画。

 前作「沈黙の世界」をパワーアップした感じで、海面下10mの海底基地と潜行艇をメインとした深海記録映画。シナリオが秀逸というか、まずは10mの海底に住むという危険(当時の)などを描いた上で、さらに深い26メートルの基地への滞在へと進む盛り上げ方が良い。わずか26mと思うかもしれないけど、当時の技術では十分危険でこの深度からでも一気に浮上すれば生命の危険があるという実感が画面から伝わってくる。

 そういった順序をふんだ上での300メートル潜水だからこそ、画面を見ながら「そんなにもぐって大丈夫なの?」という緊張感をひしひしと感じることができた。実に心憎い演出である。確かに世界に「冒険」があった頃の映画である。

ジャック・イヴ・クストー監督。1964年フランス=イタリア合作。

2010年8月29日 (日)

沈黙の世界 (1956)

Munde_du_silence ジャック・イヴ・クストーをリーダーとして、調査船カリプソ号で海洋調査の旅に出たフランスのクルー。海底の難破船、鯨の大群、鮫の群れ、ウミガメの産卵などなど、海の神秘な姿を次々と集めた海洋ドキュメンタリー映画の古典。

 最近では「アトランティス」「皇帝ペンギン」「オーシャンズ」などなど、海洋ドキュメントといえばフランスとも言えるルーツとなるのがこの作品だろう。おそらく当時の最先端と思われる装備を詰め込んだカリプソ号の冒険物語なのだが、海底で息が詰まれば死は免れないわけでそのあたりの緊迫感も随所随所に感じられるリアリティに富んだ映画である。

 手持ちの水中カメラも、何やら映画用のフィルムカメラを小型の缶に詰め込んだような構造で、よくぞあのカメラでここまでの映像を撮ったなぁと感心させられる。子クジラがスクリューに巻き込まれたり、ダイナマイトの爆破で魚の個体調査をしたりと、いい気持ちにさせられるだけではない部分があるのもフランス映画らしい。

 なお、監督は無名時代のルイ・マルが協力している。沈黙の世界だのに、オープニングからコポコポと泡の音に包まれているのがご愛敬。

ジャック・イヴ・クストー、ルイ・マル監督。1956年フランス映画。

2010年8月27日 (金)

ターミネーター4 (2009)

ターミネーター4 2018年の最終戦争後の世界。生き残った人間はスカイネットの機械軍に反してレジスタンスを結成している。自分が何者かも知らない流れ者のマーカス・ライト(サム・ワーシントン)は、ゴーストタウンで出会った少年カイル・リース(アントン・イェルチン)と意気投合して旅をする。一方でカイルの行方を追うレジスタンスのジョン・コナー(クリスチャン・ベイル)だったが…

 シリーズもついに終末戦争後の世界というわけで、少年カイル・リース(実は父)とジョン・コナー(実は子)の物語へと突入する。通して見ている者にはこのあたりのストーリーは「1」「2」を通しておぼろげに知っている部分なので、かなり感情移入して見ることができた。さながら、スケールダウンしているくせに面白い「猿の惑星」シリーズの後半部分を見ているような気分である。

 今回のキーマンは、歳が逆転した親子でもターミネーターでもなく、新登場のサイボーグ・マーカス・ライトだってところ。まぁターミネーターの屈強ぶりをがんがんパワーアップして見せるよりも、このひねった展開の部分が成功しているところだと思う。その出生の秘密にからむヘレナ・ボナム・カーターも、相変わらず怪しさ大爆発でいい味を出してます。

 次回作は、ついにカイル・リースがタイムマシンに乗る物語か?

マックG監督。2009年アメリカ映画。

2010年8月26日 (木)

アナコンダ3 (2008)

アナコンダ3 蘭のエキスから不老不死の薬を研究するアマンダ(クリスタル・アレン)は研究所で実験動物として巨大なアナコンダを飼育している。ところが急激な薬の投与で凶暴化したアナコンダは檻を破って脱走。研究の秘密流出を恐れたウェクセル・ホール社は、フリーのハンター(デヴィッド・ハッセルホフ)を雇ってアナコンダを捕獲しようとするのだが…

 シリーズ第3作にしてビデオムービー…とくれば、まったくの別作品をこじつけたものかと思いきや、ちゃんとストーリーはつながっていた。パート2からはじまった不老不死の蘭の花にまつわるエピソードとなっているのだが、ストーリーよりも何よりもアナコンダたちがぐじゃぐちゃと人間を食べまくるスプラッティー描写の方が目につくホラー作品となっている。

 ただしB級が好きな方にはおすすめで、あの「ナイトライダー」のデヴィッド・ハッセルホフが出ていたり、主役のクリスタル・アレンはなかなかの美形だったりと出演者もB級ながらもツボを得た配役となっている。気になるのは、アナコンダの顔の造形が何ともコミックっぽいあたり(黄色い目がウィークポイントかも)かな。

ドン・E・ファンルロイ監督。2008年アメリカ映画。

2010年8月21日 (土)

HANA-BI (1997)

HANA-BI 西(ビートたけし)は刑事だったが、同僚が身代わりになって撃たれたのをきっかけに今は仕事をやめている。彼には不治の病の妻(岸本加世子)がいて、さらに借金取りに追われる毎日。決心のもと銀行強盗を働く西だったが…

 ずいぶん久しぶりに見たたけし映画。ベネチア国際映画祭でグランプリを取りながら見逃していた1本だけど、いざ目にしてみるとその第1作「その男、凶暴につき」とそっくりな主人公。まわりをばしばしとまくし立てる展開。ちょっとクセのあるギャグと、これはどう評価したらいいんだろうと悩んでしまったのが正直なところ。

 ただしひとつだけ心に残ったのは、彼と妻(岸本加世子)の関係。この頃見かけなくなってしまった岸本だけど、この映画を見るといい女優さんだったなぁと思います。それだけにあのラストはどうも納得いかない。花火のように潔いのかもしれないけど、やっぱこういった生き方も主人公のキャラも私は苦手だわ…

北野武監督。1997年日本映画。

2010年8月20日 (金)

メメント (2000)

メメント 記憶が数分間しか持たないレナード(ガイ・ピアース)。実は彼の妻(ジョージャ・フォックス)は何者かによって殺害されてしまい、その時からレナードは記憶障害を起こしていた。しかも独自に犯人を捜す彼のまわりには、担当刑事のテディ(ジョー・パントリアーノ)、ナタリー(キャリー・アン・モス)、バート(マーク・ブーン・Jr)といった怪しい面々がうごめいている…

 記憶が持たない男の犯人捜しを描いたサスペンス。記憶がどんどん変わっていく意外性を観客にも体験させるために、時間を経過をひっくり返すという荒技に出ているのだが、これが意外と成功していて見ていてあれあれという気分にさせられる。でも、全体の流れを追うのはとっても大変で、頭をフル回転させなければいけない上に、このストーリーが面白いかといえば「???」って感じである。

 記憶を身体にきざむってわけで、全身入れ墨になったレナードは確かに映画的にも絵になる。カルトの風格をもった映画ではあると思うが、もう1回見て真相を確かめたいかといえばこれまた「???」である。

クリストファー・ノーラン監督。2000年アメリカ映画。

2010年9月

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