不法滞在の外国人一掃を公約にした都知事候補が何者かに射殺される。事件を重く見たFBIはCIAに協力を要請。ミャンマーのゴールデン・トライアングルで麻薬組織と戦っていた、日本に詳しいエージェントのトラビス(スティーブン・セガール)を東京へ呼び寄せる。
「こいつら、どっから斬っても、極太なり。」というわけわからんコピーと共に公開されたアメリカ製ヤクザ映画。日本というよりもアジアの中の東京という位置づけで、中国マフィアとかが幅をきかせていてセリフも英語と日本語と中国語が入り交じる。でも「スワロウテイル」のようにしっくりいかなく感じるのは、監督の感性がアメリカ人だからだろうね。
日本側キャストは大沢たかお、豊原功補、寺尾聰、栗山千明、山口佳奈子、伊武雅刀といった気合いの入った顔ぶれ。ストーリーは任侠ものの王道をいく展開で、最後は刀(ドスではないのである)を手に斬り込みが用意されているという念の入れよう。ちょっと趣の違ったヤクザ映画といったところか。
もちろんロマンスも用意されているのだが、セガールが彼女と指切りをするというのがラブシーンというのは何とも… やくざ映画にエロはつきものだが、この映画にはエロがまったくない。そして最後に怒ったセガールが、犯人をなます切りにするところもエグいぞ。セガールの日本語も、頑張ってて悪いんだけど笑える。「タタッキッテヤル」なんてたどたどしく言われてもなぁ、う?ん。
ミンク監督。2005年アメリカ映画。