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2007年11月

2007年11月30日 (金)

ただ、君を愛してる (2006)

ただ、君を愛してる 大学の英語学科に入学した誠人(玉木宏)は、フランス語学科に所属の個性的な女性・静流(宮崎あおい)に声をかけうち解ける。ところが彼女を恋愛の対象と見てない誠人は、クラスの美女みゆき(黒木メイサ)に恋をするのだったが…

 予告編で大塚愛の主題歌と二人のキスシーンが結構印象に残っていたのでそれだけの映画かと思っていたんだけど、そうではなかったみたい。昨今はやりの純愛ものに難病ものをミックスしたラブストーリーとしては最強パターンの映画。全体的な雰囲気の良さは主演の玉木宏と宮崎あおいの持ち味でしょう。

 美人でナイスバディのみゆきと、幼い感じのする静流ってのは絶妙なキャスティング。それでも静流が主役をはっておかしくないってのは宮崎あおいの底力ってもんでしょう。最初は粘着質で怖い感じもした静流がだんだん可愛く思えてくるのがミソ。どう見ても同棲になってる二人に何もなかったり、あるいはあれだけレベルの高い男女が仲間として集まってて4年間なにもどろどろした事件が起こらないってのは意味不自然。少女漫画あたりが原作かと思ったんだけど、そうではないのにさらにびっくり。

 いい話であるし、感動的でもあるんだけど、宮崎あおいがいなくなってからがちょっと長すぎるのが残念である。もっとスパっと終わった方が余韻が大きかったかも。

 実は一番かわいそうなのは、画面に出てこない静流のお父さんだったかも。

新城毅彦監督。2006年日本映画。

2007年11月29日 (木)

デトネーター (2006)

デトネーター国土安全保障省エージェント・グリフィス(ウェズリー・スナイプス)は、ルーマニアのブカレストで潜入捜査を行っていたが、間が悪く現地警察に逮捕されてしまう。彼を救ったCIAのシェパードは、組織の金を横領したナディアというロシア人女性の護送を依頼するのだが…

 ウェズリー・スナイプスが主演のアクション映画。失礼ながら彼ってあんまりアクションスターってイメージがないんだけど、それは単なる認識不足ってもんかな。この映画を見てる限りは動きも良いしアクションもいい線いっている。主人公がスーパーマンではなく、立場のしがらみに困っているというストーリーもそれなりに面白いが、やはりトータルとしてB級の枠を抜けてないなって感じ。ノリとしてはセガールの一連の映画を思わせる。好きな方は好きなんだろうけど。

 エキゾティックな雰囲気のナディアがいい感じ。彼女の服装は、ブカレストでもちょっと目立ちすぎるんじゃないのって思ったけど。それにしても、このラストは感慨深いというよりも「その組み合わせで、大丈夫?」って別の心配をしてしまった。

レオン・ポーチ監督。2006年アメリカ映画。

2007年11月27日 (火)

模倣犯 (2002)

模倣犯 下町の豆腐屋・有馬(山崎努)の孫娘が失踪して10ヶ月。近くの公園で女性の片腕とショルダーバッグが発見される。やがて犯人からの犯行声明がマスコミに届けられて…

 劇場型連続殺人事件を描いた宮部みゆきの原作を森田芳光監督が映画化。犯人のピースこと網川浩一を演じる中居正広がすっごいはまり役で驚いた。猟期犯独自の妙なオーラが出ているところは、彼のキャラクターがなせる技か? 加えてレポーターの木村佳乃や、犯人にからむ藤井隆や津田寛治の個性的な熱演が光る。久々に森田ワールドの復活か…と思いきや、衝撃の結末にはお口があんぐりとなってあっけにとられてしまった。あれはCGか?

 予期せぬ結末に転がり込んで…行くってことかもしれないんだけど、あまりにもぶっとび過ぎてわけがわからんかった。ラストの赤ん坊についても、想像はつかなくはないがあまりにも説明不足。原作を読んだらわかるのかな? 一番痛いのはあれだけ盛り上げておきながら何の余韻も残らなかったってことかもしれない。役者がみんな頑張ってるのに、残念だ。

森田義光監督。2002年日本映画。

2007年11月26日 (月)

口裂け女 (2006)

口裂け女 連続誘拐事件の発生で厳戒態勢のある町で、小学校教師の京子(佐藤江梨子)の目の前で教え子がハサミを持った女に連れ去られる事件が起こる。口裂け女の仕業だと噂が子供たちに広がり、京子は事件が起こるたびに変な声が聞こえるという同僚の松崎(加藤晴彦)と声を探りに行くのだが…

 都市伝説のスーパースター「口裂け女」を主人公にしたホラー映画。確かにこのテーマで作られた映画ってなかった…ような気がするが、目のつけどころは良かったんだけどすべてがから回りしてしまい超カルト映画になってしまった。

 まずはタイトルバックが凄い。まるで60年代制作のウルトラマンのパロディだ。しかも狙ってこの映像を作ったんならいいかもしれないけど、ウルトラマンと口裂け女はあんまり関連性ないぞ。かなりやつれてしまった佐藤江梨子ってのも、役作りだとしたら凄いんだけど… (実際彼女は別れた夫と娘がいる設定) 口裂け女って子供たちが大好きな話のはずだのに、児童虐待をテーマにしたら子供たち見られないんじゃないの、と企画の甘さも感じてしまった。「学校の怪談」みたいな映画にした方が良かったんじゃないかなあ?

白石晃士監督。2006年日本映画。

2007年11月24日 (土)

笑の大学 (2004)

笑の大学 1940年の太平洋戦争突入寸前の日本。喜劇作家の椿一(稲垣吾郎)は最新作「ジュリオとロミエット」を上演するために検閲官の向坂(役所広司)のところへ台本を持ってくる。ところがこのご時世に喜劇は不謹慎だと思っている向坂は、次から次へと椿に無理難題を押しつけるのだが…

 三谷幸喜の舞台とラジオドラマを原作にしてるだけあり、登場人物はほとんど二人だけという密室劇。それでも映画だけに美術に凝っている上に所々に劇場の風景を差し込んで面白い雰囲気を作り上げている。ストーリーが面白いので、中盤ちょっと中だるみはするが最後までぐいぐい楽しませてくれる。

 戦時下の座付き作家と検閲官という真っ向から対抗する人間が主人公なんだけど、二人がぶつかりながらうち解けていく様子がさすが。特にカタブツなのに、喜劇のアイディアを出したり台詞を読んだりして実は嬉しそうな役所さんが妙に可愛く思えてくるのがミソでしょう。oga.も個人的には喜劇は苦手…な方なんだけど、こういう立場に置かれるとひょっとしたらひょっとして、なんて気分にさせられました。何事も食わず嫌いはいけないです。

星護監督。2004年日本映画。

2007年11月23日 (金)

M:i:III (2006)

M:i:III スパイを引退して教官となったイーサン(トム・クルーズ)は婚約者ジュリア(ミシェル・モナハン)と平和な日々を送っていた。ところが教え子のリンジー(ケリー・ラッセル)が武器証人のオーウェン(フィリップ・シーモア・ホフマン)に拉致されたと知り、救出作戦に参加するのだが…

 劇場版「スパイ大作戦」の第3作。舞台はドイツ、イタリア、上海と広がりスケール感もばっちり。007と同じ「そんな馬鹿な」というアクションシーンもいっぱいあるんだけど、こっちの方がなぜか安心して見ていられないのが不思議である。

 しかし悪役フィリップ・シーモア・ホフマンのふてぶてしさはただ者ではないな。ワイヤーで降下して、地面ぎりぎりでぴたっと止まるというのはこのシリーズでは欠かせないシーケンスなのか? 結局ラビット・フットってのは何だったんだ? ストーリー上は何でも良かったんじゃないの(笑)。

J・J・エイブラムス監督。2006年アメリカ映画。

2007年11月22日 (木)

ちょっと便利なMicroSDアダプター、CENTURYのmini-Moba+を使ってみました

CENTURY mini-moba+

 携帯電話のニューモデルはほとんどがMicroSDに対応。SDに変換するアダプター付きのMicroSDも出てることは出ていますが、リーダーをお持ちでない方にちょっとおすすめの気のきいたアダプターのご紹介です。

 このCENTURYから発売中のmini-Moba+なんですが、見た目は普通のMicroSDカードアダプター。でもキャップを外すと、USBのコネクターが登場するんですね。以前にこういったコネクター付きのSDカードがありましたが、その応用というわけで、持っていると便利そうです。なお逆さにUSBにさしこんでもまったく反応しないのでご注意下さい、念のため。

 この商品の販売ページはこちらです。

イルマーレ (2006)

イルマーレ 湖畔に建つガラス張りの家イルマーレ。ケイト(サンドラ・ブロック)はこの家を引っ越す前に次の住人のためにポストに手紙を入れるのだが、その手紙はなんと2年前の住人アレックス(キアヌ・リーヴス)のところに届く。やがて文通をはじめた二人だったが…

 韓国映画「イルマーレ」のハリウッド版リメイク。基本的なストーリーは韓国版と変わらなかったんだけど、ちょっと説明不足だなという語り口で例えば手紙が最初に時空を超えるくだりはストーリーを知らないとわからなかったかも。交通事故がからむタイム・パラドックスも冷静に考えると何かヘンなんだけど、まぁサンドラ・ブロックとキアヌのひさびさの競演なので許してあげようか、なんて気分になってしまった。

 ポストの存在を無条件に二人が受け入れてしまうのがこの映画のツボでしょう。下手に詮索してポストがなくなってしまったら困る、という気持ちがよく伝わってきます(笑)。

アレハンドロ・アグレスティ監督。2006年アメリカ映画。

2007年11月21日 (水)

16ブロック (2006)

16ブロック 非番のはずだったアル中刑事のモーズリー(ブルース・ウィリス)は証人を16ブロック先の裁判所まで届ける仕事をさせられる。ところが彼は悪徳警官を暴露する証人だったがゆえに、モーズリーは警察署長以下主要な警官を敵に回す羽目になり…

 わずか16ブロックを護送するのに、何でこんな目にあわなくちゃいけないんだ?って内容の映画のはずなんだえけど、そのあたりのもどかしさが伝わって来ないのはどれだけ進んだかがわからないからでしょう。せめて何ブロック進んで何ブロック戻されたかを都度表示してくれた方が(できればグラフの方が…てのはあまりにもヴィデオゲーム的か?)良かったかも。

 とはいっても久々にキャラクターが生きている秀作でして、モーズリーが連れて行く証人のエディ・バンカー(モス・デフ)がひたすらべらべらしゃべりまくっていい味を出してます。敵が元コンビのフランク(デヴィッド・モース)ってのも効果を上げてます。

リチャード・ドナー監督。2006年アメリカ映画。

2007年11月19日 (月)

ケイゾク/映画 Beautiful Dreamer

ケイゾク/映画 Beautiful Dreamer 迷宮入り事件を継続(ケイゾク)捜査するのが専門の警視庁捜査一課・弐係。そこに所属する柴田純(中谷美紀)は、沈没した客船の生存者たちと共に呪われた厄神島へ正体される。ところが密室となった島では連続殺人げ起こり…

 テレビドラマ「ケイゾク」の映画版らしいが、まさにカルト映画と呼ぶにふさわしいわけのわからない作り。基本的には刑事ドラマ、特にトリックを中心にした推理ものなんだけど、話がぽんぽんとふっとんで行く上にわけのわかんないギャグが散りばめられているのはどうにも解読不能。まさに迷宮入りと言いたくなるような珍作であった。テレビ見てないとわかんないってことかな。

 でも雰囲気的には、「名探偵登場」シリーズあたりを思わせて楽しめるトリックも多数。城にまつわるからくりは、その無機質な感じも手伝って結構楽しめました。でもって後半は理解不可能なワンダーワールドにぶっとんで行きます。

 中谷美紀は出る映画によって雰囲気がころころと変わるのがいいです。 渡部篤郎や鈴木紗理奈が(おそらく)レギュラーとして出てます。

堤幸彦監督。2000年日本映画。

2007年11月17日 (土)

カサノバ (2005)

カサノバ 希代のプレイボーイ・カサノバ(ヒース・レジャー)は罪を免れるために結婚を考える。両家の子女ヴィクトリア(ナタリー・ドーマー)と婚約にこぎつけるカサノバだったが、女性解放を叫ぶフランチェスカ(シエナ・ミラー)に一目惚れしてしまう…

 18世紀のヴェネチアを舞台にカサノバの色恋沙汰を面白可笑しく描いたラブコメディ。確かに荒唐無稽で面白いストーリーなんだけど、真実の愛に目覚める(?)なんてテーマがありきたりでちょっと萎えた。

 でもキャラクターのおもしろさで楽しませてくれる。男まさりのフランチェスカがなんとも魅力的。ヴェネチアの雰囲気も良い。小さな熱気球であんなに飛べるんだったら楽しいのになぁ…

ラッセ・ハルストレム監督。2005年アメリカ映画。

2007年11月13日 (火)

ゆれる (2006)

ゆれる 東京で写真家として成功した猛(オダギリジョー)は、母の一周忌に故郷へ帰ってくる。家業のガソリンスタンドを継ぐ兄の稔(香川照之)と、幼なじみの智恵子(真木よう子)の3人で幼い時によく行った吊り橋のある渓谷へ遊びに行くのだが…

 タイトルどおり「ゆれる」映画。何がゆれるかというと、吊り橋はもちろんだけど、人間の記憶。この事件のように現場には3人しかおらず、しかもひとりは死亡、ひとりは動転、ひとりはかなり遠くにいて見ているか見てないかわからないとなると真実は記憶の中にしかないわけだけど、記憶なんて人間の気持ちひとつで十分ねじまげられてしまうってのはよくわかる感覚です。

 男の兄弟を育てているだけに、決して他人事とは思えない内容に食い入って見てしまいました。良さそうな兄弟だけに、事件が起こってからのあと味の悪さも格別。力作なんだけど、手放しで絶賛…なんて気分になれないのはそんな部分にあるのでしょう。

西川美和監督。2006年日本映画。

2007年11月12日 (月)

ウルトラヴァイオレット (2006)

ウルトラヴァイオレット 21世紀末の近未来、ファージと呼ばれるウィルスが蔓延して、感染した人間は超人的能力を身につけるが12年の余命となる。感染したが故に夫とお腹の子供を政府に殺されたヴァイオレット(ミラ・ジョヴォヴィッチ)はレジスタンスの殺し屋。その日の任務はファージを絶滅する兵器の強奪だったが、ケースの中にはなんと人間の子供(キャメロン・ブライト)が入っていた…

 戦うハイパーウーマン、美女と子供、クローン人間、サイバーパンク、暗黒の政府と、最近流行のパターンをぎゅっと凝縮したかのようなSFアクション。もうこの手のやつは食傷気味かな…なんて思いながら見始めたんだけど、ヴァイオレットとシックス(子供)の関係がなかなか良くて、グロリアやレオンといった雰囲気で最後まで楽しむことができた。

 ミラ・ジョヴォヴィッチは最後までお腹だけ出しっぱなしってのがポイントですね。感染したのはお腹の冷やしすぎかも…

カート・ウィマー監督。2006年アメリカ映画。

2007年11月10日 (土)

南京の基督 (1995)

南京の基督 中国の南京に出かけていた作家の岡川(レオン・カーフェイ)は、幼い中国人娼婦の金花(富田靖子)に出会う。貧しさから体を売る彼女は、キリストを一心に信じていた。一方の岡川はスランプに陥っていたが、彼女に安らぎを覚えて…

 芥川龍之介の「南京の基督」を大胆にアレンジした香港映画。日本人の岡川をレオン・カーフェイが、中国人の金花を富田靖子が演じるという逆転のキャスティングが面白い。時々言葉などから違和感を感じる場面もあったが、物語が進むに連れて全然気にならなくなっていったところはさすが。

 それにしても富田靖子っていい女優さんだと思う。薄幸の少女を見事に演じきっているのはもちろん、とにかく美しい。この作品のあと意外とぱっとしないのは不思議である。

トニー・オウ監督。1995年香港=日本合作。

2007年11月 6日 (火)

ヒトラー 最期の12日間 (2004)

ヒトラー?最期の12日間? 1942年のドイツ、トラウドゥル・ユンゲ(アレクサンドラ・マリア・ラーラ)は数人の候補者から選ばれてアドルフ・ヒトラー(ブルーノ・ガンツ)の個人秘書になる。時は流れて1945年の終戦直前のベルリン。追い詰められたヒトラーと親衛隊たちは爆音のこだまする地下塹壕にいた…

 ヒトラーの最期というよりは、第三帝国の滅亡、あるいはドイツ版「にっぽんの一番長い日」といった内容の映画。ひとりの秘書の目を通して、次第に手足をもぎ取られてあがくヒトラーの姿が淡々と描かれる。さすがに壮絶な映像は容赦がなく、ひとりまたひとりと頭を打ち抜いたり毒を飲んで果てていく姿は頭に残る。こんな時代に生まれなくて良かったという感謝と、平和のありがたさをひしひしと感じる。

 ラスト近く…子供たちを次々と殺した母(コリンナ・ハルフォール)が毛布を頭にかぶせるシーンは秀逸。すると足が出てしまうのだが、その足の小さいこと。ところが次の子はやや足が大きく、また次の子はさらに足が大きく… この映画はこのシーンが長く脳裏に焼き付いて離れないような気がする。

オリヴァー・ヒルシュビーゲル監督。2004年ドイツ=イタリア合作

2007年11月 5日 (月)

リング2 (1999)

リング2 呪いのビデオテープ事件で死んだ高山(真田広之)の恋人高野舞(中谷美紀)は引き続き事件の謎を追う。同じ頃、ビデオテープを女子高生の香苗(深田恭子)から手に入れたレポーターの岡崎(柳ユーレイ)だったが、香苗は好奇心からテープを見てしまっていた…

 「リング」の続編は「らせん」なのだが、それが恐怖をおさえてSFになっていたのに対して、これはまったく別パートのあくまでもホラーとして作られた続編。原作のないこちらの方がすんなりと「リング」の世界を引き継いでいるのが面白い。ブームになった「貞子」も健在。井戸のイメージや、それがプールとつながっているというぶっとんだ発想も楽しめる。

 なおハリウッド版のリング2もオリジナル脚本なんだけど、未見のテレビドラマ版とかも含めてこのシリーズはいったいどれだけの別バージョンが存在するんだろう。ブームとなった作品の宿命…かな?

中田秀夫監督。1999年日本映画。

2007年11月 3日 (土)

大停電の夜に (2005)

大停電の夜に クリスマスイブの夜、関東地区に大規模な停電が起こる。店を今晩限りクローズしようと思っていたジャズバーのマスター(豊川悦司)は、向かいのローソク店ののぞみ(田畑智子)と初めて話をして、過去の恋を打ち明ける。父の死が近いことを知った遼太郎(田口トモロヲ)は、実の母(淡島千景)が生きていることを知り会いに行く。その妻(原田知世)は夫の不倫が原因で離婚を決意。不倫相手の美寿々(井川遥)は、ホテルのエレベーターにボーイ(阿部力)と共に閉じこめられる…

 とまあこれにやくざ(吉川晃司)と元カノ(寺島しのぶ)の出産話やら、それを助ける淡島千景の夫(宇津井健)といった具合に映画にして7?8本ぶんの内容をぎゅ?っと詰め込んだ群像劇。アルトマン監督あたりの洋画だと、見ていてわけがわからなくなったこともあったけど、そうならないのは邦画の魅力(顔と名前を覚えやすい)なのか、それとも演出やストーリーがよく練られているせいなのか。

 やっぱキャストとしては最初と最後に出てくる豊川悦司と宇津井健がいいところをほとんどかっさらっていってたような気がします。あのバーはこれから流行るような気がするけど、この夜がきっかけで関係者が夜な夜な酒を飲んでたら、いつか修羅場になるような気がするぞ(笑)。

源孝志監督。2005年日本映画。

2007年11月 1日 (木)

X-MEN ファイナル・ディシジョン (2006)

X-MEN ファイナル・デシジョン ミュータントを人間に「治癒」する薬キュアが開発される。これを好ましく思わないマグニート(イアン・マッケラン)たちは、X-MEN(ヒュー・ジャックマン、ハル・ベリー、パトリック・スチュワート)たちに最終戦争を仕掛けるのだが…

 超能力を持ったミュータントたちを描いたアメコミの映画化 X-MENの最終章…らしい。最終回と断るだけあって、クラス5だか何だか知らないがものすごい超能力の応戦に見ていてかなりど?っときた。橋を持ち上げたり、まわりのものを根こそぎふっとばしたり、車を火をつけながら投げたり、どう考えてもマンガである。

 とはいっても、ハル・ベリーが魅力的だったり、アンナ・パキンの近況が見られたり、イアン・マッケランの怪演が楽しめたりと見るべきところはいっぱいある。惜しむらくは派手すぎるアクションにルールが見いだせない(こいつら何でもできるんか!?)のでちょっと戦いの行方に冷めてくるあたりかも。

 ファイナルと言いつつも、このラストじゃ続編がまたあるんでしょうね。

ブレット・ラトナー監督。2006年アメリカ映画。

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