どろろ (2007)
戦乱の世の中で、天下統一を夢見る醍醐景光(中井貴一)は魔物に生まれるわが子の体48箇所を差し出すことを条件に魔力を手に入れる。やがて20年が流れ、医者であり育ての親の寿海(原田芳雄)に育てられた百鬼丸(妻夫木聡)は、コソ泥のどろろ(柴咲コウ)と共に魔物から自分の体を取り戻す旅に出る…
手塚治虫の人気漫画の映画化。テレビアニメにもなっていたそうだが見てなく、田舎にずっと残っていた1冊の月刊漫画に載っていた1話を繰り返し読んだのが印象に残っている。それだけに、映画を見て物語の背景とかがわかって目から鱗が落ちたような気分になった。
百鬼丸の妻夫木は良しとしても、どろろに柴咲コウというかなり思い切ったキャスティングが面白い効果を上げている。がらっぱちの柴咲ってのもなかなか魅力的で楽しめる。でも原作では最後に明かされたという、どろろが女だったというのが一目でわかるのはどうなんだろうねぇ。こういう展開で言えば、「ヒノキオ」の多部未華子がはっと思わせてくれたので、惜しいなあと思ってしまうのである。
ストーリー的にはかなりの荒唐無稽だけど、手塚作品だから許せてしまうかなって感じ。妖怪が着ぐるみで登場するのは、CG全盛の時代の中ではレトロで懐かしい感じがします。
塩田明彦監督。2007年日本映画。

