プラレールの街を走る (1) 超小型ビデオカメラ
試用レポートを長くやっていると、ぱっと見では何に使ったらいいかわからなくても、手に持って考えているといいアイディアがむくむくとわき上がってくる商品がたまにある。このHANWA BGW-063という超小型ビデオカメラも、そんな製品のひとつだ。
インタビューライブレコーダーなんて大層な名前が付いているBGW-063だが、何のことはないマイクロSDメモリーに記録するビデオカメラだ。サイズはほぼ100円ライターと同じ。最近の携帯電話でもビデオ記録はできるが、さらにふたまわりくらい小さいので胸ポケットに入れてもかさばらないし、その名のとおりインタビューなんかに使うのを想定した製品なんだろう。しかし何か別の使い方がありそうだ。
そんなこんな考えているうちに思いついたのが、ラジコンなどのおもちゃに取り付けての撮影だ。疾走するラジコンカーに取り付ければ面白い映像が撮れるに違いない。そう思って玄関脇に置かれた子供たちのラジコンカーを見たのだが、その思いは一気につぶれてしまった。どこを走らせているのやら、ラジコンカーは恐ろしいほど泥まみれであり、こんなものに搭載したら一気にBGW-063は故障してしまいそうだ。それならと次に白羽の矢が立ったのは、こちらも子供たちに人気のあるプラレールである。
男性なら小さい時にプラレールで遊んだ記憶があるのではないだろうか。いわゆる電車、汽車のおもちゃなのだが、レールの規格はできた時からずっと変わってないらしく、お父さんのプラレール(残っていたなら)と今売られているプラレールはきちんと接続できるらしい。すごいロングライフの商品なのである。
Nゲージよりも大きいので、工夫をすればこのカメラを搭載して走らせることができる。これは面白い映像が撮れるはずだと、子供たちに「小型ビデオカメラを持って帰るので、プラレールに載せて撮影してみないか」と持ちかけると翌日には写真のような立派なプラレールの街ができあがっていた。子供のパワーってのは実に凄い(というかヒマ?)と実感すると同時に、こりゃ「やーめた」なんて言えない事態になっちゃったかな、なんて思った次第である。

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