« 2008年10月 | メイン | 2008年12月 »

2008年11月

2008年11月30日 (日)

サマータイムマシン・ブルース (2005)

サマータイムマシン・ブルース 田舎のとある大学のSF研究会のメンバー5人(瑛太、与座嘉秋、川岡大次郎、ムロツヨシ、永野宗典)は、何をするとはなく野球をやって夏休みを過ごし、それを撮影している写真部の女性二人(上野樹里、真木よう子)。ところが突然彼らの前にタイムマシンらしき物体が現れ、その効果を試すために彼らは昨日壊れたエアコンのリモコンを壊れる前に回収しにいこうということになるのだが…

 本編と関係ない台詞だらけで、非常にタルいすべり出し。いわゆるただ集うだけの文化系の部活の無駄話をえんえんと聞かされるだけの映画かと思いきや、タイムマシンが登場してからお話が混沌としてがぜん面白くなってくる。要するにタイムパラドックスものだったわけね。そうなると前のシーンにタイムトラベルのシーンがかぶっているんじゃないかとか、再見して確認したくなってしまいます。面白い作りです。

 こういった物語はルール(タイムトラベルの制限)がひとつのポイントになるわけだけど、1日単位でしか行ったり来たりできないという部分と、最大99年までという制限が秀逸ですね。しかも99年前のこの町は沼だったので、行ってしまうと沈没する(笑)ってのも面白い。

 一番面白いのは、こんなものすごいマシンを目の前にしながらも、クーラーのリモコンを取りに行くことぐらいしか思いつかない彼らのバカさ加減。私なら、未来へ行って超ハイテクエアコンを1台調達してくるに違いない(むむ、こちらもセコいか)。待てよ、そんなことすると、タイムパラドックスにはまりこんで世界が消滅してしまうかもしれないかな。

本広克行監督。2005年日本映画。

2008年11月28日 (金)

ガーフィールド2 (2006)

ガーフィールド2 太っちょ猫のガーフィールド(声:ビル・マーレー)の飼い主のジョン(ブレッキン・メイヤー)はガールフレンドのリズ(ジェニファー・ラヴ・ヒューイット)にプロポーズしようとするがことごとくタイミングを逃し、出張の彼女を追ってイギリスへ行く羽目になる。ところがイギリスのある古城ではプリンスと呼ばれる猫が遺産を相続し、よりによってガーフィールドがこの猫と間違われてしまう…

 本来はアニメキャラのガーフィールドをCGで描いて実写と合成したシリーズの第2作。他愛もない話…といえばそうなんだけど、なぜかディズニーの「101」や「102」よりは面白いのはなぜだろう。ベタなギャグが意外に面白いのと、ガーフィールドをはじめとするキャラが立っているところもあるんだろうと思う。

 古城に住む動物たちが、「ベイブ」よろしく大活躍するのもほほえましい。ご家族でも、安心して楽しめる映画です。

ティム・ヒル監督。2006年アメリカ映画。

2008年11月27日 (木)

エネミー・ライン2 北朝鮮への潜入 (2006)

エネミーライン2 アメリカの軍事衛星が、北朝鮮のミサイル基地に配備された核弾頭らしきものをキャッチする。大統領(ピーター・コヨーテ)は秘密裏にその壊滅作戦を指示するのだが、4人の降下部隊(ニコラス・ゴンザレス他)を現地に残して作戦は失敗。激戦の末二人が死亡、二人が捕虜になる…

 あのミリタリー・アクション映画「エネミー・ライン」の続編…らしいんだけど、敵地(Behind Enemy Lines)に潜入しての物語だという以外はあまり共通点はない。劇場未公開だったことが納得できるような内容かな。

 とはいってもストーリーはなかなかタイムリーで、北朝鮮が部隊で沖縄からも米軍の爆撃機が飛び立つなど他人事ではない内容。将軍様はどんな気持ちでこの映画を見てるんだろうか。大風呂敷を広げた割には、拷問からの脱出劇も、ミサイル基地への潜入も妙にあっさりしていて、あれよあれよという間に物語は終わってしまった。昔テレビの洋画劇場でよくやっていた、戦争アクション映画の雰囲気にそっくりだった。懐かしいぞ。

ジェームズ・ドッドソン監督。2006年アメリカ映画。

2008年11月26日 (水)

ヒッチャー (2007)

ヒッチャー 長距離ドライブに出かけた大学生のグレース(ソフィア・ブッシュ)とジム(ザカリー・ナイトン)は、豪雨の中でハイウエイに立つ男をひきかける。ただならぬものを感じたジムは男をハイウェイに置き去りにしたのだが、次のドライブインでその男ジョン・ライダー(ショーン・ビーン)に遭遇し乗せてやることになる…

 カルト的人気を持つというサスペンススリラーのリメイク。前作のルトガー・ハウアー版は見てないので何とも言えないが、映画としては適度にはらはらさせられて適度に派手でサスペンス映画としてもアクション映画としても楽しめる内容。最初は普通のコワモテのヒッチハイカーだったのが途中から豹変、最後はターミネーターばりに警察署まで壊滅させてしまうという、いかにもマイケル・ベイがプロデュースしましたって映画になってるけど、前半の緊迫感と後半の緊迫感はあきらかに別物。まぁ好意的に取れば一粒で2度おいしいってことになるんでしょうけど。

 ヒロインのソフィア・ブッシュが、ふつーっぽいんだけど何とも魅力的で印象に残る。逆にボーイフレンドのザカリー・ナイトンがぱっとしないのは、計算の上でのキャスティングでしょう。それにしてもショーン・ビーン、切れた役がはまってて前半はとってもコワかったです。

デイヴ・マイヤーズ監督。2007年アメリカ映画。

2008年11月25日 (火)

ウィッカーマン (2006)

ウィッカーマン 警官のメイラス(ニコラス・ケイジ)のところへ、元婚約者で疾走したウィロー(ケイト・ビーハン)から娘が行方不明になったので助けて欲しいとの手紙が届く。彼女の住むサマーズアイル島へ向かうメイラスだったが、そこは奇妙な共同生活を営む人たちが住む、絶海の孤島だった…

 イギリスのカルト映画「ウィッカーマン」のリメイク…だそうだが、こちらは見たことないので思い入れなし。いわゆるカルト教団系の物語で、ものすごくストレートでひねりがないのがポイントかも。最後まで見て、あまりのひねりのなさにかえってショックを受けてしまった。まぁこういった役柄はニコラス・ケイジにとってははまり役ではあるのだが。

 気味の悪い島民キャラクターとか、蜂をモチーフにしたところとか、アンジェロ・バダラメンティの音楽とか、メイラスの見る幻覚とか思いっきり雰囲気勝負に出てすべってしまった映画という感じ。たぶんオリジナルの方はそこらへんが成功していたのではないかと想像する。

 ところで最近見るハリウッド映画って、カルトな村人ってテーマが多い。アメリカって広いから、町ぐるみでとんでもないことやってるケースが多いってことかな。なんか旅行をする気がしなくなる、罪な映画です。

ニール・ラビュート監督。2006年アメリカ映画。

2008年11月22日 (土)

電車の中でDVDを見る(9) 7インチ用プライバシーフィルター、ついに発売!!

 電車の中でポータブルDVDを見るために、10インチのプライバシーフィルターをカットした話を以前に書いたのだが、久しぶりに液晶フィルターのページをながめているとついに7インチ用が発売されているのを発見した。エレコムのぞき見防止フィルター 7インチワイド用 EF-PF7W(写真)がそれで、他に8.9インチ用、10.4インチ用もラインナップする。

 ポータブルDVD用というよりは、昨今はやりのネットブックやミニノートの7インチ画面に対応したものだということは容易に想像できる。これらのミニノートはもちろん電車の中や茶店などで利用されるので、プライバシーフィルターの需要も当然あるだろう。思わぬところからこういう商品が発売されて、嬉しくなってしまった。懐具合が寂しくなくなったら、入手してレポートしてみようと思う。

つづきを読む
前回の記事を読む
エレコムの7インチ用プライバシーフィルターの販売ページはこちら
ポータブルDVDの販売ページはこちら

プライバシーフィルター7インチ用

2008年11月21日 (金)

プラネット・テラー・イン・グラインドハウス (2007)

プラネット・テラー・イン・グラインドハウス テキサスでゴーゴーダンサーをしていたチェリー(ローズ・マッゴーワン)は元カレのレイ(フレディ・ロドリゲス)に出会うが当然うまくいくはずはない。その頃、マルドゥーン(ブルース・ウィリス)の仕切る軍事施設に異変が起こり化学兵器をあびてゾンビ化した人間が町にあふれかえる。ゾンビに襲われたチェリーは片足を食いちぎられてしまうのだったが…

 タランティーノがプロデュースするグラインドハウス2本立てのうちの1本で、監督は彼のお友達(?)のロバート・ロドリゲス。「デス・プルーフ」が究極のバカ映画だとしたら、こちらは究極のゲロ映画。70?80年代に、ロメロやフルチ、アルジェントあたりが量産したぬめぬめ・ぐちょぐちょのスプラッターゾンビ映画をこれでもかとパロって再現したかのような映画。唯一の違いは、本家イタリア製ゾンビ映画は意外とドライで乾いていたんだけど、この映画はひたすらウェッティでじめ?っとしていて、駄目な人が見たらかなり気が滅入ることうけあい。見る人を選ぶと思う。

 ゲスト出演するタランティーノのワルノリ度も強烈です。タランティーノの××がタランティーノ…なんて凄すぎる!! ウィリスもよくこんな映画に出たもんだと思う。かっこいいのは、片足マシンガンのチェリーことローズ・マッゴーワン。後半は彼女がひとりで場をさらってくれました。ラストの亀とタランチュラとサソリも、サスペンス映画には欠かせない動物たちにもかかわらずなぜかほのぼのとした味が…

 そうそう、冒頭に入るパロディ版予告編「マチェーテ」も最高。あれ、絶対にグラインドハウスの第3弾として映画化してほしいぞ。

ロバート・ロドリゲス監督。2007年アメリカ映画。

2008年11月20日 (木)

デス・プルーフ・イン・グラインドハウス (2007)

デス・プルーフ 人気DJのジャングル・ジュリア(シドニー・タミーア・ポワチエ)は仲間を集めて酒場でヨタ話をしている。同じバーで飲んでいるスタントマン・マイク(カート・ラッセル)は彼女たちのひとりを車で送っていく約束をつけるが、やがて本性をむき出して…

 70年代のアメリカでB級映画の2本立て、3本立て興行をやっていた「グラインドハウス」の再来というわけで、タランティーノが企画した2本立て映画のうちの1本。オマージュを捧げるのは70年代のカーアクション映画…なんだけど、そこはタランティーノだけに一筋縄では終わらない。とんでもないバカ映画に仕上がっていて、中盤からはバカバカバカとスクリーンに向かって絶叫しながらも最後まで楽しんでしまった。

 残念ながら70年代のグラインドハウスってのは知らないんだけど、このあたりの映画はテレビで見たって記憶が大きいですね。わざと作られたフィルムの傷とかコマ飛びとかに思いっきり気分をくすぐられて、えんえんと続くセクシー美女の下品なヨタ話に「たる?」なんて思いながらひたすら耐えて、中盤の山場、そして疾走するラストなどびんびんに気分は高揚。カート・ラッセル、ぼこぼこのラストとTHE ENDのクレジットの間の取り方なんて本当に絶妙で凄い。こちらもノックアウトされてしまいました。

 70年型ダッジ・チャレンジャー(バニシング・ポイントに登場)が後半の主役となってたけど、個人的な思い入れではムスタング・マッハ1(バニシングin60ですね)が映画と同じイエローにブラックのラインが入った姿で、スタントウーマンのゾーイ(ゾーイ・ベル)たちの愛車として登場したあたりがもう嬉しかったです。

 そういやタル?い前半を必死で耐えるという構成も、昔のアクション映画観賞としては王道というか、懐かしい。うーん、とんでもないバカ映画にかかわらず、何もかもひいき目に見てしまうのがタランティーノマジック健在ってとこでしょう。

クエンティン・タランティーノ監督。2007年アメリカ映画。

2008年11月19日 (水)

PSPとDISSIDIA FINAL FANTASYの抽選販売をやってます

DISSIDIA FINAL FANTASY PSP同梱版 年末になると極端な品薄状態になるのが、人気のあるゲーム機本体。最近ではPSP、PS3、Nintendo Wii、DSとかをクリスマスプレゼントに、と考えられている方は早めに手配しておくことをおすすめいたします。

 そして人気ソフトとタイアップした商品だとプレミアがついてさらに手に入りにくくなるので大変です。というわけで、Joshin webではこういった商品は極力抽選販売を実施するように心がけていたりします。

 というわけで、現在受付中なのがディシディア ファイナルファンタジーの20周年記念パッケージとPSP本体(オリジナル仕様)のセット。限定55台で、12/5(金)まで受け付けてます。買えるかどうかは純粋に「運」ですので、これはっと思った方はぜひ申し込んでみて下さい。

下妻物語 (2004)

下妻物語 ロココ文化に傾倒するロリータファッションの女子高生・桃子(深田恭子)は、洋服代を稼ぐためにダメ親父(宮迫博之)の作ったパチものベル×ーチのシャツをネット通販に出す。すると反応してやって来たのは、地元ヤンキーで原チャリ暴走族のイチゴ(土屋アンナ)だった…

 嶽本野ばらの人気小説を映画化。ポップでビビッドな映像は強烈で、ロリータとヤンキーが疾走するストーリーと自虐的なギャグの数々のインパクトは絶大。「真夜中の弥次さん喜多さん」あたりが好きな人ならピタっとはまる映画ではないだろうか。

 しかし…下妻と同じく適度に田舎に住む身としては…ジャスコのギャグとか、おかしいけど笑えないぞ(!!) 同様にヤンキーをやってる方とか、ロリータやってる方とかだとやはり自虐的に見えるんじゃないだろうか、この映画。

 もひとつ気になったのが、桃子が過去に住んでいたという尼崎に近い都市。この安物ばっかり追い求めるパチもの天国の町って、一体どこのことなんだ!?

 下妻って町はよく知らないんだけど、ああいうふうに野っ原の向こうに大仏がそびえ立っているのだろうか。その前に仁王立ちする桃子とイチゴ、なかなかかっこよかったです。これってNaNaのヤンキー版?

中島哲也監督。2004年日本映画。

2008年11月17日 (月)

キンキーブーツ (2005)

キンキーブーツ 靴工場の跡取り息子のチャーリー・プライス(ジョエル・エドガートン)はロンドンに婚約者と引っ越そうとしていた矢先に父(ロバート・バフ)の訃報にあい、急遽呼び戻される。ところが工場は倒産寸前。八方ふさがりの彼はドラッグクイーンのローラ(キウェテル・イジョフォー)に出会い、起死回生のために男性向けのセクシーブーツをミラノに出品することを思い立つ。

 ドラッグクイーンとそのショーの楽しさに目が行ってしまう作品だけど、本来はビジネスもので、ニッチ市場を狙う伝統産業という図式である。その舵取りをするのがふにゃふにゃと頼りない若社長だというのがポイントで、ビジネスの成功とは思いつきとそれを実現する行動力だというのを語っているような気がする。

 いや、そんな真面目な部分よりも、いかついキウェテル・イジョフォーの女装とパワフルなショーは文句なく楽しい。そういう意味ではダブルで元気が出る映画です。なおこのストーリーはかなりが脚色だけど、工場は実在するらしい。

ジュリアン・ジャロルド監督。2005年アメリカ=イギリス合作。

2008年11月15日 (土)

幸せのレシピ (2007)

幸せのレシピ やり手だが堅物シェフのケイト(キャサリン・ゼタ・ジョーンズ)の姉が急死して、姪のゾーイ(アビゲイル・ブレスリン)を引き取ることになる。なかなか心を開かないゾーイに手を焼くケイトだったが、ある日店の副料理長として雇われたニック(アーロン・エッカート)の作ったパスタを食べ…

 ドイツ映画「マーシャの幸せレシピ」のリメイク…らしい。未見だけど。厨房ものといえば「レミーのおいしいレストラン」が記憶に新しいけど、それに負けず劣らずのほんわかとした持ち味を持った作品。

 「ターミナル」では、わからなかったと絶句してしまったキャサリン・ゼタ・ジョーンズだけど、本作では登場シーンから彼女のオーラがぷんぷん。シェフ姿がなんとも似合ってました。結局のところ、シェフってのは段取り仕事なんだってのが目からウロコ。アーロン・エッカートの陽気なイタリアンというのもぴったり。芸達者なアビゲイル・ブレスリンはどこかで見た記憶があるんだけどわからない…

 記憶があるといえばセラピストのボブ・バラバンも何だかわからないけど記憶に残っている顔。フィルモグラフィー見るとそうそうたる映画が並んでるんだけど、どこに出ていたかの記憶がない(!?)。こういうのを、名倍プレイヤーと言うんかな。

 本格的料理映画という触れ込みだけど、思ったほど料理のウンチクに走ってなかったのは肩すかしを喰った感じ。そのあたりをハリウッド映画に期待しちゃいけないのかも。

スコット・ヒックス監督。2007年アメリカ映画。

2008年11月14日 (金)

エンジェルス (1994)

エンジェルス 最下位の野球チーム・エンジェルスを応援する少年ロジャー(ジョセフ・ゴードン・レヴィット)は短期の里親マギー(ブレンダ・フリッカー)の元でJP(ミルトン・デイヴィス・Jr.)と暮らしている。父親の「エンジェルスが優勝したらまた一緒に暮らせる」という言葉を信じて、天使にお祈りするのだったが…

 ディズニーのファミリー向けスポーツ映画。天使が降りてきて野球選手を勝たせてしまうという大甘のシチュエーションは、同じくディズニーの「フラバー」あたりとそっくりの雰囲気である。このまま行けば映画としてはまったく成立しない、面白くないと思っていたら、後半にはしっかりと見せ場が用意されていてラストはほろりとさせられるのはさすがディズニー印です。

 エンジェルスの監督をダニー・グローヴァーが演じるのですが、子供嫌いの彼がどんどん変化していくのがいかにもディズニー的。天使として登場するクリストファー・ロイドも、出番は思いっきり少ないにもかかわらず場をしっかりとさらっていってくれる。

ウィリアム・ディア監督。1994年アメリカ映画。

2008年11月13日 (木)

ダイヤルM (1998)

ダイヤルM 実業家のスティーヴン(マイケル・ダグラス)には美しい妻のエミリー(グウィネス・パルトロー)がいるが、彼女は画家の卵のデヴィッド(ヴィゴ・モーテンセン)と不倫中。ところがこの事実を知ったスティーヴンは、デヴィッドに大金を払って妻の殺害を持ちかけるのだったが…

 タイトルからわかるとおり、ヒッチコックの「ダイヤルMを廻せ!」のリメイク。ダイヤルMってのが今となっては意味不明ではあるのだが… というのは置いておいても、かなり苦しい出来でテレビのサスペンス劇場以上でも以下でもないような印象。グウィネスは確かに美しい女優さんではっとさせられるシーンも多いんだけど、グレイス・ケリーのように「伝説」になってないってのがちょっと辛いかな。

 ストーリーはかなり前作に近いらしいんだけど、悲しいかな前作を見たのが何十年も前で「ケ・セラ・セラ」をヒロインが歌っていたこと以外は覚えていない!? マイケル・ダグラスは裏表のあるギラギラした役柄だし、グウィネスもアウトローっぽいヴィゴと不倫中ってことじゃ素直に感情移入できるキャラクターじゃない。このあたりも敗因のひとつ。ただしバブリーなシチュエーションと軽快なカメラワークはすばらしく、雰囲気を楽しむには面白い映画です。

アンドリュー・デイヴィス監督。1998年アメリカ映画。

2008年11月12日 (水)

呪い村436 (2006)

呪い村436 国勢調査員のスティーヴ(ジェレミー・シスト)はロックウェル・フォールスという小さな村を調査にやって来る。ところが村の入り口で乗っていた自動車がパンク。保安官のボビー(フレッド・ダースト)に連れられて村の集落へ入ったのだが、この村には奇妙な風習が残っていた…

 いわゆる集団カルトもののサスペンスホラー。タイトルに数字が入っていることからも連想できるように、タネを明かせばこの436人しか生きられない村での帳尻あわせの物語である。まぁこのストーリーで描かれるように一人二人増えた場合はいいんだけど、逆に天変地異か何かで大量に死んでしまったり、あるいは人が押しかけて来た場合はどうなるんだろう。それでも帳尻は合ってしまうのだろうか。

 しかし呪われた風習が残っていることを除いては、ロックウェル・フォールスってのはのどかで本当に良い村です。呪いさえなければ、こんなところにほけ?っと住んでみたいもんです。

マイケル・マックスウェル・マクラーレン監督。2006年カナダ=アメリカ合作。

2008年11月11日 (火)

神童 (2006)

神童 高校生の和音(松山ケンイチ)は、音大受験をひかえているが失敗すると家業の八百屋を継ぐことになっている。ボートで知り合った中学生のうた(成海璃子)は、神童と呼ばれたピアノの名手だが音楽には嫌気がさしてスランプになっている。ところが和音のピアノ受験の日に、うたが応援にやって来て…

 さそうあきらのコミックを映画化。日本初の本格的クラシック映画だそうだけど、本当かな? 最近旬の成海璃子と松山ケンイチ主演ということで、キャラクターのおもしろさだけでもぐいぐい引っ張って行ってくれるのはさすがである。音楽でつながった二人の関係は、ちょっと心くすぐるものがあります。

 うたが和音の手を握っただけで、乗り移ったかのような演奏… そんなバカな、なんてシーンだけど、音楽ってテクニックの先にあるのはそんなハートや気持ちなんだよな、そんな事を考えさせてくれます。でもそれ以降、和音は2度とそんな神がかりの演奏をしないってところもいいです。

 こういう映画を見ると、楽器が弾きたいな、なんて気持ちになります。

萩生田宏治監督。2006年日本映画。

2008年11月 8日 (土)

シェービングクリームがにゅるにゅる出てくるシェーバー (Philips HS-8040)

モイスチャーシェーバー

 あなたはウェットシェービング派? それとも電気カミソリ派? oga.は物心ついてから(?)ずっと電気シェーバーを愛用しているのですが、最近のマイブームはフィリップス。とにかく静かで、肌に優しくてひりひりしないのがいいです。シェービングヘッドが昆虫の顔のようにインパクトがあるのもいいです。

 ところが今回登場したのは、なんとタンクを内蔵していて中からにゅるにゅるとシェービングクリームが出てくるPhilishave HS-8040。これには驚きました。ウェット派の方にもおすすめの上に、さらに肌に優しい感じです。

モイスチャーシェーバー2

 使い方がこれまた面白い。付属の専用シェービングローションを押しつけて、シェーバー内部に装填。シェービング時にボタンを押すと、にゅるにゅる?と円形の刃の中央にあいた穴からローションが出て来て、なかなかいい感じに剃ってくれます。もちろん終わったあとは丸洗い可能。防水なので、風呂の中やシャワーあびながらでも使えるそうです。う?ん、またまたシェーバーを買い替えたくなってきたぞ。

[:ダイヤ:] フィリップス HS-8040の販売ページはこちら
[:ダイヤ:] 男性用シェーバーの販売ページはこちら

2008年11月 7日 (金)

102 (2000)

102 前作から3年。逮捕された毛皮マニアのクルエラ(グレン・クローズ)は精神療法を受けて仮釈放される。捨て犬を保護するケヴィン(イオン・グラファド)とクルエラの保護観察官のクロエ(アリス・エバンス)の心配どおり、急に元の残酷な性格に戻ったクルエラは、毛皮デザイナーのピエール・ルペル(ジェラール・ドパルデュー)と組んで新しいダルメシアンの毛皮コートを作ろうとするのだったが…

 ディズニーの名作「101匹わんちゃん」を実写映画化した「101」の続編。前作はジョン・ヒューズのプロデュースってことで主人公と犬とクルエラの対決シーンは完全に「ホーム・アローン」化していたが… ストーリーが前作に比べてイマイチの本作は、ただうるさいだけのドタバタ映画に成り下がっていた。1時間半が長かったなぁ…

 とはいっても、ブチのないダルメシアンのオッドや、悪態をしゃべりまくるオウムとかキャラクターは面白い。グレン・クローズは相変わらず楽しそうにクルエラを怪演。それだけで楽しめるんなら良い映画なんかもしれないんだけど、この退屈さって一体…

ケヴィン・リマ監督。2000年アメリカ映画。

2008年11月 6日 (木)

大誘拐 RAINBOW KIDS (1991)

大誘拐 RAINBOW KIDS 刑務所を出所したばかりのスリの健次(風間トオル)、正義(内田勝康)、平太(西川弘志)の3人は、更正するためには金が必要だと和歌山の地主のおばあちゃん柳川とし子(北林谷栄)を誘拐して5,000万円を要求する計画を立てる。ところが「どうして私が5,000万円?」と激高したおばあちゃんにより、要求額は100億円にアップ。県警のやり手である井狩(緒形拳)と真っ向対決する羽目になる。

 これも見逃していた、天藤真原作の映画化で話題作。システマティックな世界とは対局にある田舎の山奥の物語で、とにかく登場人物のおもしろさ、スケールの大きさで見せてくれるところが良い。山林王で、警察署長とも顔なじみで、誘拐犯なんてほんの子供にしか見えない、そんなおばあちゃんが何とも頼もしく見える反面、ラストの化かし合いでは、修理したほこらをめぐってちょっとだけびくびくするあたりが可愛らしくて、とっても気に入ってしまった。

 龍神温泉に遊びに行くと、この映画のロケ記念としてスチル写真が貼ってあったりします。もう一度遊びに行きたくなりました。

岡本喜八監督。1991年日本映画。

2008年11月 4日 (火)

ピエロの赤い鼻 (2003)

ピエロの赤い鼻 ジャック(ジャック・ヴィルレ)は田舎の小学校の先生。日曜日にピエロになって人々を笑わせるのが習慣になっていたが、息子のリュシアン(ダミアン・ジュイユロ)はこれが気に入らない。ところが父の旧友アンドレ(アンドレ・デュソリエ)は、戦時下に二人でレジスタンスのまねごとをした過去を語り始める…

 ミシェル・カンのベストセラー小説を映画化。最近大味な映画ばっかり見つづけていたので、こういった繊細な味わいを持った作品を見るとなぜか新鮮でほっとさせられた。

 レジスタンスのまねごとをしたことから命のやり取りをする羽目になり、残ったのは死んだ敵兵のピエロの鼻…というのがおおまかなストーリー。そんなに簡単に爆破ができるのかとか、ピエロのまねなんかするドイツ兵がいるのかとかいう批判はありそうだけど、意外と戦争と末端の人々のかかわりっていうのはこういったものかもしれない、なんて気分にさせられます。

 かっちょ悪くて全然笑えないピエロなんだけど、映画をひととおり見てラストの同じシーンが違って見えるのがいい。とっても後をひく反戦映画です。

ジャン・ベッケル監督。2003年フランス映画。

2008年11月 3日 (月)

こわれゆく世界の中で (2006)

こわれゆく世界の中で ロンドンに住む建築家のウィル(ジュード・ロウ)は、リヴ(ロビン・ライト・ベン)とその娘で鬱病のビー(ボビー・ロジャース)と長く同棲している。ある日ウィルの建築事務所に立て続けに泥棒が入り、ウィル自ら見張りに付く。そして突き止めた犯人は、ボスニア難民のミロ(ラフィ・ガヴロン)だった。ミロの家を突き止めたウィルはその母のアミーラ(ジュリエット・ビノシュ)に近づくのだったが…

 とまぁあらすじを書いてみれば複雑なストーリーだが、波瀾万丈ながらも非常に面白い展開で最後まで飽きずに見ることができた。ロビン・ライト・ベンとビノシュの間で揺れるジュード・ロウというのが基本ストーリーなんだけど、そこに鬱の入ったビーや、盗難団に入ったミロがからんで事態が複雑になっている。一筋縄ではいかない、いわゆる八方ふさがりになっているわけである。

 このストーリーでウィルを非難するのはたやすいんだろうけど、まさしくこわれゆく世界の中で複雑な状況に置かれた二人の女性を相手にするウィルには、ある意味同情まで感じてしまうのは不思議です。久しぶりに見たビノシュはすっかりおばさんになってたけど、華のあるおばさんです。

 「わかってよ」と叫ぶロビンにもびっくりした。ボスニアへ帰るアミーラとミロも含めて、これはハッピーエンドなのかどうなのか私には判断できないぞ。

アンソニー・ミンゲラ監督。2006年イギリス=アメリカ合作。

2008年11月 2日 (日)

ホームセキュリティを試す (6) Nationalの窓用アラーム

National EC980H

 窓用アラームも3回目。今回取り付けてみたのは、最近パナソニック電工に社名変更したナショナルのEC-980である。現在はまだナショナルブランドで販売しているようであるが、パッケージを変更する時にこの製品もパナソニックに名称が変わるのだろうと思われる。ナショナルといえばワイヤレス制御が可能なかんたんマモリエが本格的だが、そこまでの予算も守るもの(?)もないので、今回はスタンドアロンタイプのEC-980を試してみることにする。

National EC980H

 EC-980はコインを大きくしたようなカタチの窓用アラームである。機能的には他社とは大差ないように思えるが、そこはやっぱりナショナルブランドだけあって心理的な安心感がある。パッケージを開けると、円盤形の本体に説明書、そして「警戒中」とベタに書かれたステッカーが出て来た。ヘンにデザインに凝っているよりも、これはこれで学校や警察に貼ってあるみたいなデザインでリアルで良いのかもしれない。

 感心したのは、ボール紙のパッケージを切り抜けばゲージになっていて、窓枠から正しい距離を離して取り付けることができるようになっていること。きちんと鳴動することに対するこだわりが感じられます。

National EC980H

 というわけで、ボール紙のゲージを使って窓に貼り付けた写真がこちら。もちろんEC-980本体は非常に薄いので、窓の開閉には支障がない。さらにナショナルで感心したのは、誤動作の少なさである。窓を開閉しようが少々叩こうがまったく関知しないのだが、コインで窓をコンコンと叩いたりひっかいたりすると、たちどころにけたたましい音で鳴動する。設置してからずっとスイッチ入れっぱなしなのだが、1回も誤動作していないのはこの機種だけである。さすがナショナル、いやパナソニックと言えるだろう。

[:家:] 前回の記事はこちら
[:家:] National 窓用アラームの販売ページ
[:家:] セキュリティグッズの販売ページはこちら

2012年5月

    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

リンク

  • Joshin ネットショッピング
    Joshin
    ネットショッピング