ダイヤルM (1998)
実業家のスティーヴン(マイケル・ダグラス)には美しい妻のエミリー(グウィネス・パルトロー)がいるが、彼女は画家の卵のデヴィッド(ヴィゴ・モーテンセン)と不倫中。ところがこの事実を知ったスティーヴンは、デヴィッドに大金を払って妻の殺害を持ちかけるのだったが…
タイトルからわかるとおり、ヒッチコックの「ダイヤルMを廻せ!」のリメイク。ダイヤルMってのが今となっては意味不明ではあるのだが… というのは置いておいても、かなり苦しい出来でテレビのサスペンス劇場以上でも以下でもないような印象。グウィネスは確かに美しい女優さんではっとさせられるシーンも多いんだけど、グレイス・ケリーのように「伝説」になってないってのがちょっと辛いかな。
ストーリーはかなり前作に近いらしいんだけど、悲しいかな前作を見たのが何十年も前で「ケ・セラ・セラ」をヒロインが歌っていたこと以外は覚えていない!? マイケル・ダグラスは裏表のあるギラギラした役柄だし、グウィネスもアウトローっぽいヴィゴと不倫中ってことじゃ素直に感情移入できるキャラクターじゃない。このあたりも敗因のひとつ。ただしバブリーなシチュエーションと軽快なカメラワークはすばらしく、雰囲気を楽しむには面白い映画です。
アンドリュー・デイヴィス監督。1998年アメリカ映画。

