純喫茶磯辺 (2008)
建設作業員の磯辺裕次郎(宮迫博之)は、妻(濱田マリ)と別れて高校生の娘咲子(仲里依紗)と二人暮らし。ところが死んだ父の遺産が転がり込んだおかげで、仕事をやめて喫茶店を開くと言い出す。その内装のダサさから閑古鳥がなく「純喫茶磯辺」だったが、アルバイト店員のモッコ(麻生久美子)がコスプレ衣装を着て店に立ったおかげでお客さんが増えて…
素人が開業した喫茶店を舞台にしたコメディ。といっても職業How toものや、喫茶店が主役ではなくて、あくまでも妻と別れた父娘が主人公である。堕落したダメ親父をコメディアンの宮迫がいい感じで熱演。ふつ?の女子高生の仲里依紗も光る。父はアルバイト店員のモッコに、娘は小説家の客に思いを抱き、そして破れるのがポイント。
この展開って、まさしく古き良き時代の日本映画を思い出します。そういや喫茶店の内装に流れるセンスも、同じく古き良き時代。古い邦画と唯一違うのは、見せかけだけのハッピーエンドに終わらないところ。でもこれって、どう考えてもハッピーエンドなんだけどな。
ちなみに私はモッコは咲子の話に合わせただけで、そんな女ではなかったとふんだんだけどどうなんだろう。ラストの彼女の登場でそのあたりが思いっきり覆された気分になったんだけど。
吉田恵輔監督。2008年日本映画。

