紀元前1万年 (2008)
年に1度、1頭のマンモスを捕って暮らす狩猟民族のデレー(スティーヴン・ストレイト)は、最後の刈りでマンモスを仕留めて青い目の少女エヴァレット(カミーラ・ベル)と結婚することになる。伝説では彼らが種族を救うはずだったが、マンモスを仕留めたのは偶然だというのが納得できないデレーに加えて、襲ってきた異民族にエヴァレットをはじめ多くの村人がさらわれてしまう。彼らの後を追うデレーたち戦士だったが…
マンモス、サーベルタイガーの登場とくれば「アイス・エイジ」なんだけど、この妙なデジャーヴー感覚は何だ…としばし考えて、こりゃ「アポカリプト」とそっくりな物語だということに気がついた。しかしあちらはアメリカ大陸発見の頃の話で、ピラミッドの主はマヤ文明だということがはっきりしてたんだけど、こちらは紀元前1万年だぞ。あのピラミッドと帆船の文明は何なんだ…とまじめに考える必要もないか。何せ場所不定の紀元前1万年なんだから。
それにしても、予言や巫女を中心に話がとんとんと進んでいって、ラストの強引な予定調和にはのけぞってしまったぞ。見るべきものは、ストーリーよりも、広大な砂漠や帆船、マンモスの群れ、サーベルタイガーや恐竜みたいな鳥との戦い、そしてピラミッドのモブシーンです。大風呂敷を広げたらこの上ない、エメリッヒらしい映画です。
ローランド・エメリッヒ監督。2008年アメリカ=ニュージーランド合作。


