学校II (1996)
青山竜平(西田敏行)は北海道の全寮制の養護学校の教師だが、妻とは離婚していてミュージシャン志望の娘(浜崎あゆみ)ともうまくいっていない。ある日彼が教える高志(吉岡秀隆)と佑矢(神戸浩)が行方不明になり、新人教師の小林(永瀬正敏)と探しに出るのだったが…
タイトルからわかるとおり「学校」シリーズの第2作だが、主演が西田敏行だということを除いてまったくの別物というかパラレルワールド。前作では夜間学校だったが、今回は養護学校が舞台。つまりこのシリーズは、いろんな学校の人間模様という部分だけでくくられた連作といった感じである。それにしてもテーマのとらえどころが見事というか、全寮制の養護学校でいかにも起こっていそうな出来事を実にたんねんに描いてある。邦画らしく音楽(富田勲)も含めて少々ウェットな部分が気になるが、なかなか感動的な映画である。
新任教師の永瀬正敏が、いかにもといった弱音をはくところがいい。吉岡秀隆が、より障害の重い神戸浩を雪の中に置いていこうとするシーンも、なぜだかわからないけどじーんときた。この二人を気球に乗せてしまう通りがかりのカップルって、ひょっとしてめちゃめちゃいい人?
山田洋次監督。1996年日本映画。

