十五才 学校IV (2000)
シリーズ四作目にして現在のところ最終作。夜間中学、養護学校、職業訓練校ときて次は何が出るのかと思ったら普通の中学校。しかも不登校をテーマにしたがためにタイトルは学校なのに学校のシーンはほとんどなし。この外し方が何とも心地よい。家出少年の大介を助ける大人たちが、一癖二癖ありながらもいい人ばっかりなのが気になりつつも何とも心地よい。いわゆる人情劇なのに加えて、日本映画には珍しい本格的ロードムービーとして成功している。
赤井英和、麻実れいをはじめ、高田聖子、丹波哲郎とどのエピソードも天下一品。侍のエピソードも良かった。こりゃ山で遭難しようとも、あのジグソーパズルは手放せないわな。特に丹波哲郎の息子役の前田吟に向かって大介がたんかをきるシーンでは、はからずもじーんときてしまった。
山田洋次監督。2000年日本映画。

