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2010年11月11日 (木)

バビロンA.D. (2008)

バビロンA.D. 戦争で世界が荒廃した近未来。傭兵のトーロップ(ヴィン・ディーゼル)はマフィアのボスのゴルスキー(ジュラール・ドパルデュー)から、謎の少女オーロラ(メラニー・ティエリー)と侍女のシスター・レベッカ(ミシェル・ヨー)をモンゴルからアメリカまで届ける仕事を引き受ける。アメリカから追放されていたトーロップは、祖国に戻ってやり直すチャンスと引き受けるのだったが…

 ストーリーから言うと「トランスポーター」のヴィン・ディーゼル版といったところで、積荷は少女だというあたりも「トランスポーター3」を思わせる。しかし、単なるアクションかと思えば、少女の特殊能力に加えて、カルト教団がからんできたあたりからぐちゃぐちゃとした展開になり、教祖様としてシャーロット・ランプリングが出てきたあたりにはぶっとんだ。彼女って、確かにカルトのオーラがある!! 逆にジェラール・ドパルデューは最後のクレジットを見るまで彼だとわからなかったぞ。

 と思ってたら話は一気にワープして、謎のラストへともつれこんでいくのである。謎が謎として残されてしまう最近のアメリカ映画としては珍しいパターンである。かつてのオカルト映画のように、キリスト教とかの知識がある程度ないと、感覚的に理解しにくい内容なのかもしれません。

 それにしても、オーロラの予知能力って一体何だったんだろう。彼女の生死と、トーロップの生死に関する部分はやっぱりわからない。アクション巨編ではあるんだけど、ひさびさに謎が謎を呼ぶ映画でありました。

マチュー・カソヴィッツ監督。2008年アメリカ=フランス=イギリス合作。

2012年5月

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