バタフライはフリー (1972)
サンフランシスコのアパートに住む、女優志望のジル(ゴールディ・ホーン)。続き部屋に住む青年ドン(エドワード・アルバート)が窓からこちらを見ているのに気づき、部屋へ招き入れる。青年が盲目なのを知り、ショッピングに連れ出して服を選んだりして仲良くなる2人だったが、彼の母親ベイカー(アイリーン・ヘッカート)が息子の様子を見に部屋にやって来て…
ブロードウェイの舞台劇の映画化…というか、場面がほとんど続き部屋のアパートだけなので舞台劇を思わせる独特の雰囲気があったのだが、正にその通りだった。70年代の風俗を思わせるファッションに加えて、だらしないジル、マザコン気味の青年ドン、そしておせっかいやきの母親ベイカーと主要人物の3人が非常に密度の高い芝居を見せてくれる。
このふらふらとした、正にバタフライのような女性ジルは、ゴールディ・ホーンのイメージにぴったりかも。嫌みたっぷりの母親のベイカーと、息子のドンが失恋をきっかけに立場が逆転するあたりがひとつの見物かな。そしてまさかのラストだったけど、意外とこういうカップルって長続きするんじゃなかろうかって気にさせられる。
ミルトン・カトセラス監督。1972年アメリカ映画。




















