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2011年1月

2011年1月31日 (月)

ティーン・ウルフ (1985)

ティーン・ウルフ 高校生のスコット(マイケル・J・フォックス)はバスケットボールの選手ながらもぱっとせず、片思いのパメラ(ロリー・グリフィン)にも相手にされない。ところがある日自分の身体が狼に変身することを知ったスコットは父親のハロルド(ジェームズ・ハンプトン)に相談すると、実は父も狼男だったことを知る。そしてバスケットの試合で興奮したスコットは狼男に変身するが、その大活躍で人気者になってしまい…

 「バック・トゥ・ザ・フューチャー」でマイケルが大人気だった頃に公開された学園コメディ。冒頭の「じんましんだろうか」と悩むマイケルのメイク(?)が妙にリアルで見ていてかゆくなってきた。逆に狼男に変身してからは、逆にリアリティがなくてちょっぴり興ざめ。しかし怖さはないのでホラーが苦手な方でも安心して楽しめる内容。

 幼なじみのブーフ(スーザン・アーシティ)とパメラとの三角関係は、もう完全に結末ばればれ状態なんだけど、ブーフのキャラクターの良さで完全にカバーされている感じ。スコットの父ハロルドとブーフがバスケットで遊ぶださださのシーンは、ある意味名場面ではないかと思う。野心家の友人スタイルズ(ジェリー・レヴィン)もいいキャラです。ただし細かいところはいいんだけど、狼を封印して頑張るラスト・シーンはあれで勝ててしまえるなら、ちょっとお手軽過ぎる感じかな。

ロッド・ダニエル監督。1985年アメリカ映画。

2011年1月30日 (日)

シテール島への船出 (1983)

シテール島への船出 映画監督のアレクサンドロス(ジュリオ・ブロージ)はオーディションを行っているが難航する。偶然であった花売りの老人に(マノス・カトラキス)にインスピレーションを感じたアレクサンドロスだったが… 場面は変わって、ロシアに亡命した父スピロを待つアレクサンドロス。母カテリーナ(ドーラ・ヴァラナキ)と共に父を迎えるが、歓迎する家族とうまくいかなかったスピロは再び家を出て行く…

 ギリシャのアンゲロプロス監督の映画の中でも評価の高いものなので、心して見たのであったが… 芸術映画特有の語り口の舌足らずなところに足をすくわれてしまった。冒頭の映画のオーディションから、劇中劇と思われる父を待つシーンへ移る部分がよくわからなかったので、置いて行かれたってところかな。

 ロシアへ亡命した父やら、それを迎える村人たちとのやり取り。実は父はロシアにも家族があってという部分などは心情的には不変なものはあるのかもしれないけど、やはり社会的背景とかを知らないと完全に置いてけぼりにされるんじゃないかと思います。

 それにしても、法律上のことかもしれないけど、入国も出国もできない老人を筏みたいなものにつなぎとめておくってのはいかがなもんか。それがギリシャかロシアか知らないけど、当時の社会情勢を反映してるってことなんかな。

テオ・アンゲロプロス監督。1983年ギリシャ=イタリア合作。

2011年1月28日 (金)

あゝ結婚 (1964)

あゝ結婚 戦時中のイタリア、実業家のドメニコ(マルチェロ・マストロヤンニ)は、売春婦のフィルメーナ(ソフィア・ローレン)と意気投合する。戦争が終わって再会した2人だったが、結婚には結びつかずドメニコはフィルメーナを愛人のように囲う。20年の月日が過ぎ、元来がプレイボーイのドメニコだけにぶつかり合いながらも関係を続ける2人だったが、フィルメーナには3人の隠し子がいることが発覚して…

 「魂のジュリエッタ」に続く、何じゃこれはの夫婦とは摩訶不思議ものの映画。ローレン=マストロヤンニという定番の組み合わせなんだけど「ひまわり」とはまた変わったコミカルでとりとめのない内容。しかしラストでめちゃめちゃいがみ合って争っていた2人が、突然火が付いたようにああなってしまうラストって… この心情が理解できるほど、私は成熟してないのかも(笑)。

 彼らって結局、似たものカップルなわけなんですよね。こういったどろどろの争いになった時には、男の方がちょっとだけ分が悪いってのは万国共通なんかな。

ヴィットリオ・デ・シーカ監督。1964年イタリア映画。

2011年1月27日 (木)

魂のジュリエッタ (1964)

魂のジュリエッタ セレブな主婦ジュリエッタ(ジュリエッタ・マシーナ)は、夫(シルヴァ・パスー)といい関係を築いていたはずだったが、結婚記念日の夜に夫が寝言で他の女性の名前を口にしたことから、浮気を疑い始める。私立探偵に浮気調査を依頼するが、友人のスージー(サンドラ・ミーロ)は彼女に浮気をすすめて若い男を紹介するのだったが…

 「道」のジェリソミーナ役の印象が強烈なジュリエッタ・マシーナの主演作。フェリーニ監督の妻だけに、私小説映画みたいなのを想像したんだけどやっぱりフェリーニだけに一筋縄ではいかなかったってところ。途中から登場する、霊媒師とか占い師とかコックリさんとか天使とか、気がつけばもうぐちゃぐちゃのフェリーニワールドで何が何だか…

 ところが、平然として(平然とした顔に見える)その中に立ち尽くすジュリエッタ・マシーナが実に絵になっているのが凄い。女優のオーラってやつかもしれん。必死で平然を装っているとも見てとれる。

 このフェリーニとジュリエッタという夫婦、結局は最後まで添い遂げるんですよね。夫婦の関係ってのは、こういったぐちゃぐちゃを超越したところにあるんかな。

フェデリコ・フェリーニ監督。1964年イタリア=フランス合作。

2011年1月25日 (火)

VAIOタワーを一生使う(14) メモリーを4GBに増設

Ddr3 マザーボードを交換したら、当然メモリーも新しいものに交換しなければならなくなる。今まで使っていたのは128MBのSIMMでPC120。実はマザーボード上ではPC66で動いていたという、PCユーザーにとったら恐竜時代のようなクラシックマシーンである。

 新マザーボードで使えるのは、DDR3仕様のもので、32bitのWindowsで使える最大容量は4GBなので、2GBを2枚買うことにした。容量に対するコストパフォーマンスは、現在はこのあたりが一番良さそうである。その他細かい数字とかRoHSとかCASレイテンシーとかスペックにはいろいろ専門用語が並ぶが、とにかく動くらしいので省略(笑)。

 取付は非常に簡単で、4本あるスロットの同じ色のところへ2枚差し込むだけ。ストッパーは片側だけなので、押し開いた状態でメモリを差し込んだらパチンと音がして取付終了であった。1カ所切り込みがあるので、逆向けには入らない。

 というわけで、メモリ容量は一気に256MBから16倍の4GBへと強化されたのであった。VAIOタワー購入時のメモリーは64MBだったので、ここから換算するとなんと64倍である。12年間のパソコンの進化というものは凄まじいものがあります。次回は電源をはじめ、配線を行うことにしましょう。


現在までの改造箇所
メモリー 64MB → 256MB → 4GB
ハードディスク 8GB → 1TB+68GB
CPU Pentium2-333MHz → Celeron 533MHz → Core i3 540
ドライブ CD-R/RW → DVD-RAM/RW/R (DVDマルチ)
プリンター BJ F600 → PIXUS 550i → EP-802A
インターフェース USB1.1 → USB2.0 → USB3.0
インターネット接続 ダイヤルアップ → ADSL+無線LAN(11g) → フレッツ光 100MB

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2011年1月24日 (月)

若者のすべて (1960)

若者のすべて ミラノで働く長男のヴィンチェを頼って、パロンディ家の母ロザリア(カティーナ・バクシー)と4人の兄弟シモーネ(レナート・サルヴァトーリ)、ロッコ(アラン・ドロン)がやって来た。ところがヴィンチェはジネッタ(クラウディア・カルディナーレ)という女性と婚約パーティの最中で、彼女の家族と仲たがえをしたパロンディ家の面々は、翌日から職探しに奔走する。プロボクサーを目指すシモーネはナディア(アニー・ジラルド)という女性とつきあうのだがうまくいかず、やがてロッコも加えた三角関係がもつれて…

 貧困のため田舎から出てきた5人兄弟を描いた大河ドラマ。3時間という長尺にぐぐっとドラマが詰め込んであって、特にドロン、サルヴァトーリ、アニー・ジラルドのどろどろとした三角関係はぐいぐいと見せてくれる。ネオ・リアリスモというよりは、ハリウッド・クラシックに近いタッチで、ヴィスコンティ監督だけにこむつかしいものを見せられると身構えていた身にはちょっと肩すかしをくってしまった感じである。

 ドロンはこの頃は主役というよりも5人兄弟の真ん中ということで、この5人は均等に扱われている。兄弟でいえばサルヴァトーリの壊れかたが強烈で印象に残り、ドロンは受けに回っているような印象である。魔性の女アニー・ジラルドは、わからなくもないけど魔性の女と呼ぶのはどうなんだろう。母親ロザリオとの対決は見物であったが。

 一番もったいなかったのが、クラウディア・カルディナーレ。彼女の気の強そうな存在感はなかなかのもので、できればストーリーにもっと深くからんでほしかったところ。

ルキノ・ヴィスコンティ監督。1960年イタリア=フランス合作。

2011年1月22日 (土)

VAIOタワーを一生使う(13) CPUをCore i3 540に交換

I3box マザーボードがはまったところで、次はCPUの選択である。このマザーボードはLGA1156仕様なので、Intel Core i3・i5・i7 のCPUから選ぶことができる。予算に余裕があれば、Core i7-870が取付可能だが、ここは1万円以下で買える Core i3-540で行くことにした。値段に加えて、VAIOのケースは放熱効果が悪そうなのであまり熱くなるCPUは避けた方が無難だろう。また、i3ならi7が安くなったら買い替えようかという気になるが、中間のi5を選ぶとわざわざi7に交換する気分にならないかもしれない。

 ずいぶん久しぶりにCPUの換装を行ったが、最近のインテルのCPUはピンが生えているのはなくて、面の端子をレバーで押さえ込んで圧着させるタイプだというのにちょっぴり面食らった。ただし抜き差しというか、パーツの入れ替えが多い場合はこっちの方が端子が痛む可能性は低いのかもしれない。CPUファンとヒートシンクもかなり大型のものが付属していたので、そのままボードに取り付けた。

I3fan 写真はCPUとヒートシンクを取り付けて配線も終えた状態なので少々ごちゃごちゃしているが、実際に取り付ける場面ではケーブル類や手前のハードディスクなどは付いていないのですっきりと作業が可能。マイクロタワーの小さなケースではあるが、元々スロット1の下駄に大きなファンを付けていただけに、かえってCPU回りはコンパクトになったかのような印象を持った。

 CPUファンの電源コネクターをマザーボードに差し込んで、取付は完了。ヒートシンクのグリスも必要ないので、作業はあっさりと終わった。Celeron 533MHz(なんとPentium 2 ベースである)と比べると、一体何倍高速化されてるんだろうかと考えると期待もふくらむ。次回は、メモリを取り付けることとしよう。


現在までの改造箇所
メモリー 64MB → 256MB
ハードディスク 8GB → 1TB+68GB
CPU Pentium2-333MHz → Celeron 533MHz → Core i3 540
ドライブ CD-R/RW → DVD-RAM/RW/R (DVDマルチ)
プリンター BJ F600 → PIXUS 550i → EP-802A
インターフェース USB1.1 → USB2.0 → USB3.0
インターネット接続 ダイヤルアップ → ADSL+無線LAN(11g) → フレッツ光 100MB

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2011年1月21日 (金)

パニック・ルーム (2002)

パニック・ルーム 富豪の夫スティーヴン・アルトマン(パトリック・ボーショー)と離婚して娘のサラ(クリステン・スチュワート)と巨大なテラスハウスに引っ越してきたメグ(ジョディ・フォスター)。ところが引っ越しの夜に3人の押し込み強盗(フォレスト・ウィテカー、ジャレッド・レトー、ドワイト・ヨーカム)が入ってきた。とっさに、避難用の小部屋の通称パニックルームへ逃れた2人だったが、実は強盗の目的はこの部屋に隠された金庫にあった…

 デヴィッド・フィンチャー監督のサスペンス。舞台はこのでっかいテラスハウスのみ。登場人物も上記の5人でほとんど最後まで引っ張る密室劇なのだが、成功しているかというとかなり苦しい。中盤の2人が部屋のドアを開けるシーンはかなりはらはらさせられたが、それ以外はパニックというにはほど遠いのんべんだらりんとしたお話が展開する。

 何が敗因かというと、犯人役のフォレスト・ウィテカー、通称「ハリウッドの釣瓶」。彼は私の中ではいい人でしかありえない。そんな先入観で見ていたもんだから、とんとんと転がるストーリーから置いてけぼりにされることはなかったんだけど、ひねりの少なさには首をひねった。そう考えると、ラスト近くの警官たちとのやり取りもなんだかなぁ。

 この映画の収穫と言えば、2002年制作と中途半端に古いがために、子役時代のクリステン・スチュワートが見られることかな。ジョディ・フォスター相手に堂々と母娘を演じております。

デヴィッド・フィンチャー監督。2002年アメリカ映画。

2011年1月20日 (木)

VAIOタワーを一生使う(12) ケースに穴をあける

 マザーボードの大きさも取付穴の位置もぴったり。さすがマイクロATX仕様だと感心するが、実際に取り付けようとしてしっくりこないことに気がついた。なぜ? そう、背面のコネクターの穴が合わないのだ。

 自作ユーザーの方ならご存じだろうが、マザーボードは製品によって背面のコネクターの配置や形状が異なる。VAIOタワー S-610の場合はさらに始末が悪く、ケースの背面が専用設計となっており、コネクター穴がそのままケースに開いている。自作用の汎用ケースだったら四角い大穴があいていて、マザーに付属のパネルをはめこめばOKなのだが、これじゃあケースを加工しない限り新しいマザーボードを取り付けることができない。

Vaio_cut

 まぁケース加工はある程度は覚悟しておいたことなので、愛用の金ノコを工具箱から出してきた。学生の頃にオーディオアンプを自作して以来、使ったことのないハンドニブラーもあったので出してきたのだが、これは元来アルミケースに穴あけをするための道具である。パソコンの硬いスチールケースに使えるのだろうか。

 意を決して、ハンドニブラーでがちゃがちゃとケースと格闘する。だいたい5分ぐらい作業したら手が痛くなって休憩。さらに金ノコが使える部分では、これまたノコを入れてキコキコとひく。延べで何時間ぐらい格闘したんだろうか。数日後には、ケースの背面には四角い大穴があいていた。マザーボードを入れるとなんとかコネクターが当たらずに固定することができる。

Vaio_rear

 本来はここでヤスリを使って穴のカタチをきちんと整えて、汎用のリアパネルが入るようにしておくべきなのだろうが、力尽きて完全に戦意喪失してしまった。気候が良くなったら、ベランダにでも出てヤスリがけでもすることにしよう。とりあえず今回はここまで。(つづく)


現在までの改造箇所
メモリー 64MB → 256MB
ハードディスク 8GB → 1TB+68GB
CPU Pentium2-333MHz → Celeron 533MHz
ドライブ CD-R/RW → DVD-RAM/RW/R (DVDマルチ)
プリンター BJ F600 → PIXUS 550i → EP-802A
インターフェース USB1.1 → USB2.0
インターネット接続 ダイヤルアップ → ADSL+無線LAN(11g)

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2011年1月19日 (水)

マッチスティック・メン (2003)

マッチスティック・メン 詐欺師のロイ(ニコラス・ケイジ)は潔癖症で、自宅を常に綺麗にしておかないと気が済まない。主治医の夜逃げから、かかりつけの精神科医を変えるが彼の勧めで前妻の元に残した娘アンジェラ(アリソン・ローマン)に出会う。母親とうまくいっていないアンジェラはロイの元へ転がり込んできて、しかもロイとその相棒のフランク(サム・ロックウェル)の仕事に首を突っ込んできて…

 エリック・ガルシアの原作をリドリー・スコットが映画化。この映画は、まったく予備知識を持たずに楽しんだ方がいいと思います。久々にニコラス・ケイジははまり役だし、その娘を演じるアリソン・ローマンも雰囲気満点。突然登場した娘にでれでれっとなる父親の心情がすごくよく出てます。自動車に置いた犬の灰皿なんて、後で見たらうるうるきそうです。でもそこが落とし穴なんだよなぁ…なんて書いたらダメですね。

 マッチスティック・メンとは詐欺師のことだと、初めて知った。終わり良ければ、すべて良しかな。

リドリー・スコット監督。2003年アメリカ映画。

2011年1月18日 (火)

ニードフル・シングス (1993)

ニードフル・シングス 片田舎のキャッスルロックの町に「ニードフル・シングス」という古道具屋がオープンする。主人は初老の男リーランド・ガーント(マックス・フォン・シドー)で、来店する人たち(J・T・ウォルシュ、シェーン・メイヤー、アマンダ・プラマー、ヴァルリ・プロムフィールド他)に過去を見せたり、本当に欲しいものを提案したりしていく。不振に思う保安官(エド・ハリス)だったが、やがて住民たちの間の人間関係の歪みがふくれ上がって…

 スティーヴン・キングの原作を映画化。ただし残念ながら映画としては失敗している部類だろう。人々の深層心理にあるどろどろしたものを増幅する、ガーントという男がキャッスルロックの町へやってきて、いろいろとひっかき回す話なんだけど、ヴィジュアルで見せるにはどうにも無理がある話である。キングのねっとりと描き込まれた原作が想像される。

 とはいっても、悪魔(?)を演じるマックス・フォン・シドーの存在感はなかなかのもので、ちまちまと住民をいたぶる様子はスリラーの古典「恐怖の沼」のような雰囲気をかもし出している。基本的に「いい人」の役が多いエド・ハリスは、完全に脇をかためているといった感じ。  しかし、悪魔の目的ってのは一体何なんだろうね。「帝都物語」の加藤なんかを見ても思うんだけど、単純に大量殺戮とかでないところが恐ろしいところなのかも。なお監督は、チャールトン・ヘストンのご子息らしい。

フレイザー・C・ヘストン監督。1993年アメリカ映画。

2011年1月15日 (土)

VAIOタワーを一生使う(11) マザーボードを購入

 いよいよ、限界かも… 騙し騙し使っていた、VAIO S-610だが、終焉が近づいて来たのを感じる。というのも、起動に時間がかかるのに加えて、アプリケーションがうまく動かなくなってきた。単純なホームページの閲覧でさえ、失敗したりブラウザーがだんまりになることが多い。特に、Windows XPのSP3が当たってからはその傾向が顕著になる。意を決して、Windowsの再インストールを行って1TBのハードディスクを内蔵仕様としたのだが(接続はIDE→USB2.0変換)、今度はメインで使っていた60GBのIBM製ハードディスク(笑)がクラッシュしてしまった。

Asus_mb もうだめだ…とばかり買ってきたのが、写真のASUS製のマイクロATXのマザーボードである。なぜASUSかというと、VAIOタワーのマザーボードは元々ASUS製なので、コネクターなどで何かメリットがあるんじゃないかとふんでのこと。残念ながらJoshin webでは自作PCパーツは扱っていないので、購入店は大阪日本橋のJ&Pテクノランドである。

 搭載可能なCPUは、インテルのCore i3、i5、i7。メモリーも16GBまで搭載可能、グラフィックはCPU内蔵の機能が使える、USB3.0インターフェース付きと、スペックとしては申し分なし。また10年ぐらい使えるかもしれない(笑)。さて、ケースを開けてこのボードが搭載可能かを調べる。取付穴の位置も、ボードの大きさもぴったり。さすがマイクロATX仕様である。しかし、実はこのケースには大きな落とし穴が2つあるのであった。(つづく)

Vaio_case

現在までの改造箇所
メモリー 64MB → 256MB
ハードディスク 8GB → 1TB+68GB
CPU Pentium2-333MHz → Celeron 533MHz
ドライブ CD-R/RW → DVD-RAM/RW/R (DVDマルチ)
プリンター BJ F600 → PIXUS 550i → EP-802A
インターフェース USB1.1 → USB2.0
インターネット接続 ダイヤルアップ → ADSL+無線LAN(11g)

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2011年1月14日 (金)

96時間 (2008)

96時間 今は引退して、別れた娘キム(マギー・グレイス)との誕生日での再会を楽しみに暮らす、元工作員のブライアン(リーアム・ニーソン)。元妻のレノーア(ファムケ・ヤンセン)から、娘のパリへの海外旅行を相談されるブライアンだったが、そんな危険な場所へは行くなと一蹴する。それでもいくつかの条件をつけて旅行を許したブライアンだったが、キムはロシア系の人身売買組織に誘拐されてしまう。

 リュック・ベッソン製作・脚本によるアクション映画で、見事なまでのダーティな主人公と古典的なフラストレーション発散型の映画。リーアム・ニーソンが若い者には負けられないとばかりに、さらわれた娘を追いかけて破壊の限りを尽くす。これがまた何とも心地よいのが罪作りである。ノリとしては「ランボー2」的であり、ストーリーはシュワルツェネッガーのヒット作「コマンドー」を思わせる。娘に手を出すヤツは、徹底的に叩きつぶすのである。

 単なる過保護親父なのか、本物のコマンドーなのかは冒頭ではわからないんだけど、携帯電話で娘の危機を知ってからの動きは実に無駄がなくスリリングである。かかわった人間はことごとく血祭りだし、拷問の後には必ずとどめをさしてるし、あげくに旧友の奥さんまで撃っちゃうのは容赦ない。唯一後味が悪いのはこの部分だけなのだが、それでも主人公のパワーに押し切られたという感じ。

 見ていて一番許せない仇役は「私にも子供がいる、これはビジネスなんだ。」と言い訳する人身オークションのメンバー。ところで父親に助けられるのはいいけど、目の前で父親が犯人を射殺ってのはどんなものだろう。こういう映画でメンタル・ケアとか心配してもしゃぁないのかもしれないけど。タイトルの「96時間」ってのは、誘拐からこれ以上経つとまず見つからないってリミットらしい。ただし、なぜわざわざ邦題はこれにしたか不明。最終的に、何時間で助けられたかもわからないわけだし。

ピエール・モレル監督。2008年フランス映画。

2011年1月13日 (木)

カンフー・パンダ (2007)

カンフー・パンダ カンフーに憧れるパンダのポー(声:ジャック・ブラック)は、ラーメン屋の息子。食べることしか能がない彼が、ひょんな事からシーフー老師(ダスティン・ホフマン)に弟子入りする。実はシーフーとその弟子たち(アンジェリーナ・ジョリー、ジャッキー・チェン、ルーシー・リュウ、セス・ローゲン、デヴィッド・クロス)の宿敵であるタイ・ラン(イアン・マクシェーン)が脱獄して村を襲おうとしているのだったが…

 パンダにカンフーをさせるというゆる~い企画に、ジャック・ブラックをはじめとするハリウッドスターが声優として集結、というドリーム・ワークス・アニメーション作品。内容ももっとゆるいものを想像したんだけど、結構ツボをおさえた演出は往年の香港映画の面白さを思い出させてくれました。マスター・モンキー役で声優出演しているジャッキー・チェンや、同じくマスター・ヘビのルーシー・リュウ(なんか、もったいない!!)がかなり仕事しているんだろうね。

 ストーリー的には、尺がコンパクトなだけにポーの修行シーンからラストの対決までが一気なのがちょっと物足りなかったけど、それを差し置いても笑えるシーン満載なのは楽しめた。ハシで肉まんを奪い合うシーンがイチオシかな。

マーク・オズボーン、ジョン・スティーヴンソン監督。2007年アメリカ映画。

2011年1月11日 (火)

ドラえもん のび太の恐竜 (1980)

ドラえもん のび太の恐竜 スネ夫(声:肝付兼太)の持つ恐竜の化石の自慢に対抗して、自分も恐竜を発掘してやると宣言してしまったのび太(小原乃梨子)。ドラえもん(大山のぶ代)に泣きつくも相手にされず、やみくもに地面を掘っていたら本当に恐竜の卵の化石を掘り当ててしまう。タイムふろしきで卵を元の姿に戻したのび太は昼夜暖めた甲斐があって、中から首長竜のピー助が生まれたのだったが…

 映画版ドラえもんの記念すべき第1作。名作の評判が高いだけにちょっと期待して見たんだけど、ドラえもんの映画シリーズの中では標準的な内容。恐竜の卵をかえして育てて、そして古代へタイムマシンで返しに行くという物語は今見るとものすごく平板。

 とはいっても、その後のドラえもん映画のエキスがぎゅっと詰め込まれているという部分では記念碑的作品でしょう。悲しい別れをしたといっても、ドラえもんのタイムマシンがあるんだからいつでも会いに行けるんじゃない、なんて考えてしまうのはダメなんかな。

福富博監督。1980年日本映画。

2011年1月10日 (月)

インビクタス 負けざる者たち (2009)

インビクタス 負けざる者たち ネルソン・マンデラ(モーガン・フリーマン)政権下の南アフリカ。ラグビーのワールドカップ開催をひかえて、マンデラ大統領は弱体化していた代表チームの立て直しが国民がひとつになれる方策だと考え、キャプテンのフランソワ(マット・デイモン)を呼び拍車をかけるのだったが…

 あの95年のラグビーワールドカップ南アフリカ大会で、南アフリカチームが競合オール・ブラックスを破って優勝したという実話の映画化。というか、タイトル自体がねたばれ状態で、勝つとわかっている試合を描きながらも重厚なドラマの積み重ねで熱くさせてくれるのはスポーツ映画の醍醐味である。

 本来、政治とスポーツは別物…のはずなんだけど、みんながハッピーになれるんだったらそれでいいんじゃないかという気持ちにさせてくれる。何よりネルソン・マンデラを演じるモーガン・フリーマンが雰囲気そっくりさんで、温厚な感じがするところもまたいい。マット・デイモンが主将フランソワに似ているかどうかは不明ではあるが。

 クリント・イーストウッドが監督だってのは後で知った。彼の変幻自在でカメレオンなところは、やっぱり凄い。そういえば冒頭の新聞配達車がサスペンスタッチで登場するあたりは、彼のお遊びなのか?

クリント・イーストウッド監督。2009年アメリカ映画。

2011年1月 9日 (日)

パブリック・エネミーズ (2009)

パブリック・エネミーズ 1930年代のアメリカ。有名な銀行強盗のジョン・デリンジャー(ジョニー・デップ)は犯行を繰り返すが、庶民には手を出さないことからカリスマ的な存在に。デリンジャーを追う捜査チームのフーバー長官(ビリー・フラダップ)は、凄腕の捜査官メルヴィン・パーヴィス(クリスチャン・ベイル)にデリンジャーの逮捕を命じる。彼らが目をつけたのが、デリンジャーの恋人のビリー・フレシェット(マリオン・コティヤール)だったが…

 伝説のギャングであるジョン・デリンジャーの半生を、愛人であったビリー・フレシェットを軸にして描いた実録映画。あのタクシーシリーズのコティヤールってことで期待して見たんだけど、思ったほど彼女の魅力は生かし切れてない印象なのが惜しい。特にあのようなギャングの恋人になるのはどういった心情かってのは非常に興味のあるところなんだけど、単に日々が退屈だっただけってのがどうにも理解できんのだよなぁ。確かにああいう男にくっついていると、ジェットコースターのような人生が送れるだろうけど。

 ジョニー・デップとクリスチャン・ベイルの対決は、期待してなかっただけにクリスチャン・ベイルの勝ち。あの能面のような顔で相手を射殺するところは不気味さ大爆発で良い。そのくせ、最後を決めることができないってあたりが、映画の文法を無視していてこれまた魅力的に感じました。デップはじわじわ追い詰められていく様子がばんばん伝わってくるあたりがうまい。映画館を舞台にしたラストは、最近見た「イングロリアス・バスターズ」がかぶった。映画館が炎上するわけじゃないけど。

マイケル・マン監督。2009年アメリカ映画。

2011年1月 6日 (木)

病院で死ぬということ (1993)

病院で死ぬということ 40代で働き盛りの野口(塩野谷正幸)は手術の末に退院するが、主治医の山岡(岸部一徳)は、ガンを取り切れなかったことを伝えることができなかった。ほどなく山岡は再入院し、妻の容子(石井育代)と闘病生活に入る。同じ頃、年老いた川村健二(山内明)と秀子(橋本妙)夫婦は病室に枕を並べるが、それぞれ大腸ガンと肺ガンだったために別の病院へと別れ別れになってしまう…

 山岡医師の目を通して、4組の末期ガン患者を描いた人間ドラマ。当たり外れの非常に激しい市川準監督作品だけに非常に警戒して見たんだけど、これは当たりの部類に入る作品ではないだろうか。定点カメラによる画像は盗撮のようでもあり、登場人物がいくら芝居をしてもアップがないというのは最初は違和感を感じたが、慣れると物語にぐいぐいと引き込まれた。それよりも、4話のオムニバスが交互に描かれるあたりの「もっと続きが見たいのに」というフラストレーションの方が大きかったかな。

 実録風映像が成功しているのは、自分があたかも登場人物の身内になったかのような気分が味わえるところ。可愛そうとか気の毒だといった客観的感想でなく、看病大変だ、どうしようとか、亡くなったあとは子供たちをどうしようかとか本当にリアルな視線で映画を見てしまった。死んでも死にきれない…ってのはこういう感覚なんかな。

 挿入される日常風景も、うまく切り取られていて市川準らしさを感じさせてくれます。

市川準監督。1993年日本映画。

2011年1月 5日 (水)

ジュリー&ジュリア (2009)

ジュリー&ジュリア 1949年、外交官の夫ポール(スタンリー・トゥッチ)と共にフランスにやって来たジュリア・チャイルド(メリル・ストリープ)は食べることが大好き。やがてフランス料理に目覚め、アメリカにフランス料理を紹介するために料理本を書くことを決心するのだったが。そして現代のニューヨーク。作家志望ながらもやりたくない電話受付の仕事をしているジュリー・パウエル(エイミー・アダムス)は、自己表現のためにジュリア・チャイルドの料理本に掲載されている524のレシピを、1年間で作ってブログに掲載すると宣言するのだったが…

 ジュリー・パウエルの原作を映画化。実話というよりも、その書き綴ったブログがそのまんま映画になったという感じで、このネットに連載するという感覚は同じブログやホームページを書く身としてはものすごく共感できる部分が多数あった。まぁ、これをきっかけに本が出せるというのはブロガーとしては夢の部分でしょう。

 唯一気になったのが、365日で524のレシピという縛りを作った部分。自分だったら、1日1本で524日かけるか、あるいは無期限でだらだらと作り続けるだろう。でも緊張感ってのはある程度は必要なわけで、それが作品としてどう転ぶかは難しい部分ですね。映画では少々締め切りが夫婦のいらいらへと飛び火した部分もあったりして、もっと楽しんでやった方がいいものができるんじゃない、なんて思ったりしました。

 エイミー・アダムスってあの「魔法にかけられて」の女優さんだと後で気づいた。「ナイト・ミュージアム2」でも同じ感想を持ったんだけど、変幻自在な女優さんです。本作でもなかなかの可愛さでありました。メリル・ストリープはすっごく不自然な感じがしたんだけど、あれは実在のジュリア・チャイルドの真似だったから?

ノーラ・エフロン監督。2009年アメリカ映画。

2011年1月 4日 (火)

ハチ公物語 (1987)

ハチ公物語 犬好きの大学教授の上野(仲代達矢)は、秋田で働く教え子に秋田犬の子犬をもらう。ハチと名付けられた犬は教授の愛情を一身に受けて育ち、渋谷駅へ主人を出迎えに行くようになるのだったが…

 有名な忠犬ハチ公の物語を映画化。しかしかなりの短編を2時間近い映画にしたために、かなり無理してストーリーを引っ張ったような気がしなくもない。また、洋画リメイクの「HACHI 約束の犬」を先に見てしまったがゆえに、あちらはうまくアメリカにストーリーを持って行ったもんだと見ながら逆に感心してしまった。

 主人公のハチや仲代達矢はもちろんだが、脇役がなんともくせ者ぞろいで良かった。八千草薫の奥さんとか、書生とお手伝いさんで出ている尾美としのりと片桐はいり、おでん屋の長門裕之なんかもいい。古い邦画のいいところをぎゅっと凝縮したかのような一面も持っている。ハチを野良にしてしまう春川ますみなんて、ぱっと見にいい人に見えるのになかなか強烈な人物である。

 余談だけど、主人が亡くなったらあんな立派な家でも代替わりしてしまい、奥さんは和歌山の実家へ帰ってしまうというあたりがもの悲しく感じてしまったのは、トシのせいなんかな。

神山征二郎監督。1987年日本映画。

2011年1月 1日 (土)

レイチェルの結婚 (2008)

レイチェルの結婚 薬物中毒で施設から出たばかりのキム(アン・ハサウェイ)は姉のレイチェル(ローズマリー・デウィット)とミュージシャンのシドニー(ドゥンデ・アデビンベ)の結婚式のために実家に帰ってきた。ところが自らが起こした交通事故で弟のイーサンを死なせた過去があるキムだけに、まわりの彼女を見る目は険しい。結婚式を飛び出た彼女は、今は離婚して別に住む実母のアビー(デブラ・ウィンガー)を訪ねるのだったが…

 始終手持ちカメラで撮った、ある意味臨場感いっぱいの作品(正直、かんべんしてよ~とは思ったが)。しかし内容は濃厚で、家族の間ではやっかい者のキムがまたしても空気が読めずに爆走していくが、実はその影には…というわけで、見ているとだんだんしゅんとしてくる問題作。

 えんえんと続く結婚式に、テンション高いなぁと思いつつも、さすがにこれだけ続くとパワーが尽きるのかなぁ。最後は本音のぶつかり合いになり… これ、いい家族だと思います。明るく見せてるだけかと思ったら、やっぱり不幸を吹き飛ばすパワーが感じられる。ところで皿洗い機の皿並べが、あんな競技になるとは思わんかったぞ。ちょっと辛口のオチが用意されておりましたが。

ジョナサン・デミ監督。2008年アメリカ映画。

2012年5月

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