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2011年2月

2011年2月28日 (月)

イーグル・アイ (2008)

Eagle_eye コピーショップの店員のジェリー(シャイア・ラブーフ)は兄の急死の知らせを受ける。ところが彼の口座に突然大金が振り込まれた上に、武器や戦闘機のマニュアルが送りつけられ、さらに逃げよと言う女の声の電話を無視していると当局に逮捕されてしまう。同じ頃、シングルマザーのレイチェル(ミシェル・モナハン)は息子の命を助けたければ命令に従えという電話がかかってきて…

 謎の女の声の電話に翻弄される男女を描いた、サスペンス・ノンストップ・アクション映画。スピルバーグ印だけに派手な映画で、彼らを追う捜査官にロザリオ・ドーソン、ビリー・ボブ・ソーントンなど、配役も豪華な映画である。

 いわゆる監視ものの映画で、「エネミー・オブ・アメリカ」のパワーアップ版といったところ。しかも今回は、インプットされた情報に関する判断が非常に早くて人間たちを手玉に取るあたりが現実離れしていて「こんなのありか」などと思ってたら、なるほどそういうオチでしたか。コワイ怖い未来です。

 「デモン・シード」とか「ウォー・ゲーム」とか…こういう映画は絶えることなく作られていくんでしょうね。コンピューターによるオンライン社会が発展していく限り。

D・J・カルーソー監督。2008年アメリカ映画。

2011年2月26日 (土)

サロゲート (2009)

サロゲート 実に人類の9割が「サロゲート」という遠隔操作ロボットを使うようになり、自身は自宅に引きこもってしまった未来。このロボット「サロゲート」の開発者の息子のサロゲートが惨殺され、同時に操縦していた持ち主キャンター(ジェームズ・フランシス・ギンティ)までもが怪死する事件が起こる。FBI捜査官のトム・グリアー(ブルース・ウィリス)とジェニファー(ラダ・ミッチェル)は事件を追うのだが、そこにはサロゲートの開発者キャンター博士(ジェームズ・クロムウェル)と謎の予言者(ヴィング・レイムス)の影がちらつくのだったが…

 「マトリックス」を裏返しにしたような、究極の引きこもり映画。自宅からまったく出ることがなくなった未来の物語。こんなことしてたら、人類総運動不足になるんじゃないの。いやいや、体力ばかりでなく生殖能力も落ちて人類滅亡の危機に陥るんじゃないかと、いらん心配が頭によぎってしまった。

 まあつるんとした顔で髪があるブルース・ウィリスよりも、毛のないウィリスの方が数段魅力的というのは正直な感想。もうひとつ、ウィリスの妻役のロザムンド・パイクも老けた顔の方がかわいく感じられたのも、映画の意図に沿ってたのかな。突っ込みどころは満載だけど、スピーディーなアクションとB級テイストたっぷりで、ひさびさに楽しめるSFアクション映画でした。

ジョナサン・モストウ監督。2009年アメリカ映画。

2011年2月25日 (金)

ホームシアター再臨 (14) 「アバター」をハイビジョンで見る

Aba1

 稼働率がどんどん落ちている我が家のホームシアター。でもそれだけに、久しぶりにスクリーンを降ろすと新鮮な世界が広がったりします。というわけで、今回久々に鑑賞したのが昨年の話題作「アバター」。3Dでの公開が話題になったけど、現在市販されているのは2Dのブルーレイ(ハイビジョン)版とDVD版。ただし今回試したのは、スターチャンネルのハイビジョン放送を録画して、ブルーレイ(BD-R)に焼いたもの。パッケージソフトと比べてどれだけ画質の差があるのかは不明ですが、BDソフトのメニューとか特典画像、あるいは字幕と吹き替えの切替などにこだわらないのであればこれで十分に思えます。

Aba2

 さすがに120インチというサイズだと、素人目にも画質の違いがよくわかります。高画質DVDソフトはそれなりに綺麗なんだけど、やっぱりハイビジョンにはかなわない。画面のピントの合い具合というか、情報量が違います。さらに「アバター」のような最新ソフトだと画面にまったく遊びがなくて没頭できるといったところです。oga.は昔から映画館の最前列の、画面の端が視界に入らないような席でどっぷりと映像にはまりこむかのように映画を見るのが大好きだったのですが、今回は120インチのスクリーンから2mぐらいの距離でこれまたどっぷりと「アバター」の世界にはまりこみました。ハイビジョンだと、自宅でこれができるんですよねぇ。

Aba3

 おすすめは、写真に撮った冒頭の「パンドラ」へ至るまでの宇宙船のシーンが美しいこと。中盤に登場する空中に浮かぶ島とか、そこから飛び立つシーンの迫力と浮遊感もハイビジョン+プロジェクターだと格別です。ただし動きが激しいアクションシーンは、画面がぶれてハイビジョンもDVDもそんなに差がなくなるような気がします。どちらかというと、液晶プロジェクターは動きに弱いので何が何だかわからなくなるようなシーンもあったりします。最新のプロジェクターだったら、ここらへんが解消されているのでしょうか。いや、映画だったら秒速24コマとコマ数は少ないのに、動きに対する不満は感じなかったのが不思議なところです。

 というわけで、次回は古い映画をハイビジョンで見てみることにします。(つづく)

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2011年2月24日 (木)

恋するベーカリー (2009)

恋するベーカリー 夫ジェイク(アレック・ボールドウィン)と別れてベーカリーを経営するジェーン(メリル・ストリープ)は女手一つで3人の子供たちを育て上げる。ところが息子の卒業式でジェイクと鉢合わせになったジェーンは、夫と一晩だけよりを戻すのだったが…

 年下の女に走って妻と家族を捨てた男とのどろどろ不倫物語…になるはずなんだけど、妙にからっとさらっと仕上がっているのはメリル・ストリープとアレック・ボールドウィンという大人のカップルの成せる技? しかも本能のままに生きるジェイクのコメディ・パートが妙におかしくて、この優柔不断男を意外と暖かい目で見てしまうんだよな。そう考えると、三角関係の相手役となるスティーヴ・マーティンはちょっと分が悪い。彼のお得意とするコメディ・パートもすっかり封じ込められてしまっているし。

 とはいっても、キャスティングではスティーヴの方が上なのがちょっと注目点なのかも。子供たちにとっては、この三角関係はどう転んでほしいかは複雑なところでしょうね。なお、映画タイトルがベーカリーにもかかわらず、意外とベーカリーが本編にからんでないのが不満といえば不満でありました。

ナンシー・マイヤーズ監督。2009年アメリカ映画。

2011年2月22日 (火)

スパイ・ゲーム (2001)

スパイ・ゲーム CIA工作員のビショップ(ブラッド・ピット)は中国でスパイ容疑で逮捕される。その知らせを受けた彼の上司であり、今は引退しているミュアー(ロバート・レッドフォード)はCIA本部に呼び出しを受ける。彼はかつてのビショップの活躍に関して語り、彼の救出計画を模索するのだったが…

 トニー・スコット監督ならではのなんとも渋くスタイリッシュなスパイ映画。中国で逮捕された工作員をめぐり、過去と現在が入り乱れた構成はなかなかのスケール感で、まどろっこしいようで実はしかるべき手順を踏んでいるというところがなんともいい。しわくちゃに老けてしまったロバート・レッドフォードが、ほとんどCIA本部から出ることがないくせに世界を飛び回っている過去を語りまくるあたりが、饒舌さを感じさせる。

 雰囲気でいったら、ゴルゴ13あたりの劇画がそのまま動き出したといったところかな。「ワールド・オブ・ライズ」も思わせるけど、ストーリーの面白さはこちらの方が数段上。チョイ役だけど、シャーロット・ランプリングも出ていて画面を引き締めてます。

トニー・スコット監督。2001年アメリカ映画。

2011年2月20日 (日)

VAIOタワーを一生使う(18) Windows XPの再インストール

Xp_inst1

 ハードウェアが整ったので、今回はWindows XPの再インストールである。最新のパーツでVaioを組み直したので、本来はWindows 7の方が相性は良さそうだが、いかんせん7のパッケージは通常版で2万円以上する。バージョンアップ版やDSP版(ハードウェアとセットになったもの)ならもっと安いが、できればOSはXPのまま残しておいた方が良い。というのも、手持ちのアプリケーションソフトがほとんど何年もバージョンアップしていないので、7で動くとは限らない。実際、家内が使っている7のノートパソコンに試しにインストールしてみると動かなかったソフトがいくつもあったのである。というわけで、vaioにはXPの再インストールを試みてみることにした。

 手持ちのWindows XPは、XPの発売時期に購入したものでおそらく2002年製。最新のハードにインストールできるんだろうかとやってみたら案の定、起動時画面を読み込んだところでブルーバックになって固まってしまった。pci.sysのエラーを表示している。何のことだろうかと、家内のノートパソコンを使ってネットで調べてみると、初期のXPを最新パソコンにインストールしようとすると起こる現象とある。要するにPCIのスロットがExpressやら何やらに拡張されて搭載されているが故に、当時のドライバーでは対応できなくなっているのが原因。対策としては、Windows XPのSP2をインストールすれば良いらしい。同様に、シリアルATAも当時はなかったので、SP2が当たってない限りシリアルATAのハードディスクへもXPはインストールできないらしい。

Xp_inst2

 SP2が当たったインストールディスクを手に入れる方法がないかとマイクロソフトのページなどをちまちまと探していたのだが、結局行き着いたのは「nLite」というフリーウェアを使う方法。このソフトを使うと、Windows XPのインストールディスクとサービスパックや更新プログラムを合体させて、新たなインストールディスクが作成できるという。さっそく家内のノートパソコンにnLiteをインストールする。大幅なパソコンの改修を行う時は、もう1台のパソコンは必須のようだ。

 手順としては、このノートパソコンにxcopyを使ってWindows XPのインストールディスクを丸々コピーしたあと、nLiteを起動してこのフォルダーを認識させる。さらに、Windows XPのSP1、SP2をマイクロソフトのサイトから個別にダウンロードしてソフト上で統合。最後にnLiteが出力したisoファイルを、CDに焼いてできあがりである。手間をかけるなら、SP3や各種更新プログラムも一括でダウンロードして登録しておけば、インストール後の山のような自動インストールはすべて回避できるディスクができあがるのだけど、手間がかかるので省略。というか、この段階では一発でうまくいくなんて夢にも思ってなかった事情もある。

 できあがったディスクをVAIOにインストール…おぉ、何のエラーもなくさくさくとインストールが進む。1時間もかからないうちに、XPのオープニングメッセージを見ることができた。これは素晴らしい。感動だ。もちろんしばらくの間はXPの修正プログラムが50個60個と連続して山のように当たってくるのだったが、パソコンの処理能力が飛躍的に上がっているので、そんな作業もまったく苦にならない。実に快適である。

 難関と思われたWIndows XPのアクティベーション(マイクロソフトの承認作業)を試したが、こちらもあっけなくパスしてしまった。マイクロソフトに電話をかけて「マザーボードとCPUとメモリーは交換しましたが、同じパソコンです(笑)」と主張しようと考えていただけに、かなりの拍子抜け。すでに2世代前のOSになっちゃったXPに対しては、マイクロソフトもあんまりシビアなチェックは行ってないんかな?

 最後になったけど、用意したCore i3がどれくらい使われているのか調べたら手持ちのソフトではCPUの使用率はおおむね2~30%以下。ハイパースレッドを使い切ってないからかもしれない。メモリは4GB用意したけど、実際に使っているのは1GB前後というのがわかりました。ハードウェアを使い切ってない…というよりも、この調子ならまたもや4~5年はサクサクと機嫌良く使えそうだというのが私の感想である。(つづく)


現在までの改造箇所
メモリー 64MB → 256MB → 4GB
ハードディスク 8GB → 1TB+68GB → 1TB
CPU Pentium2-333MHz → Celeron 533MHz → Core i3 540
ドライブ CD-R/RW → DVD-RAM/RW/R (DVDマルチ)
インターフェース USB1.1 → USB2.0 → USB3.0
電源ユニット 80W → 300W
OS Windows98 → Windows XP
プリンター BJ F600 → PIXUS 550i → EP-802A
インターネット接続 ダイヤルアップ → ADSL+無線LAN(11g) → フレッツ光 100MB

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2011年2月18日 (金)

アニー・ホール (1977)

アニー・ホール コメディアンのアルビー(ウディ・アレン)は歌手の卵アニー(ダイアン・キートン)と意気投合して同棲生活をはじめる。ところがうまくいっていたのは最初のうちだけで、やがて2人の間にはどうしようもない溝ができはじめる。ニューヨークにこだわるアルビーと、開放的なカリフォルニアでの生活を夢見るアニーはやがて別離への道をたどるのだったが…

 ウディ・アレンの最高傑作という声もある作品で、アカデミー作品賞・主演女優賞・監督賞などを取った作品。しかし今見てみると…どうにもよく理解できないってのが正直な感想。男と女のすれ違いを描いてはいるのだが、普遍的な内容すぎてどうにもおもしろみを感じることができない。特に主人公のアルビーってのがどうしようもないヤツで、神経質そうなところが昔の封じ込めてしまった自分を見ているようでとても嫌な気分にさせられる。それが決定的にこの映画が好きになれない部分かも。

 突然、独白をはじめたり、人間が分裂してみたりと、面白いシーンはいろいろあるんだけど。アレンの映画は、好きな作品とダメな作品が私的にははっきり分かれるようです。

ウディ・アレン監督。1977年アメリカ映画。

2011年2月17日 (木)

黄金の7人 1+6 エロチカ大作戦 (1971)

黄金の七人 1+6 エロチカ大作戦 シシリーで問題を起こしてベルガモの街へやって来た若者(ランド・ブッツァンカ)が、上流階級の婦人ココ(ロッサナ・ポデスタ)に執事として雇われる。ところが彼は睾丸が3つある絶倫男で、メイドたちをはじめ次々とまわりの奥様たちに手を出していくのだったが…

 黄金の7人の番外編…というよりは、マルコ・ヴィカリオ監督と夫人のロッサナ・ポデスタ主演というだけであとはまったく黄金の7人とは関係がない別物の映画。かつてはこういう作品を続編扱いして観客を騙す(笑)ことが多かったんだけど、今考えるとそれも楽しい思い出というか、古き良き時代の笑い話って気がいたします。

 ストーリーはまったく単純なもので、シチリアからやってきた絶倫男が上流階級の婦人たちを次々とものにしていくも、ある事件が起こってしまい年貢をおさめてしまうというもの。エロティックな内容なはずなんだけど、現代のレベルからしたらまったくエロティックでないのが面白い。ロッサナ・ボデスタもシルヴァ・コシナも露出はすっごくひかえ目。まぁ主役というか、肝心の3つ玉が見られないんじゃどうしょうもない(見たくもないけど)。

マルコ・ヴィカリオ監督。1971年イタリア映画。

2011年2月16日 (水)

VAIOタワーを一生使う(17) マザーボード2度目の交換

 マザーボードを1枚パーにしてしまったのはショックではあったが、このままパソコンなしでやって行くわけにもいかない。かといってパソコンを買い替える気も(お金も)ない。マザーボードの修理も考えたが、修理代がマザーボードの新品価格を上回る可能性も大である。それに、マザボが壊れた場合は普通は基盤まるごと交換である。1週間ぐらいたってショックから立ち直ってから考えた結論が、マザーボードの買い直しである。

New_mother

 同じマザーボードをもう1回買うのはあまりにも屈辱的なので、ツーランクぐらい上のマザボを買うことにする。ということで、買ってきた新しいマザーボードを取り付けたのが上の写真。このところ何回もPCをばらばらにしているので、交換はあっという間に終わった。もちろん諸悪の根源となった不要な金属スペーサーは外したし、電源を入れる前に他にもケースと当たっている部分がないかは入念にチェックした。 Vaio_overview  新しいマザーボードは同じASUS製の上にチップセットが同じなので性能的にはあまり変わらないのだが、いろいろとインターフェースが増えている。IDEのインターフェースが付いているので、手持ちのDVDドライブの取付がとっても楽になった。ボード上にはiLinkのインターフェースも付いているので、結線さえすればフロントパネルのDV端子(PCV-S610はiLink端子ではなく、デジタルビデオに特化したDV端子が付いているのだ)が蘇るかもしれない。しかしiLinkなんか用意してもつなぐものは何もないかもしれないが。他にも、使いそうにもないインターフェースがいくつか増えているがここでは省略。

 電源を入れると、今度は安定してBIOSの起動画面が表示されるようになった。ハードディスクやDVDドライブも順番についないでいき、ちゃんと認識されていることを確認。もちろんCPUも無事だったし、メモリーもちゃんと4GBを認識していた。被害はマザーボードだけと最小限に食い止められたようだ。

 久しぶりに本体を組み上げて、パソコンラックにおさめたのが左の写真。外見上はオリジナルの初期VAIOタワーのまんまなので、中身が最新のパーツに換装されていることは起動してみない限りまったくわからない。トリニトロンのCRTモニターもいい雰囲気を出していると、今さらながらに思う。さて、次はWindows XPをインストールすることにしよう。SP1も当たっていないマスターCDしか持っていないのだが、果たしてうまくインストールできるのだろうか? ごっそりパーツは入れ替わってしまったんだけど、アクティベーションはうまくいくんだろうか。相変わらず問題は山積みである。(つづく)


現在までの改造箇所
メモリー 64MB → 256MB → 4GB
ハードディスク 8GB → 1TB+68GB → 1TB
CPU Pentium2-333MHz → Celeron 533MHz → Core i3 540
ドライブ CD-R/RW → DVD-RAM/RW/R (DVDマルチ)
インターフェース USB1.1 → USB2.0 → USB3.0
電源ユニット 80W → 300W
プリンター BJ F600 → PIXUS 550i → EP-802A
インターネット接続 ダイヤルアップ → ADSL+無線LAN(11g) → フレッツ光 100MB

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2011年2月15日 (火)

ふたりの男とひとりの女 (2000)

ふたりの男とひとりの女 チャーリー(ジム・キャリー)は善良な白バイ警官だったが、ある日最愛の妻にいけ好かない黒人の男と逃げられてしまう。残されたのは、3人の黒人の息子たち。彼らを大きく育てたチャーリーだったが、ある日任務でアイリーン(レニー・ゼルウィガー)を他州に届ける任務につく。ところが彼は、日頃の鬱憤からか2重人格の病気が前に出て来て…

 ファレリー兄弟監督、ジム・キャリー初期のコメディで、競演はこれまた初期のレニー・ゼルウィガーという今見ると結構豪華な映画。かなり毒々しい内容なんだけど、女房が置いていった黒人の3つ子を大事に育てるあたりがなんとも泣かせる。さらにこの3人が口は汚いながらもいい子に育ってるんだよなぁ。こういうの見てると、世の中って何がどう転んで幸福になるのかわからなくなってしまいます。

 それにしても、この4人を残して悪びれもせずに出て行ってしまう鬼嫁って一体… 連れ出す男も男なんだけど、このあたりは映画のストーリー的にはおとがめなしってのはちょっと腑に落ちないぞ。ジム・キャリーは二重人格の男を、持ち前の顔芸で楽しそうに演じておりました。

ボビー・ファレリー、ピーター・ファレリー監督。2000年アメリカ映画。

2011年2月14日 (月)

マックス・ペイン (2008)

マックス・ペイン 強盗に妻子を殺されたニューヨークの刑事マックス・ペイン(マーク・ウォールバーグ)は、迷宮入り事件の書類係に身を置きながら、復讐の機会を狙っている。ところがドラッグの取引現場で知り合ったナターシャ(オルガ・キュリレンコ)が殺されたことから、事件の裏に製薬会社の陰謀があることを知り…

 タイトルからしてホラー系の映画かと思いきや(痛さ最大?)、パソコンゲームを原作としたハードボイルド・アクションであった。主人公の名前が「マックス・ペイン」。途中に羽根の生えた悪魔が降りてくるシーンがありやっぱりホラー映画かと思わせるが、ドラッグによる幻覚のようである。予備知識なく見ると、途中まで映画のジャンルさえ読めなかった。面白い演出である。このダークなハードボイルドの元がパソコンゲームなんて、一体どんな内容なんだろうか?

 ヒロインのオルガ・キュリレンコは007のボンドガールですね。出番が少なくてとってももったいなかった。途中からその姉のモナ(ミラ・クニス)が登場するんだけど、思ったほど華がないのがちょっと難点。マーク・ウォールバーグはこのところちょくちょく見るけど、作品が小粒なせいか彼自身の存在感も薄くなっていってるような気がいたします。そうそう、すっかりおっちゃんになっちゃったボー・ブリッジスも出てます。

ジョン・ムーア監督。2008年アメリカ映画。

2011年2月12日 (土)

ダレン・シャン (2009)

ダレン・シャン 蜘蛛が大好きな高校生のダレン・シャン(クリス・マッソグリア)は友人のスティーヴ(ジョシュ・ハッチャーソン)と共に「シルク・ド・フリーク」という見せ物小屋を見に行く。ところがダレンは、中年吸血鬼のラーテン(ジョン・C・ライリー)が飼う蜘蛛マダム・オクタが気に入って盗んできてしまい、よりにもよって友人のスティーヴはその蜘蛛に噛まれて瀕死の重傷を負う。友人を救う交換条件としてハーフ・ヴァンパイアになったダレンは、ミスター・トール(渡辺謙)を団長とするシルク・ド・フリークに仲間入りして少女レベッカ(ジェシカ・カールソン)とも仲良くなるのだったが…

 イギリスの作家ダレン・シャンの原作を映画化。子供が買った小説版とコミック版が家にあった(私は未読だが)のと、渡辺謙が出演しているということで日本のファンタジー小説かコミックだと思っていたんだけど、原作はイギリスでした。しかも作者名と主人公の名前が同じってのはちょっと混乱するかも。

 内容は、武闘派のヴァンパニーと穏健派のヴァンパイアの戦いに2人の少年が巻き込まれていくというもの。友人のスティーヴの方が悪役に回ってしまうんだけど、元々は主人公のダレンが蜘蛛を盗んだことがすべての発端というのが複雑なところである。個人的には、どっちもどっちに思えてどちらにも感情移入できなかった。

 序盤の見せ場はシルク・ド・フリーク奇怪なサーカスなんだけど、トッド・ブラウニングの映画「フリークス」再来を狙ったのかビジュアル的にはかなり強烈。しかしフリークスたちがみんないい人ってのは今も昔も変わらず、このサーカスに安らぎを感じるのはわからなくもない。

 渡辺謙の団長は、特殊メイクも似合っていてなかなかケレン味たっぷりでかっこいい。ダレンを助けるラーテンが一見さえない中年男なのと、ヒロインがあかぬけてないあたりが新鮮かな。チョイ役だけどウィレム・デフォーやサルマ・ハエックも出てます。

ポール・ワイツ監督。2009年アメリカ映画。

2011年2月11日 (金)

VAIOタワーを一生使う(16) 炎上!? マザーボード

 ケースにマザーボードを取り付けて、電源も取り付けてコネクターにつないだ。あとはモニターやキーボード、マウスをつなげばとりあえず電源が入ってBIOSの画面ぐらいは見られるはず…だがもうひとつ考えなくちゃいけないことがあった。そう、電源スイッチの配線である。マザーボード上には電源と、ケースのLED類(電源、HDDのアクセスランプなど)、スピーカーなどがごっちゃになった10Pのコネクターが用意されている。元々のVAIOにも同じ10Pの電源用コネクターが用意されているので、このまま差し込めばOKかと思われた…んだけど、念のためにマザーボードの取説に書かれた結線図を調べてみるとこれがまったく異なっていて互換性がない。わざわざASUSのマザーボードを買って、損した気分になる。

Service_con

 とか言っていてもしょうがないので、ジャンパー線を使って電源は電源へ、LEDはLEDへとつなぎ変える。起動時のビープ音を鳴らすスピーカーだけは元々基板上に乗っていてケースにはないので、単体のものを買ってきて取り付けた。このままではケーブルが動いた時にコネクターが抜けるので、適当な場所にコネクターをビニールテープで固定する。

 さあ、モニターとキーボード、マウスをつないだら電源オンである。何かあった時のため、ケースの蓋は開けっ放し。短いビープ音のあとに、BIOS画面が表示された。あれ、画面がかたまったぞ。おかしいなと思いつつ、電源を入れ直す。電源を長押ししても切れない。変だな。コンセントを入れ直して(実はテーブルタップにスイッチがあるのだが)再起動。今度はシステムがありませんという意味のメッセージが出て来た。BIOSを見るべく再度リセット。快調に動いているが、たまにハングアップする。ここで異常に気づくべきだったかも。

 しばらく部屋を出て工具を探したりしてたのだが、パソコンの部屋に戻ると何やら焦げ臭い。見ればVAIOのケースの中に白煙がこもっている。あわてて電源を切る。やっちまったかも。再度電源を入れてみたが、もう2度と起動画面を見ることはなかった。

Mother1 Mother2

 どこが燃えたんだろうかと、マザーボード上をくまなく探す。プリントパターンに1カ所焼けを発見。こうなると、部品も含めてどれだけ被害が広がっているか不明である。CPUやメモリが壊れてなければ良いのだが。安いマザーボードなので、修理に出しても修理代の方が高くなるかもしれない。

 燃えた原因だが、マザーボードを取り外してしばらくケースをチェックしていて気がついた。余分なスペーサー(ねじ受け)が2本、ケースについていた。ねじ穴が合うことはチェックしたけど、余分な金属製スペーサーが付いているとは思わず、チェックもしてなかった。金属製なので、このスペーサーが基盤とショートして焼けたというわけだ。接触の具合で、動いたり動かなかったりと動作が不安定になっていたのだろう。

 しばし、ショックで何もやる気が起こらなくなった。このまま1週間ほど、VAIOの改造はストップすることとなる(つづく)。


現在までの改造箇所
メモリー 64MB → 256MB → 4GB
ハードディスク 8GB → 1TB+68GB
CPU Pentium2-333MHz → Celeron 533MHz → Core i3 540
ドライブ CD-R/RW → DVD-RAM/RW/R (DVDマルチ)
インターフェース USB1.1 → USB2.0 → USB3.0
電源ユニット 80W → 300W
プリンター BJ F600 → PIXUS 550i → EP-802A
インターネット接続 ダイヤルアップ → ADSL+無線LAN(11g) → フレッツ光 100MB

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2011年2月10日 (木)

スペル (2009)

スペル 銀行員のクリスティン(アリソン・ローマン)は、ローンの返済を待ってくれとたのんできた老婆(ローナ・レーヴァー)を、ルール通りに断る。その日の帰りがけに老婆に襲われたクリスティンは、不気味な呪文をかけられてしまう。やがて、彼女のまわりに怪奇現象が起こり始め、クリスティンは恋人のクレイ(ジャスティン・ロング)と共に霊媒師に助けを求めるのだったが…

 本来はホラー映画の巨匠だったサム・ライミ監督ひさびさのスプラッタ系ホラー映画。この盛りだくさんの内容を見てると、サム・ライミってホラーが撮りたくて結構たまってたんじゃないかって気にさせられます。おかず満載で、最後まで楽しませてくれます。気持ち悪いけど。

 内容は至って正統派で、スティーブン・キングの原作かと思ったら違いました。老婆の扱い方がキングっぽいし、呪いのかけ方もキングっぽいです。単にスプラッティーなシーンが用意されているのではなくて、どっちかというと食欲をなくしそうなシーンが満載なので要注意です。

 アリソン・ローマンって、あの「マッチスティック・メン」でニコラス・ケイジを翻弄した少女ですね。今回はすごく等身大な主人公を演じてて、特に最後の呪い返しのシーンなんかは完全に感情移入して見てしまいました。逆恨みの老婆はただただコワイ。金の貸し借りは、銀行といえどもつくづく恐ろしいものです。

サム・ライミ監督。2009年アメリカ映画。

2011年2月 8日 (火)

シャーロック・ホームズ (2009)

シャーロック・ホームズ 19世紀のロンドンで、若い女性が被害者の連続殺人事件が起こる。事件を調べるシャーロック・ホームズ(ロバート・ダウニー・Jr.)は友人の医師ワトソン(ジュード・ロウ)と共に犯人のブラックウッド卿(マーク・ストロング)をつかまえる。絞首刑になったブラックウッドだったが、彼が墓から抜け出したという噂が広まり…

 言わずと知れたコナン・ドイル原作の推理小説を映画化。ホームズは武道の心得があるというところをかなりふくらませた、跳んだりはねたりのアクション編のホームズ物語となっている。オカルトな味付けと見せ場の連続は、スピルバーグが製作した「ヤング・シャーロック」を思わせるものがあるけど、加えてロンドン名物の鉛色の空と、作りかけのロンドン橋(3丁目の夕陽の影響か?)とケレン味たっぷり。

 ホームズとワトソンの、凸凹コンビぶりも面白い。こりゃイギリスというよりも、アメリカの警官コンビって感じだな。ホームズの小説はひととおり読んだけど、こんなのもありだろうなってことで私は違和感はなかったぞ。

ガイ・リッチー監督。2009年アメリカ映画。

2011年2月 7日 (月)

ブライダル・ウォーズ (2009)

ブライダル・ウォーズ 子供の頃からプラザホテルでのジューンブライドを夢見てきた弁護士のリヴ(ケイト・ハドソン)と教師のエマ(アン・ハサウェイ)。偶然彼氏からプロポーズされる時期が重なった2人だったけど、ウェディング・プランナー(キャンディス・バーゲン)の手違いでなんと2人の結婚式の日取りが重なってしまう。お互い一歩も譲れずに、同じ日の結婚式を決める2人だったが、その関係はこじれにこじれて…

 女の子の夢…結婚式にまつわる騒動を描いたコメディ。これって笑えるか笑えないかは、人によってかなり微妙じゃないかと想像いたします。個人的には「勝手にやってろよ」という気分になってくるんだけど、一生に一度の結婚式はやっぱり女性が主役で男性は添え物です。命をかけてる彼女たちを単純に笑いとばしてしまうことはできません(笑)。

 ケイト・ハドソンって、どうしても母親のゴールディ・ホーンと比べちゃって悪いんだけど、芸風はとっても似てるながらも思ったよりも華がないのが難点。最初に登場した時に、彼女が主役だと気づかなかったぞ。食べ続ける女って役柄は似合ってるけど。アン・ハサウェイは典型的なミス・ユニヴァース顔というか、顔の具が大きいです。頑張ってコメディしてますって雰囲気をちょっとだけ感じました。

 対する男性陣の存在感のなさは、結婚式というものの本質を如実に物語っておりました。2人の花婿は、ぼーっと見てたらどっちがどっちかわからなくなりそうだった。あんな彼女たちを冷静に見ているあたりは、将来良い夫になるんだろうなとは思うが。

ゲイリー・ウィニック監督。2009年アメリカ映画。

2011年2月 5日 (土)

私の中のあなた (2009)

私の中のあなた アナ(アビゲイル・ブレスリン)は白血病の姉ケイト(ソフィア・ヴァジリーヴァ)のドナーとなるべく遺伝子操作で生まれてきた女の子。姉思いのアナではあったが、ある日弁護士のキャンベル(アレック・ボールドウィン)を雇い腎臓移植のドナーになることを拒否すべく両親(キャメロン・ディアス、ジェイソン・パトリック)を訴える。

 ジョディ・ビコーの原作を映画化。ドナーとなるべく生まれた女の子…というものすごい設定の主人公のドラマである。自己責任の国アメリカではこういうのもありなのかと想像するが、責任のとれる母親はともかく、生まれてきたアナの運命はどう考えたらいいんだろう。かといって母親が全面的に悪者ってわけではなく、子供を救うためのぎりぎりの選択というあたりはかなりの共感を持って見てしまった。この立場、自分がドナーになれないっていう悔しさは想像できないほど大きい。

 この映画で特筆すべきは、姉ケイトの初恋物語。娘(息子)の余命わずかとなると、何をしてあげたいかというときっと恋愛させてあげたいと思うかもしれない、なんて思って見ていると、画面の中では同じような展開が。坊主頭のテイラー(トーマス・デッカー)がかっこいいです。まったく唐突に挿入されかたのようなエピソードだけど、この部分が物語をぴりりと引き締めて印象的にしています。

 アビゲイル・ブレスリンは「幸せの1ページ」の女の子ですね。相変わらず芸達者なんだけど、今回は坊主頭での熱演が光るソフィア・ヴァジリーヴァの方に目が釘付けになりました。キャメロン・ディアスはやっぱコメディの人なので、こういったシリアスものはイメージが付いていかないかも。

ニック・カサヴェテス監督。2009年アメリカ映画。

2011年2月 4日 (金)

続・黄金の7人 レインボー作戦 (1966)

7_oro_2 懲りずに金塊を狙って銀行を目指してトンネルを掘る6人(ガストーネ・モスキン、ガブリエル・ティンティ、ホセ・スアレス他)と教授(フィリップ・ルロワ)、愛人ジョルジュ(ロッサナ・ボデスタ)だったが、作業途中にアメリカの秘密機関に拉致されてしまう。実は教授とアメリカの裏取引で、南米の某反米国家の活動資金である金塊を彼らが狙うことになったのだが…

 「黄金の7人」の正当な続編で、メンバーはそのまま。音楽も一部そのまま。しかも銀行強盗の手口もそのままと思わせて、気がついたら中米の某国へ舞台が移る展開は見事。一体なにが目的なのかはしばらく明かされないんだけど、タイトルからもわかるように目的はやっぱり金塊。かくして南米某国と黄金の7人との化かし合いがスタートするのだったが。

 今回のポイントは、某国の将軍とジョルジュの化かし合い…というかジョルジュのお色気攻撃に完全に蛇の生殺し状態で撃沈される将軍が面白おかしいコメディパートとなっている。そのぶん、メンバーの裏切り裏切られの化かし合いはトーンダウンしている。

 ここまで黄金にこだわる彼らの問題点は…あんだけかさばるブツを、どうやって奪うというか持ち去ってしまうかに尽きるんじゃないかな。結局、あるべき黄金は最後まであるべき場所におさまっていて、その場所を移動させるだけのために7人+1人は右往左往しているわけなのだ。

マルコ・ヴィカリオ監督。1966年イタリア映画。

2011年2月 3日 (木)

黄金の七人 (1965)

黄金の七人 ジュネーブにあるスイス銀行の前に、道路工事の車がやって来る。乗っているのは大泥棒の6人(ガストーネ・モスキン、ガブリエル・ティンティ、ホセ・スアレス他)。彼らを無線で指揮するのは、教授と呼ばれる男(フィリップ・ルロワ)とその愛人ジョルジュ(ロッサナ・ボデスタ)。トンネルを掘って7トンの金塊の持ち出しに成功した彼らだったが、実は教授はジョルジュと2人で金塊を持ち逃げすることを考えており…

 懐かしい…ってのはアルマンド・トロヴァヨーリのテーマ音楽で、実は中身には初めてお目にかかった65年製作のイタリア製コメディ。さすがイタリアだけあって、原色ばりばりの凄い色遣いの画面に、子供向けアニメを思わせる秘密兵器の数々。物語の半分くらいは金塊強奪の話なんだけど、後半は裏切り裏切られてぐちゃぐちゃ。そこに紅一点のロッサナ・ボデスタのお色気攻撃と、とにかく1回見たら脳細胞に強烈にすり込まれるアクの強い映画である。

 しかし、あれだけ裏切り裏切られてぐちゃぐちゃになりながらも、またまたチームを組んでしまう脳天気さってのは一体何なんだろう。彼らは正真正銘の仲良しなんかもね。

マルコ・ヴィカリオ監督。1965年イタリア映画。

2011年2月 2日 (水)

VAIOタワーを一生使う(15) 電源ユニットをパワーアップ

 新マザーボードに変えてCPUとメモリーの取付も完了。グラフィック(GPU)はCore i3はCPU内蔵なので、あとはとりあえず電源とモニター、キーボードなどをつなげば画面が出るはずである。ここまで準備したら起動チェックをしておくのが安心だろう。というわけで、電源の配線をはじめて気がついた。電源コネクターのカタチが合わない。ある程度予測はしていたことだが。当方は自作パソコンユーザーではないので、改めてネットや雑誌を使って電源について勉強する(笑)。

 メインの電源供給ケーブルは、20pinから24pinに本数が増えているらしい。このあたりは、変換用ケーブルが売られている。ドライブ用の電源は、IDE用からSATA用がメインへと変わっている。こちらは、1TBのハードディスクを増設した時に学習ずみ。変換コネクターを持っているので問題なし。何々、CPUへの電源供給用に8pinのコネクターが… こちらは元の電源には影も形もないぞ。IDEから変換できるんかな?

 なんて考えながら電源ユニットを見ていて、決定的な問題に気がついた。この電源、容量が80Wしかないやんか!! 最近のパソコンの電源は最低でも300W程度、上位マシンだと800W以上のものが搭載されていることは、自作ユーザーでない私でも知っている。たった80Wじゃ、妙な小細工をしても容量不足で、結局用意した変換コネクターとかは全部無駄になるんじゃないか?

Power1

 というわけで、当初予定していなかった電源ユニットも新しいものを買うことにした。元々MicroATX(SFX)仕様の電源が入っていたので、同仕様のつもりで安価なSFX電源を買ってきた。容量は300Wである。これ以上の容量の電源が必要なのであれば、VAIOタワーのケースでは熱がこもって使い物にならないだろう。

Power2 箱を開けていざ取り付けようとして、具合が悪いことに気がつく。大きさはまったく同じなんだけど… ちなみに上の写真の左が、元々VAIOタワーに入っていた80Wの電源。右の黒いのが今回用意した電源だが、電源ケーブルの差し込み位置というか、ケースの背面にあたる面が違う。これまた後で知ったのだが、SFX電源はこの電源ケーブルの取付位置やファンの厚みなどの違いで4種類あるらしい。現在はほとんど、この黒いタイプ(Cタイプというらしい)に統一されてきていて、VAIOのものはほとんど手に入らないという。

 ここで選択肢は2つ。(1)電源ユニットのケースの中身を換装する(!!) …そこまでした例をきいたことがない。物理的には同じ大きさなので、コネクター回りを何とかすれば入るはず。面白そうではあるが、安物とはいえ買ってきたばかりのぴかぴかの電源ユニットをばらすのはちょっと勇気が… (2)VAIOタワーのケースを加工して、CタイプのSFX電源を無理矢理取り付けてしまう。←こちらの方が現実的かも。CタイプのSFX電源を取り付け可能にしておけば、電源が壊れたり新しいタイプの電源に取り替える必要が起こった時に、便利そうである。

 というわけで、ケースを加工して無理矢理Cタイプの電源を取り付けたのが左の写真である。新しい電源が固定できる位置を決めて、位置をマーキング。それに合わせて電源コネクター部分を多少削ったのと(マザーボードの加工時を考えると楽勝)、新規に3つのねじ穴をあけて電源を固定した。意外と簡単に完成。これでSFX電源が発売される限り、電源には困らないはず…である。

 新しい電源には24pinの電源コネクター、CPU供給用の4pin(これは8pinに変換して使用)、4つのIDE電源と2つのSATA電源、1つのFDD電源が付いていた。この構成からして、最新の仕様ではないのだが、とりあえず新VAIOタワーを動かすには十分なスペックである。電源工事が終わったところで、いよいよ電源を入れてみることにする。ところがこのマザーボードとケースには、もうひとつの問題点がノコされていたのである(つづく)。


現在までの改造箇所
メモリー 64MB → 256MB → 4GB
ハードディスク 8GB → 1TB+68GB
CPU Pentium2-333MHz → Celeron 533MHz → Core i3 540
ドライブ CD-R/RW → DVD-RAM/RW/R (DVDマルチ)
インターフェース USB1.1 → USB2.0 → USB3.0
電源ユニット 80W → 300W
プリンター BJ F600 → PIXUS 550i → EP-802A
インターネット接続 ダイヤルアップ → ADSL+無線LAN(11g) → フレッツ光 100MB

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