« 2011年2月 | メイン | 2011年4月 »

2011年3月

2011年3月31日 (木)

バイキング (1957)

バイキング 8世紀のイングランド。北方民族のバイキングが攻めてきて、その族長のラグナー(アーネスト・ボーグナイン)はイングランド王を殺して妃を襲う。それから数十年、妃が産んだバイキングの子エリック(トニー・カーティス)はバイキングの捕虜となり、バイキングの子エイナー(カーク・ダグラス)の虐待を受けていた。ところが略奪した英国妃モーガナ(ジャネット・リー)とラグナーをさらったエリックは船で英国へ向け脱出するのだったが…

 8世紀のイングランドとバイキングの争いを描いた冒険活劇超大作。2時間弱と尺は短いながらも、海戦シーンをふんだんに盛り込み、ラストの城の攻略をめぐる戦いまで一気に見せてくれる。バイキング役のカーク・ダグラスとその父アーネスト・ボーグナインなどまさにはまり役で、蛮族ながらもどこか憎めなく魅力的な役柄を思いっきり見せつけてくれる。

 見所はやっぱり城壁での戦いかな。この斧をのぼるシチュエーションとか、城壁の上でのちゃんばらとかは後の映画にかなりの影響を与えてるのではないかと想像されます。

THE VIKINGS
リチャード・フライシャー監督。1957年日本映画。

2011年3月26日 (土)

TEKKEN 鉄拳 (2009)

Tekken 鉄拳 近未来の世界は国家が崩壊し、アメリカは巨大財閥「三島」が支配していた。その本拠地TEKKENシティのスラムで生きる仁(ジョン・フー)は、武術を教わった母・準(タムリン・トミタ)を目の前で鉄拳衆と呼ばれる部隊に襲われ爆死させられる。復讐を誓った仁は、三島財閥を牛耳る親子の三島平八(ケイリー・ヒロユキ・タガワ)と三島一八(イアン・アンソニー・デイル)が主催する格闘技トーナメントに参加するのだったが…

 日本製ビデオゲームを原作とする格闘アクション映画。ベタな展開かと思いきや、三島財閥の壮大な親子げんかがからんできたあたりからがなかなか面白かった。何よりも、サリーちゃんのパパかと突っ込みたくなるような三島平八に、濃いさ大爆発の一八親子は存在自体が漫画かと突っ込みたくなることうけあい。まぁトンデモ映画の1本だと思って、思いっきり楽しむのがこの映画の正しい鑑賞法でしょう。

 ちょっとうれしかったのは、「ベスト・キッド2」のタムリン・トミタがひさびさに見られたこと。すっかりおばちゃんになりながらも、きりっとした強さ、美しさを保っているのはさすがです。

TEKKEN
ドワイト・リトル監督。2009年アメリカ映画。

2011年3月25日 (金)

ゲーム (1997)

ゲーム ニコラス(マイケル・ダグラス)は48歳の誕生日に、弟のコンラッド(ショーン・ペン)からCRSという謎の会員制クラブの招待券を贈られる。不振に思いながらも、クラブのオフィスに出向くニコラス。その日は心理テストなどが行われるが、クラブの正体は不明。やがてニコラスの身辺にありえない事件が起こり始めて…

 デヴィッド・フィンチャーが「セブン」の次に撮った映画。しかしこの映画が公開されていた記憶が個人的にまったくないのは、あまり話題にならなかった作品のせいなのか、それともありきたりなタイトルで損をしているせいなのか…

■以下はネタばれあり、見てない方は読まないで…
 これって一言で言うと、壮大などっきりテレビ。しかも2時間ずっとどっきりが持続していて、フィンチャーならではの異様な緊迫感が続いていくのが何とも言えない。その間、観客はどっきりとは知らないわけだから謎が謎を呼ぶフラストレーションにふり回されるわけだ。何なんだ、何が起こっているんだ!?

 で、ひととおりどっきりが終結して感じるのは「そんあのありか?」 この結末にたどり付くまでの一本道が異様に細い。例えば、車ごと海に落ちて脱出できなかったらダイバーに助けられるそうだが、それでゲームオーバーだったのかとか、ニコラスが銃を片手にああいうふうに暴れなかったらどうなっていたのかとか、ビルから飛び降りて落ちる場所がちょっとでもずれてたらどうなっていたのかとか…

 そのたどってきた道があまりに細いだけに、綱渡りの末のラストはどう考えても納得できない。

 そして… あそこまでコケにされたあげくに、みんなを許して弟と抱き合って、なんて絶対にありえない。ビルから飛び降りるまで追い詰められたんだぞ。だいたい、マイケル・ダグラスがそんなに聖人に見えるか? こりゃある意味ミスキャストかも。

 とまぁ、「セブン」や「エイリアン3」をはじめて見た時に友人と同じようにいろいろぐちゃぐちゃと話し合ったのを思い出した。当時のデヴィッド・フィンチャー恐るべし。最近はずいぶんと丸くなったような気がするんだけどね。

THE GAME
デヴィッド・フィンチャー監督。1997年アメリカ映画。

2011年3月24日 (木)

第9地区 (2009)

第9地区 南アフリカに巨大宇宙船が漂着し、乗っていた大量の宇宙人が住み着いてスラムと化す。第9地区と呼ばれたその居住区を別の場所に強制移住させるために、MNUという組織に責任者として任命されたヴィカス(シャールト・コプリー)は住民に立ち退きのサインをさせる任務を負うが、彼らの持つ謎の液体を体にあびてしまい…

 あのピーター・ジャクソンがプロデュース。ドキュメンタリー・タッチで描いた不思議な味を持ったSF映画。「エイリアン・ネイション」の焼き直しみたいな内容なんだけど、巨大宇宙船がアドバルーンのようにぽっかりと浮かんだ空が何とも雰囲気を盛り上げてくれる。見所はやっぱりスラムと化した宇宙人居住区で、汚さやにおいまで流れてきそうな画面の作り込みはなかなかのもの。冒頭の10分ぐらいで、かなりの拒絶反応を示す方も多いのではないかと想像する。

 とはいっても、物語は中盤から人情ものの様相を呈してくる。主人公のエイリアンの父子に思うのだが、私はこういった父子ものに弱いのである。ラスト近くの宇宙船の発進シーンには、はからずにもほろりときてしまったぞ。で、何十年か後には宇宙船は帰ってくるのだろうかとか、あの親子の行く末とか、ヴィカスの本当の運命はとか、不思議な余韻があとをひく、これは隠れた名作ではないかと思うのであった。

DISTRICT 9
ニール・ブロンカンプ監督。2009年アメリカ=ニュージーランド合作。

2011年3月23日 (水)

アンボーン (2008)

アンボーン 女子大生のケイシー(オデット・ユーストマン)は不思議な幻覚を見るようになり、やがてベビーシッターをしている子供のマティ(アッティカス・シェイファー)が「ジャンピーは生まれたい」と謎の言葉を言って暴れる事件が起こる。実は彼女には生まれなかった双子の兄弟がいることがわかり、悪魔払いに詳しいセンダック(ゲイリー・オールドマン)に相談するのだったが…

 悪魔払いをテーマにしたどろどろのホラー。マイケル・ベイがプロデュースしているだけあって、暗い映画ながらもストーリーはアクション寄りで、後半の悪魔払いのシーンなどはそれなりのスペクタクルに仕上がっている。お面をかぶった犬とか、頭が反対についた人間とか、ジャパニーズ・ホラーでよく使われそうな小道具(?)が光る。そんなに怖いわけではないが。劇場未公開。

THE UNBORN
デヴィッド・S・ゴイヤー監督。2008年アメリカ映画。

2011年3月22日 (火)

バレンタインデー (2010)

バレンタインデー ロサンゼルスのバレンタインの一日。花屋のリード(アシュトン・カッチャー)は恋人のモーリー(ジェシカ・アルバ)にプロポーズしてOKをもらい上機嫌。その友人のジュリア(ジェニファー・ガーナー)は恋人の医者ハリソン(パトリック・デンプシー)がバレンタインにサンフランシスコ出張になり、彼をこっそり追いかけることを決める。同じ頃、ロスへ向かう飛行機で乗り合わせたホールデン(ブラッドリー・クーパー)と軍人ケイト(ジュリア・ロバーツ)はいい雰囲気になり、老夫婦エドガー(ヘクター・エリゾンド)とエステル(シャーリー・マクレーン)は重大な夫婦の危機を迎えるのだったが…

 ロスのとあるバレンタインの日の文字どおり一日の馬鹿騒ぎをこれでもかと具だくさんにオールスターで綴った群像映画。ロバート・アルトマンが作った…と言われたら信じてしまいそうな内容。これって、10本ぐらいの映画をぎゅっと詰め込んだような状態で、顔の知れたスターのオンパレードなのでストーリーは追いやすいのだが…やっぱ見終わったあとには何が何だかわからなくなっていることうけあいである。

 ちなみに、上記のプロットに書いた以外にも出ているのが、ジェシカ・ビール、ジェイミー・フォックス、アン・ハサウェイ、クィーン・ラティファ、エマ・ロバーツ、エリック・デイン、などなど。それぞれの恋の結末は…というと、実はよくわかんない人も数名。なんか、すごいもったいないね。ジェシカ・アルバも出番はものすごく少なかったし。

VALENTINE'S DAY
ゲイリー・マーシャル監督。2010年アメリカ映画。

2011年3月21日 (月)

無線LANの感度を改善? 卓上型USB延長ケーブルのアイディア使用法

Usb_ext1
 かつて、デスクトップパソコンでもUSBタイプの無線LANアダプターが便利とこのブログに書いた。あまり動かさないデスクトップパソコンではあるが、筆者のような部屋の模様替えが多い宅では、あるいは1階までしか電話線が来ていないが2階にパソコンを置いている場合はわざわざ線を引き回す必要がないため便利というわけだ。ところがデスクトップパソコンの背面にスティックタイプのLANアダプターを差し込んだのであれば、従来アンテナとなるはずのUSBスティックが配線やら何やらに埋もれて、どうも効率が悪そうなのである。

 というわけで、何かいい方法はないかとずっと考えていたのだが、灯台もと暗しというか身近にこんないいアイテムがあるのを見つけたのでご紹介しよう。それは、卓上タイプのUSB延長ケーブルである(上写真参照)。このタイプの延長ケーブルは、手元でUSB機器を手軽に抜き差しするために売られているようなのだが、これにUSBスティックタイプのLANアダプターを差し込むと、さながら外部アンテナのようなカタチとなる(下写真)。
Usb_ext2
 これなら高いところに置けば、電波をしっかりと受け取ってくれそうである。無線LAN以外にも、地デジやワンセグのチューナーでスティックタイプのものなども、これに差し込めば便利に使えそうだ。実際にセットしてみると、無線LANの電波の状態(接続している速度)が若干改善されたかのような印象である。

卓上型USB延長ケーブルの販売ページはこちら

2011年3月19日 (土)

しあわせの隠れ場所 (2009)

しあわせの隠れ場所 南部で4人家族の母のリー・アン(サンドラ・ブロック)は、雨の中を薄着で歩く黒人少年マイケル(クィントン・アーロン)を車に乗せる。夫のショーン(ティム・マッグロウ)、長女のコリンズ(リリー・コリンズ)、長男のSJ(ジェイ・ヘッド)の心配をよそに、彼を家族の一員として迎え入れようとするのだったが、マイケルは無口な上に学校の授業にもさっぱりついて行けない。ところが彼のずばぬけた身体能力に気がついたリー・アンは…

 マイケル・ルイス原作、実在のアメフト選手マイケル・オアーの実話に基づいた物語。これが完全な創作であれば、かなり斜めに見てしまっちゃうような物語なんだけど、事実というだけに感心して見るしかないってところか。何よりも、サンドラ・ブロック演じる肝っ玉母さんの、マイケル・オアーを見いだした才能というか直感というか偶然には驚かずにいられない。これが天性の才能だというのであれば、彼女はスポーツのエージェントやマネージャーをすれば大成するんじゃないかと思われる。

 いや、純粋な人間を見る目が、マイケルという少年を見いだしたと取るべきか。アメフトの才能は後からついてきたってとこなのかな。希薄な存在に見えて、しっかり彼女をバックアップしている夫のショーンもいいキャラだぞ。彼を自然に受け止めてしまう長女のコリンズとか、完全に仲良しのSJとか、世の中こういう家族ばっかりだったらとってもいいと思う。

THE BLIND SIDE
ジョン・リー・ハンコック監督。2009年アメリカ映画。

2011年3月18日 (金)

男と女の不都合な真実 (2009)

男と女の不都合な真実 ニュースバラエティ番組のプロデューサーのアビー(キャサリン・ハイグル)は、理想の恋愛相手を探すもことごとく失敗。ところが隣にイケメンの上にマッチョな医師コリン(エリック・ウィンター)が引っ越してきて、この人こそはと思う。視聴率アップのために番組にやって来た、下ネタ満載のパーソナリティーのマイク(ジェラルド・バトラー)のアドバイスに従って、彼とのデートに成功する。マイクを軽蔑するアビーは、ことごとく衝突するのだったが…

 てきぱき美人のキャサリン・ハイグルと、野趣あふれるジェラルド・バトラーが共演のロマコメ。乙女の夢ががらがらとくずれて現実の良さに気がつくというあたりに、男としてはこの映画に爽快感を覚えるのかもしれません。まぁジェラルド・バトラーは野趣たっぷりでかっこいいので、当然と言えば当然の流れではありますが、中盤で甥っ子との関係とか自身の恋への臆病さ(ここはもっと突っ込んでほしかったが)を見せるところがこの映画の落としどころだとは思いますが。

THE UGLY TRUTH
ルバート・ルケティック監督。2009年アメリカ映画。

2011年3月17日 (木)

インクハート 魔法の声 (2008)

インクハート 魔法の声 古い本の修復を仕事とするモー(ブレンダン・フレイザー)は娘のメギーと二人暮らし。実はモーには魔法舌という本のキャラクターを現実に呼び出すという特殊な才能があり、その妻は「インクハート」という本の世界へ連れ去られたのだという。とある町でその「インクハート」を見つけたモーだったが、本の世界から抜け出した魔王カプリコーンから逃れるために叔母エレノア(ヘレン・ミレン)の屋敷へとたどりつき…

 コルネーリア・フンケの原作を映画化。本のファンタジーの世界と行き来する特殊能力を持った男が主人公のアドベンチャー映画。しかし魔法舌って訳してしまうと、私は頭の中に牛タンが浮かんで(笑)すんなりと物語の世界に入り込んで行けなかったぞ。相変わらず目玉ぐりぐりのブレンダン・フレイザーは等身大の父親ではまり役。大叔母のヘレン・ミレンも貫禄たっぷりでいい雰囲気。

 しかしストーリーがなんだかなぁ。書いた世界まで、読めば現実になるというのであれば…世界は意のままってことか。まぁ強力な魔法なんて手に入れてしまえばそんなものかもしれないけど、魔法に制約が少ないだけに乗り切れない後半とクライマックスでありました。劇場未公開。

INKHEART
イアン・ソフトリー監督。2008年アメリカ映画。

2011年3月 8日 (火)

セントアンナの奇跡 (2008)

セントアンナの奇跡 1983年のニューヨークのとある郵便局、局員のヘクター(ラズ・アロンソ)が客を射殺するという事件が発生する。しかもヘクターの家からは、行方不明になっていたイタリアの美術品・大理石の頭部が発見される。時は遡って第2次大戦末期のイタリアトスカーナ地方。黒人部隊として組織されたバッファロー・ソルジャーにヘクターの姿があった。他のメンバーはスタンプス軍曹(デレク・ルーク)、ビショップ軍曹(マイケル・イーリー)、トレイン上等兵(オマー・ベンソン・ミラー)など。ところが、黒人を良く思わない上長のせいで彼らは孤立してしまい、トレインはアンジェロという少年(ルイジ・ロ・カーショ)を救ってとある村へ転がり込むのだったが…

 サスペンスに見せかけて、なんと戦争映画。しかしスパイク・リー監督だけに一筋縄ではいかず、差別されながらもお国のために戦うことを余技なくされた黒人たちの物語である。大理石像が何を意味するかは最後まで明かされないままだったけど、それを狂言回しに感動のラストまでどどどどどっとストーリーは進む。ちょっぴり苦手なスパイク・リー作品にしては、すんなりと入り込めた不思議な作品である。

 群像劇のように見えて、ストーリーが黒人兵トレインとアンジェロ少年との関係にいい具合に絞り込まれていたところが勝因かな。大虐殺のシーンを見せつけられたあとで冒頭のニューヨークの殺人へと戻るのは納得の展開なのかもしれないけど、やっぱり虐殺→復讐ときて後の感動シーンでは、手放しで喜べないってのが正直な感想。「これが僕らの少年時代だ」という台詞があったけど、こういうのを見てると戦中派と戦後生まれは決定的に違うってのがわかるような気がする。

MIRACLE AT ST.ANNA
スパイク・リー監督。2008年アメリカ=イタリア合作。

2011年3月 6日 (日)

ザ・パッケージ 暴かれた陰謀 (1989)

ザ・パッケージ 暴かれた陰謀 冷戦時代の西ドイツベルリン。囚人兵トーマス(トミー・リー・ジョーンズ)のワシントンへの護送を命じられたたたき上げの軍曹ギャラガー(ジーン・ハックマン)だったが、寸前のところで逃げられてしまう。折しもワシントンでは、核兵器廃絶の条約が米ソ首脳のもとで結ばれようとしていた。陰謀を感じ取ったギャラガーは元妻で軍人のアイリーン(ジョアンナ・キャシディ)に協力を求めるのだったが…

 B級になる一歩手前で踏みとどまっているかのような、ポリティカル・サスペンス映画。邦題でかなり損している部分もあるとは思うのだが。ハックマン演じるギャラガー軍曹は、冒頭でも偽警察にだまされる失態、囚人護送でもはめられておいおい逃げられると、いいところなし。頭よりも体で解決するタイプだと、すりこまれて見てしまったのでラスト近くの大活躍はちょっと嘘っぽく感じてしまった。

 「ジャッカルの日」でも思ったんだけど、要人狙撃は狙撃手の後方をきちんとかためておけば、成功率が上がるってわけではないんかな?

THE PACKAGE
アンドリュー・デイヴィス監督。1989年アメリカ映画。

2011年3月 5日 (土)

リリィ、はちみつ色の秘密 (2008)

リリィ、はちみつ色の秘密 幼い頃に銃の暴発で母親を失ってしまったリリィ(ダコタ・ファニング)。桃園で父親Tレイ(ポール・ベタニー)と共に暮らしているが、家政婦で友人のロザリン(ジェニファー・ハドソン)が白人に乱暴されたのをきっかけに、二人で家出をする。行き先は、母の持ち物の中に書いてあったティブロンという地名。たどりついたティブロンのドラッグストアで見かけた蜂蜜をきっかけに、3姉妹メイ(ソフィー・オコネドー)、ジューン(アリシア・キーズ)、オーガスト(クィーン・ラティファ)が営む養蜂家で世話になることになったのだが…

 ずいぶんと大きくなったダコタ・ファニング(14歳?)の主演作。母親を撃ち殺してしまった少女という難しい役。さらに黒人の参政権問題とかややこしい背景を持っているにもかかわらず、この映画を爽やかにしているのは超いやし系のクィーン・ラティファのなせる技かも。ああいう女性は、どーんと存在しているだけでいいんです、と見ていてそういう気になってきます。

 おまえたち、本当に姉妹かと突っ込みたくなるような、メイ・ジューン・オーガストの3姉妹がまったくタイプが違うってのも面白い。オーガスト以外でも凛としたジューン、繊細なメイとみんな印象に残ります。メイ役ソフィー・オコネドーの仕草って、どこか深津絵里に似てるぞ。

 ひょっとしてこれ、原作のスー・モンク・キッドの私小説ではないかと思って調べてみたけど、わからなかった。彼女は弁護士になったザック(トリスタン・ワイルズ)に再会できたんかなぁ?

THE SECRET LIFE OF BEES
ジーナ・プリンス・バイスウッド監督。2008年アメリカ映画。

2011年3月 3日 (木)

ユージュアル・サスペクツ (1995)

ユージュアル・サスペクツ カリフォルニアで船の爆発事件が起こり、27人が死んで、生き残ったのは二人。原因はコカインをめぐる争いで、生き残りの一人ロジャー(ケヴィン・スペイシー)は尋問中だった。事件の6週間前、銃器強奪の容疑で5人の男(ガブリエル・バーン、スティーヴン・ボールドウィン、ベニチオ・デル・トロ、ケヴィン・ポラック、K・スペイシー)が常連容疑者(ユージュアル・サスペクツ)として逮捕されていた。釈放された5人は意気投合して、汚職警官が禁制品を運ぶパトカーの強奪を企てるのだったが…

 かなりこみ入ったストーリーの犯罪推理映画。最初から人物と名前をしっかり覚えていかないと、ストーリーに取り残されてしまうことうけあい。oga.はリモコン片手に時々巻き戻しながら見てしまったけど、劇場ではそんなことできないので要注意。しかしそのわりに、オチは凡庸だった気がしないでもない。でももうひとひねりされると、さらにストーリーから置いて行かれるかも。

 雰囲気で言うと、デ・パルマの「スネーク・アイズ」あたりが好きな人ならぴったりかも。ふてぶてしい連中のだまし合い映画なんだけど、軽快感と爽快感に乏しくて個人的には肌に合わなかったってところ。伝説の人物「カイザー・ソゼ」の盛り上げ方はいいんだけどなぁ…惜しい。ミステリーファンがあんまり期待せずに見たら面白いかもしれないけど、普通の人が予備知識なしに見たら…確実に取り残されるかも(笑)。

ブライアン・シンガー監督。1995年アメリカ映画。

2011年3月 2日 (水)

VAIOタワーを一生使う(19) アナログビデオキャプチャーを導入する

 Windows XPが正常にインストールされて、ふだん使っているソフトたちもインストール終了。パソコンの動きも快適で調子いいんだけど、何かが足りない。そう、VAIOといえばマルチメディア機能である。インターネット上の動画とかストリーミング放送とかはさくさく動いて見ることができるようになったけど、VAIO本来の機能であるビデオキャプチャーとかテレビを見たりする機能はすべて失われたままである。オリジナルのキャプチャーボードは、多機能なだけに恐らく新しい環境では動かないであろう。試してもいない状態ではあるが。

Vaio_capture_2

 でもそれじゃあVAIOじゃないぞってわけで、汎用のビデオキャプチャーの増設を考える。まず思いつくのは安くなってきたフルセグのテレビチューナー(ボード or USBタイプ)なのだが、デジタル放送を見るためにモニターがHDCP対応となっている必要がある。オリジナルのトリニトロンモニターはアナログRGB入力しかないので、回避方法がまったく思いつかない。こりゃ、モニターの買い替えまで要求されているようなものだ。それに、このところパソコンでテレビって意外と見ないので、なくてもそんなに不自由は感じない。

Vaio_capture2

 完全に割り切ったところで思いついたのが、USBのアナログビデオキャプチャーアダプターの導入(上写真)。幸いVAIOとは別個に単体のデジタルTVチューナーを持っているので、これのアナログ出力をつなげばハイビジョンでないにしてもVAIO上でデジタル放送を見ることができるようになる。それに、パソコンの画像処理関係で最近一番よく使っているのが、アナログ画像からの静止画キャプチャー。古いビデオカメラの映像をDVDにせっせとコンバートしている最中なので、そのDVDレーベルとかにぺたぺた貼り付ける写真の取り込みにビデオキャプチャーを使っているわけだ。アナログ映像のキャプチャーキットの値段は3,000円ぐらいからあるので、これを買ってとりあえずVAIOっぽいビデオ処理という作業もできるようにしておこうと思い立つ。

 今回購入したのはアイオー・データ機器のビデオキャプチャーケーブル。付属のソフトをインストールしてUSB端子とデジタルチューナーをつないだだけで、何の問題もなくデジタル放送がVAIOの子画面で見られるようになった。おいおい、そんなの最近のパソコンだったらどれでもできるやんか、と言われそうだけど、それはそれでいいではないか。こちらも時間ができたら、ビデオキャプチャーケーブルを本体内蔵にして、フロントパネルのビデオ端子とつなぐ予定。前面パネルに使えないコネクターがあるのは気持ち悪い。それに前面ビデオ端子が生きているってだけで、VAIOっぽいと言えるのではないだろうか。


現在までの改造箇所
メモリー 64MB → 256MB → 4GB
ハードディスク 8GB → 1TB+68GB → 1TB
CPU Pentium2-333MHz → Celeron 533MHz → Core i3 540
ドライブ CD-R/RW → DVD-RAM/RW/R (DVDマルチ)
インターフェース USB1.1 → USB2.0 → USB3.0
電源ユニット 80W → 300W
OS Windows98 → Windows XP
プリンター BJ F600 → PIXUS 550i → EP-802A
インターネット接続 ダイヤルアップ → ADSL+無線LAN(11g) → フレッツ光 100MB

つづきを読む
前回の記事を読む
目次を見る
TV/Videoキャプチャーの販売ページはこちら

2012年5月

    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

リンク

  • Joshin ネットショッピング
    Joshin
    ネットショッピング