Dr.パルナサスの鏡 (2009)
パルナサス博士(クリストファー・プラマー)は娘のヴァレンティナ(リリー・コール)やこびとのパーシー(ヴァーン・トロイヤー)を引き連れて、心の中が見える不思議な鏡の見世物を行う旅芸人。旅の途中で、橋に吊されているトニー(ヒース・レジャー)を助けて仲間に引き入れる。実は博士は悪魔のニック(トム・ウェイツ)と取引をしていて、永遠の若さとひきかえに娘の16歳の誕生日に、彼女を悪魔に引き渡すことになっていたのだが…
撮影中にヒース・レジャーが亡くなって、鏡の中のトニーをジョニー・デップ、ジュード・ロウ、コリン・ファレルが演じて完成させたといういわくつきの作品。実はそういう事情は知らずに見たものだから、あれ、何でジョニー・デップ? う、今度はジュード・ロウじゃんって大混乱してしまった。やっぱ映画を見る前には最低限の予備知識はあった方がいいかも。
映画自体も、ティム・バートンの映画かと思って途中まで見てしまったんだけど(ジョニー・デップも出てるし)何かが違う。作風変わったなと思いつつ最後のクレジットでテリー・ギリアムだとわかって疑問が氷解した私は大馬鹿者です。でもこういう悪夢のぐちゃぐちゃワールドはテリー・ギリアムの方が本家だという認識があります。最近彼の映画をとんと見てなかったもんで、すっかり忘れ去ってしまってましたが。
ストーリーも映像にぴったりの悪魔と取引ものですが、不思議少女のリリー・コールの魅力によるところが大きい映画です。彼女が可愛いと思えるかどうか、あるいは守ろうという気になるかどうかが評価の分かれ目かな。私は結構、リリー・コールという名前が頭にすりこまれてしまいましたが。
THE IMAGINARIUM OF DOCTOR PARNASSUS
テリー・ギリアム監督。2009年イギリス=カナダ合作。

