時々、思い出したかのように見たくなる映画ってありませんか? 筆者もいろいろあるのですが、その中でもチャンピオン級なのがこの「ミクロの決死圏」。1966年の映画と封切り時には筆者はかろうじて生きていたけど封切りの記憶はまったくなし。しかし中学生ぐらいの時にテレビの洋画劇場で繰り返し放映されていて、これまた放映されるたびに見ていた映画です。
ストーリーは、ソビエトから亡命してきた科学者の命を救うために、医者をミクロ化して潜航艇に乗せて内側から手術するというもの。ただし科学者は1時間しかなかったミクロ化のタイムリミットを延ばす方法を握っており、それを阻止するためにチームにスパイが潜入していて…というひねったもの。筋立てのおもしろさに加えて、幻想的な体内の潜行シーンは今見ても十分楽しめます。80年代にはメグ・ライアン主演でパロディ版が作られ、最近はローランド・エメリッヒ監督で再映画化が計画されているという噂もきくけど… たぶんこの66年版は超えられないような気がします。
古い映画だけに、DVD版はあるけどブルーレイ化はされてない様子。ただしこちらもスターチャンネルHDでかつて放送されたので、これを録画しておけばハイビジョンで見ることが可能です。古い映画をスクリーン+ハイビジョンで見るってのは、絶対的な画像の美しさではなくて、映画が封切られた当時の映像が楽しめる、あるいは仮にリバイバル上映されたらどんな画質が楽しめるかってのがシミュレートできると、筆者は考えております。実際、120インチのスクリーン+ハイビジョンで見るミクロの決死圏はフィルムの粒子と思われる粒状間がとってもリアルで、今ではほとんど不可能な映画館でリバイバルで見ている気分が楽しめます。
また、フィルムの巻ごとに画質が違うのがリアルに感じられるのもいいです。昔のフィルムの映画ってのは10分ぐらいが1巻になっていて、2台の映写機で交互に映写するのですが(切り替えタイミングには画面の端にマークが入ってます)、この巻ごとに保管状況が異なると、色目が変わってしまいます。ミクロの決死圏の場合は、保存状況が良くない巻が混じっていたりして(急に画質が落ちる)これもまたリアルです。古い映画こそ、ハイビジョンで見る価値があると筆者は思うのですがいかがでしょうか。
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